JPS61161160A

JPS61161160A - 改良した弁とマニホールドを具備した循環式塗料交換器

Info

Publication number: JPS61161160A
Application number: JP60276161A
Authority: JP
Inventors: ジエームズ　エー．コリバス
Original assignee: Nordson Corp
Current assignee: Nordson Corp
Priority date: 1984-12-10
Filing date: 1985-12-10
Publication date: 1986-07-21
Anticipated expiration: 2011-11-13
Also published as: US4830055A; DE3576921D1; EP0185502B1; EP0185502A3; JP2552649B2; US4657047A; CA1260355A; EP0185502A2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は塗料交換器に係り、特に塗料を対象物に塗布す
る塗布機へ種々の色、又は種類の塗料を導入することを
選択的に制御する塗料交換器に関する。

静電スプレガンの如き塗布機への種々の色、又は種類の
塗料の供給を選択的に制御するためにこれまで多くの試
みが行われ、またいろいろな装置が製造されている。こ
のような装置は一般に色交換器又は塗料交換器と呼ばｎ
ている。

多くの市販塗料は、その特性上特別の処理を必要とする
。従ってこのような塗料を使用する塗料交換器はこのよ
うな処理に支障を来たすものであってはならない。例え
ば工業塗装では、粘性の高い塗料を塗装中浮遊状態に維
持しなければならない固形物含有量の多い塗料を使用し
なければならないことがしばしば起こる。

スプレの一様化の為に粘性の高い塗料を加熱して粘性を
低下することは知られている。

しかしながらこのシステムで塗料流が止まると、加熱部
位の塗料は焼は焦げたり変色したりする恐ｎがある。更
に浮遊固形物を含有する塗料流が止まった場合にはその
固形物は、沈降し浮遊状態でなくなり塗料の均一性が損
われてしまう。

約８０〜２００　ｐｓｉ　（ポンド／平方インチ）で作
動する低圧システムでは、塗料を連続的に循環させて、
塗料を連続的にヒータの所に流すと共に、この塗料の連
続的流れによって固形物を常に浮遊状態に保っている。

低圧塗装システムの公知再循環装置は例えば複数の塗料
弁を有する塗料交換器を具備し、これらの塗料弁は、塗
料を弁アクチユエータから隔離するためにベローズを有
する。これらのベローズは低圧システムでは良好に機能
するが、しかし高圧システムには使用できない。という
のは、ベローズは高圧システムで通常使用される１００
０ｐｓｉ　　以上の高圧に耐えることができず、破損し
てしまう。

従って、本発明の目的は、高圧塗装システムに使用でき
る再循環塗料交換器を提供することである。

また、公知の塗料交換器は、塗料色の選択の間にシステ
ムを洗浄している。一般には選択された色の塗料を止め
てから溶剤をシステム中に流してその内部を洗浄する。

これによりこの次に選択された色はその前の色により汚
染されることがなくなる。このような溶剤を流した後で
あって、次の色を選択する前に空気パージ全行う。

このような公知システムに用いられる塗料交換器には二
つの大きな欠点が存在する。この第１は、面が凸凹であ
ったり不連続であるマニホールドやポート類を内蔵して
いることである。例えば塗料弁からマニホールドに至る
ポート類は深く、この塗料弁が閉止されると、マニホー
ルドに通ずる所に行止まり（デッドエンド）領域が生し
、ここに塗料が滞留してしまう。このような行止領域に
流体流を流すことは不可能ではないとしても大変むずφ
Ｓしいので、溶剤流でそこを洗浄することは非常に困難
である。従ってシステム内に前の塗料が残存し、これが
新たに選択きれた色の塗料に混入してしまい、所望の色
と異った色で対象換金スプレするといった事態が生じる
恐江があった。

洗浄能力の優れた塩素化炭化水素溶剤をアルミニウムの
ような金属製の塗料交換器に使用すると危険な状態が生
ずる。即ち、この溶剤はアルミと反応して爆発を起こす
可能性がある。塗料交換器のメーカは、このような危険
を回避する為に塗料の接触する部品、即ち塩素化炭化水
素溶剤の接触する部品にはステンレス鋼を使用している
が、しかしステンレス鋼は、かなり重く、かつ非常に高
価である。

そこで、本発明の別の目的は、交換前の色又は種類の塗
料が残存するようなデッドエンド領域が存在せず、洗浄
が容易な塗料通路を具備する塗料交換器を提供すること
である。

本発明の別の目的は高圧、又は低圧塗装システムに使用
され、危険な反応や爆発性状態を生ずることなく、塩素
化炭化水素溶剤を使用することのできる塗料交換器を提
供することである。

また、公知の塗料交換器は塗料弁の作動も問題である。

即ち、高圧システムでは、システム圧力に抗してバネ力
により閉弁される弁を用いると、漏洩や不用意に開弁し
てしまうといった事態が生ずる恐れがある。このように
一定のシステム圧力が閉弁用バネ力に抗して作用した場
合、高圧によって弁が開きがちである。

そこで、本発明の目的は、塗料圧力を利用して弁シール
性を高めると同時にシステムを貫通する通路の洗浄容易
性を維持した塗料交換器を提供することである。

低圧システムに使用される塗料交換器では、システムの
圧力降下ｑ重大問題である。詳述すると、多くの低圧シ
ステムは８０〜１００ｐｓｉの範囲で作動する。システ
ムを流れる塗料が長い、又は曲りくねった流路や小径の
通路や多くの絞９部を流れる場合、色交換器での圧力降
下は重要な意味を持ち、スプレガンに供給される塗料の
圧力を低レベルに下げ、所望の一様なスプレパターンを
得ることができなくなる。

そこで、本発明の別の目的は、圧力降下金できるだけ小
さくした低圧塗装システム用の塗料交換器を提供するこ
とである。

塗料交換器を製造したり使用したりする際には、処理で
きる色の数を容易に増減できることが望ましい。

そこで、本発明の別の目的は、塗料流路の洗浄容易性と
圧力降下の最小化とを保ちながら、所望数の塗料を制御
する為に塗料交換器に容易に追加できる複数個の塗料モ
ジユールと塗料交換器とを提供することである。

塗料交換器は高圧システムと低圧システムの両方に使用
できることが望ましい。本発明に従い、塗料弁を適切に
配置した場合でさえも、１０００ｐｓｉ　　以上の高圧
の塗料は、弁のアクチュエータの圧力に抗して弁を閉弁
状態に保持しがちである。従って高圧システムでは、開
弁力をもつと大きくしたアクチュエータが必要となる。

このような強力なアクチュエータはもちろん低圧システ
ムにも使用できるが、この場合には必要以上に高価なも
のとなってしまう。

そこで、本発明の目的は、容易に低圧システム用に改造
したり高圧システム用に改造することができ、低圧シス
テムに使用した時に必要以上に強力なものを１吏用しな
くてもよいアクチュエータを提供することである。

最後に、再循環塗料交換器を提供することが本発明の第
１目的ではあるが、塗装によっては、デッドエンド、即
ち非再循環塗料交換器で充分な場合がある。例えば、固
形分を浮遊状態に保持したシ、塗料を加熱したりする必
要のない場合には、デッドエンド色交換器が有効である
。

そこで、本発明の目的は圧力降下をできるだけ抑え、か
つ爆発の危険性を若起することなく塩素化炭化水素溶剤
で容易に洗浄できる塗料流路を有するモジユール形式の
デッドエンド塗料交換器を提供することである。

この目的を達成する為に、本発明の好適実施例による再
循環式塗料交換器は複数のモジユール手段を具備し、各
モジユール手段がユニバーサル供給マニホールドとユニ
バーサルもどりマニホールドとの夫々の一部を形成する
マニホールドブロックを含むものである。

各モジユールのまわりのバイパスラインは絞り弁、又は
選択的操作可能弁を含み、これらの両弁は非選択色の塗
料をそれの塗料供給部へ連続的にもどす働きをする。

ユニバーサルマニホールドは、各モジユールに穿設され
た、壁面がほぼ滑らかな孔であり、これらの孔は塗料の
流入、又は流出用塗料開口を具備する。塗料供給弁と塗
料もどり弁は弁円盤を具備し、これらの弁円盤の外表面
は閉弁時にはマニホールド壁面に連なる連続部を形成し
、これによりマニホールドの内面が洗浄の困難なデッド
エンド領域の無い、はぼ滑らかな連続面になる。

マニホールドブロック内の塗料通路は、圧力降下を低減
する為にできるだけ大きな径に穿孔されている。塗料供
給弁と塗料もどり弁とを内蔵する弁ブロックは、マニホ
ールドブロックに取付られ、さらにモジユールを形成し
ている。

特定のマニホールドブロックや弁ブロックは、塩素炭化
水素溶剤に不活性なプラスチックや他の合成材の軽量・
安価な材料から作ることが好ましい。

本発明の別の実施例によるデッドエンド塗料交換器では
、塗料交換器は複数のマニホールド手段から構成され、
各モジユール手段は単一の塗料供給マニホールドの一部
を形成するマニホールドブロックを含んでいる。逆止弁
は各ブロックに配置され、この逆止弁の円盤部材は、閉
弁時にはマニホールド壁の一部を構成し、開弁時にはマ
ニホールド内に進入可能である。選択的操作可能な塗料
供給弁を内蔵する弁ブロックはマニホールドブロックに
接続されている。供給弁は、開弁時に加圧塗料を逆止弁
に供給してマニホールドに導入する。

マニホールドには第１弁ブロツクの反対側にこの第１弁
ブロツクと同一構造の弁ブロックを別に配置し、この第
２弁ブロツクにより別の色の塗料を制御する構成が好ま
しい。この第２色用の別の逆止弁入口はマニホールドに
設けられている。このようにこの実施例では塗料交換器
は単一モジユール手段によって二色を供給することがで
きる。マニホールドブロックと弁ブロックも上述と同様
にプラスチックや合成材料から作られている。

本発明の好適実施例では選択的操作可能な塗料供給、も
どり及び絞りの各弁を制御するアクチュエータは空気圧
で操作されるつ１０００ｐｓｉ　　以上の圧力で作動す
るシステムの如き高圧システムに使用する為に、アクチ
ュエータは弁作動桿に取付られた基本ピストンの上に補
助ピストンを具備している。各ピストンの上の膨張室が
加圧されると、両ピストンの合計した力でもって桿が弁
を開弁する。

この双ピストン式アクチュエータは、単一ピストン式ア
クチュエータに第１ピストン用改造蓋と第２ピストンと
を追加するだけで、作製することができる。これにより
アクチュエータの在庫量をかなシ減少でき、また低圧シ
ステムに強力アクチュエータを使用する機会が減少する
。

そこで本発明は、低圧塗装システムはもちろんのこと、
高圧塗装システムにも使用できるモジユール式再循環塗
料交換器を提供する。

塗料マニホールドは壁が実質的に滑らかで、はぼ連続的
であり、滑らかな壁と非表面との間の間隙は、溶剤をマ
ニホールドに流して洗浄するという点では何ら問題とな
らない。マニホールドは溶剤流によって容易に洗浄され
、かつ前の色の塗料を留めるようなデッドエンド領域は
存在しない。

マニホールドブロックや弁ブロックは合成材料製のモジ
ユール構造であるので、塩素化炭化水素溶剤を使用して
も爆発の危険がなく、また塗料が何色又は何種類であっ
てもそれに応じて組立てが容易にできる、柔軟性に豊ん
だ装置を提供できる。

モジユール構造を採用し、かつ塗料通路を短かくしたの
で圧力降下が減少され、弁のシール性も改善され漏洩も
減少される。

上述の、及びその他の目的や利点は、以下に図面を参照
して説明する本発明の好適の実施例、及びその変形例か
ら容易に明白となるであろう。

第１図は本発明の好適な実施例による塗料交換器１０を
示すもので、塗料交換器１０は、この実施例では第１の
塗料モジユール１１と第２の塗料モジユール１２と第３
の塗料モジユール１３と溶剤モジユール１４とを含み、
これらは−緒に組立られて、これらの塗料を塗料塗布機
システムに選択的に供給する三色又は三種類の塗料交換
器を構成している。このような塗布機システムは、１５
で概略的に示した複数個の低圧スプレガン、又は複数個
の高圧エアレス塗料スプレガンを含む。塗料モジユール
１１〜１３の各々は塗料入口ポート１６．１７．１８を
それぞれ具備し、これらの入口ポートは特定の種類、又
は色の塗料供給部に接続される。塗料交換器は種々の色
の塗料、又は種々の種類の塗料を使用してこれらの塗料
を選択的にガン１５に供給する。

従って各特定モジユールは、第１図に示されたように供
給ライン、即ち導管１９を介して特定塗料供給部に接続
されている。

図では、複雑化を避けるために一本の供給ライン１９の
みが示されているが、しかし各モジユールには同様の供
給ライン（導管）が設けられ、ポート１６．１７．１８
をスプレすべき塗料、又は流体の個々の供給部に接続す
る。

更に、各モジユール１１〜１３は、特定のモジユールに
よって制御された塗料をその特定塗料の供給部へ戻す塗
料もどりポート２０．２１．２２をそれぞれ具備する。

第１図に示した一本の塗料もどりライン、即ち導管ライ
ン２３はモジユール１１と関連するものである。残りの
もどりラインは図の複雑化を避けるだめに図示されてい
ないが、各ポート２０．２１．２２は、個別のもどりラ
インに接続され、これらのもどりラインは、そのモジユ
ールによって使用される塗料、又は流体の供給部に接続
される。バイパスライン２４は各モジユール毎に供給ラ
イン１９ともどりライン２３との間に延在している。な
お、第１図では図の複雑化を避けるために一本のバイパ
スライン２４のみが示されている。バイパスライン２４
は、第１図に概略的に示された絞り弁手段２５を有する
塗料パイプ、又は導管からなる。この絞り弁手段２５は
、両ライン１９と２３との間に圧力降下を付与するため
に、導管２４に比べて流路の狭くなったオリフィスの如
き絞りから成る。

モジユール作動に必要な上記絞りは、上述のものの代り
に、供給導管１９に対して導管２４全体の流路容量を低
下させることによって達成でき、また空圧式流体調整器
の如き可変絞り弁を使用することもできる。

絞り弁手段２５は幾つかの機能を有する。

例えば、モジユール１１の如き特定の色モジユールに関
連した塗料が塗装用に選択されていない時でも、塗料は
供給ライン１９を介してモジユール１１に供給される。

しかしながらモジユールが働いておらず、その特定の色
、又は種類の塗料をガン１５に供給していないので加圧
塗料はライン１９で逆流してバイパスライン２４と絞り
弁手段２５を介してもどりライン２３に流れ、このライ
ンからその特定の色、又は種類の塗料供給部に戻される
。

絞り弁手段は、このような条件では塗料が常にバイパス
ライン２４を通って流れるように選定されているため、
供給ラインともどりラインの塗料は連続的に再循環する
。なお、バイパスライン２４を、ライン１９のポート１
６、及びもどりライン２３のポート２０にできるだけ接
近して接続して、これによりライン２４によってバイパ
スされるモジユール１１中の塗料量をできるだけ少なく
することが好ましい。

バイパスライン２４の接続部とモジユール１１のポート
２０との間のもどりライン２３中には逆止弁２６（第３
図）が設けられ、この逆止弁によってバイパスライン２
４からモジユール１１への塗料の逆流を防止している。

特定の色又は種類の塗料をライン１９からガン１５に供
給するようにモジユールが作動されると、塗料はライン
１９とモジユール１１を通ってガン１５に循環又は供給
される。

ガンで塗布されなかった余剰塗料、又はガンの停止時に
ガンをバイパスした余剰塗料は、モジユール１１に戻シ
、ポート２０ともどりライン２３とを通って、その塗料
の供給部に戻される。

上述のように、絞り弁手段２５は、バイパスライン２４
内で選択されると、絞り弁の上流側でライン２４内の背
圧が充分大きくなり、モジユールとガン１５とに至る供
給ライン１９の塗料の大きな圧力降下を防止する。従つ
て絞り弁手段２５とその流れパラメータ（＋ＩＯＷ　ｐ
ａｒａｍｅｔｅｒ　）は、このモジユーノしによって取
扱われる特定の色又は種類の塗料が使用されていない時
に塗料が両ライン１９と２３の間で、連続的に再循環す
るように選定されており、同時に塗料ライン１９の塗料
が特定のモジユールによってガン１５に送られる時、選
択された塗料がライン２４と絞り弁２５とを介して連続
的再循環されるにもかかわらず、塗料ライン１９内に充
分高い圧力が生ずるように充分な背圧を付与する。

更に、第１図に示したように、塗料交換器１０は溶剤モ
ジユール１４を有し、このモジユール１４は適当な導管
３０によって溶剤供給部に接続されているう塗料交換器
を洗浄する時には、まずそれぞれ塗料モジユール１１〜
１３を閉止し、ガンへの塗料流を停止する。

それから溶剤モジユール１４を操作して供給ライン３０
から溶剤を溶剤モジユールと塗料交換器全体を介してガ
ン１５に送出する。このガン１５から溶剤は、別の塗料
が選択さｎてガン１５に送られる前に、溶剤モジユール
１４に戻り、出口ポート３１を通り溶剤排出部３２に放
出される。

また、必要ならば空気弁（第１図に不図示）を溶剤モジ
ユール１４の上流側に設けることもできる。この空気弁
は、溶剤による塗料通路の洗浄後に、加圧空気源からの
加圧空気を塗料交換器１０の塗料通路を介してガン１５
に送り、そこの残存物を追出す。これにより、別の色又
は種類の塗料の選択前に、これらのラインから溶剤や残
存塗料を除去することができる。

塗料交換器１０は更にユニバーサル型塗料供給マニホー
ルド３５とユニバーサル型塗料もどりマニホールド３６
とを具備する。これらのマニホールド３５．３６？″ｉ
上述したモジユールの各々のそれぞれのマニホールドブ
ロックの複数個の滑らかなマニホールド孔から構成され
る。このユニバーサル塗料供給マニホールド３５は出口
ポート３７を有し、これにより塗料供給ライン３Ｂを介
してガン１５に接続される。塗料もどりライン３９はガ
ン１５をユニバーサル塗料もどりマニホールド３６０入
口ポート４０に接続する。それぞｎのポート３７と４０
はそ几ぞれライン３８と３９に接続可能である。

第３図は、第１図のモジユールのような塗料モジユール
の断面図を示している。各モジユールは互に類似してい
るのでモジユール１１についての説明は他の塗料モジユ
ールにもそのまま使用できる。

各モジユール１１〜１３は、マニホールドブロック（本
体）５０と、塗料供給ブロック（本体）５１と、塗料も
どりブロック（本体）５２とを具備する。この本体５１
には塗料供給弁手段５５が取付けられ、この弁手段５５
は供給ライン１９に接続され、この供給ライン１９はモ
ジユール１１が処理する色、又は種類の塗料供給部に接
続されている。弁５５は米国特許第３，９８１，４７９
号、特にこれの第７図に開示されたような選択的操作可
能な逆ＩＥ弁から成る。マニホールドブロック５０には
大口弁手段５６から成る同様の逆止弁が取付られ、また
マニホールドブロック５０には塗料もとシ弁手段５７か
ら成る同様の手段操作可能な逆止弁が取付られている。

各本体（ブロック）５０．５１．５２は、イー・アイ・
デュポン・ヌムール（Ｅ、　Ｉ。

ＤｕＰｏｎｔ　Ｎｅｍｏｕｒｓ　）　　社が製造販売す
る合成材料である［デルリン（Ｄｅｌｒｉｎ　）　Ｊの
如き公知材料や、プラスチックのような合成材料から作
られている。このように選定したＤｅｌｒｉｎ材料や他
の合成材料は、塩素化水素溶剤と作用して爆発や危険な
反ｉｆ生ずることのないように、塩素化炭化水素溶剤に
不活性な特性であるべきである。

第３図に示すように、塗料供給ブロック５１は、マニホ
ールドブロック５０内の通路６１に連通した塗料通路６
０を具備する。塗料もどりブロック５２は、塗料もどり
弁手段５７と接続する塗料通路６２を具備し、この通路
６２は塗料を塗料もどりライン２３に送り出す。各通路
６０．６１．６２は、塗料の流通断面積をできるだけ大
きくするために直径ができるだけ大きく作られている。

例えば通路６０，６１．６２は内径が弁手段５５．５６
．５７の外径とほぼ寺しくなっている。

塗料供給弁手段５５と塗料もどり弁手段５７はそれぞれ
弁を選択的に開弁するアクチュエータを具備している。

特に、例えば弁手段５５用のアクチュエータ手段は、空
圧作動のピストン６６に取付られた弁環６５を具備し、
このピストン６６は、蓋６８が被せらｎたシリンダ６７
内に入っている。この蓋６８はポート６９を有し、この
ポート６９は、選択的に作動可能な加圧空気源に接続可
能で、蓋６８とピストン６６との間の膨張室７０に加圧
空気を送り込む。これによりピストン６６と桿６５とを
内方に駆動し、弁手段５５を開弁する。ポート７２は、
シリンダ６７内に設けられ、ピストン６６の下の領域が
ら空気を抜く。

弁手段５５は、環状座７６と円盤状弁部材７５とを有す
る逆止弁を含み、この弁部材７５は弁環に取付られ、弁
５５内を往儂動して環状座７６を閉止する。詳述すると
、第３図に示すように弁環６５と円盤状部材７５とが下
降すると、部材７５は座７６に係合し、弁を閉弁する。

この閉弁は、例えば膨張室７０がら空気圧が逃され、弁
バネ７７が円盤状部材７５を（第３図に示すように）下
降させて着座し、弁を閉弁した時に起こる。他方、膨張
室７０が加圧されると、桿６５が前方、即ち上方に付勢
され、弁５５の弁環と係合して、円盤状部材７５を第３
図において上昇させ弁を開弁する。

塗料もどり弁５７とこれのアクチュエータの作動は、ユ
ニバーサルもどりマニホールド３６や弁５７の環状座８
１と弁５７の円盤状弁部材８０との協働関係を除き、上
述と同一であるので、詳述しない。

逆止弁手段５６は、逆止弁手段５５と似ているが、弁５
５に設けられていたアクチュエータを具備していない。

このため、矢印［ＡＩの方向に流れた塗料は充分に加圧
さｎており、第３図に示すように弁５６にその下側、即
ち後方から流入して、弁ハネ８３（弁バネ７７と同様の
バネ）を圧縮し、円盤状部材８４を開放し、これにより
、ライン１９と弁５５とを介して供給された塗料をユニ
バーサル供給マニホールド３５に流出させる。円盤部材
８４は、入口弁５６が開弁された時マニホールド３５内
に進入する。

モジユール１１の細部を更に説明する。塗料供給ブロッ
ク５１には、塗料入口、及び弁位置決め用継手７１が設
けられ、この継手７１も、デルリンのような合成又はプ
ラスチック材から作られているので、塩素化炭化水素溶
剤に対して不活性である。

第３図に示したように、バイパスライン（導管）２４は
供給ライン１９からもどりライン２３まで延びている。

弁５５と５７が閉弁され、従ってモジユール１１が選択
されずに塗料をガン１５に供給しない場合には、塗料は
供給ライン１９を通ってバイパスライン２４に流れ、更
に絞り弁手段２５を通ってもどりライン２３に流入する
。他方、モジユール１１が塗料を供給ライン１９からガ
ン１５に送るように制御された時には、弁５５と５７が
選択的に開弁され、これによって塗料は弁５５と通路６
０，６１と逆止弁５６とを通ってユニバーサル供給マニ
ホールド３５に流入する。このマニホールド３５に流入
した塗料はライン３８を通ってガン１５に流入し、次い
でもどりライン３９とユニバーサルもどりマニホールド
３６を流れて、弁手段５７を通って塗料通路６２ともど
りライン２３とに流入し、ここから塗料はその色や種類
の塗料供給部に戻される。これと同時に、この選択され
た色の塗料はその−部が再循環されてライン２４と絞り
弁２５とを通って塗料供給部に戻る。これにより、塗装
中もまたガンが止まった時にも選択された塗料を確実に
循環させることができる。しかしながら絞り弁は、自身
での圧力降下がガンの塗料圧力に過度に影響し、スプレ
に問題を生ずることのないように、選定されている。

従って選択された塗料も選択されなかった塗料も常に再
循環を行うことができる。

次にマニホールドブロック（本体）５０の詳細を述べる
。ユニバーサル供給マニホールド３５とユニバーサルも
どりマニホールド３６ｒｒｉ、壁面が滑らかなほぼ円筒
状の孔表面８７と８８とをそれぞれ有する。別の色や種
類の塗料ｆ：選択する際にマニホールド３５．３６を容
易に洗浄できるようにする為に、マニホールド３５．３
６の壁面をできるだけ清ら力・に、かつ連続的てするこ
とが望ましい。

特に本発明によると、マニホールドブロック５０と入口
逆止弁５６ともどり弁５７とは、マニホールド３５．３
６がほぼ滑らかに連続するように、構成されている。

詳述すると、逆止弁５６はマニホールドブロック５０内
の通路（孔）８９内に設けらｎ、この通路８９はマニホ
ールド３５内に延び、このマニホールド３５に開口を有
している。

弁５６の端部９０はマニホールド３５に極く接近してい
る。このような配置によって、内盤状部材８９の表面９
１は、マニホールド３５の滑らかでほぼ連続した内壁面
８７の延長部に実質的に該当するように、マニホールド
内に位置決めされている。部材８４は、閉止時にマニホ
ールド３５への通路８９の開口を実質的に塞ぐ。なお、
表面９１は、比較的平らであり、凹面や曲面ではないの
で、幾何学的には、正確な円筒面の延長部であるとは言
えない。それにも拘らず、円盤８４がマニホールド３５
内に配置され、閉止時の円盤８４の表面９１が、マニホ
ールド３５の滑らかな壁８７の実質的延長部となり、か
つ閉止時の円盤８４がマニホールド３５への開口を実質
的に塞ぐように、弁５６を配置すれば、溶剤をマニホー
ルド３５に流してマニホールドを洗浄する時に洗浄を困
難にする行止まり（デッドエンド　ｄｅａｄ　ｅｎｄ　
）　　領域や不連続箇所を除去することができる。従っ
て、円盤状弁部材８４の表面９１は、弁５６の閉弁時に
は供給マニホールド３５の滑らかな連続壁面を実質的に
延長したものになっている。同様に、もどり弁手段５７
は閉止時の円盤部材８００表面がユニバーサルもどりマ
ニホールド３６の延長部になるように、孔９３内に配置
されている。このように、表面９４は、マニホールド３
６の滑らかな壁部８８の延長部を実質的に形成している
ので、もどりマニホールド３６への開口を実質的に塞ぎ
、またマニホールドに溶剤を流して洗浄する際にこの洗
浄を困難にするような行止（デッドエンド）領域や不連
続箇所をマニホールド３６から除去している。

このように弁５６と５７の閉弁時にはブロック５０のユ
ニバーサルマニホールド３５．３６の内壁は実質的に滑
らかで連続的となる。

ここから延在するポートも行止まり（デッドエンド）通
路も存在しない。

このように、マニホールド１１の弁ブロック５０は、ユ
ニバーサル供給及びもどりマニホールド３５．３６の一
部を構成している。

マニホールドブロックは塗料がマニホールド３５に流入
する入口手段とマニホールド３６から流出する出口手段
とを形成しており、マニホールドブロック（本体）５０
内に設けられたこれらのマニホールド部分は実質的に滑
らかであり、連続的である。ユニバーサルマニホールド
から弁を離間し、かつそれらのマニホールドに通ずる通
路やポートとして簡単なものを使用した場合には行止ま
り（デッドエンド）領域が生じてしまうが、しかし本発
明のマニホールドでは、行止まり領域が存在しない。

マニホールドブロック５０や塗料供給ブロック５１や塗
料もどりブロック５２などは公知の手段によって容易に
モールド成形でき、互に結合され一体型モジユール１１
を構成することができる。このような結合は、例えばそ
れぞれのブロックを一体的に結合する適宜のシール方法
によって、又はそれぞれのブロックを互に固着する連続
用ネジや位置決めピン（１ｏｃａｔｏｒ　ｐｉｎｓ　）
など（不図示）によって行われる。一方のブロックの通
路と他のブロックの通路とを連通ずるには、漏洩を防止
するために必要なシールが結合箇所に施こされる。

第３図は塗料モジユール１１〜１３の断面図をモジユー
ル１１を例にとって概略的に示したが、溶剤モジユール
１４も同様な構成であり、塗料交換器全体に溶剤を循環
するために第３図に示した弁を具備している。塗料交換
器全体を洗浄する為に溶剤モジユール１４は第１図に示
したように他のモジユールの上流側に配置されている。

溶剤は、その装置に導入される時にはその上流域から導
入され、その装置全体を通ってガンに流れ、それからも
どりマニホールド全体を通った後に第３図に概略的に示
した溶剤放出ライン３３を介して溶剤放出部３２に排出
される。もちろん、溶剤放出ライン３３と溶剤放出部３
２は、溶剤の流れを述べるために塗料交換器モジユール
の第３図に示したが、普通は図に表われないであろう。

また溶剤は通常、溶剤放出部に排出されてしまい、一般
には再循環されない。

従ってバイパスライン２４は溶剤モジユール１４に接続
しない方がよい。

同様に、塗料交換器１０には溶剤モジユール１４の上流
側に類似の空気弁を設けてもよく、この空気弁からの空
気はモジユール１４の上流側の本システムに導入され、
種々のマニホールドや導管やガン等をすべて通って、塗
料交換の前にシステム内に残在した塗料や溶剤をパージ
、即ち追い出す。このパージ用空気は溶剤放出部から排
出することが好ましく、これにより空気排出弁を別に設
置する必要がなくなる。

塗料交換器１０を運転すると、塗料色番号１のような特
定の塗料が選択される。モジユール１１は選択的に作動
され弁５５と５７をそれぞれのアクチュエータによって
開弁じ色番号１の塗料をモジユール１１を介してガン１
５に循環させると共にモジユールを介してもどり部に戻
す。塗料交換器用の空圧制御回路としては手動操作され
る制御器やプログラムされた制御器を適宜用いることが
できる。

これらの制御回路は本発明の一部を何ら構成するもので
はない。

塗装中は、絞り弁２５はバイパスライン２４に充分な背
圧を発生し、これによって塗料はスプレするのに充分な
圧力でライン３８とガン１５とに流れる。

別の色や種類の塗料、例えばモジユール１２の色番号２
の塗料を選択しようとした時には、モジユール１１の弁
５５と５７用アクチユエータは膨張室７０から加圧空気
を選択的に排出することによって不作動となる。この状
態でバネ７７はモジユール１１のそれぞれの弁５５と５
７とを閉弁し、これによシ色番号１の塗料は入口ライン
１９とバイパスライン２４と絞り弁手段２５を通っても
どりライン２３と供給部とに循環する。その後、溶剤モ
ジユール１４が開弁され溶剤をその供給弁を通して最も
上流側からユニバーサル供給マニホールド３５に流す。

塩素化炭化水素をベースとしたような溶剤は、このよう
に循環しマニホールド３５、導管３８を通り、更にガン
１５やもどり導管３９やもどりマニホールド３６を通っ
てすべての塗料モジユール１１．１２．１３の下流に流
ｎる。それから＠剤はポート３１と放出ライン３３を通
って溶剤放出部３２（第３図）に排出される。その後、
もし望むならば、空気弁（不図示）又は空気モジユール
（不図示）によって空気を溶剤モジユール１４の上流側
から本システムに流し込んでシステムから溶剤や残存塗
料を追い出すこともできるっこの代りに、溶剤ライン３
０中に空気弁を設けて加圧空気を溶剤モジユールに流し
最終的にポート３１から溶剤放出部に排出することもで
きる。

別の実施例第２図は本発明の別の実施例による塗料交換器１１０を
示したもので、塗料交換器１１０は、各塗料の色又は種
類毎の塗料モジユール１１１．１１２．１１３にそれぞ
れ補助バイパス弁１１５．１１６．１１７が付加されて
いる点を除き、塗料交換器１０と同一であふ。

また、供給ライン１１９と塗料もどりライン１２３とを
直接に接続する開状態バイパスラインは設けられていな
い。各モジユール１１１．１１２．１１３には第１図の
塗料交換器１０のライン１９と２３に対応した個別の塗
料供給うイン１１９と個別の塗料もどりライン１２３と
が設けられている。前述の好適実施例のバイパスライン
と絞り弁手段を使用する代りに、バイパス弁１１５．１
１６．１１７がそれぞれバイパスライン１２５．１２６
に接続され、このバイパスライン１２５．１２６は各モ
ジユール毎に供給ライン１１９からもどりライン１２３
に延びている。

第２図及び第４図に示すように各色モジユールの塗料も
どりライン１２３には逆止弁１４３が設けられ、この逆
止弁１４３は、バイパスライン１２５と１２６内の加圧
塗料が塗料交換器１１０の塗料もどり弁１２９内に逆流
することを防止する。

補助バイパス弁１１５．１１６．１１７の動作はモジユ
ール１１１の概略断面図である第４図に明示されている
。

第４図において、塗料モジユール１１１は塗料供給弁１
２７と人口逆止弁１２８と塗料もどり弁１２９とを具備
する。これらの弁は第３図の好適実施例の弁５５．５６
．５７に夫々対応している。しかし、第２図と第４図の
実施例は、更にバイパス弁手段１３６を収容するバラン
ス弁ブロック１３５を具備し、このバイパス弁手段１３
６は、アクチュエータ手段１３７によって選択的に作動
可能であり、ライン１２５からライン１２６への塗料流
を遮断する。アクチュエータ１３７は、上述の好適実施
例の弁５５に関連して説明したアクチュエータと同一で
ある。

弁１３６は円盤状弁部材１３８を有し、この部材１３８
は弁バネ１３９によって第４図で下方へ動かされたとき
弁１３６を閉弁する。

他方、室１４０が加圧されると、円盤部材１３８は第４
図で上昇し、弁１３６を開弁する。

従って、第２図に概略的て示した塗料スプレガンに塗料
を供給する為にモジユール１１１を作動すると、弁１２
７と１２９用のアクチュエータが作動して第１図と第３
図の場合と同様に弁１２７と１２９を開弁する。塗料は
、供給ライン１１９から弁１２７と逆止弁１２８全通っ
てユニバーサル塗料供給マニホールド１４１に流入し、
ここからガンに流れてユニバーサル塗料もどりマニホー
ルド１４２に流入する。それから塗料は、塗料もどり弁
１２９を通って塗料もど９ライン１２３からこの色の塗
料供給部に流入する。このとき、バイパス弁１３６が閉
弁烙れているので、塗料はうイン１２５．１２６には流
牡ない。

他方、モジユール１１１によって制御きれる塗料色市場
ｌが選択されていない場合には、上記アクチュエータは
弁１２７と１２９を作動しないので、これらの弁１２７
．１２９はそれぞれのバネによって閉弁され、マニホー
ルド１４１への色番号１の塗料流を遮断する。

同時に、バイパス弁１３６用のアクチュエータ１３７が
作動され弁１３６を開弁じて円盤１３８を上昇させる。

これによって供給ライン１１９内の塗料はバイパスライ
ン１２５と弁１３６とを通ってバイパスライン１２６に
流入する。このバイパスライン１２６はもどリライン１
２３に接続されているので、塗料は弁１３６を通った後
、この色番号１の塗料供給部に戻る。なお、本実施例で
はモジユール１１１が作動し、ガンに塗料を供給してい
る間は弁１３Ｇは閉弁しているので、絞り弁は不要であ
り、従って第３図で述べた常開の絞り弁によって生ずる
システム内での塗料の圧力降下や漏洩は全く発生しない
。

以上から分るように、第４図は容剤モジユール１１４の
断面図を表わしているとも言える。ただし、溶剤モジユ
ール１１４には弁ブロック１３５、又は弁１３６は不要
である。

溶剤は、選択されていない時には再循環が不要である。

第４図では、溶剤が溶剤モジユール１１４を介して溶剤
放出部へ排出されることを示す為に、図の右側に溶剤放
出部が概略的に示されている。もちろん、溶剤は普通で
は第４図のモジユール１１１の如き塗料モジユールから
流出することはない。

第７図は、本発明の更に別の実施例の部分断面図で、高
圧塗装システムに使用される弁用の空圧式アクチュエー
タ手段を示している。

上述した塗料交換器１０と１１０は、作動範囲８０〜２
００　ｐｓｉ　（ポンド／平方インチ）で作動する空圧
式作動システムのような低圧塗装システムと共に使用で
きるが、また、１０００ｐｓｉ以上の流体圧で作動する
エアレススプレシステムのような高圧システムにも使用
することができる。これまで塗料モジユールに関連して
説明したアクチュエータも、高圧システムに使用できる
かもしｎないが、高圧システム用のアクチュエータは大
口弁やもどり弁への開弁力を増大したものが好ましい。

この開弁力を増大すれば、弁の開弁が高圧塗料によって
困難になるといった事態を解消できる。

第７図はこのような改良型アクチュエータ１５０を示し
たもので、このアクチュエータ１５０はアクチュエータ
本体１５１と第１空圧作動ピストン１５２と、シリンダ
１５３と膨張室１５４とを具備する。このピストン１５
２は作動環１５５に連結され、この桿１５５は第７図で
下方に延びて塗料供給弁５５や４料もどり弁５７のよう
な弁手段と係合している。バネ１５６は、ピストン１５
２を第７図で上方に付勢して、膨張室１５４に加圧空気
が入っていない時にその弁を閉弁する。

ピストン１５２による開弁力を増強する為にこのピスト
ン１５２の上方に第２ピストン１６０が配置されている
。このピストン１６Ｇは、スカート１６１が構成の一部
となっているシリンダ内に存在し、このスカート１６１
は蓋１６２と一体で、その一部を構成すると共にその蓋
１６２から上方に延在している。

なお、この蓋１６２はスカート１６１の付加のため、前
述のアクチュエータの蓋に比べて形状が異っている。蓋
１６３は、ピストン１６０の上方においてスカート１６
１に螺合され、ピストン１６０の上方に膨張室１６４を
形成している。この蓋１６３にはポート１６５が穿設さ
れ、このポート１６５は加圧空気源（不図示）に接続し
室１６４を加圧する。

ピストン１６０には下方に延びた管状部材（桿）１６６
と、空気通路（孔）１６７とが設けられ、この通路１６
７はピストン１６０と桿１６６とを貫通して両膨張室１
６４と１５４とを連通している。ピストン１６０の下方
には空気抜は用ポート１６８が、またピストン１５２の
下方には空気抜は用ポート１６９が夫々形成されている
。

加圧空気がポート１６５に供給されると、この加圧空気
は膨張室１６４に流入し、それを拡げ、更に通路１６７
を通って膨張室１５４に流入する。この加圧空気は、各
ピストン１６０と１５２とにそ扛ぞれ下方圧力を付与し
、これらの下方圧力は加算されて、桿１５５の開弁力を
増強する。

詳述すると、室１６４が加圧空気の導入によって拡大す
ると、ピストン１６０は下降し、桿１６Ｇの下端１７０
はピストン１５２の上面に係合して、このピストン１５
２を更に下方へ付勢する。桿１６６の下端１７０は、こ
の桿１６６とピストン１５２との保合が、室１５４への
加圧空気の流入を遮断しないように、ポートを付けたり
又はコンボリユート（ｃｏｎｖｏｌｕｔｅｄ　）な形状
とすることもできる。

上述の点を第３図を用いて更に説明すると、選択的操作
可能弁５５と５７の円盤７５と８０は、塗料の圧力に抗
して開弁するには上方へ（第３図）移動しなければなら
ない。この圧力がエアレススプレシステムのように例え
ば１０００　ｐｓｉ　以上のオーダの高圧である場合、
第７図に示した二重ピストンアクチュエータは、この高
圧に抗して弁円盤７５．８０を開弁するのに特に有効で
ある。もちろん、例えば供給ライン１９や供給ライン１
１９の圧力は塗料供給弁５５や１２７のシールを助け、
かつ高める働きをしており、これにより、色交換器は、
供給弁への供給圧の印加に起因する漏洩が低減されてい
る。

アクチュエータ１５０は、変形蓋１６２とピストン１６
０とを追加した点だけがアクチュエータ１３７と異って
いる。蓋１６３は、単に変形蓋１６２のスカート１６１
に被せられているにすぎない。このようにアクチュエー
タ１５０は、二個の追加部品だけで、即ち、変形蓋１６
２と第２ピストン１６０とを追加することによって、比
較的高圧の塗料交換器の塗料を効果的、かつ確実に使用
できるように簡単に改造できる。もちろん、このアクチ
ュエータは上述のように低圧システムにも使用すること
ができる。このように、単一ピストン式アクチュエータ
を製造し、それから二個の追加部品を用意しておくだけ
でニピストン式アクチュエータを作ることができるっデ
ッドエンド塗料交換器上述の再循環式塗料交換器は、塗料を加熱しなければな
らない場合や、塗料中の含有固形物を浮遊状態に保たな
ければならない場合に特に使用される。これらの塗料交
換器は、特に成る色、又は種類の塗料が選択されていな
い時にその塗料を連続的に再循環し、また、この塗料が
選択された時でさえも、使用されなかった塗料、即ち塗
布されなかった塗料が連続的にシステムを通って再循環
される。この再循環によって塗料の焼焦を防止し、また
固形物が浮遊状態から沈降してしまうことを防止してい
る。

ところが塗装によっては、［デッドエンド（ｄｅａｄ　
ｅｎｄ　）　ｊ塗料交換器を使用した方がよい場合があ
る。このようなデッドエンド塗料交換器は以前は高圧シ
ステムに使用されていた。塗料を再循環する必要がない
場合にデッドエンド塗料交換器が適することが判明して
いる。

第５図及び第６図に示した本発明の更に別の実施例によ
るデッドエンド塗料交換器は、本発明の種々の利点を有
している。特に第５図の塗料交換器１７５の如きデッド
エンド塗料交換器は、ユニバーサル供給マニホールドが
洗浄を容易にする為に比較的滑らかにされ、かつあまり
不連続とならないように構成されていると共にシステム
の圧力によって開弁してしまうことがないように構成さ
れた弁が特別に配置されている。

塗料交換器１７５は、複数のモジユールから成る四色の
色交換器で、各モジユールは二色ヲユニバーサル塗料供
給マニホーＪＬ、　ｔ’　１７６に送出可能である。こ
の供給マニホールド１７６は複数のスプレガン１７７の
如き塗料塗布機システムに接続可能に構成されている。

この塗料交換器１７５は複数のモジユールから作られ、
各モジユールは、マニホールドブロック１７Ｂと第１の
塗料色供給弁手段１７９と第２の塗料色供給弁手段１８
０とを含む。従って第１の二色モジユール１８１はマニ
ホールドブロック１７８と塗料供給弁１７９と１８０と
を具備し、第２の二色モジニール１８８は、塗料供給マ
ニホールドブロック１８５と第３の色供給弁手段１８６
と第４の色供給弁手段１８７とを具備し、そして洗浄モ
ジユール１８９を有する第３のモジユールは、マニホー
ルドブロック１９０と溶剤供給弁１９１と空気供給弁１
９２とを具備している。

マニホールドブロック１７８．１８５．１９０は夫々ガ
ン１７７に接続されるユニバーサル供給マニホールドの
一部を形成している。デッドエンド塗料交換器は、特に
もどり機能を有していないので、もどりマニホールドは
設けられていない。この代りに、溶剤及び空気はガン１
７７から放出され排出される。

第６図は、第５図の線６−６に沿った二色モジユール１
８１の概略断面図である。この第６図から分るように、
マニホールドブロック１７８はユニバーサルマニホール
ド１７６の一部を形成し、このマニホールド１７６の内
壁１９４は比較的滑らかでほぼ円筒状である。塗料色番
号１用の塗料入口逆止弁１９５と塗料色番号２用の塗料
人口逆止弁１９６とがユニバーサル供給マニホールド１
７６の両側に配置されているっこれらの弁も、米国特許第３，９８１，４７９号の特に
その第７図に開示された逆止弁に似ている。これらの弁
は夫々平らな円盤状弁部材１９７と１９８を有し、これ
らの弁部材１９７と１９８は外表面１９９と２００を夫
々有する。弁は夫々ハネ２０１．２０２を有し、これら
のバネは弁１９５について示されたような閉弁状態の方
へ弁部材を付勢する。弁１９５と１９６は、塗料圧力が
弁の後端から、即ち第６図で弁１９５の右端から、また
同図で弁１９６の左端から、そｎぞれ加えられると、弁
後方の塗料がマニホールド１７６に流入できるように開
弁される。

色番号ｌ用の塗料入口弁１７９は、好ましくはデルリン
のような合成、又はプラスチック材から作らｎた弁本体
２０５と、塗料供給弁２０７を内蔵する継手２０６とを
具備する。

供給弁２０７も米国特許第３，９８１，４７９号に示さ
れたタイプの逆止弁を有している。本体２０５も弁２０
７用のアクチュエータ手段を内蔵し、このアクチュエー
タ手段はアクチュエータ桿２０８を有し、この桿２０８
はシリンダ２１０内の空圧作動式ピストン２０９によっ
て制御される。膨張室２１１はピストン２０９の上方に
形成され、空気がポートを通って蓋２１３に導入される
と、ピストン２０９は、バネ２１４に抗して下方に駆動
され桿２０８を下降駆動し、弁２０７の円盤部材２１５
を開弁する。これによって、色番号１の塗料が弁２０７
を通って弁通路２１６に流入し、更に弁１９５を通りマ
ニホールド１７６に流入する。なお、ピストン２０９の
下の空気はポート２１７から排出される。このアクチュ
エータ手段は、第３図で説明したアクチュエータ１３７
と似ており、これらのアクチュエータには適当な空圧制
御手段を使用することができるがこの制御手段は本発明
の一部をも構成していない。

第６図に示すように、弁１７９は、円盤２１５が弁手段
２０７に設けられた環状座に着座して、閉弁される。こ
の閉弁により、色番号１の塗料は弁２０７を流通できず
、室２１６にも弁１９５にも流入できない。従って弁１
９５はマニホールド１７６内の塗料、溶剤又は空気の圧
力によって、及びバネ２０１によって付勢されて閉弁し
ているので、他の色の塗料や溶剤や空気が弁１９５内に
逆流漏洩することはない。

次に第６図の色番号２用の供給弁部材１８゜を説明する
。この弁部材１８０は色番号１用弁１７９と同一である
。弁１８０では空気がポート２２０に導入されるとピス
トン２２１の下の空気がポート２２２を通って排出され
る。これによりピストン２２１はハネ２２３に抗して下
降し、桿２２４を弁手段２２５に当接するように付勢す
る。すると、円盤状弁部材２２６が移動して弁２２５の
座２２７から離れ、色番号２の塗料が弁２２５を通り、
順次室２２８と弁１９６に流入する。この流入した塗料
の圧力によって円盤弁部１９８がマニホールド１７６内
に移動して開弁し、色番号２の塗料がユニバーサル供給
マニホールド１７６に流入してスプレ装置、即ちガン１
７７に送出される。

上述したように、マニホールドブロック１７８は、はぼ
滑らかな円筒状内壁１９４を有するユニバーサル供給マ
ニホールド１７６の一部を形成している。各弁１９５と
１９６の表面１９９と２００は滑らかな壁１９４の延長
部を構成しているのでマニホールド１７６にはデッドエ
ンドとなる部位、又は大きな凸凹は存在しない。もちろ
ん、表面１９９と２００は比較的滑らかで、かつ連続的
な内壁１９４の実質的な延長部を構成するように比較的
平らな面に形改されており、これによりデッドエンド塗
料交換器のユニバーサル供給マニホールド１７６を容易
に洗浄することができる。マニホールド１７６とマニホ
ールド表面１９４とに対する表面１９９．２００と円盤
１９７．１９８との関係は、弁５６．５７（第３図）の
構成部材とマニホールド３５．３６に関して述べた関係
と同様である。

従ってマニホールド１７６は溶剤を通すことによって簡
単に洗浄することができる。この洗浄後に、空気パージ
を行って溶剤や残存塗料を追い出すことができる。

この点を以下に第５図を用いて説明する。

モジユール１８９は、第６図に断面図で示したモジユー
ルと同一の洗浄用モジユールを含んでいる。色を交換し
ようとした時には、色モジユール１８１と１８８の両方
を閉止し、いずれの色の塗料も供給マニホールド１７６
に流入するのを阻止する。この後、溶剤弁が開弁されて
、溶剤がすべての色モジユールの上流側から塗料マニホ
ールドに流入し、マニホールド１７６を通ってガン１７
７に流入しこのガン１７７から排出される。この後に、
溶剤弁が閉弁され、空気弁１９２が開弁されて、マニホ
ールド１７６とその下流の導管とガンと全パージする、
即ちそれら内に残存する物を追い出す。この空気を用い
たパージが終了すると空気弁が閉弁され、いずれかのモ
ジユールの塗料供給弁が開弁されて前と異った色、又は
種類の塗料がマニホールド１７６とガン１７７に供給さ
れる。

塗料供給弁本体の室２１６と２２８は、直径が例えば継
手２０６のポートの入口直径とほぼ等しくなるように、
拡張されている。更に、弁１９５と１９６を内蔵する孔
２２９と２３０もかなり大径である。従ってモジユール
を貫通する塗料通路は、余り制限を受けることはないの
で、色交換器での圧力降下が軽減される。

第５図及び第６図の塗料交換器は、塗料を再循環する必
要のない、１０００　ｐｓｉ以上の圧力のエアレスシス
テムの如き高圧塗装スフレシステムに使用することがで
きる。これは、例えば第６図のアクチュエータの代りに
第７図に示したような、弁アクチユエータを使用するこ
とによって達成できる。なお、アクチュエータは比較的
容易に組立てることができ、第６図のアクチュエータで
は、第７図の蓋１６２の如き変形蓋と第２ピストン１６
０とを単に付加するだけで、高圧用アクチュエータに改
造することができる。

第５図及び第６図に示したデッドエンド型塗料交換器は
、各モジユールを互に連接（積層）してもよく、かつ各
モジユールブロックの間にシール手段を設けて、このシ
ール手段によって複数のマニホールドブロック内のマニ
ホールド孔によって形成されるユニバーサル供給マニホ
ールドからの漏洩を防止するようにしてもよい。これら
のマニホールドブロックを連接ネジ（不図示）のような
適宜の手段によって互に固着すれば、任意の数の色、又
は種類の塗料を供給できる塗料交換器が得られる。従っ
て塗料交換器に塗料モジユールを単に増減するだけで塗
料交換器を容易に使用条件に適応させることができる。

また、塗料交換器は、塩素化炭化水素溶剤と有害反応を
生じない合成材料から作られているので、棟々な溶剤を
使用しても危険な状態となることはない。

更に第５図と第６図の変形実施例は、滑らかなユニバー
サル供給マニホールドの利点を奏し、またユニバーサル
供給マニホールドに塗料が残存しているとその後に選択
される色の塗料に混入してしまうが、このユニバーサル
供給マニホールドにはデッドエンド領域又は流れを邪魔
するようなものは存在しないので、マニホールドや下流
のラインは溶剤流によって簡単に洗浄することができる
。

上述した本発明による塗料交換器は、塗料交換器の内部
の塗料を封入するベローズをいかなる種類のものも使用
しないので、約１０００ｐｓ１以上で作動するエアレス
システムの如き高圧システムに使用することができ、更
にこのような高圧システムで再循環を行うことができる
。

前述したように弁手段に関連するユニバーサルマニホー
ルドは、滑らかで連続的であるので、溶剤を流すことに
よって容易に、かつ完全に洗浄することができる。また
マニホールドや弁本体をモジユール形式で合成材料によ
り構成したので塗料交換器に爆発の発生する可能性を回
避できる。

上述した特定の弁は、塗料交換器に供給された塗料の圧
力を利用してユニバーサル供給マニホールド及びユニバ
ーサルもどりマニホールドからの塗料のシール能力を高
めている。

これにより漏洩が防止され、かつこの時塗布用に選択さ
れている色の塗料を汚染したり、不用意に塗料供給弁を
開弁するような過度の供給圧の発生する可能性が除去さ
れる。

更に、使用する流体の色や種類を増加するためにモジユ
ールを塗料交換器に付加することは、ユニバーサルマニ
ホールドを大きく延長することなしに、容易に行うこと
ができ、塗料交換器での圧力降下もできるだけ小さく抑
えられる。

本発明では簡単に結合できるモジユールを使用している
ので、塗料の色や種類の増減を非常に柔軟に実行できる
。

以上の及びその他の利点は、当業者によって本発明の範
囲を逸脱することなく容易に考え得ることであろう。従
って本発明は特許請求の範囲のみによって制限されるも
のである。

【図面の簡単な説明】第１図は本発明の好適実施例による再循環溝２１交換器
を概略的に示した斜視図である。第２図は第１図と同様の図であるが、本発明の別の実施
例を示している。第３図は第１図の３−３線の概略断面図である。第４図は第２図の４−４線の概略断面図である。第５図は本発明の別の実施例によるデッドエンド型塗刺
交換器を概略的に示した斜視図である。第６図は第５図の６−６線の断面図である。＄７図は本発明による双ピストン式塗料弁１１〜１３．
１１１〜１１３・・・朋モジユール１４．１１４・・・
溶剤モジユール１５・・・スプレガン１９．１１９・・・供給ライン２３．１２３・・・もどりライン２４．１２５．１２６・・・バイパスライン２５・・・
絞り弁手段３５・・・ユニバーサル塗料供給マニホールド３６・・
・ユニバーサル塗料もどりマ二ホールド５０・・・マニ
ホールドブロック５１・・・塗料供給ブロック５５・・・塗料供給弁手段５６．１２８・・・入口弁手段５７．１２９・・・もどり弁手段８０．８４・・・円盤状弁部材１５２．１６０・・・ピストン１５４．１６４・・・膨張室１５５．１６６・・・桿１６５・・・ポート１９５．１９６・・・逆止弁

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ユニバーサルマニホールドの選択された開口を介
して塗布機に供給される塗料の色又は種類を交換する塗料交換器において、ユニバーサル塗料マニホールドを構成し、実質的に滑らかな内壁面によつて形成される実質的に円筒状の通路と、上記壁面に上記通路に沿つて配置された外表面を有する複数個の塗料入口弁部材と、を具備し、
上記複数の弁部材は、自身の弁を開弁するためにそれぞれ選択的に上記通路内に伸長可能であり、さらにそれぞれ選択的に閉弁位置に引込むことが可能であり、この閉弁位置において上記弁部材の上記外表面が実質的に上記内壁面の延長部を構成し、塗料の流れるユニバーサルマニホールドは上記内壁面と上記弁部材とによつて、実質的に滑らかかつ実質的に連続的となることを特徴とする塗料交換器。
（２）アクチユエータ手段を有する流体制御弁において
、弁座と共に配置された弁部材と、上記弁部材に連結され、上記弁を上記座から開弁するアクチユエータ桿と、上記桿に連結された第１ピストンと、上記第１ピストンの上方に設けられた膨張室と、上記膨張室を被うように配置されて上記膨張室の壁を形成する第１蓋と、上記第１蓋を貫通し、かつ上記第１ピストンに係合可能な第２桿に取付られた第２ピストンと、上記第２ピストンと上記第２桿とを通り、上記第１ピストン上部の上記膨張室に連通する流体通路と、上記第２ピストンの上部に形成され、上記通路に連通する第２膨張室と、上記第２膨張室内に延在するポート手段と、を具備し、上記第２膨張室に導入された加圧流体は、上記流体通路を通つて上記第１膨張室に送られて上記第１及び第２ピストンを下方に付勢し、上記第２桿は、上記第１ピストンに係合し、それを下方に付勢して、上記第１桿により上記弁部材に付与される開弁力を増大することを特徴とする流体制御弁。
（３）ユニバーサル供給マニホールドを介して塗料塗布
機に供給される、選択された塗料の色又は種類を交換する塗料交換器において、該塗料交換器が、選択塗料の各々に対して、選択された塗料の供給圧が作用することにより閉弁され、この塗料シール圧力に抗する方向に選択的に移動して開弁し、上記選択塗料を選択塗料供給部から上記供給マニホールドと上記塗布機との方へ流出させることができる選択的操作可能な一方向、塗料供給逆止弁手段と、選択された塗料を上記供給弁から上記ユニバーサル供給マニホールドへ流し、上記マニホールドからの塗料の逆流を防止する一方向入口逆止弁手段と、上記塗料塗布機に接続され、上記塗布機からの上記選択塗料を戻すユニバーサルもどりマニホールドと、上記ユニバーサルもどりマニホールド内の別の加圧塗料によつて閉弁され、上記もどりマニホールド内に入り込む方向へ選択的に作動され、上記供給逆止弁手段を介して供給された上記選択色の塗料を流通して上記選択塗料供給部へ戻すことのできる選択的操作可能な一方向塗料入口逆止弁と、を具備することを特徴とする塗料交換器。
（４）選択的に塗料を塗布機に送り、かつ非選択塗料を
この塗料の塗料供給部から再循環させるために、上記塗布機に供給される塗料の色又は種類に夫々対応する塗料モジユール手段を複数個具備し、１０００ｐｓｉを越える高圧
力で上記塗布機に供給された塗料の色又は種類を交換する塗料交換器であつて、上記モジユール手段の各々が、選択的操作可能な逆止弁を含む塗料供給弁と、塗布機に接続可能なユニバーサル供給マニホールドの一部を構成する通路と、上記供給弁に接続され、上記供給弁からの塗料を受け、上記マニホールドに塗料を送る圧力操作式逆止弁と、上記塗布機からのもどりラインに接続可能なユニバーサルもどりマニホールドの一部を構成する通路と、選択された塗料を受け上記塗布機からの選択された塗料の余剰塗料を上記塗料供給部に戻すために、上記もどりマニホールドと連通するように取付られた選択的操作可能な逆止弁を含む塗料もどり弁とを具備することを特徴とする塗料交換器。
（５）一つの色又は種類の塗料を塗料供給部からそれぞ
れの塗料供給弁に供給する手段と、上記塗料を上記塗料
供給部に戻す手段と、上記供給手段を上記もどり手段に接続し、選択されていない塗料に対するモジユールのまわりにその非選択塗料をバイパスするバイパス手段と、を更に具備することを特徴とする特許請求の範囲第４項に記載の塗料交換器。
（６）上記バイパス手段は上記バイパス手段を通る上記
塗料流を制限する常開型絞り弁手段を含むことを特徴とする特許請求の範囲第５項に記載の塗料交換器。
（７）上記絞り弁手段は、スプレするのに充分な圧で塗
料が上記モジユール内を流れるように自身の上流側に充分な背圧を発生させると共に、塗布用に選択されていない色の塗料を再循環させることを特徴とする特許請求の範囲第６項に記載の塗料交換器。
（８）上記バイパス手段は上記供給手段と上記もどり手
段との間に設けられた選択的操作可能なバイパス弁を含み、上記バイパス弁は、上記塗布供給弁が開弁されている時選択的に閉弁され、上記塗布供給弁が閉弁されている時開弁されることを特徴とする特許請求の範囲第５項に記載の塗料交換器。
（９）塗料塗布機への種々の色又は種類の塗料の導入を
制御するために複数のモジユールを含むデツドエンド型塗料交換器であつて、上記モジユ
ールの各々は、自身を貫通する通路を有し、種々の色又は種類の塗料を上記塗料塗布機に送出する塗料導管に接続可能な共通塗料供給マニホールドを他のマニホールドブロツクの通路と一緒に形成するマニホールドブロツクと、選択された
塗料を上記通路に送るために上記通路内に進入可能で、かつ閉弁のために後退可能な第１弁部材を有する少なくとも一つの圧力作動式逆止弁と、上記マニホールドブロツクに接続された少なくとも一個の塗料供給ブロツクと、上記塗料供給ブロツクに設けられ、選択塗料供給部からの塗料を上記逆止弁を介して上記通路に選択的に送る選択的作動可能な塗料供給弁手段と、を具備し、上記弁部材は閉弁時上記供給マニホールドの内壁の一部を形成し、上記壁は実質的に連続であることを特徴とするデツドエンド型塗料交換器。
（１０）各モジユールは更に、第２の選択された塗料を上記通路に送るために上記第１弁部材と逆方向に上記通路内に進入可能で、かつ上記第二の塗料以外の塗料が選択されたとき上記第２逆止弁を閉弁するために後退可能である第２弁部材を有する第２の圧力作動式逆止弁と、上記マニホールドブロツクに接続された第２の塗料供給ブロツクと、上記第２の塗料供給ブロツクに設けられ、第２の塗料供給部からの塗料を上記第２逆止弁を介して上記通路に選択的に送る第２の選択的作動可能な塗料供給弁手段と、を具備し、上記第２弁部材は閉弁時上記供給マニホールドの内壁の一部を形成し、上記壁は実質的に連続であることを特徴とする特許請求の範囲第９項に記載のデツドエンド型塗料交換器。
（１１）ユニバーサル供給マニホールドを介して塗料塗
布機に供給される選択された塗料の色又は種類を交換する塗料交換器において、該塗料交換
器が、供給される選択塗料の各々に対して、選択された塗料の供給圧が作用することにより閉弁され、この塗料シール圧力に抗する方向に選択的に移動して開弁し、上記選択塗料を選択塗料供給部から上記供給マニホールドと上記塗布機との方へ流出させることができる選択的操作可能な一方向、塗料供給逆止弁手段と、選択された塗料を上記供給弁から上記ユニバーサル供給マニホールドへ流し、上記マニホールドからの塗料の逆流を防止する一方向入口逆止弁手段と、を具備することを特徴とする塗料交換器。