JPS61162348A - 制振材構成体 - Google Patents

制振材構成体

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JPS61162348A
JPS61162348A JP60003100A JP310085A JPS61162348A JP S61162348 A JPS61162348 A JP S61162348A JP 60003100 A JP60003100 A JP 60003100A JP 310085 A JP310085 A JP 310085A JP S61162348 A JPS61162348 A JP S61162348A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
parts
temperature
low
damping material
Prior art date
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Pending
Application number
JP60003100A
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English (en)
Inventor
小谷 和男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sunstar Giken KK
Sunstar Engineering Inc
Original Assignee
Sunstar Giken KK
Sunstar Engineering Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は制振材構成体、更に詳しくは、ポリ塩化ビニル
樹脂をマトリックスとする二層構成体であって、軽量で
夏“場あるいは冬場での温度依存性の少ない制振材構成
体に関する。
従来技術と解決すべき問題点 従来、自動車などのエンジンまたは走行路面より伝達さ
れる騒音振動を吸収してこれを緩和抑制する振動減衰材
料、即ち制振材料が広く使用され、車体の床部に施工さ
れている。而して最近では、エンジン出力の増大化、低
燃費向上化のため車体重量の軽減という業界の要請が強
まり、これに適合する軽量で高性能の制振材料の出現か
望まれつつある。
これまで開発されてきた制振材料としては、そのマトリ
ックス成分として例えば瀝青系、合成ゴム系のシート状
のものが使用されているか、現在のところ経済面で有利
な瀝青系が主流をなしている。しかしながら、この瀝青
系材料は非常に重たく、制振性能も温度変化によって影
響を受は易く、また貯蔵の点でも夏場にはシート同志が
融着して分離ができなかったり、あるいは冬場には逆に
硬化が進み施工性に劣るという欠点があり、特に重量増
の欠点は、車体重量軽減の要請に対し適合性の低い材料
といえる。
一方、合成ゴム系材料は比較的軽量ではあるが、制振性
能の基礎となる相転移点が低温領域にあり、損失係数の
最大値も同様に低温領域にあるため、実際使用温度であ
る常温付近での損失係数が低く実用上問題がある。
本発明者は、軽量で且つ制振性能の温度依存性が少ない
制振材料を開発すべく鋭意研究を進めた結果、以下に示
す知見を見出した。
(1)各種合成樹脂の中で、とりわけ損失係数が高く、
熱安定性、難燃性、経済性の面からポリ塩化ビニル樹脂
、特に軟質ポリ塩化ビニル樹脂(以下、PvCと称す)
か有望な材料として有効と考えられ、その使用が一部に
おいて検討されていることに着目し、更に検討を重ねた
ところ、このPvCは一般的に20〜40℃付近で非常
に優れた制振効果を発揮する反面、それ以外の温度領域
では、例えば60℃位になると急激に効果が低下する。
(21p v cの実用化に際しその可塑化(主に熱成
形加工性を付与)に用いる可塑剤の使用量を変化すれば
、得られる材料の損失係数の最大値が上記可塑剤量に応
じて特定温度範囲の低温領域と高温領域に存在する。P
vCに加える可塑剤量によって、その相転移点温度は高
温領域で約80℃、低温領域で0℃まで容易に最大値を
変化させることかでき、所望の温度領域にその損失係数
最大値を設定することができる(有効な温度領域は、相
転移点温度をほぼ中心として上はプラス30℃、下はマ
イナス30℃であって、それ以外の温度領域は損失係数
の低い領域、即ち制振性能の乏しい領域となる)。
(3)上記低温領域と高温領域に損失係数の最大値が存
在する2つの270層を併用することにより、広い温度
領域で有効な制振効果が発揮され、これによって温度依
存性の問題が解決する。
発明の構成と効果 本発明は、かかる知見に基づき完成されたもので、その
要旨は、PvCをマトリックスとし可塑剤量が異なる二
層構成体からなり、一層の損失係数最大値が0〜30℃
にあり、他層の損失係数最大値が30〜60℃にあるこ
とを特徴とする制振材構成体にある。
本発明における損失係数最大値が0〜30℃にある層(
以下、低温層と称す)および損失係数最大値か30〜6
0℃にある層(J21下、高温層と称す)はいずれも、
pvc、可塑剤$よび制振効果補強に用いる充填材を成
分とするペースト状組成物から形成され、低温層と高温
層はその可塑剤量の相違によって区別されるものである
上記PvCとしては、その種類に何ら制限かなく、例え
ば乳化重合法により製造されるpvc(以下、乳化PV
Cと称す)、懸濁重合法により製造されるPvC1塊状
重合法により製造されるPvCが挙げられ、特に乳化P
vCか好ましい。何故なら、乳化pvcの粒子径は平均
1μ程度であり、これに可塑剤を加えて可塑化する場合
、常温下で低速回転のプロペラ型攪拌機によって容易に
低粘度流動状態の可塑化ペーストを得ることができ、充
填材に対する濡れ性か向上するからである。
即ち、乳化PvCを用いると、上記ペースト調製を低シ
ェアおよび短時間で行うことができ、望ましくない充填
材の破壊を有効に防止できる。
上記可塑材としては、それ自体公知のものが使用すして
よく、例えばフタル酸エステル系(フタル酸ジエチル、
フタル酸ジブチル、フタル酸ジヘキシル、フタル酸ジオ
クチル、フタル酸ジノニル、フタル酸ジイソデシル、フ
タル酸ウンデシルなど)、アジピン酸エステル系(アジ
ピン酸ジエチル、アジピン酸ジブチルなど)、リン酸エ
ステル系(リン酸トリクレジノペ リン酸トリオクチル
、リン酸トリフェニルなど)が挙げられ、用途に応じて
これらの1種または2種以上の混合物を使用に供する。
使用量は通常、PVC100部(重量部、以下同様)に
対して、低温層の場合で40〜150部、好ましくは4
0〜100部、そして高温層の場合で10〜40部、好
ましくは15〜40部となるように選定すればよい。必
要に応じて通常の安定剤(ジブチル錫ラウレート、エポ
キシ化大豆油、Ba−Zn系など)や添加剤等を常法に
従って配合されてもよい。
上記充填材としては、その種類および形状に何ら制限が
なく、例えば粉末状充填材(炭酸カルシウム、タルク、
シリカ、アルミナ、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム
、クレー、硫酸亜鉛など)、繊維状充填材(ガラス繊維
、炭素繊維、アラミド繊維、セルロース繊維、アスベス
ト繊維など)、鱗片状充填材(黒鉛(グラファイト)、
雲母(マイカ)、ガラスフレーク、アルミニウムフレー
クなど)が挙けられ、これらの1種また2種以上の混合
物を使用に供する。特に鱗片状充填材が好ましい。大き
さは特に限定されるものではないが、あまり大きすきる
とPvCペーストとの均一な混合が難しく、また小さす
ぎると制振性能が低減する傾向にあるので、一般に10
メツシユから400メツシユ、好ましくは40メツシユ
から200メツシユのものが適当である。使用量は通常
、PVC100部に対して40〜200部、好ましくは
60〜150部が適当である。なお、可塑剤が少ない場
合は、充填材も若干少ない方がよい。
上記PVC1可塑剤、充填材および必要番こ応じて安定
剤、添加剤等を所定割合で配合し、常法に従って攪拌混
合を行い、低温層用と高温層用のペースト状組成物を調
製する。
本発明に係る制振材構成体は、低渦層と高温層の二層を
積層することで構成され、その製造手順は以下の要領で
実施することができる。
先ず、上記高温層用ペースト状組成物を剥離紙あるいは
合成樹脂フィルムなどのキャリア上に、コーティング法
(例えばナイフコーティング法、ロールコーティング法
等)で所定の厚み(通常、05〜2. Otm )に塗
布し、常法により熱処理を行ってゲル化せしめ、次いで
その上に低温層用ペースト状組成物を同様に所定厚み(
通常、0.5〜2.0頭)で塗布、熱処理(ゲル化)を
行い、冷却後キャリアを除去して二層構成体シートを得
る。別法として、低温層と高温層をそれぞれ別々の、キ
ャリア上で形成した後、両層を接着剤で貼合せる、いわ
ゆるラミネート法などが採用されてもよい。
なお、低温層と高温層の厚み比は、その使用環境に応じ
て適宜に設定されてよく、通常1/4〜4/1、好まし
くは1/1.5〜1.5/1の範囲で選定すればよい(
寒い地域では低温層、逆に高温地帯では高温層の厚みを
増すことが望まれる)。
また必要に応じてシート表面に粘着剤、接着剤を塗工す
ることも可能である。
以上の構成から成る本発明の制振材構成体は、低温層と
高温層の二層を有することにより、従来の制振性能にお
ける温度依存性の問題を解決することが認められる。
次に実施例および比較例を挙げて本発明をより具体的に
説明する。
実施例1 (〜低温層用ペースト状組成物: 乳化PVC(カネビニルペーストPSL37A。
鐘淵化学工業■製)100部に、フタル酸ジイソデシル
70部、エポキシ化大豆油3部、Ha −Zn系安定剤
2部およびマイカ(スジライトマイカ6QS、(iクラ
レ製)60部を加え、プロペラ型攪拌機で混練して粘度
40000CPSの低温層用ペースト状組成物(Nを調
製する。
(B)高温層用ペースト状組成物: 上記(へにおいて、フタル酸ジイソデシルの添加量を1
5部とする以外は、同様にして粘度100000ci”
sの高温層用ペースト状組成物fB)を調製する。
(q積層体シートの作成: 高温層用ペースト状組成物(B)を剥離紙上に、厚み1
,0朋となるように塗布し、200℃で1分間加熱処理
してゲル化させ、次いでその上に低温層用ペースト状組
成物(A)を合計厚み2,0朋となるように塗り重ね、
同じく200℃で1分間加熱処理してゲル化させ、冷却
後、剥離紙から剥離して二層構造の積層体シートを作成
する。
比較例1 実施例1の低温層用ペースト状組成物(Nを剥離紙上に
、厚み2.0順となるように塗布し、200℃で1分間
加熱処理してゲル化させ、冷却後、剥離紙から剥離して
低温層シートを作成する。
比較例2 比較例1において、実施例1の高温層用ペースト状組成
物(B)を用い同様にして厚み2.0mの高温層シート
を作成する。
測定試験 実施例1、比較例1.2のシート状材料を0.8X40
X400Bの冷間圧延鋼板に貼りつけ、日本自動車規格
JASO7006に規定される試料の一端を固定用治具
にセットし、共振点における減衰曲線を取る片持梁共振
法によって損失係数を算出する。結果を表1に示す。
表1 表1の結果から、比較例1および2のシートはそれぞれ
、その損失係数最大値が20℃および60℃に存在し、
大きな損失係数を有するが、温度の上昇、降下に伴ない
損失係数の低下が認められる。
これに対し、実施例1では低温層シートと高温層シート
を併用したことにより、全体的には損失係数が少し下が
るか、特に実用的温度領域の20〜60℃においては極
めて有効な損失係数を維持することが判明した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ポリ塩化ビニル樹脂をマトリックスとし可塑剤量が
    異なる二層構成体からなり、一層の損失係数最大値が0
    〜30℃にあり、他層の損失係数最大値が30〜60℃
    にあることを特徴とする制振材構成体。 2、損失係数最大値が0〜30℃にある層の可塑剤量が
    、ポリ塩化ビニル樹脂100重量部に対して40〜15
    0部である前記第1項記載の制振材構成体。 3、損失係数最大値が30〜60℃にある層の可塑剤量
    が、ポリ塩化ビニル樹脂100重量部に対して10〜4
    0部である前記第1項または第2項記載の制振材構成体
JP60003100A 1985-01-10 1985-01-10 制振材構成体 Pending JPS61162348A (ja)

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JP60003100A JPS61162348A (ja) 1985-01-10 1985-01-10 制振材構成体

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