JPS61151063A - 回路基板材料 - Google Patents
回路基板材料Info
- Publication number
- JPS61151063A JPS61151063A JP59271011A JP27101184A JPS61151063A JP S61151063 A JPS61151063 A JP S61151063A JP 59271011 A JP59271011 A JP 59271011A JP 27101184 A JP27101184 A JP 27101184A JP S61151063 A JPS61151063 A JP S61151063A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- psz
- thermal expansion
- gallium arsenide
- temperature
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/02—Details
- H05K1/03—Use of materials for the substrate
- H05K1/0306—Inorganic insulating substrates, e.g. ceramic, glass
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
技術分野
本発明は回路基板材料、特に低温度で動作するひ化ガリ
ウム素子を搭載するのに適する回路基板材料に関する。
ウム素子を搭載するのに適する回路基板材料に関する。
従来技術
ひ化ガリウムを常温の293Kから動作温度の77Kま
で冷却したときの熱膨張はおよそ−1,OX 10−3
の値を示す。ここでいう熱膨張とは、測定温度における
長さと基準温度(293K)における長さの差対293
Kにおける長さの比であって基準温度における長さより
も収縮する場合は負の値である。ひ化ガリウム素子を搭
載する回路基板材料は常温から動作温度まで冷却する過
程および動作温度において、熱膨張がほぼひ化ガリウム
と一致することが望ましいが、このような熱膨張の特性
を有し、しかも低融点の銅導体を損傷しない温度で同時
に焼成可能な回路基板材料は従来知られていない。
で冷却したときの熱膨張はおよそ−1,OX 10−3
の値を示す。ここでいう熱膨張とは、測定温度における
長さと基準温度(293K)における長さの差対293
Kにおける長さの比であって基準温度における長さより
も収縮する場合は負の値である。ひ化ガリウム素子を搭
載する回路基板材料は常温から動作温度まで冷却する過
程および動作温度において、熱膨張がほぼひ化ガリウム
と一致することが望ましいが、このような熱膨張の特性
を有し、しかも低融点の銅導体を損傷しない温度で同時
に焼成可能な回路基板材料は従来知られていない。
問題点
熱膨張がひ化ガリウム(GaAs)に近い材料としては
、常温の293Kから77Kに冷却したときの熱膨張が
ほぼ−1,OX 10−”の値を示す部分安定化ジルコ
ニアがある。部分安定化ジルコニアとは、単斜晶形ジル
コニアに安定化物質を加え正方晶形ジルコニアまたは立
方晶形ジルコニアを含存させて、温度変化に対する構造
の安定化がなされたものであり、一般にPSZと略称す
る。しかし、ジルコニアは融点が約2700℃であって
、これのみでは低融点の銅等の金属材料と同時に焼成で
きる基板材料を形成することができない。他方、ほうけ
い酸ガラスは293Kから77Kに冷却したときの熱膨
張がその種類によって、−5Xl0−’〜−8X10−
’程度でありひ化ガリウムにかなり近い値を有するもの
があるので、マトリックスとして使用することが・可能
である。このようなほうけい酸ガラスをマトリックスと
し部分安定化ジルコニアを混合して、293に〜77K
においてひ化ガリウムに近い熱膨張を存するガラス−セ
ラミック複合材料を得ることが解決すべき問題点である
。
、常温の293Kから77Kに冷却したときの熱膨張が
ほぼ−1,OX 10−”の値を示す部分安定化ジルコ
ニアがある。部分安定化ジルコニアとは、単斜晶形ジル
コニアに安定化物質を加え正方晶形ジルコニアまたは立
方晶形ジルコニアを含存させて、温度変化に対する構造
の安定化がなされたものであり、一般にPSZと略称す
る。しかし、ジルコニアは融点が約2700℃であって
、これのみでは低融点の銅等の金属材料と同時に焼成で
きる基板材料を形成することができない。他方、ほうけ
い酸ガラスは293Kから77Kに冷却したときの熱膨
張がその種類によって、−5Xl0−’〜−8X10−
’程度でありひ化ガリウムにかなり近い値を有するもの
があるので、マトリックスとして使用することが・可能
である。このようなほうけい酸ガラスをマトリックスと
し部分安定化ジルコニアを混合して、293に〜77K
においてひ化ガリウムに近い熱膨張を存するガラス−セ
ラミック複合材料を得ることが解決すべき問題点である
。
解決手段
上記問題点はほうけい酸ガラス粉末20〜40重量%と
部分安定化ジルコニア粉末60〜80重量%との混合物
を主原料とする成形体を作製し、500〜700℃で仮
焼成した後、950°Cより低い温度で本焼成したこと
を特徴とする回路基板材料によって解決することができ
る。
部分安定化ジルコニア粉末60〜80重量%との混合物
を主原料とする成形体を作製し、500〜700℃で仮
焼成した後、950°Cより低い温度で本焼成したこと
を特徴とする回路基板材料によって解決することができ
る。
実施例および比較例
ほうけい酸ガラス(コーニング社、商品番号7052、
平均粒度325メソシユ以下)と部分安定化ジルコニア
(PSZ) (第−稀元素工業に、に、、商品名FS
D、平均粒度325メツシュ以下)の粉末50重量%と
ポリビニルブチラールを主成分とした有機バインダ11
重量%とメチルエチルケトンを主成分とした溶剤39重
量%とを共に48時間ボールミ・リングしてスラリーと
した。このときPSZ含量はガラス、セラミック材料の
全量に対して60゜70 、80重量%とした。スラリ
ーを脱泡し粘度調整した後、ドクターブレード法により
テープ成形し、このグリーンシート10枚を130°C
、32MPaで加圧・積層し、600°Cで2時間仮焼
成後、2時間本焼成して試料を作製した。このとき本焼
成の温度は850℃〜1050℃の範囲で変化させた。
平均粒度325メソシユ以下)と部分安定化ジルコニア
(PSZ) (第−稀元素工業に、に、、商品名FS
D、平均粒度325メツシュ以下)の粉末50重量%と
ポリビニルブチラールを主成分とした有機バインダ11
重量%とメチルエチルケトンを主成分とした溶剤39重
量%とを共に48時間ボールミ・リングしてスラリーと
した。このときPSZ含量はガラス、セラミック材料の
全量に対して60゜70 、80重量%とした。スラリ
ーを脱泡し粘度調整した後、ドクターブレード法により
テープ成形し、このグリーンシート10枚を130°C
、32MPaで加圧・積層し、600°Cで2時間仮焼
成後、2時間本焼成して試料を作製した。このとき本焼
成の温度は850℃〜1050℃の範囲で変化させた。
得られた試料について293に〜77に間の熱膨張の測
定およびX線回折の測定を行った。
定およびX線回折の測定を行った。
第1表はX線回折の結果を示し、psz含量と焼成温度
とによって、結晶がPSZからジルコン(ZrOz・S
iO□)に変ることを知ることができる。
とによって、結晶がPSZからジルコン(ZrOz・S
iO□)に変ることを知ることができる。
すなわち、PSZ含量が60〜80重量%の範囲におい
て、焼成温度が950℃以上でジルコン結晶が生成する
。
て、焼成温度が950℃以上でジルコン結晶が生成する
。
第1表/X線回折結果
A:PSZ結晶
B:ジルコン(Zr(h H5in2)結晶第1〜7図
はガラス−セラミックの試料のPSZ含量と焼成温度と
によって、熱膨張が変る状況をひ化ガリウムの熱膨張と
対比して示し、これらより以下のことがわかる。
はガラス−セラミックの試料のPSZ含量と焼成温度と
によって、熱膨張が変る状況をひ化ガリウムの熱膨張と
対比して示し、これらより以下のことがわかる。
(11PSZ含量が多いほど熱膨張の絶対値が大きくな
り、ひ化ガリウムのそれに近づく。
り、ひ化ガリウムのそれに近づく。
(2)焼成温度が950°C以上となると、熱膨張の絶
対値が小さくなり、ひ化ガリウムのそれとの差が大きく
なる。
対値が小さくなり、ひ化ガリウムのそれとの差が大きく
なる。
特に第1および2図より明らかなように、(31PSZ
含量60〜80重量%において、焼成温度850℃、9
00℃のときに、常温の293Kから、200K 。
含量60〜80重量%において、焼成温度850℃、9
00℃のときに、常温の293Kから、200K 。
150におよび77Kに冷却したときの各熱膨張はひ化
ガリウムのそれと極めて近い。
ガリウムのそれと極めて近い。
また第1表のX線回折の結果によると、焼成温度950
℃以上ではジルコン(ZrOz・5iOz)が生成し、
これは熱膨張の絶対値が小さいので上記(2)項の原因
になると考えられる。
℃以上ではジルコン(ZrOz・5iOz)が生成し、
これは熱膨張の絶対値が小さいので上記(2)項の原因
になると考えられる。
なお、焼成後の基板は熱膨張以外の特性として、いずれ
も抗折強度70MPa以上、比誘電率12以下であり、
回路基板材料として充分な値を示した。
も抗折強度70MPa以上、比誘電率12以下であり、
回路基板材料として充分な値を示した。
発明の効果
本発明の回路基板材料は、常温からひ化ガリウムの動作
温度まで冷却する過程において、熱膨張がひ化ガリウム
の熱膨張との差が小さいので、ひ化ガリウム素子搭載用
の基板とすることができ、しかも焼成温度が950℃よ
り低いので、融点が低くかつ電気抵抗率が低い銅または
金等の金属を多層配線することが可能な利点を有する。
温度まで冷却する過程において、熱膨張がひ化ガリウム
の熱膨張との差が小さいので、ひ化ガリウム素子搭載用
の基板とすることができ、しかも焼成温度が950℃よ
り低いので、融点が低くかつ電気抵抗率が低い銅または
金等の金属を多層配線することが可能な利点を有する。
さらに本発明の回路基板材料は、第8図に示すようにフ
リップチップ実装した多層配線基板として、ひ化ガリウ
ム素子の高速性を十分に活用することができる。
リップチップ実装した多層配線基板として、ひ化ガリウ
ム素子の高速性を十分に活用することができる。
第1図は850℃焼成のPSZ−ほうけい酸ガラス系ガ
ラスーセラミックPSZ含量と熱膨張との関係を示すグ
ラフであり、 第2図は900°C焼成のPSZ−ほうけい酸ガラス系
ガラスーセラミックのPSZ含量と熱膨張との関係を示
すグラフであり、 第3図は950°C焼成のPSZ−ほうけい酸ガラス系
ガラスーセラミックのPSZ含量と熱膨張との関係を示
すグラフであり、 第4図は1050℃焼成のPSZ−ほうけい酸ガラス系
ガラスーセラミックのPSz含量と熱膨張との関係を示
すグラフであり、 第5図はpsz含量60重量%のpsz−ほうけい酸ガ
ラス系ガラスーセラミックの焼成温度と熱膨張との関係
を示すグラフであり、 第6図はpsz含量70重量%のpsz−ほうけい酸ガ
ラス系ガラスーセラミックの焼成温度と熱膨張との関係
を示すグラフであり、 第7図はpsz含量80重量%のpsz−ほうけい酸ガ
ラス系ガラスーセラミックの焼成温度と熱膨張との関係
を示すグラフであり、 第8図はフリップチップ実装と多層配線回路基板の略断
面図である。 1・・・回路基板、 2・・・ひ化ガリウム素子、3・
・・配線材料、 4・・・はんだ。
ラスーセラミックPSZ含量と熱膨張との関係を示すグ
ラフであり、 第2図は900°C焼成のPSZ−ほうけい酸ガラス系
ガラスーセラミックのPSZ含量と熱膨張との関係を示
すグラフであり、 第3図は950°C焼成のPSZ−ほうけい酸ガラス系
ガラスーセラミックのPSZ含量と熱膨張との関係を示
すグラフであり、 第4図は1050℃焼成のPSZ−ほうけい酸ガラス系
ガラスーセラミックのPSz含量と熱膨張との関係を示
すグラフであり、 第5図はpsz含量60重量%のpsz−ほうけい酸ガ
ラス系ガラスーセラミックの焼成温度と熱膨張との関係
を示すグラフであり、 第6図はpsz含量70重量%のpsz−ほうけい酸ガ
ラス系ガラスーセラミックの焼成温度と熱膨張との関係
を示すグラフであり、 第7図はpsz含量80重量%のpsz−ほうけい酸ガ
ラス系ガラスーセラミックの焼成温度と熱膨張との関係
を示すグラフであり、 第8図はフリップチップ実装と多層配線回路基板の略断
面図である。 1・・・回路基板、 2・・・ひ化ガリウム素子、3・
・・配線材料、 4・・・はんだ。
Claims (1)
- 1、ほうけい酸ガラス粉末20〜40重量%と部分安定
化ジルコニア粉末60〜80重量%との混合物を主原料
とする成形体を作製し、500〜700℃で仮焼成した
後、950℃より低い温度で本焼成したことを特徴とす
る、回路基板材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59271011A JPS61151063A (ja) | 1984-12-24 | 1984-12-24 | 回路基板材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59271011A JPS61151063A (ja) | 1984-12-24 | 1984-12-24 | 回路基板材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61151063A true JPS61151063A (ja) | 1986-07-09 |
Family
ID=17494165
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59271011A Pending JPS61151063A (ja) | 1984-12-24 | 1984-12-24 | 回路基板材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61151063A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4120055A1 (de) * | 1990-06-20 | 1992-01-09 | Toyota Motor Co Ltd | Turboladersystem in reihenanordnung fuer eine brennkraftmaschine |
US5275889A (en) * | 1990-09-20 | 1994-01-04 | Fujitsu Limited | Multi-layer wiring board |
JPH06211571A (ja) * | 1993-01-20 | 1994-08-02 | Nec Corp | 低温焼結性無機組成物 |
-
1984
- 1984-12-24 JP JP59271011A patent/JPS61151063A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4120055A1 (de) * | 1990-06-20 | 1992-01-09 | Toyota Motor Co Ltd | Turboladersystem in reihenanordnung fuer eine brennkraftmaschine |
US5275889A (en) * | 1990-09-20 | 1994-01-04 | Fujitsu Limited | Multi-layer wiring board |
JPH06211571A (ja) * | 1993-01-20 | 1994-08-02 | Nec Corp | 低温焼結性無機組成物 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4621066A (en) | Low temperature fired ceramics | |
EP1083600B1 (en) | Multilayered circuit substrate | |
KR19980701655A (ko) | 유전 손실이 낮은 유리 | |
JPH11353939A (ja) | 導電性ペーストおよびセラミック多層基板 | |
CA2050095A1 (en) | Dielectric composition containing cordierite and glass | |
JPH11251723A (ja) | 回路基板 | |
JPS61151063A (ja) | 回路基板材料 | |
US3832192A (en) | Ceramic dielectric porcelains | |
KR20200081774A (ko) | 고주파 소자용 유전체 세라믹스 조성물, 그에 의한 고주파 소자용 세라믹 기판 및 그의 제조방법 | |
JP2699919B2 (ja) | 多層配線基板とその製造方法、及びそれに用いるシリカ焼結体の製造方法 | |
JP3097426B2 (ja) | セラミックス基板およびその製造方法 | |
JPS63166765A (ja) | 窒化アルミニウム質焼結体およびその製造方法 | |
JPS6241757A (ja) | 回路基板材料 | |
JP3341782B2 (ja) | セラミックス基板およびその製造方法 | |
JP2652229B2 (ja) | 積層回路セラミック基板 | |
JPS6240791A (ja) | 回路基板材料 | |
JPS62150856A (ja) | セラミツク多層基板材料 | |
JPS60245154A (ja) | 半導体装置実装用多層基板 | |
JPS6247198A (ja) | 多層配線基板 | |
JPS62279938A (ja) | ガラス・セラミツク基板 | |
JPS63213302A (ja) | 電気抵抗体及びその製造方法 | |
JPS62219994A (ja) | セラミツク基板材料 | |
JPS6021856A (ja) | 低温焼結磁器の製造方法 | |
JPH01107594A (ja) | 超電導セラミツク基板の製造方法 | |
JPH02192454A (ja) | 絶縁体セラミック組成物 |