JPS61170374A - 渋柿果汁の製造方法 - Google Patents
渋柿果汁の製造方法Info
- Publication number
- JPS61170374A JPS61170374A JP60008173A JP817385A JPS61170374A JP S61170374 A JPS61170374 A JP S61170374A JP 60008173 A JP60008173 A JP 60008173A JP 817385 A JP817385 A JP 817385A JP S61170374 A JPS61170374 A JP S61170374A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- juice
- astringent
- astringent persimmon
- ultrafiltration
- persimmon juice
- Prior art date
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- Pending
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- Non-Alcoholic Beverages (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は渋味を有しない渋柿果汁を製造する方法に関す
るものである。
るものである。
古くから柿渋は脳卒中、高血圧、中風などに効果がある
とされている。この柿渋液の製造法は、一般的には小粒
の未熟果のへたを除去した後、破砕し、−週間以上放置
し、醗酵せしめ濾過後その上清を使用していた。
とされている。この柿渋液の製造法は、一般的には小粒
の未熟果のへたを除去した後、破砕し、−週間以上放置
し、醗酵せしめ濾過後その上清を使用していた。
しかしその強い渋味のため飲用し難く、継続して飲用す
るのは非常に努力を要するものであった。
るのは非常に努力を要するものであった。
そこで、この柿渋の飲みにくさを改善するために種々の
研究が行われ、例えば、渋柿を磨砕し、自然醗酵せしめ
て、タンニン含有量4.5〜6重量%の柿渋液とし、こ
の浅漬を濾過し、濾液を乾燥粉末化して渋柿含有粉末飲
料とくする方法(特公昭56−51741号、同56−
51742号公報)などが開示されている。
研究が行われ、例えば、渋柿を磨砕し、自然醗酵せしめ
て、タンニン含有量4.5〜6重量%の柿渋液とし、こ
の浅漬を濾過し、濾液を乾燥粉末化して渋柿含有粉末飲
料とくする方法(特公昭56−51741号、同56−
51742号公報)などが開示されている。
上記従来の方法においては柿果汁の状態で渋味を除き継
続して飲用できるものはなく、これを乾燥粉末としてい
た。従って、工程も増加し、収率も低下し、果実飲料と
しての形態でなく薬品としての形態となり一般の嗜好に
も適合しない欠点があった。
続して飲用できるものはなく、これを乾燥粉末としてい
た。従って、工程も増加し、収率も低下し、果実飲料と
しての形態でなく薬品としての形態となり一般の嗜好に
も適合しない欠点があった。
本発明は渋柿果実の有する渋味を簡単な操作で除去し、
柿果実の有する種々の薬効を有する成分は除去されずに
果汁中に存在し、しかも飲料に適し、継続飲用できる渋
柿果汁を提供するものである。
柿果実の有する種々の薬効を有する成分は除去されずに
果汁中に存在し、しかも飲料に適し、継続飲用できる渋
柿果汁を提供するものである。
本発明は渋柿果実を搾汁し、その搾汁液を限外濾過する
ことを特徴とする渋柿果汁の製造方法である。
ことを特徴とする渋柿果汁の製造方法である。
本発明に使用する渋柿果実は、渋柿なら種類を問わず使
用できるが、西条、妙丹9葉隠、四ツ溝。
用できるが、西条、妙丹9葉隠、四ツ溝。
蜂屋、平核無、岩瀬戸等一般的な渋柿果実が用いられ、
特に未熟果が好ましい。
特に未熟果が好ましい。
本発明に用いる限外濾過は一般の濾過によりコロイド粒
子を分離する操作を言い、限外濾過膜により渋味を有す
る高分子量のタンニンと渋柿液中の有効成分である低分
子量のタンニン様物質であるフラボン、フラボノール、
アンドシアン等の低分子フェノリクス及びビタミンA、
C等のビタミン類、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸等の
有機酸を分離する。この限外濾過に用いる限外濾過膜は
通常の限外濾過に用いられる濾過膜例えば布、素焼の多
孔板に付けたコロジオン膜、ホルマリンで硬化したゼラ
チン膜、ケイ酸膜、セロハン膜などが用いられる。
子を分離する操作を言い、限外濾過膜により渋味を有す
る高分子量のタンニンと渋柿液中の有効成分である低分
子量のタンニン様物質であるフラボン、フラボノール、
アンドシアン等の低分子フェノリクス及びビタミンA、
C等のビタミン類、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸等の
有機酸を分離する。この限外濾過に用いる限外濾過膜は
通常の限外濾過に用いられる濾過膜例えば布、素焼の多
孔板に付けたコロジオン膜、ホルマリンで硬化したゼラ
チン膜、ケイ酸膜、セロハン膜などが用いられる。
本発明の渋柿果汁の製造方法は、柿を水洗した後、搾汁
機などにより破砕し、スクリーン、ネット等で固形分と
果汁とを分離する。この果汁をそのまま限外濾過にかけ
てもよいが、この段階では果汁中に多量の果肉、繊維質
を含み、限外濾過の能率が低下するので、好ましくは、
上記搾汁した果汁を酵素処理、濾紙、ケイソウ土、その
他の濾材による濾過、遠心分離等の操作を行ない、粗大
な粒子、夾雑物等を除いて後限外濾過を行う。
機などにより破砕し、スクリーン、ネット等で固形分と
果汁とを分離する。この果汁をそのまま限外濾過にかけ
てもよいが、この段階では果汁中に多量の果肉、繊維質
を含み、限外濾過の能率が低下するので、好ましくは、
上記搾汁した果汁を酵素処理、濾紙、ケイソウ土、その
他の濾材による濾過、遠心分離等の操作を行ない、粗大
な粒子、夾雑物等を除いて後限外濾過を行う。
以上のようにして限外濾過を行った渋柿果汁は渋味を殆
ど感じることな(、そのままでも飲用に供し得るが、蜂
蜜、ブドウ糖、果糖、ショ糖等の甘味剤及びフェニルア
ラニン、イソロイシン、スレオニン等のアミノ酸類、ビ
タミン類等を調味剤として添加して矯正してもよい。こ
の果汁は従来の柿渋と相違して飲み易いのみならず他の
飲料の原料としても使用できる。例えばウィスキー、炭
酸飲料、乳酸飲料等と混合すれば嗜好的にもすぐれた飲
料として用いられる。
ど感じることな(、そのままでも飲用に供し得るが、蜂
蜜、ブドウ糖、果糖、ショ糖等の甘味剤及びフェニルア
ラニン、イソロイシン、スレオニン等のアミノ酸類、ビ
タミン類等を調味剤として添加して矯正してもよい。こ
の果汁は従来の柿渋と相違して飲み易いのみならず他の
飲料の原料としても使用できる。例えばウィスキー、炭
酸飲料、乳酸飲料等と混合すれば嗜好的にもすぐれた飲
料として用いられる。
次に本発明の実施例を示す。
渋柿の未熟果3.0kgを水洗した後、搾汁機で搾汁を
行い、渋柿果汁1.2瞳を得る。
行い、渋柿果汁1.2瞳を得る。
この渋柿果汁を生産用濾紙N126を用いて濾過し、こ
の果汁を限外濾過膜(ポリスルフォン系プラスチック膜
分画1分子量80.000)を用いて限外濾過を行い、
1.0 kgの渋柿果汁を得る。
の果汁を限外濾過膜(ポリスルフォン系プラスチック膜
分画1分子量80.000)を用いて限外濾過を行い、
1.0 kgの渋柿果汁を得る。
本実施例の搾汁量、果汁の分析結果を表で示す。
表
〔発明の効果及び作用〕
本発明は渋柿果実を用い操作簡易に渋柿果実中高分子量
のタンニンすなわち、タンパク質に対し強い結合性を示
し、この性質のためタンパク質である人の舌に強く結合
して強烈な渋味を呈するポリフェノリクスのみを分離し
、その他の人に対し、利尿作用、ナトリウム排泄促進作
用、血圧によい効果を示す、フラボン、フラボノール、
アントシアン等の低分子フェノリクス、ビタミンA、C
、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸などの物質をそのまま
含有する渋味のない渋柿果実が得られる方法である。
のタンニンすなわち、タンパク質に対し強い結合性を示
し、この性質のためタンパク質である人の舌に強く結合
して強烈な渋味を呈するポリフェノリクスのみを分離し
、その他の人に対し、利尿作用、ナトリウム排泄促進作
用、血圧によい効果を示す、フラボン、フラボノール、
アントシアン等の低分子フェノリクス、ビタミンA、C
、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸などの物質をそのまま
含有する渋味のない渋柿果実が得られる方法である。
従って、本発明は従来継続飲用が困難であった渋柿果汁
を一般の飲料又はその原料として何人も継続して飲用す
ることができ、渋柿果汁中の各種有用物質を人体に供給
することができる極めて有用な発明である。
を一般の飲料又はその原料として何人も継続して飲用す
ることができ、渋柿果汁中の各種有用物質を人体に供給
することができる極めて有用な発明である。
Claims (1)
- 1、渋柿果汁を搾汁し、この搾汁液を限外濾過すること
を特徴とする渋柿果汁の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60008173A JPS61170374A (ja) | 1985-01-19 | 1985-01-19 | 渋柿果汁の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60008173A JPS61170374A (ja) | 1985-01-19 | 1985-01-19 | 渋柿果汁の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61170374A true JPS61170374A (ja) | 1986-08-01 |
Family
ID=11685932
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60008173A Pending JPS61170374A (ja) | 1985-01-19 | 1985-01-19 | 渋柿果汁の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61170374A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02117370A (ja) * | 1988-10-27 | 1990-05-01 | Riyuukiyuu Cement Kk | 霊芝抽出物の苦味除去方法 |
US5738887A (en) * | 1993-08-17 | 1998-04-14 | Wu; Wencai | Process of preparing fruit/vegetable juice and protein emulsion with multi-enzyme system |
JP2005270766A (ja) * | 2004-03-24 | 2005-10-06 | Nara Prefecture | 柿タンニンの抽出方法、及びこの方法で抽出された柿タンニン |
WO2012131129A1 (es) * | 2011-03-25 | 2012-10-04 | Consejo Superior De Investigaciones Científicas (Csic) | Productos alimenticios derivados de caqui y método de obtención |
US20130302453A1 (en) * | 2008-03-31 | 2013-11-14 | Altan Co., Ltd. | "Method for Disinfection or Infection Control Against a Non-Enveloped Virus" |
CN104983012A (zh) * | 2015-08-01 | 2015-10-21 | 河北农业大学 | 一种不返涩浓缩柿子汁的制作方法 |
JP2020078260A (ja) * | 2018-11-13 | 2020-05-28 | 河野 源 | 渋柿由来糖分含有低渋味柿果汁の製造方法 |
-
1985
- 1985-01-19 JP JP60008173A patent/JPS61170374A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02117370A (ja) * | 1988-10-27 | 1990-05-01 | Riyuukiyuu Cement Kk | 霊芝抽出物の苦味除去方法 |
US5738887A (en) * | 1993-08-17 | 1998-04-14 | Wu; Wencai | Process of preparing fruit/vegetable juice and protein emulsion with multi-enzyme system |
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US9445605B2 (en) * | 2008-03-31 | 2016-09-20 | Hiroshima University | Method for disinfection or infection control against a non-enveloped virus |
WO2012131129A1 (es) * | 2011-03-25 | 2012-10-04 | Consejo Superior De Investigaciones Científicas (Csic) | Productos alimenticios derivados de caqui y método de obtención |
ES2389067A1 (es) * | 2011-03-25 | 2012-10-23 | Consejo Superior De Investigaciones Científicas (Csic) | Productos alimenticios derivados de caqui y método de obtención. |
CN104983012A (zh) * | 2015-08-01 | 2015-10-21 | 河北农业大学 | 一种不返涩浓缩柿子汁的制作方法 |
JP2020078260A (ja) * | 2018-11-13 | 2020-05-28 | 河野 源 | 渋柿由来糖分含有低渋味柿果汁の製造方法 |
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