JPS6115542Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6115542Y2 JPS6115542Y2 JP3140481U JP3140481U JPS6115542Y2 JP S6115542 Y2 JPS6115542 Y2 JP S6115542Y2 JP 3140481 U JP3140481 U JP 3140481U JP 3140481 U JP3140481 U JP 3140481U JP S6115542 Y2 JPS6115542 Y2 JP S6115542Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bushing
- protective case
- gravity
- center
- bottom plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 claims description 31
- 230000005484 gravity Effects 0.000 claims description 14
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 3
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 3
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 239000012212 insulator Substances 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Insulators (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はブツシングの一部を覆い、取扱い中や
保管中の損傷、塵埃の付着および吸温などを防止
するための保護ケースの構造に関する。
保管中の損傷、塵埃の付着および吸温などを防止
するための保護ケースの構造に関する。
一般に、高電圧用のブツシングは、機器に取り
付けたときその機器の内部に入る部分に塵埃の付
着や、吸湿によりサビの発生、または、傷をつけ
ないために、保護ケースをかぶせて、密封状態で
輸送され、保管されるのが普通である。また、ブ
ツシングは高電圧のものほど長大となるため、そ
の輸送は水平で行われる。
付けたときその機器の内部に入る部分に塵埃の付
着や、吸湿によりサビの発生、または、傷をつけ
ないために、保護ケースをかぶせて、密封状態で
輸送され、保管されるのが普通である。また、ブ
ツシングは高電圧のものほど長大となるため、そ
の輸送は水平で行われる。
第1図は、その一例を示したものであり、ブツ
シング1の支持金具2に付属する取付フランジ3
に保護ケース4を取り付け、この保護ケース4に
より支持金具2の取付フランジ3より下の部分
と、下部碍管5および下部ターミナル6を覆つた
水平状態を示した図である。
シング1の支持金具2に付属する取付フランジ3
に保護ケース4を取り付け、この保護ケース4に
より支持金具2の取付フランジ3より下の部分
と、下部碍管5および下部ターミナル6を覆つた
水平状態を示した図である。
ブツシングは現地へ輸送した後、変圧器などの
機器へ取付ける場合、輸送時の水平位置から垂直
に起立させなければならない。起立させる場合
に、第2図に示すように、保護ケースをつけた状
態でブツシングの頭部にロープ8をかけて引き起
こすとき、全体の重心9が保護ケース4の下端の
支持点10から延ばした垂線よりも左側にある場
合は、クレーンを巻き上げていくとブツシングは
問題なく起立していく。A寸法が次第に小さくな
つて、ある傾斜角を越えて、重心9が第3図のよ
うに、支持点10の垂線より右側にくるとブツシ
ング全体は支持点10にかかる反力と、重心9に
かかる重力によつて偶力が作用して、急激に自立
しようとして大きな振れが発生する。
機器へ取付ける場合、輸送時の水平位置から垂直
に起立させなければならない。起立させる場合
に、第2図に示すように、保護ケースをつけた状
態でブツシングの頭部にロープ8をかけて引き起
こすとき、全体の重心9が保護ケース4の下端の
支持点10から延ばした垂線よりも左側にある場
合は、クレーンを巻き上げていくとブツシングは
問題なく起立していく。A寸法が次第に小さくな
つて、ある傾斜角を越えて、重心9が第3図のよ
うに、支持点10の垂線より右側にくるとブツシ
ング全体は支持点10にかかる反力と、重心9に
かかる重力によつて偶力が作用して、急激に自立
しようとして大きな振れが発生する。
現地作業のクレーンは微調整が困難である上
に、ブツシングが振れると、支持点10のズレな
どが発生し安全上の問題があり、好ましくない。
これを避けるためには、ブツシング全体を、第4
図のように、2個所でつりあげて完全に地上から
浮かした状態で、ロープ8を引きあげながら、ロ
ープ11をゆるめて、徐々に起立させれば良い。
しかし、この作業は、クレーンが2台必要であ
り、作業の複雑さ、経費の増加などの難点があ
る。一方、水平状態で保護ケース4を外してから
ブツシングを起立させる場合も、下部ターミナル
を地面につけて引き起こすには、強度上耐えない
場合があつて、やはりクレーン2台の前述の起立
方法をとらざるを得ない。
に、ブツシングが振れると、支持点10のズレな
どが発生し安全上の問題があり、好ましくない。
これを避けるためには、ブツシング全体を、第4
図のように、2個所でつりあげて完全に地上から
浮かした状態で、ロープ8を引きあげながら、ロ
ープ11をゆるめて、徐々に起立させれば良い。
しかし、この作業は、クレーンが2台必要であ
り、作業の複雑さ、経費の増加などの難点があ
る。一方、水平状態で保護ケース4を外してから
ブツシングを起立させる場合も、下部ターミナル
を地面につけて引き起こすには、強度上耐えない
場合があつて、やはりクレーン2台の前述の起立
方法をとらざるを得ない。
本考案は、クレーン1台によつて安全に、しか
も、迅速にブツシングを起立させることのできる
ブツシング保護ケースを提供することを目的とす
る。
も、迅速にブツシングを起立させることのできる
ブツシング保護ケースを提供することを目的とす
る。
以下、本考案を図面に基づいて説明する。
第5図のaおよびbは、本考案の一実施例に係
るブツシング保護ケースの断面図およびX矢視図
を示したもので、本実施例のブツシング保護ケー
ス12は取付フランジ部13と円筒板14と半径
Rの曲率によつて形成された曲面をもつ底板15
から構成されている。
るブツシング保護ケースの断面図およびX矢視図
を示したもので、本実施例のブツシング保護ケー
ス12は取付フランジ部13と円筒板14と半径
Rの曲率によつて形成された曲面をもつ底板15
から構成されている。
その半径Rは、ブツシングにブツシング保護ケ
ースを取り付けた際のブツシング全体の重心から
底面までの距離より小さく、ブツシング保護ケー
スをブツシングに取り付けたとき、内部のブツシ
ング要素に当らない寸法とし、その中心はブツシ
ングを吊り上げた状態の重心線から外れた位置、
例えばケースの中心からH寸法だけ離れた位置に
設けられ、曲面の始端と終端とがブツシングの重
心線の互いに反対側に来るようになつている。こ
のH寸法は、ケースの円筒の半径と同一かその1/
2程度あれば良い。また、底板15の外周は、b
に示すように、下部に直線部16を有するほぼ円
弧状に形成されている。
ースを取り付けた際のブツシング全体の重心から
底面までの距離より小さく、ブツシング保護ケー
スをブツシングに取り付けたとき、内部のブツシ
ング要素に当らない寸法とし、その中心はブツシ
ングを吊り上げた状態の重心線から外れた位置、
例えばケースの中心からH寸法だけ離れた位置に
設けられ、曲面の始端と終端とがブツシングの重
心線の互いに反対側に来るようになつている。こ
のH寸法は、ケースの円筒の半径と同一かその1/
2程度あれば良い。また、底板15の外周は、b
に示すように、下部に直線部16を有するほぼ円
弧状に形成されている。
このような構造の保護ケース12をブツシング
を起立させるときに、底板15の直線部が下にな
るように、予め向きを考慮してブツシング1に取
り付けて輸送する。
を起立させるときに、底板15の直線部が下にな
るように、予め向きを考慮してブツシング1に取
り付けて輸送する。
現地で起立させるときは、第6図のように、ブ
ツシング頭部7にロープ8を取り付けて1台のク
レーンで引き上げれば、保護ケース12の支持点
10は、ブツシング1の起立角度の変化ととも
に、底板15の曲面を移動していき、第7図のよ
うに、ブツシングが垂直に起立したときも、重心
9は支持点11の垂線より左側にあつて、全体を
倒そうとする偶力が発生した状態にあり、このま
ま全体を吊り上げても振れが発生することがな
い。一方、底板15の直線部16は、ブツシング
傾斜状態で最初の支持点となり、横に回転するの
を防止する。また、保護ケース12には支え17
を取り付け可能としてあるので、起立後転倒防止
に取り付けておくことができる。
ツシング頭部7にロープ8を取り付けて1台のク
レーンで引き上げれば、保護ケース12の支持点
10は、ブツシング1の起立角度の変化ととも
に、底板15の曲面を移動していき、第7図のよ
うに、ブツシングが垂直に起立したときも、重心
9は支持点11の垂線より左側にあつて、全体を
倒そうとする偶力が発生した状態にあり、このま
ま全体を吊り上げても振れが発生することがな
い。一方、底板15の直線部16は、ブツシング
傾斜状態で最初の支持点となり、横に回転するの
を防止する。また、保護ケース12には支え17
を取り付け可能としてあるので、起立後転倒防止
に取り付けておくことができる。
尚、保護ケースは円筒形を例にあげたが、その
断面は必要に応じて適宜変形しても本考案の実施
は可能である。また、第8図に示すように、底板
15部分を単独の着脱自在な分離構造にすること
も可能である。
断面は必要に応じて適宜変形しても本考案の実施
は可能である。また、第8図に示すように、底板
15部分を単独の着脱自在な分離構造にすること
も可能である。
以上のように本考案によれば、一端にブツシン
グフランジ部と係合するフランジ付開口部を有
し、他端に底板を有する筒状のブツシング保護ケ
ースにおいて、このブツシング保護ケースの底板
に、ブツシング保護ケースがブツシングに取り付
けられた際の底面からブツシング全体の重心点ま
での距離より小さい半径で、且つ曲面の始端と終
端とがブツシングを吊りげた時の重心線の互いに
反対側に来るように、前記重心線から外れた位置
を中心とする曲面を形成したので、ブツシングに
おける重要部分を、損傷、塵埃付着、吸湿などか
ら保護すると同時に、現地据付工事において、ク
レーン1台で経済的に、しかも、安全かつ簡単、
迅速に起立作業を実施できるブツシング保護ケー
スが得られる。
グフランジ部と係合するフランジ付開口部を有
し、他端に底板を有する筒状のブツシング保護ケ
ースにおいて、このブツシング保護ケースの底板
に、ブツシング保護ケースがブツシングに取り付
けられた際の底面からブツシング全体の重心点ま
での距離より小さい半径で、且つ曲面の始端と終
端とがブツシングを吊りげた時の重心線の互いに
反対側に来るように、前記重心線から外れた位置
を中心とする曲面を形成したので、ブツシングに
おける重要部分を、損傷、塵埃付着、吸湿などか
ら保護すると同時に、現地据付工事において、ク
レーン1台で経済的に、しかも、安全かつ簡単、
迅速に起立作業を実施できるブツシング保護ケー
スが得られる。
第1図は従来の保護ケースのブツシング取付状
態説明図、第2図は従来の保護ケースを取り付け
たブツシング起立作業説明図、第3図はその起立
作業が進行した状態を示すブツシング起立作業説
明図、第4図は従来の保護ケースを取り付けた他
のブツシング起立作業説明図、第5図は本考案の
一実施例を示す保護ケースの構成図で、aはその
断面図、bはそのX矢視図、第6図は本考案によ
る保護ケースを取り付けたブツシング起立作業説
明図、第7図はその保護ケースを取り付けたブツ
シングの垂直起立状態説明図、第8図は本考案の
他の実施例を示す保護ケースの側面図である。 1……ブツシング、2……支持金具、3,13
……取付フランジ、4,12……保護ケース、5
……下部碍管、6……下部ターミナル、7……頭
部、8,11……ロープ、9……重心、10……
支持点、14……円筒板、15……底板、16…
…直線部、17……支え。
態説明図、第2図は従来の保護ケースを取り付け
たブツシング起立作業説明図、第3図はその起立
作業が進行した状態を示すブツシング起立作業説
明図、第4図は従来の保護ケースを取り付けた他
のブツシング起立作業説明図、第5図は本考案の
一実施例を示す保護ケースの構成図で、aはその
断面図、bはそのX矢視図、第6図は本考案によ
る保護ケースを取り付けたブツシング起立作業説
明図、第7図はその保護ケースを取り付けたブツ
シングの垂直起立状態説明図、第8図は本考案の
他の実施例を示す保護ケースの側面図である。 1……ブツシング、2……支持金具、3,13
……取付フランジ、4,12……保護ケース、5
……下部碍管、6……下部ターミナル、7……頭
部、8,11……ロープ、9……重心、10……
支持点、14……円筒板、15……底板、16…
…直線部、17……支え。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 一端にブツシングフランジ部と係合するフラ
ンジ付開口部を有し、他端に底板を有する筒状
のブツシング保護ケースにおいて、このブツシ
ング保護ケースの底板に、ブツシング保護ケー
スがブツシングに取り付けられた際の底面から
ブツシング全体の重心点までの距離より小さい
半径で、且つ曲面の始端と終端とがブツシング
を吊り上げた時の重心線の互いに反対側に来る
ように、前記重心線から外れた位置を中心とす
る曲面を形成して成るブツシング保護ケース。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項記載におい
て、底板の外周の一部に直線部を有することを
特徴とするブツシング保護ケース。 (3) 実用新案登録請求の範囲第1項記載におい
て、底板が保護ケース本体から分離可能に構成
されて成ることを特徴とするブツシング保護ケ
ース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3140481U JPS6115542Y2 (ja) | 1981-03-09 | 1981-03-09 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3140481U JPS6115542Y2 (ja) | 1981-03-09 | 1981-03-09 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57145216U JPS57145216U (ja) | 1982-09-11 |
JPS6115542Y2 true JPS6115542Y2 (ja) | 1986-05-14 |
Family
ID=29828830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3140481U Expired JPS6115542Y2 (ja) | 1981-03-09 | 1981-03-09 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6115542Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-03-09 JP JP3140481U patent/JPS6115542Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57145216U (ja) | 1982-09-11 |
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