JPS61149292A - 重金属含有排水の処理方法 - Google Patents

重金属含有排水の処理方法

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JPS61149292A
JPS61149292A JP27217884A JP27217884A JPS61149292A JP S61149292 A JPS61149292 A JP S61149292A JP 27217884 A JP27217884 A JP 27217884A JP 27217884 A JP27217884 A JP 27217884A JP S61149292 A JPS61149292 A JP S61149292A
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waste water
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内田 只房
Chiaki Niwa
千明 丹羽
Mitsuo Mori
光男 毛利
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野〕 この発明は、例えば土木φ建築工事に伴って排出され、
鉄(Fe)、マンガン(Mn )などの重金属が含まれ
る排水中の上記重金属を酸化処理する方法およびその装
置に関する。
〔従来技術とその問題点〕
土木・建築工事に伴って排出される地下水は、これに含
まれるFe、Mnなどによって着色している場合が多く
、そのまま外部に排出できないことがあり、これら重金
属を除去する必要がある。
ところで、地下水中のこれら重金属は、中性でかつ嫌気
性状態であるので選元状態で存在しており、鉄はF−1
,マンガンはM n ”+ とじて存在している。この
ため、これら重金属の除去には、これら金鴎イオンを酸
化し、水酸化物あるいは酸化物として沈殿させ、これを
濾別することにより重金属を除去することができる。
従来、このような酸化処理方法の1つに、排水に次亜塩
素酸ナトリウム(NaOCe)などの塩素系酸化剤を添
加して金属イオンを酸化し、排水の残留塩素濃度あるい
は酸化還元電位(ORP)を測定して酸化反応の終了を
知り、酸化剤の添加を停止し、処理水を次工程に送るよ
うKしたものがある。   □ しかしながら、残留塩素濃度あるいはORPで酸化反応
の終点を知る方法は、正確な終点を知ることが困難であ
り、このため、終点のあいまいさを補う必要から過剰の
酸化剤を添加することKなり、酸化剤のロスが大きくな
る欠点があった。第2図および第3図は、同一の採取地
からの地下水について、2回にわたりNttOCe溶液
を加え、含まれるFe!+イオンなFe3+イオンに酸
化したときのORP、pH,Fe2+イオン濃度および
残留塩素濃度の変化を示したものである。第2図の排水
はFe!+イオン濃度が約34m97e、第3図のもの
はFe2+イオン濃度が約27■/eとFe2+イオン
濃度が少し異なるものであるが、酸化反応終点でのOR
I’は第2図では約550mV、第3図では約410m
Vとその絶対値に大きな差が表われる。よって、ORP
絶対値による酸化剤添加制御では、ORP設定値を大き
くとれば完全酸化を期することが出来るが、酸化剤を過
剰に添加せねばならない。
一方、残留塩素濃度については、第2図では酸化終了前
まではほとんど0に近く、酸化終了後は酸化剤添加量に
比例し文上昇しているが、第3図では終了点前でも酸化
剤添加量に比例して残留塩素濃度が徐々に増加している
。よって、残留塩素濃度によって終了点を知る方法も同
様の問題点があった。
、〔問題点を解決するための手段〕 そこで、この発明にあっては、ORPや残留塩素量に代
えてpHを酸化反応の指標とし、反応進行にともなうp
Hの増減を測定し、pHの微分値の符号の変化の時点を
反応終了点とするととKより、正確な反応終了点を検知
し、よって酸化剤注入量を正確に制御できるようKした
第2図および第3図に示されるように、排水のpH値の
変化が低下から上昇に変る変曲点は、Fe2+イオン濃
度に影響されず、常に反応終了点と一致している。この
発明は、この事実に基づいてなされたものである。
以下、詳しく説明する。
第1図はこの発明の排水処理装置の一例を示すもので、
図中符号1は重金属を含む排水が流入し酸化処理を受け
る酸化反応m(槽)1である。この酸化反応槽1には、
内部に貯えられた排水へ(を測定するp )Tメータ(
pH測定部)2と、排水を攪拌混合する攪拌機3が取り
付けられている。
また、符号4は酸化剤を貯留する酸化剤タンクであり、
このタンク4から酸化剤が供給ポンプ5により反応槽1
に送給されるようになっている。この酸化剤タンク4と
供給ポンプ5とから酸化剤供給部が構成される。また、
pHメータ2からの信号は、制御部6に送られるよ5に
なっている。この制御部6は入力したp)(信号を微分
し、この微分値の符号の反転を検知し、この反転に基づ
いて供給ポンプ5の運転を制御するものである。
次に、この装置によって排水を処理する方法を説明する
。まず、処理すべき排水が一定量酸化反応槽IK流入す
ると、酸化剤タンク4から酸化剤が供給ポンプ5の動作
により槽IK供給される。
ここで使われる酸化剤としては、次亜塩素酸ナトリウム
、次亜塩素酸カリウム、次亜塩素酸カルシウム、次亜塩
素酸バリウムなどのアルカリ性を呈する塩素系の酸化剤
が使用される。これの濃度は、特に限定されないが対象
排水のFe2+、Mll”+などの濃度、処理時間など
によって適宜法められ、通常は111〜10%水溶液が
用いられる。酸化剤の供給は通常定量供給であるが、プ
ログラム制御を行い、処理時間の短縮を計ることもでき
る。
添加された酸化剤は、攪拌機3により排水と攪拌、混合
され、排水中のp、2+、Mn!+などが酸化される。
この酸化反応は、次式のように第1鉄p、、y+→Fe
”  → Fs (OH)s 4イオンが第2鉄イオン
に変化し、さらに水酸化鉄に変化するものであるので、
酸化反応の進行に伴って系内の水酸基が消費され、第2
〜3図のようにPHが徐々に低下してゆく。このとき、
制御部6でのp)(微分値は負である。やがて、当量点
に達すると上記式の反応は停止し1.H値の低〒本止ま
り、p H微分値は一旦ゼロになり、ついで酸化剤の添
加が続くのでpHが上昇し、微分値は正となる。この時
点で、制御部6はただちにポンプ停止信号を発して供給
ポンプ5の運転を停止させる0ついで、若干の時間攪拌
をつづけ、水酸化鉄の沈殿の生成を促したのち、反応槽
Iから処理水を排出して次工程に送給する。以上により
1回の酸化処理が終了する。
〔作 用〕
このような処理方法にあっては、酸化反応終点を、排水
中のF J”4オンなどの濃度等に影響を受けないpH
値の微分値の符号の変化によって検知しているので、ど
のような排水でも正確に終点を知ることができ、酸化剤
を過mJK添加することがなくなる。
なお、制御部6が供給ポンプ5の停止信号を発するタイ
ミングは、pH値の微分値がゼロもしくはゼロに極めて
接近した時点でもよく、この方が、ポンプ5の慣性運転
による酸化剤の過剰添加が防止できて好ましい。
【実験例1〕 スミ極を取り付け、このp T−Iメータと、微分回路
、比較回路、停止イぎ号発生回路を有する制御装置とを
接続した。また、ビーカーには自動ビューレットを取り
付け、これの、駆動ポンプが制御装置からの停止信号に
より葎止するように接続した。
このビーカーに、Fe”+イオン濃度が25■η、pH
taの排水を10Od入れ、自動ビーレットからα1%
N &Oc l水溶液を0.5m//分の通関で流入せ
しめ、マグネットスターラで攪拌した。
Na0C1水溶液の流入につれ、pHが低下し、pHが
42でpHの変化が一旦停止し、すぐに上昇しはじめた
。この時点でビューレットの動作が停止し、Na0C〆
水溶液の流入が停止した。
反応後、処理水中のF e”+イオン濃度を測定したと
ころ、0.08#/lであり、かつ残留塩素濃度はα0
5■/eであった。これより、F♂1イオンはほぼ全量
が酸化され、かつ残留塩素量もわずかであり、余分のN
 a OCl溶液を添加することなく、F@”を完全に
酸化できることがわかりたO 〔実験例2〕 実験例1mおける装置を用いて、F−イオン濃度40F
n9/J、pHtaの排水について同様の試験を行った
ところ、pHが!L8まで低下し、上昇に転じた。この
時点でN a Q Cl水溶液の流入は停止した。反応
後の処理水中のFe2+イオン濃度、残留塩素濃度は同
様に微かであった。
〔実験例3〕 実験例1における装置を用いて、Fe’+イオン濃度3
51119 / 11− M n’+イオン濃度’ W
 / 11 s pH&7の排水について同様の試験を
行ったところ、pHが6.0まで低下し、上昇に転じた
。この時点でN a OC11水溶液の流入は停止した
。反応後の処理水中のFe〜オン濃度、残留塩素91關
は−に微かであり、Mn”+イオンは、初期濃度の約5
0%に低下していた。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明の重金属含有排水の処理
方法は、排水中のF e” 41M m’+などの金属
イオンなNaocgなとのアルカリ性塩素系酸化剤を加
えて酸化する際、pHを測定し、このpHの微分値の符
号の変化を検知し、これによって酸化剤の添加を停止す
るようにしたものであるので、排水中の金属イオン濃度
やその他の外部要因によって影響を受けることなく、常
に正確な反応終点を知ることができ、従来のORPや残
留塩素濃度を反応の指標とする方法に比べて、酸化剤を
過剰に加える必要がなく、経済的であり、かつ処理水の
水質も安定する。また、pHメータは安価であり、その
較正等も容易で、メンテナンスの点でも従来法に比べて
有利となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の排水処理装置の一例を示す概略構成
図°、第2図および第3図は、いずれもF♂1イオンを
含む排水なN a OC〆溶液で酸化処理したときのO
RP、pH,残留塩素濃度およびF$濃度の変化を示す
グラフである。 1・・・・・・酸化反応槽、2・・・・・・pHメータ
、4・・・・・・酸化剤タンク、5・・・・・・供給ボ
ンで、6・・・・・・制御部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)重金属を含有する排水にアルカリ性塩素系酸化剤
    を加えて重金属を酸化処理する際に、排水のpHを測定
    し、このpH値の微分値の符号の変化を検知して酸化剤
    の添加を停止することを特徴とする重金属含有排水の処
    理方法。
  2. (2)重金属を含有する排水を貯留する槽と、この槽内
    の排水のpHを測定するpH測定部と、このpH測定装
    置からのpH値を微分し、微分値の符号の変化を検知し
    て酸化剤の供給を停止する制御部と、上記槽に酸化剤を
    供給する酸化剤供給部を有してなる重金属含有排水の処
    理装置。
JP27217884A 1984-12-24 1984-12-24 重金属含有排水の処理方法 Granted JPS61149292A (ja)

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