JPH11265908A - Tabテープ貼付け装置およびtabテープ貼付け方法 - Google Patents
Tabテープ貼付け装置およびtabテープ貼付け方法Info
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- JPH11265908A JPH11265908A JP6576398A JP6576398A JPH11265908A JP H11265908 A JPH11265908 A JP H11265908A JP 6576398 A JP6576398 A JP 6576398A JP 6576398 A JP6576398 A JP 6576398A JP H11265908 A JPH11265908 A JP H11265908A
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Abstract
Bテープと金属フレームとの間にエアーの巻き込みを防
止して、高精度の接着を可能としたTABテープ貼付け
装置およびTABテープ貼付け方法を提供する。 【解決手段】巻回されたTABテープPを所定形状にカ
ットする打抜き装置6と、金属フレームKを保持し、か
つ所定位置まで搬送して待機するボンディングステージ
7と、所定形状にカットされたTABテープPcを吸着
保持して所定位置に搬送された金属フレームに重ねると
ともに加圧する加圧機構9と、この加圧機構の先端部に
取り付けられ、TABテープと対向する位置に設けられ
た弾性体12とを具備した。
Description
(Ball Grid Array )と呼ばれる半導体パッケージを
製造する工程で使用され、フィルムに電子部品であるI
Cチップを備えたTAB(Tape Automated Bonding
)テープを、補強材としての金属フレームに接着する
ためのTABテープの貼付け装置およびTABテープの
貼付け方法に関する。
と呼ばれる半導体パッケージを製造する工程において、
TABテープを所定形状にカットした上、補強材として
の金属フレームに接着するための装置が用いられてい
る。
ドルリードボンダと呼ばれ、接合する半導体パッケージ
(TCP:Tape Carrier Package )をTABテープ
から切断し、かつ成形してリードフレーム上に位置決め
し、そのアウタリードを半田付けや、金属間接合で圧着
するものである。
プは金型で所定形状に打抜いた場合に、テープ自体が薄
いフィルムであることと、テープの表面に塗布されるレ
ジスト膜や接着剤層およびパターンの影響で反りを生じ
易いものである。
場合、このTABテープを金属フレームに加圧接着して
も、互いの面合わせが困難であって位置ずれが生じるば
かりでなく、これらの間隙にエアーが取り込まれる恐れ
がある。
歪みを生じたり、接着時の加圧力の影響でテープが位置
ずれを起こす可能性がある。さらに、位置検出のために
TABテープを画像に写してモニタするが、TABテー
プの画像が変形してしまい、正しい位置や寸法計測が行
われない恐れもある。
Bテープを精度良く金属フレームに接着するには、TA
Bテープの反りを確実に矯正してしてから位置合わせを
行って、加圧接着をなす必要がある。
ため、接着時に、TABテープと金属フレームとの間に
エアーを巻き込まないよう注意しなければならない。
着と同時に、TABテープに備えられる電子部品である
ICチップと金属フレームとを直接接着するが、TAB
テープはフィルム状のいわば柔らかい素材であるので、
多少の衝撃でも損傷の恐れがない。これに対して、IC
チップは衝撃に弱く容易に損傷する。
がTABテープとICチップとで異ならせるのが理想で
あるが、従来、そのようなことは行われていなかった。
であり、その第1の目的とするところは、TABテープ
と金属フレームとの加圧接着にあたって、TABテープ
の反りを矯正しつつ、これらTABテープと金属フレー
ムとの間へのエアーの巻き込みを防止して、高精度の接
着を可能としたTABテープ貼付け装置を提供しようと
するものである。
であり、その第2の目的とするところは、TABテープ
と金属フレームとの加圧接着にあたって、TABテープ
の反りを矯正しつつ、これらTABテープと金属フレー
ムとの間へのエアーへの巻き込みを防止するとともに、
TABテープとTABテープに備えられる電子部品に対
する加圧力を最適に設定して、高精度の接着を可能とし
たTABテープ貼付け装置およびTABテープの貼付け
方法を提供しようとするものである。
るため、第1の発明のTABテープ貼付け装置は、請求
項1として、所定間隔を存して電子部品が設けられたT
ABテープを所定形状にカットし、かつ金属フレームに
加圧して貼付けるTABテープ貼付け装置において、上
記TABテープを所定形状にカットする手段と、上記金
属フレームを保持し、かつ所定位置まで搬送する手段
と、上記所定形状にカットされたTABテープを吸着保
持して所定位置に搬送された上記金属フレームに重ねる
とともに加圧する加圧手段と、この加圧手段の先端部で
上記TABテープと対向する位置に設けられた弾性体と
を具備したことを特徴とする。
明のTABテープ貼付け装置は、請求項2として、所定
間隔を存して電子部品が設けられTABテープを所定形
状にカットし、かつ金属フレームに加圧して貼付けるT
ABテープ貼付け装置において、上記TABテープを所
定形状にカットする手段と、上記金属フレームを保持
し、かつ所定位置まで搬送する手段と、上記所定形状に
カットされたTABテープを吸着保持して所定位置に搬
送された上記金属フレームに重ねるとともに加圧する第
1 の加圧手段と、この第1 の加圧手段の先端部で上記T
ABテープと対向する位置に設けられた弾性体と、上記
第1 の加圧手段の弾性体に貫通して設けられ、かつ第1
の加圧手段とは独立してTABテープに対する加圧動作
をなす第2の加圧手段とを具備したことを特徴とする。
明のTABテープ貼付け装置は、請求項3として、所定
間隔を存して電子部品が設けられたTABテープを所定
形状にカットし、かつ加圧して金属フレームに貼付ける
TABテープ貼付け装置において、上記TABテープを
所定形状にカットする手段と、上記金属フレームを保持
し、かつ所定位置まで搬送する手段と、上記所定形状に
カットされたTABテープを吸着保持して所定位置に搬
送された上記金属フレームに重ねるとともに加圧する第
1 の加圧手段と、この第1 の加圧手段がTABテープを
金属フレーム上に重ねた状態で、金属フレームに対する
TABテープの位置を合わせる位置決め手段と、上記第
1 の加圧手段の弾性体に貫通して設けられ、かつ第1 の
加圧手段とは独立してTABテープに対する加圧動作を
なす第2 の加圧手段とを具備したことを特徴とする。
のいずれかに記載のTABテープ貼付け装置において上
記第2 の加圧手段は、上記第1 の加圧手段とは独立して
上記所定形状にカットされたTABテープを吸着保持す
ることを特徴とする。
のいずれかに記載のTABテープ貼付け装置において上
記第1 の加圧手段の先端部である弾性体の断面形状は、
肉厚が外周に向かって漸次薄く変化する形状もしくは逆
山形状をなし、その頂点部近傍にTABテープを吸着保
持する吸着用孔が設けられることを特徴とする。
5のいずれかに記載のTABテープ貼付け装置において
上記第2 の加圧手段は、その先端部で上記TABテープ
と対向する位置に弾性体が取り付けられることを特徴と
する。
明のTABテープ貼付け方法は、請求項7として、所定
間隔を存して電子部品が設けられたTABテープを所定
形状にカットし、かつ加圧して金属フレームに貼り付け
るTABテープ貼付け装置において、上記TABテープ
を所定形状にカットする工程と、上記金属フレームを保
持し、かつ所定位置まで搬送する工程と、先端部に、肉
厚断面が外周に向かって漸次薄くなる形状もしくは逆山
形状の弾性体を備えた第1 の加圧手段によって、上記所
定形状にカットされたTABテープを吸着保持し、所定
位置に搬送された上記金属フレームに重ねるとともに加
圧する工程と、上記第1 の加圧手段の弾性体に貫通して
設けられる第2 の加圧手段によって、上記第1 の加圧手
段とともにTABテープを吸着保持し、かつ第1 の加圧
手段による加圧工程と同時にTABテープを金属フレー
ムに加圧する工程とを具備したことを特徴とする。
明のTABテープ貼付け方法は、請求項8として、所定
間隔を存して電子部品が設けられたTABテープを所定
形状にカットし、かつ加圧して金属フレームに貼付ける
TABテープ貼付け装置において、上記TABテープを
所定形状にカットする工程と、上記金属フレームを保持
し、かつ所定位置まで搬送する工程と、先端部に、肉厚
断面が外周に向かって漸次薄くなる形状もしくは逆山形
状の弾性体を備えた第1 の加圧手段によって、上記所定
形状にカットされたTABテープを吸着保持し、所定位
置に搬送された上記金属フレームに重ねるとともに加圧
する工程と、上記第1 の加圧手段の弾性体に貫通して設
けられる第2 の加圧手段によって、上記第1 の加圧手段
による加圧工程の後TABテープを金属フレームに加圧
する工程とを具備したことを特徴とする。
明のTABテープ貼付け方法は、請求項9として、所定
間隔を存して電子部品が設けられたTABテープを所定
形状にカットし、かつ加圧して金属フレームに貼付ける
TABテープ貼付け装置において、上記TABテープを
所定形状にカットする工程と、上記金属フレームを保持
し、かつ所定位置まで搬送する工程と、第1 の加圧手段
の先端部に設けられる肉厚断面が外周に向かって漸次薄
くなる形状もしくは逆山形状の弾性体を貫通する第2 の
加圧手段によって、上記所定形状にカットされたTAB
テープを吸着保持して所定位置に搬送された上記金属フ
レームに重ねるとともに加圧する工程と、上記第2の加
圧手段による加圧工程の後上記第1の加圧手段によって
TABテープを金属フレームに加圧する工程とを具備し
たことを特徴とする。
ことにより、請求項1の発明によれば、所定形状にカッ
トされたTABテープの反りを矯正しつつ、これらTA
Bテープと金属フレームとの間にエアー気泡の巻き込み
を防止した接着をなす。
所定形状にカットされたTABテープの反りを矯正しつ
つ、これらTABテープと金属フレームとの間にエアー
気泡の巻き込みを防止するとともに、TABテープと電
子部品に対する加圧力を可変した接着をなす。
面にもとづいて説明する。
Kは長尺状に形成されていて、所定間隔を存して矩形状
の凹陥部Aが形成され、ここに後述する所定形状にカッ
トされたTABテープPcが貼り付けられるようになっ
ている。
ムであるTABテープPが形成される。ここには所定間
隔を存して電子部品であるところのICチップdが取り
付けられていて、このICチップdには、はんだ部bが
設けられている。
たテープPからICチップdごとにカットされたTAB
テープPcを上記金属フレームKの凹陥部Aに加圧接着
することにより、貼り付けられるようになっている。
に示す。
a上には、金型ステージ2に支持された下金型3と、金
型加圧機構4に支持された上金型5とを備え、これら下
金型3と上金型4との間に順次供給されるTABテープ
Pを所定形状にカットする手段である打抜き装置6が配
置される。
ベース1a上にはボンディングステージ7が配置されて
いて、これは先に説明した金属フレームKを長尺状の状
態で搬送し、かつ待機する手段をなす。
けられていて、このXYレール部8に加圧手段である加
圧機構9が支持される。すなわち、加圧機構9は、それ
自体がXYレール部8に沿って移動自在であるととも
に、図示しない真空ポンプにホースを介して接続され
る。
0を備えており、この加圧ツール10を昇降自在に駆動
する。特に加圧ツール10を降下駆動する際には、加圧
ツール10を所定の加圧力をもって降下させるようにな
っている。
ル10の先端部はヒータブロック11が設けられるとと
もに、この下端面全面に亘って弾性体12が一体的に取
り付けられる。
るシリコン系のラバーなどから形成される。弾性体12
の断面形状は、図3に示すように、中央部が逃げとして
凹陥形成される一方、周囲が突出しており、さらに周縁
に向かって漸次その肉厚が薄くなる、ほぼ逆台形状に形
成される。最大肉厚部分には、上下面に亘って複数の吸
着用孔13が設けられていて、先に説明した上記真空ポ
ンプに連通される。
ンディングステージ7には、それぞれ図示しないヒータ
が埋設されていて、これらヒータブロック11およびボ
ンディングステージ7を所定の温度に加熱している。
付け装置において、装置本体1側部に設けられるリール
14に巻回されるTABテープPが、所定長さだけ間欠
的に打抜き装置6に繰り出され、下金型3上に載せられ
る。
を降下駆動してTABテープPを所定形状に打抜く。す
なわち、先に図11(B)で示した工程をなし、所定形
状に打抜かれたTABテープPcを得る。
ABテープPcは、下金型3上で打抜かれた姿勢が保持
される。その一方で、タイミングをとって部品受け渡し
位置上で待機する加圧ツール10の下まで下金型3を移
動させる。
型3の上面まで下降させ、その先端部をTABテープP
cに当接する。すなわち、加圧ツール10の先端にある
弾性体12をTABテープPcに当接させ、かつその吸
着用孔13を介してTABテープPcを加圧ツール10
に吸着保持することになる。
保持した加圧機構9は、XYレール部8に沿って移動
し、ボンディングステージ7上の金属フレームKと対向
した位置で一旦停止する。
機構であるCCDカメラ15を使用して、画像処理計測
を行い、金属フレームKとTABテープPcを相互に位
置合わせする。
下させ、かつ所定の加圧力を持ってTABテープPcを
金属フレームK上に圧接する。このとき、加圧機構9側
のヒータブロック12とボンディングステージ7側の図
示しないヒータは加熱作用をなし、TABテープPcに
塗布される接着剤層は加熱されることで硬化して、TA
BテープPcは金属フレームKに貼付け固定される。
るため、TABテープPcと金属フレームKとの接触部
は線接触となる。この弾性体12は接着に必要な加圧力
の影響で弾性変形する。
り、弾性体12のTABテープPcとの接触面が内側か
ら外側へと拡大し、TABテープPcと金属フレームK
とが接する点は内から外へと向かう。
属フレームKとの間に存在していたエアーは互いの接着
面に残ることなく、外側へ強制的に押し出される。すな
わち、エアーのない高精度の接着が行われる。
かつ柔軟なフィルムであって衝撃に強い反面、ここに取
り付けられる電子部品であるICチップdは衝撃に弱い
特徴がある。したがって、それぞれ対応する最適な加圧
力をもって金属フレームKにTABテープPcを加圧す
るのが望ましい。
機構9Aとして、第1の加圧ツール10Aを備えるとと
もに第2の加圧ツール20を備える。上記第1の加圧ツ
ール10Aは、ヒータブロック12下端面に弾性体12
が取り付けられてなり、後述するようにICチップd以
外のフィルム部分cを加圧するようになっている。
ツール10Aの中央部を貫通して設けられていて、IC
チップdを集中して加圧するよう、互いに対象とする加
圧部分に応じた最適な加圧力が設定されている。
5に示すようになる。
い真空ポンプと連通される孔部21を有している。本体
部22と断熱材23を介して基台24が設けられてい
て、この基台24にヒータブロック25が設けられる。
さらに、ヒータブロック25の下端面全面に亘って先に
説明した素材と同一の素材からなる弾性体26が取り付
けられる。
ように、その中央部に上記第2の加圧ツール20が挿通
する孔部27が設けられ、下端面が凹陥状に形成される
逃げ部28となっており、その逃げ部28の周囲がもっ
とも肉厚が厚く、かつ周縁に亘って漸次肉厚が薄くなる
穏やかな曲線をなす。また、上記孔部27と平行して複
数の吸着用孔29が設けられる。
断熱材23と基台24とヒータブロック25との軸線に
沿って設けられていて、ここに第2の加圧ツール20と
押圧ばね30とが挿入されている。
ル20の下端部を、第1の加圧ツール10Aを構成する
弾性体26から下方へ突出するよう弾性的に押圧する。
この第2の加圧ツール20の先端は、先に説明したのと
同様な素材からなる弾性体20aが設けられる。
端の弾性体20aの軸線に沿って吸着用孔31が設けら
れていて、上記吸着用孔31を介して上記真空ポンプと
図示しないホースを介して連通される。
ープ貼付け装置において、第2 の加圧ツール20を第1
の加圧ツール10A先端である弾性体26よりも下方へ
突出させた状態で、先に説明した打抜き装置6で所定形
状にカットされたTABテープPcの吸着を行う。
ボンディングステージ7上の金属フレームK上に移動
し、金属フレームKとTABテープPcとを相互に位置
合わせする。
テープPcを金属フレームK上に圧接し、同時に加熱さ
れることで接着剤が硬化してTABテープPcの金属フ
レームKに対する貼付け固定がなされる。
する弾性体26は、断面形状がほぼ逆山形状であるた
め、TABテープPcと金属フレームKとの接触部は線
接触となる。
形状では接着に必要な加圧力で弾性体の山の部分が弾性
変形し、その接触面が内側から外側へと拡大するため、
TABテープPcと金属フレームKとが接する点は内か
ら外へと向かう。
て、TABテープPcと金属フレームKとの間に取り込
まれた空気によるエアーは、互いの接着面に残ることな
く外側へ漸次強制的に押し出され、結局は互いの接着面
間に残ることなくすべて排出される。
体20aを取り付けたので、この加圧ツール20の先端
がICチップdに接触した際に衝撃があっても、ICチ
ップdの損傷が確実に防止される。
テープPcと金属フレームKとの間のエアーを強制的に
押し出すように弾性体26を変形させるため、通常、数
10Nの荷重が必要であり、そのように加圧力が設定され
る。
ツール20については、ICチップdに対する損傷を防
ぐ必要があり、そのために1 N程度の小さい加圧力が設
定される。すなわち、加圧条件に対応して適正な加圧力
を設定することができる。
ィングステージ7側を180 ℃とするようヒータが備えら
れる一方、第1の加圧ツール10A側のヒータブロック
11は50℃程度の加熱温度条件となっている。
ル10Aとしての弾性体26Aであってもよい。すなわ
ち、軸線に沿って上記第2の加圧ツール20が挿通する
孔部27が設けられ、中央部先端面に逃げである凹陥部
28が設けられること、および孔部28と平行に複数の
吸着用孔29が上下面を貫通して設けられることは変わ
りがない。
部分がもっとも肉厚が厚く、周縁に向かって漸次直線的
に肉厚が薄くなるほぼ逆山形状に形成される。
属フレームK上に位置合わせされる所定形状にカットさ
れるTABテープPcを弾性体26Aが加圧するとき、
その肉厚が変化する。
すように、加圧が進むと弾性体26Aの肉厚が漸次薄く
なるよう変形し、それにしたがいTABテープPcに対
する接触面積が大きくなっていく。
部分が弾性変形し、その接触面が内側から外側へと拡大
し、TABテープPcと金属フレームKとの間に取り込
まれたエアーは、互いの接着面に残ることなく外側へ漸
次強制的に押し出され、結局は互いの接着面間に残るこ
となくすべて排出される。
明したように、押圧ばね30の弾性力で第2の加圧ツー
ル20を下方に押し下げ加圧力を付与しているが、ノズ
ル軸線上の加圧機構をもって加圧力を与えるようにして
もよい。
BテープPcを金属フレームKに加圧接着して貼り付け
る方法として、次の3通りが考えられる。これらは接着
条件や得るべき製品性能に応じて適宜選択すればよい。
に、ここでは断面逆山形状の弾性体26Aを用いたが、
これに限定されるものではなく、先に図5および図6で
説明した弾性体26を用いてもよいことは勿論である。
プPを所定形状にカットする工程―金属フレームKを保
持し、かつ所定位置まで搬送して待機する工程―図9に
示すように、第2 の加圧ツール20および第1 の加圧ツ
ール10Aである弾性体26Aで、ともに所定形状にカ
ットされたTABテープPcを吸着保持し、かつ同時に
TABテープPcとICチップdを金属フレームKに加
圧して貼付ける工程の順である。
プPを所定形状にカットする工程―金属フレームKを保
持し、かつ所定位置まで搬送して待機する工程―図10
(A)に示すように第1の加圧ツール10Aである弾性
体26Aによって所定形状にカットされたTABテープ
Pcを吸着保持し、かつ金属フレームKに重ねるととも
に加圧する工程―同図(B)に示すように第2 の加圧ツ
ール20を降下させICチップdを金属フレームKに加
圧する工程の順である。
プPを所定形状にカットする工程―金属フレームKを保
持し、かつ所定位置まで搬送して待機する工程―図11
(A)に示すように、第2 の加圧ツール20によって所
定形状にカットされたTABテープPcを吸着保持して
金属フレームKに重ねるとともにICチップdを金属フ
レームKに加圧する工程―第1の加圧ツール10Aであ
る弾性体26AによってTABテープPcを金属フレー
ムKに加圧する工程の順である。
ールに巻回されたTABテープを用いたが、これに限定
されるものではなく、所定間隔を存して電子部品が形成
された、いわゆる短冊状のTABテープを用いてもよ
い。
求項9の発明によれば、反り易いTABテープ上の電子
部品(ICチップ)を、平板状に矯正したままの状態で
吸着保持できるため、位置合わせや搭載に狂いを生じる
ことなく、接着をすることができる。
ABテープと金属フレームとの間に巻き込んだエアーを
接着部の外側へ強制的に押し出すよう加圧するため、接
着面間のエアーの介在を防止できる。
の巻き込みを防止する必要がある接着には大きな加圧力
を用い、ダメージを防止する必要のある電子部品に対し
ては小さな加圧力を用いることができ、目的に応じた加
圧力を設定できるなどの効果を奏する。
付け装置の概略の構成図。
図。
の断面図。
示す図。
状態を説明する図。
る図。
る図。
状態を説明する図。
Claims (9)
- 【請求項1】所定間隔を存して電子部品が設けられたT
ABテープを所定形状にカットし、かつ金属フレームに
加圧して貼付けるTABテープ貼付け装置において、 上記TABテープを所定形状にカットする手段と、 上記金属フレームを保持し、かつ所定位置まで搬送する
手段と、 上記所定形状にカットされたTABテープを吸着保持し
て所定位置に搬送された上記金属フレームに重ねるとと
もに加圧する加圧手段と、 この加圧手段の先端部で上記TABテープと対向する位
置に設けられた弾性体と、を具備したことを特徴とする
TABテープ貼付け装置。 - 【請求項2】所定間隔を存して電子部品が設けられたT
ABテープを所定形状にカットし、かつ金属フレームに
加圧して貼付けるTABテープ貼付け装置において、 上記TABテープを所定形状にカットする手段と、 上記金属フレームを保持し、かつ所定位置まで搬送する
手段と、 上記所定形状にカットされたTABテープを吸着保持し
て所定位置に搬送された上記金属フレームに重ねるとと
もに加圧する第1 の加圧手段と、 この第1 の加圧手段の先端部で上記TABテープと対向
する位置に設けられた弾性体と、 上記第1 の加圧手段の弾性体に貫通して設けられ、かつ
第1 の加圧手段とは独立してTABテープに対する加圧
動作をなす第2 の加圧手段と、を具備したことを特徴と
するTABテープ貼付け装置。 - 【請求項3】所定間隔を存して電子部品が設けられたT
ABテープを所定形状にカットし、かつ加圧して金属フ
レームに貼付けるTABテープ貼付け装置において、 上記TABテープを所定形状にカットする手段と、 上記金属フレームを保持し、かつ所定位置まで搬送する
手段と、 上記所定形状にカットされたTABテープを吸着保持し
て所定位置に搬送された上記金属フレームに重ねるとと
もに加圧する第1 の加圧手段と、 この第1 の加圧手段がTABテープを金属フレーム上に
重ねた状態で、金属フレームに対するTABテープの位
置を合わせる位置決め手段と、 上記第1 の加圧手段の弾性体に貫通して設けられ、かつ
第1 の加圧手段とは独立してTABテープに対する加圧
動作をなす第2 の加圧手段と、を具備したことを特徴と
するTABテープ貼付け装置。 - 【請求項4】上記第2 の加圧手段は、上記第1 の加圧手
段とは独立して上記所定形状にカットされたTABテー
プを吸着保持することを特徴とする請求項2および請求
項3のいずれかに記載のTABテープ貼付け装置。 - 【請求項5】上記第1 の加圧手段の先端部である弾性体
の断面形状は、肉厚が外周に向かって漸次薄く変化する
形状もしくは逆山形状をなし、その頂点部近傍にTAB
テープを吸着保持する吸着用孔が設けられることを特徴
とする請求項2ないし請求項4のいずれかに記載のTA
Bテープ貼付け装置。 - 【請求項6】上記第2 の加圧手段は、その先端部で上記
TABテープと対向する位置に弾性体が取り付けられる
ことを特徴とする請求項2ないし請求項5のいずれかに
記載のTABテープ貼付け装置。 - 【請求項7】所定間隔を存して電子部品が設けられたT
ABテープを所定形状にカットし、かつ加圧して金属フ
レームに貼り付けるTABテープ貼付け装置において、 上記TABテープを所定形状にカットする工程と、 上記金属フレームを保持し、かつ所定位置まで搬送する
工程と、 先端部に、肉厚断面が外周に向かって漸次薄くなる形状
もしくは逆山形状の弾性体を備えた第1 の加圧手段によ
って、上記所定形状にカットされたTABテープを吸着
保持し、所定位置に搬送された上記金属フレームに重ね
るとともに加圧する工程と、 上記第1 の加圧手段の弾性体に貫通して設けられる第2
の加圧手段によって、上記第1 の加圧手段とともにTA
Bテープを吸着保持し、かつ第1 の加圧手段による加圧
工程と同時にTABテープを金属フレームに加圧する工
程と、を具備したことを特徴とするTABテープ貼付け
方法。 - 【請求項8】所定間隔を存して電子部品が設けられたT
ABテープを所定形状にカットし、かつ加圧して金属フ
レームに貼付けるTABテープ貼付け装置において、 上記TABテープを所定形状にカットする工程と、 上記金属フレームを保持し、かつ所定位置まで搬送する
工程と、 先端部に、肉厚断面が外周に向かって漸次薄くなる形状
もしくは逆山形状の弾性体を備えた第1 の加圧手段によ
って、上記所定形状にカットされたTABテープを吸着
保持し、所定位置に搬送された上記金属フレームに重ね
るとともに加圧する工程と、 上記第1 の加圧手段の弾性体に貫通して設けられる第2
の加圧手段によって、上記第1 の加圧手段による加圧工
程の後TABテープを金属フレームに加圧する工程と、
を具備したことを特徴とするTABテープ貼付け方法。 - 【請求項9】所定間隔を存して電子部品が設けられたT
ABテープを所定形状にカットし、かつ加圧して金属フ
レームに貼付けるTABテープ貼付け装置において、 上記TABテープを所定形状にカットする工程と、 上記金属フレームを保持し、かつ所定位置まで搬送する
工程と、 第1 の加圧手段の先端部に設けられる肉厚断面が外周に
向かって漸次薄くなる形状もしくは逆山形状の弾性体を
貫通する第2 の加圧手段によって、上記所定形状にカッ
トされたTABテープを吸着保持して所定位置に搬送さ
れた上記金属フレームに重ねるとともに加圧する工程
と、 上記第2の加圧手段による加圧工程の後上記第1の加圧
手段によってTABテープを金属フレームに加圧する工
程と、 を具備したことを特徴とするTABテープ貼付け方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007138927A1 (ja) * | 2006-06-01 | 2007-12-06 | Sony Chemical & Information Device Corporation | 熱圧着ヘッド及びこれを用いた実装装置 |
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