JPS61173432A - スイツチ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、シーソータイプやトグルタイプのように内部
に摺動機構を有するスイッチに関する。

〈従来技術〉 第２図はシーソータイプのスイッチ′の代表的な構造例
であり、操作レバーｌを上端に有する操作部材２が軸３
によってスイッチ本体４に回動可能に支持され、操作部
材２の下端には摺動子５が保持されており、摺動子５は
内部のばね６によって下向きに付勢され、作動板７に摺
接するようになっている。作動板７はスイッチ本体４に
揺動自在に支持された接点支持板であって両端に可動接
点８゜８が固定され、可動接点８．８に対応してスイッ
チ本体４に固定接点９．９が固定されている。以上のよ
うな構造であって、操作レバーｌを操作して操作部材２
を回動させると、摺動子５が作動板７上を摺動して作動
板７が揺動反転し、接点８゜９間が開閉して切換あるい
は開閉等のスイッチ操作が行なわれる。ここで摺動子５
は一般にプラスチック成形品、作動板７は銅合金板であ
り、摺動子５は作動板７上をかなりの荷重で摺動するた
め、摺動部には潤滑グリス等を塗布し、摺動子５の摩耗
を防止するとともにスイッチ操作が円滑に行なわれるよ
うにしである。

〈発明が解決しようとする問題点〉 上記のように、従来のスイッチの摺動部には潤滑グリス
等が塗布されており、グリスから分離した油分が作動板
７を濡らして拡がって遂には接点８．９に達し、開閉時
のアーク熱で炭化して接点を活性化するという現象を招
き、耐アーク性を低下させて接点の消耗を促進するなど
、スイッチの寿命に悪影響を与えるという問題があった
。

本発明はこのような問題点を解決し、品質が安定すると
ともに長寿命なスイッチを得ることを目的としてなされ
たものである。

く問題点を解決するための手段〉 上述の目的を達成するために、本発明のスイッチは、摺
動子と作動板の各摺動子の少なくとも一方をアモルファ
ス金属で構成したことを特徴とすく作用〉 本発明のスイッチにおいては、摺動部に摩擦係数が極め
て小さく、しかも高い硬度を有するアモルファス金属を
用いているので、寿命に悪影響を与える可能性のある潤
滑剤を使用する必要がなく、無潤滑で耐摩耗性と操作性
のすぐれたスイッチが得られる。

〈実施例〉 次に第１図に示した実施例について説明する。

第１図は基本的な構造は第２図のものと同じスイッチに
本発明を実施した例であり、同一部分は同一符号で示し
である。図において、１１は摺動子５の表面に形成され
たアモルファス金属被膜、１２は作動板７の表面に形成
されたアモルファス金属被膜であり、各被膜１１．１２
が互いに接触して摺動部を構成するようになっている。

これらの被膜１１．１２は、アモルファス金属のプラス
チックめっきや蒸着等によって形成されるが、作動板７
のような平面の場合には、薄膜の接着等によっでも形成
することができる。具体的には、燐またはほう素を含む
ニッケル合金やコバルト合金の次亜燐酸ナトリウムを還
元剤とする無電解めっき、あるいは水素化ほう素化合物
を還元剤とする無電解めっき等のめっき処理、化学気相
反応による蒸着膜形成、液体急冷法によって形成された
薄膜すなわちアモルファスリボンの接着等の手段が利用
される。

本実施例は上述のように構成されており、摺動部の両方
にアモルファス金属被膜１１．１２がそれぞれ形成され
ているので、摺動部は摩擦係数が極めて小さく、しかも
耐摩耗性の大きなものとなり、耐久性にすぐれ、しかも
操作フィーリングのよいスイッチが得られるのである。

次の表は被膜１１．１２の組み合わせの実施例と、従来
例との比較を示すものであり、実施例１及び実施例２の
いずれの場合も０，１〜０，０３の低摩擦係数と５００
ＨＶ程度の高硬度の摺動部が得られ、１０万回以上の耐
久試験で異常が認められなかったのに対し、従来例１は
２万回で接触子が摩耗して操作フィーリングが悪くなり
、従来例２は５万回で接点への油付着が見られた。

〈発明の効果〉 上述の実施例の説明からも明らかなように、本発明は摺
動部の少なくとも一方をアモルファス金属で構成したも
のであって、摩擦係数が極めて小さく、しかも５００〜
１００ＯＨＶの高硬度を有する摺動部を容易に得ること
ができる。従って、摺動部に潤滑剤を使用しないでも充
分な摺動耐久性と良好な操作性が得られ、また無潤滑の
ため接点の油汚染がなくこれによる接触不良等も生じな
いので、シーソータイプやトグルタイプのように内部に
摺動機構を有するスイッチの信頼性を大幅に向上するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の要部の断面図、第２図は従
来のスイッチの一例の断面図である。 ２・・操作部材、５．・・・摺動子、６・・・ばね、７
・・・作動板、１１．１２・・・アモルファス金属被膜
。 特許出願人　株式会社東海理化電機製作所代理人弁理士
　青　山　葆　ほか　２　名第１１１＆

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）操作部材の先端に保持した摺動子を加圧状態で作
   動板に摺接させ、スイッチ操作に応じて摺動子を移動さ
   せることにより作動板を押動する形式のスイッチにおい
   て、 摺動子と作動板の各摺動部の少なくとも一方をアモルフ
   ァス金属で構成したことを特徴とするスイッチ。
2. （２）アモルファス金属が燐またはほう素を含むニッケ
   ルあるいはコバルト合金であって、次亜燐酸ナトリウム
   を還元剤とする無電解めっきまたは水素化ほう素化合物
   を還元剤とする無電解めっきで形成された被膜である特
   許請求の範囲第１項記載のスイッチ。
3. （３）作動板のアモルファス金属が液体急冷法で形成さ
   れた薄膜である特許請求の範囲第１項記載のスイッチ。