JPS61157208A - 架空送電線用避雷碍子装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 （産業上の利用分野） 本発明は架空送電線用避雷碍子装置の架設方法に関する
ｂのである。詳しくは避雷碍子が異常放電し導通状態と
なっても絶縁回復機能を有し、再送電可能な架空送電線
用避雷碍子装置の架設方法に関するものである。

（従来の技術） 一般に、酸化亜鉛素子を用いた架空送電線用避雷碍子は
、素子の劣化や予想しない大規模雷撃等の原因で異常放
電を生じＩＣ場合、課電端と接地端が導通状態となる。

このため、架空送電線路が地絡状態となり送電続行が困
難となる。このような異常状態の発生を防ぐため、避雷
装置の課電端を通過電流をトリガーどしで物理的に切１
ｕｌｌ　Ｌ、、小力による落下（変位）によって必要な
絶縁クリアランスを確保、−りる方式（特開昭５５−１
３８２０２号公報）が提案されている。

又、従来の架空送電線用避雷碍子装置どして、特開昭５
４−１２４２４２号公報に示Ｊように鉄塔に対し非直線
抵抗体と直線抵抗体とを直列に接続して構成された避雷
器を主体とする避雷碍子装置を垂直に吊下し、その下端
部に架空送電線を支持したものがあった。

（発明が解決しようとする問題点） ところが、前者の避雷装置は、例えば５００ＫＶ用にな
ると避雷碍子が２〜４本程度連結され約１［に達する重
量どなるため、すみやかな切−１しか困難なこと、又、
切離した後強用により切離された避雷碍子あるいは電線
吊下碍子装置が大きく横振れした場合、両者間に所要絶
縁クリアランス確保が鉄塔諸元上困難なこと、さらに切
離し時の衝撃と振動による力が鉄塔の強度上無視できず
、補強の必要性が生じる等の問題点があった。

又、後者の架空送電線用避雷碍子装置では異常放電によ
る破壊を考慮する必要があり、このため避雷碍子の径が
大きくなり、安全対策並びに信頼度向上設ｄを施すこと
により、構造上及び耐汚損設計上必然的に碍子連長が架
空送電線用吊下碍子装置よりも長くなり、架設方法に動
点のあることバ明らかである。

以上述べたように架空送電線路に避雷碍子を適用する場
合下記事項に対する配慮が必要である。

（１）鉄塔の諸元を変えることなく架設可能であること
。

（２）万一の異常放電に対しても爆発飛散や機械的な離
断を生じないための安全対策を諦じること。

〈３）万一の異常放電に対しても覆−みやかな再送電を
実行するための信頼度向上設計が講じられていること。

しかしながら、一般に変電所で用いられている避雷器は
、その用途から前記＜２＞、（３）に対してほとんど配
慮されておらず、この構造を架空送電線用避雷碍子装置
に適用覆ることは信頼度の面で好ましくない。

本発明は上記問題点を解消するためになされたものであ
って、その目的は鉄塔の諸元を変えることなく碍子連艮
の長い避雷碍子装置を架設することができるとともに、
万一上相の避雷碍子装置が離断しても下相の避雷碍子装
置を破壊するのを防止することができる架空送電線用避
雷碍子装置の架設方法を提供することにある。

発明の構成 （発明が解決しようとする問題点） 本発明は上記目的を達成するため、接地側の鉄塔と該鉄
塔に対し上下複数段に装架された複数の架空送電線との
間に、ジャンパー線をもって避雷碍子装置をそれぞれ架
設するに際し、それらの方向を架空送電線の張設方向と
同一方向成分を持つようにするとともに、前記避雷碍子
装置の張設位置を上段と下段で前後進にするという構成
を採用している。

（作用） 本発明は上記手段を採用したことにより、碍子連長の長
い避雷碍子装置が鉄塔と架空送電線との間に余裕をもっ
て架設され、鉄塔の諸元を変えなくても済む。又、上層
の避雷碍子装置が万一離断して振子状の振動をしても下
相に位置する避雷器子装置を直撃破壊しない。

（実施例） 以下、本発明を具体化した一実施例を第１図〜第４図に
基づいて説明づると、図面中１は鉄塔、２は鉄塔の腕台
３に架設された耐張碍子装置、４は該耐張碍子装置２に
掛止された架空送電線、５はジャンパー線である。６は
０１１記鉄塔１と架空送電線４に接続したジャンパー線
７との間に架設した避雷碍子装置である。

第４図により前記避雷碍子装置６の構成を説明すると、
鉄塔１には連結金具８を介して絶縁碍子９が連結され、
該絶縁碍子９には取付金具１０を介して異常時に絶縁分
担機能を有する懸垂碍子連１１の一端が連結されている
。又、該懸垂碍子連１１の細端には取付金具１２を介し
て避雷装置どしての機能を有する避雷碍子１３が直列に
連結されている。この避雷器子装置１３は、筒状の碍管
１４と、該碍管１４の内部に収容された避雷機能を有す
る酸化亜鉛素子１５と、碍管１４の両端部に嵌合固定さ
れた端部金具１６と、さらに前記酸化亜鉛索子１５及び
端部金具１６を接続する接続金具１７どににり構成され
ている。

さらに、前記避雷碍子１３には連結金具１８を介して該
避雷碍子１３ど同様の避雷碍子１３−が連結され、この
避雷碍子１３′には取付金具１９を介して前記ジャンパ
ー線７が接続されている。

一方、前記取付金具１０．１２には雷撃電流では動作せ
ず、続流に反応する破断機構２０．２１が取着され、両
破断機構２０．２１の上端部間には側路導体２２が装架
されている。この破断機構２０．２１は例えば続流を１
へリガーどじて火薬に添加し破断機構の容器を爆発破壊
ざゼ、側路導体２２を飛散させる方法あるいは続流に感
応し溶断する可溶線でもって破断機構２０．２１と側路
導体２２に置替える方法がある。

前記取付金具１０．１２にはアーキングホーン２３．２
４が装着され、前記破断機構２０．２１が動作し懸垂碍
子連１１の両端がアークにＪ：り結ばれた時、これをＪ
みやかに懸垂碍子連１１から遠避【プ、破損を防止する
ようにしている。前記避雷碍子１３．１３”の両端に股
ｔプた端部金具１６゜１６−には、アーキングホーン２
５，２６．２５−．２６′が取付【プられ、避雷碍子１
３．１３−の表面が異常汚損あるいは大規模雷撃等によ
りせん絡した場合、発生したアークをすみやかに碍子よ
り遠避は破損を防止覆るようにしている。

前記取付金具１２と端部金具１６にはシールドリング２
７．２８が装着され、懸垂碍子連１１の右端部と避雷碍
子１３の接地側との電界を緩和Ｊるようにしている。又
、避雷碍子１３″の端部金具１６−にはシールドリング
２９が取着され、避雷碍子１３−の課電側電界を緩和し
酸化亜鉛素子１５の電圧分担を平滑化するようにしてい
る。

このようにして構成された避雷碍子装置６は、懸垂碍子
連１１、避雷碍子１３．１３−あるいは破断機構２０．
２１、側路導体２２等により、万一の異常放電に対して
も爆発飛散や機械的な離断を生じないための安全対策が
講じられ、かつすみやかに再送電を実行するための信頼
度向上設ｉｔが１ｉｆｔ；“′１°゛６・　　　　　　
　　　　　　　　　１次に、前記のように構成した避雷
碍子装置の架設方法について説明する。

まず、第２．３図に示すように鉄塔１の所定位置すなわ
ち４つの角部Ａ−Ｄのうら角部Ａにおいて、耐張碍子装
置２の腕台３への吊下点Ｐ１よりも高い位ｆｉＰ２に対
し連結金具８を取着して該金具８に絶縁碍子９を取付け
る。一方、右側の架空送電線４の所定位置Ｐ３には、引
留金具３０を取付け、該金具３０に対しジャンパー線７
を掛止する。この時、避雷碍子装置６は第３図に示すよ
うに架空送電線４の張設方向Ｙと同一方向成分をもつよ
うに、かつ第２．３図に示すように水平方向Ｘ及び垂直
方向Ｚの成分をもつように架設する。

前述した避雷碍子装置６は、第３図に示すように、鉄塔
１の最上相の架空送電線４側においては、鉄’ｔ？！１
１の４つの角部△〜Ｄのうち角部Ａと架空送電線４及び
角部Ｃと架空送電１ｊ！４との間に避雷碍子装置６をそ
れぞれ架設している。又、第５図に示すように中間相の
架空送電線４′側においては、鉄塔１の４つの角部Ａ〜
Ｄのうち角部Ｂと右側の一９＝ 架空送電線４−との間及び角部りと左側の架空送電線４
−の間にそれぞれ避雷碍子装置６を架設している。さら
に、最上相の架空送電ＦＡ４側においては図示しないが
前述した最上相の避雷碍子装置６の架設方法と同様に架
設している。

又、第３図に示すように鉄塔１の角部Ｃと左側の架空送
電線４との間にも前述した架設方法と同様にして避雷碍
子装置６が架設されている。

次に、前記のように構成した架空送電線用避雷碍子につ
いてその作用を説明する。

今避雷碍子１３．１３−に内蔵された酸化亜鉛素子１５
．１５′の劣化あるいは予想しない大規模雷撃等により
異常放電が生じ、懸垂碍子連１１を電気的に短絡してい
た側路導体２２に続流が流れた瞬間、破断機構２０．２
１が動作して側路導体２２を切離し対地絶縁の主体を懸
垂碍子連１１に移す。懸垂碍子連１１の両端は破断機構
２０゜２１の動作によってアークで結ばれる。このアー
クは直ちにアーキングホーン２３，２４へ移行する。そ
して、この状態は地絡現象であるから、変電析の機能が
これを感知ししゃ断機が線路を聞ｈりし、従ってアーク
は消滅し、一定峙間接再投入し送電を続行する。この時
、懸垂碍子連１１は絶縁を回復しているので１障害を生
じることはない。

さて、本発明実施例は鉄塔１と架空送電線４との間にお
いて避雷碍子装置６を架空送電線４の張設方向Ｙと同一
方向成分を有するように架設したので、碍子連長が長い
避雷碍子装置６を鉄塔１の諸元を変えることな（架設す
ることができる。

前述した避雷碍子装置６は、第３図に示すように、鉄塔
１の最」−相の架空送電線４側においては、鉄塔１の４
つの角部Ａ−Ｄのうち角部Ａと架空送電線４及び角部Ｃ
と架空送電線４との間に避雷碍子装置６をそれぞれ架設
している。

又、本発明実施例においては、避雷碍子装置６の架設位
置を」二層と中間相との間で逆にして、避雷碍子装置６
が上下において対応しないようにしたので、」二相の避
雷碍子装置が万一離断して振子状の振動をしても下相に
位置Ｊる避雷碍子装置を直撃破ｔｍ−＝ｒるのを防止す
ることができる。

なｄ′３、最下相と最下相の避雷碍子装置の架設置１ン
置は上下に対応するようになっているが、これは上下の
間隔が大きいので、上相の避雷碍子装置の離断による振
子状の振動があっても最下相の避雷碍子装置６を面撃Ｊ
る可能性は極めて小さく、はとんど問題にならない。

なお、本発明は次のような実施例で具体化することもで
きる。

前記実施例においては耐張碍子装置２を使用した架空送
電線４の耐張鉄塔用装柱方法どして具体化したが、これ
以外に懸垂畝ｊｂ用あるいはＶ吊鉄塔用装柱方法に具体
化すること。さらに、避雷碍子装置の鉄塔への取イ」点
を鉄塔の角部どしたが、鉄塔の構造も種々あることから
、必要に応じて読合部としてもよいことは言うまでもな
い。

発明の効果 以上詳述したように、本発明は鉄塔の諸元を変えること
なく避雷碍子装置を架設ザることができるとともに、上
相の避雷碍子装置が万−Ｉｌｌ断した場合においても下
相の避雷碍子装置の直撃破壊を防止して、二次災害を抑
制御ることができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の架空送電線４側Ｎ碍子装置の架設方法
を説明する斜視図、第２図は同じく部分拡大正面図、第
３図及び第５図は上相と中相の避雷碍子装置の架設方法
を示す拡大平面図、第４図は避雷碍子装置の拡大正面図
である。 １・・・鉄塔、２・・・耐張碍子装置、３・・・腕台、
４・・・架空送電線、６・・・避雷碍子装置、７・・・
ジトンパー線、１１・・・懸垂碍子連、１３．１３−・
・・避雷碍子、１５・・・酸化亜鉛素子、２０．２１・
・・破１１ｉ機構、２２・・・側路導体、位置・・・Ｐ
１〜Ｐ３、Ｙ・・・架空送電線の張設方向、Ｘ・・・水
平方向、Ｚ・・・垂直方向。 特　許　出　願　人　　東京電力　株式会社日本碍子　
株式会社 代　理　人　　　　弁理士　　恩ＩＢ　　間室＝１３− 第１図 第２図 第３園 １０１Ｂ　３　２ 閾 ２　　Ｄ　　Ａ　１１ １３′ｘ（ ６’　　　　ｊＹ ７１゜

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、接地側の鉄塔と該鉄塔に対し上下複数段に装架され
   た複数の架空送電線との間に、ジャンパー線をもって避
   雷碍子装置をそれぞれ架設するに際し、それらの方向を
   架空送電線の張設方向と同一方向成分を持つようにする
   とともに、前記避雷碍子装置の張設位置を上段と下段で
   前後逆にしたことを特徴とする架空送電線用避雷碍子装
   置の架設方法。 ２、前記避雷碍子装置は水平方向成分及び垂直方向成分
   を持つように架設する特許請求の範囲第１項記載の架空
   送電線用避雷碍子装置の架設方法。 ３、前記避雷碍子装置は、懸垂碍子連と、該懸垂碍子連
   に直列に接続された避雷碍子連と、さらに異常電流が流
   れたとき作動される破断機構を介して前記懸垂碍子連に
   対し装架される側路導体とにより構成されている特許請
   求の範囲第１項記載の架空送電線用避雷碍子装置の架設
   方法。