JPS6116691Y2 - - Google Patents

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JPS6116691Y2
JPS6116691Y2 JP5385784U JP5385784U JPS6116691Y2 JP S6116691 Y2 JPS6116691 Y2 JP S6116691Y2 JP 5385784 U JP5385784 U JP 5385784U JP 5385784 U JP5385784 U JP 5385784U JP S6116691 Y2 JPS6116691 Y2 JP S6116691Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は可撓性のテープキヤリアーへの部材の
実装装置に関する。
本考案はテープキヤリアーを従動リールに巻き
つけ順々に駆動リールに巻きとりながら半導体チ
ツプ等の能動素子及びコンデンサー等の受動素子
を実装する実装装置に関する。
本考案の目的は能動・受動素子のテープキヤリ
ヤーへの実装を機械的手段により行う事により実
装工数を低減することにある。
本考案の他の目的は実装品質の均一化及び向上
にある。
本考案の更に他の目的は小型化された実装部品
の機械的実装を可能にする事にある。
従来の可撓性テープ上にCu等の金属薄膜パタ
ーンを配置し固定したテープキヤリヤーに能動素
子及び受動素子を実装する工程の概略を第1図a
〜cについて説明すると、第1に可撓性テープ1
に設けられている半導体チツプ2の埋め込み穴3
に片持ち式に配置されているフインガー4と半導
体チツプ2の図示しない金属性接触領域の相対的
位置関係を顕微鏡により目視し合わせる。次に可
撓性テープ1と導電性薄膜パターン11により構
成されているテープキヤリヤー32を矢印5方向
に移動させ、フインガー4と半導体チツプ2の図
示しない金属性接触領域とを接触させ、工具6を
矢印7方向に移動させ、フインガー4を押圧し、
抵抗加熱法等により加熱し、フインガー4と半導
体チツプ4の金属性接触領域との間に共晶合金を
作り、又は熱圧着させて両者を固定させるa、こ
の工程は機械的手段(インナーリードボンダと呼
称される)によつて行なわれる。固着具合のテス
ト及びモールドをした後可撓性テープはプレスに
より所定の形状に切断されるb、最後に受動素子
に埋め込み部8にコンデンサ9等の受動素子をピ
ンセツトを使用しセツトしハンダ付する。このう
ち機械的手段による実装は、第1の半導体チツプ
2をテープキヤリヤー32に固着する(ボンデイ
ングと呼称される)工程のみであり他の工程は人
間がピンセツト等を使用して部品を組込む作業−
ハンドワークにより行つていた。半導体チツプ2
のボンデイングの如き機械的手段による実装の場
合であつても半導体チツプ2とテープキヤリヤー
32の相対位置関係確認のために人員を配置する
必要があり、その他の工程においてはハンドワー
クに頼るのが最も賢明な方法であると考えられて
いたが、これは以下の理由による。
すなわち第1の理由は、実装する場合の各要素
特にテープキヤリヤー32の精度が悪く、低コス
トな純機械的位置決めのみでは、各要素間の相対
的位置精度が悪いためであり、第2の理由は、第
1の理由から半導体チツプ2のボンデイングは人
間が行つた場合相当時間がかかるのに対し、他の
受動素子の実装工程は人間が行つても大差なく、
むしろ機械設備投資分だけ損害を生ずる結果にな
ることによる。
これらの事をさらに詳細に説明する。
位置決め方法は種々実用化されているが、一例
としてパターン認識により位置決めを行う場合、
機械設備価格に対しパターン認識装置価格は2倍
程度となり、全実装システムとして見た場合、相
当高価なものとなり、この装置の採算性に問題が
ある。この対策としてテープキヤリヤー32及び
実装する各部材の外形精度・位置精度を高めてお
き、外形を基準とした位置決め法を採用するのが
コスト的に最も良い位置決め方法の一つと考えら
れるが、後述する如く従来のテープキヤリヤー3
2の外形精度、位置精度、各部材の外形精度が悪
いため、テープキヤリヤー32と各要素の相対的
位置精度が悪いという欠点を有している。
各要素の外形精度、位置精度を列挙すれば以下
の如くである。第1にテープキヤリヤー32のパ
イロツトホール10のピツチのバラツキは、JIS
規格により±10μ以下と規定されているが、対交
した位置にあるべき両端のパイロツトホール10
の芯違い、パイロツトホール10の形状精度等が
あるため実質的にはテープキヤリヤー32の精度
は±20μ程度と考えられる。
第2にテープキヤリヤー32のパイロツトホー
ル10基準でのフインガー4、受動素子埋め込み
部8の位置精度は量産ベースでは±20μ程度であ
り、これは主としてフインガー4、受動素子埋め
込み部8等を導電性薄膜をレジスト塗布、露光、
エツチングして形成する工程のうち、主として露
光時のテープキヤリヤー32の位置決め精度によ
つて決定される。
第3に実装する場合のテープキヤリヤー32の
位置決め再現精度は±15μ程度であり、テープが
可撓性を有するために発生するウエイトが大き
い。
第4に半導体チツプ1の切断面基準における金
属性接触領域の位置精度は通常±30μ以上であ
り、相当注意深く製造しても±20μ程度以下にす
る事は困難である。
第5に抵抗、コンデンサー等のチツプ形状を有
する受動素子の外形精度は±20μ程度である。
第6に半導体チツプ1、受動素子9の位置決め
再現精度は±15μ程度である。この数値は通常の
金属部品の位置決め精度±5μ〜±10μに比べ悪
い値を示しているが、これは、これらの部材が硬
くもろい材料であるため強い力で押圧できない事
による。これらは短期的、実験的にはある精度範
囲に入ることは事実であるが、長期的、量産的に
は前述した精度であると考えて、製造工程を検討
しなければならない。
以上の事を総括すれば各部材をテープキヤリヤ
ー32に固着する場合、各部材のテープキヤリヤ
ー32に対する相対的位置精度は、統計的に計算
すれば±60μ程度となり、このうちテープキヤリ
ヤー32に起因する問題が相当大きなウエイトを
占めている事は明らかである。
次に前述した精度範囲であつた場合、受動素子
及び能動素子を実装した場合、どの様になるかを
具体的に説明する。
最初に第2図の水晶発振器を内蔵した携帯時計
の温度補正用コンデンサー12は、1mm程度の長
さを有するが、この寸法は実装する場合のハンド
リングのしやすさから決定されたものであつて、
熱変化に対する応答性能、実装面積を考慮した場
合長さLは200μ程度にする事が望ましい。この
場合、受動素子埋め込み部8を形成している導電
性薄膜パターン13との最小重なり寸法lは片側
40μ、ハンダ14のはみ出し部寸法l′30μ程度で
あるため、各要素の全誤差±50μとすれば左右の
はみ出し部15が互いに接触してしまいこの要な
素子の実装はできない事になる。
しかしながらこの事は逆にテープキヤリヤー3
2の全体精度を±10μ以内に押さえれば、現状の
部材精度であつても実装は可能である事をも示し
ている。
同様に半導体チツプをボンデイングする場合を
第3図について説明する。半導体チツプ2の金属
性接触領域16のピツチpが160μ、巾bが80μ
の場合、フインガー4と金属性接触領域の重なり
は最小40μとなり通常のフインガー4のはく離強
度90gに対し、25g以下と強度的に問題が発生し
やすくなる。さらにフインガー4が微小量曲がつ
ている事態も考えらるので、場合によつてはフイ
ンガー4と金属性接触領域16との電気的導通が
とれなくなる場合も発生するが、この主たる要因
が可撓性テープ1にある事は、温度補正用コンデ
ンサーの項で述べたのと同様である事はいうまで
もない。
従つて半導体チツプのボンデイング、抵抗部
材、コンデンサー部材等の受動素子の固着におい
ても固着前の顕微鏡を用いての人間による確認が
必要であり、この方法が最も投資効率が高い事は
明らかであり、さらに半導体チツプのワイヤーポ
ンデイングは機械化された高速の自動ワイヤーポ
ンダーの速度が40ワイヤ程度の場合、半導体チツ
プ1個当り25秒間かかるのに対し他の素子の固着
が1個当り7〜8秒間ですみ、機械的手段で行つ
ても5〜6秒間必要であり、確認のための人員が
必要である事を考えれば、半導体チツプのボンデ
イングはテープキヤリヤーを用いた機械的手段で
他は人間がハンドワークにより行うのが最も良い
方法である事は明らかである。
これは各要素特にテープキヤリヤー32の外形
精度・位置精度が悪い事に起因しており、テープ
キヤリヤー32の外形精度・位置精度を±10μ以
下にすれば投資効率の高い実装装置の実現が可能
となるという事を示している。
本考案は各要素のテープキヤリヤーへの実装装
置を提案すると同時に、前述したテープキヤリヤ
ーの精度向上と位置決め精度向上の方法をも合せ
て提案するものである。
本考案の要旨は、テープキヤリア移送機構と、
前記テープキヤリアの位置決め機構と、半導体チ
ツプ等能動素子をトレーから移送装置に搬送する
搬送機構と、前記移送装置により前記能動素子を
前記テープキヤリアの所定箇所に移送する移送機
構と、前記能動素子を前記テープキヤリアに加熱
によりボンデイングするボンデイング機構と、受
動素子固定箇所に導電性ペーストを塗布する塗布
機構と、前記受動素子をトレーから前記テープキ
ヤリアの導電ペースト塗布箇所に搬送する搬送機
構と、前記導電ペーストを加熱するヒーターとを
有し、前記テープキヤリアの位置決め機構は、前
記テープキヤリアに設けられたパイロツトホール
とこのパイロツトホールに嵌合する複数個の位置
決めピンとを有して成り、一方の前記位置決めピ
ンには、前記テープキヤリアの長手方向に弾性変
形する可動部を部分的に設けて前記長手方向に隙
間を持たせないように嵌合し、他方の位置決めピ
ンには、前記テープキヤリアの幅方向に弾性変形
する可動部を部分的に設けて前記幅方向に隙間を
持たせないように嵌合するよう構成され、前記テ
ープキヤリアに設けられた前記パイロツトホール
部分は、テープキヤリアとその全面におおう金属
箔と前記パイロツトホール部分のみに設けられた
補強部とを有し、それぞれに貫通してパイロツト
ホールが形成されていることを特徴とする実装装
置である。
最初に従来問題となつていたテープキヤリヤー
の精度、位置決め精度向上について説明する。
従来の可撓性テープ上に配置された導電性薄膜
にフインガー、受動素子埋め込み部等をエツチン
グ加工によつて形成する場合の前述したフインガ
ー等が形成のための露光方法は、第4図に示す如
き方法により行つていた。
テープキヤリヤー32を所定位置まで搬送す
る。次に位置決めピン17を上昇させ、テープキ
ヤリヤー32のパイロツトホール10に挿入す
る。この状態においてはテープキヤリヤー32は
完全に位置決めされた状態ではなく、パイロツト
ホール10と位置決めピン17は完全に勘合して
いない。パイロツトホール10に挿入しやすくす
るため、ほぼ四角形状の位置決めピン17の上部
に四方向から設けられているテーパー部18に乗
つた状態となつている。この状態で押圧板19を
下降させパイロツトホール10の外側を押圧すれ
ば、テープキヤリヤー32は位置決めピン18に
勘合するように、左右前後に微少量移動した後、
案内盤20と押圧板19に狭圧固定される。この
状態で図示しない露光パターンを内蔵したプロジ
エクシヨン方式の投光器21により、テープキヤ
リヤー32上に配置されたOu箔等によつて形成
されている導電性薄膜22に塗布されている感光
剤23に露光する。次に押圧板19が上昇し位置
決めピン18が下降してサイクルは終了するが以
上の工程においてテープキヤリヤー32に起因す
る精度低下をきたす3つの大きな問題を有してい
る。その第1はテープキヤリヤー32のパイロツ
トホール10の寸法精度バラツキは、長手方向、
巾方向とも10μ程度のバラツキを有するため、精
度よく製造された位置決めピン17をパイロツト
ホール10に挿入した場合においても一例として
第5図に示す如く巾方向寸法が長め、長手方向寸
法が短かめになつていた場合、巾方向の位置決め
ピン17とパイロツトホール10間に隙間が生
じ、この隙間分だけテープキヤリヤー32は巾方
向に自由度を有する事になり、この状態で露光す
れば投光器21のマスクが結像した露光パターン
位置は巾方向に隙間分だけバラツク事になり同様
にして長手方向に隙間が発生すれば長手方向に隙
間分だけバラツク事は明らかであろう。
さらにパイロツトホール10と位置決めピン1
7が微少量ずれた状態−すなわちテーパー部18
にパイロツトホール10の断面部が乗りあげた状
態で押圧板19を下降させれば、第6図に示す如
く、乗りあげた部分に変形部24が生じ反対側に
隙間25が生じこの場合にも位置決め精度に大き
な影響を与える事はもち論である。これは主とし
てテープが可撓性を有する事に起因する問題であ
つて、ある程度避けられないと考えられていた。
さらに第3の問題は、パイロツトホール10と
位置決めピン17との挿入位置の再現性の問題が
ある。第4図に示す方法により露光エツチングす
る事により発生するフインガー、受動素子埋込場
所の位置精度のバラツキに加え、各部材をテープ
キヤリヤー32に実装する場合のテープキヤリヤ
ー32の位置決め精度も同様にバラツクため、こ
れらの工程による合計精度バラツキは±30μ以上
発生しておりこれが各部材、特に受動素子の機械
的実装手段採用上のネツクとなつていた事は前述
した通りであるが、これらの点を改良する2〜3
の方法について以下に説明する。
最初にテープキヤリヤー32の構造の改良案を
第7図について説明すると、26は従来用いてい
たのと同様な可撓性テープ、27は半導体チツプ
の逃げ穴、28は導電性薄膜で35μ厚み程度の金
属箔により形成されほぼ可撓性テープ26の全面
をおおつている。29bはパイロツトホールB
で、各部材を実装する場合に用いられる最終パイ
ロツトホール29の3/4程度の大きさを有する。
30は補強部で導電性薄膜28に部分メツキ法、
他の部材を固着する等の方法で形成される。この
様な構造は種々の方法で製造可能であるが、製造
方法の一例を第8図について説明すると、第1の
工程において、可撓性テープ26に逃げ穴27及
び最終スプロケツトホール29の1/2の大きさを
有するパイロツトホールA29aを同時細孔する
a、第2に導電性薄膜28を固着するb、第3に
最終パイロツトホール29の3/4程度の大きさを
有するパイロツトホールB29bをパイロツトホ
ールA29aと同位置に細孔するc、第4の工程
において、マスク31を用い部分メツキにより補
強部を形成するdにより形成される。
以上の如き構造を有するテープキヤリヤー32
を露光装置に投入する場合の露光装置及び最終パ
イロツトホール29の細孔の方法について第9図
について説明する。
21は投光器で第4図で説明したのと同様なも
のである。32はテープキヤリヤーでパイロツト
ホールB29bを有する。33はポンチで最終パ
イロツトホール29と同形状を有する。34はポ
ンチ固定具でシリンダ35により上昇しテープキ
ヤリヤー32を押圧できる。36はダイでポンチ
33よりわずかに大きい内径を有するニゲ穴37
がポンチ33と対応した位置に配置されている。
以上の構成において、シリンダ35を作動させ
ポンチ固定具34を上昇させ、ダイ36の下面と
の間でテープキヤリヤー32を押圧すれば、テー
プキヤリヤー32は従来と同様、固定されるばか
りでなく、パイロツトホールB29bはポンチ3
3により最終パイロツトホール29として形成さ
れる。この状態において投光器により露光すれば
一工程は終了する。
以上から明らかな如く、プレス作用をするメカ
部分と投光器21は、十分な機械的強度を持たせ
ておけば、相対位置が露光又は最終パイロツトホ
ール29形成時に狂う事はないため最終パイロツ
トホール29に対する露光パターン位置が変動す
る事はありえない事は明らかである。このため従
来問題となつていたパイロツトホール10の寸法
バラツキによる精度低下、変形部24による精度
低下がなくなるばかりでなく機械的強度上昇によ
る位置決め精度向上のため後述する如くパイロツ
トホール部のテープキヤリヤー32に起因する精
度低下はほとんどなくなる。
以上の改良案の採用によりコンデンサー抵抗等
の受動部品のテープキヤリヤーへの機械的実装は
技術的に可能になるばかりでなく人間のハンドワ
ークによる作業に対比して製造工数、機械設備等
を含めた投資効率の面で大きなメリツトが期待で
きる。
本考案は前述した如きパイロツトホールの細孔
と同時に露光する事及びテープキヤリヤー構造の
改良により安価な純機械的位置決め手段のみでも
人間による実装時の相対的位置の確認の必要がな
くなるため、投資効率、技術面の両面からみた場
合半導体チツプはもとより、受動素子の機械的手
段による実装も実現できるものであると同時に複
数個の実装手段を有し、受動素子、能動素子を一
実装装置のみで実装できるため、さらに工数の低
減ができるものである。
本考案の一実施例を第10図、第11図、第1
2図について説明すると、37はベースで以下に
述べる各種要素を固着する基板である。38は駆
動リールで一定方向に定トルクで回転する定トル
クモーター40の駆動軸41に連結されている。
32は第7図で説明したのと同様なテープキヤリ
ヤーで、最終パイロツトホール29を有する。4
3は従動リールで未実装のテープキヤリヤー32
が巻かれ収納されている。44は従動軸で、一端
は従動リールに固着され、他端は、従動軸44に
回転しない様にブレーキ力を考える図示しないブ
レーキを内蔵した、従動軸受部45に連結されて
いる。47はテンシヨンローラーで、48はテー
プキヤリヤー32を従動リールから、駆動リール
へ移送するためのスプロケツトホイールで外周に
はテープキヤリヤー32の最終パイロツトホール
29と勘合する様に配置された多数個のスプロケ
ツト49を有する。50は位置決めユニツトで、
以下の如く構成されている51,52は位置決め
ピンで巾方向に対して2本配置されており各々上
部中心付近に所定量の凹溝53,54及び横凹溝
55,56を有する。前記凹溝53,54と横凹
溝55,56はバネ部57,58を形成する如く
配置され、このバネ部57,58により可動部5
9,60は、バネ部57,58の弾性変形分だけ
上端が変位できる事になり、且可動部59,60
の変位方向は直角方向になつているため、最終パ
イロツトホール29に挿入すれば、テープキヤリ
ヤー32の長手方向及び巾方向の自由度はなくな
り、正確な位置決めができる。61は位置決めピ
ン51,52の支持部で位置決めピン穴62,6
3を有する。64はバネで位置決めピン51,5
2を下向きに押圧する。65はシリンダーで支持
部61と一体に形成された凸部66に固着され位
置決めピン押圧板67を介して位置決めピン5
1,52を押圧上昇させる様、構成されている。
さらに68,68′は実装ユニツトでスピンド
ル69,69′を上下動させる手段を内蔵し、又
実装ユニツト68には加熱手段を内蔵する。70
は半導体チツプ71の図示しない金属性接触領域
と勘合する形成するポンデイングツールでスピン
ドル69に固着されている。72は導電性ペース
トの吐出器でスピンドル69′に固着されてい
る。73,73′は搬送ユニツトで、74,7
4′は各々前進シリンダーで図示しない固定具に
よりベース37に固着されている。75,75′
はシリンダー軸で先端に吸着シリンダーブロツク
76,76′が固着されている。77,77′は吸
着シリンダー、78,78′は吸着板で、各々吸
着シリンダー77,77′の軸79,79′に固着
され、且図示しない真空、粘着等による吸着手段
を有する。80,80′はX−Xテーブルで信号
に基づき、X方向、Y方向に移動する事ができ
る。これにより半導体チツプトレー81をX−Y
テーブル80にセツトすれば、前進シリンダー7
4と吸着シリンダー77及びX−Yテーブル80
の連動により半導体チツプトレー81に収納され
た半導体チツプ71を順次1個づゝ吸着して位置
Aに前進し下降する事ができる。同様に受動チツ
プトレー82に収納されたコンデンサーチツプ8
3は、テープキヤリヤー32上の受動素子埋込部
84部まで前進、下降し、コンデンサーチツプ8
3を実装する事ができる。
次に半導体チツプ移送装置85について説明す
る。86は半導体チツプシリンダーで、半導体チ
ツプシリンダー軸87の先端には、半導体チツプ
71の搬送ブロツク88が固着されている。89
は半導体チツプの予備セツト部で、半導体チツプ
71はここにセツトされた後、後述する純機械的
位置決め手段により位置決めされる。この状態
で、半導体チツプシリンダー86を前進させると
予備セツト部89はテープキヤリヤー32のボン
デイング部90の下部に至る。この状態でボンデ
イングツール70を下降させ、熱を印加すれば、
半導体チツプ71はテープキヤリヤーにボンデイ
ングされる。91は赤外線ヒーターを示す。
次に第12図において位置決め方法の原理図を
説明する。半導体チツプ71と勘合する形状を有
する位置決め板92a,92bが半導体チツプ7
1を狭持する様、前進し位置決め板92a,92
bは各々中心に対し、対象位置に止まり半導体チ
ツプ71は切断部103により位置決めされる。
以上の構成において、スプロケツトホイール4
8を回転させ、テープキヤリヤー32を所定量移
送し位置決め装置50により位置決めした後、搬
送ユニツト73を動作させ半導体チツプ71をチ
ツプトレー81から予備セツト部89(A位置)
まで搬送し、半導体チツプ移送装置85により、
ボンデイング部90まで移送しボンデイングす
る。さらにスプロケツトホイール48によりテー
プキヤリヤー32を移送し実装ユニツト68によ
り受動素子埋込場所に導電性ペーストを塗布す
る。次に同様にしてコンデンサーチツプ83を受
動素子埋込場所84にセツトし、最後に赤外線ヒ
ーター91により加熱し、コンデンサーチツプ8
3を導電性ペースト83によりテープキヤリヤー
32に固着する事により1サイクルは終了する。
以上から明らかな如く、テープキヤリヤー32
に起因する精度低下は極めて低く出来、各部材実
装前の相対的位置確認の必要がなくなるため、複
数個の実装手段を有する実装装置の実現が可能と
なるばかりでなく、この様な実装装置の稼動はト
ラブルに対する人員すなわち1台当り0.5人(1
人で実装装置2台を稼動できる。)でよく、製造
人員からみた工数及び第12図aに示す如く単純
な純機械的手段により実装装置の価格は低く押え
られるため投資効率の高い実装装置の実現が可能
となる。
本考案の説明においては実装手段として、半導
体チツプ実装手段、導電性ペースト塗布手段、コ
ンデンサー組込手段、加熱手段と包含した場合に
ついて説明したが、これらは同時に行なわれても
良く、さらに抵抗素子、水晶振動子、テープキヤ
リヤー成形手段、導電性ペースト印刷手段等種々
の実装手段を包含する事もできる。さらに実装順
序も本考案の如く、先の実装部で部品の投入をし
後の実装部で部材の乾燥をしてもよく、先の実装
部で部材の組込及び接着の同時実装をし、後の実
装部で加熱しても良く、さらにこれらを同時に実
装装置に配置し、それらの前後の工程は適宜組合
せが可能である。さらに実装ユニツト等の構成配
置も本願の主旨を変更する事のない範囲で種々選
択できる事は言うまでもない。
本考案はテープキヤリヤーの精度向上及び位置
決め法の改良等テープキヤリヤーに起因する問題
点の改良により実現可能となるが、以下に示す様
にチツプ側の精度向上によりさらに高信頼性の実
装装置の実現が可能となる。
本考案はテープキヤリヤー32の改良により実
現可能となるが、さらに実装装置の稼動の信頼性
を向上させる一案についてチツプの精度向上の一
例について半導体チツプのウエハーからの切断を
例にとり説明する。ウエハーから半導体チツプを
切出す方法を第13図について説明する。半導体
チツプのウエハーからの切断の方法は下記の様に
種々の方法が行われる。
1 ダイヤモンドポイントによる方法 2 レーザーによる方法 3 回転切断砥石による方法 ダイヤモンドポイントによる方法の場合、第1
4図,第15図に示す如くダイヤモンドポイント
100によりウエハー101を押圧し、矢印10
2方向に移動させウエハー101に傷103をつ
ける。さらに同様にして矢印102と直角方向に
傷103をつける。この状態で通常用いられるク
ラツキング法によりウエハー101を半導体チツ
プとして割るが切断面104はウエハー101を
構成しているシリコンの結晶方向に沿つて割れ本
考案の一実施例で説明した純機械的位置決め方法
では位置決め精度の向上は望めない事は明らかで
ある。さらにレーザーによる場においても、傷1
03を発生させ割る事を考えれば、ダイヤモンド
ポイント100を用いた場合と同様である。一
方、回転切断砥石による切断面105及びクラツ
キング面106は第16図に示す如き状態とな
り、純機械的位置決め精度が出る事は前述した通
りである。
次に前述した回転切断砥石による切断における
切断面から金属性接触領域の位置精度向上対策を
ウエハーから半導体チツプを切断する場合、前述
した3方法のいずれにおいても、顕微鏡を用いス
クライプラインとダイヤモンドポイント等との位
置を調整して切断するが、この時の位置調整がし
にくく精度が悪いという欠点を有していた。第1
6図は従来の方法を示す。すなわちスクライプラ
イン110に対し、顕微鏡視野内の一本の線10
7がほぼ中心になる様調整するが、作業者により
前後のバラツキが生ずる問題点がありこのため前
述した±30μ〜±20μ程度の誤差が生じていた。
これに対し本改良案として第17図について提案
する。前述した線をスクライプライン106とほ
ぼ等しい巾間隔で設けられた細線108,109
として構成する。これによればスクライプライン
106の巾は100μ程度あり、従来の方法による
ヘアーラインは50μを読まなければならず、本提
案によればわずか10μ以下を読めばよい事を考え
ればこれによる作業者間のバラツキは少なくなる
事は明らかであり実装装置の信頼性向上がはかれ
る。
以上の如く本考案はテープキヤリヤーの精度向
上対策を主に周辺の技術の改良により、能動素
子、受動素子を実装する複数個の実装手段を有す
る実装装置の実現が可能となり、これにより実装
コストの低減と実装品質の均一化がはかれる。こ
とに、テープキヤリヤの位置決め機構は、複数個
のピンがテープキヤリヤの長手方向及び幅方向に
弾性変形してテープキヤリヤのパイロツトホール
に嵌合するから、前記長手方向及び幅方向の隙間
がない状態で位置決めがはかられる。この場合、
テープキヤリヤのパイロツトホールには前述のピ
ンが長手方向及び幅方向に弾性押圧されるから前
記パイロツトホールの側壁が変形されやすく、従
つて正しい位置決めがはかれないこととなるが、
本考案においてはパイロツトホール部分がテープ
キヤリヤそのもののほかその表面をおおう金属箔
と補強部とを有し、それぞれを貫通して構成され
るから、前述の金属箔及び補強部がテープキヤリ
ヤのパイロツトホール部を完全に補強することに
なり、こうして前述のピンによる弾性押圧に対し
てもその側壁が変形せず常に正しい位置にテープ
キヤリヤが位置決めされることになる。従つて、
テープキヤリヤの位置決めが正しく、安全して行
なわれることから、テープキヤリヤ移送機構、半
導体チツプ等能動素子搬送機構、能動素子の移送
機構、ボンデイング機構、受動素子の導電ペース
ト塗布機構、受動素子の搬送機構、ヒーターを有
する実装装置の自動化が可能となり、量産性の向
上が真にはかられるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の方法を示す見取り図。第2図は
受動素子固着を示す断面図。第3図は能動素子の
固着を示す平面図。第4図は従来の露光方法を示
す断面図。第5図は従来の位置決メを示す平面
図。第6図は従来の位置決メを示す断面図。第7
図はテープキヤリヤーの改良案を示す見取り図。
第8図は改良されたテープキヤリヤーの製造方法
の一案を示す断面図。第9図は露光方法の改良
案。第10図は本考案の一実施例を示す見取り
図。第11図は位置決メ装置の見取り図。第12
図は半導体チツプの位置決メ方法を示す図。第1
3図はウエハーの切断法を示す見取り図。第14
図はダイヤモンドポイントによる切断図。第15
図は回転切断砥石による切断図。第16図は従来
の顕微鏡の位置調整用の線を示す平面図。第17
図は顕微鏡の位置調整用の線の改良案を示す平面
図。 37はベース、38は駆動リール、44は従動
リール、48はスプロケツトホイール、49はス
プロケツト、50は位置決メ装置、51,52は
位置決メピン、59,60は可動部、70はボン
デイングツール、73,73′は搬送ユニツト、
85は半導体チツプ移送装置、89は予備セツト
部、91は赤外線ヒーター。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. テープキヤリア移送機構と、前記テープキヤリ
    アの位置決め機構と、半導体チツプ等能動素子を
    トレーから移送装置に搬送する搬送機構と、前記
    移送装置により前記能動素子を前記テープキヤリ
    アの所定箇所に移送する移送機構と、前記能動素
    子を前記テープキヤリアに加熱によりボンデイン
    グするボンデイング機構と、受動素子固定箇所に
    導電性ペーストを塗布する塗布機構と、前記受動
    素子をトレーから前記テープキヤリアの導電ペー
    スト塗布箇所に搬送する搬送機構と、前記導電ペ
    ーストを加熱するヒーターとを有し、前記テープ
    キヤリアの位置決め機構は、前記テープキヤリア
    に設けられたパイロツトホールとこのパイロツト
    ホールに嵌合する複数個の位置決めピンとを有し
    て成り、一方の前記位置決めピンには、前記テー
    プキヤリアの長手方向に弾性変形する可動部を部
    分的に設けて前記長手方向に隙間を持たせないよ
    うに嵌合し、他方の位置決めピンには、前記テー
    プキヤリアの幅方向に弾性変形する可動部を部分
    的に設けて前記幅方向に隙間を持たせないように
    嵌合するよう構成され、前記テープキヤリアに設
    けられた前記パイロツトホール部分は、テープキ
    ヤリアとその全面におおう金属箔と前記パイロツ
    トホール部分のみに設けられた補強部とを有し、
    それぞれに貫通してパイロツトホールが形成され
    ていることを特徴とする実装装置。
JP5385784U 1984-04-12 1984-04-12 実装装置 Granted JPS59185832U (ja)

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