JPS61149714A - 気化バ−ナにおける燃油流出防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、灯油その他の液体燃料を初期の生燃焼状態
から蒸発気化して気化燃焼焔を上方に向は噴焔させるこ
とができる気化バーナにおける燃油流出防止装置に関す
る。

従来技術 従来、灯油その他の液体燃料を初期の生燃焼状態から蒸
発気化して気化燃焼焔を上方に向は噴焔させるために、
ガス室を備えた竪型燃焼筒内に、頂部を閉じ、基端側を
開放した気化筒を回転自在に配設し、上記気化筒内には
竪型燃焼筒の底壁側より上向きに立設した送風筒の先端
側を臨ませて、気化筒と送風筒との間に形成した混気ガ
ス通路をガス室と接続せしめると共に気化筒の頂部内面
に付設した燃油拡散体の表面に上向きとした給油管の先
端開口部を臨ませた気化バーナは本出願前例えば特開昭
５７−１８８９１１号公報に記載されていて公知である
。

発明が解決しようとする間趙点 ところで、上記公知のこの種気化バーナにおいては、燃
焼の始動に際し、燃油を燃油拡散体表面に給油させる手
段として、一般に送風筒側より上向きに延出した給油管
を介して所定量の燃油を給油せしめていたものである。

しかしながら、上述の様な給油手段によれば給油管の先
端開口部と燃油拡散体表面との間には一定の給油間隙が
設定されているため、給油作業中においては上向きの給
油管の先端開口部より燃油拡散体表面に向は給油された
燃油の一部が給油管を伝って流下し、その流下燃油が気
化バーナ外に流出し、これが原因で思わぬ火災を起す虞
れが生ずる。

そこで本発明は、給油作業中において、例え先端開口部
より燃油の一部が給油管を伝わって流下する事態が発生
しても、該流下燃油の総てを基端側かガス室内を通る給
油管に沿わせてガス室内に誘導滞溜せしめてガス室内に
おいて蒸発処理せしめるか若しくはドレーンパイプを介
して適確に気化バーナ外に収集せしめて火災発生の虞れ
もなく、長期に亘り気化燃焼を継続させることができる
気化バーナにおける燃油流出防止装置を提供したことで
上記の問題を解決したものである。

問題を解決するための手段 従って、本発明の技術的課題は、給油作業中において燃
油の一部が先端開口部より給油管を伝わって流下する事
態が発生しても、該流下燃油を気化バーナ外に流出させ
ることなく、その総てをガス室内に誘導せしめて処理さ
せることにある。

この技術的課題を解決するため、本発明はその構成を特
に、 ガス室を備えた竪型燃焼筒内に、基端側を開放した気化
筒を回転自在に配設し、上記気化筒内には竪型燃焼筒の
底壁側より上向き４こ立設した送風筒の先端側を臨ませ
て、気化筒と送風筒との間に形成した混気ガス通路をガ
ス室１；接続したものにお−て、前記ガス室と気化筒と
には、基端側かガス室内を通り、先端側を送風筒外周壁
面に沿って気化筒内に挿通した上向きの給油管を配設し
たことを特徴とする気化バーナにおける燃油流出防止装
置としたものである。

作　　　　　　　　用 上記技術的手段は次のように作用する。

すなわち、第１図および第２図にふ・いて、今バーナの
始動操作をすれば、気化筒１１が高速回転されると同時
に加温燃焼用空気が送風筒１９および気化筒１１内を経
てガス室１０に送られ、最後にガス室１０から上方に向
は噴出される。この様な状態のもとで給油管２５より燃
油を給油すれば、該燃油は送風筒１９の先端側に開口さ
れた狭窄送風口２０より勢−よく噴出する加温燃焼用空
気で気化筒１１の頂部内面に給油された後、気化筒１１
の内周面に沿って拡散状に移行される間に微粒状となり
、気化筒１１の基端開放側より竪型燃焼筒１内周面に向
は噴散され点火で速かに主燃焼される。この様にして燃
油が竪型燃焼筒１内におｉて主燃焼されると、該生燃焼
焔により気化筒１１全体が加熱され、内部が速かに気化
発生雰囲気温度に昇温される。

以上の様にして気化筒１１が所定温度に加熱されると、
以後、給油管２５を介して気化筒１１内周面に給油され
た炉部は、気化筒１１内周面に沿いながら、気化筒１１
の回転遠心作用と流通する加温燃焼用空気の噴送作用と
により拡散移行せられる間に速かに蒸発気化し、発生し
た気化ガスは流通する加温燃焼用空気と良く攪拌混合し
て完全な混気ガスとなってガス室１０内に圧入された後
、一定圧力状態のもとに噴気され、気化燃焼焔を畑土さ
せることができる。

ところで、上述のような給油作業中にお−て、燃油の一
部が気化筒１１の頂部内面に給油されることなく給油管
２５の外周面に沿って流下する事態が発生しても、該給
油管２５は、その基端側かガス室１０内を通り、しかも
先端側を送風筒１９の外周壁面に沿って気化筒１１内に
挿通した上向きに配設されているので、給油管２５の外
周面に沿って流下した燃油の総ては、その侭ガス室１０
内に誘導流下してガス室１０内に滞溜される。従って、
上記の様番田ガス室１０内に滞溜された以後は燃焼の継
続によって昇温されたガス室１０よりの加熱作用で、ガ
ス室１０内において蒸発気化し、気化筒１１よりガス室
１０に圧入された混気ガスと共にガス室１０より噴気燃
焼されるか、若しくはドレーンパイプ２８を伝わって気
化バーナ外に適確に排出され、流下燃油が気化バーナ外
に妄りに流出することによって生ずる火災発生を防止し
ながら、良好な気化燃焼を長期に亘り継続させることが
できる。

なお前述した給油管２５がガス室１Ｇに至る迄の間は高
温の混気ガスと接触して加温されるため、燃油も昇温状
態となって以後における蒸発気化速度を促進せしめるこ
とができる。

実　　　施　　　例 本発明に係る気化バーナの構成を添附図面に示された好
適な一実施例について説明する。

第１図および第２図におりて、１は上端を開放し、基端
底壁側中央を開口２した竪型燃焼筒であり、３は竪型燃
焼筒１全体を外側より包むように設けた上端開放状の外
筒であって、上記竪型燃焼筒１と外筒３との間には基端
側か開口２部に通じ、先端側が上部に向は開放された温
風路４が形成されている。そして上記外筒３の底面側に
は送風室５を隣接して、送風室５と竪型燃焼筒１の開口
２部および温風路４とを通気ヒータ６を全面に亘り装着
せしめた開口窓７を介して連通せしめである。

上述の竪型燃焼筒１内には多数のガス噴出孔９を穿孔し
た燃焼盤８を水平に敷設して竪型燃焼筒１と燃焼盤８と
の間に適当容量のガス室１０を配設せしめる。

１１は頂部を閉じ、基端を開放した筒状の気化筒であっ
て、該気化筒１１は送風室５側から竪型燃焼筒１内中央
に向は挿通された回転軸１２の先端に該回転軸１２を覆
うように固着されている。

そして気化筒１１の基端開放側には、端部を燃油飛散端
１５としたガス噴出内壁１４を外周側に設けたガス攪拌
筒１３１−燃油飛散間隙１６をおいて一体に装着せしめ
て、ガス噴出内壁１４と燃焼盤８の中央に、内方へ向は
傾斜する如く設けたガス噴出外壁１７との間に環状のガ
ス噴出路１８を形成せしめる。１９は竪型燃焼筒１の底
壁側より気化筒１１内部深くまで上向きに挿入せしめた
両端開放状の送風筒であって、該送風筒１９の先端側に
は狭窄送風口２０を開口して加温燃焼用空気を気化筒１
１頂面に向けて集中的に送風せしめる。

２１は気化筒１１の内周面と送風筒１９の外周面との間
に形成した混気ガス通路であって、該混気ガス通路２１
の吐出側はガス室１０と接続せしめである。

２２は気化筒１１の頂部内側へ回転軸１２を介し装着し
た中空逆円錐状の通風調節体であって、該通風調節体２
２の頂部には燃油流出路２３が設けられて−る。２４は
通風調節体２２の中央に位置するように回転軸１２へ装
着された燃油拡散体であって、これが表面には給油管２
５の先端開口部２６を臨ませである。上記の給油管２５
は基端側か外部よりガス室１０内を通り、先端側を送風
筒１９の外周壁面に沿って上向きに延出して気化筒１１
内に挿通せしめてあり、上述のような構成としたことで
給油管２５は混気ガス通路２１中に位置されて流通する
高温の混気ガスとの接触作用で常時加温状態に維持され
、燃油温度を昇温せしめて気化作用の促進を図るように
しである。

２１は給油管２５を送風筒１９の外周壁面に止着するた
めの止金具である。

従って、燃油の給油作業中において、燃油の一部が先端
開口部２６より給油管２５の外周面に沿って流下する事
態が発生しても、該流下燃油は、その侭、給油管２５を
伝わってガス室１０内に誘導流下され滞溜せられると共
に、前記の如く流下して滞溜された燃油は、その流下過
程において高温の混気ガスと接触して昇温化されている
ので、ガス室１０よりの加熱で速かに蒸発気化し、混気
ガス通路２１より供給された混気ガスと共にガス室１Ｇ
から噴気燃焼させられるか或はガス室１０の底部に開口
接続されたドレーンパイプ２８によって気化バーナ外へ
適確に流出収集せしめることができる。２９は点火栓で
ある。

発明の効果 要するに本発明は前記のような技術的手段を有するので
、給油管２５を介し、燃油を気化筒１１内に給油し、該
燃油を竪型燃焼筒１内において主燃焼させ、次いで生燃
焼焔の加熱作用で、それ以後気化筒１１内に給油された
燃油を蒸発気化して完全な混気ガスとなし、ガス室１０
より上方に向は気化燃焼焔を畑土させる気化バーナであ
っても。

前記燃油の給油作業中において、例え燃油の一部が気化
筒１１に給油されることなく給油管２５を伝わって流下
する事態が発生しても、該流下燃油の総てを給油管２５
に沿ってガス室１０内に誘導流下させて滞溜せしめた後
、これを処理し、もって流下燃油が妄りに気化バーナ外
に流出することにより発生する火災を未然に防止し、長
期に亘り良好な気化燃焼を継続させることができる詐り
か、上記給油管２５は高温の混気ガスが流通する混気ガ
ス通路２１中に配設されているために、常時加温状態に
維持され、給油管２５中の燃油は勿論のこと流下燃油も
昇温されて、以後における蒸発気化の促進を達成できる
効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る気化バーナにおける燃油流出防止装
置の一実施例を示すものであって、第１図は一部を切欠
した縦断正面図、第２図は要部の斜視図である。 １・・・竪型燃焼筒、１０・・・ガス室、１１・・・気
化筒、１９・・・送風筒、２１・・・混気ガス通路、２
５・・・給油管

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ガス室を備えた竪型燃焼筒内に、基端側を開放した気化
   筒を回転自在に配設し、上記気化筒内には竪型燃焼筒の
   底壁側より上向きに立設した送風筒の先端側を臨ませて
   、気化筒と送風筒との間に形成した混気ガス通路をガス
   室に接続したものにおいて、前記ガス室と気化筒とには
   、基端側がガス室内を通り、先端側を送風筒外周壁面に
   沿つて気化筒内に挿通した上向きの給油管を配設したこ
   とを特徴とする気化バーナにおける燃油流出防止装置。