JP2749333B2 - 開閉器 - Google Patents

開閉器

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JP2749333B2
JP2749333B2 JP63249376A JP24937688A JP2749333B2 JP 2749333 B2 JP2749333 B2 JP 2749333B2 JP 63249376 A JP63249376 A JP 63249376A JP 24937688 A JP24937688 A JP 24937688A JP 2749333 B2 JP2749333 B2 JP 2749333B2
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switch
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slider
switch case
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進也 山田
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Mitsubishi Electric Corp
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  • Mechanisms For Operating Contacts (AREA)
  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)
  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はカムの回動によりケース内を摺動して接点
を開閉させる摺動子を有する開閉器に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
第2図は従来の開閉器の要部構成を示す斜視図であ
る。図において、(1)は内側に案内溝(2)が形成さ
れたスイッチケースであり、ポリカーボネイト樹脂によ
り形成されている。(3)はハンドル軸、(4)はハン
ドル軸(3)の回動によりスイッチケース(1)内で回
動するカムであり、ポリアセタール樹脂により形成され
ている。(5)はカム(4)の回動によりスイッチケー
ス(1)の案内溝(2)に案内されて摺動する摺動子で
あり、メラミン樹脂により形成されている。(6)は摺
動子(5)と連動して動作する金属性の可動接触子であ
り、接点(6a)を有している。(7)は可動接触子
(6)を摺動子(5)に押し付けるバネ、(8)は可動
接触子(6)の接点(6a)と接触する接点(8a)を有す
る固定接触子である。なお、ケース(1)の案内溝
(2)およびカム(4)の表面の摺動子(5)と接触す
る部分には、摺動をスムースにするための潤滑材として
グリース(9)が塗布されている。
次に動作について説明する。
ハンドル軸(3)の回動によりカム(4)が回動し、
摺動子(5)がスイッチケース(1)の案内溝(2)に
案内されて摺動することにより、可動接触子(6)が移
動して、可動接触子(6)の接点(6a)と固定接触子
(8)の接点(8a)との間の開閉が行なわれ、この開閉
器の開閉が行なわれる。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の開閉器は以上のように構成されているので、開
閉器の開閉時に摺動子がスムースに動くように、摺動部
分にグリースなどの潤滑材が塗布されているため、この
潤滑材が接点に付着して接点の接触不良が発生したり、
潤滑材切れや潤滑材の経年変化による粘度増加などのた
めに潤滑機能が低下し、摺動子が破損したり、摺動部分
に摩耗粉が発生し、これらが接点へ飛びちり付着して接
点の接触不良が発生するなどの課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされ
たもので、グリースなどの潤滑材を必要としないで、か
つ、摺動部分に摩耗粉などが発生することがなく、耐ア
ーク特性の良い開閉器を得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係る開閉器は、内側に案内溝を有し、ポリ
カーボネイト樹脂で構成されたスイッチケース、このス
イッチケース内に設けられ、ポリアセタール樹脂で構成
されると共に、ハンドルによって回動されるカム、上記
スイッチケースの案内溝と係合して摺動可能に設けら
れ、かつ上記カムのカム面に押圧されて上記カムの回動
時に駆動される摺動子、上記スイッチケース内に設けら
れた固定接触子、及び上記摺動子と連動して上記固定接
触子と接離可能に構成された可動接触子を備えた開閉器
において、上記摺動子をチタン酸カリウム繊維で強化し
たナイロン66で構成することにより、耐アーク特性を向
上すると共に、上記スイッチケースの案内溝との接触部
及び上記カムとの接触部における潤滑性能を向上するよ
うにしたことを特徴とするものである。
〔作用〕
この発明における開閉器は、摺動子の材質をチタン酸
カリウム繊維で強化したナイロン66とすることにより、
ポリカーボネイト樹脂で構成されたスイッチケースとの
摺動部分及びポリアセタール樹脂で構成されたカムとの
摺動部分において、夫々の樹脂の特性が相乗的に作用し
て潤滑性能が向上し、摺動部分における潤滑材の使用を
不要にすると共に、摩耗などの発生を抑制し、あわせて
耐アーク性も改善できる。
〔発明の実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第
1図において、(1)は内側に案内溝(2)が形成され
たスイッチケースであり、ポリカーボネイト樹脂により
形成されている。(3)はハンドル軸、(4)はハンド
ル軸(3)の回動によりスイッチケース(1)内で回動
するカムであり、ポリアセタール樹脂により形成されて
いる。(5)はカム(4)の回動によりスイッチケース
(1)の案内溝(2)に案内されて摺動する摺動子であ
り、チタン酸カリウム繊維で強化したナイロン66により
形成されている。(6)は摺動子(5)と連動して動作
する金属性の可動接触子であり、接点(6a)を有してい
る。(7)は可動接触子(6)を摺動子(5)に押し付
けるバネ、(8)は可動接触子(6)の接点(6a)と接
触する接点(8a)を有する固定接触子である。
上記のように構成された開閉器においては、スイッチ
ケース(1)の材質がポリカーボネイト、カム(4)の
材質がポリアセタール、および摺動子(5)の材質がチ
タン酸カリウム繊維で強化したナイロン66になってお
り、これらの材質の組合せにより、これらの部品相互の
摺動する部分には、上記従来のものの場合に必要であっ
たグリース(9)などの潤滑材が不要になっており、そ
れぞれの部品間の摺動部分における摩擦は少なく動作は
スムースであり、摩耗粉も発生しない。動作について
は、上記従来のものと同様に、ハンドル軸(3)の回動
によりカム(4)が回動し、摺動子(5)がスイッチケ
ース(1)の案内溝(2)に案内されて第1図の上下方
向に摺動することにより、可動接触子(6)が第1図の
上下方向に動いて、可動接触子(6)の接点(6a)と固
定接触子(8)の接点(8a)との接触が開閉され、この
開閉器の開閉が行なわれる。
ここで、この発明に至る過程で、各種の実験をした結
果について少し述べておく。上記組合せにおいて、摺動
子(5)の材質に例えばポリアセタール等を使用した場
合には、摺動部分に摩耗粉が発生し、操作が重くなるな
どの不具合事象があり、またカム(4)の材質にナイロ
ンを使用した場合には、ハンドル軸(3)との間で機械
的強度不足による不具合事象が発生した。摺動子(5)
の材質に使用したチタン酸カリウム繊維で強化したナイ
ロン66は耐アーク特性も良く、負荷開閉試験(DC125V1A
おおびAC110V10Aで実施)での試験を満足した。さら
に、上記実施例による材質の組合せによって、電気的、
機械的寿命試験としての10万回の開閉試験、および耐環
境試験としての温度、湿度、ヒートサイクル、およびH
2Sガス腐食などの試験をすべて満足するものであっ
た。
なお、上記実施例では制御開閉器の場合について説明
したが、補助継電器など他の開閉器であってもよく、カ
ム(4)の回転によりスイッチケース(1)内で摺動子
(5)が摺動することにより接点が開閉する構成の開閉
器であれば、すべて上記実施例と同様の効果を奏する。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、カムの回動により
スイッチケース内で摺動して接点を開閉させる摺動子を
備えた開閉器において、上記摺動子の材質をチタン酸カ
リウム繊維で強化したナイロン66にしたので、ポリカー
ボネイト樹脂で構成されたスイッチケースとの摺動部分
及びポリアセタール樹脂で構成されたカムとの摺動部分
において夫々の樹脂の特性が相乗的に作用して潤滑性能
が向上し、摺動部分での潤滑材が不要となる他、摩耗粉
などが発生することがなく、耐アーク特性の良いものが
得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による開閉器の要部を示す
斜視図、第2図は従来の開閉器の要部を示す斜視図であ
る。図において、(1)はスイッチケース、(2)は案
内溝、(3)はハンドル軸、(4)はカム、(5)は摺
動子、(6a)および(8a)は接点である。なお、図中同
一符号は同一、又は相当部分を示す。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−68874(JP,A) 特開 昭56−97918(JP,A) 特開 昭56−97919(JP,A) 特開 昭53−17966(JP,A) 特開 昭63−225729(JP,A) 特開 昭60−37417(JP,A) 実開 昭51−154373(JP,U) 実開 昭55−173023(JP,U) 実公 昭40−18986(JP,Y1) 実公 昭50−19168(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内側に案内溝を有し、ポリカーボネイト樹
    脂で構成されたスイッチケース、このスイッチケース内
    に設けられ、ポリアセタール樹脂で構成されると共に、
    ハンドルによって回動されるカム、上記スイッチケース
    の案内溝と係合して摺動可能に設けられ、かつ上記カム
    のカム面に押圧されて上記カムの回動時に駆動される摺
    動子、上記スイッチケース内に設けられた固定接触子、
    及び上記摺動子と連動して上記固定接触子と接離可能に
    構成された可動接触子を備えた開閉器において、上記摺
    動子をチタン酸カリウム繊維で強化したナイロン66で構
    成することにより、耐アーク特性を向上すると共に、上
    記スイッチケースの案内溝との接触部及び上記カムとの
    接触部における潤滑性能を向上するようにしたことを特
    徴とする開閉器。
JP63249376A 1988-10-03 1988-10-03 開閉器 Expired - Lifetime JP2749333B2 (ja)

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JPH0298020A JPH0298020A (ja) 1990-04-10
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