JPS61152546A - プラスチツクノズル接着金属容器 - Google Patents

プラスチツクノズル接着金属容器

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JPS61152546A
JPS61152546A JP26644584A JP26644584A JPS61152546A JP S61152546 A JPS61152546 A JP S61152546A JP 26644584 A JP26644584 A JP 26644584A JP 26644584 A JP26644584 A JP 26644584A JP S61152546 A JPS61152546 A JP S61152546A
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JP
Japan
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container
nozzle
metal
plastic
plastic nozzle
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JP26644584A
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諸冨 正樹
小林 誠七
広田 和実
石橋 一久
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はプラスチックノズル接着金属容器に関するもの
で、よシ詳細にはプラスチックノズルと金属板との接合
部が、内容物の熱間充填のような熱履歴や熱衝撃を受け
た場合にも気密状態に維持されるプラスチック接着金属
容器に関する。
従来の技術及び発明の技術的課題 従来1缶のような金属製容器の頂部に、プラスチ、り製
の注ぎ口(ノズル)を設けた容器は既に知られており、
例えば実公昭57−48742号公報には、合成樹脂膜
を被覆した金属薄板製の蓋体に、開口を設けると共に、
係止突条を周設した合成樹脂製口筒体を嵌込み、突条と
開口周縁部とを超音波溶着によシ溶着させた構造のもの
が記載されている。
このようなプラスチックノズル接着金属容器は、内容物
の少量ずつの取出しが容易で、しかも再密封が容易に行
えるという利点を有してはいるが、通常の缶に比べると
、密封信頼性に欠けるという欠点を未だ有している。即
ち、飲料等の液体食品の包装には、内容物の保存性を高
めるために、内容物を高温の状態で包装容器に充填する
操作、即ち熱間充填操作が一般に採用されているが、こ
の熱間充填及びその後の経時で、プラスチックノズルと
金属板との接合部で漏洩を生ずることが認められる。
しかして、この糧の包装容器に訃ける金属板とプラスチ
、り容器との接着とは、両者が機械的に単に強固に接着
しているというだけでは不十分なものであ)、両者が接
合される局面全体にわたりて一点の漏洩通路乃至は潜在
的漏洩通路も存在しないように接合されていることが要
求されるものであり、もしそうでなければ、このような
通路を経て漏洩が生じ、内容物の保存性が著しく低下す
ることKなる。
しかも、金属とプラスチ、りとは組成も物性も全く異な
シ、特にプラスチックノズルのよjKjll性のある物
体の場合には、金属板との間に、熱間充填のような熱履
歴や熱衝撃に耐える気密性の接合を形成させることが困
難である。
発明の目的 従って、本発明の目的は、熱間充填のよ5な熱履歴や熱
衝撃を受ける場合にも、プラスチ、りと金属間との関に
密封性に優れた接着構造が維持されるプラスチックノズ
ル接着金属容器を提供するKある。
本発明の他の目的は、プラスチックノズルと容器金属板
との接合も至りて容易に且つ確実に行われるプラスチッ
クノズル接着金属容器を提供するにある。
発明の構成 本発明によれば、金属板で形成され且つ上部に開口を有
する容器本体と、該容器本体の開口に嵌合され且つ開口
周辺部Kl!fされたプラスチックノズルとから成るプ
ラスチックノズル接着金属容器において、誼プラスチッ
クノズルは環球法による軟化温度が50乃至300℃の
熱可塑性樹脂から成り、該開口周辺部の金属板はクロム
酸化物層を有する表面処理金属板から成り、プラスチッ
クノズルと金属板との接合部には、ノズル用熱可塑性樹
脂と接着性を有する樹脂成分を含有して成る熱硬化性組
成物の薄層が介在してシシ、該熱硬化性組成物の薄層は
、表面処理金属板及びノズル用熱可塑性樹脂の両者の線
膨脹係数の中間の線膨脹係数を有するものであることを
特徴とするプラスチックノズル接着金属容器が提供され
る。
発明の好適態様 本発明を、添付図面に示す具体例に基づき以下に詳細に
説明する。
容器の構造 本発明のノズル付容器の一例を示す第1図において、金
属製容器本体又は、上方に絞られた開口2を有するピン
状の金属製容器であることができる。この具体例におい
て、容器1は金y4製の継目力、7#状成彩体から成る
下部体3と、やけ多金属製の無継目カップ状成形体から
成る上部体4とから成っている。下部体3は底部5と絞
プ加工或いは絞り−しごき加工で形成された側壁部6と
を有している。また、上部体4は絞り加工或いは絞り一
しごき加工で形成された側壁部7を有しており、また中
央部にはやはシ絞シ加工等で形成された貰部8があシ、
この首部8の上端が開口2となっておシ、首部8の下端
と側壁部7の上端は錐台状の肩部9を介して連なってい
る。
下部体3の側壁部は周状の端部lOを有し、一方上部体
4の側壁部は周状の端部11を有しており、これら両端
部10及び11はそれらの間に施された接着剤層12を
介して密封的に接合され、周状継目13を形成している
本発明においては、この金属製容器1の開口2に、全体
として14で示すプラスチックノズルを嵌合させ且つ開
口2の周囲に接着させる。この具体例において、プラス
チックノズル14は、その上端にキヤ、デの・ぐ、キン
グ(図示せず)と係合されるべき開口端部15、その外
周囲にキヤ、デのネジ(図示せず)と係合されるべきネ
ジ部16及び必要により段差部17を備えてお)、且つ
内側には金属容器の開口部と嵌合する切欠部18を有し
ている。
金属製容器1の開口2とプラスチックノズル14との嵌
合接合部の断面を拡大して示す第2図において、この断
面構造は、クロム酸化物層19を有する表面処理金属板
20と、その上の熱硬化性組成物の薄層21と、これに
接合されたプラスチックノズル14とから成っている。
本発明のノズル付容器の他の具体例を示す第3図におい
て、金回製容器本体lは、上部に開口2を有する金属缶
容器であることができる。この具体例において、容器1
は金属製の無継目力、デ状成形体から成る下部体(缶胴
)3と、缶蓋の形状の上部体4とから成っている。缶胴
3は底部5と絞シ加工或いは絞シーシごき加工で形成さ
れた側壁部とを有している1缶蓋状の上部体4は中央部
に・ダンチックによシ形成された開口2を有している。
下部体3の側壁部の上端7ランジ10と上部体4の周縁
部11とを2重巻締することによプ。
密封された周状継目13が形成されている。
第3図に示す具体例においても、全体として14で示す
プラスチックノズルが金属容器1の開口2に嵌合された
状態で接着されている。このプラスチックノズル14も
上端に密封用開口端部15゜外周にキヤ、デ係合用ネノ
16及び段差部17を備えている。プラスチックノズル
14の下端には。
径の増大した7ランジ部22があシ、このフランツ部2
2の上面には容器開口部と嵌合する切欠部18が設けら
れている。この第3図においても。
金属製容器lの開口2とプラスチックノズル14との嵌
合、接合部は、第2図と全く同様の断面構造となりてい
る。
第3図に示す具体例では、開口20周辺部は平板状とな
っているが、第4図に示す通夛、上部体(缶1ii)4
の中央部を上方に絞シ加工し、短かい首部8を形成し、
この首部8の上端に開口2を設けてもよい。
第3図及び第4図に示した缶容器では、下部体(缶胴)
と上部体(缶蓋)との所謂ツーピース構造の容器でちる
が、下部体(缶胴)を、両端開口の筒状体と缶底とを二
重巻締した構造とし、全体として所謂スリーピース構造
の缶容器とし得ることも当然可能である。
灸jLL 本発明では、グラスチックノズル14を、環球法による
軟化温度が50乃至300℃、特に70乃至280℃の
熱可塑性樹脂から形成し、金属容51の内少なくとも開
口20周辺部の金属板20を表面にクロム酸化物層19
を有する表面処理金属板20から構成し、且つこれらの
間にノズル用形成樹脂に対して接着性を有する樹脂成分
を含有する熱硬化性組成物の薄層21を介在させ、該薄
層21を介して両者の融着による接着を行わせる。
既に述べた通り、本発明が対象とするグラスチックノズ
ル接着金属容器では、プラスチックノズル14も金属板
20も共に剛性を有する部材であることから、金属板に
フィルムやテープのような可撓性材料を接着する場合と
は、比較にならぬ接着上の困難さを生じる。しかも、こ
れら両部材は、単に強固に接合されるというだけでは不
十分であり、これらが熱間充填のような熱履歴や熱衝撃
を受けた場合にも、また容器内外で圧力差を生じた場合
にも、一点の漏洩通路も接着界面に形成されることか許
されないという厳しさが存在する。
先ず、プラスチックノズル14は、熱間充填に耐える耐
熱性を有するものでなければならず、−万全88器の内
面保護塗を焦がしたシすることなく融着処理が可能なも
のでなければならな〜(。プラスチックノズル14の軟
化温度(環球法)が上記範囲よりも低い場合には、熱間
充填に際して、ノズルが変形する傾向があるばかプでは
なく、キヤ、デの締結に際して、所定の打栓圧や密封ト
ルクを確保することが困難となり、一方上記範囲よ)も
高いと、熱融層処理に際して、金属容器側の塗膜の焦げ
や、熱劣化等が生じたシ、十分の接着強度を得ることが
困難となる。
また、剛性のあるプラスチックノズルと金属板とを接合
するためには、プラスチ、りの溶融物に対して濡れのよ
い塗膜を金属表面に予じめ密着させておくことが重畳で
ある。本発明において、この塗膜を、熱硬化性樹脂組成
物に特定しているのは、熱硬化性樹脂が金属板面への密
着性に優れていること、及び後に詳述する通シ、接N構
造中に線膨脹係数の勾配を形成させ、これによシ熱履歴
や熱15撃による漏洩発生を防止することによるもので
ある。また、塗膜が熱硬化性樹脂であシながう、シかも
プラスチックノズルに対して十分な接着力を確保させる
ためには、塗膜中にノズル用樹脂に対して接着性を有す
る樹脂成分を含有させることが重要となる。
更に、プラスチ、クー塗膜−金属から成る接層構造物に
おいて、熱履歴や熱衝撃を受けた場合に最も一漏洩を生
じ易い部分は、塗膜と金属との接着界面であプ、この界
面での剥離傾向を防止するには、maを前記組成のもの
とすると共に、金属板そのものをも表面にクロム酸化物
層を有する金属板として、接着用波膜との密着性を高め
ることが極めて重要となる。
これらの条件に加えて、本発明においては、接着用塗膜
、即ち熱硬化性組成物の薄層を、表面処理金属板の線膨
脹係数(t、)及びノズル用熱可塑性樹脂の線膨脹係数
(lユ)の中間の線膨脹係数(t)を有するように選択
し且つ組合せることが。
熱履歴や熱@撃を受けた場合に漏洩を完全に防止する上
で極めて臨界的である。即ち、本発明では、前述した3
者の部材の線膨脹係数を下記式1式% を満足するようにする。
いま、各部材を自由な状態で一定温KToから高温(T
I )に加熱し、次いで低温(T2)に冷却すると、各
部材は、温度差(Ts−To)と各部材の線膨張率と各
部材の長さとの積だけ膨張し、一方冷却段階では温度差
(Ts−To)とやはり各部材の線膨張率と各部材の長
さとの積だけ収縮する。
しかしながら、各部材が接着されている状態では。
各部材についてこのような自由の膨張及び収縮は許容さ
れず、各部材間の膨張の差及び収縮の差に対応する応力
が各部材或いは各部材間の接合界面に残留し、この残留
応力が漏洩の原因となる微視的な接着界面破壊に連なる
ものと認められる。
本発明においては、接合される各部材の線膨脹係数を、
ノズルプラスチ、りにおいて最も大きく。
金属板において最も小さく且つこれらの中間の接着用塗
膜においてこれらの中間の線膨脹係数を有するようにす
ることによシ、各部材或いは部材間界面に発生する残留
応力を相対的に低くし、これによシ熱間充填或いは加熱
殺菌のような熱履歴や熱衝撃が加わる場合の漏洩発生を
完全に防止し得るものと認められる。この推定は、後述
する例において、本発明の条件を外れる場合には何れも
熱履歴や熱衝撃によシかなりの頻度で漏洩が発生するこ
とからも菫肯されよう。
本発明において用いる各素材について説明するが、これ
らの各素材は上述した制限を満足する範凹内でのみ組合
せ使用が可能なことが理解されるべきである。
先ず、金属素材としては、クロム酸化物層を備えた任意
の金属材が使用される。基体となる金属板は、鋼板(ブ
ラックプレート)、錫メッキ鋼板。
亜鉛メッキ鋼板、アルミメッキ鋼板、ニッケルメッキ鋼
板、クロムメッキ鋼板や、純アルミ或いはアルミ合金等
の軽金属板が挙げられる。これらの基体に対するクロム
酸化物層の形成は、クロム酸による化学処理或いは化成
処理によシ行われる。
また、電解クロム酸処理のように、金属基体に接する側
に金属クロム層及びその上にクロム酸化物層を形成させ
たものをも使用することができる。
クロム酸化物の厚みは、クロム原子として表わして、l
乃至s o m9/dm2.特に2乃至40rn9/d
m2の範囲にあることが、塗膜の密層性と金属板の加工
性との組合せから望ましい。
ノズルを構成する熱可塑性樹脂としては、低−1中−又
は高−密度ポリエチレン、アイソタクテイッポリプロピ
レン、アイオノマー、結晶性エチレン−プロピレン共重
合体等のオレフィン樹脂;耐衝撃性ポリスチレン、スチ
レン−ブタノエン共重合体、ニトリル−ブタジェン−ス
チレン共重合体等のスチレン系樹脂:ナイロン6%ナイ
ロン66゜ナイロン6/66共重合体、ナイロン10等
のポリアミド樹脂;ポリエチレンテレフタレート、ポリ
ブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート
/インフタレート等の熱可塑性ポリエステル;ポリアク
リレート、ポリメタクリレート、アクリル系各種共重合
体等のアクリル系樹脂:塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデ
ン樹脂、塩素化ポリプロピレン等の塩素含有熱可塑性樹
脂:ポリカー?ネート等を挙げることができるが、前述
した特性を有するものであれば、これに限定されない。
ノズル部材の厚みは0.5乃至5mの範囲内であり得る
接着性1!!膜を形成する熱硬化性樹脂成分としては、
レゾール型及び/又はノ?ラック型フェノール・ホルム
アルデヒド樹脂、ユニア樹脂、メラミン樹脂、エポキシ
樹脂、熱硬化型アクリル樹脂。
熱硬化型ポリエステル樹脂、熱硬化型ポリウレタン樹脂
の1種或いは2種以上の組合せが挙げられる。2種以上
の組合せとは1例えばフェノール−エポキシ、アミノー
エIキシ、アクリル−エポキシ等の混合或いは予備網台
型樹脂を言う。
この塗膜は、ノズル構成樹脂に対して接着性の樹脂分、
例えば熱可塑性或いは熱硬化型の樹脂分を含有する。例
えば、ポリオレフィン樹脂に対しては、酸化ポリエチレ
ンや、酸変性オレフィン樹脂を用いることができ、ポリ
アミドに対してはフェノール樹脂やエポキシ樹脂、ポリ
エステルに対してはエポキシ樹脂や塩化ビニル系樹脂、
塩化ビニル樹脂に対しては塩化ビニル系樹脂やアクリル
系樹脂、アクリル系樹脂に対してはアクリル系樹脂、ス
チレン系樹脂に対してはポリクロロプレン等が使用され
る。
塗料中に含有させる樹脂接着促進成分は、ノズル形成用
樹脂と塗装金属板との引張り剪断強度が8ユ/lI2以
上となるような量で塗料中に含有させるべきであシ、一
方血科中の硬化性樹脂成分の量は、塗膜の線膨張率が前
述した範囲内となるように定められるべきである。尚、
前述した例示から理解されるように、本発明の塗料中の
熱硬化性樹脂成分の1種乃至は全てがノズル形成用樹脂
に対する接着促進成分である場合がある。
1盈1里 本発明のグラスチックノズル接着金属容器を製造するに
は、容器の形態によシ種々の手法をとり得る。
例えば、第1図のタイプの容器では、先ず、無継目カッ
プを形成する必要があり、前述した金属素材を円板等の
形状に打抜き、絞シポンチと絞シダイスとの間で、1段
或いは多段の絞シ加工に付し、所望によシ絞シカ、デな
しごきポンチとしごきダイスとの間で多段のしごき加工
に賦す。これらの絞シ加工やしごき加工の操作や条件は
、それ自体公知のものであシ、それ自体公知の条件で行
うことができる。tた、上部体となる力、デ状成形体の
場合には、・苧ンチングによシ開口を形成する。
加工に付する金属素材の素板厚は容器の最終寸法や素材
のtiI類によっても相違するが、一般KO115乃至
O,SO瓢、特に0.2乃至0.35回の範囲におるの
が望ましく、一方しごき加工を行う場合にはその壁の厚
みは0.05乃至0.20 m、特に0.06乃至0.
17sa++となるようにするのがよい。
接着用の熱硬化性組成物の層は、加工前の金属素材に施
こすこともできるし、またしごき加工等が行われるとき
には、加工後の金属板に施こすこともできる。
前述した熱硬化性組成物を、トルエン、キシレン等の芳
香族炭化水素系溶媒;アセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソツチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン
系溶媒;エタノール、プロパツール、ブタノール等のア
ルコール系溶媒;エチルセロンルプ、ブチルセロソルブ
等のセロソルブ系溶媒;酢酸エチル、酢酸ブチル等のエ
ステル系溶媒等01種又は2種以上に溶解させ、この溶
液を塗料として用いる。
この塗料は、固形分濃度が10乃至70重量%の範囲内
で、塗装に適した粘度で金属素材への塗布に用いられる
。塗装は、ローラ塗布、ブラシ塗布、ドクターコータ、
スプレー塗布、静電塗装。
浸漬塗布等の任意の手段で行うことができる。金属素材
への塗工量は、乾燥基準で0.5乃至30Vn2、特に
1乃至20L侃2の範囲とすることが。
本発明の目的に好都合である。塗装後の金属素材は、熱
風炉、赤外線加熱炉等において、150乃至350cで
5秒乃至30分間焼付けて所望の塗膜とする。
尚、前記熱硬化性樹脂組成物は単一の塗膜として施こす
ことが勿論可能であるが、例えば金属保護の目的で施こ
す通常の缶用塗料を容器全面に施こし、次いでプラスチ
ックノズルが接合される部分に接着用の熱硬化性組成物
を上塗シ層として設けることもできる。
この場合、塗装金属素材に絞シ成形、或いは絞り一再絞
り(深絞シ)成形を行って、力、デ状成形体を製造する
ことbζ望ましいが、未塗装の金属素材に絞シーしごき
加工を行って力、f状底成形体製造し、この力、デ状成
形体に前記熱硬化性組成物の塗料を塗装することも勿論
可能である。
このようにして形成される力、デ状の上部体と下部体と
を接着剤を介して開放端縁部で嵌合し、ビンの形の容器
とする。接着剤としては、コ4リエステル、コポリアミ
ド、酸変性オレフィン樹脂等のホットメルト型接着剤が
有利に使用されるが。
接着剤は、継目の内側或いは外側となる力°ツブ開放端
縁部の外面或いは内面に施こすことができ、また両面に
施こすこともできる。接着剤を施こした力、デに他方の
力、デを嵌合させ、次いで重ね合せ部に存在する接着剤
を溶融させ、必要によシ継目を冷却して継目を形成させ
る。
一方、プラスチックノズルは、前述した熱可塑性樹脂を
射出成形に付することKよ)容易に得られる。このプラ
スチックノズルを上記方法で形成される容器の開口に嵌
合させ、開口周辺の塗装金属板とプラスチックノズルと
の嵌合部を加熱して、該部分のプラスチ、りを溶融させ
、次いで冷却固化させて接着を完了させる。嵌合部の加
熱は、高周波誘導加熱、赤外線加熱、熱風加熱、加熱体
からの伝熱加熱等によることができ、またその冷却は放
冷、空冷、水冷等の任意の操作によることができる。
この場合、高周波誘導加熱を用いると、塗装金属板に接
するプラスチ、り部分のみの加熱が選択的に且つ迅速に
行われるので、特に有利である。
また、接着に際しては、嵌合部の塗装金属板とプラスチ
ックノズルとを、成る程度の加圧下に接着を行わせしめ
ることが、強固な密封的接合を形成させる上で望ましい
。この加圧は外部からの加圧であってもよいし1両者の
寸法的関係によりて生ずる自生圧力であってもよい。例
えば、嵌合部においてプラスチックノズルが塗装金属板
の外方に位置する場合には、金属板の外径をプラスチッ
クノズルの内径よシもやや大きくすることによシ、この
ような自生圧力が発生することが了解されよう。勿論両
者の関係が逆の場合にも、内側となる方の外径を、外側
となる方の内径よシもやや大きい寸法とすればよい。尚
、これらの場合における両者の嵌合は、内側となる方の
部材を冷却して径を縮少させるか、或いは外側となる方
の部材を加熱して径を拡大させることによυ容易に行わ
れる。
プラスチックノズルの容器開口部への嵌合及び接着は、
容器組立前の塗装金属板の開口に対して行い、次いで最
終容器への組立を行ってもよいし、また容器組立後の金
属板゛開口へ行ってもよい。
第3図のタイプの容器では、厚みが0.15乃至0.5
5m、特に0.17乃至0.35mの範囲にある金属板
に対して、前Ka明したのと同様な塗装操作で熱硬化性
組成物の塗膜を設ける。この塗装金属板をプレス成形操
作に付して、缶蓋形状への打抜き、二重巻締用溝の形成
及び開口部の穿孔等の操作を行う。
次いで、射出成形等によシ形成したプラスチ。
クノズルを缶蓋の開口部に嵌合し、前に説明したのと同
様な操作で缶蓋の塗装金属板とプラスチ。
クノズルとの接合を行う。プラスチックノズルを接合し
た缶蓋の溝に、密封用ガスケットの層を施した後、缶胴
フランツとの間に二重巻締を行って。
最終容器とする。
以上説明した方法では、プラスチックノズルと塗装金属
板との接合とを別の工程で別個に行っているが、これら
の操作を単一の工程で同時に行うことも可能である。例
えば、開口を設けた上部体乃至は缶蓋な、射出金整内に
セットし、この開口周囲に設けられたキャビティ内に熱
可塑性樹脂を射出することによシ、プラスチックノズル
の成形と塗装金属板への接着とを同時に行わせることも
できる。
実施例 本発明を次の実施例で説明する。
尚、線膨張率の測定には干渉計およびASTMD696
に規定されているジラトメータを用いた。
〈実施例1〜5、比較例1〜2〉 素材厚0.23−のアルミ板(3004材H19クロメ
ート処理、金属クロム換算で15■/惧2)の内外面に
表1に示した組成から成る塗料をそれぞれ全体の塗膜量
が120呪ろ扁2.50Q/d等2 となるように塗布
、焼付を行った後に250mの径の円板に打抜き、通常
のプレス加工によシ成形を施し、接合部端縁の内径が1
10.6■で中心部に直径30m、高さ20mの注ぎ口
を有する上部体を作製した。
一方、同じ塗装板よ1)250pの径の円板を打抜き、
プレス加工によシ成形を行って接合部端縁の外径が11
0.6mO下部体を作製した。
この下部体の端縁全周にわたりて、その外面側的5.5
 m巾、内面側的1.5圓巾で以下のように接着剤を塗
布した。すなわち、4リ工ステル系接着剤フィルムで膜
厚80μ濯、巾7諺のものを、あらかじめ高周波加熱し
た下部体外面端縁全周にわたり約1.5−はみ出るよう
に貼着し、しかる後、再度端縁な高周波加熱しながらこ
のはみ出し部分をロール忙よシ折〕返して内面1iK貼
着させ端縁が接着剤によ)被覆された下部体を作製した
この様に得られた、上部体と接着剤を塗布した下部体と
を妖合し、嵌合部を高周波加熱して接着剤を溶融した後
冷却固化させて上部体と下部体を嵌合した。
以上のようにして作製した容器本体の注ぎ口部に表1に
示した材料から、射出成型したネジミゾ付きプラスチッ
クノズル(内径25露)を嵌合した後、高周波誘導加熱
装置を用いて、注ぎ口部金属体を誘導加熱し、プラスチ
ックノズルを注ぎ口部に溶融接着させてプラスチックノ
ズル付キ金属製容器を作製した。
これらプラスチックノズル付き金属製容器のノズル接着
部の接着強度を密封トルクの測定で評価する一方で、各
100缶ビールを充填した後、プラスチックノズル部を
密栓し、65℃30分の殺菌を施しプラスチックノズル
接着部からの漏洩の有無を調べた。それぞれの結果を表
2に記しである。
〈実施例6〜9、比較例3〜4〉 金属板として″電解クロム酸処m鋼板(0,22■クロ
メ−)0.12ダ/m2)実施例1〜5比較例1〜2と
同様にして表3に示した組成から成るプライマーを、塗
布、焼付を行って、容器本体を作製した。その容器本体
の注ぎ口部に環球法による軟化点90℃、線膨張率12
X10/℃12)塩化ビニル樹脂から成型したネジミゾ
付きプラスチックノズルを妖合し、高周波誘導加熱装置
を用いて、容器本体、注ぎ口部金属体を誘導加熱しプラ
スチックノズルを注ぎ口部に溶融接着させて、プラスチ
クノズル付き金属製容器を作製した。これらプラスチッ
クノズル付き金属製容器のノズル接着部の接着強度を密
封トルクの測定で評価する一方で。
各100缶ビールを充填し、65℃30分の殺菌を施し
、プラスチックノズル接着部からの漏洩がないことを確
認した後、o−so℃(昇温″$50C71+)のヒー
トサイクルテストを1週間実施した後2kg/cHI2
の耐圧テストを行なりて、リークの有無を調べた。それ
ぞれの結果を表4に記しである。
〈実施例10〜11.比較例5〜6〉 表面処理を施したものと、そうでない鋼板、アルミ板の
4種に実施例1〜5比較例3〜4と同様にして、エポキ
シフェノール系のプライマーを塗布、焼付をし、容器本
体を作製した。その容器本体の注ぎ口部に、ナイロン6
から成型したネジミゾ付き、プラスチックノズルを嵌合
し高周波誘導加熱装置を用いて、容器本体注ぎ口部金属
体を誘導加熱し、プラスチックノズルを注ぎ口部に溶融
接着させて、プラスチックノズル付き金属製容器を作製
した。これらプラスチックノズル付き金属製容器のノズ
ル接着部の接着強度を密封トルクの測定で評価する一方
で、各100缶オレンジジュースをホットハ、りした後
37℃で3ケ月間保存し、プラスチック、ノズル接着部
からの七しの有無を真空度で詞ぺた。塗板/金属板間の
剥離によるモレ缶の数を表5に記しである。
デ  砧   冶 塗   垢 ロ   ロ    ロ ロ    膿 ト    の     El  〜     ψ\ )
I         l(上 目 @   冶 垢   砧  垢   目 垢ロ  
り    ロ  ロ    ロ   ロ    ト  
Cりp        C13へ    ■    −
■・ 〜 ・  ・ 画 ・   ・ $ ・  。
)(1&        ≦ 目  垢 冶   冶  雇 冶 哨    ロ  −     り    4 0蓄  
       ≦         ≦冶  垢   
冶  砧   瀦  屋   @  砧ロ   ロ  
   ロ   ロ     叩    +5    −
   4の    −〇    −Q        
   Oh・ 1 ・   ・ 画 ・   ・ 図 
・   ・蓋       談       ≦
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のノズル付容器の一例を示す断面図であ
シ、 WX2図は第1図の容器における金属製容器の開口部と
プラスチックノズルとの嵌合・接合部を拡大して示す断
面図であシ、 wC3図は本発明のノズル付容器の他の例を示す断面図
であ)、 第4図は本発明のノズル付容器の更に他の例を示す断面
図である。 lは金属製容器本体、2は開口、3は下部体。 4は上部体、5は底部、8は首部、14はプラスチック
ノズル、18は切欠部、19はクロム酸化物層、21は
熱硬化性組成物の薄層を夫々示す。 ′$1図 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金属板で形成され且つ上部に開口を有する容器本
    体と、該容器本体の開口に嵌合され且つ開口周辺部に接
    着されたプラスチックノズルとから成るプラスチックノ
    ズル接着金属容器において、該プラスチックノズルは環
    球法による軟化温度が50乃至300℃の熱可塑性樹脂
    から成り、該開口周辺部の金属板はクロム酸化物層を有
    する表面処理金属板から成り、プラスチックノズルと金
    属板との接合部には、ノズル用熱可塑性樹脂と接着性を
    有する樹脂成分を含有して成る熱硬化性組成物の薄層が
    介在しており、 該熱硬化性組成物の薄層は、表面処理金属板及びノズル
    用熱可塑性樹脂の両者の線膨脹係数の中間の線膨脹係数
    を有するものであることを特徴とするプラスチックノズ
    ル接着金属容器。
JP26644584A 1984-12-19 1984-12-19 プラスチツクノズル接着金属容器 Pending JPS61152546A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06183440A (ja) * 1992-12-22 1994-07-05 Hideaki Hatake 液体容器
JP2016096930A (ja) * 2014-11-19 2016-05-30 マルカ株式会社 湯たんぽ
JP2018034437A (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 日新製鋼株式会社 複合体の製造方法

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