JPS6117308B2 - - Google Patents

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JPS6117308B2
JPS6117308B2 JP2598879A JP2598879A JPS6117308B2 JP S6117308 B2 JPS6117308 B2 JP S6117308B2 JP 2598879 A JP2598879 A JP 2598879A JP 2598879 A JP2598879 A JP 2598879A JP S6117308 B2 JPS6117308 B2 JP S6117308B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
faraday cage
ion beam
measuring
secondary electron
amount
Prior art date
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Expired
Application number
JP2598879A
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English (en)
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JPS55117985A (en
Inventor
Kazuaki Myata
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPS55117985A publication Critical patent/JPS55117985A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は半導体ウエーハなどの被処理基体の
主面部に高エネルギーを有する不純物のイオンビ
ームを照射して不純物を注入するときの照射イオ
ンビーム量を測定する方法に関するものである。
第1図は従来のイオンビーム量測定装置の構成
を説明するための断面図である。
図において、1は断面形状が四角形である金属
管からなるフアラデーケージ、2はフアラデーケ
ージ1の第1の端面に所定距離をおいて平行に設
けられてこの端面と電気的に絶縁されフアラデー
ケージ1の断面形状とほぼ同一の形状の開口部を
有し負の電圧が印加されたサプレツシヨンプレー
ト、3はサプレツシヨンプレート2の開口部の形
状より小さい形状の開口部を有し、サプレツシヨ
ンプレート2のフアラデーケージ1と反対側に所
定間隔をおいて平行に設けられてこれと電気的に
絶縁され接地電位に保持された接地マスクプレー
ト、4はフアラデーケージ1の第2の端面にこれ
と電気的導通があるように取り付けられ後述の半
導体ウエーハなどの被処理基体を保持するホルダ
ー、5はホルダー4のフアラデーケージ1の第2
の端面と接する表面に主面が接して保持されイオ
ンビームの照射によつて不純物が注入される半導
体ウエーハなどの被処理基体、6は一方の端子が
フアラデーケージ1に接続され他方の端子が接地
された電流測定器、7はサプレツシヨンプレート
2へ負の電圧を印加するための直流電源である。
〓〓〓〓〓
破線で示す8は被処理基体5の主面部に不純物を
注入するためにこの主面を照射する高エネルギー
のイオンビームである。
このイオンビーム量測定装置では、イオンビー
ム8がサプレツシヨンプレート2および接地マス
クプレート3のそれぞれの開口部を通して被処理
基体5の主面を照射するときに、このイオンビー
ム8の被処理基体5の主面へ照射による電流が、
ホルダー4、フアラデーケージ1および電流測定
器6を通つて流れるので、この電流を電流測定器
6で測定することによつて、被処理基体5への照
射イオンビーム量を測定することができる。
ところで、イオンビーム8が被処理基体5の主
面を照射するときに、必然的に二次電子が放出さ
れる。この放出二次電子の一部がフアラデーケー
ジ1の内側面もしくはイオンビーム8に捕えられ
て消減するが、その他の電子が、符号イで例示す
るように、フアラデーケージ1の内部を通つてサ
プレツシヨンプレート2および接地マスクプレー
ト3の開口部からフアラデーケージ1の外部に逸
出する。この外部への逸出二次電子が増大する
と、イオンビーム8の被処理基体5への実際の照
射イオンビーム量と電流測定器6の電流測定によ
つて得られた照射イオンビーム量との間に誤差が
生ずる。この外部への逸出二次電子にもとづく照
射イオンビーム量の誤差を減少させるために、通
常、サプレツシヨンプレート2に一定の負の電圧
が直流電源7によつて印加されている。
ところが、イオンビーム8の被処理基体5への
照射によつて放出される二次電子の数量およびそ
のエネルギーが被処理基体5を構成する材料の違
いによつて異なるとともに、イオンビーム8のエ
ネルギーの違いによつて異なるので、上述の外部
への逸出二次電子を減少させるためには、サプレ
ツシヨンプレート2に印加される負の電圧を必要
以上に大きくする必要があるとともに、フアラデ
ーケージ1の内側面の長手方向の長さを必要以上
に長くする必要があるので、イオンビーム量測定
装置の小形化を図ることが容易ではないという欠
点があつた。
この発明は、上述の欠点に鑑みてなされたもの
で、サプレツシヨンプレートとフアラデーケージ
との間に上記フアラデーケージ内部を通つて飛来
する二次電子を測定することができる二次電子測
定子を設けるとともに上記サプレツシヨンプレー
トへの負の電圧を必要に応じて変化させることが
できるようにすることによつて、上述の外部への
逸出二次電子にもとづく照射イオンビーム量の誤
差を減少させることのできるイオンビーム量の測
定方法を提供することを目的とする。
第2図はこの発明の一実施例のイオンビーム量
の測定方法を説明するための断面図である。
図において、9は断面形状が四角形である金属
短管からなり一方の端面がサプレツシヨンプレー
ト2と所定間隔をおいて電気的に絶縁されて対向
するとともに他方の端縁部がフアラデーケージ1
の端縁部とは電気的に絶縁されてこれを取り囲む
ように構成され、フアラデーケージ1の内部を通
つて飛来する二次電子を測定するための二次電子
測定子、10は二次電子測定子9とフアラデーケ
ージ1とを短絡するための短絡スイツチ、11は
電流測定器6に等価な抵抗、12は電流測定器6
を二次電子測定子9側とフアラデーケージ1側と
に切り換えるとともに前者の場合フアラデーケー
ジ1を抵抗11を介して接地する連動スイツチで
ある。なお、直流電源7は必要に応じてサツプレ
ツシヨンプレート2への負の電圧を変えることが
できるようになつている。
さて、この実施例のイオンビーム量の測定方法
について説明する。
まず、短絡スイツチ10を開放して、連動スイ
ツチ12を二次電子測定子9側に投入する。そし
て、被処理基体6の主面上にサプレツシヨンプレ
ート2および接地マスクプレート3の開口部を通
してイオンビーム8を照射させる。そうすると、
被処理基体5の主面から二次電子が放出される。
この放出二次電子の一部が、フアラデーケージ1
の内側面もしくはイオンビーム8に捕えられて消
減するが、フアラデーケージ1の内部を通るその
他の二次電子が二次電子測定子9に捕えられる
か、またはサプレツシヨンプレート2および接地
マスクプレート3の開口部を通して外部に逸出す
る。このとき、二次電子測定子9に捕えられた二
次電子は電流測定器6によつて測定される。この
電流測定器6の指示が最大になるように、直流電
源7の電圧を調節してサプレツシヨンプレート2
への負の電圧を加減すれば、サプレツシヨンプレ
ート2および接地マスクプレート3の開口部を通
〓〓〓〓〓
して外部に逸出する二次電子を最小限に減少させ
ることができる。このように、サプレツシヨンプ
レート2への負の電圧を加減したのち、連動スイ
ツチ12をフアラデーケージ1側に切り換えると
ともに短絡スイツチ10を投入して、第1図の断
面図に示した従来例と同様の方法で電流測定器6
を流れる電流を測定すると、外部への逸出二次電
子にもとづく誤差のないイオンビーム8の被処理
基体5への照射イオンビーム量を測定することが
できる。また、この実施例のイオンビーム量の測
定方法では、二次電子測定子9に捕えられる二次
電子を測定しながらサプレツシヨンプレート2へ
の負の電圧を加減することによつて、サプレツシ
ヨンプレート2および接地マスクプレート3の開
口部を通つて外部へ逸出する二次電子を最小限に
減少させることができるので、フアラデーケージ
1の内側面の長手方向の長さを短くすることが可
能となり、形状の小形化を図ることができる。
なお、この実施例では、二次電子測定子9をそ
の端縁部がフアラデーケージ1の端縁部とは電気
的に絶縁されてこれを取り囲むように構成した
が、第3図Aの断面図に示すように、二次電子測
定子9aを、フアラデーケージ1と同一の断面形
状である金属短管で構成し、サプレツシヨンプレ
ート2とフアラデーケージ1との間に互いに所定
距離をおいて電気的に絶縁して対向するように設
けてもよい。また、第3図Bの断面図に示すよう
に、二次電子測定子9bを、サプレツシヨンプレ
ート2と同一形状の金属板状体で構成し、サプレ
ツシヨンプレート2とフアラデーケージ1との間
に互いに所定間隔をおいて電気的に絶縁して対向
するように設けてもよい。
以上、説明したように、この発明のイオンビー
ム量の測定方法では、サプレツシヨンプレートと
フアラデーケージとの間にイオンビームの被処理
基体への照射によつて放出され上記フアラデーケ
ージの内部を通つて飛来する二次電子を測定する
ことができるようにした二次電子測定子を設ける
とともに上記サプレツシヨンプレートへ印加され
る負の電圧を変化させることができるようにした
ので、上記二次電子測定子に捕えられる二次電子
を測定しながら上記サプレツシヨンプレートへの
負の電圧を加減することによつて、上記サプレツ
シヨンプレートの外部へ逸出する二次電子を最小
限に減少させることができる。従つて、上記二次
電子測定子と上記フアラデーケージとに流れる電
流を測定することによつて、上記イオンビームの
被処理基体への照射イオンビーム量を正確に測定
することができるとともに、上記フアラデーケー
ジの内側面の長手方向の長さを短くすることが可
能となり、形状の小形化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のイオンビーム量測定装置の構成
を説明するための断面図、第2図はこの発明の一
実施例のイオンビーム量の測定方法を説明するた
めの断面図、第3図AおよびBはそれぞれこの発
明のこの発明に用いる二次電子測定子の他の形態
を示すための断面図である。 図において、1はフアラデーケージ、2はサプ
レツシヨンプレート、3は接地マスクプレート、
4はホルダー、5は被処理基体、6は電流側定
器、7は直流電源、8はイオンビーム、9,9
a,9bはそれぞれ二次電子測定子である。な
お、図中同一符号はそれぞれ同一もしくは相当分
を示す。 〓〓〓〓〓

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 金属管からなり実質的に接地電位にあるフア
    ラデーケージの一方の端面に所定距離をおいて平
    行に上記フアラデーケージと絶縁して設けられ当
    該端面の開口とほぼ同一の開口を有するとともに
    負の電圧を印加されたサプレツシヨンプレートの
    上記開口を通して、上記フアラデーケージの他方
    の端面にこれと電気的導通があるように取り付け
    られたホルダーの内側面に保持された被処理基体
    に照射されるイオンビーム量を測定するに際し
    て、上記サプレツシヨンプレートと上記フアラデ
    ーケージとの間に上記イオンビームの上記被処理
    基体への照射によつて放出され上記フアラデーケ
    ージの内部を通つて飛来する二次電子を捕捉する
    二次電子測定子及びこの二次電子測定子へ飛来す
    る二次電子を測定する二次電子流測定手段を設
    け、上記サプレツシヨンプレートへ印加される負
    の電圧を調整して上記二次電子測定子へ飛来する
    二次電子が最大になるようにした後、上記フアラ
    デーケージと上記二次電子測定子とを電気的に単
    絡した状態で上記フアラデーケージの接地路に挿
    入された電流測定器によつて上記照射イオンビー
    ム量を測定することを特徴とするイオンビーム量
    の測定方法。 2 二次電子流測定手段に電流測定器を切換え使
    用することを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載のイオンビーム量の測定方法。
JP2598879A 1979-03-05 1979-03-05 Ion beam quantity measuring unit Granted JPS55117985A (en)

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JP2598879A JPS55117985A (en) 1979-03-05 1979-03-05 Ion beam quantity measuring unit

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JPS55117985A JPS55117985A (en) 1980-09-10
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS636235A (ja) * 1986-06-24 1988-01-12 Bridgestone Corp バンプストツパ
JPH0424188Y2 (ja) * 1986-11-06 1992-06-08
JPH0442592Y2 (ja) * 1985-10-26 1992-10-08

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6298547A (ja) * 1985-10-24 1987-05-08 Nissin Electric Co Ltd イオン注入装置

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