JPS6115680B2 - - Google Patents
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- JPS6115680B2 JPS6115680B2 JP6083A JP6083A JPS6115680B2 JP S6115680 B2 JPS6115680 B2 JP S6115680B2 JP 6083 A JP6083 A JP 6083A JP 6083 A JP6083 A JP 6083A JP S6115680 B2 JPS6115680 B2 JP S6115680B2
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02P—CONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
- H02P8/00—Arrangements for controlling dynamo-electric motors rotating step by step
- H02P8/14—Arrangements for controlling speed or speed and torque
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Control Of Stepping Motors (AREA)
Description
本発明はパルスモータの回転動力によつて被制
御素子(以下負荷という)を必要な値に変化させ
ることを目的とするパルスモータの駆動回路の改
良に関する。 パルスモータはその性質として起動時には直線
的に徐々にすなわち滑かに回転数を上げて最高速
度に達するように、また停止するときには徐々に
しかし直線状に早く回転数を下げて停止するよう
に動作させることが望ましく、このスピードアツ
プ−スローダウンの駆動様式によつてパルスモー
タの望ましい性能が得られる。もしこれらが行わ
れないと回転開始時に脱調現象を起こしモータは
回転しない、また停止時には負荷の慣性によつて
オーバーランして正確な位置に停止することがで
きない。従来はこのスピードアツプ−スローダウ
ンをパルスモータに与えるのにパルスの速度を数
段階に変化させることで行つているが、段階(ス
テツプ)数を多くする程小形のパルスモータで最
良の性能が得られる反面制御回路が複雑になると
いう欠点がある。これはパルスモータの大きなも
のを使用することによつて避けられるが不経済な
使用方法である。 本発明は以上の欠点を除くために行つたもの
で、その目的はパルスモータの速度の滑かな上昇
−素早い減速(スピードアツプ−スローダウン)
駆動と正確な停止のためパルスの速さを段階的
(通常は3〜5ステツプ)に変化させるのではな
く、ほゞ無段階的に変化させることにより回転開
止始時の脱調現象を防止し、通常必要とされるパ
ルスモータより小形のパルスモータの使用を可能
とし、取付スペースの縮小および駆動回路の小形
化に著しい効果をあげたこと、さらに回転停止時
の回り過ぎ(オーバーラン)を防げるようにした
こと、パルスモータが小形で済むから駆動用トラ
ンジスタは小容量で足り、消費電力も少いなどの
特長が得られる。これらを本発明の実施例によつ
て以下詳細に説明する。 第1図は本発明によるパルスモータ駆動回路の
構成例ブロツク図、第2図は本発明回路の使用例
である送信機とその負荷間に設ける自動整合回路
の構成例図である。便宜上第2図から説明する。
第2図において一点鎖線で囲んだ部分が整合回路
である。通常送信機出力段などの高周波電源21
と負荷RLのインピーダンスが異なる場合には、
たとえばインダクタンスL1とコンデンサC1を
図のように接続してインピーダンス整合をとるこ
と、整合回路の構成には種々あること等は公知で
ある。第2図において22はインピーダンス差検
出の負荷誤差弁別器、23は位相誤差弁別器で、
22,23の各出力は整合がとれた状態ではゼロ
となり、不整合状態では+電圧、または−電圧の
出力が生じるようにしておく。本発明ではこの出
力信号によつて駆動回路を動作させ、パルスモー
タMを回転して22,23の両弁別器の信号出力
がゼロになるまでL1,C1の値を変化させるこ
とによりインピーダンス整合を行うのであるが、
こゝで24,25のモータ駆動部によつて誤差信
号入力時パルスモータをいきなり最高速度にする
ことはパルスモータの性質上脱調現象を起すこと
は前記の通りである。そこでパルスモータの回転
を滑らかに速度上昇させ、停止時には減速動作を
行わせる手続きを第1図によつて概要を説明し、
第1図のさらに詳細な回路図である第3図によつ
て詳細に説明する。 まず第1図から説明する。この図において破線
で囲んだ部分が回路の主要部で、第2図の24,
25それぞれに相当し、第2図の弁別器22また
は23の出力信号が入力端子Aに与えられる。こ
の信号は+電圧か−電圧かのいずれかの極性をと
るもので、電圧ゼロになればパルスモータ10は
駆動されない。Aよりの信号は直流増幅器(以下
Ampという)1に入力し、必要なレベルまで増
幅され、回転方向判別回路2と絶対値検出回路3
に送られる。回路2はパルスモータの回転方向を
決めるもので、その出力はロジツクレベルに変換
されている。たとえば回路2の入力信号が+であ
れば2の出力はHレベル、−であればLレベルと
なり、この2の出力レベルで回転パルス発生回路
8の制御を行い、回転方向を決まるAmp9の選
択を行つて増幅電流を流すパルスモータ10の励
磁コイルを選ぶ。 他方絶対値検出回路3は回路1よりの入力信号
が正、負いずれでもその絶対値のみ検出するもの
で、入力信号があればその正、負には関係なくた
とえば正電圧信号のみ発生する。回路3の出力は
2つのルートに分れ可変直流Amp4と誤差信号
Amp12とに与えられる。1方の可変直流Amp
4はその増幅度がD−A(デイジタル−アナロ
グ)変換回路11の出力レベルの大さに応じて自
動的に変化するAmpで、4の出力はV−F(電
圧−周波数)変換回路5に与えられる。この回路
5は入力電圧の大きさに比例して周波数が変化す
る発振回路で、入力電圧が大きい程発振周波数f0
は高くなる。次段の6は波形整形回路で、回路5
の出力が細かいパルスであるからこれを一定幅の
矩形波に整形している。この出力はANDゲート
IC17(これを第1ゲートと名付ける)の一方
の入力となり、もう一方のゲート入力がHレベル
となれば次段の分周器7にHレベルの入力が与え
られて分周が行われ、5の発振周波数f0の整数分
の1の矩形波を出力する。パルス発生器8は分周
器7よりのクロツクパルスと回転方向判別回路2
よりの極性パルスによつて、回転方向は極性パル
スの正負で決まり、回転速度はクロツクパルスで
決まる駆動出力をパルスモータに出力する。4か
ら7までの一連の回路はクロツクパルス発生部と
呼ぶ、またパルス発生器8については種々の回路
が提案され、本発明者の1人が「電気パルスモー
タ駆動装置のパルス発生回路」として最近出願し
ているので詳細は省くが、第3図で概略説明す
る。 さて絶対値検出回路3の出力のもう1つのルー
トは誤差信号Amp12から第2ゲートIC16に
到るもので、A端子に入力信号があればAmp1
2の出力はLレベルとなるが、インバータIC1
5によつてHレベルに反転され第2ゲートIC1
6に入力する。こゝで整合回路エレメントL1に
対して機械的に設けられたリミツトスイツチS
1,S2(後に説明)が動作していない一般の場
合にはIC16の出力はHレベルとなり、第1ゲ
ートIC17の他方の入力を開くからIC17は誤
差入力がAにある限り開いている。換言すれば誤
差入力があれば分周器7からクロツクパルスが出
力し、かつ第2ゲートIC16のHレベル出力に
より回転パルスAmp電源制御回路20が回転パ
ルスAmp9をオン状態にするのでパルスモータ
10が回動する。なお12から第2ゲートおよび
周辺回路をスイツチ部と呼ぶことにする。 次にパルスモータにスピードアツプ−スローダ
ウンの回転動作を行わせる方法を説明する。いま
誤差信号を入力し、第2ゲートIC16の出力が
Hレベルになるとカウンタリセツト回路17が極
く短い時間のパルスを発生し、データ保持信号発
生回路14がリセツトされ、メモリ13のデータ
保持を解除すると共にカウンタ16も瞬時にリセ
ツトされ、カウンタ16の出力はすべてゼロ(L
レベル)となつてから分周回路7よりのクロツク
パルスが入力されるに従いカウンタ16の出力が
歩進する。この図の例では16パルス毎に出力が1
歩進するようにしている。カウンタ16の出力は
データメモリ13に入力されるが、この時点では
メモリ13のデータを保持させるデータ保持信号
発生回路14からの出力がなくなつているため、
カウンタ16の出力はデータメモリ13を素通り
してD−AまたはD/Aコンバータ11に与えら
れる。D/Aコンバータ11は4ビツトすなわち
16段階の出力レベルを発生するが、この段階の変
わり目がなだらかになるようにコンデンサC1が
挿入してある。D/Aコンバータ11の出力はカ
ウンタ16の歩進に従がい可変Amp4の増幅度
を徐々に高めてゆくからV−F変換回路5の入力
電圧も徐々に高くなり従つてその発振周波数も
徐々に高くなつていく。このことはパルスモータ
10を低速から徐々に高速に回転させることすな
わちスピードアツプの動作が行われることを示
す。パルスモータ10が最高速度に達した場合に
は、カウンタ16の出力の4ビツトがすべてHレ
ベルとなり、IC18の出力によりデータ保持ト
リガ回路15、データ保持信号発生回路14を経
てデータメモリ13を記憶保持状態とし、カウン
タ16の出力の変化には無関係となる。このこと
はパルスモータの回転数が誤差信号の入力レベル
が変化しない限り一定の回転数を持続することを
意味する。 通常インピーダンス変換回路(整合回路)にお
いては、整合状態に近づく程弁別器の誤差信号出
力レベルは徐々に小さくなるが、誤差信号が次第
に小さくなればV−F変換回路5の出力周波数従
つてクロツクも徐々に近くなりパルスモータ10
の回転数も低下していく、すなわちスローダウン
の目的が達せられる。 次に第1図中S1,S2の右回転リミツトスイ
ツチ、左回転リミツトスイツチの動作を説明す
る。整合回路のエレメントL1は有限値のインダ
クタンスコイルで、コイルの短絡接点の位置をパ
ルスモータを回転させて変化しインダクタンスを
変えるように構成されているが、その短絡接点が
コイルの端から外れることがないようにしなけれ
ばならない。リミツトスイツチではそのために設
けたもので、たとえばモータが右回転側の限界位
置まで回転すると右回転リミツトスイツチS1が
オンとなり、第1図のリレーK2が動作してフリ
ツプフロツプ18の出力レベルがHレベルとな
り、回転方向判別回路2よりの右回転信号(Hレ
ベル)とのANDが成立し、第2ゲートIC16の
入力をLレベルにする。この結果第1ゲートIC
17をLレベル出力とし、また制御回路20の出
力によりパルスモータを停止させる。反対にもし
左方向の信号が出されたとすれば、IC16のフ
リツプフロツプ18よりのHレベルと回転方向判
別回路2よりの左回転信号(Lレベル)との不一
致からIC16の入力はHレベルになり、分周器
7の出力と判別回路2の出力によつて左方向に回
転が可能となる。左回転リミツトスイツチS2の
動作もS1同様である。 次に第3図は本発明を実施したパルスモータ駆
動装置のさらに具体的な回路図で、第1図と対比
して同一記号は同一目的、同一機能を有するが、
IC回路を多数用いているので第1図と第3図の
記号の対応をまず示す。
御素子(以下負荷という)を必要な値に変化させ
ることを目的とするパルスモータの駆動回路の改
良に関する。 パルスモータはその性質として起動時には直線
的に徐々にすなわち滑かに回転数を上げて最高速
度に達するように、また停止するときには徐々に
しかし直線状に早く回転数を下げて停止するよう
に動作させることが望ましく、このスピードアツ
プ−スローダウンの駆動様式によつてパルスモー
タの望ましい性能が得られる。もしこれらが行わ
れないと回転開始時に脱調現象を起こしモータは
回転しない、また停止時には負荷の慣性によつて
オーバーランして正確な位置に停止することがで
きない。従来はこのスピードアツプ−スローダウ
ンをパルスモータに与えるのにパルスの速度を数
段階に変化させることで行つているが、段階(ス
テツプ)数を多くする程小形のパルスモータで最
良の性能が得られる反面制御回路が複雑になると
いう欠点がある。これはパルスモータの大きなも
のを使用することによつて避けられるが不経済な
使用方法である。 本発明は以上の欠点を除くために行つたもの
で、その目的はパルスモータの速度の滑かな上昇
−素早い減速(スピードアツプ−スローダウン)
駆動と正確な停止のためパルスの速さを段階的
(通常は3〜5ステツプ)に変化させるのではな
く、ほゞ無段階的に変化させることにより回転開
止始時の脱調現象を防止し、通常必要とされるパ
ルスモータより小形のパルスモータの使用を可能
とし、取付スペースの縮小および駆動回路の小形
化に著しい効果をあげたこと、さらに回転停止時
の回り過ぎ(オーバーラン)を防げるようにした
こと、パルスモータが小形で済むから駆動用トラ
ンジスタは小容量で足り、消費電力も少いなどの
特長が得られる。これらを本発明の実施例によつ
て以下詳細に説明する。 第1図は本発明によるパルスモータ駆動回路の
構成例ブロツク図、第2図は本発明回路の使用例
である送信機とその負荷間に設ける自動整合回路
の構成例図である。便宜上第2図から説明する。
第2図において一点鎖線で囲んだ部分が整合回路
である。通常送信機出力段などの高周波電源21
と負荷RLのインピーダンスが異なる場合には、
たとえばインダクタンスL1とコンデンサC1を
図のように接続してインピーダンス整合をとるこ
と、整合回路の構成には種々あること等は公知で
ある。第2図において22はインピーダンス差検
出の負荷誤差弁別器、23は位相誤差弁別器で、
22,23の各出力は整合がとれた状態ではゼロ
となり、不整合状態では+電圧、または−電圧の
出力が生じるようにしておく。本発明ではこの出
力信号によつて駆動回路を動作させ、パルスモー
タMを回転して22,23の両弁別器の信号出力
がゼロになるまでL1,C1の値を変化させるこ
とによりインピーダンス整合を行うのであるが、
こゝで24,25のモータ駆動部によつて誤差信
号入力時パルスモータをいきなり最高速度にする
ことはパルスモータの性質上脱調現象を起すこと
は前記の通りである。そこでパルスモータの回転
を滑らかに速度上昇させ、停止時には減速動作を
行わせる手続きを第1図によつて概要を説明し、
第1図のさらに詳細な回路図である第3図によつ
て詳細に説明する。 まず第1図から説明する。この図において破線
で囲んだ部分が回路の主要部で、第2図の24,
25それぞれに相当し、第2図の弁別器22また
は23の出力信号が入力端子Aに与えられる。こ
の信号は+電圧か−電圧かのいずれかの極性をと
るもので、電圧ゼロになればパルスモータ10は
駆動されない。Aよりの信号は直流増幅器(以下
Ampという)1に入力し、必要なレベルまで増
幅され、回転方向判別回路2と絶対値検出回路3
に送られる。回路2はパルスモータの回転方向を
決めるもので、その出力はロジツクレベルに変換
されている。たとえば回路2の入力信号が+であ
れば2の出力はHレベル、−であればLレベルと
なり、この2の出力レベルで回転パルス発生回路
8の制御を行い、回転方向を決まるAmp9の選
択を行つて増幅電流を流すパルスモータ10の励
磁コイルを選ぶ。 他方絶対値検出回路3は回路1よりの入力信号
が正、負いずれでもその絶対値のみ検出するもの
で、入力信号があればその正、負には関係なくた
とえば正電圧信号のみ発生する。回路3の出力は
2つのルートに分れ可変直流Amp4と誤差信号
Amp12とに与えられる。1方の可変直流Amp
4はその増幅度がD−A(デイジタル−アナロ
グ)変換回路11の出力レベルの大さに応じて自
動的に変化するAmpで、4の出力はV−F(電
圧−周波数)変換回路5に与えられる。この回路
5は入力電圧の大きさに比例して周波数が変化す
る発振回路で、入力電圧が大きい程発振周波数f0
は高くなる。次段の6は波形整形回路で、回路5
の出力が細かいパルスであるからこれを一定幅の
矩形波に整形している。この出力はANDゲート
IC17(これを第1ゲートと名付ける)の一方
の入力となり、もう一方のゲート入力がHレベル
となれば次段の分周器7にHレベルの入力が与え
られて分周が行われ、5の発振周波数f0の整数分
の1の矩形波を出力する。パルス発生器8は分周
器7よりのクロツクパルスと回転方向判別回路2
よりの極性パルスによつて、回転方向は極性パル
スの正負で決まり、回転速度はクロツクパルスで
決まる駆動出力をパルスモータに出力する。4か
ら7までの一連の回路はクロツクパルス発生部と
呼ぶ、またパルス発生器8については種々の回路
が提案され、本発明者の1人が「電気パルスモー
タ駆動装置のパルス発生回路」として最近出願し
ているので詳細は省くが、第3図で概略説明す
る。 さて絶対値検出回路3の出力のもう1つのルー
トは誤差信号Amp12から第2ゲートIC16に
到るもので、A端子に入力信号があればAmp1
2の出力はLレベルとなるが、インバータIC1
5によつてHレベルに反転され第2ゲートIC1
6に入力する。こゝで整合回路エレメントL1に
対して機械的に設けられたリミツトスイツチS
1,S2(後に説明)が動作していない一般の場
合にはIC16の出力はHレベルとなり、第1ゲ
ートIC17の他方の入力を開くからIC17は誤
差入力がAにある限り開いている。換言すれば誤
差入力があれば分周器7からクロツクパルスが出
力し、かつ第2ゲートIC16のHレベル出力に
より回転パルスAmp電源制御回路20が回転パ
ルスAmp9をオン状態にするのでパルスモータ
10が回動する。なお12から第2ゲートおよび
周辺回路をスイツチ部と呼ぶことにする。 次にパルスモータにスピードアツプ−スローダ
ウンの回転動作を行わせる方法を説明する。いま
誤差信号を入力し、第2ゲートIC16の出力が
Hレベルになるとカウンタリセツト回路17が極
く短い時間のパルスを発生し、データ保持信号発
生回路14がリセツトされ、メモリ13のデータ
保持を解除すると共にカウンタ16も瞬時にリセ
ツトされ、カウンタ16の出力はすべてゼロ(L
レベル)となつてから分周回路7よりのクロツク
パルスが入力されるに従いカウンタ16の出力が
歩進する。この図の例では16パルス毎に出力が1
歩進するようにしている。カウンタ16の出力は
データメモリ13に入力されるが、この時点では
メモリ13のデータを保持させるデータ保持信号
発生回路14からの出力がなくなつているため、
カウンタ16の出力はデータメモリ13を素通り
してD−AまたはD/Aコンバータ11に与えら
れる。D/Aコンバータ11は4ビツトすなわち
16段階の出力レベルを発生するが、この段階の変
わり目がなだらかになるようにコンデンサC1が
挿入してある。D/Aコンバータ11の出力はカ
ウンタ16の歩進に従がい可変Amp4の増幅度
を徐々に高めてゆくからV−F変換回路5の入力
電圧も徐々に高くなり従つてその発振周波数も
徐々に高くなつていく。このことはパルスモータ
10を低速から徐々に高速に回転させることすな
わちスピードアツプの動作が行われることを示
す。パルスモータ10が最高速度に達した場合に
は、カウンタ16の出力の4ビツトがすべてHレ
ベルとなり、IC18の出力によりデータ保持ト
リガ回路15、データ保持信号発生回路14を経
てデータメモリ13を記憶保持状態とし、カウン
タ16の出力の変化には無関係となる。このこと
はパルスモータの回転数が誤差信号の入力レベル
が変化しない限り一定の回転数を持続することを
意味する。 通常インピーダンス変換回路(整合回路)にお
いては、整合状態に近づく程弁別器の誤差信号出
力レベルは徐々に小さくなるが、誤差信号が次第
に小さくなればV−F変換回路5の出力周波数従
つてクロツクも徐々に近くなりパルスモータ10
の回転数も低下していく、すなわちスローダウン
の目的が達せられる。 次に第1図中S1,S2の右回転リミツトスイ
ツチ、左回転リミツトスイツチの動作を説明す
る。整合回路のエレメントL1は有限値のインダ
クタンスコイルで、コイルの短絡接点の位置をパ
ルスモータを回転させて変化しインダクタンスを
変えるように構成されているが、その短絡接点が
コイルの端から外れることがないようにしなけれ
ばならない。リミツトスイツチではそのために設
けたもので、たとえばモータが右回転側の限界位
置まで回転すると右回転リミツトスイツチS1が
オンとなり、第1図のリレーK2が動作してフリ
ツプフロツプ18の出力レベルがHレベルとな
り、回転方向判別回路2よりの右回転信号(Hレ
ベル)とのANDが成立し、第2ゲートIC16の
入力をLレベルにする。この結果第1ゲートIC
17をLレベル出力とし、また制御回路20の出
力によりパルスモータを停止させる。反対にもし
左方向の信号が出されたとすれば、IC16のフ
リツプフロツプ18よりのHレベルと回転方向判
別回路2よりの左回転信号(Lレベル)との不一
致からIC16の入力はHレベルになり、分周器
7の出力と判別回路2の出力によつて左方向に回
転が可能となる。左回転リミツトスイツチS2の
動作もS1同様である。 次に第3図は本発明を実施したパルスモータ駆
動装置のさらに具体的な回路図で、第1図と対比
して同一記号は同一目的、同一機能を有するが、
IC回路を多数用いているので第1図と第3図の
記号の対応をまず示す。
【表】
さてIC4は可変直流Amp4で、図中のB点と
アース間の抵抗値とR1の比にほゞ比例して増幅
度を変化できる。IC5は誤差信号Amp12であ
つて、シユミツト回路構成とし、いくらかのヒス
テリシス特性をもつようにしてある。この目的は
誤差信号が零に近づいたときあるレベル以下では
誤差信号出力を出さないためで、パルスモータの
停止時のハンテイングを防止する。 Q1はユニジヤンクシヨントランジスタで、そ
のエミツタEの電位が第1ベースB1に対しある
電圧以上になるとベースB2とB1間が急激に導
通状態になるとともに、C2の電荷もEを通じて
B1に放電され、C2に電荷が蓄積されるまでB
2−B1間はオフとなつている。すなわちR2と
C2による時定数およびIC4の出力電圧に比例
した周波数のパルスの発振が行われる。Q2はパ
ルスAmpである。 IC7は第1図13に該当するデータメモリ
で、入力データD1〜D4の状態を記憶できる。
記憶状態を得るにはIC7のE端子をLレベルに
すれば良い。もしHレベルにあればIC7のD1
〜D7の入力データは出力1〜4に次のよう
に表われる。すなわちD1がHレベルなら1は
Lレベルになり、D1がLレベルなら1はHレ
ベルになる。同様に入力データD2は2に、D
3は3、に、D4は4にそれぞれデータレベ
ルが反転された形で1〜4に出力される。さ
て入力データD1〜D4が変化をくりかえしてい
る時にデータメモリIC7のE端子がLレベルに
なつたとたんにその時点のD1〜D4の状態に従
つた1〜4の状態が記憶され、IC7のE端
子がLレベルを持続している間はD1〜D4のデ
ータが変化しても1〜4の出力レベルは変化
しない。 IC8,IC9はそれぞれ4ビツト2進カウンタ
で、第1図の16に対応する。IC9の入力Aに
パルスが入力するとIC9の出力QDには1/16に分
周されたパルスが現われる。すなわち入力Aのパ
ルス数が8パルス毎に出力QDにはLレベルとH
レベルとに交互に変化する1パルスが現われる。
この出力がIC8の入力Aに与えられると最初の
パルスで出力QAがHレベル、次のパルスで出力
QBがHレベル、次のパルスでQAとQBがHレベ
ル、次のパルスでQAとQBがHレベル、次のパル
スでQCがHレベルというようにQA〜QDには入
力Aのパルスをカウントして16パルス目にQA〜
QDが全部Hレベルとなる。IC8の出力QA〜QD
が全部HレベルになるとIC18の出力はLレベ
ルとなり、IC12(第1図の15)のワンシヨ
ツトマルチバイブレータよりなるデータ保持トリ
ガ回路の出力が数m secのLレベルパルスを
発生し、IC11(第1図の14)のフリツプフ
ロツプよりなるデータ保持信号発生回路のクリア
(CLR)入力をLレベルでトリガしIC11をリセ
ツトする。その瞬間IC11の出力QはLレベル
となり、IC7のD1〜D4のデータはHレベル
からLレベルとなるから上記のように1〜4
に現われ、そのレベルを全部Lレベルとしてその
状態が保持される。すなわちメモリIC7の1
〜4は接地レベルとなり、図のようにダイオー
ドを通して抵抗12KΩ、22KΩ、51KΩ、100KΩ
のすべてがB点と接地間に並列に接続されたこと
になり、R1とB点〜接地間抵抗値との比が大き
く可変直流Amp4,IC4の増幅度が最大とな
る。このプロセスを更に詳しく次に説明する。 カウンタIC9の入力Aのパルスが16パルス毎
にその出力QDに1パルス出力することは既に述
べた。このQDのパルスによつてIC8は4ビツト
2進カウンタとして動作し、出力QA〜QDが入力
パルス毎に変化することも前記の通りである。 さて初期状態(後に説明)においてデータメモ
リIC7の出力1〜4はHレベル、IC8の出
力QA〜QDはLレベルである。IC9の入力Aに
パルス入力があると、その16パルス目にIC8の
出力QAがHレベルとなり、IC7の入力D4がH
レベルとなつて、その出力4はLレベルすなわ
ちアースとなる。このためダイオードを介して
100KΩの抵抗がB点とアース間に入り、R1と
B点−アース間抵抗の比が少し大きくなる。 次に32パルス目にはIC8の出力QBがHレベル
となり、QAはLレベルに戻る(2進数に従つ
て)。この結果IC7のD3がHレベル、その出力
3はLレベルとなり、ダイオードを通して抵抗
51KΩがB点とアース間に入り、R1とB点−ア
ース間の抵抗値との比が大きくなり可変直流
Amp4,IC4の増幅度が大きくなる。さらに48
パルス目にはIC8の出力QAとQBが共にHレベ
ルとなり、IC7の4と3とがLレベルとな
り、B点とアース間には51KΩと100KΩが並列
に入つたことになる。また64パルス目にはIC8
の出力QCがHレベルとなり、IC7のD2がHレ
ベル、その出力2のみがLレベルとなる。この
ためB点とアース間の抵抗は22KΩが入つたこと
になり、R1との比はさらに大きくなりIC4の
増幅度が上つていく。このようにしてパルスの入
力が増えるにつれて第3図IC4(記号4)の増
幅度は上つてゆくが、カウンタIC8の出力QA〜
QDが全部Hレベルになると、IC18,IC12,
IC11によつてデータメモリIC7のE入力がL
レベルになるため、IC7の出力はすべてLレベ
ルに保持され、パルスがそれ以上進んでもIC7
のD1〜D4のレベルは変化するがその出力は変
化せず、DC AmpIC4の増幅度は一定に保たれ
る。 さて第1図および第3図の入力端における誤差
入力信号Aの値が徐々に小さくなつてくると(た
とえば同調またはマルチングの状態に近付くと)
直流AmpIC4の出力も徐々に小さくなり、前記
のようにQ1の発振周波数が下がつて出力パルス
の速さも下がつてくる。その結果第1図の動作と
同様にパルスモータの回転速度が下つてきて誤差
入力がゼロになればパルスモータは停止する。 第1図12の誤差信号AmpすなちIC5の出力
はIC5が反転増幅器であるためHレベルとなる
が、インバータIC15によつてLレベルに反転
され、第2ゲートIC16を閉じるから、IC16
の出力はLレベルとなり第1ゲートIC17も閉
じる。 I13のカウンタリセツト回路はワンシヨツト
マルチバイブレータであつて、その入力BがHレ
ベルになると同時にその出力QはHレベル、は
Lレベルとなる数m secのパルスを発生する。
この状態が前記の初期状態と呼ばれるもので、誤
差入力が入つて来た瞬間にIC13のQがHレベ
ルとなるため、カウンタIC8,IC9それぞれの
リセツト端子R1,R2をHレベルとしてIC
8,IC9はリセツトされ、その出力はすべてL
レベルとなる。これと同時にカウンタリセツト回
路IC13のがLレベルとなるため、データ保
持信号発生回路IC11,14がセツトされ、そ
のQ出力がHレベルとなり、メモリIC7のE入
力をHレベルとするから、IC7のデータ保持が
解除され、D1〜D4の入力データに従つてその
出力も変化できる状態になる。すなわち誤差入力
がAに入ると同時に初期状態となり、パルスのカ
ウントが1から始まりパルスモータが徐々に回転
数を上げるスピードアツプの条件が成立つ。 つぎにパルスモータの停止について説明する。
第3図のIC14はワンシヨツトマルチバイブレ
ータで、IC14とその周辺のロジツクICは第1
図の20、すなわち回転パルスAmp電源制御回
路に相当し、誤差信号がなくなつてパルスモータ
Mが停止すると同時にIC14が動作し、約1秒
間IC19とIC20をそのときの状態のまゝで
(IC19とIC20のQ、はパルスの入力が不変
状態になつている)トランジスタAmp9からパ
ルスモータの一定励磁巻線に一定電流を流すこと
によつてパルスモータのオーバーランを防いでい
る。なぜなら励磁電流が変化すればパルスモータ
は回転するが、励磁電流が変化しなければ回転子
はその位置を保持するので、ブレーキの役目を行
わせているからである。トランジスタAmp9は
4組のトランジスタAmpよりなり、極性パルス
とクロツクパルスの組合わせによつて制御される
回転パルス発生器8よりの入力により常時2組の
トランジスタAmpのみをオンとし、図からも理
解されるように励磁されるモータMの励磁コイル
の組合わせと、コイル中の電流の方向すなわちパ
ルスモータMの回転方向が決まる。 以上詳細に説明したように本発明はパルスモー
タの駆動をスピードアツプ−スローダウンの形式
で行うのに簡略化した方法を用い、しかも無段階
で行うことにより、通常必要とされる大きさより
小形のパルスモータを用いて、必要性能を損うこ
となく、取付スペースの縮小、駆動装置の小形化
に著しい効果が得られることが特長で、パルスモ
ータの小形化は駆動用トランジスタを小容量化
し、消費電力も低減するという利点もある。
アース間の抵抗値とR1の比にほゞ比例して増幅
度を変化できる。IC5は誤差信号Amp12であ
つて、シユミツト回路構成とし、いくらかのヒス
テリシス特性をもつようにしてある。この目的は
誤差信号が零に近づいたときあるレベル以下では
誤差信号出力を出さないためで、パルスモータの
停止時のハンテイングを防止する。 Q1はユニジヤンクシヨントランジスタで、そ
のエミツタEの電位が第1ベースB1に対しある
電圧以上になるとベースB2とB1間が急激に導
通状態になるとともに、C2の電荷もEを通じて
B1に放電され、C2に電荷が蓄積されるまでB
2−B1間はオフとなつている。すなわちR2と
C2による時定数およびIC4の出力電圧に比例
した周波数のパルスの発振が行われる。Q2はパ
ルスAmpである。 IC7は第1図13に該当するデータメモリ
で、入力データD1〜D4の状態を記憶できる。
記憶状態を得るにはIC7のE端子をLレベルに
すれば良い。もしHレベルにあればIC7のD1
〜D7の入力データは出力1〜4に次のよう
に表われる。すなわちD1がHレベルなら1は
Lレベルになり、D1がLレベルなら1はHレ
ベルになる。同様に入力データD2は2に、D
3は3、に、D4は4にそれぞれデータレベ
ルが反転された形で1〜4に出力される。さ
て入力データD1〜D4が変化をくりかえしてい
る時にデータメモリIC7のE端子がLレベルに
なつたとたんにその時点のD1〜D4の状態に従
つた1〜4の状態が記憶され、IC7のE端
子がLレベルを持続している間はD1〜D4のデ
ータが変化しても1〜4の出力レベルは変化
しない。 IC8,IC9はそれぞれ4ビツト2進カウンタ
で、第1図の16に対応する。IC9の入力Aに
パルスが入力するとIC9の出力QDには1/16に分
周されたパルスが現われる。すなわち入力Aのパ
ルス数が8パルス毎に出力QDにはLレベルとH
レベルとに交互に変化する1パルスが現われる。
この出力がIC8の入力Aに与えられると最初の
パルスで出力QAがHレベル、次のパルスで出力
QBがHレベル、次のパルスでQAとQBがHレベ
ル、次のパルスでQAとQBがHレベル、次のパル
スでQCがHレベルというようにQA〜QDには入
力Aのパルスをカウントして16パルス目にQA〜
QDが全部Hレベルとなる。IC8の出力QA〜QD
が全部HレベルになるとIC18の出力はLレベ
ルとなり、IC12(第1図の15)のワンシヨ
ツトマルチバイブレータよりなるデータ保持トリ
ガ回路の出力が数m secのLレベルパルスを
発生し、IC11(第1図の14)のフリツプフ
ロツプよりなるデータ保持信号発生回路のクリア
(CLR)入力をLレベルでトリガしIC11をリセ
ツトする。その瞬間IC11の出力QはLレベル
となり、IC7のD1〜D4のデータはHレベル
からLレベルとなるから上記のように1〜4
に現われ、そのレベルを全部Lレベルとしてその
状態が保持される。すなわちメモリIC7の1
〜4は接地レベルとなり、図のようにダイオー
ドを通して抵抗12KΩ、22KΩ、51KΩ、100KΩ
のすべてがB点と接地間に並列に接続されたこと
になり、R1とB点〜接地間抵抗値との比が大き
く可変直流Amp4,IC4の増幅度が最大とな
る。このプロセスを更に詳しく次に説明する。 カウンタIC9の入力Aのパルスが16パルス毎
にその出力QDに1パルス出力することは既に述
べた。このQDのパルスによつてIC8は4ビツト
2進カウンタとして動作し、出力QA〜QDが入力
パルス毎に変化することも前記の通りである。 さて初期状態(後に説明)においてデータメモ
リIC7の出力1〜4はHレベル、IC8の出
力QA〜QDはLレベルである。IC9の入力Aに
パルス入力があると、その16パルス目にIC8の
出力QAがHレベルとなり、IC7の入力D4がH
レベルとなつて、その出力4はLレベルすなわ
ちアースとなる。このためダイオードを介して
100KΩの抵抗がB点とアース間に入り、R1と
B点−アース間抵抗の比が少し大きくなる。 次に32パルス目にはIC8の出力QBがHレベル
となり、QAはLレベルに戻る(2進数に従つ
て)。この結果IC7のD3がHレベル、その出力
3はLレベルとなり、ダイオードを通して抵抗
51KΩがB点とアース間に入り、R1とB点−ア
ース間の抵抗値との比が大きくなり可変直流
Amp4,IC4の増幅度が大きくなる。さらに48
パルス目にはIC8の出力QAとQBが共にHレベ
ルとなり、IC7の4と3とがLレベルとな
り、B点とアース間には51KΩと100KΩが並列
に入つたことになる。また64パルス目にはIC8
の出力QCがHレベルとなり、IC7のD2がHレ
ベル、その出力2のみがLレベルとなる。この
ためB点とアース間の抵抗は22KΩが入つたこと
になり、R1との比はさらに大きくなりIC4の
増幅度が上つていく。このようにしてパルスの入
力が増えるにつれて第3図IC4(記号4)の増
幅度は上つてゆくが、カウンタIC8の出力QA〜
QDが全部Hレベルになると、IC18,IC12,
IC11によつてデータメモリIC7のE入力がL
レベルになるため、IC7の出力はすべてLレベ
ルに保持され、パルスがそれ以上進んでもIC7
のD1〜D4のレベルは変化するがその出力は変
化せず、DC AmpIC4の増幅度は一定に保たれ
る。 さて第1図および第3図の入力端における誤差
入力信号Aの値が徐々に小さくなつてくると(た
とえば同調またはマルチングの状態に近付くと)
直流AmpIC4の出力も徐々に小さくなり、前記
のようにQ1の発振周波数が下がつて出力パルス
の速さも下がつてくる。その結果第1図の動作と
同様にパルスモータの回転速度が下つてきて誤差
入力がゼロになればパルスモータは停止する。 第1図12の誤差信号AmpすなちIC5の出力
はIC5が反転増幅器であるためHレベルとなる
が、インバータIC15によつてLレベルに反転
され、第2ゲートIC16を閉じるから、IC16
の出力はLレベルとなり第1ゲートIC17も閉
じる。 I13のカウンタリセツト回路はワンシヨツト
マルチバイブレータであつて、その入力BがHレ
ベルになると同時にその出力QはHレベル、は
Lレベルとなる数m secのパルスを発生する。
この状態が前記の初期状態と呼ばれるもので、誤
差入力が入つて来た瞬間にIC13のQがHレベ
ルとなるため、カウンタIC8,IC9それぞれの
リセツト端子R1,R2をHレベルとしてIC
8,IC9はリセツトされ、その出力はすべてL
レベルとなる。これと同時にカウンタリセツト回
路IC13のがLレベルとなるため、データ保
持信号発生回路IC11,14がセツトされ、そ
のQ出力がHレベルとなり、メモリIC7のE入
力をHレベルとするから、IC7のデータ保持が
解除され、D1〜D4の入力データに従つてその
出力も変化できる状態になる。すなわち誤差入力
がAに入ると同時に初期状態となり、パルスのカ
ウントが1から始まりパルスモータが徐々に回転
数を上げるスピードアツプの条件が成立つ。 つぎにパルスモータの停止について説明する。
第3図のIC14はワンシヨツトマルチバイブレ
ータで、IC14とその周辺のロジツクICは第1
図の20、すなわち回転パルスAmp電源制御回
路に相当し、誤差信号がなくなつてパルスモータ
Mが停止すると同時にIC14が動作し、約1秒
間IC19とIC20をそのときの状態のまゝで
(IC19とIC20のQ、はパルスの入力が不変
状態になつている)トランジスタAmp9からパ
ルスモータの一定励磁巻線に一定電流を流すこと
によつてパルスモータのオーバーランを防いでい
る。なぜなら励磁電流が変化すればパルスモータ
は回転するが、励磁電流が変化しなければ回転子
はその位置を保持するので、ブレーキの役目を行
わせているからである。トランジスタAmp9は
4組のトランジスタAmpよりなり、極性パルス
とクロツクパルスの組合わせによつて制御される
回転パルス発生器8よりの入力により常時2組の
トランジスタAmpのみをオンとし、図からも理
解されるように励磁されるモータMの励磁コイル
の組合わせと、コイル中の電流の方向すなわちパ
ルスモータMの回転方向が決まる。 以上詳細に説明したように本発明はパルスモー
タの駆動をスピードアツプ−スローダウンの形式
で行うのに簡略化した方法を用い、しかも無段階
で行うことにより、通常必要とされる大きさより
小形のパルスモータを用いて、必要性能を損うこ
となく、取付スペースの縮小、駆動装置の小形化
に著しい効果が得られることが特長で、パルスモ
ータの小形化は駆動用トランジスタを小容量化
し、消費電力も低減するという利点もある。
第1図は本発明を実施したパルスモータ駆動回
路の回路構成例図、第2図は自動整合回路の構成
例図、第3図は第1図のさらに具体的な回路図を
示す。 A……誤差信号入力(端子)、1……直流
Amp.、2……回転方向判別回路、3……絶対値
検出回路、4……可変直流Amp.、5……V−F
変換回路、6……波形整合回路、7……分周器、
8……回転パルス発生回路、9……回転パルス
Amp.、10……パルスモータ、11……D−A
変換回路、12……誤差信号Amp.、13……デ
ータメモリ、14……データ保持信号発生器、1
5……データ保持トリガ回路、16……パルスカ
ウンタ、17……カウンタリセツト回路、18,
19……フリツプフロツプ、20……回転パルス
Amp電源制御回路、21……高周波電源、22
……負荷誤差弁別器、23……位相誤差弁別器、
24,25……本考案のパルスモータ駆動装置で
第1図がその内容である、S1……右回転リミツ
トスイツチ、S2……左回転リミツトスイツチ、
K1,K2……リレー。
路の回路構成例図、第2図は自動整合回路の構成
例図、第3図は第1図のさらに具体的な回路図を
示す。 A……誤差信号入力(端子)、1……直流
Amp.、2……回転方向判別回路、3……絶対値
検出回路、4……可変直流Amp.、5……V−F
変換回路、6……波形整合回路、7……分周器、
8……回転パルス発生回路、9……回転パルス
Amp.、10……パルスモータ、11……D−A
変換回路、12……誤差信号Amp.、13……デ
ータメモリ、14……データ保持信号発生器、1
5……データ保持トリガ回路、16……パルスカ
ウンタ、17……カウンタリセツト回路、18,
19……フリツプフロツプ、20……回転パルス
Amp電源制御回路、21……高周波電源、22
……負荷誤差弁別器、23……位相誤差弁別器、
24,25……本考案のパルスモータ駆動装置で
第1図がその内容である、S1……右回転リミツ
トスイツチ、S2……左回転リミツトスイツチ、
K1,K2……リレー。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 誤差信号の極性に対応する極性パルスを出力
するパルスモータの回転方向判別回路と、誤差信
号の絶対値検出回路と、誤差信号の絶対値によつ
て制御される3つの回路と、上記極性パルスと上
記3つの回路によつて作成されるクロツクパルス
によつてパルスモータの励磁コイルの選択制御を
行うパルスモータ駆動パルス発生回路とを備え、
上記3つの回路は誤差信号の絶対値検出出力の可
変利得直流増巾器とその電圧・周波数変換回路を
含むクロツクパルス発生部である第1の回路、誤
差信号の絶対値検出出力が存在するとき上記第1
回路のクロツクパルス発生部からパルスを出力す
るように制御するスイツチ部からなる第2の回
路、および第2回路のスイツチ部が動作している
限り上記クロツクパルス発生部からの出力パルス
数の増加に対応して上記第1回路の可変利得直流
増巾器の増巾度が制御されるカウンタを含むパル
スモータ速度制御部よりなる第3の回路とで構成
されて、パルスモータの起動時のカウンタのゼロ
よりの出発に基く滑かな速度上昇と誤差信号消失
時のクロツクパルス数の低下に伴う停止への早い
減速または規定位置への停止を正確に行うように
したことを特徴とするパルスモータ駆動回路。 2 パルスモータの回転がその左回りまたは右回
りの最終位置に達したときこれに応動して第2回
路を制御して第1回路からのクロツクパルスの発
生を停止すると共に、パルスモータの励磁コイル
に一定時間一定電流を流すパルスモータの回転リ
ミツト回路を備えたことを特徴とする特許請求範
囲第1項記載のパルスモータ駆動回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6083A JPS59127595A (ja) | 1983-01-05 | 1983-01-05 | パルスモ−タ駆動回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6083A JPS59127595A (ja) | 1983-01-05 | 1983-01-05 | パルスモ−タ駆動回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59127595A JPS59127595A (ja) | 1984-07-23 |
JPS6115680B2 true JPS6115680B2 (ja) | 1986-04-25 |
Family
ID=11463650
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6083A Granted JPS59127595A (ja) | 1983-01-05 | 1983-01-05 | パルスモ−タ駆動回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59127595A (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9308320B2 (en) * | 2010-09-24 | 2016-04-12 | Perqflo, Llc | Infusion pumps |
US8915879B2 (en) | 2010-09-24 | 2014-12-23 | Perqflo, Llc | Infusion pumps |
US8905972B2 (en) | 2010-11-20 | 2014-12-09 | Perqflo, Llc | Infusion pumps |
US10159786B2 (en) | 2014-09-30 | 2018-12-25 | Perqflo, Llc | Hybrid ambulatory infusion pumps |
WO2016133789A2 (en) | 2015-02-18 | 2016-08-25 | Perqflo, Llc | Ambulatory infusion pump and reservoir assemblies for use with same |
JP7069023B2 (ja) | 2016-02-12 | 2022-05-17 | メドトロニック ミニメド インコーポレイテッド | 携行用注入ポンプおよびそれとの使用のためのアセンブリ |
US11260171B2 (en) | 2017-07-04 | 2022-03-01 | Medtronic Minimed, Inc. | Ambulatory infusion pumps and assemblies for use with same |
-
1983
- 1983-01-05 JP JP6083A patent/JPS59127595A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59127595A (ja) | 1984-07-23 |
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