JPS61164094A - 回転ピストン型圧縮機 - Google Patents

回転ピストン型圧縮機

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Publication number
JPS61164094A
JPS61164094A JP464685A JP464685A JPS61164094A JP S61164094 A JPS61164094 A JP S61164094A JP 464685 A JP464685 A JP 464685A JP 464685 A JP464685 A JP 464685A JP S61164094 A JPS61164094 A JP S61164094A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotary piston
cylinder
cylinder body
thermal expansion
abradable material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP464685A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuji Takatani
高谷 卓児
Takashi Kubo
孝 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nabco Ltd
Original Assignee
Nabco Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nabco Ltd filed Critical Nabco Ltd
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Publication of JPS61164094A publication Critical patent/JPS61164094A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 シリンダ本体とシリンダカバーとで形成される空間内に
回転ピストンを偏心させて軸支し、この回転ピストンが
前記シリンダ本体に常時当接しながら回転する構成にす
るとともに、前記空間内を吸込室と圧縮室とに分けるベ
ーンを設けた構成の回転ピストン型圧縮機に関するもの
である。
〔従来の技術〕
従来、この種の圧縮機として実開昭59−13695号
公報が提案されている。この装置は、フロントハウジン
グおよびリアハウジングの内面とロータの端面との間に
固体潤滑材を介在させて、この固体潤滑材を前記両ハウ
ジングの内面またはロータの端面のいずれか一方に被着
させると共に、ロータの両端面間の距離より固体潤滑材
が被着された両ハウジングの内面間の距離を所定値分大
きく設定し、或いは固体潤滑材が被着されたロータの両
端面間の距離より両ハウジングの内面間の距離を所定値
分大きく設定する。そして、この所定値の大きさは、ロ
ータとハウジング間の熱膨張の差と回転軸の軸方向の微
動に起因するロータ端面またはハウジングの内面と固体
潤滑材とのかじりを防止するのに必要な最小クリアラン
スとしたものである。これによりベーンポンプの製造組
立時等に生ずる各構成部材の精度誤差によるクリアラン
スは固体潤滑材で埋められる。そしてロータ端面と固体
潤滑材を被着した両ハウジングの内面間、または固体潤
滑材を被着したロータ端面と両ハウジングの内面間に、
熱膨張差および回転軸の軸方向への微動に対して予じめ
最小限のクリアランスを形成しているので、運転中のポ
ンプの温度上昇に伴ってロータとハウジングとの間に熱
膨張の差が生じても、また回転軸が軸方向に若干微動し
てもロータ端面がハウジング内面に被着した固体潤滑材
の表面またはハウジングがロータ端面に被着した固体潤
滑材の表面をかじることがなく、ロータとハウジング間
のシール性能が良くポンプ効率が向上するものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述の従来装置にあっては、熱膨張の差
により生じるロータとハウジング間のクリアランスおよ
び回転軸の軸方向への微動により生じるクリアランスを
予じめ予想、すなわち理論的に計算してその値を求め、
そのクリアランスの値をロータと固体潤滑材を被着した
ハウジング間または固体潤滑材を被着したロータとハウ
ジング間に設けている。このクリアランス量は予想値(
理論値)であり実際に生じる正確な値に一致させること
は不可能であり、ロータとハウジング間のシール性能を
良くするには限界があった。すなわち熱膨張の差や回転
軸の軸方向への微動は、製作状況、組立状況、環境状況
等々により各機器毎に相異するものであり、機器毎に実
際に生じるクリアランス値を求めることは不可能である
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、本発明は予め上記のクリアランス値を設定する
のではなく、実際に圧縮機を運転させてロータとハウジ
ング間のクリアランスを自動的に設定することにより、
そのクリアランスを最小限に小さくしてシール性能を向
上させ圧縮効率を上げることを技術的課題とする。
上記技術的課題を達成するための技術的手段は、シリン
ダ本体とシリンダカバーとで形成される空間内に回転ピ
ストンを偏心させて軸支し、この回転ピストンが前記シ
リンダ本体に常時当接しながら回転する構成にするとと
もに、前記空間内を吸込室と圧縮室とに分けるベーンを
設けた構成の回転ピストン型圧縮機において、前記シリ
ンダ本体の内面または回転ピストンの外面のいずれか一
方にアブレーダブル材料を溶射し、かつ前記シリンダカ
バーの内面または回転ピストンの側面の両方またはいず
れか一方にアブレーダブル材料を溶射したことである。
〔作用〕
この技術的手段によれば、シリンダ本体の内面または回
転ピストンの外面のいずれか一方に、シリンダカバーの
内面または回転ピストンの側面の両方またはいずれか一
方に溶射したアブレーダブル材料は、圧接摩擦によって
永久変形または破壊し易い材料であるため、シリンダ本
体の内面または回転ピストンの外面とアブレーダブル材
料の表面とを圧接状態に調整・位置決めし、回転ピスト
ンを回転させてシリンダ本体と回転ピストン間またはシ
リンダカバーと回転ピストン間の実際に生じる熱膨張差
および回転軸の微動によって発生するシリンダ本体の内
面または回転ピストンの外面とアブレーダブル材料との
実際の圧接化をアブレーダブル材料の永久変形または表
面破壊によって消滅させることにより、シリンダ本体の
内面または回転ピストンの表面とアブレーダブル材料と
の間に最小のクリアランスを得ることができ、圧縮空気
の洩れを最小限に抑えるものである。
〔実施例〕
以下、本発明を適用した一実施例を図面に基づいて説明
する。シリンダ本体50内のシリンダ室に、この中心よ
り偏心した偏心駆動軸51に軸受52を介して軸支した
回転ピストン53を設け、この回転ピストン53はシリ
ンダ本体50内面に接している。またシリンダ本体50
の両側にはシリンダカバー54.55を取付け、回転ピ
ストン53にはシリンダ本体50の図中上部に設けたベ
ーン室56内を上下に摺動するベーン57がばね58に
より圧接し、このベーン57によりシリンダ本体50内
のシリンダ室を吸込室59と圧縮室60とに分ける。こ
の吸込室59には吸込口61を設け、圧縮室60には吐
出口62を設ける。前記シリンダ本体50のシリンダ室
内面にはアブレーダブル材料63を溶射するとともに、
シリンダカバー54.55のシリンダ室側の内面にもア
ブレーダブル材料64を溶射する。この溶射するアブレ
ーダブル材料63.64の厚みは、シリンダ本体50と
回転ピストン53間の熱膨張差およびシリンダカバー5
4.55と回転ピストン53間の熱膨張差と偏心駆動軸
51の微動に坐って発生する回転ピストン53の側面と
アブレーダブル材料64との圧接化よりも少し大きめに
溶射する。
前述のアブレーダブル材料63.64としては、AI−
GF、Ni−Al、5t−AI、Ni −GFなどがあ
り、これは、相手材と当接した場合に相手材よりももろ
く、相手材を損傷させずに自らの表面層を適度に損耗す
るような溶射材料のことである。
まず製作時にシリンダ本体50と回転ピストン53間の
クリアランスおよびシリンダカバー54.55と回転ピ
ストン53間のクリアランスを、経験上から組立誤差、
熱膨張差、軸方向の微動量に見合う分だけ確保し、この
クリアランスより厚めに、シリンダ本体50の内面およ
びシリンダカバー54.55の内面にアブレーダブル材
料63.64を溶射する。そして組立後、低速回転から
暫次高速回転へと試運転を行ない、実際に生じた組立誤
差、熱膨張差、軸方向の微動量に応じたクリアランス量
だけアブレーダブル材料63.64が削り取られる。
したがって、このように構成された圧縮機が実際に使用
される時には、運転によって生じた熱膨張差、軸方向の
微動量を吸収して、回転ピストン53の外面とシリンダ
本体50の内面とのクリアランスおよび回転ピストン5
3の側面とシリンダカバー54.55の内面とのクリア
ランスは最小限になり圧縮室60からの流体の洩れを最
小にとどめるので、シール性が良(圧縮効率が非常に向
上する。また万一オーバーロードによって圧縮室60内
が異常に高温になり、回転ピストン53とシリンダ本体
50.回転ピストン53とシリンダカバー54.55間
の熱膨張差が変わっても、アブレーダブル材料63.6
4が削り取られるだけで焼付が生じることはない。
なお、前述の実施例では、回転ピストンとシリンダ本体
間、および回転ピストンとシリンダカバー間で、それぞ
れシリンダ本体側とシリンダカバー側にアブレーダブル
材料を溶射したが、逆に回転ピストン外面と側面にアブ
レーダブル材料を溶射してもよいし、両者にアブレーダ
ブル材料を溶射してもよい。また、前述の実施例ではベ
ーンをシリンダ本体側に設けた例を示したが、本発明は
ベーンを回転ピストン側に設けて、ベーン先端をシリン
ダ本体内面に当接させるタイプの圧縮機にも適用可能で
ある。
〔効果〕
圧縮機において、回転ピストン表面、シリンダ本体内面
、シリンダカバー内壁には、吐出口付近が最高温度にな
り、吸込口付近が最低温度となって温度分布が複雑に分
布し、それに相応した熱膨張代が分布する。このため、
従来は最高温度となる吐出口付近の熱膨張代だけ全域に
均等にり′リアランスを設けなければならず、熱膨張代
の小さい部分のクリアランスからの洩れは避けられなか
ったが、本発明では各部分の熱膨張代に応じてアブレー
ダブル材料が削り取られるので、どの部分においても最
小のクリアランスが得られ圧縮効率が    ′非常に
向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した圧縮機の正断面図、第2図は
第1図の側断面図である。 50・・・シリンダ本体 51・・・偏心駆動軸53・
・・回転ピストン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  シリンダ本体とシリンダカバーとで形成される空間内
    に回転ピストンを偏心させて軸支し、この回転ピストン
    が前記シリンダ本体に常時当接しながら回転する構成に
    するとともに、前記空間内を吸込室と圧縮室とに分ける
    ベーンを設けた構成の回転ピストン型圧縮機において、
    前記シリンダ本体の内面または回転ピストンの外面のい
    ずれか一方にアブレーダブル材料を溶射し、かつ前記シ
    リンダカバーの内面または回転ピストンの側面の両方ま
    たはいずれか一方にアブレーダブル材料を溶射したこと
    を特徴とする回転ピストン型圧縮機。
JP464685A 1985-01-14 1985-01-14 回転ピストン型圧縮機 Pending JPS61164094A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP464685A JPS61164094A (ja) 1985-01-14 1985-01-14 回転ピストン型圧縮機

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JP464685A JPS61164094A (ja) 1985-01-14 1985-01-14 回転ピストン型圧縮機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS61164094A true JPS61164094A (ja) 1986-07-24

Family

ID=11589726

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP464685A Pending JPS61164094A (ja) 1985-01-14 1985-01-14 回転ピストン型圧縮機

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JP (1) JPS61164094A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011117380A (ja) * 2009-12-04 2011-06-16 Denso Corp ベーン式ポンプおよびそれを用いたエバポリークチェックシステム
WO2015157434A1 (en) * 2014-04-08 2015-10-15 Caire Inc. Rotary systemes lubricated by fluid being processed

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011117380A (ja) * 2009-12-04 2011-06-16 Denso Corp ベーン式ポンプおよびそれを用いたエバポリークチェックシステム
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