JPS61157677A - イオン化プラズマ式の塗装方法及び装置 - Google Patents

イオン化プラズマ式の塗装方法及び装置

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JPS61157677A
JPS61157677A JP28685185A JP28685185A JPS61157677A JP S61157677 A JPS61157677 A JP S61157677A JP 28685185 A JP28685185 A JP 28685185A JP 28685185 A JP28685185 A JP 28685185A JP S61157677 A JPS61157677 A JP S61157677A
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ゲンナデイ ペトロヴイツチ ミンキン
ウラジミール アレクサンドロヴイツチ シヤグン
パヴエル セメノヴイツチ バリキン
ダヴイド イサーコヴイツチ バルクロン
ウラデイミール アレクサンドロヴイツチ ドムラチエフ
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    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C14/00Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
    • C23C14/22Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material characterised by the process of coating
    • C23C14/34Sputtering
    • C23C14/46Sputtering by ion beam produced by an external ion source

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  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、真空蒸着の技術に係り、特に、イオン化プラ
ズマ塗装によって被膜を形成する方法及びこの方法を実
施する装置に係る。
本発明は、複雑な組成及び複雑な被膜の物品を処理する
時に種々の材料(導電性、電流抵抗性、誘電性、保護性
)を溶融、エツチング又は塗装することによって例えば
被膜を形成するような真空蒸着技術に最も効果的に適用
できる。ここに開示する方法により1本発明のイオン化
プラズマ式の塗装装置において処理された物品は、電子
、冶金及び光学の分野で広くしようすることができる。
従来の技術 物品に被膜を塗布する時には、物品の品質が重要である
と同時に、使用する技術の生産性や、使用する装置の性
能信頼性や、物品がどれ程品質管理及び監視されるかと
いったことが重要となる。
これらは、全て、装置の設計と、選択した処理方法とに
よって決まる。
デントン・バキューム(Denton Vacuum)
によって市販されている薄膜を真空蒸着する装置が知ら
れている(1972年6月、ロシア、モスクワ、TsN
IIElektronikaで出版されたレビューズ・
オブ・エレクトロニック・シリーズ:生産及びプラント
のための技術及び管理、薄膜を付着するベレジン・エム
・アイ技術及び装置(Reviews ofElect
ronics、 5eries  :  Techno
logy and Mana−gement of P
roduction and Plant、 Bere
zin M、I。
Technology and Equioment 
for Applying ThinFilms)第9
(30)巻を参照されたい。
この公知の装置は、3つの主たる要素、即ち、機械的な
ポンプ及び拡散ポンプを有する真空系統と、塗装室と、
監視及び制御系統とを備えている。
機械的なポンプは、塗装室を予め排気すると共に、拡散
ポンプの出口に真空状態を形成するように作動される。
ポンピングされるガスの分子を作用流体の蒸気噴射中に
拡散する原理を用いた拡散ポンプは、真空室を10−4
ないし10−’paという希薄状態に排気する。
この真空蒸着装置の重大な欠点は、拡散ポンプによって
排気された真空室にオイルの分子が入す込むことである
。処理空間において、オイル分子が基板に沈降すると、
被膜を汚し、物品に対する被膜の付着を妨げ、更に、オ
イルが残留ガスに接触した時には、ガスが酸化されると
共に、その排気特性が失われる。
更に、拡散ポンプの作動には、オイルを予熱することが
含まれる。
更に、アルミニウム及びその合金の薄膜を蒸着する装置
も知られている(1980年、ロシア、電子業界/雑誌
(Electronics Industry/Mag
azin)第5巻、第52から54までに頁に掲載され
たrElektronnaya Promyshlen
nostJを参照されたい)。10000Ω/Sの平均
作動速度(空気で)を有する拡散ポンプのまわりに形成
された排気系統は、1時間当たり6.6 X 10−’
p a以上の残留圧−を作用室に発生する。最初の排気
は、2つの機械的なポンプによって行なわれる。作用空
間をオイル蒸気の逆流から保護するために種々の手段が
組み込まれる。
これらの手段の中で、蒸気の反発性の低いオイルを機械
的ポンプ及び拡散ポンプが使用され。
前部ラインに組み込まれた作用容積3Qの窒素充填トラ
ップが使用され、更に、容積6Qの骨格型冷凍トラップ
が使用され、液体窒素の自動供給源が拡散ポンプと高真
空カットオフゲートとの間に含まれる。真空室の空気は
、2段階で予め排気され、即ち、機械的なポンプで66
.5ないし13゜3paの残留圧力まで排気され(ボン
ピング除去される空気の流れによって前部ラインから作
用室へのオイル蒸気の侵入を阻止するようにして)そし
て拡散ポンプで(13,3ないし1.3)XIO−1p
aの範囲にわたってバイパスラインを経て排気される。
次いで、高真空ゲートを開きそしてバイパスラインのバ
ルブを閉じた状態で最終的なボンピングが行なわれる。
真空蒸着による被膜形成プロセスは、次のように行なわ
れる。
真空室内に基板を装填し、拡散ポンプを加熱し、真空室
から空気をポンピングし、基板を加熱しそして塗装を実
行する。
この装置の欠点は、排気された真空室内にオイルの分子
が侵入し、作用真空(10−5pa)に達するのに相当
の時間(約1時間)を必要とし。
オイル蒸気の逆流に対して作用室を保護する装置が複雑
であり、且つ、液体窒素を相当に入力しなければならな
いことである。又、装置の処理容量が比較的低いことも
重大な欠点である。
技術的な要旨が本発明に最も近い公知技術は、イオン化
プラズマ塗装方法及びイオン化プラズマ塗装装置である
(1983年、ロシア、電子業界/雑誌(Electr
onics Industry/Magazin)第5
巻、第50−52に頁に掲載されたr Elektro
nnayaPromyshlennost Jを参照さ
れたい)。
イオン化プラズマ式の塗装装置は、アルゴン及び空気の
注入手段と通信する真空室を備え、この真空室は、4つ
の円筒状の室と、イオン化プラズマ塗装源とを収容して
いる。この真空室には、高排気ユニットが接続され、こ
のユニットは、機械的なポンプと、低温ポンプと、補助
的なマグネトロンポンプとを備え、更に、真空室には、
アルゴン注入手段が接続されている。イオン化プラズマ
塗装方法は、この装置において、次のように実行される
塗装さるべき1つ又は複数の物品を4つの円筒室のうち
の1つに装填する。機械的なポンプ及び低温ポンプによ
って真空室から活性ガスをポンピングし、6XIO−4
paの圧力とする。その後、機械的なポンプをオフにし
、補助的なマグネトロンポンプを作動する。次いで、ア
ルゴンを5×1O−1paの圧力まで注入し、塗装を実
行する。作用ガス(アルゴン)の所要圧力は、アルゴン
注入手段を作動することにより塗装工程全体にわたって
維持される。
この公知装置及びイオン化プラズマ式の塗装方法の欠点
は、構造が複雑で且つかさばり、真空室から活性ガスを
ポンピングするのに時間がか\す、然も、真空室に所要
のアルゴン圧力を維持するのが困難なことである。これ
は、機械的なポンプを長時間作動しなければならないと
共に、維持すべき高真空状態を形成する主たるソースで
ある低温ポンプを連続的に作動しなければならず、更に
は、装置の部品の修理及び交換が複雑で、塗装された被
膜の品質の監視が複雑なことによるものである。以上の
欠点から、装置の生産性は比較的低くなり、蒸着した被
膜の質が不充分なものとなる。
発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は、イオン化プラズマ塗装方法及びこの方
法を実施する装置であって、ポンピングユニットの設計
上の変更と、方法操作の変更とにより、高い効率で被膜
を付着できると共にその質を高めることができる一方、
マグネトロンで開始される高周波清掃及び物品の塗装中
に不活性ガスの純度を監視できるようにする方法及び装
置を堤供することである。
この目的は、物品を真空室に装填し、真空室から活性ガ
スをポンピング除去して予備真空レベルとし、予備真空
ポンプを切断し、真空室から活性ガスをボンピング除去
して作用真空レベルとし、そして不活性ガス雰囲気中で
物品に被膜を塗装するイオン化プラズマ式の塗装方法で
あって、真空室から活性ガスをボンピング除去して作用
真空レベルとする前に、不活性ガスの注入を行ない、物
品に被膜を塗装した後、真空室からの活性ガスのボンピ
ング除去を遮断して、ここに空気を注入し、その後真空
室からの空気の排気を6ないし66paの圧力まで行な
うことを特徴とする方法によって達成される。
又、この目的は、イオン化プラズマ源を収容する真空室
と、物品を収容する手段と、カットオフバルブを経て真
空室に接続された予備真空ポンプと、真空室に接続され
たマグネトロンポンプを含む高真空ユニットと、真空室
に空気を入れる注入手段と、マグネトロンポンプに接続
された導入ガスの注入手段とを具備するイオン化プラズ
マ式の塗装方法を実施する装置であって、上記マグネト
ロンポンプが、更に別のカットオフバルブを経て真空室
に接続され、マグネトロンポンプには、残留雰囲気を監
視する手段が設けられていることを特徴とする装置によ
って達成される。
真空室は、物品を高周波で予め清掃する装置を収容する
のが便利である。更に、真空室は、物品を加熱する装置
を収容するのが便利である。
ここに開示する方法は、マグネトロンポンプの始動を容
易にし、不活性ガスを節約し、マグネトロンポンプの始
動圧力を高め、相当のガス負荷においても活性ガスのポ
ンピング率を高くすることができ、然も、活性ガスのポ
ンピングと不活性ガスのボンピングとを微細に選択する
ことができる。更に、マグネトロンポンプの寿命が延ば
されると共に、その作動の信頼性及び利便さが確保され
る。
ここに開示する方法を実施する場合には、マグネトロン
ポンプの開始状態即ち作動状態が維持されると共に、真
空室を高い速度で排気することができ、然も1機械的ポ
ンプの作動時間が最少とされる。
高排気ユニットに組み込まれたマグネトロンポンプは、
ポンプの開始圧力を高めることができ、活性ガスを高い
率でボンピングすることができ、相当のガス負荷におい
てもこれらの高いポンピング率を維持することができ、
然も、不活性ガスのボンピングと活性ガスのポンピング
とを厳密に選択することができる。マグネトロンポンプ
は、長い寿命を発揮すると共に、信頼性が高く、且つ、
操作が容易である。
カットオフバルブを経て真空室に接続されたマグネトロ
ンポンプは、その作動状態を維持でき、真空室から活性
ガスを高い率でポンピングできる一方、マグネトロンポ
ンプ及び機械的なポンプの両方の寿命を延ばすことがで
きる。
マグネトロンポンプのハウジングに接続された不活性ガ
スの注入手段は、マグネトロンポンプの始動を容易にす
ると共に、不活性ガスを節約できるようにする。
残留雰囲気を監視する手段に組み合わされたマグネトロ
ンポンプは、活性ガスが充分にボンピング除去された時
を判断できると共に、被膜塗装工程中にそれらの注入を
制御することができる。
物品を高周波マグネトロンで清掃する装置を収容する上
記装置の真空室は、1回の工程で清掃を行なえるように
し、生産性を高めると共に、塗装された被膜の質を高め
ることができる。
塗装さるべき物品を加熱する装置を収容する真空系統は
、素早くガス抜きできるようにすると共に、被膜の質を
高めることができる。
実施例 本発明によるイオン化プラズマ塗装装置は、イオン化プ
ラズマ塗装源2を収容する真空室1(第1図及び第2図
)を備え、上記イオン化プラズマ源はシャフト4の助け
により真空室1の後部カバー3に取り付けられる。真空
室1は、更に、塗装さるべき物品を位置設定する手段も
備え、この手段は、塗装さるべき物品6を取り付けるよ
うにこの真空室1内に同軸的に受は入れられるドラム5
を含んでいる。このドラム5は、シャフト8の助けによ
り真空室1の前部カバー7に取り付けられ、駆動装置9
に作動的に接続される。ドラム5と真空室1の隣接壁と
のスペースは、塗装さるべき物品の清掃を高周波マグネ
トロンで開始する装置10と、これらの物品を加熱する
装置11とを収容する。塗装さるべき物品を高周波で清
掃する装置10は、マグネトロンの形式であり、そのタ
ーゲットは、ドラム5に取り付けられた塗装さるべき物
品である。マグネトロンは、高周波(マイクロ波)電圧
発生器(図示せず)から給電される。
塗装さるべき物品を加熱する装置11は、直流電源(図
示せず)によって給電される一般のランプ型のヒータで
ある。
真空室1は、空気を注入する手段12及びサーモカップ
ル圧力計13と連通ずると共に、カットオフバルブ15
を経て予備排気ポンプ14と連通ずる。
更に、真空室1には、高真空ユニットが接続され、この
ユニットは、マグネトロンポンプ16及びバッフル17
を組み込んでおり、マグネトロンポンプ16の接続部に
は、アクチュエータ19によって作動されるカットオフ
バルブ18が取り付けられる。
マグネトロンポンプ16(第1図)のハウジングは、カ
ソードとして働くチタンターゲット21、永久磁石系2
2及び及びアノード23を有するマグネトロン20と、
残留雰囲気を監視する装置124とを収容し、この装置
は、ミラー系25を含んでいる。
ミラー系25は、プラズマの入射及び反射の色を揃える
ミラー(図示せず)を含む。ミラー系25によって反射
された像、即ち、プラズマの色は、観察装置に向けられ
る。この系のミラーは、ダスト層の付着から保護される
。マグネトロンポンプ16は、不活性ガス注入手段26
と連通している。
動作 イオンプラズマ塗装方法は、上記したイオンプラズマ塗
装装置によって、次のように行なわれる。
真空室1の前部カバー7(第1図)を開け。
塗装さるべき物品6をドラム5に配置し、その後、カバ
ー7をもう一度閉じる。真空室1及びマグネトロンポン
プ16から次のようなシーケンスで空気をポンピング除
去する。予備排気ポンプ14をオンにし、そのカットオ
フバルブ15を開き、アクチュエータ19を作動してマ
グネトロンポンプのカットオフバルブ18を開く。予備
排気ポンプ14をオンにするまで、空気注入手段12及
び不活性ガス注入手段26を閉じる。真空室1内の圧力
が約0.3ないし1.OPaに減圧された状態で。
予備排気ポンプ14のカットオフバルブ15を閉じ、ポ
ンプ14をオフにし、不活性ガスの注入手段26を作動
して不活性ガスを1ないし10Paの圧力まで注入し、
その後、不活性ガス注入手段26を閉じる。真空室1内
の圧力をサーモカップル圧力計13で読む。アクチュエ
ータ19を作動して、マグネトロンポンプのカットオフ
バルブ18を閉じる。チタンターゲット21を有するマ
グネトロン20に作用電圧を印加し、放電電流を1゜0
ないし1.2Aにセットする。マグネトロン20は、次
のように作動する。アノード23に対してカソードとし
て働くターゲット21に負の電位を印加した時には、非
均−な電磁界が交差する領域がカソード21付近に形成
される。この領域に現われる電子は、交差電磁界(永久
磁石系22によって磁界が発生されそしてチタンターゲ
ット21とアノード23との間に電界が発生される)に
より複雑な動きをするように駆動され、不活性ガス(ア
ルゴン)の分子との激しい衝突を繰り返すことによって
(イオン化)捕えられる。その結果。
イオン化プラズマの環状ゾーンがチタンターゲット21
の表面上に形成される。放電によって生じる正のイオン
は、チタンターゲット21に向がって加速されて、その
表面の腐食領域に衝突し、チタン粒子を放出させる。こ
れらの粒子は、化学的に活性なものであるから、残留ガ
スの分子(02、N2、N2、N20.co、co、等
)と非可逆的に結合し、酸化物、炭化物、水酸化物、窒
化物、等を形成する。これらは、マグネトロンポンプ1
6の水冷室に沈降する。放出されたチタン粒子が残留ガ
スの分子と結合してマグネトロンポンプ16の室の水冷
壁に付着する現象により、3oないし40分以内に、不
活性ガス(アルゴン)以外の全てのガスが排気され、イ
オン化プラズマによって物品に被膜を塗装するのに特に
適した状態が生じる。不活性アルゴン以外の全てのガス
が排気された時は、残留雰囲気を監視する装置24によ
り、チタンターゲット21の表面上に緑がかった青いプ
ラズマグローが開始する時として指示される。
マグネトロンポンプ16のカットオフバルブ18は、ア
クチュエータ19によって開けられ、真空室1及びマグ
ネトロンポンプ16内の圧力が等しくされ、残留ガスが
真空室から排気される。マグネトロンポンプ16のカッ
トオフバルブ18が開いた時には、チタンターゲット2
1の表面上のグローが紫がかった赤に変わり、5ないし
6分以内に、緑がかった青い色に復帰する。この緑がが
った青いプラズマグローは、不活性ガス(アルゴン)以
外の活性ガスが真空室1から充分に排気されたことを指
示する。この段階において、放電電流を0.2ないし0
.3Aに下げて、チタンターゲット21の材料の南耗を
少なくするのが実際的である。
不活性ガス(アルゴン)がマグネトロンポンプ16に導
入された状態では、高いチタンスパッタリング率が確保
される。チタンターゲット21の面とマグネトロンポン
プ16の壁との間隔を、スパッタされるチタン粒子の自
由走行の長さより数倍大きくすることにより、チタン粒
子と残留ガスの粒子との衝突の確率が高(され、300
00Q/Sまでの高い排気率を確保することができる。
チタンターゲット21を有するマグネトロン20の作用
電圧は、400−500Vに保持され、チタンターゲッ
ト21の材料を侵食することによってアルゴンが放出さ
れるという現象が排除される。
チタンターゲット21及びマグネトロンポンプ16のハ
ウジングの壁を水冷することにより、それらの過熱及び
高いチタンスパッタリング率でのガスの放出が防止され
、大きなガス負荷においてもマグネトロン2oの安定し
た性能が確保される。
真空室1から残留ガスが排気された状態では、その圧力
が0.050ないし0.IPaまで下がり、不活性ガス
の注入手段26が作動されて、不活性ガス(アルゴン)
が0.1ないし1.OPaの作用圧力まで注入される。
シャフト8上のドラム5を回転させるために駆動装置9
が作動される。物品加熱系統11がオンにされる。物品
6は、高周波マグネトロンで開始される清掃装置10に
より5ないし10分間清掃され、次いで、イオン化プラ
ズマ塗装源2が作動されて、物品6に被膜が形成される
物品6が塗装されると、アクチュエータ19が作動され
て、マグネトロンポンプ16のカットオフバルブ16を
閉じる。真空室1は、注入手段12によって空気を注入
することによって非密封状態とされ、マグネトロン2o
がオフにされ、物品6を取り出すようにする。その後の
被膜塗装サイクル中には、チタンターゲット21を取り
換えねぼらない時、マグネトロンポンプ16の密封状態
が破壊された時、或いは、他の非常事態の時しかマグネ
1−ロンポンプ16の予備排気は必要とされない。マグ
ネトロンポンプ16の始動状態が維持される場合には、
真空室1の圧力を6ないし66Paに減圧するに必要な
3ないし5分の間予備排気ポンプ14を作動した後、5
ないし6分で、真空室1を素早く完全に排気することが
できる。
一般的に機械的なポンプである予備排気ポンプ14を1
0分以上作動させ、その後、真空室1内の圧力を6Pa
より低い値まで減圧した場合には、機械的なポンプから
のオイルが真空室1に入り込んで塗装の質に影響するこ
とが考えられる。
一方、真空室1が66Pa以上の圧力に排気された時に
マグネトロンポンプ16のカットオフバルブ18が開い
たとすれば、マグネトロン20の作用負荷に影響が及び
、マグネトロンポンプ16のポンピング率が低下し、チ
タンターゲット21の材料が著しく消耗することになる
効果 以上の説明から、ここに開示するイオン化プラズマ塗装
方法を本発明のイオン化プラズマ塗装装置で実施するこ
とにより、活性ガスを高い率でボンピング除去すること
ができ、相当なガス負荷においても高いポンピング率を
維傅でき、然も、活性ガスと不活性ガスのボンピング除
去を厳密に選択できることが明らかである。
更に、ここに開示するイオン化プラズマ塗装方法を本発
明のイオン化プラズマ塗装装置で実施することにより、
高質な被膜を高い生産率で物品に付着することができ、
ボンピング手段の寿命を延ばすことができ、信頼性のあ
る性能及び操作容易性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明によるイオン化プラズマ塗装装置を概
略的に示す図、そして 第2図は、第1図の■−■線に沿った断面図である。 1・・・真空室 2・・・イオン化プラズマ塗装源 3・・・真空室の後部カバー 4・・・支持シャフト 5・・・ドラム  6・・・塗装さるべき物品7・・・
真空室の前部カバー 8・・・シャフト  9・・・駆動装置10・・・物品
を高周波マグネトロンで清掃する装置 11・・・物品加熱装置 12・・・空気注入手段 13・・・サーモカップル圧力計 14・・・予備真空ポンプ 15・・・カットオフバルブ 16j−命マグネトロンポンプ 17・・・バッフル 18・・・カットオフバルブ 19・・・アクチュエータ 20・・・マグネトロン 21・・・マグネトロンのチタンターゲット22・・・
マグネトロンの永久磁石系 23・・・マグネトロンのアノード 24・・・残留雰囲気監視装置 24・・・ミラー系 26・・・不活性ガスの注入手段 F/に 7

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)物品(6)を真空室(1)に装填し、真空室(1
    )から活性ガスをポンピング除去して予備真空レベルと
    し、予備真空ポンプ(14)を切断し、真空室(1)か
    ら活性ガスをポンピング除去して作用真空レベルとし、
    そして不活性ガス雰囲気中で物品(6)に被膜を塗装す
    るイオン化プラズマ式の塗装方法において、真空室(1
    )から活性ガスをポンピング除去して作用真空レベルと
    する前に、不活性ガスの注入を行ない、物品(6)に被
    膜を塗装した後、真空室(1)からの活性ガスのポンピ
    ング除去を遮断して、ここに空気を注入し、その後真空
    室(1)からの空気の排気を6ないし66paの圧力ま
    で行なうことを特徴とする方法。
  2. (2)イオン化プラズマ塗装源を収容する真空室(1)
    と、物品を収容する手段と、カットオフバルブ(15)
    を経て真空室(1)に接続された予備真空ポンプ(14
    )と、真空室(1)に接続されたマグネトロンポンプ(
    16)を含む高真空ユニットと、真空室(1)に空気を
    入れる注入手段(12)と、マグネトロンポンプ(16
    )に接続された導入ガスの注入手段(26)とを具備す
    る特許請求の範囲第(1)項に記載のイオン化プラズマ
    式の塗装方法を実施する装置において、上記マグネトロ
    ンポンプ(16)は、更に別のカットオフバルブ(18
    )を経て真空室(1)に接続され、マグネトロンポンプ
    には、残留雰囲気を監視する手段(24)が設けられて
    いることを特徴とする装置。
  3. (3)上記真空室(1)に収容された物品を高周波マグ
    ネトロンで清掃する装置(10)を更に備えた特許請求
    の範囲第(2)項に記載の装置。
  4. (4)上記真空室(1)に収容された物品を加熱する装
    置(11)を備えた特許請求の範囲第(2)項又は第(
    3)項に記載の装置。
JP28685185A 1984-12-20 1985-12-19 イオン化プラズマ式の塗装方法及び装置 Granted JPS61157677A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
SU843821699A SU1414878A1 (ru) 1984-12-20 1984-12-20 Способ ионно-плазменного напылени и устройство дл его осуществлени
SU3821699 1984-12-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61157677A true JPS61157677A (ja) 1986-07-17
JPH0258349B2 JPH0258349B2 (ja) 1990-12-07

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