JPS6115109B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6115109B2
JPS6115109B2 JP9140677A JP9140677A JPS6115109B2 JP S6115109 B2 JPS6115109 B2 JP S6115109B2 JP 9140677 A JP9140677 A JP 9140677A JP 9140677 A JP9140677 A JP 9140677A JP S6115109 B2 JPS6115109 B2 JP S6115109B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
parts
adhesive
water
cement
Prior art date
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Expired
Application number
JP9140677A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5426829A (en
Inventor
Hiroyuki Iwakura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokuyama Corp
Original Assignee
Tokuyama Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokuyama Corp filed Critical Tokuyama Corp
Priority to JP9140677A priority Critical patent/JPS5426829A/ja
Publication of JPS5426829A publication Critical patent/JPS5426829A/ja
Publication of JPS6115109B2 publication Critical patent/JPS6115109B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は接着剤組成物に関する。詳しくはセメ
ントまたはセメントおよび骨材の混合物と水分散
性エマルジヨン、オキシカルボン酸および/また
はオキシカルボン酸のアルカリ金属またはアンモ
ニウム塩および水を混合してなる接着剤組成物に
関する。 建築用部材としてコンクリート二次製品は多方
面に使用され、就中、コンクリートブロツクは建
築分野、土木分野に広く使用されている。 従来、コンクリートブロツクの積層施工時に
は、ブロツク相互間の接着目地材として、一般に
は、セメントに対し、砂を重量比で1:2ないし
1:3に配合、水で混練したモルタルが使用され
ておりその施工時の目地厚さは10mmが基準とされ
ている。 しかし、ブロツク接着用モルタルは接着強度が
低くまたブロツク接着面に目地厚さ10mmになるよ
うにモルタルを盛り上げる施工法は積層作業の能
率を著しく悪くし、且つ多量のモルタル材料を必
要とする欠点がある。特にブロツク縦目地の接着
には高度な技術が要求され、接着が不完全な場合
には漏水、剥離等の原因となるばかりでなく、あ
る程度の強度が出るまで、次の積層ができない欠
点があつた。 このため、特別な場合には二液性エポキシ樹脂
系接着剤が使用されてはいるが、接着剤調合後の
ポツトライフ(可時間)が20〜30分と短かく作業
能率が著しく悪く、多数個のブロツクの積層施工
作業には不適当である。その上接着剤も高価であ
り、汎用的でない。更にブロツク接着面がぬれて
いる場合には接着効果は発揮されない欠点があ
る。 このような背景のもとに短期接着強度発現性が
高く、ポツトライフが作業工程から見て充分に長
く一般には1〜3日以上とすることができ、作業
性も良く且つ安価なコンクリートブロツク用接着
剤が要望されていた。 本発明者は、このような要請から鋭意研究した
結果、本発明を完成するに至つたものである。即
ち、 本発明は、セメント100重量部に対し、樹脂分
20〜70重量%である水分散性エマルジオン5〜
100重量部、オキシカルボン酸または/およびオ
キシカルボン酸のアルカリ金属またはアンモニウ
ム塩0.05〜5重量部および水5〜50重量部を混合
してなる接着剤組成物である。 本発明で用いるセメントは、一般には通常のポ
ルトランドセメント、混合セメント、アルミナセ
メント等の水硬性セメントを用いればよい。 本発明で用いるエマルジヨンは水分散性エマル
ジヨンでありセメントと混合してアルカリ性下で
安定なものが望ましく、その他造膜温度が常温以
下で膜の抗張力が高いエマルジヨンが良好に使用
される。 一般的には公知の水分散性エマルジヨン例えば
天然ゴムラテツクス、合成ゴムラテツクス、アク
リル酸エステルエマルジヨン、アクリル酸エステ
ル共重合体エマルジヨン、酢酸ビニールエマルジ
ヨン、エチレン酢酸ビニル共重合体エマルジヨン
等弾性を有する有機高分子体が良好に使用され
る。 また、水分散性エマルジヨンは、20〜70重量%
の上記に例示したような樹脂分を含むことが必要
である。樹脂分が20重量%未満の場合は、接着強
度が充分でなく逆に70重量%を越える場合は、水
分散性エマルジヨンの粘度が高く、樹脂分のセメ
ント中への分散性が悪くなるばかりでなく、作業
性も低下する傾向がみられる。 樹脂分は予め分散されているものがよい。樹脂
分を水分散性エマルジヨンとしないで、セメント
に混合する際に、樹脂分のみを混合すると、セメ
ント中に均一に混合することが困難で接着剤とし
ての強度が平均して出ない場合があり好ましくな
い。 一般市販されている水分散性エマルジヨン中に
は、乳化剤、安定剤等が混入している場合が多い
が、これらの成分は、一般には、接着強度の発現
には、むしろ好ましい結果を与えるので、これら
の成分を一部に含有することは何ら差支えない。 また、本発明で用いるオキシカルボン酸およ
び/またはオキシカルボン酸のアルカリ金属また
はアンモニウム塩としては、その種類は特に限定
されない。しかし、一般には、オキシカルボン酸
としては、樹脂族オキシカルボン酸が好ましく、
その他、クエン酸または酒石酸が良好に使用され
る。オキシカルボン酸のアルカリ金属塩として
は、ナトリウム塩、カリウム塩が良好に使用され
る。本発明においては、これらの一種または二種
以上を混合する。 これら、オキシカルボン酸および/またはオキ
シカルボン酸のアルカリ金属またはアンモニウム
塩は、接着剤のポツトライフを延長する作用を有
する。即ち、単に、セメントとエマルジヨンまた
はセメント、エマルジヨンおよび水を混練し、接
着剤を調整する場合には、セメントは直ちに水和
反応を開始し、凝固、更には硬化を起し、粘度の
増加、接着強度の低下等接着剤として必須な性状
が著しく短時間に変化し、更には使用不能とな
り、排棄せねばならなくなる。然るに、オキシカ
ルボン酸等を配合した場合は、セメント粒子表面
のカルシウムとキレートを生成し、セメント粒子
の水和反応が抑制され、セメントと混練し調製し
て得られる着剤のポツトライフを、安定に、接着
剤の性状を損うことなく延長できる。 また、本発明において混合する水は、接着剤を
高粘度のクリーム状とすると共に、水分散性エマ
ルジヨン中に含まれる水とは異なり、該水分散性
エマルジヨンの有する粘度を調整しうる特徴をも
ち、また接着剤塗布時の吸水性の相異に対応して
作業性を向上させることができる。 これら四者の混合割合は、セメント100重量部
に対し、水分散性エマルジヨン5〜100重量部、
オキシカルボン酸等0.05〜5重量部および水5〜
50重量部が適当であり、良好な結果が得られる。 水分散性エマルジヨンの混合量が上記範囲より
少ない場合は、接着効果が充分でなく、逆に多い
場合は、その割に接着効果の向上はみられず、ま
た、ポツトライフの調整が困難になる場合も生ず
る。 オキシカルボン酸等の混合量が上記範囲より少
ない場合は、ポツトライフの調整が不良であり、
逆に多い場合は、ポツトライフが過度に長くな
り、作業上の低下およびコスト上下利になるなど
好ましくない。 水の混合量が上記範囲の外になると適当なクリ
ーム状が得られず、作業性が悪くなるなどの傾向
がみられる。 また、エマルジヨンの性質によつては、エマル
ジヨンとオキシカルボン酸の混合時にエマルジヨ
ン中の樹脂分が凝固する場合にはアンモニア水、
または水酸化ナトリウム等のアルカリによりあら
かじめエマルジヨンをアルカリ性下に保ち混合す
るのが有効である。 本発明は、更に骨材を混合した接着剤組成物を
も提供する。即ち本発明は、セメント100重量部
に対し、骨材10〜300重量部からなる混合物100重
量部に対し、樹脂分が20〜70重量%である水分散
性エマルジヨン5〜100重量部、オキシカルボン
酸または/およびオキシカルボン酸のアルカリ金
属またはアンモニウム塩0.05〜5重量部および水
5〜50重量部を混合してなる接着剤組成物も提供
する。 骨材を混合することにより、強度が向上すると
共に接着目地厚さの調整が容易となる。 この場合、骨材の混合割合は、接着目的および
接着目地厚さ等により、適宣定めればよいが、一
般的には、上記の如く、セメント100重量部に対
して、骨材10〜300重量部好ましくは、50〜200重
量部混合すると良好である。骨材の種類として
は、細骨材が好ましく従来、一般に、コンクリー
ト或はモルタルに用いられている天然骨材および
人工骨材が使用できる。 本発明の組成物よりなる接着剤は、それを用い
てコンクリートブロツクを積層接着施工する場
合、接着剤のポツトライフが所望の時間範囲で
き、作業中における接着剤の粘度は安定してお
り、作業性が良好である。 更に、接着強度が従来のモルタルに比較して、
著しく高いことから接着目地厚さを1〜2m/m
と薄層接着が可能で、ブロツクの高層積み施工の
工期が短縮でき、かつ、仕上りが良好である。 従つて、作業能率が著しく向上すると共にモル
タル目地に比較し、1/5〜1/10の材料で施工がで
きるため、大幅な省力化が可能となる。このよう
に、作業性、工期の短縮、省力化および得られた
施行物の強度など諸々の点で優れた結果が得られ
るのが特徴である。 本発明の組成物よりなる接着剤は、コンクリー
トブロツクの接着剤に有効である以外に、一般の
コンクリート二次製品の接着その他レンガ、タイ
ル等の接着目地剤としても、更には、コンクリー
トの打継ぎにも有効に使用できる。 以下実施例及び用途例を挙挙げる。 実施例 1〜13 第1表に示す配合によつて調合した接着剤を用
いて2cm×2cm×8cmの1:2標準モルタル試験
体二本を十字に接着し各材令での接着引張り強度
を東洋ボールドウイン社製引張り試験機で、引張
り速度2mm/minで測定し、破壊荷重を接着面積
で除して引張り強度を求めた。 結果を第2表に示す。実施例で使用したセメン
トは徳山曹達(株)製普通ポルトランドセメント
であり、骨材は豊浦標準砂を使用した。 エマルジヨンは中央理化(株)社製ネオアクロ
ン及びアースボンドと日本ゼオン社製SBRラテツ
クスHycar206を用いた。
【表】
【表】
【表】 実施例14 実施例8の調合した接着剤について接着後の接
着強度の経時変化を測定した結果を第3表に示
す。測定条件は実施例8と同一である。
【表】 実施例15 実施例9と同様にしてエマルジヨン量の効果に
ついて検討した。用いたエマルジヨンはアクリル
酸エステル系(ネオアクロンNo.5)エマルジヨン
で固相量は45重量%である。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 セメント100重量部に対し樹脂分が20〜70重
    量%である水分散性エマルジヨン5〜100重量
    部、オキシカルボン酸または/およびオキシカル
    ボン酸のアルカリ金属またはアンモニウム塩0.05
    〜5重量部および水5〜50重量部を混合してなる
    接着剤組成物。 2 セメント100重量部に対し骨材10〜300重量部
    からなる混合物100重量部に対し樹脂分20〜70重
    量%である水分散性エマルジヨン5〜100重量
    部、オキシカルボン酸または/およびオキシカル
    ボン酸のアルカリ金属またはアンモニウム塩0.05
    〜5重量部および水5〜50重量部を混合してなる
    接着剤組成物。
JP9140677A 1977-08-01 1977-08-01 Adhesive composition Granted JPS5426829A (en)

Priority Applications (1)

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JP9140677A JPS5426829A (en) 1977-08-01 1977-08-01 Adhesive composition

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JP9140677A JPS5426829A (en) 1977-08-01 1977-08-01 Adhesive composition

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JPS5426829A JPS5426829A (en) 1979-02-28
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JPS5426829A (en) 1979-02-28

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