JPS61162583A - コ−クス炉の小蓋開閉装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、コークス炉に設けた小蓋の開閉装置に関する
ものである。

〔従来の技術〕

コークス炉の作業は、一般に装入窯出し、炉温調整及び
炉体保全の三要素作業からなっており、このうち、装入
窯出作業は、炭槽より装入車に装入炭を積込んでコーク
ス炉に装入する作業と、乾留後のコークスを押出機によ
シ炉外に排出する作業が中心になっている。

ところで、装入炭の装入にあたっては、複数台のホッパ
ーを並設した装入車からコークス炉内に装入するため、
装入炭の上面に凹凸を生じる。こめため乾留したコーク
スの品質が不均一になるので、コークス炉の炉蓋上部に
設けた小蓋を開放し、こ＼から押出機に設けたレベラー
を挿入し、装入炭の上部を平担にしている。

この小蓋はコークス炉の操業時は密閉され、レベラーの
挿入時のみ蓋を開放するようＫなっており、蓋の開閉装
置の従来例を第６図及び第４図に示す。両図において、
１は押出機（図示せず）に搭載されたフレームで、この
フレーム１にはレベラー２、小蓋の開閉装置６等が設け
られている。

開閉装置６において、４はフレーム１に取付けた油圧シ
リンダ、６．７は７レーム１に回動可能に取付けられた
軸５に所定の角度で固定されたレバーで、レバー６の一
端は油圧シリ７ダ４の作動桿に連結され、レバー７の一
端はロッド８に連結されている。１０．１１はフレーム
１に回転可能に取付けられた軸９に所定の角度で固定さ
れたレバーで、レバー１０の一端はロッド８に連結され
、レバー１１はＬ字状に折曲げられて先端にフック１２
が取付けられている。

２６はコークス炉２５に設けた窓、２７は小蓋で、上端
部はコークス炉２５に回動可能に軸止され、下端部に固
定されたブラケット２８には、大径部２９１と小径部２
９ｂとからなる腕部材２９が取付けられている。

ところで、このような小蓋２７の密閉性が悪いとコーク
ス炉内に空気が侵入して作業環境に悪影響を及ぼし、ま
たコークス炉内壁損傷の原因にもなるので、小蓋２７を
完全に密閉する必要がある。

このため、上記の開閉装置３とは別に第５図、第６図に
示すような締付装置１６が設けられている。

両図において、１４はフレーム１に取付けられた油圧シ
リンダ、１６．１７はフレーム１に取付けられた回転軸
１５に所定の角度で固定されたレバーで、レバー１６の
一端は油圧シリンダ１４の作動環に連結されている。２
０．２１はフレームに取付けた回転軸１９に所定の角度
で固定されたレバーで、レバー１７と２０は腕１８にそ
れぞれ回動可能に連結されており、レバー２１の先端部
下方にはハンマー２２が装着されている。

次に、上記のような従来装置の作用を説明する。

小蓋２７を開放するには、油圧シリンダ６の作動環を前
進させてレバー６．７を時計方向に回動させる。レバー
７の回動はロッド８、レバー１０を介してレバー１１を
時計方向に回動させ、７ツク１２を腕部材２９の小径部
２９ｂに係合させる。

さらに油圧シリンダ４の作動環を前進させると、小蓋２
７はフック１２に引上げられて軸を中心に上方に回動し
、窓２６を開放する。

次に窓２６を閉鎖するＫは、油圧シリンダ４の作動環を
後退させれば、前記と逆の作用によりフック１２が下方
に移動し、小蓋２７を軸を中心に回動させて窓２６を閉
鎖する。しかし、この状態では小蓋２７は重量によシ回
動するだけなので、小窓２６を完全に密封することがで
きない。そこで、第５図に示すように油圧シリンダ１４
の作動環を後退させてハンマー２２を一点鎖線で示す位
置まで後退させておき、小蓋２７が窓２６を閉鎖したあ
と、油圧シリンダ１４の作動環を前進させてハンマー２
２で腕部２９の大径２９ｍに衝撃を与え、窓２６を完全
に密封する。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来のコークス炉の小蓋開閉装置は、上記のような構造
のものが使用されていたが、次のような問題があった。

（１）小蓋２７を開放するときに、押出機のレールのず
れや個々の窯のバラツキ等のため、腕部２９にフック１
２が掛り難く、空振りをすることが多い。

（２）小蓋２７の閉鎖後にハンマー２２で腕部２９に衝
撃を加える際、別の部位を叩くことがち９、ハンマー２
２を折損したり、別の部位を損傷することがある。

（３）押出機に開閉装置３と締付装置１６の両者を別別
に設けなければならないので、構造が複雑になシ、操作
も面倒である。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもの
で、押出機のフレームに走行可能に搭載された台車及び
該台車を駆動する手段と、前記台車に回動可能に装着さ
れたレバー及び該レバーを回動する手段と、一端が前記
レバーに連結されて垂下し他端にフックを有するアーム
と、該アームに沿って上下に移動する締付部材及び該締
付部材を駆動する手段とからなるコークス炉の小蓋開閉
装置を提供するものである。

〔作用〕

台車を前進させてアームに設けたフックを締付部材の下
に位置させ、レバーを回動させてフックを腕部、材に掛
けて小蓋を開放し、次にレバーを逆方向に回動させて小
蓋を閉じた後締付部材を下降させ、腕部材を圧下して小
蓋を窓に密着させる。

〔実施例〕

第１図は本発明実施例の側面図、第２図はその平面図で
ある。なお、第６図、第４図の従来例と同じ部分にはこ
れと同じ符号を付し、説明を省略する。両図において、
３１．３１ａ　はフレーム１上に設けたガイドレール、
６２はサイドロー２６６を介してガイドレール５１．３
１ａ上に走行可能に搭載された台車である。６４はフレ
ーム１上に取付けられた油圧シリンダで、その作動環は
台車３２に連結されている。３５は台車６２に設けられ
た油圧シリンダ、３６は台車６２に固定され丸軸６７に
回転可能に装着されたほぼし字状のレバーで、その一端
は油圧シリンダ６５の作動環に連結されている。６８は
先端にクツクロ９を有し、レバー６６の他端に回動可能
に装着されたアームで、一端が台車６２に連結されたば
ね４０の他端が連されており、アーム６８をレバー６６
に対してはソ９１］°の位置に保持している。４１はア
ーム６８に取付けたエアーシリンダで、その作動環には
ガイド４６によりアーム５８に沿って摺動する締付部材
４２が連結されている。

４４は台車６２から側方に張出したＬ字状のブラケット
で、先端には台車６２と平行に位置決め装置４５が設け
られているつ４６はコークス炉２５の位置決め装置４５
と対向する位置に設けたストッパである。

次に本発明の詳細な説明する。窓２６の小蓋２７を開放
する場合は、先ず油圧シリンダ６４の作動環を前進させ
て台車６２をガイドレール３１．３１ａに沿って前進さ
せ、位置決め装置４５がストッパ４６に当接した位置で
停止させる。このときの状態を破線で示し、フック６９
は腕部２９の小径部２９ｂの直下に位置する。この状態
で油圧シリンダ６５の作動環を後退させると、レバー６
６は軸６７を中心に一点鎖線で示す位置に回動する。こ
のとき、フック３９は腕部２９の小径部２９ｂと係合し
、小蓋２７を一点鎖線の位置まで回動させ、窓２６を開
放する。この状態でレベラー２を前進させ、コークス炉
２５内の装入炭の上面を平担にしたのち、再びレペラー
２を後退させる。

次いで、油モジリンダ６５の作動環を前進させると、レ
バー６６及びアーム６８は再び破線の位置に復帰し、７
ツク６９は腕部２９から離脱する。

この状態で油圧シリンダ４１の作動環を前進させれば、
締付部材４２はアーム６８に沿って下降し、腕部２９の
大径部２９ａを強く押圧して窓２６を密封する。

以上の作業が終ると締付部材４２を上昇させ、台車６２
を後退させて実線の位置に戻す。

上記の実施例では、台車やレバーを駆動するために油圧
シリンダ又呟エアーシリンダを用いた場合を示したが、
いずれか一方のシリンダ又はモータ等の駆動源を使用し
てもよい。また位置決め装置も本発明に必須のものでは
なく、例えば台車を駆動するエアーシリンダの作動環の
前進長さを規正し、あるいは台車にストッパを設けるな
ど、適宜の手段を用いることができる。さらに、各部の
機構、構造も上記実施例に限定するものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更することができる
。

〔発明の効果〕

上記の説明から明らかなように１本発明によれは、１台
の装置でコークス炉に設けた小蓋を確実Ｉｃ開閉するこ
とができ、しかもこれに要する作業員を削減できる等、
実施による効果大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例の側面図、第２図はその平面図、
第６図は従来の開閉装置の一例の側面図、第４図はその
平面図、第５図は従来の密閉装置の側面図、第６図はそ
の平面図である。 １：フレーム、２５：コークス炉、２７：小蓋、２９：
腕部、３１．３１ｍニガイドレール、６２：台車、５４
．３５　：油圧シリンダ、４１：エアーシリンダ、３６
：レバー、３８：アーム、６９：フック、４２：締付部
材、４５：位置決め装置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 押出機のフレームに走行可能に搭載された台車及び該台
   車を駆動する手段と、前記台車に回動可能に装着された
   レバー及び該レバーを回動する手段と、一端が前記レバ
   ーに連結されて垂下し他端にフックを有するアームと、
   該アームに沿つて上下に移動する締付部材及び該締付部
   材を駆動する手段とからなるコークス炉の小蓋開閉装置
   。