JPS6116017Y2 - - Google Patents

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JPS6116017Y2
JPS6116017Y2 JP10860981U JP10860981U JPS6116017Y2 JP S6116017 Y2 JPS6116017 Y2 JP S6116017Y2 JP 10860981 U JP10860981 U JP 10860981U JP 10860981 U JP10860981 U JP 10860981U JP S6116017 Y2 JPS6116017 Y2 JP S6116017Y2
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JP
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rack
teeth
height
back surface
bed
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JP10860981U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、車輌部品であるラツクピニオン式ス
テアリング用ラツクを加工する加工装置に関する
ものである。
ラツクピニオンステアリングは、通常第1図に
示すように構成されている。すなわち、ラツク1
はスプリング2によりラツクガイド3を介してピ
ニオン4に押しつけられている。ラツクガイド3
とナツト5の間には微少なクリアランス6が設定
されている。ピニオン4とラツク1の間に負荷が
かかると、ラツクを図において下方に押し下げる
力が歯面で発生し、その力がスプリング2の力よ
り大きくなると、ラツクガイド3が下方に動き、
ナツト5と衝突する。クリアランス6が大きい
と、この衝突により音を生ずるため、クリアラン
ス6は非常に小さく設定する。そのためラツク1
の背面1bに対する歯1aの高さにバラツキがあ
る場合には、歯の高さの小さいところでクリアラ
ンス6を設定した場合には、歯の高さの大きいと
ころでクリアランスがなくなり、円滑に動かなく
なるという不具合を生ずる。これを防止するた
め、従来はラツク背面加工後歯を加工するが、そ
の加工精度を極めて高く管理するとともに、組付
後の回転性能を全数チエツクしており、コスト高
となつている。また、常時使用されるラツクの中
央部の歯の高さを高くして、両脇を低くするいわ
ゆる中凸ラツクもあるが、この場合は両脇の加工
精度は軽減されるものの、両脇での異音発生が免
がれない。
本考案は、ラツクの背面に対する歯の高さの加
工精度を向上し、より小さいクリアランスの設定
で、すなわち異音発生を防止しつつ、円滑な動き
の可能なステアリングラツクを得るラツク加工装
置を提供することを目的とする。
この目的に沿う本考案のラツクピニオンステア
リング用加工装置は、加工すべきラツクを支持す
る加工装置の両センタに対するラツクの歯の位置
を検出する検出装置と、ラツクを長手方向に移動
させるとともにその位置を知ることのできるベツ
ド移動装置と、前記検出装置およびベツド移動装
置からの情報を受けてラツク背面を加工する工具
のラツク歯に対する高さ位置を制御する制御位置
と、該制御装置により制御されてラツクの歯に対
しラツク背面を希望する高さに加工する加工装置
とから成る。
以下に、本考案の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
第2図および第3図は本考案の実施例の装置を
示している。図中、1は予じめラツク歯が加工さ
れているラツクで、該ラツク1は加工装置の両セ
ンタ7,8によつて支持されている。
ラツク1の歯1a側には、該歯1aの位置を検
出する装置9が設けられている。検出装置9は、
たとえばマスタギア10をラツク歯1aに押しつ
けてその位置を検出する方式のものから構成され
る。
ラツク1支持用センタ7,8はベツド11上に
搭載されている。ベツド11の下方にはラツク1
の軸方向と平行方向にねじ棒12が設けられてお
り、ベツド11とボールスクリユ係合していて、
ねじ棒12が回転するとベツド11がラツク軸方
向に移動するようになつている。ねじ棒12はモ
ータ13に連結されて回転駆動が与えられるよう
になつている。ねじ棒12の回転数が分ればベツ
ド11の移動距離、したがつて移動位置が分る
が、この移動装置の信号は駆動部13から発信で
きるようになつている。
検出装置9とベツド移動装置13はともに制御
装置14に電気的に接続されている。該制御装置
14は、検出装置9から両センタ7,8に対する
ラツク1の歯1aの位置の情報を受け、ベツド移
動装置13からラツク1の加工位置の情報を受け
て、該加工位置におけるラツク歯1aに対するラ
ツク1の背面1bの加工すべき高さ位置を定め、
その信号をラツク加工装置15に送るべく構成さ
れている。
加工装置15は、カツタ16と該カツタ16を
上下方向に送つて位置出しする送り装置17を備
えている。送り装置17は制御装置14からの信
号を受けて、ラツク背面1bがラツク歯1aから
所定の高さとなるべくカツタ16がラツク背面1
bを加工できるよう、カツタ16を必要高さ位置
に送る。カツタ16はマスタギア10の直上の位
置にあつて、ラツク背面1bを加工する。
上記の構成を有するラツクピニオンステアリン
グ用ラツク加工装置にあつては、従来のようにラ
ツク背面加工後ラツク歯が加工されるのではな
く、ラツク歯が既に加工されているラツクにおい
てラツクの歯位置を検出しつつラツク背面を必要
高さに加工することとなる。すなわち、まずマス
タギア10をラツク歯1aにあててラツク歯1a
の位置を知り、制御装置14でラツク背面1bの
加工すべき高さを定め、この高さにカツタ16を
位置出ししつつラツク背面1bを加工する。
したがつて、本考案のラツクピニオンステアリ
ング用ラツク加工装置によるときは、ラツク歯に
対するラツク背面の位置を制御しつつ加工するの
で、ラツク歯とラツク背面間の高さの加工精度が
向上し、より小さいクリアランスの設定で異音発
生が防止されたしかも円滑な動きの可能なステア
リングを得ることができる。また、制御装置の回
路の設定により、中凸形状など特殊な形にするこ
とも容易である等の効果が得られる。
なお、とくに、歯の高精度加工の困難なバリア
ブルギア比の歯形鍜造されたラツクの加工には有
効である。
【図面の簡単な説明】
第1図はラツクピニオンステアリングの断面
図、第2図は本考案の一実施例に係るラツクピニ
オンステアリング用ラツク加工装置の正面図、第
3図は第2図の側面図、である。 1……ラツク、7,8……加工装置のセンタ、
9……検出装置、10……マスタギア、11……
ベツド、13……ベツド移動装置、14……制御
装置、15……ラツク加工装置、16……カツ
タ、17……送り装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 加工すべきラツクを支持する両センタに対する
    ラツクの歯の位置を検出する検出装置と、ラツク
    を支持するベツドをラツク長手方向に移動させる
    ベツド移動装置と、前記検出装置からの情報を受
    けてラツク背面を加工する工具のラツク歯に対す
    る高さ位置を制御する制御装置と、該制御装置に
    より制御されてラツクの歯に対しラツク背面を希
    望する高さに加工する加工装置とからなる、予じ
    め加工されたラツク歯からの高さが一定となるよ
    うにラツク背面を加工するラツクピニオンステア
    リング用ラツク加工装置。
JP10860981U 1981-07-23 1981-07-23 ラツクピニオンステアリング用ラツク加工装置 Granted JPS5827020U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10860981U JPS5827020U (ja) 1981-07-23 1981-07-23 ラツクピニオンステアリング用ラツク加工装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10860981U JPS5827020U (ja) 1981-07-23 1981-07-23 ラツクピニオンステアリング用ラツク加工装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5827020U JPS5827020U (ja) 1983-02-21
JPS6116017Y2 true JPS6116017Y2 (ja) 1986-05-17

Family

ID=29903008

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10860981U Granted JPS5827020U (ja) 1981-07-23 1981-07-23 ラツクピニオンステアリング用ラツク加工装置

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JP (1) JPS5827020U (ja)

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Publication number Publication date
JPS5827020U (ja) 1983-02-21

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