JPS608054Y2 - 貸金庫 - Google Patents
貸金庫Info
- Publication number
- JPS608054Y2 JPS608054Y2 JP362378U JP362378U JPS608054Y2 JP S608054 Y2 JPS608054 Y2 JP S608054Y2 JP 362378 U JP362378 U JP 362378U JP 362378 U JP362378 U JP 362378U JP S608054 Y2 JPS608054 Y2 JP S608054Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- storage chamber
- safe
- deposit box
- safe deposit
- inner box
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Warehouses Or Storage Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は金融機関等における貸金庫に関するもので、
特に金庫室全体をユニット化して耐火・防盗性を阻害す
ることなく設置・移動を容易にし、さらに貸金庫業務の
省力化を図るようにしたものである。
特に金庫室全体をユニット化して耐火・防盗性を阻害す
ることなく設置・移動を容易にし、さらに貸金庫業務の
省力化を図るようにしたものである。
従来、銀行等における貸金庫設備は耐火・防盗性の優れ
た幅厚のコンクリート壁と強固な金庫扉とによって防護
された金庫室内に、貸金庫収納箱を多段に積層した構造
であるため、収容能力が限られるばかりでなく重量的に
も重く、特に既設店舗への設置にあたっては大掛りな工
事が必要となり、またこれらの貸金庫設備を利用するに
当たっては、顧客は銀行側案内者とともに金庫室内に入
り、案内者の立会いの下に初めて収納箱を解錠し、内箱
を取出せるものであった。
た幅厚のコンクリート壁と強固な金庫扉とによって防護
された金庫室内に、貸金庫収納箱を多段に積層した構造
であるため、収容能力が限られるばかりでなく重量的に
も重く、特に既設店舗への設置にあたっては大掛りな工
事が必要となり、またこれらの貸金庫設備を利用するに
当たっては、顧客は銀行側案内者とともに金庫室内に入
り、案内者の立会いの下に初めて収納箱を解錠し、内箱
を取出せるものであった。
従って顧客にとってはこれらの操作が面倒で時間がかか
ると同時に、貸金庫室に対する独自の空調設備や非常用
出入口あるいは非常換気装置等が必要とされ、また顧客
が数人型なった場合にはそれに応じた人数の案内者が必
要となり、貸金庫室内における犯罪事故等の危検性もあ
るなどの問題があった。
ると同時に、貸金庫室に対する独自の空調設備や非常用
出入口あるいは非常換気装置等が必要とされ、また顧客
が数人型なった場合にはそれに応じた人数の案内者が必
要となり、貸金庫室内における犯罪事故等の危検性もあ
るなどの問題があった。
この考案はこれらの点に鑑みてなされたもので、金庫室
全体をユニット化して貸金庫室を構成するとともに、内
部には複数の収納室ユニットを走行可能に配設し、顧客
が取出口から予め指定された内箱を取出せるようにした
もので、これにより貸金庫室内の収容能力を著しく高め
、さらに案内者等の省力化を可能とした貸金庫を堤供す
ることを目的とする。
全体をユニット化して貸金庫室を構成するとともに、内
部には複数の収納室ユニットを走行可能に配設し、顧客
が取出口から予め指定された内箱を取出せるようにした
もので、これにより貸金庫室内の収容能力を著しく高め
、さらに案内者等の省力化を可能とした貸金庫を堤供す
ることを目的とする。
次に、この考案の一実施例を図面基づいて詳細に説明す
ると、１は四周天地全面を耐火・防盗性の特殊鋼体によ
って構成した直方体状の筐体すなわち貸金庫室本体で、
この本体１の前面中央には取出口となる開口部２が設け
られているとともに、これに対してスライド可能な金庫
扉３が配設され、その両側にはカードリーグ、テンキー
のはかに警報装置等を含む操作パネル部４が配設しであ
る。
ると、１は四周天地全面を耐火・防盗性の特殊鋼体によ
って構成した直方体状の筐体すなわち貸金庫室本体で、
この本体１の前面中央には取出口となる開口部２が設け
られているとともに、これに対してスライド可能な金庫
扉３が配設され、その両側にはカードリーグ、テンキー
のはかに警報装置等を含む操作パネル部４が配設しであ
る。
５．５・・・は前記本体１内に長円形に配設された縦長
の収納室ユニットであり、これら各々収納室ユニット５
，５・・・は前記開口部２に対応する横幅を有するとと
もに内部は多数段に仕切られて多数の収納室５ａ、５ａ
・・・が棚状に形成され、各収納室５ａ、５ａ・・・内
には内箱５ｂが収容されているとともにその開口部には
個々に電磁錠を備えた外扉６が開閉可能に取り付けであ
る。
の収納室ユニットであり、これら各々収納室ユニット５
，５・・・は前記開口部２に対応する横幅を有するとと
もに内部は多数段に仕切られて多数の収納室５ａ、５ａ
・・・が棚状に形成され、各収納室５ａ、５ａ・・・内
には内箱５ｂが収容されているとともにその開口部には
個々に電磁錠を備えた外扉６が開閉可能に取り付けであ
る。
また収納室ユニット５，５・・・はその上下両端部をチ
ェーン７．７によって相互に連結され、この連結媒体で
あるチェーン７．７は本体１内の前後部にベアリング８
，８を介して立設された回転軸９ａ、９ｂ上のチェーン
スプロケット１０．１０に巻回装架されている。
ェーン７．７によって相互に連結され、この連結媒体で
あるチェーン７．７は本体１内の前後部にベアリング８
，８を介して立設された回転軸９ａ、９ｂ上のチェーン
スプロケット１０．１０に巻回装架されている。
そして各々収納室ユニット５，５・・・は上記回転軸９
ｂに連繋されたモータの如き原動機（図示略）を回転駆
動することによって本体１内の長円形軌跡上を順次走行
するようになっている。
ｂに連繋されたモータの如き原動機（図示略）を回転駆
動することによって本体１内の長円形軌跡上を順次走行
するようになっている。
前記チェーン７．７は本体１の天井部並びに底面部上に
設けられた断面略コの字形のフレーム１１．１１によっ
て包囲されているとともにその両側部をガイドレール１
２ａ、１２ａに挟持されるかたちでガイドされ、さらに
チェーン７．７の下端部の数個所に取り付けられたロー
ラ１３，１３は同じくフレーム１１．１１のガイドレー
ル１２ｂ上を嵌合転動して収納室ユニット５，５・・・
の走行を円滑化ならしめるように構成しである。
設けられた断面略コの字形のフレーム１１．１１によっ
て包囲されているとともにその両側部をガイドレール１
２ａ、１２ａに挟持されるかたちでガイドされ、さらに
チェーン７．７の下端部の数個所に取り付けられたロー
ラ１３，１３は同じくフレーム１１．１１のガイドレー
ル１２ｂ上を嵌合転動して収納室ユニット５，５・・・
の走行を円滑化ならしめるように構成しである。
なお、１４．１４は収納室ユニット５，５・・・の底面
部の適宜個所に設けられた補助ローラで、この補助ロー
ラ１４，１４もまた本体１の底面部上に敷設されたガイ
ドレール１２ｃ上を転動する。
部の適宜個所に設けられた補助ローラで、この補助ロー
ラ１４，１４もまた本体１の底面部上に敷設されたガイ
ドレール１２ｃ上を転動する。
次に上記のように構成された貸金庫の一連の動作につい
て説明する。
て説明する。
まず、操作パネル部４のカード挿入口から磁気カードを
挿入し、テンキースイッチにて個人コード番号を入力す
る。
挿入し、テンキースイッチにて個人コード番号を入力す
る。
挿入された磁気カードが正当なもので個人コード番号が
正しければ金庫扉３が開扉すると同時に原動機が駆動し
、収納室ユニット５，５・・・が左右何れかの方向に走
行して入力した個人コード番号に対応する収納室が含ま
れる何れかの収納室ユニット５が取出口２の前に倒達し
た時点で停止する。
正しければ金庫扉３が開扉すると同時に原動機が駆動し
、収納室ユニット５，５・・・が左右何れかの方向に走
行して入力した個人コード番号に対応する収納室が含ま
れる何れかの収納室ユニット５が取出口２の前に倒達し
た時点で停止する。
そして各収納室５ａ、５ａ・・・には電磁錠が設置され
ているので、操作が正常の場合のみ解錠し、外扉６が開
扉することによってその収納室内にある内箱を取り出す
ことができる。
ているので、操作が正常の場合のみ解錠し、外扉６が開
扉することによってその収納室内にある内箱を取り出す
ことができる。
続いて、内箱を取り出し、外扉６を閉じると外扉６は自
動的に施錠し、また一定時間後に金庫扉３も閉じる。
動的に施錠し、また一定時間後に金庫扉３も閉じる。
そして所定の用事が終了して内箱を元に戻す際には、再
び磁気カードを挿入してテンキースイッチ操作によって
入力することにより行なわれる。
び磁気カードを挿入してテンキースイッチ操作によって
入力することにより行なわれる。
モして内箱を戻し、外扉を閉じると電磁錠は自動的に施
錠され、一定時間後に金庫扉３が閉じて一連の動作が終
了し、次の顧客を待機することになる。
錠され、一定時間後に金庫扉３が閉じて一連の動作が終
了し、次の顧客を待機することになる。
以上の説明から明らかなようにこの考案にかかる貸金庫
は、前面部に取出口を有する筐体内に、多段にわたって
複数の収納室が形成された収納室ユニットを複数個長円
形に配設して相互に連結するとともに、この収納室ユニ
ット全体を回転走行させる駆動機構を備え、所定の操作
によって所望する収納室を含む収納ユニットを前記取出
口に近い方に回転せしめ停留できるようにしたものであ
り、従って本考案によれば筐体に対して収納室ユニット
が回転走行できるので単位面積当たりの収納能力を著し
く向上できるとともに、金庫室全体がユニット化されて
いるので設備重量も軽減でき、また既設店舗等への設置
並びにその据付は工事が極めて簡単なものとなり従来の
ように金庫室独自の空調・換気装置等が全く不要となる
。
は、前面部に取出口を有する筐体内に、多段にわたって
複数の収納室が形成された収納室ユニットを複数個長円
形に配設して相互に連結するとともに、この収納室ユニ
ット全体を回転走行させる駆動機構を備え、所定の操作
によって所望する収納室を含む収納ユニットを前記取出
口に近い方に回転せしめ停留できるようにしたものであ
り、従って本考案によれば筐体に対して収納室ユニット
が回転走行できるので単位面積当たりの収納能力を著し
く向上できるとともに、金庫室全体がユニット化されて
いるので設備重量も軽減でき、また既設店舗等への設置
並びにその据付は工事が極めて簡単なものとなり従来の
ように金庫室独自の空調・換気装置等が全く不要となる
。
また、本考案にあっては、スライド可能な金庫扉を設け
るとともに、取出口の左右にはカードリーグ、テンキー
を含む操作パネル部を配設し、カードリーダに対するカ
ード挿入操作およびテンキーに対する所定の暗証番号入
力操作により、前記金庫扉を開扉して所望の収納室から
の内箱の取出を可能にし、同時に前記駆動機構を駆動さ
せて所望の収納室を含む収納室ユニットを前記取出口に
停留させるとともに、内箱の最終の動作により前記金庫
扉が閉扉されるようになしたものであるから、すべての
操作を顧客−人の作業で行なうことができ、受付者ある
いは案内者の省力化、ひいては無人化が可能となるなど
の利点を有する。
るとともに、取出口の左右にはカードリーグ、テンキー
を含む操作パネル部を配設し、カードリーダに対するカ
ード挿入操作およびテンキーに対する所定の暗証番号入
力操作により、前記金庫扉を開扉して所望の収納室から
の内箱の取出を可能にし、同時に前記駆動機構を駆動さ
せて所望の収納室を含む収納室ユニットを前記取出口に
停留させるとともに、内箱の最終の動作により前記金庫
扉が閉扉されるようになしたものであるから、すべての
操作を顧客−人の作業で行なうことができ、受付者ある
いは案内者の省力化、ひいては無人化が可能となるなど
の利点を有する。
図面はこの考案に係る貸金庫の一実施例を示すもので、
第１図はその正面図、第２図は水平断面説明図、第３図
は縦断面説明図、第４図は収納室ユニットの詳細を示す
正面図、第５図は第２図における■−■線断面説明図、
第６図は同じく第２図におけるＶＩ−Ｖｌ線断面説明図
である。 １・・・・・・筐体（金庫室本体）、２・・・・・・取
出口、５・・・・・・収納室ユニット、５ａ・・・・・
・収納室、７・・・・・・チェーン、１０・・・・・・
チェーンスプロケット。
第１図はその正面図、第２図は水平断面説明図、第３図
は縦断面説明図、第４図は収納室ユニットの詳細を示す
正面図、第５図は第２図における■−■線断面説明図、
第６図は同じく第２図におけるＶＩ−Ｖｌ線断面説明図
である。 １・・・・・・筐体（金庫室本体）、２・・・・・・取
出口、５・・・・・・収納室ユニット、５ａ・・・・・
・収納室、７・・・・・・チェーン、１０・・・・・・
チェーンスプロケット。
Claims (1)
- 前面部に取出口を有する筐体内に、複数の収納室が多段
に亘って形成された複数の収納室ユニットを長円形に配
設して相互に連結するとともに、この収納室ユニット全
体を回転走行させる駆動機構を備えた貸金庫であって、
前記取出口にはスライド可能な金庫扉を設けるとともに
、取出口の左右にはカードリーグー、テンキーを含む操
作パネル部を配設してなり、カードリーグに対するカー
ド挿入操作おむびテンキーに対する所定の暗証番号入力
操作により、前記金庫扉を開扉して所望の収納室からの
内箱の取出しを可能にし、同時に前記駆動機構を駆動さ
せて所望の収納室を含む収納室ユニットを前記取出口に
停留させるとともに、内箱の再収納動作により前記金庫
扉が閉扉されるようにしたことを特徴とする貸金庫。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP362378U JPS608054Y2 (ja) | 1978-01-17 | 1978-01-17 | 貸金庫 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP362378U JPS608054Y2 (ja) | 1978-01-17 | 1978-01-17 | 貸金庫 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54107397U JPS54107397U (ja) | 1979-07-28 |
| JPS608054Y2 true JPS608054Y2 (ja) | 1985-03-19 |
Family
ID=28807778
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP362378U Expired JPS608054Y2 (ja) | 1978-01-17 | 1978-01-17 | 貸金庫 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS608054Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58156871U (ja) * | 1982-04-12 | 1983-10-19 | 株式会社イト−キ | 耐火性収納装置 |
| JPS6183778A (ja) * | 1984-09-28 | 1986-04-28 | 株式会社 富士精工本社 | 無人化貸金庫の顧客操作装置 |
| IT201900025408A1 (it) * | 2019-12-23 | 2021-06-23 | Tecnomeccanica Magrini S R L | Magazzino automatico. |
-
1978
- 1978-01-17 JP JP362378U patent/JPS608054Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54107397U (ja) | 1979-07-28 |
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