JPS61173529A - 直流再生回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ 本発明はディジタル信号の記録再生において、再生され
たディジタル信号から欠落した低域成分を抽出し、補償
する直流再生回路に関する。

［発明の技術的背景とその問題点］ ディジタル信号を磁気テープやディスクに記録再生する
場合、高密度記録を達成するために一般に、入力データ
系列を新たな符号系列に変換する所謂変調が施される。

変調方式としては種々考えられているが、最小磁化反転
間隔（’Ｔｏｘｉｎ）１．５Ｔ　（但しデータレートを
１／Ｔとする）を有する変調方式は、狭帯域化が可能で
高密度記録に適した有望な方式と考えられている。しか
しこの変調方式では、変調信号が直流を含む低域成分を
有するため、記録再生系でこの低域成分が失われるとア
イ開口率を劣化させるという問題がある。

そこで再生信号から欠落した低域成分を抽出し、補償す
ることにより、アイ開口率を改善する直流再生方式が採
用されている。

直流再生方式としては、フィード・フォワード形と、フ
ィード・バック形に大別され、前者は系は安定であるが
ハードウェアサイズが大きくなる。

このた吟、比較的簡単な回路で実現できる後者の方式の
検討がなされている。しかし磁気記録再生系における誤
り率の主要部分を占めるドロップ・アウト時等に系あ不
安定要素を残す欠点があった。

すなわち、第２図はフィード・バック形直流再生回路の
一種である量子化帰還直流再生回路の従来例を示すもの
である。磁気記録媒体からの多値レベルををする入力信
号ａは低域成分が失われ、直流的な変動成分を含む。低
域通過フィルタ（ＬＰＦ）５により推定された低域成分
子は、加算回路１により、入力信号ａに加えられ、その
結果低域補償された再生信号すが得られる。再生信号す
は、ＰＬＬ回路（フェーズド・ロック・ループ回路）４
に入力される。ＰＬＬ回路４は再生信号すよりタイミン
グ抽出を行って、アイパターン−１−最適位相のクロッ
クαを発生する。一方再生信号すは、識別回路３に入力
される。識別回路３はこの再生信号すを所定の閾値（例
えば零レベル）と比較し、その大小関係で、ＰＬＬ回路
４がらのクロックαにより再生信号すを二値のデータ出
力Ｃに変換するる更に再生信号すはレベル検出回路２に
入力される。レベル検出回路２は再生信号すのピークレ
ベルに比例した出力を検出し、識別回路３カラノ二値出
力（＋１．−１）と掛算してその出力ｅをＬＰＦ５に入
力する。この動作は、系の安定性を保持するために必要
で、入力信号ａと帰還ｍｅとを一定の比例関係にするた
めのものである。

ＰＬＬ回路４のクロックαはレベル検出回路２およびＬ
ＰＦ５にも同様に供給される。

この系で入力信号ａ中にドロップ・アウトが生ずると、
入力信号ａ中に本質的に存在するオフセットや、直流再
生回路の演算誤差に基くドリフト等によりドロップ・ア
ウト期ｍ１、直流誤差が累積加算されることになり、ド
ロップ・アウトが終了し、正規の入力レベルに復帰した
時点で、本来あ。

るべき直流レベルから正規の直流レベルに復帰し、系が
正常な動作に入るまでのループの時定数によって決まる
期間は、データ誤りを連続して発生することになる。

［発明の目的］ 本発明はこのような従来回路における問題点を解消し、
ドロップ・アウト時におけるデータ誤りの波及を防止し
、入力のいかなるレベル変動にも常に正常な動作をなし
得る直流再生回路を提供することを目的とするものであ
る。

【発明の概要］　　　　゛ 本発明は、ドロップ・アウトの発生をドロップ・アウト
検出回路により検出し、このドロップアウト期間、ＰＬ
Ｌ回路からのクロックを基１１−シ、ＬＰＦの出力の直
流レベルがドロップアウト発生前のレベルに保持される
ようにしたものである。

［発明の効果］ このような本発明によると、ドロップアウト終了時点で
ドロップアウト発生時点の直流レベルを現時点の直流レ
ベルとして推定しているため、直流レベルのドリフトを
抑え、瞬時にループを正常動作に引き込むことができる
。

［発明の実施例］ 以下、本発明を図面を参照して詳細に説明する。

第１図は本発明の一実施例を示すものである。

基本的な構成は第２図で示した従来例と同様であるので
、第２図と同一部分に同一信号を付すことによりその詳
細な説明は省略する。本発明の回路が第２図の回路と相
違する点は、識別回路３の出力信号Ｃ中のドロップアウ
トをドロップアウト検出回路７で検出し、その検出出力
をＡＮＤゲート６に入力し、ＰＬＬ回路４からのクロッ
クαをドロップアウト期間禁止することによって、レベ
ル検出回路２の出力ｅおよびＬＰＦ５の低域成分出力ｆ
を、ドロップアウト期間保持している点である。このよ
うに、ドロップアウト終了時点で、ドロップアウト開始
時点の直流レベルを現時点の直流レベルとして推定する
ことにより、直流レベルのドリフトを抑え、瞬時にルー
プは正常動作に入ることができる。

実際の系では、数１００１１ｚ以下の低域成分は除去さ
れているが、ドロップアウト期間は、高々５ｍ　ｉ；ｃ
ｃ以下である場合が多く、ドロップアウト開始時点での
直流レベルを保持することにより、ドロップアウト期間
の直流ドリフトに起因する誤り波及を大幅に改善するこ
とができる。

なお、ドロップアウト検出の方法としては、変調信号に
存在しない長い符号系列、例えば最大磁化反転間隔を越
える符号が生じた時にドロップアウトと判断ずれば良い
。

本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の
変形が可能である。例えば実施例ではドロップアウト検
出回路の出力でレベル検出回路およびＬＰＦへ供給され
るクロックの両方を禁止するようにしたが、少くともＬ
ＰＦへ供給するクロックを禁止するだけでもよい。また
クロックを禁止する代わりに、ラッチ回路等を設けてド
ロップ・アウト発生前の直流レベルを保持するようにし
てもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による直流再生回路の一実施例を示す図
、第２図は従来の回路を示す図である。 １・・・加算回路 ２・・・レベル検出回路 ３・・・識別回路 ４・・・ＰＬＬ回路 ５・・・ＬＰＦ ６・・・ＡＮＤゲート

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 多値レベルを有する入力信号と、推定された低域成分信
   号とを加算する加算回路と、この加算回路出力よりタイ
   ミング抽出を行いクロック信号を発生するＰＬＬ回路と
   、このＰＬＬ回路から発生されたクロック信号をもとに
   前記加算回路出力を二値符号信号に変換する識別回路と
   、前記ＰＬＬ回路からのクロック信号をもとに前記加算
   回路出力の出力レベルを検出するとともに前記識別回路
   出力を前記検出した加算回路の出力レベルに比例した出
   力に変換するレベル検出回路と、このレベル検出回路出
   力から前記ＰＬＬ回路からのクロック信号をもとに低域
   成分を抽出し前記推定された低域成分信号として前記加
   算回路に供給する低域通過フィルタと、前記識別回路出
   力よりドロップアウトを検出するドロップアウト検出回
   路と、このドロップアウト検出回路により検出されたド
   ロップアウト期間少くとも前記低域通過フィルタへ供給
   される前記ＰＬＬ回路からのクロック信号を禁止する回
   路とを備えることを特徴とする直流再生回路。