JPS6117214Y2 - - Google Patents

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JPS6117214Y2
JPS6117214Y2 JP780879U JP780879U JPS6117214Y2 JP S6117214 Y2 JPS6117214 Y2 JP S6117214Y2 JP 780879 U JP780879 U JP 780879U JP 780879 U JP780879 U JP 780879U JP S6117214 Y2 JPS6117214 Y2 JP S6117214Y2
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JP
Japan
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engine
cooling air
valve plate
load
internal combustion
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JP780879U
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JPS55108214U (ja
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  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、冷却フアンによつて発生せしめられ
る冷却風の一部を点火栓を設けたシリンダヘツド
部に向けて供給するようにした火花点火式の内燃
機関に関するものである。
本考案者の推測によれば、この種の内燃機関の
あるものは、長時間無負荷又は軽負荷状態で運転
すると不測に機関停止(エンスト)することが認
められた。この原因について種々の方向から検討
したところ次のような事実が明らかとなつた。即
ち、内燃機関を長時間無負荷又は軽負荷状態で運
転すると、シリンダヘツド部が冷却風によつて過
冷却状態となり、それに伴つて点火栓がカーボン
付着等によつて絶縁低下を来し、遂には失火する
に至るということである。
このような現象を防止するためにはシリンダヘ
ツド部への冷却風量を少くするように設計すれば
よいのであるが、高出力から低出力まで多目的の
用途に使用される、たとえば汎用エンジンのよう
な場合には、無負荷又は低負荷運転状態に合わせ
てシリンダヘツド部への冷却風量を少な目に決定
すると、高負荷運転時にはシリンダヘツド部が過
熱状態となる。
本考案は、上記の如き観察の下になされたもの
であり、高負荷運転状態から無負荷運転状態に至
るまでシリンダヘツド部を常に適温に保持し、以
つて不測のエンスト等のトラブルを防止し得るよ
うにした内燃機関を提供することを目的とするも
のである。
以下、本考案の内燃機関を図示の実施例によつ
て説明すると、第1図において符号1は機関本
体、2は機関軸、3は該機関軸2の一端に直結さ
れているフライホイルマグネツト、4はフライホ
イルマグネツト3に取付けられている遠心式の冷
却フアン、5はシリンダヘツド20に取付けられ
ている点火栓を示している。
機関本体1の一方の側面(冷却フアン4側)に
は窓穴9をもつエンジンカバー7と該窓穴9に着
脱自在に取付けられる窓蓋ユニツト8とからなる
カバーユニツト6が配設されている。このカバー
ユニツト6は冷却フアン4で発生せしめられた冷
却風Wを機関本体1のシリンダ部19及びシリン
ダヘツド20の方向へ向けて案内する作用をする
とともに、窓蓋ユニツト8に取付けられている揺
動式の弁板11によつてシリンダヘツド部20の
方向、即ち点火栓5の方向への冷却風量を調節す
る作用をする。
窓蓋ユニツト8は窓穴9を閉蓋する蓋板10の
裏面にL形の弁板11を支軸12によつて活動自
在に取付けている。弁板11は機関が高速運転状
態にあつて冷却風Wの風量又は風速が大なるとき
は、第1図において符号11′で示すように風圧
によつて上方に持ち上げられ、点火栓5へ向けて
比較的多量の冷却風Wを供給するが、機関が低速
(無負荷又は軽負荷)運転状態にあつては冷却風
Wの風量又は風速が小なるときは、自己の重量に
よつて下方に降下し、点火栓5の方向への冷却風
の供給を規制する作用をする。弁板11の基端部
には下向きの折曲部11aが連設せしめられてい
るが、この折曲部11aは弁板11が水平方向よ
り下側に傾動しないようにするためのストツパー
の作用をしている。
又、この弁板11は支軸12を抜きとることに
よつて蓋板10から取外すことができ(第3図参
照)、必要に応じて弁板なしで使用することがで
きる。
蓋板10は金属の弾性を利用したいわゆるプツ
シユナツト16,16……を使用してエンジンカ
バー7に着脱自在に取付けられている。
尚、図において符号14は窓穴9の上方に設け
られた雨除け用カバー、15は窓穴9の周辺に取
付けられた防水用シール材、17,18はプツシ
ユナツト挿通用穴、21はエアクリーナ、22は
排気消音器、23はリコイルスタータ、25は燃
料タンク、26,27は支軸12のための軸受を
示している。
図示実施例の内燃機関は、上記の如く構成され
ているから、機関回転数が低いときは弁板11が
下動し、機関が長時間に亘つて無負荷又は軽負荷
(低速)運転状態にあつても点火栓5方向への冷
却風を制限して点火栓5の周辺部が過冷却される
のを防止し、もつて点火栓5にカーボン等の異物
が付着するのを防止する。又、それによつて点火
栓5の絶縁低下を防止して機関が不測にエンスト
する等のトラブルを防止し得るものである。
尚、図示の内燃機関においては、機関回転数が
上昇すれば弁板11が風圧によつて持ち上げられ
て、シリンダヘツド20方向への冷却風供給量が
増大するようになつているから、シリンダヘツド
20及び点火栓5が過熱状態となることはない。
又、図示の内燃機関をほとんど中負荷以上の運
転域で使用する場合は、点火栓5が過冷却状態に
おちいることがなく、従つて弁板11はその必要
がなくなるから、そのような場合には弁板11を
取外したまま使用することができる。
さらに又、窓蓋ユニツト8の全体又はその一部
を透明な合成樹脂により形成すると、運転状態に
おける弁板11の作動を容易に視認することがで
き、弁板11の作動不良によるエンジンの焼付事
故を未然に防止することができる。
このように、本考案の内燃機関は冷却風通路に
弁板11を配置して機関の無負荷又は軽負荷運転
時に点火栓5が冷却風Wによつて過冷却されない
ようにしているから、点火栓5の過冷却にもとづ
く不測のエンスト等のトラブルがなく、内燃機関
を長時間に亘つて低速運転する、たとえばタバコ
移植作業等の場合にも何ら支障なく機関を連続使
用することができる。又、本考案の内燃機関を高
負荷作業用原動機として使用する場合は、弁板1
1を取外せばそのまま高負荷作業用原動機として
使用することができる。このように本考案の内燃
機関は、無負荷から高負荷までいかなる負荷状態
であつても点火栓5の過冷却によるエンストやシ
リンダヘツド部の冷却不足による焼付等のトラブ
ルなしに連続運転し得るものである。
なお、本考案は上記の各効果のほか、弁板11
を蓋板10の着脱にしたがつて装脱自在としてい
ることになり、弁板11の保守点検が容易に行な
えるという効果がある。さらに該弁板11は、エ
ンジンカバー7等の着脱をせずに窓穴9から装脱
できるので、弁板11の取付運転や弁板11の取
外したままの運転が択一的且つ容易に行なえる等
の実用的効果がある。
又、本考案の内燃機関は、点火栓5が絶縁低下
により早期に損耗するのを防止する点でも効果を
奏する等、実用的価値の高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例にかかる内燃機関の要
部切開正面図、第2図は第1図の内燃機関で使用
されているカバーユニツトの展開図、第3図は第
2図に示されている窓蓋ユニツトの分解下方斜視
図である。 1……機関本体、2……機関軸、4……冷却フ
アン、5……点火栓、7……エンジンカバー、1
1……弁板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 冷却フアン4によつて発生せしめられる冷却風
    Wの一部を点火栓5を設けたシリンダヘツド部2
    0に向けて供給するようにした内燃機関であつ
    て、前記冷却風Wの通路を形成するエンジンカバ
    ー7に、蓋板10によつて開閉可能に覆蓋される
    窓穴9を形成し、該窓穴9の内側には、前記冷却
    フアン4と点火栓5との間で機関の軽負荷又は無
    負荷運転時に前記点火栓5への冷却風Wの供給を
    遮断又は低減させる作用をする弁板11を、前記
    蓋板10の着脱に応じて、装脱可能に配設したこ
    とを特徴とする内燃機関。
JP780879U 1979-01-23 1979-01-23 Expired JPS6117214Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP780879U JPS6117214Y2 (ja) 1979-01-23 1979-01-23

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP780879U JPS6117214Y2 (ja) 1979-01-23 1979-01-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55108214U JPS55108214U (ja) 1980-07-29
JPS6117214Y2 true JPS6117214Y2 (ja) 1986-05-27

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ID=28815966

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JP780879U Expired JPS6117214Y2 (ja) 1979-01-23 1979-01-23

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JPS55108214U (ja) 1980-07-29

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