JPS61170520A

JPS61170520A - 徐冷設備

Info

Publication number: JPS61170520A
Application number: JP1336385A
Authority: JP
Inventors: Shozo Yunokuchi; 正誠湯ノ口; Tomio Nagaoka; 富男長岡; Fumio Tanigawa; 文男谷川; Osamu Ishigami; 修石上
Original assignee: Kobe Steel Ltd
Current assignee: Kobe Steel Ltd
Priority date: 1985-01-25
Filing date: 1985-01-25
Publication date: 1986-08-01
Also published as: JPH0480968B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、圧延線材を直接熱処理する徐冷設備に関する
。

（従来の技術）熱間圧延された圧延線材を捲線機によりコイルに捲取っ
た場合、鋼種によっては、そのままでは、引張り強さが
強くて、伸線できないため、コイルをその潜熱を利用し
て徐冷して、引張り強さを弱（する場合がある。

上記のように、コイルを直接熱処理して徐冷する徐冷設
備としては種々のものがあり、この種の徐冷設備では、
圧延線材の径や長さ°、鋼種、コイルの単位重量算、０
？コイルの仕様に応じて、徐冷時間を変更するために、
徐冷設備におけるコイルを徐冷する徐冷領域の体積を変
更する必要がある。

又、生産性の悪化を招来しないように、徐冷するコイル
も徐冷しないコイルも一つのラインで処理するためには
、徐冷するコイルも徐冷しないコイルも徐冷設備を通過
させる必要があるが、このように、徐冷するコイルも徐
冷しないコイルも徐冷ｉ備を通過させるためには、徐冷
設備を、コイルを徐冷する徐冷体勢と、コイルを徐冷し
ない非徐冷体勢とに体勢変更自在とする必要がある。

（発明が解決しようとする問題点）然し乍ら、従来においては、徐冷領域の体積の変更や、
徐冷体勢と非徐冷体勢相互間での体勢変更を簡易な構造
でもって容易に行うことができなかった。

本発明は１、徐冷体勢と非徐冷体勢相互間での体勢変更
と、徐冷領域の体積を所望体積に容易に設定できる徐冷
設備を提供することを目的とする。

（問題点を解決するための手段）上記目的を達成するために、本発明の特徴とする処は、
壁部１５．１６．１７．１８．３３．３４が断熱性を有
し且つコイル５の搬送経路を内存状としてコイル５をそ
の潜熱を利用して徐冷するダクト８と、ダクト８の壁部
１５．１６．１７．１Ｂ、　３３．３４を開閉すること
でダクト８におけるコイル５を徐冷する徐冷領域の体積
を零から所定体積の範囲内で設定する手段とを備えた点
にある。

（作　用）本発明によれば、コイル５を徐冷する場合には、コイル
５をダクト８内部に搬送して徐冷する。

そして、コイル５の仕様に応じて、ダクト８の壁部１５
．１６．１７．１Ｂ、　３３．３４を開放することで、
ダクト８の徐冷領域の体積を所望体積に設定して、徐冷
条件を設定し、コイル５の良好な徐冷を行う。

又、コイル５を徐冷しない場合には、ダクト８の壁部１
５．１６．１７．１Ｂ、　３３．３４を開放して、ダク
ト８の徐冷体積を零とし、この状態で、コイル５をダク
ト８内を通過させる。

（実施例）以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明すれば、第
１図乃至第３図はオンライン徐冷設備１の全体を示すも
ので、徐冷設備１は、ポーリング式、エデンホーン式等
の捲線機２とコイルハンガー３間に、プレートコンベア
４と共に設置されている。

捲線機２は、熱間圧延された圧延線材をコイル５に階数
るもので、この攪取られた°コイル５が、プレートコン
ベア４、コイルハンガー３、フックコンベア７により搬
送される。

徐冷設備１は、ダクト８を有し、該ダクト８は、コイル
５の搬送径路をプレートコンベア４と協働して内存状と
して、コイル５をその搬送過程でその潜熱を利用して徐
冷する。プレートコンベア４の搬送部はダクト８内の下
端部域を通る。

ダクト８はフロア９上に設置されるもので、第１〜第４
ダクト部１０〜１３を搬送方向に向って連設することで
構成されている。

第４図乃至第６図にも示すように、第１ダクト部１０は
フレーム１４と左右一対の側壁部１５と、天壁部１６と
、左右一対の入口扉１７と、３個の蓋体１８等から構成
されている。

フレーム１４は、フロア９下方の基礎部１９からフロア
９上方に突設されており、フレーム１４は直方体形状と
されて、各壁部１５．１６及び入口ｓ１７等が備えられ
る。

入口扉１７は第１ダクト部ｌＯの入口を開閉するもので
、各入口扉１７はフレーム１４に縦軸廻りに回動自在に
備えられると共に、ユニバーサルジヨイント等の連動機
構２０を介して、エアーシリンダ２１に連動連結されて
おり、エアーシリンダ２１の作動により、入口扉１７は
開閉せしめられる。

天壁部１６には、正方形状の換気口２２が第１ダクト部
１０の長手方向に３個形成されている。

蓋体１８は換気口２２を開閉するもので、円板状とされ
て、第１ダクト部１０内部の各換気口２２下方に配設さ
れている。

２４は３個の蓋体昇降装置で、第１ダクト部１０に、各
換気口２２及び蓋体１８に対応させて配設されている。

蓋体昇降装置２４は、エアーシリンダ２５と、ターンバ
ックル２６と、連繋体２７と、案内装置２８等から構成
されている。

エアーシリンダ２５は、基礎部１９に立設されて、第１
ダクト部１０の側方の地下内に配設されている。

連繋体２７としてはチェノ、ロープ等が用いられ、その
一端がターンバックル２６を介してエアーシリンダ２１
に連結され、他端が蓋体１８に連結されている。

案内装置２８は、天壁部１６のエアーシリンダ２１側の
側部上面に固設されるブラケット２９と、ブラケット２
９の両側端部に枢支される一対のプーリ３０とから成り
、これらブー１１３０により連繋体２７を案内する。

従って、エアーシリンダ２１の伸縮により、ターンバッ
クル２６、連繋体２７を介して、蓋体１８が昇降せしめ
られ、換気口２２が開閉せしめられる。

第７図乃至第１１図にも示すように、第２〜第４ダクト
部１１．１２．１３は全て同様に構成されており、これ
らダクト部１１．１２．１３は、フレーム３２と、左右
一対の側壁部３３と、天壁部３４等から構成されている
。

フレーム３２は、フロア９面下方の基礎部１９からフロ
ア９上方に突設されるもので、側壁部３３の両側端部を
案内する支柱３５を有する。

支柱３５はＨ型鋼から成り、縦設状とされて、支柱３５
に側壁部３３が側端部で昇降自在に嵌合されている。

尚、第３ダクト部１２の各支柱３５は、第２、第４各ダ
クト部１１．１３の第３ダクト部側の支柱３５と兼用化
されている。

３６は側壁部昇降装置で、各側壁部３３に対応して配置
されており、電動モータ３７と、巻掛機構３８と、連動
軸３９と、連繋体４０と、案内装置４１等から構成され
ている。

電動モータ３７は、サイクロ減速機及びブレーキを内蔵
するもので、各側壁部３３の外側方に配置されている。

連動軸３９は、各電動モータ３７と、各側壁部３３間で
、夫々、各ダクト部１１．１２．１３に沿って横設され
、フロア９に軸受装置４２を介して回転自在に備えられ
ている。　　− 巻掛機構３８は電動モータ３７と連動軸３９とを連動連
結するもので、電動モータ３７の駆動軸４３及び連動軸
３９に固設された一対のスプロケット４４．４５と、両
スプロケット４４．４５を連動させるチェ７４６とから
成る。

連繋体４０としてはチェ７、ロープ等が用いられ、その
一端が連動軸３９の各端部に一連結され、その他端が側
壁部３３の各側部に連結されている。

案内装置４１は、フレーム３２上端部各側端部に固設さ
れるブラケット４７と、ブラケット４７に枢支されたプ
ーリ４８とから成り、ブーＩＪ４８が連繋体４０を案内
する。

そして、各側壁部昇降装置３６においては、電動モータ
３７の駆動により、巻掛機構３８を介して、連動軸３９
が駆動されて、連動軸３９により連繋体４０が巻取り乃
至繰出されて、各側壁部３３が昇降せしめられる。

これにより、各側壁部３３は、第７図の実線で示すよう
に、フロア９の上方に突出して各ダクト部１１、１２．
１３の側方開口部を閉鎖状とする閉鎖位置と、第７図の
仮想線で示すように、フロア９下方の地下内に収納せし
められて各ダクト部１１．１２゜１３の側方開口部を開
放状とする全開位置との間で位置変更自在とされている
。

天壁部３４は左右の両側壁部３３上端及び／又はフレー
ム３２上端に載置されて着脱自在に固定され、起重機４
９により着脱されることで、各ダクト部Ｉｔ。

１２、１３の上方開口部が開閉せしめられる。

５０は起重機のフック、５１はフック５０の係合される
ワイヤで、天壁部３４に着脱自在に係止される。

そして、各ダクト部１０〜１３の各壁部１５．１６．３
３゜３４人入口扉７及び蓋体１８内面には断熱材が固着
されている。

上記のように構成した実施例によれば、作業時には、熱
間圧延された圧延線材を捲線１］１１２によりコイル５
に捲取つた後、プレートコンベア４、コイルハンガー３
、フックコンベア７により順次搬送していく。

上記の際において、コイル５を徐冷する場合には、捲線
機２による捲取作業中においては、まず、おく。　　− そして、捲線機２による捲取作業が終了すると、入口５
Ｒ１７を開放して、捲線機２により攪取ったコイル５を
、プレートコンベア４により、内面に断熱材が固着され
たダクト８内部に搬送して、コイル５をその潜熱を利用
して徐冷することで、コイル５の簡易焼なましを行い、
圧延線材の引張り強度さを弱くする。

尚、コイル５をダクト８内部に搬入した後に、第１ダク
ト部ｌＯの入口を入口扉１７により閉鎖して第１ダクト
部１０の断熱性を高めるようにする。

而して、上記の場合において、圧延線材の径や長さ、鋼
種、コイル５の単位重量等のコイル５の仕様に応じて、
ダクト８におけるコイル５を徐冷する徐冷領域の体積を
所望体積に設定して、徐冷条件を設定し、コイル５の良
好な徐冷を行う。

即ち、圧延線材の金属組織の変態に時間を要する場合に
は、第１ダクト部１０の換気口２２を蓋体１８により閉
鎖しておくと共に、第２〜第４ダクト部１１、１２．１
３の側方開口部及び上方開口部を側壁部３３及び天壁部
３４により閉鎖しておき、第１〜第４ダクト部１１〜１
４を徐冷領域として利用する。

又、圧延線材の金属組織の変態に時間を要しない場合に
は、上記同様にして、第１〜第３ダクト部１０．１１．
１２内部を徐冷領域として利用するが、第４ダクト部１
３においては、天壁部３４を起重機４９により取外すと
共に、両側壁部３３を全開位置として地下内に収容して
、第４ダクト部１３の側方開口部と上方開口部とを開放
状とし、第４ダクト部１３内部を徐冷領域として利用し
ないのである。

更に、上記の場合において、コイル５の単位重量が小さ
い場合には、側壁部３３の閉鎖位置と全開位置の途中位
置として、第２〜第４ダクト部１１゜１２、１３、又は
、第２、第３ダクト部１１．１２の徐冷領域を、上下方
向に関して、途中位置にある側壁部３３の上端とプレー
トコンベア４の搬送面間にわたる領域として、徐冷領域
を小さくし、冷却能力を増大させる。

又、コイル５を徐冷しない場合には、第１ダクト部１０
において、入口扉１７を開放しておくと共に、換気口２
２を開放して、第１ダクト部１０の換気が良好に行われ
るようにする。

又、第２〜第４ダクト部１１．１２．１３においては、
天壁部３４を起重＠４９により取外すと共に、両側壁部
３３を全開位置として、側方開口部及び上方開口部を開
放させておく。

上記状態で、コイル５をプレートコンベア４により搬送
すれば、コイル５は徐冷されない。

尚、第１ダクト部１０の冷却能力を更に高める場合には
、蓋体１８に昇降運動を行わせて、換気口２２、第１ダ
クト部１０の入口及び出口による換気量を増大させる。

（発明の効果）以上詳述したように、本発明によれば、壁部が断熱性を
有し且つコイルの搬送経路を内有状としてコイルをその
潜熱を利用して徐冷するダクトと、ダクトの壁部を開閉
することでダクトにおけるコイルを徐冷する徐冷領域の
体積を零から所定体積の範囲内で設定する手段とを備え
たので、徐冷領域の体積を零から所定体積の範囲内で容
易に設定できて、徐冷設備を徐冷体勢と非徐冷体勢とに
容易に体勢変更できると共に、徐冷領域の体積を所定体
積に容易に設定できる。本発明は上記利点を有すると共
に、その構造は簡易で、ローコストで実施可能であり、
実益大である。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、第１図は全体説明図、
第２図は同側面図、第３図は同平面図、第４図は第１ダ
クト部等の縦側断面図、第５図は同平面図、第６図は第
４図のＡ−Ａ線矢視断面図、第７図は第２ダクト部等の
側面図、第８図は同平面図、第９図及び第１０図の各図
は第７図のＢ−Ｂ線、Ｃ−Ｃ線番矢視断面図、第１１図
は第９図のＤ矢視図である。１・−徐冷設備、２−・−環線機、４−・プレートコン
ベア、５・−・コイル、８・−ダクト、１０〜１３−　
　第１〜第４ダクト部、１５．３３・−・側壁部、１６
．３４・−・天壁部、１７・−入口扉、１８・・・・・
蓋体、２２・−・換気口、２４・−蓋体昇降装置、３６
・−・側壁部昇降装置、４９・−・−・起重機。

Claims

【特許請求の範囲】

１、熱間圧延された圧延線材が捲線機２により捲取られ
て成るコイル５を徐冷する徐冷設備において、壁部１５
、１６、１７、１８、３３、３４が断熱性を有し且つコ
イル５の搬送経路を内有状としてコイル５をその潜熱を
利用して徐冷するダクト８と、ダクト８の壁部１５、１
６、１７、１８、３３、３４を開閉することでダクト８
におけるコイル５を徐冷する徐冷領域の体積を零から所
定体積の範囲内で設定する手段とを備えたことを特徴と
する徐冷設備。