JPS61157795A - 電動送風機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は真空掃除機などに使用される電動送風機に関す
るものである。

従来の技術 従来のこの種電動送風機は、例えば、特公昭５２−４９
１６８号公報に示されている。

すなわち、第９図のようにケーシング１の中に、インペ
ラ２．エアガイド３を設けて、モータ４にニジインペラ
２を高速回転させて、風量と真空圧を得るようになって
いた。

発明が解決しようとする問題点 上記電動送風機のように、エアガイド３をインペラ２の
外周に設ける構造のものでは、インペラ２から吐出する
気流がエアガイド３内に流入する際、エアガイド入口で
衝突することに起因すると考えられる騒音が問題となっ
ていた。これは、インペラ２の羽根枚数２と、インペラ
２の回転数Ｋ（ｒｐｍ　）の積で発生し、通称ＮＺ音と
呼ばれている。又、エアガイドはコストを押さえる必要
があるためできるだけ厚みを薄くしているが、これがエ
アガイドの強度を弱くし振動の原因ともなり効率を下げ
るばかりでなく不快な振動音の発生にもつながっている
。

本発明はこのような問題点を解決するもので、送風機の
効率を高め、しかも騒音、撮動、の発生をおさえたもの
である。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決する本発明の技術的な手段は、エアガ
イドの戻り通路を構成するガイド壁を内。

外ガイド壁で形成するとともに、これらの間には内終端
に開口部を有する空間部を設定踵がっ外ガイド壁に空間
部と戻り通路を連通ずる連通部を形成し、さらにエアガ
イドのモータフレームへの凸状取付は部を内、外ガイド
壁間に設けたものである。

作用 この技術的手段は次のように作用する。

すなわち、内ガイドと外ガイド壁で形成された空間部が
消音器を構成し、音響回路におけるサイドブランチの役
目をしており、エアガイド入口で発生した騒音を外部へ
出さない。

又・デイフーーザからの気流が戻り通路を流れる時、外
ガイド壁より剥離が生じようとしても連通部を通じて空
間部より空気が供給されるため、気流の平衡が保たれて
剥離を防ぐことができる。

よって気流が戻り通路を乱れることなくスムーズに流れ
る。

又、内、外ガイド壁間にモータフレームへノ取付は部を
設けたことにより、気流がモータフレームの穴に流れ込
むことがなくなり、さらに内、外ガイド壁で囲１れだ部
分に設けであるため、振動することを防ぐ役目をもち効
果は太きい。

実施例 以下本発明の実施例を添附図面を参照して説明する。

第１図〜第４図において、複数枚の羽根を有する遠心形
のインペラ１１はモータ１２の軸１３に取着されており
、またこのインペラ１１の送風側にはエアガイド１４が
配設しである。これらインペラ１１とエアガイド１４は
、頂壁に吸気口１６を有するとともに、モータフレーム
１Ｂに対してその周壁下方が気密に取着されたケーシン
グ１７で包囲されている。

上記エアガイド１４は、その上面にインペラ１１工り送
出された気流を受け、かつ下流側へ通路面積を次第に拡
大させた複数のディフーーザ１８を、下面に上記ディフ
ユーザ１８の終端と滑らかに連通し、モータフレーム１
６のモータ吸気孔１９に気流を導ひく複数の戻シ通路２
０をそれぞれ有するものである。本実施例では、デイフ
ーーザ１８の側方をケーシング１７の一部で閉じ、外部
と仕切っているが、礼状とすれば、ケーシング１７と無
関係にディフーーザ１８を形成することができる。

各戻り通路２０を区画する彎曲したガイド壁２１は内ガ
イド壁２２と外ガイド壁２３に分かれており、それらの
間には内終端に開口部２４を設定した空間部２６が形成
しである。また上記外ガイド壁２３にはこの空間部２６
と隣接の戻り通路２０とを連通ずるスリット状の連通部
２６が設けである。この連通部２６は巾１朋、深さ４間
程度のもので、１つの外ガイド壁２３に対して複数形成
しである。もちろん、その数は特定されるものではない
。

２７はモータフレーム１６に対するエアガイド１４の取
付は部で、凸状形状であり、上記内、外ガイド壁２２．
２３の間より一体に突設しである。

次にこの一実施例の構成における作用を説明する。

ディフユーザ１８からの気流は、独立して連通ずる戻り
通路２０に流れ込むが、流れとして主に内ガイド壁２２
に沿って流れ易い。そのため戻り通路２０では気流が外
ガイド壁２３より離れようとする。これが剥離となり外
ガイド壁２３近くで流れの乱れと死水領域が生じる。乱
れは戻り通路２０内の気流の流れを非常に不安定にする
ため、損失が太きくなり効率の低下を生じる。又同時に
乱れによる流れが騒音の発生にもつながってくる。

特に、掃除機に使用される送風機では作動流量も範囲が
広く、流量が少なくなった場合などに流れの不均衡が大
きくなる。そこで、連通部２６を外ガイド壁２３に設け
、気流の剥離を防いだ。その作用としては第１図に示す
ように、外ガイド壁２３より気流の剥離が起こり易くな
ったとしても、連通部２６全通して空間部２６より空気
の供給がある。この空気の供給に、！′り外ガイド壁２
３近くでの気流の平衡が保たれ剥離が防げる。空気は空
間部２６の内終端に設けた開口部２４より補充される。

その結果、どの流量域においても良好な流れが得られた
。又、内、外ガイド壁２２．２３間にモータフレーム１
６への取付は部２７を設けたことにより、振動による効
率低下と騒音が問題であったのが解消された。これは第
１の理由として取付は部２７の位置が起因する。第４図
よりも明らかなように取付は部２７がガイド壁２１内に
収まるため、気流に触れずにモータフレーム１６と接合
でき、従来ありた接合すきまからの騒音の外部への漏れ
が解消できた。第２にガイド壁２１内に位置するため、
剛性が高くできたことに起因する。従来、ｌ：り量産の
エアガイドの宿命としては厚みが十分でないため、特に
モータフレーム１６との取付は部２７では振動が簡単に
発生し振動音発生やそれに伴う、効率の低下が問題とな
っていた。

しかし本構成ではガイド壁２１の厚みも従来以下で十分
に剛性のある取付は部２７を可能とした。

検討により効率面でも安定性が高まり、振動音の発生も
なくすことができ効果は太きい。

次に第１図Ａ部を考えると、第５図のような簡易図式化
した系に置きかえられる。これは音響回路における消音
器、すなわちサイドブランチトシて知られている。よっ
て、この空間部２５において音を消音する役目を持って
いる。特に消音したい周波数をｆＮ　　とすると、同空
間部２５の長さｌは ｅ＝（２Ｎ−１）・Ｃ／４・ｆＮ　（Ｎ・・’＋２１３
１・・・Ｃ−１速）で与えられる。

電動送風機の騒音で特に問題となるのはＮＺ音といわれ
ることは前述した。ＮＺ音は、本検討においては５．３
に、Ｈｚ付近で発生している。聴感でも非常に耳障りで
ある。本実施例のガイド壁２１を設けた状態で検討した
結果、ｎｚ音を低減することができた。周波数分析表を
第６図、第７図に示す。図、Ｊ：すｎｚ音（５，３Ｋｈ
付近）が減少している。全体騒音も低くなっている。上
式で求めると２は１７Ｂとなった。その後検討を行いＥ
＝１４ｒｕＬを得た。これは空間部２６が曲率を有する
影響と考えられる。又、連通部２６をサイドブランチの
入口と考えると、さらに同連通部？６の数だけのサイド
ブランチとみなすことができ、種々の騒音にも効果が期
待できる。

発明の効果　　′ 以上のように本発明によれば、ファンで特に問題となる
騒音および振動を低減でき、かつ戻り通路部における流
れをスムーズにしてファン効率を高めることができるも
ので、その効果は大なるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す電動送風機のエアガイ
ド戻り通路部の拡大図、第２図はエアガイド全体の正面
図、第３図は電動送風機全体の一部欠截側面図、第４図
は要部斜視図、第５図は作用説明図、第６図、第７図は
音の周波数分析図、第８図は従来の電動送風機の側面図
である。 １１・・・・・・インペラ、１２・・・・・・モータ、
１４・・・・・・エアガイド、１７・・・・・ケーシン
グ、２ｏ・・・・・戻り通路、２１・・・・・・ガイド
壁、２２・・・・・・内ガイド壁、２３・・・・・・外
ガイド壁、２４・・・・・・開口部、２５・・団・空間
部、２６・・・・・・連通部、２７・・・・・・取付は
部。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第　
１ｒｌ！Ｊ １４−一一エアク゛イド 第２図 ／４エアｉ゛イド 第３図 １４工了η′イド 第４図 ２４＃ｌＩ］ｌｌ’１ 第５図 ｃｏ　　　　　ミ　　　　０　− 噴　　　句

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. モータにより駆動される遠心形のインペラと、このイン
   ペラより送出された気流が流動する複数のディフューザ
   およびモータへこの気流を案内する複数の戻り通路を有
   するエアガイドと、これらインペラ、エアガイドを内包
   するケーシングとを具備し、上記戻り通路は、内ガイド
   壁と外ガイド壁に分かれ、かつ、これら内、外ガイド壁
   間に空間部を形成したガイド壁で区画構成し、上記空間
   部の内終端には開口部を設けるとともに、外ガイド壁に
   この空間部と戻り通路を連通する連通部を形成し、さら
   に上記エアガイドのモータフレームへの凸状取付部を内
   、外ガイド壁間に設けた電動送風機。