JPS61151502A - 偏光板 - Google Patents

偏光板

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JPS61151502A
JPS61151502A JP28174284A JP28174284A JPS61151502A JP S61151502 A JPS61151502 A JP S61151502A JP 28174284 A JP28174284 A JP 28174284A JP 28174284 A JP28174284 A JP 28174284A JP S61151502 A JPS61151502 A JP S61151502A
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JP
Japan
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manufactured
trade name
film
protective film
polarizing plate
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JP28174284A
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JPH0679093B2 (ja
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Shoichi Mitsuuchi
祥一 光内
Kenzo Wada
憲三 和田
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Tsutsunaka Plastic Industry Co Ltd
Original Assignee
Tsutsunaka Plastic Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、電子時計、電子卓上計算器、自動車の計器
表示盤などの液晶表示板として用いられる偏光板に関す
るものである。
従来技術およびその問題点 一般にこの種の偏光板は、ポリビニルアルコールフィル
ムよりなる偏光膜の少なくとも片面にアセチルセルロー
ス(以下、ACと略記する)フィルムよりなる保護膜を
貼着したものであって、従来は、保護膜用ACフィルム
の可塑剤としてトリフェニルホスフェートその他のリン
酸エステル系のものを用いていた。しかしこの種の可塑
剤を用いた場合、得られた偏光板をたとえば自動車の4
器表示盤などの液晶表示板として用いると、偏光板に白
濁、変色、脱色などが生じて偏光性能が著しく低下した
り、また偏光膜から保護膜が剥がれるという問題が生じ
た。
この原因は、明確ではないが、一応つぎのように考えら
れる。すなわち、自動車の計器表示盤などの液晶表示板
は、液晶を封入した密閉ガラス容器に貼着されて使用さ
れるため、高温多湿の厳しい環境に長時間置かれ、その
結果、保護膜中のリン酸エステル系可塑剤が気化し、保
護膜の表面が凹凸面となり白濁する。また上記のような
環境下において吸湿が進行し、ACフィルムが加水分解
をきたして酢酸を発生し、この酢酸が偏光膜に含まれて
いる偏光用染料を変色ないし脱色する。さらにリン酸エ
ステル系可塑剤は、保護膜から接着層や偏光膜へ移行し
やすく、偏光膜への保護膜の接着力が著しく弱まり、ひ
いては剥離が生じる。
この発明は、上記の点に鑑みてなされたちのであって、
保護膜のフィルムとして、ACに特定のポリウレタン樹
脂を配合したポリマーブレンドから形成したフィルムを
用いることにより、高温多湿の厳しい条件下においても
上記のように偏光板の白濁、変色、脱色などが生じたり
、偏光膜と保護膜の剥離をきたすおそれの全くない偏光
板を提供することを目的とする。
問題点の解決手段 この発明による偏光板は、上記の目的達成のために、偏
光膜の少なくとも片面にACフィルムよりなる保護膜を
貼着してなる偏光板において、上記フィルムを、ACと
OH価50以下で分子15000以下のポリエステル系
またはラクトン系ポリウレタン樹脂とのポリマーブレン
ドから形成したことを特徴とする。
偏光膜は合成樹脂フィルムに通常の偏光処理を施したも
ので、たとえばポリビニルアルコールフィルムを偏光用
染料で染色し、ついで染色フィルムを所要倍に延伸する
か、または予め延伸したポリビニルアルコールフィルム
を染色したものである。
ACにポリマーブレンドするポリウレタン樹脂が、ポリ
エステル系またはラクトン系の樹脂に限定される理由は
、これら樹脂以外のもの、たとえばポリエーテル系また
はポリカーボネート系の樹脂の場合、ACとの相溶性が
よくなく、そのため得られたポリマーブレンドが濁りを
生じてフィルムの透明性の低下をまねくためである。ま
たポリウレタン樹脂のOH価が5以下にかつ分子♀が5
000以下に限定される理由は、OH価または分子mが
上記値を越えた場合には、ポリマーブレンドから形成さ
れたフィルムが硬いものとなり、そのためフィルムが機
械的強度の点では問題ないが、表面が平滑にならないた
めに、偏光膜の保護膜として使用できないためである。
ポリエステル系のポリウレタン樹脂の例としては、商品
名デスモパン385(バイエル社製)、商品名テキシン
480A(モーベイケミカル社製)、商品名テキシン9
85A(モーベルケミカル社製)、商品名パンデックス
T−5265(大日本インキ化学工業社製)、商品名パ
ンデックスT−5880(大日本インキ化学工業社製)
、商品名エラストランE−185FNAT(日本エラス
トラン社製)、商品名パラプレンP−22MRNAT 
(日本ポリウレタン工業社製)、商品名サイアナブレン
A−7(アメリカンサイアナミツド社製)、商品名ブル
ロラン18(バイエル社製)および商品名ログランR8
0(井上エムテーピー社製)が挙げられ、またラクトン
系のポリウレタンの例としては、商品名パンデックスT
−5000(大日本インキ化学工業社製)、商品名レザ
ミンP−4060(大日精化学工業社製)および商品名
ペレセン2102−80A(化成アップジョン社製)が
挙げられる。
これらポリウレタン樹脂は単独で用いてもまた2以上の
組合せで用いてもよい。
ACにポリマーブレンドするポリウレタン樹脂の配合量
は、特に限定されないが、通常AC100重量部に対し
てポリウレタン樹脂5〜30重量部の割合である。
発明の効果 以上の次第で、この発明によれば、フィルムを、ACと
OH価50以下で分子量5000以下のポリエステル系
またはラクトン系ポリウレタン樹脂とのポリマーブレン
ドから形成するので、高温多湿の厳しい条件下において
も白濁、変色、脱色などを生じたり、偏光膜と保護膜の
剥離をきたすおそれが全くない偏光板を得ることができ
る。
実  施  例 つぎに、この発明の具体例を例示し、上記効果を実証す
るために、この発明の実施例を挙げ、さらに比較のため
に従来技術に対応する比較例を挙げる。
実施例1 厚さ75μのポリビニルアルコールフィルムを二色性染
料(商品名「カヤクダイレクトファーストブラックD」
、日本化薬社製)で染色し、染色フィルムを延伸するこ
とにより、20μの偏光膜を形成した。
また酢化度60%のトリアセチルセルロース100重量
部をメチレンクロライド・メタノール(88:12)の
混合溶剤470重量部に溶解した溶液と、商品名デス上
パン358ベレツト(バイエル社製)なるポリエステル
系ポリウレタン樹脂をメチレンクロライドに10重1%
溶解した溶液100重量部とを混合し、混合液をガラス
板上に流して乾燥し、厚さ80μのフィルムを形成した
このフィルムを偏光膜の保護膜として偏光膜の両面に透
明のアクリル系接着剤で貼着した。
こうして偏光板を作成した。
実施例2および3 ポリウレタン樹脂として実施例1で用いた樹脂の代わり
に、商品名パンデックスT−5265ベレット(大日本
インキ化学工業社製)および商品名パンデックスT−5
000ベレット(大日本インキ化学工業社製)なる2種
の樹脂をそれぞれ用いる点を除いて、実施例1と同じ操
作を繰返し、それぞれ偏光板を作成した。
比較例1〜3 ポリウレタン樹脂として実施例1で用いた樹脂の代わり
に、商品名デスモフエン1100(バイエル社製)なる
樹脂と商品名日ポリし−75(日本ポリエステル社製)
なる樹脂の混合物をそれぞれ硬化させついで粉砕した粉
末、商品名パンデックスT−6OH5ベレット(大日本
インキ化学工業社製)および可塑剤トリフェニルホスフ
ェートをそれぞれ用いる点を除いて、実施例1と同じ操
作を繰返し、それぞれ偏光板を作成した。
偏光板の°耐熱耐湿試験および特性試験実施例1〜3お
よび比較例1〜3で得られた各偏光板をそれぞれ5 c
mx 7 cmのサイズに切断し、得られた切断片をそ
れぞれ5 、5 CmX 8Cmのガラス板の中央部に
アクリル系粘着剤で仮貼着し、ついでこれらを押圧して
各片とガラス板の間の気泡を完全に除去するようにして
各切断片をガラス板に貼着した。こうして形成した試験
片をそれぞれ、温度80℃、湿度95%にセットした恒
温恒湿オーブン内に、互いに重ならないように垂直に配
して支持枠に固定した。こうして試験片を所要時間保持
した後、各片についてそれぞれ(A)偏光板の変色、(
B)偏光膜と保護膜の接着性、(C)可塑剤の損失によ
る重量変化、(D)透過率および(E)偏光度を測定し
た。測定結果を下記表に示す。
(以下余白) 表中、(A)偏光板の変色の評価は、色差計(商品名「
カラーコンピュータ」、スガ試験機社製)で測定した色
差変化へEの値(NBS単位)が2以下である場合にQ
印、2〜5の範囲である場合にΔ印、および5以上であ
る場合にX印をそれぞれ付すことにより行なった。
また、(B)偏光膜と保護膜の接着性の評価は、肉眼に
より観察を行ない、膜の浮き上がり部分が周辺1 mm
以下である場合にO印、1〜3IIllllの範囲であ
る場合にΔ印、および3m@以上である場合にX印をそ
れぞれ付すことにより行なった。
また、(C)可塑剤の損失による重量変化の評価は、精
密天秤により偏光板の重量を測定し、原片の測定値との
重量変化が5mg以下である場合に○印、5〜2011
1(lの範囲である場合にΔ印、および20nzの範囲
以上である場合にX印をそれぞれ付すことにより行なっ
た。
また、(D)透過率および(E)偏光度の評価は、上記
色差計を用いて常法により透過率および偏光度を測定し
、原片の測定値(43%)との差が±2%以内である場
合にO印、±2%と±5%の間である場合にΔ印、およ
び±5%を超える場合にX印を付すことにより行なった
上記表から明らかなように、実施例で得られた偏光板は
いずれも耐熱耐湿性にすぐれ、透過率および偏光度が低
下することがないものである。
以上

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)偏光膜の少なくとも片面にアセチルセルロース・
    フィルムよりなる保護膜を貼着してなる偏光板において
    、上記フィルムを、アセチルセルロースとOH価50以
    下で分子量5000以下のポリエステル系またはラクト
    ン系ポリウレタン樹脂とのポリマーブレンドから形成し
    たことを特徴とする偏光板。
  2. (2)ポリウレタン樹脂が、商品名デスモパン385(
    バイエル社製)、商品名テキシン480A(モーベイケ
    ミカル社製)、商品名テキシン985A(モーベルケミ
    カル社製)、商品名パンデックスT−5265(大日本
    インキ化学工業社製)、商品名パンデックスT−500
    0(大日本インキ化学工業社製)、商品名パンデックス
    T−5880(大日本インキ化学工業社製)、商品名エ
    ラストランE−185FNAT(日本エラストラン社製
    )、商品名パラプレンP−22MRNAT(日本ポリウ
    レタン工業社製)、商品名レザミンP−4060(大日
    精化学工業社製)、商品名ペレセン2102−80A(
    化成アップジョン社製)、商品名サイアナブレンA−7
    (アメリカンサイアナミッド社製)、商品名ブルロラン
    18(バイエル社製)および商品名ログランR80(井
    上エムテーピー社製)よりなる群から選ばれた樹脂であ
    る特許請求の範囲第1項記載の偏光板。
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