JPS61152524A - 自動結束機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は棒材や管状材などの長尺材を結束するための
装置に関するものである。

従来の技術 棒鋼や鋼管などの結束には、従来、ライン全体の自動化
を図るうえから、自動結束機が用いられている。この種
の結束機は、対象材が長尺材であるために結束線の先端
部を何らかの治具で引張って被結束材の周囲に巻き回す
構造とすることが困難であるから、送り出した結束線を
環状のガイドによって案内することにより、被結束材の
周囲に巻き回す構成が一般的である。すなわち従来の結
束機としては、番線やフープなどの結束線を、正逆回転
させられるフィードホイールの外周に押えＯ−うによっ
て押し付けつつフィードホイールを正回転させて送り出
し、その結束線の先端部を環状のガイドによって被結束
材の周囲にループ状に巻き回すとともに、ガイドの所定
個所に配置したクランパーによって結束線の先端部を固
定し、結束線が更にフィードホイールによ？て送り出さ
れることに伴う弛みを弛み検出器で検出し、かつその出
力信号によりフィードホイール−を逆回転させぅユとに
より結束線を引き戻して被結束材を締め付け、その状態
で結束線を結束ユニットによって結び付けるとともに、
カッタによって切断する構成の装置が知られている。

発明が解決しようとする問題点 上述した従来の結束機は、結束線をフィードホイールに
よって後方から送ってガイドにより被結束材の周囲にル
ープ状に巻き回す構成であるから、結束線の先端部がク
ランパーに到る間に、前記ガイドの途中や、クランパー
の前段に配置されているカッタとガイドの間のギャップ
、ざらには結束線を結び付ける結束ユニット等に突掛る
場合が生じる。このような場合、上記従来の結束機では
、結束線の弛みの発生によってフィードホイールを逆回
転させる構成であるから、クランパーが結束線の先端部
を固定する以前に、上記のような突掛りに伴う結束線の
弛みによってフィードホイールが逆回転を開始してしま
い、その結果結束線の先端部がフィードホイールから抜
は出てしまう事態が生じる。結束線のフィードホイール
に対する導入は、手動によらざるを得ないから、上記の
ような事態が生じた場合には、フィードホイールの逆回
転を停止させて、作業者が手作業によって結束線をフィ
ードホイールに導入し、しかる後再起動をさせており、
ラインの自動化が阻害されるのみならず、自動結束機を
設置した目的が没却される問題があった。また従来の装
置には、結束線の先端部をクランパーが固定する以前に
フィードホイールが逆回転を開始する事態を有効に防止
する手段が設けられていないため、結束成功率が大幅に
低下し、またそのような事態が多発する都度結束機を一
旦停止させなければならないので、稼働率が悪い問題が
あった。

この発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、結束線
のフィードホイールからの抜は出しを効果的に防止し、
結束成功率を従来になく向上させることのできる自動結
束機を提供することを目的とするものである。

問題点を解決するための手段 この発明は、上記の目的を達成するために、結束機の有
無を検出する監視センサを、弛み検出器と結束線を被結
束材の周囲にループ状に案内するガイドとの間に配置す
るとともに１、結束−を検出しないことに伴う監視セン
サの出力信号に基づいてフィードホイールを正目・転さ
せる手段を設けたことを特徴とするものである。

作　　　用 すなわちこの発明においては、結束線が正常に送られて
その先端部がクランパーに到達し、固定された状態では
、フィードホイールが逆回転した場合に結束線に張力が
かかつて被結束材を締め付け、かつ結束ユニットが動作
して結束線を結び付けるとともに、カッタが結束機を切
断する。その場合、監視センサの位置には、結束線が通
っているから監視センサは動作しない。これに対し、結
束線の先端部がその送り出しの途中でガイド等に突掛り
、クランパーに固定され−ずに弛みが生じた場合、弛み
検出器の出力信号に基づいてフィードホイールが逆回転
を開始する。その場合、結束線の先端部が固定されてい
ないから、結束線が引き戻されてしまう。その結果、結
束機が監視センサの位置から後方に抜は出ると、監視セ
ンサが信号を出力し、その出力信号に基づいて°フィー
ドホイールが正回転し、結束線が再度環状のガイドおよ
びクランパーに向けて送り出される。このような動作は
、結束線の送り出しの途中での突掛りが生じなくなるま
で繰返し行なわれ、したがって装置に特別な異常がない
限りｆ＆終的には結束線の先端部がクランパーに到達し
て固定され、適正な結束が行なわれる。　　　　　、 実施例 つぎにこの発明の実施例を添付の図面を参照して説明す
る。

第１図はこの発明の一実施例を示す略解図であって、フ
ィードホイール１は制御器２の指令信号により矢印Ａで
示す正回転および矢印Ｂで示す逆回転を適宜に行なうよ
う構成されており、そのフィードホイール１の外周側に
は、その正回転方向に沿って、導入ガイド３、押えロー
５４、弛み検出器Ｍ５、監視センサ６および直線ガイド
７が順次装置されている。

導入ガイド３は、所定の位置に配置した収容部８からガ
イドローラ９を経て繰り出された番線やフープからなる
結束！１１０をフィードホイール１の外周面に導くよう
構成されている。また押えローラ４は、結束［１１０を
フィードホイール１の外周面に押し付けることにより、
フィードホイール１の正逆回転による結束線１０の送り
出しおよび引き戻しを確実ならしめるものであって、エ
アーシリンダ等のアクチュエータ１１によりフィードホ
イール１に対しその半径方向に向けて押圧されている。

弛み検出装置５は、結束作業開始後、その終了信号が出
力されるまでの間に、結束！！１０に弛みが生じた場合
にその弛みを検出して信号を出力するものであって、第
２図に示すように、結束線１０に接したワイヤー溝のあ
るガイド１２を、所定の固定部１３に回動自在に取付け
たレバー１４の先端部に設け、かつガイド１２がフィー
ドホイール１から離れる方向に圧縮スプリング１５によ
りてレバー１４に力を加え、ざらにレバー１４が圧縮ス
プリング１５によって第２図の反時計方向に回動（結束
１１１０の先端が静止されるとき結束線１０が第２図に
示す如く腰折れを生じレバー１４が回１１１）した際に
レバー１４によってオン動作させられるリミットスイッ
チやプレッシャスイッチ等からなる弛み検出器１６を設
けた構成である。

そして弛み検出器１６が前記Ｉ１ｗＪ器２に接続され、
結束作業開始後に弛み検出！ｓ１６がオン動作して信号
を出力することにより、その出力信号に基づく制御器２
からの指令信号によってフィードホイール１が逆回転す
るようになっている。

さらに監視センサ６は、結束線１０の有無を検出し、フ
ィードホイール１が逆回転している際に結束線１０が無
い場合に制御器２に信号を出力し、フィードホイール１
の逆回転を停止させるとともに、フィードホイール１を
再度正回転させて結束線１０の送り出しを行なうもので
あって、例えばフィードホイール１が逆回転することに
より引き戻される結束線１０の長さを計測することによ
り結束１１１０が引き戻されてしまったことを検出する
タイプのもの、あるいは結束線１０の先端部が接触する
ことにより動作するタイプのものなどを使用することが
できる。

またさらに直線ガイド７はフィードホイール１によって
送り出された結束１１０を後述する環状ガイド１７に導
くものであって、例えばフィードホイール１の接線方向
に向けて配置した筒状部材によって構成されている。

他方、圧延完了後の棒鋼などの被結束材１８は、受台１
９上に多数本積み重ねられており、その被結束材１８を
囲うよう環状ガイド１７が配置されている。ｆｆｉ状ガ
イガイド１フ束線１０を被結束材１８の周囲にループ状
に案内するためのものであって、例えばコ字状断面の部
材を内周側に開口するように、かつ一部切り欠いたほぼ
環状をなすように成形した構成であり、その切り欠いた
部分に、結束線１０同士を結び付ける結束ユニット２０
と結束１ａ１０を切断するカッタ２１とが配置され、ざ
らに環状ガイド１７のうち前記直線ガイド７の端部とほ
ぼ対向する端部の近傍に、被結束材１８の周囲に環状ガ
イド１７によってループ状に巻き回された結束線１０の
先端部を固定するウランパー２２が設けられている。

つぎに上記のように構成した結束機の作用について説明
する。

所定本数の被結束材１８の圧延の終了あるいは受台１９
上への所定本数の被結束材１８の積み重ねの終了等に伴
う信号に基づいて、フィードホイール１が正回転を開始
し、その外周面に押えロー５４によって押し付けられて
いる結束線１０が、フィードホイール１の正回転によっ
て送り出される。結束１！１０の先端部は、直線ガイド
７によって環状ガイド１７に導き入れられるとともに、
環状ガイド１７によって被結束材１８の周囲にループ状
に案内され、最終的にはクランパー２２によって固定さ
れる。フィードホイール１はその後も正回転をし続ける
ので弛みが生じ、それに伴い弛み検出装置５におけるレ
バー１４が圧縮スプリング１５によって第２図の反時計
方向へ＠動され、その結果レバー１４が弛み検出器１６
をオン動作させる。弛み検出器１６がオン動作すること
に伴う出力信号は制御器２に入力され、それに基づ（制
御１ｌｌｉ！！２の指令信号によってフィードホイール
１が逆回転を開始する。その結果、結束１１０は引き戻
されるが、先端部が固定されているために結束ｆａ１０
はそのループを次第に閉じて被結束材１８を締め付けて
束ね、しかる後結束ユニット２０が動作して結束＄１１
０をその交差部で結び付け、ついでカッタ２１が結束線
１０の結合部よりも元の部分を切断する。以上の一連の
動作によって結束作業の１サイクルが終了する。

ところで、フィードホイール１が正回転することによる
結束線１０の送り出し途中において、結束線１０の先端
部が環状ガイド１７の内面や結束ユニット２０と環状ガ
イド１７との間のギャップ等に突掛ってそれ以上送られ
なくなった場合、フィードホイール１が正回転し続ける
ために結束線１０に弛みが生じ、弛み検出器１６がオン
動作する。その結果、前述した場合と同様に、フィード
ホイール１が逆回転を開始するが、結束線１０の先端部
が固定されていないために、結束ｓ！１０は環状ガイド
１７や直線ガイド７から引き抜かれてしまう。その場合
、結束線１０の先端部が前述した監視センサ６の位置を
通過してしまうと、監視センサ６が結束１１０の不存在
を感翅してＩＩ　Ｉｌｌ器２に対して信号を出力し、そ
れに基づく制Ｗ器２からの指令信号によってフィードホ
イール１が逆回転を停止するとともに、再度正回転を開
始する。

その結果、結束線１０が各ガイド７．１７を経てクラン
パー２２に向けて送り出される。

上述した結束線１０の送り出し、突掛りによる引き戻し
、および再度の送り出しの一連の動作は、突掛りが生じ
る都度繰返し行なわれ、したがって最終的には、結束線
１０の先端部がクランパー２２に到達して固定され、前
述した通常の結束動作が行なわれる。

発明の効果 以上の説明から明らかなようにこの発明の結束機によれ
ば、結束線の先端部を固定しないままフィードホイール
が逆回転した場合、結束線がフィードホイールから完全
に抜は出てしまう以前にフィードホイールの逆回転を停
止し、かつ正回転させることができるから、結束線をフ
ィードホイールに対して導入するなどの手作業が不要と
なるうえに、それに伴う結束機の一時的な停止をなくす
ることができ、したがって結束作業の完全自動化を図る
ことができるとともに、稼働率を向上させることができ
る。またこの発明の結束機では、クランパーが結束線の
先端部を固定するまで繰返し結束線の送り出しと引き戻
しを行なうから、結束成功率をほぼ１００％に高めるこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す略Ｗ回、第２図は弛
み検出装置の略解図である。 １・・・フィードホイール、　２・・・制御器、　５・
・・弛み検出装置、　６・・・監視センサ、　１０・・
・結束線、１６・・・弛み検出器、　１７・・・環状ガ
イド、　１８・・・被結束材、　２０・・・結束ユニッ
ト、　２１・・・カッタ、　２２−・・クランパー。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. フィードホイールを正回転させて送り出した結束線を環
   状のガイドによって被結束材の周囲にループ状に巻き回
   すとともに、前記ガイドの所定個所に配置したクランパ
   ーで結束線の先端部を固定し、かつフィードホイールに
   よって送り出された結束線の弛みを検出する弛み検出器
   の出力信号に基づいてフィードホイールを逆回転させる
   ことにより結束線を引き戻す構成の結束機において、結
   束線の有無を検出する監視センサを、前記弛み検出器と
   ガイドとの間に配置するとともに、監視センサが結束線
   を検出しない場合の出力信号に基づいて前記フィードホ
   イールを正回転させる手段を設けたことを特徴とする自
   動結束機。