JPS6117373A - スタツド溶接方法および溶接銃 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業Ｅの利用分野〉 本発明は陸−Ｌ又は水中において行われる溶接作業に適
するスタッド溶接方法およびその実施に用いられる溶接
銃に関する。

〈従来技術〉 スタンドを母材面に溶接する際には、スタッドの周囲に
溶融部が盛りっで固着するが、その固着状態の良否によ
って溶接強度が大きな影響を受けるものである。

面して、水平な母材の溶接設定箇所に上方からスタッド
を打込む場合には、溶接部の余剰溶融部がスタッドの周
囲に均等に盛上り固着するので問題はない。しかるに、
母材の下面に対して溶接する場合、または母材面が垂直
若しくは傾斜している場合には、余剰溶融部は下方に流
落変倚するので、スタッドの周囲に均等な盛上り固着部
を形成し得ない場合が多い。

従って、その後のスタッド使用中に脱落事故を生じる原
因となり、またこれを防止するために補強用の盛付は溶
接の作業を要する等、効率の悪いものであった。

く目的・構成〉 本発明は、上記のような欠点を除去するために提供され
たものであり、その目的は、「磁性体製の金属母材にス
タッドを溶接する方法において、溶接設定箇所に磁界を
印加した状態で溶接することを特徴とするスタッド溶接
方法、。」および「溶接銃の銃口部に磁石を固着し又は
着脱可能に取付けてなるスタッド溶接用の溶接銃。」に
よって達成される。

〈実施例〉 次に、本発明を図面に示された実施例に従って更に詳し
イ説明することとする。

第１図には、水中での溶接作業における本発明の実施例
が示されている。

（１）はスタッド溶接銃であり、読本体（２）の前部に
はピストンロッド（３）、チャック（４）、カバー（５
）、該カバーに固定した銃身（６）が水密に取り付けら
れている。　（７１）は取付金共（７２）により該銃身
（６）の銃口部（７）に取付けられた耐熱弾性社料の本
封部材であり、その貫通孔の先端部は湾曲凹部とされて
いる。（８）は該湾曲凹部に嵌め込み固定された有底孔
のアークシールドである。而して、スタッド（１０）は
水封部材（７１）を水密に貫通してその基部をチャック
（４）により固定するとともに、その先端をアークシー
ルド（８）内に臨ませている。尚、読本体（２）には公
知のスタッド抑圧機構、機動スイッチ等が内蔵されてい
る。（３０）は鉄板、ステンレス板等の磁性体よりなる
母材、（２０）は該母材の溶接設定箇所を囲繞するよう
に母材面に吸着せしめた円筒状の永久磁石、（１３）は
陸上に設置される溶接電流等の電ふ制御機構である。

而して、溶接作業は通常のスタッド溶接と同様に行なう
ものであるが、本発明の特徴は第２〜４図に示すように
、母材の溶接設定箇所が傾斜し又は垂直となっている場
合に発揮される。

すなわち、まず第２図において、母材の溶接設定箇所を
囲繞するように永久磁石（２０）を母材面に吸着させる
。次いで、銃口部（７）を溶接設定箇所に当てて溶接電
流を印加すると、アーク放電熱と抵抗熱とにより、母材
（３０）とスタッド（１０）が溶融する。次の瞬間に、
溶融電流をＯＦＦするとともにスタッドを僅かに引き上
げたのち（第３図）、直ちに母材溶融部（Ｐ）に向けて
打ち込むと、母材およびスタッドの溶融部が合体すると
同時に余剰の溶融部（Ｐｏ）がスタッドの周囲に盛り上
がる（第４図）。

このとき、余剰溶融部（Ｐｏ）は重力の作用により、図
面右下方に滑落しようとするが、上記永久磁石により囲
繞された範囲の母材（３０）には磁界（ａ場）が形成さ
れているので、盛り上がった余剰溶融部（Ｐｏ）は母材
面に引き付けられ、滑落方向への流動変倚が阻止される
。

従って、該盛上がり溶融部（Ｐ゛）はスタッドを打込ん
だ際の状態で固化し、スタッドの周囲には平均した盛上
がり部が形成されるものである。

第５図には永久磁石（２０）を取付は金具（７２）に締
着ポル）　（７４）で溶接銃に着脱可能に固定した実施
例が示されており、この場合も」二記の実施例と同様の
作用・効果を持つものである。更に、第６図には電磁石
を用いた実施例が示されており、（８）は銃身（６）の
先端付近に捲回された導電性コイル部。（２１）は基部
・を該銃身部（６）の先端部内に装着した例えば軟鉄製
の非保磁性部材であり、その先端部を母材面に面着可能
な形状とされている。而して、該コイル部に通電すれば
上記永久磁石におけると同様な作用・効果を発揮するも
のである。

く効　果〉 本発明によれば、溶接母材面の傾斜の有無に拘らず、ま
た母材の下面であっても、安定した均一溶接強度を得る
ことができ、かつ作業も溶接ミスな〈従来の工程と同じ
ように遂行できるので、作業性が極めて向上する。

更に、構造が簡単であるので、安価に提供し得るととも
に、公知の溶接銃にも容易に適用できる等の実用的効果
の大なるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す概略構成図、第２図乃至
第４図はその溶接工程を示す一部省略断面図、第５図は
他の実施例を示す一部省略断面図、第６図は更に他の実
施例を示す−・部省略断面図、である。 （１）・・・・・・溶接銃、　（７）・・・・・・銃口
部、（８）・・・・・・導電性コイル、 （２０）・・・・・・永久磁石、（２１）・・・・・・
非保磁性部材、（３０）・・・・・・ｉｒ３材、 （Ｐ）　（Ｐ’）・・・・・・余剰溶融部。 特許出願人　株式会社　日本水中作業 代理人・弁理士　千　　１）　　　　材間　・弁理士　
丸　　山　　隆　　夫 ＄２ｓ　　　　　第Ｉ 第４図 ＄５　ａ 第６図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、磁性体製の金属母材にスタッドを溶接する方法にお
   いて、 溶接設定箇所に磁界を印加した状態で溶 接することを特徴とするスタッド溶接方 法。 ２、磁界が、永久磁石により印加されてなる前記特許請
   求の範囲第１項記載のスタッド 溶接方法。 ３、磁界が、電磁石により印加されてなる前記特許請求
   の範囲第１項記載のスタッド溶 接方法。 ４、溶接銃の銃口部に磁石を固着し又は着脱可能に取付
   けてなるスタッド溶接用の溶接 銃。 ５、磁石が永久磁石である前記特許請求の範囲第４項記
   載の溶接銃。 ６、磁石が電磁石である前記特許請求の範囲第４項記載
   の溶接銃。