JPS6116950Y2 - - Google Patents

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JPS6116950Y2
JPS6116950Y2 JP6826680U JP6826680U JPS6116950Y2 JP S6116950 Y2 JPS6116950 Y2 JP S6116950Y2 JP 6826680 U JP6826680 U JP 6826680U JP 6826680 U JP6826680 U JP 6826680U JP S6116950 Y2 JPS6116950 Y2 JP S6116950Y2
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surface plate
welding
plate
movable
inclined surface
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、隈肉継手などの溶接を行なう際に被
溶接材の2部材又は3部材を拘速し、変形の少な
い溶接物を得るための溶接用拘速治具に関するも
のである。
従来は、隈肉継手などを溶接する場合、溶接に
よる溶接物の変形を防止する方法として、溶接材
料に前もつて溶接入熱による熱変形分ほどの逆歪
みを与えて溶接したり、断続的に溶接する飛石法
や、ちどり法を用い、運棒の工夫により行なつて
いる。ところが、逆歪みを与えて溶接物の変形を
防止する方法は、溶接材料そのものの熱膨脹や熱
変形と、溶接入熱量との関係を細かく計算し、溶
接施工するわずらわしさがある。その上、逆歪み
加工量に誤差が生じた場合、溶接物の変形が起こ
り、ハンマーなどで変形部を矯正したりして、不
必要な衝撃やむだな時間を費していた。あるい
は、ちどり法や飛石法などの運棒の工夫で変形を
防止する方法においては、断続的に溶接し変形防
止を考えているため、溶込み不良やスラグの巻込
みなどの溶接部欠陥が多発している。その上、溶
接を断続的に施工するため、溶接ビード外観は非
常に悪い。
本考案は、そのような欠点を除くために、考案
されたもので、構造を説明すれば、下定盤1、移
動定盤2、押え板14,14′、上定盤9,9′お
よびボルト5,15,15′,17から構成され
ており、材質はSS41を主体とし、隈肉溶接部近
傍の冷却能を高めるため、冷し金6,12には、
銅を使用している。
以下、図面により本考案の詳細な説明を行な
う。
1 溶接部材3および溶接部材8を拘速するため
の互いに直角をなす2個の傾斜面1c,1dを
有する凸状部1eを形成する下定盤1と、上部
傾斜面1cと直交できる傾斜面2aを有する移
動定盤2が、設けられている。
2 下定盤1には、断面直角三角形の斜辺である
傾斜面2aを有する移動定盤2が、嵌め込まれ
る溝1aが設けられておる。さらに溶接部材3
を挿通するため、凸状部1eに設けらた下部傾
斜面1dの下部に長孔4が設けられている。
3 下定盤1の溝1aの片側は、立上り部1bを
有し移動定盤2を水平方向に横圧する同時に、
溶接部材3を拘速するための締付ボルト5が複
数個設けられている。
4 移動定盤2は、下定盤1に設けられている溝
1aの中を移動でき、締付けボルト5を締付け
ることにより、溶接部材3の拘速を行なう。
5 下定盤1の凸状部1eに設けられている上部
傾斜面1cと、下部傾斜面1dの境界部の先端
には、面取り6aを施された銅製冷し金6が、
皿ネジ7で固着されているので、溶接部近傍の
冷却能を高めると同時に、溶接余盛部が形成さ
れていても、なんら支障なく溶接部材8を、十
分拘速することができる。
6 移動定盤2の断面直角三角形の斜辺である傾
斜面2aは、前記下定盤1の下部傾斜面1d
に、平行に形成されているので、溶接部材3
を、十分拘速することができる。
7 下定盤1の凸状部1eに設けられている上部
傾斜面1cには、溶接部材8を拘速すると同時
に溶接熱応力によつて、溶接部材8が、歪むこ
とを防止するための押え板14′と上定盤9,
が、固定できる締付用ボルト穴10が設けられ
ている。
8 移動定盤2の傾斜面2aの中間部に、溶接部
近傍の冷却能を高めるため、長手方向に矩形状
の銅製冷し金12と固着されている。
9 移動定盤2の傾斜面2aには、溶接部材3を
拘速すると同時に、溶接熱応力によつて溶接部
材3が、歪むことを防止するための押え板14
および上定盤9′を固定する締付用ボルト穴1
0′が設けられている。
10 上定盤9,9′には、溶接部材3,8を押え
板14,14′を介してボルト15,15′で固
定するために、いずれも長手方向に複数個のね
じ孔17′と両端部に、下定盤1又は移動定盤
2への締付用バカ孔16,16′を有する。
本案は、以上の様な構造になつており、これを
使用せんとするときは、 1 溶接部材3を下定盤1の凸状部1eに設けら
れた下部傾斜部1dと、移動定盤2の斜辺であ
る傾斜面2aとで得られる平行なすき間に、挿
通する。
2 下定盤1の溝1aの片側の立上り部1bに設
けられている複数個の締付ボルト5を締付ける
ことにより、移動定盤2を水平方向に横圧し、
上記溶接部材3を下定盤1の凸状部1eに設け
られている下部傾斜面1dとにより拘速する。
3 溶接部材3上に、押え板14および上定盤
9′を載せ、上定盤9′の両端部に設けられてい
る締付用バカ孔16に締付用ボルト15を通
し、移動定盤2の傾斜面2aに設けられている
締付用ねじ孔10′に、締付用ボルト15を締
付ける。
さらに、上定盤9′の長手方向に設けられた
複数個のねじ孔17′に取付けてある締付ボル
ト17を締付け、押え板14面上を押圧し、溶
接熱応力で溶接部材3が変形することを防止す
る。
4 溶接部材8を下定盤1の凸状部1eに設けら
れている上部傾斜面1c上に沿わせるととも
に、溶接部材8の一端は、溶接部材3の面上に
直交しておる。溶接部材8上に、押え板14′
および上定盤9を載せ、上定盤9の両端部に設
けられている締付用バカ孔16′に締付用ボル
ト15′を通し、下定盤1の凸状部1eの上部
傾斜面1cに設けられている締付用ねじ孔10
に、締付ボルト15′を締付ける。さらに、上
定盤9の長手方向に設けられた複数個のねじ孔
17′に取付けてある締付ボルト17を締付
け、押え板14′面上を押圧し、溶接熱応力で
溶接部材8が変形することを防止する。
本考案治具は、上記の様に溶接部材を十分拘束
できるものであるとともに、角度をもつた溶接用
拘束治具であることから、溶接部材3と溶接部材
8の直交して得られる隈肉部分をTIG,MIG、被
覆アーク溶接法などの溶融溶接法で溶接する場合
でも、溶接トーチの走行が容易に行なえる。さら
に、溶接物が、溶接熱応力により変形することが
なく、優れた溶接物が得られる。
また、次の様な利点や使用法が挙げられる。
1 移動定盤2は、下定盤1の溝1aの片側の立
上り部1bに設けられている締付ボルト5の調
節により、水平方向の移動量を加減できること
から、種々の板厚の溶接部材のものが、拘束で
きるとともに、溶接も可能である。
2 下定盤1の凸状部1eの下部傾斜面1dの下
部には、長手方向に長孔4が設けられているこ
とから、溶接部材をその長孔4に挿通でき、溶
接接合位置を任意に選べる。したがつて、溶接
位置に限定を受けない。
3 溶接部材3,8の溶接箇所裏面には、銅製冷
し金6,12が設けられていることから、たと
え溶接入熱が過大となり、溶込みが大きく裏波
ビートが、異状に形成された場合でも治具に焼
付かすことなく、良好な溶接が行なえる。ま
た、銅製冷し金6,12は、ボルト7,13に
より固着していることから、表面が凹んだりし
て、溶接部材とのなじみが悪くなければ、簡単
に取り替えることもできる。
以上、主にT型隈肉継手における使用法を述べ
てきたが、角継手、重ね継手などの溶接継手の拘
束にも利用でき、本考案の溶接用拘束治具の実用
価置は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る溶接用拘束治具の一実施
例を示す側面図、第2図は第1図のA−A方向矢
視図、第3図は第1図のB−B方向矢視図、第4
図は下定盤1および移動定盤2を組み合わせた平
面図、第5図は上定盤9,9′の平面図、第6図
は同正面図、第7図は銅製の冷し金6の正面図で
ある。 1……下定盤、1a……溝、1b……立上り
部、1c……傾斜面、1d……下部傾斜面、1e
……凸状部、2……移動定盤、2a……傾斜面、
3……溶接部材、4……長孔、5……ボルト、6
……銅製の冷し金、6a……面取り面、7……皿
ネジ、7′……ネジ穴、8……溶接部材、9……
上定盤、9′……上定盤、10……ボルト穴、1
0′……ボルト穴、11……ボルト穴、12……
銅製の冷し金、13……皿ネジ、14……押え
板、14′……押え板、15,15′……ボルト、
16,16′……バカ孔、17……ボルト、1
7′……ボルト穴。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (イ) 所定の長さを有し、長手方向に移動定盤2が
    嵌り込む溝1aを有するブロツク状鉄片から成
    る下定盤1と断面が直角三角形状をなし、所定
    の長さを有するブロツク状鉄片から成る移動定
    盤2と、所定の長さを有する扁平板状鉄片から
    成る上定盤9,9′とから構成されている。 (ロ) 下定盤1の溝1aの片側は立上り部1bを形
    成し、他の側は、互いに直角をなす2個の傾斜
    面1c,1dを有する凸状部1eを形成し、下
    部傾斜面1dの下部には長孔4を設ける。 (ハ) 下定盤1の立上り部1bには、移動定盤2を
    ボルト5により、水平方向に横圧するためのボ
    ルト11を設ける。 (ニ) 移動定盤2の断面直角三角形の斜辺である傾
    斜面2aは、前記下定盤1の下部傾斜面1dに
    平行に形成されている。 (ホ) 上定盤9,9′には、溶接部材3,8を押え
    板14,14′を介してボルト15,15′で固
    定するために、いずれも長手方向に複数個のね
    じ孔17′と両端部に、下定盤1又は移動定盤
    2への締付用バカ孔16,16′を有する。 (ヘ) 下定盤1,移動定盤2には、それぞれ上記上
    定盤9,9′のバカ孔16,16′に対応する位
    置に締付用ねじ孔10,10′を設ける。 (ト) 下定盤1の上部傾斜面1cと下部傾斜面1d
    の境界部の先端に面取り6aを施した銅製冷し
    金6を固着する。 (チ) 移動定盤2の傾斜面2aの中間部に、銅製冷
    し金12と固着する。 以上の如く構成したことを、特徴とする溶接用
    拘速治具。
JP6826680U 1980-05-20 1980-05-20 Expired JPS6116950Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9422418B2 (en) 2009-09-30 2016-08-23 Dow Global Technologies Llc Acetylated monoglyceride of 12-hydroxystearic acid and blends with epoxidized fatty acid esters

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JP5073182B2 (ja) * 2005-07-08 2012-11-14 株式会社Ihi 角変形防止装置

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US9422418B2 (en) 2009-09-30 2016-08-23 Dow Global Technologies Llc Acetylated monoglyceride of 12-hydroxystearic acid and blends with epoxidized fatty acid esters

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JPS56169995U (ja) 1981-12-15

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