JPS6138400Y2 - - Google Patents

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JPS6138400Y2
JPS6138400Y2 JP13490582U JP13490582U JPS6138400Y2 JP S6138400 Y2 JPS6138400 Y2 JP S6138400Y2 JP 13490582 U JP13490582 U JP 13490582U JP 13490582 U JP13490582 U JP 13490582U JP S6138400 Y2 JPS6138400 Y2 JP S6138400Y2
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pulse motor
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signal
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overdrive
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、パルスモータの駆動開始時、停止時
にオーバドライブを行うパルスモータの駆動回路
に関するものである。
一般に周知の2電源方式(オーバ・ドライブ方
式ともいう)におけるパルスモータの励磁コイル
を含む駆動回路を第1図イに示す。図では一例と
してA相、相、B相、相の4相からなる4相
パルスモータの場合を示し、11は各相の励磁コ
イル群であり、これらのコイルは第1図ロに示す
ようにA相、B相、相、相の順に配列されて
おり、2相励磁の場合には、AB相→B相→
相→A相…の順に相励磁を行う。12は相励
磁のためのトランジスタ群、13は高電圧を接続
しや断するためのトランジスタ、14は高電圧電
源、15は低電圧電源、16は高電圧が低電圧に
流れこむのを防止するためのダイオードである。
この2電源方式のパルスモータの駆動において
は、モータの加速時、減速時に十分なトルクを発
生させるのに必要な時間幅だけ高電圧を供給する
のが普通である。第1図イのトランジスタ13に
接続される線がそのための信号線で、その出力を
以下オーバドライブ信号とする。そして、このオ
ーバドライブ信号は第1図ロのcに示すタイミン
グで駆動回路に供給されるのが普通である。
従来、このオーバドライブ信号Cの時間幅は、
モータの加速時、減速時と一定減速時の区別をし
ないで、加速時、減速時に十分なトルクを発生さ
せるのに必要なだけの時間幅に固定されていた。
しかし、パルスモータの一定速度時には、加速
時、減速時に対してパルスモータ内のロータ及び
ロータにつながつた負荷の慣性抵抗等が原理的に
ゼロとなるため、小さなトルクでもモータは回転
を続けることが可能である。このため、一定速度
時には、加速時、減速時に比べて小さなトルクで
十分であり、したがつて一定速度時にエネルギー
が余り、パルスモータの発熱、振動、騒音及び電
源容量等が大きくなる欠点があつた。
本考案は、このような従来の欠点を除去したも
のでパルスモータの一定速度時のトルクを小さく
することにより、パルスモータの発熱、振動、騒
音を低減すると共に、電源容量も小さくてすむよ
うにしたものである。以下本考案の一実施例を図
面により詳細に説明する。
第2図イは本考案パルスモータの駆動回路の一
実施例を示す回路図、第2図ロは同じくそのタイ
ムチヤートである。図に示すように、11はパル
スモータの各相の励磁コイル群、12は相駆動の
ためのトランジスタ群、13は高電圧を接続、し
や断するためのトランジスタ、14は高電圧電
源、15は低電圧電源、16は高電圧が低電圧に
流れこむのを防止するためのダイオード、17は
オーバードライブ回路で、第3図にその詳細を示
す。第3図イは前記オーバドライブ回路の一例を
示す回路図であり、20′は一定速度時に正にな
る論理信号入力端子、19′はモータの相切換時
に正になる論理信号入力端子、23は比較器、2
4は入力端子20′のレベルに応じて、比較器2
3の基準電圧を変動させる抵抗群としてのレベル
変換回路、25はパルスモータの駆動電源、26
はパルスモータの駆動電源25の電圧に応じて、
内部のコンデンサに蓄積される電荷量の変わる積
分回路、27は論理信号入力端子19′が正の
間、比較器23の出力を抑制する働きを持つオー
プンコレクタの論理ゲート、28は前記各部に電
流を供給する電源である。29はオーバドライブ
信号出力端子である。そして、論理信号入力端子
20′からの信号はレベル変換回路(抵抗群)2
4の入力と接続し、抵抗群24の出力は比較器2
3の正極側入力と接続する。論理信号入力端子1
9′からの信号は積分回路26の入力と接続し、
さらに論理ゲート27の入力と接続する。積分回
路26の出力は、比較器23の負極側入力と接続
する。比較器23の出力は論理ゲート27の出力
と、電源25は積分回路26のもう一方の入力、
電源28は抵抗群24のもう一方の入力とそれぞ
れ接続する。
第3図ロは、第3図イを動作させた場合のタイ
ムチヤートを示すもので、aは論理信号入力端子
20′からの信号で、パルスモータが一定速度の
時に正となる。bは論理信号入力端子19′から
の信号で、パルスモータの相切換時に正となる。
cは抵抗群24の出力信号で、aの信号により出
力電圧が変化する。dは積分回路26の出力信号
で、電源25の大きさに応じて、充電カーブが無
限のカーブをとりうる。eは比較器23の出力信
号でcがdより大きい時だけ正となる論理信号で
ある。
次に、第2図イの18は専用もしくは汎用のマ
イクロプロセツサ及びその周辺回路、19,20
はそれぞれマイクロプロセツサ等で制御されるパ
ルスモータ相切換信号とパルスモータ定速度信号
でそれぞれ第3図イの入力端子19′,20′に接
続される。また第2図イの21はパルスモータの
相切換をつかさどる集積回路で、マイクロプロセ
ツサ及びその周辺回路18の出力信号19はオー
バドライブ回路17の入力とつながり、さらに集
積回路21とつながる。また、マイクロプロセツ
サ及びその周辺回路18の出力信号20はオーバ
ドライブ回路17の他の入力とつながる。オーバ
ドライブ回路17の第3番目の入力は高電圧電源
14の正極とつながる。また、オーバドライブ回
路17の出力はトランジスタ13とつながり、さ
らにダイオード16を介して低電圧電源15とつ
ながつている。パルスモータ各相の励磁コイル群
11の他方はトランジスタ12とそれぞれ接続さ
れトランジスタ12の入力は集積回路21の出力
とそれぞれ接続される。
次に、第2図イに示す回路によりパルスモータ
を回転するには、マイクロプロセツサ及びその周
辺回路18より、パルスモータ相切換信号19
が、オーバドライブ回路17及び集積回路21に
供給される。オーバドライブ回路17は第3図
イ,ロで説明したようにモータに高電圧を供給す
る時間幅を出力し、それによつてトランジスタ1
3が駆動されて、パルスモータ各相の励磁コイル
群11に高電圧と低電圧が交互に供給される。ま
た、集積回路21の内部では、パルスモータ相切
換信号に同期して、トランジスタ群12のA,
,B,に第1図ロに示すような切換信号を出
力して、これによつてトランジスタ群12の選択
されたものが駆動される。トランジスタ13がオ
ンとなつた間は、電流が高電圧電源14→トラン
ジスタ13→励磁コイル群11→トランジスタ群
12→高電圧電源14と流れて、パルスモータ相
が駆動される。トランジスタ13がオフとなつた
間は、電流が低電圧電源15→ダイオード16→
励磁コイル群11→トランジスタ群12→低電圧
電源15と流れて、パルスモータ相が駆動され
る。
一定速度時には、マイクロプロセツサ及び周辺
回路18より一定速度信号20がオーバドライブ
回路17に供給され、これによつて第3図イ,ロ
に示すように一定速度時のみオーバドライブ幅が
短くなることにより、パルスモータに高電圧が供
給される時間が短くなり、これによつて第2図ロ
のdに示すとおり、一定速度時のみパルスモータ
相に流れる電流が小さく抑えられる。第2図ロの
aは一定速度時正になる信号で第2図イの信号2
0に相当する。第2図ロのbはパルスモータの相
切換時正になる信号で第2図イの信号19に相当
する。第2図ロのcは第2図イのトランジスタ1
3に供給されるオーバドライブ信号で、加速時、
減速時に比べ一定速度時に時間幅が狭くなるよう
にしてある。第2図ロのdは、パルスモータを2
相励磁にした場合にパルスモータ相の励磁コイル
群11のある1相に流れる電流の大きさを示した
図である。
このように第1の実施例ではパルスモータが一
定速度時であることをマイクロプロセツサ及びそ
の周辺回路18から受信し、一定速度時の電流を
低減するようになつている。そのため、従来のよ
うに、一定速度時にエネルギーが余り、パルスモ
ータが発熱、振動することと極めて小さくおさえ
ることが出来るとともにモータの発生する騒音、
さらにモータ以外の個所がモータの振動を受けて
発生する騒音も小さくすることが出来る。一般に
騒音は、ある周波数の音が長時間続く時に特に耳
ざわりになるが、本考案では加速時、減速時には
パルスモータの相切換周波数は刻々と変化するた
め、耳ざわりにならず、また一定速度時には、あ
る周波数が長時間続くものの、振動の発生を発生
源から小さく抑えるため有効に耳ざわりな騒音を
低減できる。また、一般にパルスモータを使用す
る場合、加速時、減速時には他の仕事をさせるこ
とは余りなく、一定速度時には他の仕事をさせる
ことが多い(例えばプリンタ等における印字動作
等)ため、一定速度時の電源容量の低減は極めて
有意義である。
さらに本考案によればパルスモータの駆動用電
源の電圧の低下によつてオーバドライブの時間幅
を拡大して、電流の低下を防ぎ、一定のトルクを
供給できるため電源電圧を安定化した電源は不要
であり、抵抗値の設定を合せることにより、電源
電圧の変動を無視できる。このことは電源回路の
重量、容積、価格において極めて効果である。
第1の実施例は第3図イのレベル変換回路24
として、単なる抵抗群を使用したが、第2の実施
例としてこれにコンデンサ1個を追加した積分回
路とすることにより、第4図に示すようにオーバ
ドライブ時間幅の低下を徐々に行う事が出来る。
第4図イは第3図イのレベル変換回路24の抵抗
群を積分回路としたものである。第4図イにおい
て、第3図イと全く同じ機能部分には同一の参照
符号を付し、説明を省略する。第4図ロにおいて
cはレベル変換回路24の出力波形であり、第3
図ロのcに比較すると、コンデンサを追加したた
めに、波形がなまつている。このため、第4図ロ
のeと第2図ロのeを比較すれば、明瞭なように
オーバドライブ時間幅は徐々に変動するようにな
る。
このようにすると、第1の実施例と同様に、一
定速度時のモータのトルクを低減することと、そ
れによる効果が同様に得られるのみならず、加速
時、減速時から一定速度時あるいは、一定速度時
から加速時、減速時に移つた際のモータのトルク
の変化を極めてなめらかに行うことが可能で、パ
ルスモータの脱調等が起こりにくくなるため、パ
ルスモータの相切換をより高速に切換えることが
できる。またこの実現がコンデンサ1個の追加で
行えるため、利点が多い。
以上は、パルスモータの相切換と同期して、オ
ーバドライブ時間幅だけの高電圧を供給する回路
について示したが、第3の実施例としてパルスモ
ータの相切換とオーバドライブの切換は同期しな
くても良い例を第5図に示す。
第5図イにおいて第2図イのマイクロプロセツ
サ及びその周辺回路18とオーバドライブ17の
接続を切断し、オーバドライブ回路17からの入
力ピンを22として、ある周期の切換信号を入力
してやれば、第2図ロにおけるcの波形は第5図
ロにおけるcのようになる。このときモータに流
れる電流も、第2図ロにおけるdの波形が第5図
ロにおけるdのようになり、第1の実施例と同様
の効果をあげることができる。さらにパルスモー
タの巻線と高電源電圧、さらに第5図イの入力ピ
ン22に加える信号の周期とを選ぶことにより、
第5図イにおける低電圧電源15及びダイオード
16を削除しても、同様の効果を得ることができ
る。また、第3の実施例と第2の実施例を組合せ
ると加速時、減速時から一定速度時、一定速度時
から加速時、減速時の切換えがスムーズになり、
パルスモータの相切換周波数も上昇させることが
可能である。
以上、実施例としてパルスモータの相切換が2
相励磁の場合について述べたが、これは1−2相
励磁の場合にもまた、2相以外のパルスモータの
駆動についても同等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のパルスモータの駆動回路を示す
図、第2図イは本考案パルスモータの駆動回路の
一実施例を示す回路図、第2図ロは同じくそのタ
イムチヤート、第3図イはオーバドライブ回路の
一例を図す図、第3図ロは同じくそのタイムチヤ
ート、第4図イはオーバドライブ回路の他の例を
示す図、第4図ロは同じくそのタイムチヤート、
第5図イは本考案パルスモータ駆動回路の他の実
施例を示す回路図、第5図ロは同じくそのタイム
チヤートである。 11……励磁コイル群、12……トランジスタ
群、13……トランジスタ、14……高電圧電
源、15……低電圧電源、16……ダイオード、
17……オーバドライブ回路、18……マイクロ
プロセツサ及びその周辺回路、19……相切換信
号、20……一定速度信号、21……集積回路、
22……入力ピン、23……比較器、24……レ
ベル変換回路、25……パルスモータの駆動電
源、26……積分回路、28……電源。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パルスモータの駆動開始時、停止時にオーバド
    ライブを行なうパルスモータの駆動回路におい
    て、定速回転指令信号のレベルに対応して予め設
    定した2値の電圧を得るレベル変換回路と、パル
    スモータの相切換信号を受けて放電する積分回路
    と、前記レベル変換回路と前記積分回路との出力
    レベルを比較しレベル差に応じたパルス幅を出力
    する比較器とからなるオーバドライブ回路を備
    え、該オーバドライブ回路の出力によりパルスモ
    ータのオーバドライブを行うことを特徴とするパ
    ルスモータの駆動回路。
JP13490582U 1982-09-07 1982-09-07 パルスモ−タ駆動回路 Granted JPS5941099U (ja)

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JP13490582U JPS5941099U (ja) 1982-09-07 1982-09-07 パルスモ−タ駆動回路

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JP13490582U JPS5941099U (ja) 1982-09-07 1982-09-07 パルスモ−タ駆動回路

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JPS5941099U JPS5941099U (ja) 1984-03-16
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JP13490582U Granted JPS5941099U (ja) 1982-09-07 1982-09-07 パルスモ−タ駆動回路

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JPS61204746U (ja) * 1985-02-02 1986-12-24

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JPS5941099U (ja) 1984-03-16

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