JPS61169391A - 船外機の排気装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は船外機の排気装置、詳しくは内燃機関の排気
騒音を低減するとともに、低速安定性をの向上を図る船
外機の排気装置に関するものである。

（従来の技術） 水中にケースド部を没入させ船体をプロペラ推進させる
船外機の排気装置として、ケース上部にＦ５ａｔ、、た
内燃機関に排気ガイドを介して排気管を連結し、この排
気管で排気ガスをケース内の膨張室に排出し、低速時は
副排気通路から空中へ直接排気ガスを排出するアイドル
ホールより、高速時には主排気通路からケースの水中部
或いはケースに連通ずるプロペラボス部に形成された水
中排気孔から水中に排気ガスを排出するものがある。

この排気！Ｊ５ｍは排気ガスの膨張、圧縮を繰り返して
減衰し、排気騒音を低減するとともに、ｅｒＡ安定性を
図るものであるが、特にアイドリング時及び低速時に排
気騒音を効果的に低減し、不整燃焼を軽減して低速安定
性を向上するためには、所定の長ざの排気通路と所定６
場の膨張室を設ける心安がある。

従来、船外機においては、実願昭４９＝７５３号に開小
されるように、ケース」一部において、膨張室の隔壁と
、ケース外壁に排気通路を設けるものがある。

（発明が解決しようとする問題点） このように、ケース上部において排気通路を設けるもの
においては、排気通路の体積を充分に取ることが不ａ（
能であった。しかし、従来の膨張室に加え、排気通路及
び第２の膨張室を増加できれば、特にアイドリング時及
び低速時の低速安定性を向上し、かつ排気騒音を効果的
に低減することがａ（能となる。

この発明はかかる実情に鑑みてなされたもので、従来の
ものに比べてざらに、アイドリング時や低速時において
、低速安定性を向上することができ、かつ排気騒音の低
減を図る船外機の排気装置を提供することを目的として
いる。

（問題点を解決するための手段） この発明は前記の問題点を解決するために、水中にケー
スド部を没入させ船体をプロペラ推進させる船外機の内
燃機関に排気ガイドを介して排気管を連結し、排気ガス
を前記排気管の排気通路からケース内に形成した膨張室
に排出し、この膨張室より排気ガスを水中に排出する主
排気通路を有するとともに、前記膨張室から排気ガイド
の排気通路を介してケースに形成された空中排気孔から
空中に排出する副排気通路を有する船外機の排気装置に
おいて、前記ケース内に膨張室を画成する隔壁とケース
外壁と水面との間に後側膨張室を画成するとともに、こ
の後側膨張室の上部にガイド壁を設けて、前記排気ガイ
ドからの排気ガスを後側膨張室内で循環させて前記空中
排気孔側へ連通する＠環排気通路を形成し、前記副排気
通路の一部を構成するようになしたことを特徴としてい
る。

（作用） この発明では、船外機本体のケースに、内燃機関と沙通
した排気管が配置される膨張室を画成する隔壁とケース
外壁と水面との間に後側膨張室を形成するとともに、こ
の後側膨張室の上部にガイド壁を設けている。そして、
このガイド壁で後部＋１ｆ１４室に循環排気通路が形成
され、排気ガスが内燃４１１＋閏に連結した排気ガイド
から、後側膨張室内に導かれてｆ４環し、ケース外壁に
形成した空中排気孔側へ排出される。これにより、ケー
ス側に循環排気通路と新たな循環排気通路と膨張室が形
成され、従来より副排気通路が長くなり１反射波によっ
て排気ガスの排出が抑えられて、不正燃焼が軽減し、低
速安定性が向上する。また、この排気通路が長くなり、
ざらに膨張室の容量が確保されることにより、排気ガス
の減衰効果が向上し、特にアイドリング時及び低速時に
おける排気騒音の低減が図られる。

（実施例） 以ド、この発明の一実施例を添付図面に基づいて詳細に
説明する。

図において、符号ｌは小型船舶の船体ｌで、その船尾板
２にはクランプブラケット３が固定されている。クラン
プブラケット３にはスイベルブラケット４が上ド方向に
囲動可能に取り付けられ。

このスイベルブラケット４には船外機本体５が左右方向
へ回ｇｈ可能に取り付けられている。

船外機本体５は上ケース部６及び下ケース部７とからな
るケース８．土ケース部６の上部に排気ガイド９を介し
て搭載される内燃機関ｌＯとからなっている。上ケース
部６と下ケース部７は一体に通詰され、これらの上ケー
ス部６及び下ケース部７内′を貫通してドライブ軸１１
が設けられている。ドケース部７にはプロペラ１２が装
着されており、内燃４１１関ｌＯによって得られる回転
力はドライブ軸１１を介してプロペラ１２に伝達され、
プロペラ１２を前進回転もしくは後進回転可能にしてい
る。

上ケース部６のド部には水ポンプ１３が配設され、この
木ポンプ１３はドライブ軸１１の回転によって駆動する
。水ポンプ１３は下ケース部７内に配設されている吸水
管１４を介して外水１５を吸込み、上ケース部６内に設
けられている送水管１６及び排気ガイド９に形成されて
いる図示しない流入路を介して内燃機５ｇ１ｏのウォー
タジャケットに冷却水を供給するようになっている。

上ケース部６の内部には筒状の隔壁１７が鉛直方向に形
成され、この隔壁１７によって内側に第１膨張室１８が
、隔壁１７とケース外壁１９との間には部屋２０がそれ
ぞれ画成されている。

：Ａ１１＆１張室１８内には排気管２１が配置されてお
り、この排気管２１は排気ガイド９の下端部に接合して
、締付ポルト２２を排気ガイド９に螺着して脱着ａ（能
に設けられている。前記排気ガイド９には排気通路２３
及び第２膨張室２４．第３膨張室２５が形成され、第２
膨張室２４と第３膨張室２５は絞り孔２６で連通されて
いる。

排気管２１はその側！Ｊｌ！２７で排気ガイド９の排気
通路２３と第１膨張室１８とを連通ずる排気通路２８が
形成され、また側Ｊａ！２７には迷路２９が形成されて
いる。この迷路２９はＭｌ膨張室１８に連通して側壁２
７の下方から上方に向って延び、１一部で屈曲して膨張
室３０と連通している。

この膨張室３０は排気ガイド９の第１１１１張室２４と
連通している。

内燃機関１３から排出される排気ガスｔ±排気ガイド９
の排気通路２３、排気管２１の排気通路２８を介して第
１膨張室１８に導かれ、膨張して減衰する。そして、第
１膨張室１８より１図示しないが、プロペラポス部に連
通ずる主排気通路が設けである。中速及び高速時におい
て、プロペラ１２の後部に発生する負圧により排気ガス
が、内燃４ｍ！ｆＪｉｏ、排気管２１及び水中の図示し
ない水中排気孔までの主排気通路を通って水中に排出さ
れる。

一方、低速時には排気ガスが排気管２１の迷路２９で絞
られて、１１張室３０から排気ガイド９の：ｘ’Ｓ　２
　ｔｌ！！張室２４に導かれ、絞り孔２６から第３膨張
室２５１部屋２０、通路３１及びケース外！！１９に形
成された空中排気孔３２から大気中に排出さ・れるよう
になっている。

つまり、排気管２１の迷路２９より空中排気孔３２まで
の間は、ＦＩＡｌ膨張室１８と船外機本体５外とを結ぶ
副排気通路となっている。

前記部屋２０は下部が水面下に達しており、連通孔３３
により水面下でケース部６外と連通している。そして１
部屋２０において隔９１７とケース外壁１９と水面とに
より後側膨張室３４が形成される。

この後側膨張室′３４の上部にはガイドｌ１１３５が隔
壁１７とケース外壁１９に形成した内壁３６との間に設
けられている。このガイド＃Ｉｌ！３５により後側膨張
室３４の上部に循環排気通路３７　、３８が形成され、
排気ガイド９の第３１１張室２５から排気ガスが、循環
排気通路３７に案内されて後側膨張室３４内を循環し、
反対側の循環排気通路３８から内壁３６に形成された絞
り１ｉｌ１３９を通り通路３１に導き、これらが副排気
通路の一部を構成している。

排気ガスは船速が遅い低速時、空中排気孔３２から大気
中に排出される。また、高速時には連通孔３３の外側の
水の流速が速くなり、圧力が下がるので、前記主排気通
路を通らない排気ガスの一部と空中排気孔３２からの大
気が連通孔３３より水中に排出される。

また、内燃機関ｌＯのウォータジャケットから排出され
る冷却水の排水が、排気ガイド９に形成されている図示
しない排水路から入り、°ドケース部７の連通孔３３を
介して外水中に排出される。

前記後側膨張室３４は排気ガスを膨張させて減衰して消
音するとともに、その容量は水位によって決定され、船
体ｌにセットされた状態における水位によって変化する
。そして、後側膨張室３４内の循環排気通路３７．３８
はガイドＭＩ！３５の長さＬによって変化し、このガイ
ド壁３５を長くすると、アイドリング時及び低速時にお
いて、循環排気通路３７．３８の反射波を利用して燃焼
ガスの排出を抑えることができ、不整爆発を軽減して安
定した燃焼が得られ、低速安定性が向上する。

次に、この実施例の作用について説明する。

船外機の運転時には、内燃機関１０の駆動によってドラ
イブ軸１１が回転してプロペラ１２を駆動する。このド
ライブ軸１１の回転により水ポンプ１３が駆動され、吸
水管１４で吸込まれた冷却水は、送水管１６を介して内
燃機関ｌＯのウォータジャケットに送られて冷却する。

また。

このウォータジャケットから排出される冷却水の排水は
、排気ガイド９に形成されている図示しない排水路から
入り、上ケース部６の第１１１張室１８、排気ガイド９
に形成されている図示しない排水路から入り、′Ｆケー
ス部７の連通孔３３を介して外水中に排出される。

そして、内燃機関１３の駆動によって排出される排気ガ
スは、低速時、以下°のように副排気通路を介して船外
機本体５外に排出される。

まず、排気ガスは排気ガイド９の排気通路２３を介して
、排気管２１の排気通路２８に排出される。この排気ガ
スは第１膨張室１８で膨張することにより減衰して消音
され、さらに排気ガスは第１１１張室１８から排気管２
１の迷路２９を通過し、管路で絞られてその抵抗で減衰
される。そして、排気管２１に形成した膨張室３０．排
気ガイド９の第２膨張室２４に送られて再び膨張し、さ
らに絞り孔２６で圧縮されて第３１１張室２５で膨張し
、この排気ガスはガイド壁３５の循環排気通路３７で絞
られてド降し、後側膨張室３４内を膨張して循環する。

この排気ガスは循環排気通路３８で絞られて上昇し、絞
り溝３９、通路３１を介してケース外壁１９に形成され
た空中排気孔３２から大気中に排出され、この圧縮、膨
張の繰返しによって消音される。

このように、上ケース部６には排気管２１が配置される
第１１１張室１８の他に、ケース外壁１９の空中排気孔
３２に連通する後側膨張室３４を形成し、さらにこの後
側膨張室３４に循環排気通路３７．３８を設けているた
め、副排気通路の全長が従来より長くなって、副排気通
路に生じる反射波が強くなり排気ガスの排出が抑えられ
、アイドリング時や低速時における不整燃焼が軽減され
低速安定性が向上する。また、膨張室の数が多くなり、
膨張、圧縮の繰返しによる減衰で、アイドリング時や低
速時での排気騒音を軽減することができる。

また、前記後側膨張室３４のガイドＩＪ！３５の長さを
変えることによって、副排気通路の長さと膨張室の６騒
を変化することができ、内燃機関１０の馬力に応じてそ
の性能を得、またアイドリング時及び低速時の騒音を低
減することができるようにする。

そして、船速が速くなるに従い連通孔３３の外側の水の
圧力が下がるので、それに伴なって後側膨張室３４の水
面が丁がり、後側膨張室３４の容積が増大する。これに
より、一層、性能の向上及び騒音の低減を速成すること
ができる。

（発明の効果） この発明は前記のように、船外機本体のケース内の内燃
４ｍ！関に連通した排気管が配置される膨張室を画成す
る隔壁とケース外壁と水中とで後側膨張室を形成すると
ともに、この後側膨張室の上部にガイド壁を設けて、排
気ガイドからの排気ガスを後部膨張室に循環させる循環
排気通路を形成したから、ケース側に従来の膨張室に副
排気通路の一部を構成する新たな排気通路と膨張室が加
えられ、１１張、圧縮による排気ガスが減衰して特にア
イドリング時及び低速時における排気騒音の低減が図ら
れる。

また、従来より排気通路が長くなり１反射波によって排
気ガスの排出が抑えられ、不正燃焼が軽減され、低速安
定性が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明を適用した船外機を一部破断して示す
側面図、第２図は要部の拡大断ｅＪ図、第３図は第２図
のｍ−■断面図、第４図はケース部の斜視図である。 ５・・・船外機本体　　　　６・・・上ケース部７・・
・下ケース部　　　　８・・・ケース９・・・排気ガイ
ド　　　’ｔｏ・・・内燃４１Ｉ！関１２・・・プロペ
ラ　　　　１７・・・隔壁１８・・・第１膨張室　　　
１９・・・ケース外壁２０・・・部屋　　　　　　２１
・・・排気管３４・・・後側膨張室　　　３５・・・ガ
イド壁３７．３８・・・循環排気通路

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 水中にケース下部を没入させ船体をプロペラ推進させる
   船外機の内燃機関に排気ガイドを介して排気管を連結し
   、排気ガスを前記排気管の排気通路からケース内に形成
   した膨張室に排出し、この膨張室より排気ガスを水中に
   排出する主排気通路を有するとともに、前記膨張室から
   排気ガイドの排気通路を介してケースに形成された空中
   排気孔から空中に排出する副排気通路を有する船外機の
   排気装置において、前記ケース内に膨張室を画成する隔
   壁とケース外壁と水面との間に後側膨張室を画成すると
   ともに、この後側膨張室の上部にガイド壁を設けて、前
   記排気ガイドからの排気ガスを後側膨張室内で循環させ
   て前記空中排気孔側へ連通する循環排気通路を形成し、
   前記副排気通路の一部を構成するようになしたことを特
   徴とする船外機の排気装置。