JPS61153335A - 空気調和機の制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は室内の風量制御を改良した空気調和機の制御方
法に関する。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

従来、空気調和機に於いて、暖房運転時、室内側熱交換
器の温度を検知してその温度により室内風量をコントロ
ールする方式がある。つまり第７図に示す如く熱交換器
の温度があまり高くない時は風量を小さくして吹出温度
を高め。

肌寒さを感じさせないよう配慮した制御機構である。し
かしながら、室内風量を小さくすることは熱交換量が減
少するため、Ｆｓ房能能力低下と凝縮圧力の上昇に伴な
う消費電力増大を招き。

効率を悪化させるという問題があった。特に容量可変コ
ンプレッサを搭載した空気調和機では低出力時の凝縮温
度が低下するため、容を可変による省エネルギー効果が
最大限発揮できない場合があった。また、暖房時の風量
ダウンは。

温度分布を悪くするという問題もあった。

〔発明の目的〕

本発明は上記事情を考慮してなされたもので。

快適性を損なうことなく、空調効率を向上させることの
できる空気調和機の制御方法を提供することを目的とす
る。

〔発りの概要〕

本発明は上記の目的を達成するために、室内温度が所定
値以上の場合、熱交換器の温度が低くても風量を最大に
制御する手段を備えたものである。

〔発明の実施例〕

以乍第１図乃至８８６図を参照して本発明の一実施例を
説、明する。

第１図は１本発明の一実施例に於ける空気調和機の構成
を示すブロック図である。図中、１はコンプレッサ、２
は室内側の熱交換器、３は室内側のファン、４は室内側
のファンモータ。

５は室内側の熱交換器温度センナ、６は室内温度センサ
である。７はマイクロコンビエータを甲いた制御部であ
り、その内部構成を！Ｊ２図に示し、要部の制御手順を
第３図に示し、更にその具体的な制御例を第４図及び第
５図に示す。

１２は四方弁、１３は遠隔操作部（以下リモコンと称す
）である。

第６図は室内温度と吹出温度との関係を示す図である。

ここで、第１図乃至第６図を参照して一実施例の動作を
説明する。ここでは、暖房運転時に於いて、室内の風量
コントロールを熱交換器センサ５の検出温度と室内温度
センサ６の検出温度とをもとにファンモータ４の回転数
を制御することにより行なう。又、室内設定温度はリモ
コン１３により設定（入力）される。

この際の具体的な制御例を第３図乃至第５図を参照して
説明する。

第３図に於いて、ステップＪ、では、各検出温度、即ち
、リモコンＪ３より入力された設定温度（Ｔ８）、室内
温度センサ６により検出された室内温度（Ｔａ　）、及
び熱交換器温度センサ５（二より検出された熱交温度（
’Ｉ’　ｃ　）のうち。

設定温度（Ｔｓ）と室内温度（Ｔａ）とを比較し、設定
温度（Ｔｓ）が室内温度（Ｔａ）以上であれば、即ち、
ＴＳ≧Ｔａであれば、コンプレッサ１をオンし、設定温
度（Ｔｓ）が室内温度（Ｔａ）より低ければ（Ｔｓ（Ｔ
ａ）、コンプレッサ１をオフする。

次Ｃ：第３図のステップＪ、では、第４図に示すように
室内温度（Ｔａ）が成る所定温度となったとき、熱交換
器２の温度が低くとも風量を最大にコントロールするた
めの判断を行なうもので、室内温度（Ｔａ）が予め定め
られた制御対象温度（ここでは所定温度と称し、２０℃
とする）以上であるか否かを判定し、室内温度（Ｔａ）
が所定温度２０℃以上であることを風量最大制御の一条
件とする（第４図参照）。

ここで、室内温度（Ｔａ）が所定温度（２０℃）以上で
あるとき、即ち、Ｔａ２２０℃であるときは１次に、室
内温度（Ｔａ）−設定温度（Ｔｓ）の差が成る値以上で
あるとき、風量を最大にコントロールするための判断を
行なうステップＪ、に移り、室内の設定温度（Ｔｓ　）
を風量最大への切換え制御要素とする（第５図参照）。

即ち、ここではステップＪ、に於いて。

〔室内温度（Ｔａ　）−設定温度（Ｔｓ））が−１℃以
上であるとき、室内側のファンモータ４を高速回転（Ｈ
）制御し゛て、ファン３の風量を最大（強）とする。

又、上ｙステップＪ８．．ステップＪ３に於いて上記し
た条件を満たさないときはステップＪ４に移り、熱交温
度（Ｔｃ）に応じてファン３の風量を制御する。

室内温度がある程度高くなってくれは第６図に示すよう
（：吹出温度も上昇し、たとえ熱交換器温度が若干低く
てもあまり寒いと感じない。

つまり、風量を小さくしなくても快適さが損なわれない
条件がある。この条件で風量を増せば。

温度むらも少なくなり、平均して快適性が確保できる。

快適性には個人差や部屋の構造などによる差があるため
、使用者は設定温度を変えることで対応するが、この設
定温度を考慮し、室温との差により風量最大点を変えれ
ば、より快適性の向上が得られる。

また、サーモコントロールのようにコンプレッサ再起動
時の過渡的段階では室温センナの応答遅れのため、実際
の室温は検知温度より低い。

このような場合の快適性を維持するには風量最大への切
換えに遅延時間を設けることで解決できる。

上述したような風量コントロールを行なうことにより１
強風となる条件を設定することで快適性を損なわず、空
調の効率を高めることができる。又、強風となることで
温度むらが少なくなり、全体的な快適性を向上させるこ
とができる。更に、室温だけで、なく設定温度も加える
ことで、快適さの個人差（または部屋の差）をカバーで
きる。又１時間遅れの制御を組入れることにより、サー
モコントロール等の過渡的条件における不快感を取り除
くことができる。

尚、上記実施例では、第３図によりステップＪ、の判定
条件が満たされ、かつステップＪ。

の判定条件が満たされて後に、初めて最大風量への切換
えを行なう制御手段としているが、例えば、ステップＪ
、の判定条件が満たされることによって最大風量への切
換えを行なってもよい、又、上記実施例では風量を最大
に制御したが、要は風量が増加するように制御すればよ
い。

〔発明の効果〕

以上詳記したように本発明による空気調和機の制御方式
によれば、室内側熱交換器の温度を検知して室内風量を
制御する空気調和機に於いて、室内温度が所定値以上と
なった際Ｋ、熱交換器の温度が低くても風量を増大させ
るように制御する構成としたことにより、快適性を損う
ことなく空調効率を向上できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図は
上記実施例に於ける制御部の構成を示すブロック図、第
３図は上記実施例に於ける制御部の要部の処理フローを
示すフローチャート、第４図乃至第６図はそれぞれ上記
実施例の具体的な制御例を説明するための図、第７図は
従来の制御手段を説明するための図である。 Ｊ・・・コンプレッサ、２・・・室内側熱交換器、３・
・・室内側ファン、４・・・室内側ファンモータ、５・
・・室内側熱交換器温度センサ、６・・・室内側室内温
度センサ、７・・・制御本体、８・・・室外側熱交換器
、９・・・室外側ファン、１０・・・室外側ファンモー
タ、１）・・・減圧装置、１２・・・四方弁、１３・・
・リモコン。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）室内側熱交換器の温度を検出して室内風量を制御
   する空気調和機の制御方法に於て、暖房運転時に室内温
   度が所定値以上であるとき、風量を増大制御する手段を
   有してなる空気調和機の制御方法。
2. （２）風量増大への切換え温度を室内設定温度により変
   化させる特許請求の範囲第１項記載の空気調和機の制御
   方法。
3. （３）風量増大への切換えを室内温度が所定値に達した
   後、所定時間を経過して行なう特許請求の範囲第１項記
   載の空気調和機の制御方法。