JPS61158739A - 動物における有害生物の防除装置および防除方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は動物、特に家畜および家禽における有寄生物を
防除するための装置および方法に関するものである。

家畜および家禽産業を悩ましている長年にわたる問題は
外部寄生体および疫病を運ぶ有害生物、例えば、フェー
スフライ　（ｆａｃｅ　ｆｌｙ　）　、サシバエ、ホー
ンフライ　（ｈｏｒｎ　ｆｌｙ　）　、ガルフコートマ
ダニ、スピノース・イアチック（５ｐｉｎｏｓｅ　ｅａ
ｒｔｉｃｋ　）、ノミ、ダニ、ツツガムシ、およびアメ
リカバエの存在である。他の種類の有害生物、すなわち
コヨーテ、キツネ、ピューマ、アカオオヤマネコなどの
ような捕食動物も困った存在である。

かかる生物を防除するために多くの試みが行われてきた
が、いずれの試みにも実用上の欠点がある。

たとえば、噴霧剤、粉剤および浸漬剤（ｄｉｐ　）がし
ばらくの間使用されて程度が異なるとしても成功を収め
たことがあるが、施用が重労働であることが多く、また
保護作用の持続期間が短いのが普通である。

殺生物剤（ｐｅｓｔｉｃｉｄｅ　）または忌避剤が表面
またはなかに分散している複合重合体からなる家畜の耳
札が知られている。例えば、米国特許第３，７５６、２
００号、同第３，９４２．４８０号、同第３，９４９，
７０８号、同第４．０５９，０７４号および同第４，１
９５，０７５号を参照されたい。しかし、かかる装置は
再使用不能；非ゼロオーダーすなわち時間と共に減少し
、調整不能で、比較的短い持続期間の放出速度；脆さの
一因となって破壊による損失を生せしめる不十分な引張
強さおよび延性；およびある場合には家畜に対する毒性
のような種々の欠点を有する。さらに、非ゼロオーダー
の放出速度すなわち時間と共に減少する放出速度は不経
済であり、また殺生物剤に対する免疫性が害虫タイプの
標的有害生物に生じることが多い。

取換え可能な活性成分ディスペンサを具える耳札も知ら
れている。例えば、米国特許第４，３６６．７７７号を
参照されたい。この米国特許は活性成分を浸透させた灯
心または活性成分を含浸させた重合体層を付着させた重
合体テープの細条からなるディスペンサを披瀝しており
、この細条は耳札の頚部に巻付けることができ、また感
圧接着剤によって耳札に接着させるかあるいは厨芥袋ス
タイルのひもと同様に耳札に通すことができる。この灯
心は活性成分を収容する粉砕可能なアンプルを用いて濡
らした繊維のからみ合ったものとすることができる。し
かし、かかるディスペンサは有害生物を防除しようとす
る他の従来技術による試みと同様な欠点、すなわち放出
速度が非ゼロオーダーであり、調整不能で、比較的短い
持続時間を有するという欠点がある。

従って、効果的で費用が安く、耐久性があり、再使用で
き、調整可能で、殺生物剤または忌避剤の放出速度が長
期にわたってゼロオーダーである有害生物防除に対する
必要性が従来から存在している。かかる必要性などは以
下に説明する本発明の新規な装置および方法によって満
たされる。

本発明には二つの面が存在する。本発明の一方の面は、
動物、特に家畜および家禽における有害生物を防除する
装置において、（１）動物の体に直接またはその極めて
近くに取付けるのに適した耐久性取付は素子、および（
２）制御された放出を行う取換え可能なディスペンサ素
子を具え、前記ディスペンサ素子は（ａ）多孔性溜めお
よび（ｂ）放出速度制御膜を具え、前記多孔性溜めは毛
管作用によって殺生物剤または忌避剤がそのなかに分散
・保持されている互に連結された細孔を有し、前記放出
速度制御膜はこの膜を通る拡散によって前記殺生物剤ま
たは忌避剤を放出することができることを特徴とする動
物における有害生物の防除装置である。

本発明の他方の面は、動物における有害生物を防除する
に当り、互に連結された細孔を有する多孔性溜めに含有
されている殺生物剤または忌避剤の本質的にすべてをゼ
ロオーダーであって殺生物剤または忌避剤として有効な
放出速度で小出しし、前記小出しを、上述の制御された
放出を行うディスペンサを動物の体に直接またはその極
めて近くに取付けることにより達成することを特徴とす
る動物における有害生物の防除方法である。

次に本発明を図面を参照して例について説明する。

上述のように、本発明装置は取付は素子、および制御さ
れた放出を行うディスペンサ素子を具える。

取付は素子は動物の体のある部分に直接取イ１けるか、
あるいは首輪、端綱、鞍などのような普通使用されてい
る動物の装具に取付けるのに適当な従来知られている形
態にすることができる。例えば、取付は素子は、牛の尾
札または家禽の脚帯の場合のように波形をつけることに
より；家畜の耳札の場合のように有刺スパイクまたはり
ベント打ちにより；動物の毛、例えば、馬のたてがみま
たは尾に編み込むことにより；リングにより；ペットの
首輪の場合のようにバックルにより；あるいは輪にする
ことおよびスナップ留めすることにより動物の体に直接
取付けることのできる札または帯とすることができる。

取付は素子は上述と同じ方法またはこれらの方法の組合
せにより動物の装具に取付けることができ、唯一の制約
は取付は方法が活性成分の放出を妨害しないことである
。

札または帯自体は金属、織物、または引張強さおよび延
性の大きい重合体のような適当な耐久性材料から構成す
ることができ、必要案件は風化並びに動物の日々の活動
および外そうとする試みに耐えるのに十分な強度および
可撓性を有することである。

次に本発明を図面を参照して例について説明する。

図面において同じ素子には同じ番号を付けた。

第１図および第２図は動物の札１と制御された放出を行
うディスペンサ２との組合せを示す。ディスペンサ２は
第５図に示すタイプの互に連結された細孔を有する溜め
３と、数ケ月ないし１年以上の期間にわたってゼロオー
ダーの放出速度で拡散させることにより活性成分を放出
することができる膜４とからなり、膜４は溜め３の上を
覆いその端縁において札１の上に封着されているので、
ディスペンサを所定の位置に保持する作用をする。

制御された放出を行う取換え可能な挿入ディスペンサを
具える同様な装置を第３図および第４図に示す。かかる
装置を使用する場合には札を取外したり取換えたりする
必要がない。札を取外したり取換えたりすることは労力
の観点から費用が高くなり、動物を分離し動物の体に取
付けるのに適当な場所を探す観点から困難な仕事である
。

制御された放出を行う挿入ディスペンサを札素子に取付
ける他の手段には、接着、リベット留めおよび剥離可能
な（ｐｅｅｌ　−ｏｆｆ　）感圧接着テープがある。制
御された放出を行う挿入ディスペンサは上述と同じ方法
により既存の札に取付けることができ、従って新しい帯
または札を再び取付ける必要が回避される。

本発明装置における制御された放出を行なうディスペン
サの多孔性溜め部分は、大きさの点で液体または固体の
形態の活性成分を毛管作用によって溜め中に保持するの
に適している第５図に示すタイプの互に連結された細孔
を有する多孔性ポリスルホン、ナイロン、ポリカーボネ
ート、ポリ弗化ヒニル、ポリテトラフルオロエチレン、
セルロースエステル、再生セルロース、ポリオレフィン
、ポリウレタン、橋かけ結合したポリビニルアルコール
、エポキシ樹脂、およびポリ塩化ビニルで形成するのが
好ましい。

溜め物質は業界で知られている従来の湿式流し込み成形
／蒸発技術により製造する。

溜め物質としては活性成分が溜めに本質的に不溶性であ
ることが必要である。固体活性成分の場合には、固体活
性成分を溶融によりあるいは液体に溶解または分散させ
ることにより液状に変えるのが好ましく、この液体は固
化するまで毛管作用により多孔性溜めに保持される。互
に連結された細孔を有する溜め物質の代表的な実際の断
面は第５図に示されており、第５図はかかる断面を７０
０倍に拡大した電子顕微鏡写真である。このようにして
、活性成分を溜めに保持する唯一の作用は、活性成分が
溜めに認められるほど溶解する場合のような化学的作用
ではなく、物理的作用である。

活性成分が溜めに認められるほど溶解する場合には、活
性成分の大部分はゼロオーダーの速度の放出が妨害され
る。

活性成分が放出速度制御膜を通って放出される速度は、
膜の表面積、厚さおよび組成の変更を含む業界で知られ
ている技術によって所望の値に好都合に調整することが
できる。重合体膜の製造原料の例は、ポリエチレン；ポ
リプロピレン；ポリテトラフルオロエチレン；エチレン
／酢酸ビニル共重合体；シリコーンゴム；ネオプレンゴ
ム：塩素化ポリエチレン；ポリ塩化ビニル；塩化ビニル
と酢酸ビニル、塩化ビニリデン、エチレンおよびプロピ
レンとの共重合体；ポリエチレンテレフタレート；ブチ
ルゴム；エピクロルヒドリンゴム；エチレン／ビニルア
ルコール共重合体；ポリスチレン／アクリロニトリル共
重合体；ポリアミド；ポリウレタン；ポリエステルなど
である。

本発明は液体活性成分の制御された放出を行わせるのに
特に有用である。液体を含有していて制御された放出を
行うディスペンサは固体の溜めがない場合には製造困難
である。毛管作用によって活性成分を保持する多孔性情
めを使用すると、液体活性成分のディスペンサを容易に
製造することができる。ホーンフライ、フェースフライ
、サシバエ、家バエ、蚊、シラミ、マダニ、およびダニ
に有効な殺生物剤および忌避剤の例は、ビオレスメトリ
ン（ｂｉｏｒｅｓｍｅｔｈｒｉｎ　）、ペルメトリン（
ｐｅｒｍｅｔｈｒｉｎ　）　、テトラメトリン（ｔｅｔ
ｒａｍｅｔｈｒｉｎ　）　、シペルメトリン（ｃｙｐｅ
ｒｍｅｔｈｒｉｎ　）　、デカメトリン（ｄｅｃａｍｅ
ｔｈｒｉｎ　）、ピレトリン、レスメトリン（ｒｅｓｍ
ｅｔｈｒｉｎ　）　、シハロトリン（ｃｙｈａｌｏｔｈ
ｒｉｎ　）、アレトリン、ジクロルボス（ｄｉｃｈｌ。

ｒｖｏｓ　）、カルバリール（ｃａｒｂａｒｙｌ　）　
、ナレド（ｎａｌｅｄ　）、カンキツ類の油、シトロネ
ラ油、松根油、スチロホス（５ｔｉｒｏｆｏｓ　）　、
フェンバレレート（ｆｅｎｖａｌｅｒａｔｅ　）、スタ
ビシン（５ｔａｂｉｌｅｎｅ　）、ベンジルベンゾエー
ト、メチルノニルケトン、Ｎ−ブチルアセトアニリド、
ジ−ｎ−プロピルイソシンコメネート、２−オクチルエ
タノール、ジメチルカルベート（ｄｉｍｅｔｈｙｌｃａ
ｒｂａｔｅ　）、ジメチルフタレート、Ｎ、Ｎ−ジエチ
ル−ｍ−）ルアミド、および２，３　、４．５−ビス（
２−ブチレン）−テトラヒドロ−２−フルフラールであ
る。これらの活性成分の多くは殺生物剤および忌避剤の
両者として有効であって、多くの活性成分の活性は相乗
剤を併用することにより増大する。特に好ましい相乗剤
はピペロニルブトキシドおよびＮ−オクチルビシクロへ
ブテンジカルボキシイミドである。

また活性成分はコヨーテ、キツネ、イヌ、ネコ、ピュー
マ、アカオオヤマネコなどのような捕食動物に有効な忌
避剤または毒物とすることができる。

活性生物には着色剤を加えて活性成分の残量を示すよう
にすることができる。ある活性成分は酸化または紫外線
による減成作用を受は易いので、長期にわたって活性で
あるように保護する必要がある。本発明はかかる保護を
行う上で特に有用である。活性成分が光の作用を受は易
いかあるいは特に迅速な酸化作用を受は易い場合には、
溜めまたは放出速度制御膜に紫外線吸収剤または酸化防
止剤を含有させることができる。

ディスペンサは円形板の場合には活性成分を片側のみか
ら放出するようにその外面の一部分を不透過性裏材で被
覆することができる。適当な不透過性裏材フィルムは米
国力リホルニャ州すウスサンフランシスコ所在のリドタ
イプコンパニーによって製造されているポリエチレン−
ホイル−紙ラミネートである。ある場合には、放出速度
制御ウレタン膜の場合のように、フィルムのポリエチレ
ン側裏材に先ずデュポン社製エルパックス（商品名Ｅｌ
ｖａｘ　）　４０のような接着剤を塗布する必要がある
。

放出速度制御膜を透明にして活性成分を目で見えるよう
にすることができ、あるいはまたカラーコードを付けて
持ち主、放出速度、活性成分のタイプまたは動物に取付
けた日付を示すことができる。また着色が活性成分およ
び重合体膜を紫外線から遮蔽してディスペンサの寿命を
延ばすことがある。

次に本発明を実施例について説明する。

去嵐史上 次の構成部品を使用して本発明装置を製造した：取付は
装置：ポリウレタン類の牛の耳札多孔性溜め：セルロー
スフィルタ物質、グレード１１３（米国ニューシャーシ
ー州 クリフトン所在のホワットマン・ ラボラトリ・プロダクツ）直径５ 膜　　：ポリウレタン、タフタン（商品名Ｔｕｆｔａｎ
ｅ　）　３１０　　（米国、ペンシルベニア州、エリ−
所在のロード・ コーポレーション）、厚さ０．３８１ 鵡（１５ミル）、直径７．５　ａｍ 活性成分　ニジペルメトリン２ｇ 次の方法を使用して防除装置を製造した：多孔性情めを
取付は装置上に載置し、活性成分をピペットにより溜め
に計量分配した。次いで活性成分を満たした溜めの上に
膜を載置し、円形ヒートシーラを使用して膜をその周縁
で取付は装置に封着した。全放出表面積は２９ｃｍ”で
あった。かかる防除装置を牛の耳に取付けた。牛が少く
とも３ケ月以上にわたってマダニから保護されたのを観
察した。

スｍ 活性成分としてそれぞれ１ｇのペルメトリンとピペロニ
ルブトキシドとの混合物を使用した点を除き、実施例１
と同様にして防除装置を製造した。

かかる防除装置を牛の耳に取付けた。牛は３ケ月より長
期にわたってフェースフライから保護された。

ス」１」影 各防除装置のそれぞれの側に溜め、活性成分、および膜
を取付けた点を除き、実施例２と同様にして防除装置を
製造した。全活性成分量は防除装置のそれぞれ側におい
て１ｇとし、膜の厚さは０゜１２７　＋ｎ　（５ミル）
とした。かかる防除装置を牛に取付け、牛が少くとも３
ケ月以上にわたってマダニから保護されたのを観察した
。

去施■工 活性成分がデルタメトリンであり、これをトウモロコシ
油に分散させて液状にした点を除き、実施例１と同様に
して防除装置を製造した。

大施史ｌ 溜め物質としてポリスルホン（米国ニューヨーク州ニュ
ーヨーク所在のユニオンカーバイド製であって、商品名
ニーデル（Ｕｄｅｌ）　Ｐ　−１７００で市販されてい
る）をジメチルホルムアミドに溶解した１０重量％溶液
を流し込み成形することにより製造した第５図（倍率７
００倍）に示すタイプの微孔性ポリスルホンを使用した
点を除き、実施例２と同様にして防除装置を製造した。

この溶液をガラス板上に０．５０８　ｔｍ　（２０ミル
）の厚さに流し込み成形し、直ちにし室温の水浴中に浸
漬して所望のポリスルホンを沈澱させた。生成したポリ
スルホンシートを１１０℃で１時間乾燥し、円形パンチ
を使用してポリスルホンシートから溜めを切取った。か
かる防除装置を牛に取付けた。牛が３ケ月より長い期間
にわたってフェースフライから保護されたのを観察した
。

スＪ１１ｉ 次の構成部品を使用して本発明装置を製造した；取付は
装置；ポリウレタン製の牛の耳札多孔性溜め；ポリプロ
ピレン網、直径３．２　ｃｓ膜　　；ポリウレタン、（
商品名タフタン３１０、厚さ０．３３１８　ｔｍ　（１
７ミル）黒色、直径５ｃｍ 活性成分；ベル１１９フ１ｇ＋ピペロニルブトキシド１
ｇ 不透過性裏材；ポリエチレン／アルミニウムホイル／ポ
リエチレン／祇うミネ ート、直径４．１Ｇ □　次の方法を使用して防除装置を製造した。

多孔性溜めを不透過性裏材上に載置し、活性酸°　分を
ピペットにより溜めに計量分配した。次いで活性成分を
満たした溜めの上に膜を載置し、ヒートシーラを使用し
て膜をその周縁で不透過性裏材に封着した。全放出表面
積は９０２であった。次いでこの制御された放出を行う
ディスペンサを取付は装置上に載置し、音波溶接機を使
用してディスペンサをその周縁で取付は装置に封着した
。

【図面の簡単な説明】

第１図は札と制御された放出を行うディスペンサとの組
合せを示すために一部を切除した本発明装置の一例の平
面図、 第２図は第１図の装置の断面図、 第３図は制御された放出を行う取外し可能または取換可
能な挿入ディスペンサを具えた本発明装置の他の例の一
部を切除した平面図、 第４図は第３図の装置の断面図、 第５図は本発明装置の一例におけるディスペンサの溜め
物質の相互に連結された細孔の断面を示す電子顕微鏡写
真である。 ｌ・・−動物の札　　　　　１ａ、１ｂ−・−みぞ２−
・−ディスペンサ（挿入ディスペンサ）３−・溜め　　
　　　　４−膜 ＦＩＧ、　１ ＦＩＧ、　２ ＦＩＧ、　３ Ｂ ＦＩＧ、　４ 手　　続　　補　　正　　書（方式） 昭和６０年１２月２日 特許庁長官　　宇　　賀　　道　　部　殿１、事件の表
示 昭和６０年特許願第１５２３９　号 ２、発明の名称 動物における有害生物の防除装置および防除方法３、補
正をする者 事件との関係　特許出願人 名　称　　ベンド・リサーチ・インコーホレーテッド４
、代　理　人 １、明細書第２３頁第４〜７行の「第４図は・・・・・
・・・写真である。」を「第４図は第３図の装置の断面
図である。」に訂正する。 ２、図面中東５図を削除する。 手　　続　　補　　正　　書 昭和６０年３月１５日

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、動物の体に直接またはその極めて近くに取付けるこ
   とのできる取付け手段、および制御された放出を行うデ
   ィスペンサを具える動物における有害生物の防除装置に
   おいて、 前記ディスペンサはこれに含まれている殺 生物剤または忌避剤からなる活性成分の本質的にすべて
   をゼロオーダーの有効放出速度で小出しすることができ
   、かつ前記ディスペンサは膜および多孔性溜め物質を具
   え、前記膜はこの膜を通る拡散によって前記活性成分の
   放出速度を制御し、前記多孔性溜め物質は前記活性成分
   を高度に透過することができ、かつ前記活性成分は前記
   多孔性溜め物質に不溶性であり、前記多孔性溜め物質は
   毛管作用によって前記活性成分を保持できる互いに連結
   された細孔を有していることを特徴とする動物における
   有害生物の防除装置。 ２、前記取付け手段が札であり、前記制御された放出を
   行うディスペンサが取換可能である特許請求の範囲第１
   項記載の装置。 ３、前記活性成分が本質的に合成ピレトロイド、ピレト
   リン、有機ホスフェート、カルバメート、および有機塩
   化物からなる群から選定した少くとも１種の殺虫剤であ
   る特許請求の範囲第１項記載の装置。 ４、前記活性成分が本質的に芳香族エステル、有機アミ
   ドおよび天然油からなる群から選定した少くとも１種の
   害虫忌避剤である特許請求の範囲第１項記載の装置。 ５、前記活性成分がベンジルベンゾエート、ジ−ｎ−プ
   ロピルイソシンコメロネート、ジメチルカルベート、ジ
   メチルフタレート、Ｎ−ブチルアセトアニリド、Ｎ，Ｎ
   −ジエチル−ｍ−トルアミド、カンキツ類の油、シトロ
   ネラ油、松根油、メチルノニルケトン、２−オクチルチ
   オエタノール、２，３：４，５−ビス（２−ブチレン）
   −テトラヒドロ−２−フルフラール、ペルメトリン、シ
   ペルメトリン、テトラメトリン、デカメトリン、ピレト
   リン、レスメトリン、ビオレスメトリン、シハロトリン
   、フェンバレレート、スチロホス、ナレド、カルバリー
   ルおよびジクロルボスからなる群から選定した１種以上
   の物質である特許請求の範囲第１項記載の装置。 ６、前記放出速度制御膜がエチレン、プロピレン、テト
   ラフルオロエチレン、エチレン／アクリル酸エチル、エ
   チレン／酢酸ビニル、塩素化エチレン、塩化ビニル、塩
   化ビニル／酢酸ビニル、塩化ビニリデン、エチレンテレ
   フタレート、エチレン／ビニルアルコール、エチレン／
   酢酸ビニル／ビニルアルコール、エチレン／ビニルオキ
   シエタノールおよびスチレン／アクリロニトリルの重合
   体および共重合体；シリコーンゴム、ネオプレンゴム、
   ブチルゴムおよびエピクロロヒドリンゴム；ポリカーボ
   ネート：ポリアミドおよびポリイミド；ポリウレタンお
   よびポリエステルからなる群から選定した物質である特
   許請求の範囲第１項記載の装置。 ７、前記多孔性溜め物質がポリスルホン、ポリテトラフ
   ルオロエチレン、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポ
   リエチレン、ポリプロピレンおよびセルロース系物質か
   らなる群から選定した物質である特許請求の範囲第１項
   記載の装置。 ８、殺生物剤または忌避剤からなる活性成分を含有する
   多孔性溜め物質から前記活性成分を動物の体の極めて近
   くに小出しにすることにより前記動物における有害生物
   を防除するに当り、 前記多孔性溜め物質は前記活性成分を高度 に透過することができ、かつ前記活性成分は前記多孔性
   溜め物質に本質的に不溶性であり、前記多孔性溜め物質
   は毛管作用によって前記活性成分を保持できる互に連結
   された細孔を有しており、放出速度制御膜を通って前記
   活性成分をゼロオーダーの有効放出速度で拡散させるこ
   とにより前記活性成分を放出することを特徴とする動物
   における有害生物の防除方法。 ９、前記放出速度制御膜がポリエチレン、ポリウレタン
   、ポリエステル、ポリアミド、ポリカーボネート、およ
   びビニール重合体からなる群から選定した重合体である
   特許請求の範囲第８項記載の方法。 １０、前記多孔性溜め物質がポリスルホン、ポリテトラ
   フルオロエチレン、ポリカーボネートポリウレタン、ポ
   リエチレン、ポリプロピレンおよびセルロース系物質か
   らなる群から選定した物質である特許請求の範囲第８項
   記載の方法。 １１、前記活性成分がベンジルベンゾエート、ジ−ｎ−
   プロピルイソシンコメロネート、ジメチルカルベート、
   ジメチルフタレート、Ｎ−ブチルアセトアニリド、Ｎ，
   Ｎ−ジエチル−ｍ−トルアミド、カンキツ類の油、シト
   ロネラ油、松根油、メチルノニルケトン、２−オクチル
   チオエタノール、２，３；４，５−ビス（２−ブチレン
   ）−テトラヒドロ−２−フルフラール、ペルメトリン、
   シペルメトリン、テトラメトリン、デカメトリン、ピレ
   トリン、レスメトリン、ビオレスメトリン、シハロトリ
   ン、フェンバレレート、スチロホス、ナレド、カルバリ
   ールおよびシクロルボスからなる群から選定した１種以
   上の物質である特許請求の範囲第８項記載の方法。 １２、前記放出速度制御膜を通して前記活性成分を拡散
   させることにより前記活性成分を放出する前に、前記活
   性成分を前記溜めおよび前記膜と共に加熱する特許請求
   の範囲第８項記載の方法。 １３、前記活性成分を前記動物の体とランダムに定期的
   に接触させる特許請求の範囲第８項記載の方法。