JPS61173896A - ウオ−タ−ジエツト切断の防音方法 - Google Patents

ウオ−タ−ジエツト切断の防音方法

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JPS61173896A
JPS61173896A JP987385A JP987385A JPS61173896A JP S61173896 A JPS61173896 A JP S61173896A JP 987385 A JP987385 A JP 987385A JP 987385 A JP987385 A JP 987385A JP S61173896 A JPS61173896 A JP S61173896A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は超高圧水と研磨材を使用するウォータージェッ
ト切断に際して発生する高周波の騒音のうち、特に切断
後のジェット流による騒音を防止する、ウォータージェ
ット切断の防音方法に関するものである。
〈従来の技術〉 超高圧水を研磨材と共に微小な噴出孔から噴出させてコ
ンクリートや鋼材を切断するウォータージェットによる
切断方法が存在する。
このウォータージェットによる切断では、噴出孔からの
超高圧水の噴出速度が音速域に達するため、高周波の騒
音が発生する。
高周波音は切断前のジェット流によるもの以外に、切断
後裏面に噴出したジェット流によっても発生する。
すなわち、第13図に示すように、被切断物aを貫通し
切断したジェット流jも、完全に切断能力を消費しきっ
ておらず、超高圧、超高速の噴流として被切断物aの裏
面al1111に噴出する。
従って切断後のジェット流jも高周波の騒音の発生源と
なっている。
そして裏面a1から噴出し、切断能力を有するジェット
流jの長さeが長ければそれだけ大きな騒音となる。
従来こうした超高速水による騒音を防止するため切断面
にカバーを設置し、騒音の防止を行っていた。
そして特に切断後の噴出流による騒音を防止するために
、被切断物の裏面の切断線部分にもカバーを設置してい
た。
このカバーはこの水及び研磨材等の飛散を防止する効果
も有していた。
く本発明が解決しようとする問題点〉 上記のように、被切断物の裏面の切断線部分にカバーを
設置して行う防音方法には次のような問題点が存在する
(イ)被切断物を切断した後のジェット流は完全に切断
能力を消費しきっていない。
従ってカバーの切断を防止しつつ防音するためには、カ
バーの奥行きに、ジェット流の切断能力が減衰する距離
eをもたせなければならない。
しかし切断面からジェット流の切断能力が減衰する距離
eをとるということは、ジェット流の噴出を放置するこ
とになるので、騒音の封じ込めを完全に行うことが困難
である。
(ロ)ジェット流の切断能力が減衰する距離eを持った
カバーはその奥行きが深くなり、カバーの大型化につな
がる。
〈本発明の目的〉 本発明は上記のような問題点を解決するために成された
もので、カバーを損傷することがなく、なおかつ効果的
な騒音防止を行うことができる、ウォータージェット切
断の防音方法を提供することを目的とする。
く問題点を解決するための手段〉 本発明は、被切断物の裏面に噴出するジェット流をでき
るだけ早期に減衰させるように、裏面に防音カバーを設
置し、ジェット流を防音カバー内で乱反射させる減衰材
を交換可能に設置する手段を採用した。
〈実施例〉 次に本発明の一実施例について説明するが、まづ本発明
に使用する防音装置について説明する。
本発明の防音装置は、防音カバー1と防音カバー1内に
位置する減衰材2とで構成する。(第1〜2図) (イ)防音カバー 防音カバー1は、−面を開放した直方体等の箱体である
そして開口部11の上端に外部に向けて取付は用のフラ
ンジ12を突設する。
そして開口部11から底面16までの深さは、被切断物
Aを貫通したジェット流が切断能力を完全に失う距離よ
り短い9ものとする。
更にその底面16には、研摩材や水等を排出するための
排出孔17を設置する。
なお被切断物Aの裏面A1の切断線部分を覆うようにし
て、防音カバー1のフランジ12を当接させて設置する
時、被切断物Aと防音カバー1の7ランジ12との間に
、パツキンPを介在させることも考えられる。
(ロ)減衰材 減衰材2は、防音カバー1内に位置する二つのローラ2
1.22で構成する。
ローラ21.22は、その軸線を防音カバーlの開口面
に平行にして回転自在に防音カバー1内に設置する。
そしてローラ21.22の外周には弾力性を有する鋼片
23を軸方向にブラシ状に適宜の間隔で埋め込む。
各鋼片23は、ローラー21.22が回転した時にそれ
ぞれが衝突せず交互に噛み合うよう構成し、更に両方の
ローラー21.22間の中間で交差するように構成する
次に上記の防音装置を使用して行う、ウォータージェッ
ト切断の防音方法について説明する。
(第2図) (イ)防音装置の設置 被切断物Aを切断する部分の裏面A1に、防音カバー1
を設置する。
すなわち、非切断物Aの裏面A1に、切断線部分を挟ん
で防音カバー1のフランジ12を当接させ、パツキンP
を介する等して両者を固定する。
このとき減衰材2の両ローラー21.22からの鋼片2
3の交差する部分にジェット流が衝突するように位置せ
しめる。
(ロ)切断開始 被切断物Aの切断面A2(表面)側からジェット流によ
る切断を開始する。
すなわち、裏面A1に防音装置を設置した所定の切断線
の開始点にジェット流を集中させて被切断物Aを貫通さ
せ、切断線に沿ってノズルNを所定の速度で移動させる
(ハ)防音装置の作用 被切断物Aを貫通して裏面に噴出したジェット・ 流は
、まだ切断能力を有したまま、防音カバー1内に噴出す
る。
そこで防音カバー1内に噴出したジェット流は減衰材2
の鋼片23交差部分に衝突する。
鋼片23は、回転自在の各ローラ21.22の外周にブ
ラシ状に埋め込まれているので、ジェット流を鋼片23
に受けた各ローラ21.22は回転をはじめる。
ジェット流は回転する各ローラ21.22の鋼片23に
次々上衝突し、更に各鋼片23は弾力性を有している。
従ってジェット流は防音カバー1内で乱反射してしまい
、ジェット流の切断能力は減衰しその騒音も低減する。
そしてジェット流が乱反射したのち研摩材や水はブラシ
状の鋼片23間から流下して底面16の排出孔17から
排出される。
(ニ)減衰材の交換 減衰材2は裏面A1から近距離の位置で、ジェット流の
衝突を受けるので、使用頻度が多くなると損傷を受ける
そこで損傷の情況によって早急に交換し、ジェット流が
防音カバー1の底面16に衝突しないようにする。
(ホ)その他の実施例1 上記実施例では、減衰材2として鋼片23を埋め込んだ
二本のローラー21.22を使用したが、減衰材2とし
て次のようなものを使用することも考えられる。
なお、使用頻度が多くなった減衰材を交換出来ること、
飛散後の研摩材や水が排出孔17から排出されること、
また装置の設置方法や防音方法等は前記実施例と同様で
ある。
[櫛型減衰材] (第3図) (イ)構成 櫛型減衰材Bは二枚の長方形の鋼板で構成する。
すなわち、鋼板の長手方向の一辺を、一定の間隔で櫛状
に切欠いて開口部B1と刃部B2を設ける。
そして二枚の鋼板の開口部B1と刃部B2とを交互に噛
み合わせて断面X状に組みつける。
このとき一方の刃部B2を他方の開口部B1に完全に組
み込むのではなく、ある程度の間隙をもたせて窓部B3
とする。
この櫛型減衰材Bを前記実施例の防音カバー1内に交換
可能に設置する。
すなわち、各鋼板の切欠部分のない側を防音カバー1の
開口部11側にむけ、両鋼板の交差線部分にジェット流
が衝突するように防音カバー1内に設置する。
(ロ)作用 防音カバー1の開口部11から防音カバー1内に直線の
状態で噴出したジェット流は、櫛型減衰材Bの二枚の鋼
板の交差線部分の各刃部B2に衝突する。
各刃部B2は互いに斜め交差して(、sるので、   
′ジェット流は刃部B2にそって斜めに窓部B3から底
面16側に流下する。
したがってジェット流は防音カバー1内で乱反射してし
まい、ジェット流の切断能力は減衰し、その騒音も低減
する。
なお櫛型の鋼板を複数枚使用して適宜の間隔を持たせて
重ねて設置することにより、ジェット流の乱反射や飛散
を重ねさせ、ジェット流の減衰をより効果的に行うこと
が出来る。
[竹櫃減資材] (第4図) (イ)構成 竹柵減衰材Cは防音カバー1の相対向する側壁18に、
弾性を有する例えばワイヤーローブをほぐした鋼線C1
を底面16に平行に植設し、鋼線列C2を形成したもの
である。
そして画調線列C2はジェット流が噴出してくる防音カ
バー1の中央部で互い違いにその先端を交差するよう構
成する。
そして鋼線列C2を複数列、適宜の間隔を持たせて重ね
て平行に設置する。
(ロ)作用 防音カバー1の開口部11から防音カバー1内に直線の
状態で噴出したジェット流は、複数列の鋼線列C2の交
差部分に衝突する。
弾性を有している複数列の鋼線列C2が交差している部
分に衝突したジェット流は、乱反射してしまいジェット
流の切断能力は減衰しその騒音も低減する。
[鋼板減衰材] (第5図) (イ)構成 鋼板減衰材りは防音カバー1の長平方向の寸法とほぼ等
しいか、やや短い断面V字状の鋼板D1を、一定の間隔
を持たせて複数枚重ねて防音カバー1内に設置したもの
である。
防音カバー1内への設置は、V字状の角部分を  ゛防
音カバー1の底面16側、開口部11例のいずれの方向
にむけて設置してもよいが、複数枚重ねるすべての鋼板
D1のむきを同一とし、さらに噴出してくるジェット流
がV字型の角部に衝突するように設置する。
さらにその角部分には、長手方向に一定の間隔で切欠を
設けて窓部D2とする。
複数枚重ねた鋼板D1の窓部D2の位置はそれぞれ少し
ずつずれるように構成する。
(ロ)作用 防音カバー1の開口部11から防音カバー1内に直線の
状態で噴出したジェット流は、複数枚重なったV字状の
鋼板DIの角部に衝突する。
被切断物Aから垂直に噴出してきたジェット流は鋼板D
1の角部に衝突し角度を変え、また窓部D2に噴出した
ジェット流はつぎの鋼板D1に衝突する。
そして窓部D2から次々に底面16側に排出される。
このように斜めに位置する鋼板D1に衝突したジェット
流は飛散し乱反射してジェット流の切断能力は減衰しそ
の騒音も低減する。
[鋼棒型減衰材] (第6図) (イ〉構成 鋼棒型減衰材Eは、防音カバー1の相対向する側壁18
間に、断面形状が円形や多角形の鋼棒E1を複数本一定
の間隔で平行に敷き並べて鋼棒面E2とし、両方の側壁
18にその端部を固定したものである。
さらに上記の鋼棒面E2を防音カバー1内に底面16に
平行に若干の間隙を設けて設置する。
(ロ)作用 防音カバー1の開口部11から防音カバー1内に直線の
状態で噴出したジェット流は、鋼棒面E2に衝突する。
鋼棒面E2に衝突したジェット流は乱反射し、各鋼棒E
lの間隙を通ったジェット流もっぎの鋼棒E1に衝突す
る等して乱反射して、その勢いが減衰しその騒音も低減
する。
[ゴムタイヤ減衰材] (第7図) (イ)構成。
ゴムタイヤ減衰材Fは、ゴムタイヤFlを防音カバー1
の長手方向の寸法よりやや短く切断して防音カバー1内
に設置したものである。
そして、タイヤラバーの側壁に一定の間隔で開口部F2
を開設する。
防音カバー1内への設置は、一定の間隔を持たせて複数
枚重ねて防音カバー1内に設置する。
防音カバー1内への設置は、タイヤの表面を底面16制
に向けた(!!I型、開口部ll側に向けた凸型のいず
れでもよいが、複数枚重ねるすべてのタイヤF1のむき
を同一とし、さらに噴出して(るジェット流がタイヤF
の凸面又は凹面に衝突するように設置する。
(ロ)作用 防音カバー1の開口部11から防音カバー1内に直線の
状態で噴出したジェット流は、複数枚重なったゴムタイ
ヤF1に衝突する。
被切断物Aから垂直に噴出してきたジェット流は弾性を
有するゴムタイヤF1の凹面または凸面の曲面に衝突し
角度を変え、窓部F2から次々に底面16側に排出され
る。
このようにゴムタイヤF1の曲面に衝突したシェツト流
は飛散し乱反射してジェット流の切断能力は減衰しその
騒音も低減する。
[円筒形減衰材] (第8図) (イ)構成 円筒形減衰材Gはゴムや鋼管等の両端開放の円筒体G1
を防音カバー1の長手方向にその軸線を位置させて設置
し固定したものである。
(ロ)作用 防音カバー1の開口部11から防音カバー1内に直線の
状態で噴出したジェット流は、円筒体G1の外周面に衝
突する。
被切断物Aから垂直に噴出してきたジェット流は円筒体
G1の外周面の曲面に衝突し角度を変えて飛散する。
このように円筒体G1の曲面に衝突したジェット流はそ
の外周面にそって飛散し乱反射してジェット流の切断能
力は減衰しその騒音も低減する。
さらに円筒体G1がウォータージェットによって切断さ
れてしまったときもジェット流は円筒体G1の中空内面
の曲面にそって飛散し円筒体G1の両端から底面16に
排出される。
また円筒体G1をゴムで構成した場合にはゴムの弾性力
がジェット流の勢いを吸収し、減衰をより一層促進する
またジェット流によって切断された時もゴム製の円筒体
G1の場合は切断部分がその弾性によって塞がれてしま
うので騒音は一層低下する。
[ゴムローラー型減衰材J (第9図)(イ)構成 ゴムローラー型減衰材Hは、防音カバー1内に位置する
二つのゴム製のローラH1、I2で構成する。
ローラH1、I2は、適宜の間隔を持たせて、その軸線
を防音カバー1の開口面に平行にして回転自在に防音カ
バー1内に設置する。
そして両ローラH1、I2の間隙部分に、噴出するジェ
ット流が衝突するように構成する。
そしてローラH1、I2より底面16(11に断面V字
状の鋼板H3を設置する。
このとき鋼板H3の角部分を両ローラH1、I2の間隙
部分にむけて設置する。
(ロ)作用 防音カバー1の開口部11から防音カバー1内に直線の
状態で噴出したジェット流は、ローラH1、I2の外周
に衝突しながら両者の間隙をぬけて後方のV字状の鋼板
H3の角部分に衝突する。
被切断物Aから垂直に噴出してきたジェット流は鋼板H
3の角部分に衝突し角度を変えて飛散する。
さらにゴム製のローラH1、I2は弾性を有しており回
転可能であるのでジェット流の噴出の勢いを吸収、減衰
させ、その騒音も低減する。
[鋼管ローラー型減衰材1 (第10図)(イ)構成 鋼管ローラー型減衰材Iは、防音カバー1内に位置する
二つの鋼管製のローラ11.12で構成する。
ローラ11、I2は、その周面にスパイラル状に溝を刻
設し、適宜の間隔を持たせて、その軸線を防音カバー1
の開口面に平行にして回転自在に防音カバー1内に位置
する。
そして両ローラ■1、I2の間隙部分に、噴出するジェ
ット流が衝突するように構成する。
そしてローラ11、I2より底面16側に断面V字状の
鋼板■3を設置する。
このとき鋼板I30角部分を両ローラ■1、I2の間隙
部分にむけて設置する。
(ロ)作用 防音カバー1の開口部11から防音カバー1内に直線の
状態で噴出したジェット流は、ローラ■1、I2の外周
に衝突しながら両者の間隙を抜けて後方のV字状の鋼板
■3の角部に衝突し角度を変えて飛散する。
さらに鋼製のローラ■1、I2はその外周にスバイラル
状に溝が刻設されており、ジェット流はその溝にそって
流下する。
またローラ11、I2は回転可能であるのでジェット流
の噴出の勢いを減衰させ、その騒音も低減する。
(へ)その他の実施例2 上記のすべての実施例は防音カバー1として、−面を開
放した直方体等の箱体を使用していたが、被切断物Aの
切断面に凹凸があった場合には、そうした箱体による防
音カバー1では充分な防音効果を得ることができない。
そこで本実施例ではワイヤー、ナイロン、テトロン等の
強靭な繊維を織り込んだ弾力性のあるゴム製などのマッ
トを防音カバーとし、減衰材としては鋼製の鎖を縦横に
網状に編んだ物を採用し、これらで被切断物Aを包み込
む方法を採用した。
従って橋梁等のように、その断面が複雑なものを対象と
した場合でも、防音カバーはマット状なので、それらを
包み込んで行えばよく、さらに収納、運搬時には防音カ
バー、減衰材ともに帯状に巻き取ることができるので取
り扱いが便利である。
[防音カバー] 本実施例では防音カバー1として長方形のゴム製のマッ
トMを使用する。(第11図)マットMにはワイヤー、
ナイロン、テトロン等の強靭な繊維を織り込んでおく。
そしてマットMの長手方向の二辺にワイヤーローブWを
取り付は被切断物Aを包み込んでワイヤーローブWの両
端を結んで緊結するよう構成する。
さらにマットMの周辺をウレタン等の軟質材で縁取りし
、被切断物Aを包み込んだとき軟質材が被切断物Aに密
着するよう構成する。
なお、マットMの一部に研摩材や水等を排出するための
排出孔17を開設しておくことは上記のすべての実施例
と同様である。
[減衰材] 本実施例では減衰材として、鋼製の鎖を縦横に編んだ網
状の鎖網減衰材Kを使用する。
そして鎖網減衰材には防音カバー1であるマットMの裏
面に交換可能に設置するよう構成する。
次に、これらの各部材を使用して行うウォータージェッ
ト切断の防音方法について説明する。
[防音装置の設置] 被切断物Aを切断する部分の裏面A1側から被切断物A
をマットMで包み込む。
すなわち、被切断物Aの裏面A1に鎖網減衰材Kg4の
面を向けてマットMで裏面A1を被覆する。
そして被切断物Aの切断面A2(91で、マットMのワ
イヤーローブWの両端を締結する。
ワイヤーローブWを確実に緊結することによってマット
Mの周辺の軟質材が被切断物Aに密着する。
[切断開始および作用] 被切断物Aの切、断面A2(表面)側からジェット流に
よる切断を開始する。
すなわち、裏面A1に防音装置を設置した所定の切断線
の開始点にジェット流を集中させて被切断物Aを貫通さ
せ、切断線に沿ってノズルNを所定の速度で移動させる
被切断物Aを貫通して裏面に噴出したジェット流は、ま
だ切断能力を有したまま、防音カバー1内に噴出する。
そこで防音カバー1内に噴出したジェット流は鋼製の鎖
を縦横に編んだ網状の鎖網減衰材Kに衝突する。
従ってジェット流は防音カバー1内で乱反射してしまい
、ジェット流の切断能力は減衰しその騒音も低減する。
そしてジェット流が乱反射したのち研摩材や水は鎖の編
み目等から流下して排出孔17から排出される。
〈発明の効果〉 本発明は以上説明したようになるので次のような効果を
期待することができる。
(イ)防音カバー内に、ジェット流の切断能力を減衰さ
せる減衰材を設置した。
従って被切断物を切断した後もまだ切断能力を有し、高
速による高周波音を発するジェット流の速度が急速に低
下し、高周波による騒音が低下する。
(ロ)減衰材は防音カバー内に交換可能に設置した。
従って磨耗や損傷が生じても新しい減衰材と逐次交換す
ることによって、防音カバーの防護を確実に行うことが
できる。
(ハ)切断能力を有するジェット流は裏面から極めて近
い位置でその切断能力を減衰させられてしまい、防音カ
バーに達することがないので、防音カバーが切断される
ことがない。
(ニ)減衰材が被切断物の裏面と防音カバーとの間にあ
ることによって、防音カバーの深さを浅(することがで
き、防音装置自体を小型化することができる。
つまり、被切断物の裏面から噴出するジェット流が防音
カバーを切断できる距離にその底面があっても、そこに
到達するまでに減衰材によってジェット流の切断能力が
減衰してしまい、防音カバーに到達することがない。
(ホ)防音カバーは切断の際の研磨材等の飛散を防止す
る効果も有する。
【図面の簡単な説明】
第1図二本発明に使用する防音装置の説明図第1図二本
発明の防音方法の説明図 第3〜10図:その他の実施例1の説明図率1’l、1
2図:その他の実施例2の説明図第13図:従来の防音
方法の説明図 1:防音カバー 2:減衰材 A:被切断物 N:ノズル

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 超高圧水を噴出することで被切断物を切断するウォータ
    ージェット切断において、 被切断物の裏面に設置する防音カバー内に、減衰材を交
    換可能に設置することを特徴とする、 ウォータージェット切断の防音方法。
JP987385A 1985-01-24 1985-01-24 ウオ−タ−ジエツト切断の防音方法 Granted JPS61173896A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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