JPS6115336Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、駆動源により回転駆動される駆動歯
車の回転を、従動歯車に伝達する駆動力伝達装置
に関するもので、特に駆動歯車と従動歯車とが所
定の角度傾斜している状態において、歯車駆動部
の異常音の発生を軽減除去せんとするものであ
る。

以下図面を参照してその１実施例を説明する。
１、２は互に平行な基板であり、この両基板１、
２に設けられた軸受３、４により駆動軸５が前記
基板１、２に直角になるよう回転自在に保持され
ている。この駆動軸５には、ハスバ歯車（駆動歯
車）６が固着されている。

７は前記基板２に対して角度θだけ傾斜した傾
斜基板であり、この傾斜基板７には、回動軸８を
中心に回動可能な平歯車（従動歯車）９が設けら
れている。

前記ハスバ歯車６は基板２に対してθのねじれ
角を有したハスバを有している。

１０は、前記回動軸８と平行な回動軸１１に、
回転可能に設けられたハンバ歯車６に比べ小径の
中間平歯車であり、前記ハスバ歯車６と平歯車９
との両者に噛合つている。

１２は前記駆動軸５に固着されたウオームホイ
ールであり、ウオーム１３に係合している。

このウオーム１３はモータ１４よりベルト１５
を介して回転駆動されるプーリ１６に結合されて
いる。

すなわち、モータ１４の回転はベルト１５を介
して減速してウオーム１３に伝達され、このウオ
ーム１３の回転は、ウオームホイール１２に伝達
されてハスバ歯車６を回転駆動し、このハスバ歯
車６の回転は平歯車１０を介して従動歯車である
歯車９に伝達されている。

以上のように本考案によれば、駆動側歯車の回
転を、その歯車に対して傾斜した平歯車に、中間
部に平歯車を介在することによりハスバ歯車を使
用することが可能となり、傘歯車を使用した時に
発生する異常音の発生が軽減除去できるものであ
る。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の１実施例を示す要部平面図であ
る。 １，２……基板、３，４……軸受、５……駆動
軸、６……ハスバ歯車（駆動歯車）、７……傾斜
基板、８……回動軸、９……平歯車（従動歯
車）、１０……中間平歯車、１４……モータ、１
５……ベルト、１６……プーリ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 基準面に平行な面で回転駆動される駆動歯車の
   回転力を、前記基準面に対して所定の角度θだけ
   傾斜した傾斜面に平行な面で回転する従動歯車に
   伝達する駆動力伝達装置において、前記駆動歯車
   を角度θのねじれ角を有するハスバ歯車で構成
   し、前記従動歯車を平歯車で構成し、その両歯車
   間に前記傾斜面に垂直な回動軸を有する平歯車を
   介在せしめたことを特徴とする駆動力伝達装置。