JP3942998B2 - リードフレームの固定用テープ貼り装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はリードフレームの固定用テープ貼り装置、特にリードフレームに正確に固定用テープを熱圧着するリードフレームの固定用テープ貼り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体搭載用リードフレームは、リード変形を防止するため、固定用テープをリードフレームに貼り付けている。また、加熱接着層を有する約50μの厚さの固定用テープを打ち抜いて、その固定用テープをリードフレームに熱圧着するリードフレームの固定用テープ貼り装置が知られている。
【0003】
図5は上記従来のリードフレームの固定用テープ貼り装置を示し、1は作業台、2は上記作業台1に固定したプレート、3は上記固定プレート2によって保持したストリッパーまたはテープガイド、4は上記ストリッパー3の下部に設けたダイス、5は上記ダイス4上に保持され、上記ストリッパー3を通して間欠的に送られる加熱接着層を有する固定用テープ、6は上記固定用テープ5を所定の形状に打ち抜くパンチ、7は上記パンチ6を有する上型、8は上記固定プレート2に固定した、上記上型7を上記固定プレート2に対して相対的に上下動せしめるシリンダー、9は上記ダイス4の下方において上記作業台1に固定したヒーターブロック、10は上記ヒーターブロック9上に載置したリードフレームである。
【0004】
上記従来のリードフレームの固定用テープ貼り装置においては、リードフレーム10をリードフレーム移送装置(図示せず)により、ヒーターブロック9上の所定の位置に移送し、固定用テープ5をテープ移送装置(図示せず)により上記ストリッパー3を通して上記ダイス4上に移送し、上記シリンダー8を駆動して上記上型7を下降せしめて、上記パンチ6により上記固定用テープ5を所定の形状に打ち抜き、これをリードフレーム10に押圧せしめて熱圧着する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
然しながら、上記従来のリードフレームの固定用テープ貼り装置においては、リードフレーム移送の際に、上記リードフレーム10が上記ダイス4に接触し傷がつかないように図6に示すように、上記リードフレーム10の上面とダイス4の下面間に2mm程度の間隔を設けているが、この間隔が大きいため上記パンチ6により打ち抜かれた固定用テープ5が上記リードフレーム10に接触する途中で固定用テープ5の位置がパンチ6の底面からずれてしまい、リードフレーム10に正確に接着することができない恐れがあった。
【0006】
その為、パンチの底面にサクションホールを設け、真空圧を用いて固定用テープを吸着させて固定用テープの位置ずれを防ぐ方法や、特開平10−229154号公報記載のように、固定用テープ接着の際ダイスをリードフレームに対して固定用テープの厚さ以下に接近する位置迄下降せしめ、打ち抜かれた固定用テープの厚さ方向の上部半分が上記ダイスの案内溝内に残る状態で、上記固定用テープを上記リードフレームに圧接する方法があるが、前者の方法では、真空圧が弱い場合には固定用テープがずれたり、貼り付けるテープの大きさによってはサクションホールを設けることができないことがあり、また、後者の方法では、ダイスがリードフレームに接近しすぎることにより、両者が接触したりダイスに接着剤が付着したり、ダイスに固定用テープがつまるという欠点があった。
【0007】
本発明は上記のような欠点を除くようにしたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のリードフレームの固定用テープ貼り装置は、固定プレートと、この固定プレートに上下動自在に設けたストリッパーと、上記ストリッパーの下部に設けたダイスと、上記ダイスにより保持した、加熱接着層を有する固定用テープを所定の形状に打ち抜くパンチと、上記パンチを上記ストリッパー及びダイスを通して上下動せしめる手段と、上記固定プレートに相対的に上記ストリッパーが下方へ移動することを規制するため上記固定用プレートの上面に対向するよう上記ストリッパーに設けた上部ストッパーと、上記固定プレートに相対的に上記ストリッパーが上方へ移動することを規制するため上記固定用プレートの下面に対向するよう上記ストリッパーに設けた下部ストッパーと、上記ストリッパーを上記固定プレートに相対的に常時上方へ押圧するため上記固定プレートに設けた手段と、上記ストリッパーを上記固定プレートに相対的に下方に押圧せしめる手段と、上記ダイスの下方に配置した、リードフレームを載置するヒーターブロックとより成ることを特徴とする。
【0010】
上記ダイスと上記ヒーターブロック上に載置されたリードフレームとの間の間隔が上記固定用テープの厚さより大きくかつ0.5mm以下となるまで上記ダイスが下降することを特徴とする。
【0011】
また、上記ダイスと上記ヒーターブロック上に載置されたリードフレームとの間の間隔は、少なくとも2mmとなるよう上記ダイスが上昇することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下図面によって本発明の実施例を説明する。
【0014】
図6と、同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0015】
本発明のリードフレームの固定用テープ貼り装置においては、図1に示すように、固定プレート2によってストリッパー3を上下動自在に保持せしめるとともに、上記ストリッパー3の上部及び中間部に、夫々上記固定プレート2の上面及び下面に夫々対向し、上記固定プレート2に対して相対的に上記ストリッパー3の下方又は上方への移動を規制する上部ストッパー11及び下部ストッパー12を設け、上記固定プレート2の上面の上記上部ストッパー11に対向する位置に上記ストリッパー3を上記固定プレート2に相対的に常時上方に押圧せしめるプッシャー13及びバネ14を上記固定プレート2に設け、上記ストリッパー3の上方に位置する上型7にはプッシャー15と、このプッシャー15を常時上記上型7の下面から下方に突出せしめるバネ16とを設ける。
【0016】
また、上記ストリッパー3が上記プッシャー13によって上記固定プレート2に対して相対的に上昇された時、ダイス4と上記リードフレーム10との間の距離が2mm程度となるように、上記ストリッパー3に設ける上記下部ストッパー12の位置を定める。
【0017】
また、上記ストリッパー3を上記プッシャー15を介して上記上型7によって上記固定プレート2に相対的に下降せしめた時、上記ダイス4と上記リードフレーム10との間の距離が上記固定用テープの厚さより大きくかつ0.5mm以下となるように、上記ストリッパー3に設ける上記上部ストッパー11の位置を定める。
【0018】
なお、上記プッシャー13を付勢するバネ14の力は上記プッシャー15を付勢するバネ16の力より弱く設定せしめる。
【0019】
本発明のリードフレームの固定用テープ貼り装置は上記のような構成であるから、上記ストリッパー3が上記固定プレート2に対してプッシャー13によって相対的に上昇されて、上記ダイス4と上記リードフレーム10との間の距離が2mm程度となっている状態で、図1に示すように、リードフレーム移送装置(図示せず)及び固定用テープ移動装置(図示せず)により、リードフレーム10及び固定用テープ5を所定の位置に移送し配置せしめる。なお、17は固定用テープ5のガイドである。
【0020】
上記ダイス4とリードフレーム10との間の距離を少なくとも2mmとすることによりリードフレーム移送時にダイスと接触することがなく、リードフレームにキズがつくことはない。次に、シリンダー8により上記上型7を下降せしめれば、図2に示すように、上記プッシャー15の先端が上記ストリッパー3の上面に接触し、上記パンチ6の下端が略固定用テープ5の上部に達するようになる。
【0021】
更に、上記上型7を下降せしめれば、図3に示すように、上記ストリッパー3は上記プッシャー15に押圧されて、上記上部ストッパー11が上記固定プレート2に接触するまで、上記上型7と共に下降し、上記ダイス4と上記リードフレーム10との間の距離が0.1mmから0.5mmの間となる。
【0022】
更に、上記上型7を下降せしめれば、図4に示すように、上記パンチ6により所定の形に固定用テープ5が打ち抜かれ、上記リードフレーム10に押圧され、ヒーターブロック9により加熱されたリードフレーム10に熱圧着される。ダイスとリードフレームの表面が0.1mm〜0.5mmの範囲であれば、ダイスからテープが離れてリードフレームに貼り付けられるまでの距離が小さいため、テープの貼り付け位置はズレることがない。更に、テープの厚さは通常50μm程度でありダイスから完全に突出した状態で貼り付くため、ダイスにテープの接着剤の付着やつまりといった不具合は起こらない。
【0023】
上記打ち抜かれた固定用テープ5がリードフレーム10に接着された後、上記シリンダー8により上記上型7を上昇せしめれば、上記ストリッパー3はバネ14の力で上昇し、上記ダイス4と上記リードフレーム10との間の距離は2mm程度となり、この状態で、リードフレーム移送装置(図示せず)及び固定用テープ移動装置(図示せず)により、リードフレーム及び固定用テープを移動し所定の位置に配置せしめ、上記と同様の操作で順次、固定用テープ5をリードフレーム10に接着せしめていく。
【0024】
【発明の効果】
本発明のリードフレームの固定用テープ貼り装置においては、リードフレームに対してダイスを上下動自在ならしめたので、リードフレームを移送する場合にはその移送路からダイスが十分離間でき、リードフレームが移送時に傷つくことなく、また、固定用テープを貼り付ける時にはダイスが下降ダイスとリードフレームとの間の距離が上記固定用テープの厚さより大きくかつ0.5mm以下となるようにしており、固定用テープの位置ずれを殆んど防止することができ、また、ダイスとリードフレームが接近しすぎない事により、ダイスに接着剤が付着することがない。
【0025】
また、リードフレームに固定用テープを貼り付ける時には、固定用テープがダイスより下方に突出しているので、ダイス詰まりがない等大きな利益がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリードフレームの固定用テープ貼り装置の縦断側面図である。
【図2】本発明のリードフレームの固定用テープ貼り装置の説明用縦断側面図である。
【図3】本発明のリードフレームの固定用テープ貼り装置の説明用縦断側面図である。
【図4】本発明のリードフレームの固定用テープ貼り装置の説明用縦断側面図である。
【図5】従来のリードフレームの固定用テープ貼り装置の説明用縦断側面図である。
【図6】従来のリードフレームの固定用テープ貼り装置の説明用縦断側面図である。
【符号の説明】
1 作業台
2 固定用プレート
3 ストリッパー
4 ダイス
5 テープ
6 パンチ
7 上型
8 シリンダー
9 ヒーターブロック
10 リードフレーム
11 上部ストッパー
12 下部ストッパー
13 プッシャー
14 バネ
15 プッシャー
16 バネ
17 ガイド
Claims (3)
- 固定プレートと、
この固定プレートに上下動自在に設けたストリッパーと、
上記ストリッパーの下部に設けたダイスと、
上記ダイスにより保持した、加熱接着層を有する固定用テープを所定の形状に打ち抜くパンチと、
上記パンチを上記ストリッパー及びダイスを通して上下動せしめる手段と、
上記固定プレートに相対的に上記ストリッパーが下方へ移動することを規制するため上記固定用プレートの上面に対向するよう上記ストリッパーに設けた上部ストッパーと、
上記固定プレートに相対的に上記ストリッパーが上方へ移動することを規制するため上記固定用プレートの下面に対向するよう上記ストリッパーに設けた下部ストッパーと、
上記ストリッパーを上記固定プレートに相対的に常時上方へ押圧するため上記固定プレートに設けた手段と、
上記ストリッパーを上記固定プレートに相対的に下方に押圧せしめる手段と、
上記ダイスの下方に配置した、リードフレームを載置するヒーターブロックと
より成ることを特徴とするリードフレームの固定用テープ貼り装置。 - 上記ダイスと上記ヒーターブロック上に載置されたリードフレームとの間の間隔が上記固定用テープの厚さより大きくかつ0.5mm以下となるまで上記ダイスが下降することを特徴とする請求項1記載のリードフレームの固定用テープ貼り装置。
- 上記ダイスと上記ヒーターブロック上に載置されたリードフレームとの間の間隔が少なくとも2mmとなるよう上記ダイスが上昇することを特徴とする請求項1または2記載のリードフレームの固定用テープ貼り装置。
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