JPS61143761A - 静電記録体の製造法 - Google Patents
静電記録体の製造法Info
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- JPS61143761A JPS61143761A JP20686085A JP20686085A JPS61143761A JP S61143761 A JPS61143761 A JP S61143761A JP 20686085 A JP20686085 A JP 20686085A JP 20686085 A JP20686085 A JP 20686085A JP S61143761 A JPS61143761 A JP S61143761A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、ファクシミリまたは高速度印刷等に用いられ
る静電記録体の製造法に関する。
る静電記録体の製造法に関する。
従来の技術
従来、静電記録体としては、すでに多くの文献で明らか
なように、紙、プラスチック等の支持体上に105〜1
011Ωの表面固有抵抗(ρS)を有する導電層を設け
、さらにその上に、体積固有抵抗ρが1o Ω(至)以
上の高誘電体より成る誘電層を設けたものが知られてい
る。
なように、紙、プラスチック等の支持体上に105〜1
011Ωの表面固有抵抗(ρS)を有する導電層を設け
、さらにその上に、体積固有抵抗ρが1o Ω(至)以
上の高誘電体より成る誘電層を設けたものが知られてい
る。
このような構成の静電記録体において、低い信号電圧で
解像度および記録濃度の高い記録を得るために、誘電層
の厚みを薄くかつ不均一なものにする技術が公知である
。これは静電潜鐵の電荷が誘電層に不均一に分散させら
れ、電界の高低が数多く現れることにより、静電トナー
が吸着されやすくなることを利用したものでちる。実際
には、この目的のために、誘電層中に炭酸カルシウム等
の無機質顔料を分散することにより、誘電層の表面に凹
凸を設けた静電記録体や導電層の表面に凹凸を設けるこ
とにより、結果的に誘電層の厚みを不均一にした静電記
録体が知られている。後者の例としては特公昭43−2
1785号公報に示されているように、紙等の支持体表
面に凹凸を設けた例や、塩化リチウム等の電解質および
ポリビニルアルコール等の結着剤を含む導電層中に亜鉛
華、チタン白のごとき金属酸化物や炭酸カルシウム、硫
酸バリウム等の展色剤、充てん剤等の微粉末を分散する
ことにより導電層表面に凹凸を設けた例がある。しかし
ながら、これらの金属酸化物や展色剤、充てん剤等は導
電層の導電性に寄与するものではな、く、導電性は電解
質のイオン伝導によるものである。また、アルミニウム
粉末のような金属粉末が導電性に寄与する例として挙げ
られているが、これらの金属粉末は、静電記録体として
の自然性を著しくそこなうものであった。
解像度および記録濃度の高い記録を得るために、誘電層
の厚みを薄くかつ不均一なものにする技術が公知である
。これは静電潜鐵の電荷が誘電層に不均一に分散させら
れ、電界の高低が数多く現れることにより、静電トナー
が吸着されやすくなることを利用したものでちる。実際
には、この目的のために、誘電層中に炭酸カルシウム等
の無機質顔料を分散することにより、誘電層の表面に凹
凸を設けた静電記録体や導電層の表面に凹凸を設けるこ
とにより、結果的に誘電層の厚みを不均一にした静電記
録体が知られている。後者の例としては特公昭43−2
1785号公報に示されているように、紙等の支持体表
面に凹凸を設けた例や、塩化リチウム等の電解質および
ポリビニルアルコール等の結着剤を含む導電層中に亜鉛
華、チタン白のごとき金属酸化物や炭酸カルシウム、硫
酸バリウム等の展色剤、充てん剤等の微粉末を分散する
ことにより導電層表面に凹凸を設けた例がある。しかし
ながら、これらの金属酸化物や展色剤、充てん剤等は導
電層の導電性に寄与するものではな、く、導電性は電解
質のイオン伝導によるものである。また、アルミニウム
粉末のような金属粉末が導電性に寄与する例として挙げ
られているが、これらの金属粉末は、静電記録体として
の自然性を著しくそこなうものであった。
また、従来の導電層に用いられる導電材料としては、0
1j記の例で示したような塩化リチウム等の無機塩や、
高分子第4級アンモニウム塩および高分子スルホン酸塩
等の高分子電解質が、一般的に用いられている。しかし
ながら、このようなイオン伝導を利用する導電層におい
ては、ρ8は周囲の湿度変化によって大きく影響され、
相対湿度(以下%RHで表す)が20%RH以下の雰囲
気においては、ρ8が急激に増加し、記録がほとんど不
可能になる致命的な欠点を有するものであった。
1j記の例で示したような塩化リチウム等の無機塩や、
高分子第4級アンモニウム塩および高分子スルホン酸塩
等の高分子電解質が、一般的に用いられている。しかし
ながら、このようなイオン伝導を利用する導電層におい
ては、ρ8は周囲の湿度変化によって大きく影響され、
相対湿度(以下%RHで表す)が20%RH以下の雰囲
気においては、ρ8が急激に増加し、記録がほとんど不
可能になる致命的な欠点を有するものであった。
このようなイオン伝導の欠点を解消するものとして、ヨ
ウ化第−銅やヨウ化銀等の電子伝導性の導電材料を導電
層に用いる例が開示されている(特開昭50−1593
39号公報、特開昭48−30936号公報、米国特許
第3245833号)。
ウ化第−銅やヨウ化銀等の電子伝導性の導電材料を導電
層に用いる例が開示されている(特開昭50−1593
39号公報、特開昭48−30936号公報、米国特許
第3245833号)。
発明が解決しようとする問題点
しかしながら、前記のヨウ化第−銅やヨウ化銀は、金属
酸化物等に比べては着色しており、また、その電子伝導
性は過剰のヨウ素に由来するため、熱的に不安定で、静
電潜像をトナーにより現像しその定着に熱を利用する場
合には、ヨウ素を遊離する等の好ましくない性質を有す
るものであった。
酸化物等に比べては着色しており、また、その電子伝導
性は過剰のヨウ素に由来するため、熱的に不安定で、静
電潜像をトナーにより現像しその定着に熱を利用する場
合には、ヨウ素を遊離する等の好ましくない性質を有す
るものであった。
このような従来技術に鑑み、本発明は、従来例と比べて
さらに記録濃度が高く、解像力のすぐれ次記録が可能な
静電記録体を得る方法を提供するものである。
さらに記録濃度が高く、解像力のすぐれ次記録が可能な
静電記録体を得る方法を提供するものである。
さらに本発明は、静電記録体として必要な特性である白
色度、熱安定性、および耐湿度特性もすぐれた静電記録
体を得る方法を提供するものである。
色度、熱安定性、および耐湿度特性もすぐれた静電記録
体を得る方法を提供するものである。
問題点を解決するための手段
本発明は手段静電記録体の導電層を形成する手段として
、粉末の比抵抗が10’Ωa以下の二酸化錫粉末、酸化
インジウム粉末及び酸化亜鉛粉末よりなる群から選んだ
少なくとも1つを、高分子電解質を含む結着剤とともに
分散して塗料を形成し、この導電性塗料を支持体上に塗
工する方法をとる。
、粉末の比抵抗が10’Ωa以下の二酸化錫粉末、酸化
インジウム粉末及び酸化亜鉛粉末よりなる群から選んだ
少なくとも1つを、高分子電解質を含む結着剤とともに
分散して塗料を形成し、この導電性塗料を支持体上に塗
工する方法をとる。
作用
上記のようにして形成される導電層は、金属酸化物半導
体の電子伝導性と、高分子電解質のイオン伝導性が相補
的に作用するものとなる。
体の電子伝導性と、高分子電解質のイオン伝導性が相補
的に作用するものとなる。
本発明で用いる金属半導体として二酸化錫、酸化インジ
ウム、酸化亜鉛は、熱的、化学的に安定であるとともに
、無色ないしは淡色であるところから、本発明により得
られる静電記録体を静電記録紙として用いる場合には、
白色度が高く、普通紙らしさを与える。
ウム、酸化亜鉛は、熱的、化学的に安定であるとともに
、無色ないしは淡色であるところから、本発明により得
られる静電記録体を静電記録紙として用いる場合には、
白色度が高く、普通紙らしさを与える。
また、ここでいう高分子電解質を含む結着剤としては、
塩化リチウム等をポリビニルアルコール等の結着剤中に
溶かし込んだものをも広く意味するものであるが、その
もの自身が結着性を有する点で、前述の高分子電解質が
適当である。具体的には、カチオン性の高分子第4級ア
ンモニウム塩としてはポリビニルベンジルトリメチルア
ンモニウムクロライド、アニオン性の高分子スルホン酸
塩としてはポリスチレンスルホン酸ソーダ等がある。さ
らにこのような高分子電解質だけでなく、結着性の改善
のためには5BR(スチレンーブタシエンコホリマーラ
テノクス)、ポリビニルアルコール等を併用することも
可能である。
塩化リチウム等をポリビニルアルコール等の結着剤中に
溶かし込んだものをも広く意味するものであるが、その
もの自身が結着性を有する点で、前述の高分子電解質が
適当である。具体的には、カチオン性の高分子第4級ア
ンモニウム塩としてはポリビニルベンジルトリメチルア
ンモニウムクロライド、アニオン性の高分子スルホン酸
塩としてはポリスチレンスルホン酸ソーダ等がある。さ
らにこのような高分子電解質だけでなく、結着性の改善
のためには5BR(スチレンーブタシエンコホリマーラ
テノクス)、ポリビニルアルコール等を併用することも
可能である。
実施例
以下、本発明を実施例を用いながらさらに詳しく説明す
る。
る。
実施例1
実子伝導性の金属酸化物半導体の粉末として次のように
用意した。市販の二酸化錫に通常のドーピング技術を用
いて五酸化アンチモンを0.2モルパーセント濃度でド
ープし、低抵抗の二酸化錫を得た。また同様に酸化イン
ジウムには二酸化錫を6モルパーセント、酸化亜鉛には
、酸化アルミニウムi0.3モルパーセントの濃度でド
ープした。
用意した。市販の二酸化錫に通常のドーピング技術を用
いて五酸化アンチモンを0.2モルパーセント濃度でド
ープし、低抵抗の二酸化錫を得た。また同様に酸化イン
ジウムには二酸化錫を6モルパーセント、酸化亜鉛には
、酸化アルミニウムi0.3モルパーセントの濃度でド
ープした。
得られた粉末0.69を内径が6朋の絶縁性のンリング
に入れ、両側より白金電極で70 KQ /fflの圧
力で加圧しながら粉末の比抵抗ρを測定した。その結果
を第1表にまとめて示した。次にこれらの粉末にポリビ
ニルベンジルトリメチルアンモニウムクロライド(ダウ
ケミカル社のECR)またはポリスチレンスルホン酸ソ
ーダ(部用化学(株)のARP−1)を結着剤として加
え、ボールミルで粉砕分散し、導電層塗料とし、上質紙
上にワイヤバーで塗工した。得られた導電層の表面を顕
微鏡で観察すると、深さ数μ程度の凹凸が無数にあり、
そのρ8は第1表に示すとおりであった。
に入れ、両側より白金電極で70 KQ /fflの圧
力で加圧しながら粉末の比抵抗ρを測定した。その結果
を第1表にまとめて示した。次にこれらの粉末にポリビ
ニルベンジルトリメチルアンモニウムクロライド(ダウ
ケミカル社のECR)またはポリスチレンスルホン酸ソ
ーダ(部用化学(株)のARP−1)を結着剤として加
え、ボールミルで粉砕分散し、導電層塗料とし、上質紙
上にワイヤバーで塗工した。得られた導電層の表面を顕
微鏡で観察すると、深さ数μ程度の凹凸が無数にあり、
そのρ8は第1表に示すとおりであった。
第 1 表
(1)結着剤量は固形分で金属酸化物100重敬部に対
して20重量部である。
して20重量部である。
(2) ρ8の測定は、20°C965%RHの条件
で測定した。
で測定した。
金属酸化物の種類によりρが異なるが、塗工量を変化さ
せることによって、はぼ希望のρ5を備えた導電層を得
ることができる。しかし、ドーパントの量が少なく、粉
末の比抵抗が104Ω−以上のものでは、希望のρ5を
得るためには、塗工量が極度に多くなり実用的ではなか
った。
せることによって、はぼ希望のρ5を備えた導電層を得
ることができる。しかし、ドーパントの量が少なく、粉
末の比抵抗が104Ω−以上のものでは、希望のρ5を
得るためには、塗工量が極度に多くなり実用的ではなか
った。
次にこの導電層の上に、次のような組成の誘電層塗料を
乾燥後の平均厚みが3〜4μとなるように調整されたワ
イヤバーで塗工した。
乾燥後の平均厚みが3〜4μとなるように調整されたワ
イヤバーで塗工した。
このようにして得られた静電記録体は、生地白色度が高
く(マクベス反射!1変針で測定した生地濃度0・12
〜o、1s ) 、かつ記録紙としても普通紙に近い自
然性のすぐれたものであった。
く(マクベス反射!1変針で測定した生地濃度0・12
〜o、1s ) 、かつ記録紙としても普通紙に近い自
然性のすぐれたものであった。
次に、この静電記録体を20′C,65%RHの雰囲気
中で通常の静電記録法により記録試験を行なったところ
、記録濃度の高い、解像力のすぐれた記録が得られた。
中で通常の静電記録法により記録試験を行なったところ
、記録濃度の高い、解像力のすぐれた記録が得られた。
すなわち、カブリやプロツキ/グ等も全くなく、従来の
ようなイオン伝導のみを利用した場合に比べて特に解像
力の点ですぐれたものであった。これは、前述の導電層
の凹凸による効果に、さらに、電子伝導性の金属酸化物
の微粉末による凸部の効果が作用するためと考えられる
。すなわち、従来例(特公昭43−21785号公報)
では、誘電層の薄い部分、言い換えると導電層の凸部は
導電性に関与しない微粉末で形成され、記録時の電界が
印加されるのは、誘電層の厚い部分であるのに対し、本
発明では、導電層の凸部が電子伝導性の金属酸化物によ
って形成されるものである。このことにより、本発明で
は誘電層の薄い部分に、従来例よりもはるかに記録時の
電界がかかりやすくなり、記録濃度が向上するものと考
えられる。
ようなイオン伝導のみを利用した場合に比べて特に解像
力の点ですぐれたものであった。これは、前述の導電層
の凹凸による効果に、さらに、電子伝導性の金属酸化物
の微粉末による凸部の効果が作用するためと考えられる
。すなわち、従来例(特公昭43−21785号公報)
では、誘電層の薄い部分、言い換えると導電層の凸部は
導電性に関与しない微粉末で形成され、記録時の電界が
印加されるのは、誘電層の厚い部分であるのに対し、本
発明では、導電層の凸部が電子伝導性の金属酸化物によ
って形成されるものである。このことにより、本発明で
は誘電層の薄い部分に、従来例よりもはるかに記録時の
電界がかかりやすくなり、記録濃度が向上するものと考
えられる。
また、解像力の点から見ても、同様に、静電潜像の電荷
は、従来例よりもはるかに不均一に分散され、また電界
の高低の差がさらに大きくなることから有利と考えられ
る。
は、従来例よりもはるかに不均一に分散され、また電界
の高低の差がさらに大きくなることから有利と考えられ
る。
さらに、誘電層に食い込む導電層の凹凸に関して言えば
、その凹凸の大きさは、5μ以上である必要は全くない
ことが明らかである。すなわち、本発明においては、導
電層は導電性の金属酸化物の微粉末と、結着剤としての
高分子電解質により構成されるものであるが、体積固有
抵抗の差(金属酸化物:ρく104Ωσ高分子電解質:
ρ〉1o6Ω備)から考えて、たとえ導電層の面が2〜
3 /を程度の凹凸であっても、導電層の表面をミクロ
に見た場合、そのρ5は、不均一化され、解像力の向上
に寄与するものと考えられる。実際には、本発明の静電
記録体の断面を観察すると、導電層の表面の凹凸は2〜
3 pと小さいが、凸部は、金属酸化物粉末で構成され
、凹部は主として高分子電解質で構成されているのがわ
かる。このことは、前述の導電層の表面をミクロに見た
場合のρ5のバラツキをさらに増加させるものである。
、その凹凸の大きさは、5μ以上である必要は全くない
ことが明らかである。すなわち、本発明においては、導
電層は導電性の金属酸化物の微粉末と、結着剤としての
高分子電解質により構成されるものであるが、体積固有
抵抗の差(金属酸化物:ρく104Ωσ高分子電解質:
ρ〉1o6Ω備)から考えて、たとえ導電層の面が2〜
3 /を程度の凹凸であっても、導電層の表面をミクロ
に見た場合、そのρ5は、不均一化され、解像力の向上
に寄与するものと考えられる。実際には、本発明の静電
記録体の断面を観察すると、導電層の表面の凹凸は2〜
3 pと小さいが、凸部は、金属酸化物粉末で構成され
、凹部は主として高分子電解質で構成されているのがわ
かる。このことは、前述の導電層の表面をミクロに見た
場合のρ5のバラツキをさらに増加させるものである。
本発明の静電記録体においては、当然のことながら、前
記従来例のように熱定着時に腐食性のガスを発生する等
の不都合は全くなく、これは金属酸化物が熱的にきわめ
て安定であることによるものである。
記従来例のように熱定着時に腐食性のガスを発生する等
の不都合は全くなく、これは金属酸化物が熱的にきわめ
て安定であることによるものである。
また、本発明の静電記録体の耐湿度特性をも試験したと
ころ、2%RHから95%RHまできわめて安定に鮮明
な記録を得ることができた。これに対し、従来のイオン
伝導による静電記録体では20%RH以下では、はとん
ど記録が不可能であった。
ころ、2%RHから95%RHまできわめて安定に鮮明
な記録を得ることができた。これに対し、従来のイオン
伝導による静電記録体では20%RH以下では、はとん
ど記録が不可能であった。
本発明の静電記録体においてこのようなすぐれた耐湿度
特性は、金属酸化物半導体の電子伝導性と、高分子電解
質のイオン伝導性が相捕的に作用した結果によると考え
られる。
特性は、金属酸化物半導体の電子伝導性と、高分子電解
質のイオン伝導性が相捕的に作用した結果によると考え
られる。
実施例1において電子伝導性半導体として使用した金属
酸化物のうち、特に二酸化錫においてはその合成をシュ
ウ酸第−錫の焼成によって行なう場合、特にすぐれた導
電材料を得ることができる。
酸化物のうち、特に二酸化錫においてはその合成をシュ
ウ酸第−錫の焼成によって行なう場合、特にすぐれた導
電材料を得ることができる。
このことを次の実施例2で説明する。
実施例2
三塩化アンチモン0.46Qをエタノール50m1に溶
解し、この溶液にシュウ酸第−錫103g(関東化学(
株)製)を浸漬し、かくはん後エタノールを蒸発させ除
去した。得られた粉末を電気炉中で500°Cの温度で
5時間加熱し、酸化分解を行ない、さらにその後120
0’Cに温度を上げ5時間焼成した。
解し、この溶液にシュウ酸第−錫103g(関東化学(
株)製)を浸漬し、かくはん後エタノールを蒸発させ除
去した。得られた粉末を電気炉中で500°Cの温度で
5時間加熱し、酸化分解を行ない、さらにその後120
0’Cに温度を上げ5時間焼成した。
このようにして得られた二酸化錫粉末は、五酸化アンチ
モンが0・2モルパーセント濃度でドープされた淡青色
の粉末である。この方法による二酸化錫粉末は、実施例
1で示した通常の方法による二酸化錫粉末に比べ次のよ
うな点で本発明において特にすぐれた性質を有するもの
であった。すなわち、第2表に示すごとく、粉末の比抵
抗が低く白色度が高く、粒径も細かく、後で説明するよ
うに静電記録体の導電層の材料としてすぐれた性質を有
するものであった。
モンが0・2モルパーセント濃度でドープされた淡青色
の粉末である。この方法による二酸化錫粉末は、実施例
1で示した通常の方法による二酸化錫粉末に比べ次のよ
うな点で本発明において特にすぐれた性質を有するもの
であった。すなわち、第2表に示すごとく、粉末の比抵
抗が低く白色度が高く、粒径も細かく、後で説明するよ
うに静電記録体の導電層の材料としてすぐれた性質を有
するものであった。
第 2 表
すなわち、ここで得られた二酸化錫は、粒径がほぼ1μ
程度にそろっており、ボールミル等の粉砕分散工程なし
でも、単に、結着剤等と混合するだけで導電層塗料とす
ることができる。この導電層塗料および誘電層塗料を実
施例1と同様に塗工したところ、生地濃度がマクベス反
射濃度計で0.11であり、実施例1の0,12〜0.
13と比較してはるかに白色度が高い静電記録体が得ら
れた。
程度にそろっており、ボールミル等の粉砕分散工程なし
でも、単に、結着剤等と混合するだけで導電層塗料とす
ることができる。この導電層塗料および誘電層塗料を実
施例1と同様に塗工したところ、生地濃度がマクベス反
射濃度計で0.11であり、実施例1の0,12〜0.
13と比較してはるかに白色度が高い静電記録体が得ら
れた。
また記録試験においても、実施例1と同様、記録濃度が
高く、解像力のきわめてすぐれた記録が得られ、耐湿度
特性および熱安定性においても当然ながらすぐれたもの
であったっ 発明の効果 以上の説明で明らかなように、本発明においては、導電
性の金属酸化物半導体粉末を高分子電解質を含む結着剤
中に分散して導電層を形成することにより、きわめて記
録濃度の高いすぐれた解1象力を有する記録が可能な静
電記録体が得られる。。
高く、解像力のきわめてすぐれた記録が得られ、耐湿度
特性および熱安定性においても当然ながらすぐれたもの
であったっ 発明の効果 以上の説明で明らかなように、本発明においては、導電
性の金属酸化物半導体粉末を高分子電解質を含む結着剤
中に分散して導電層を形成することにより、きわめて記
録濃度の高いすぐれた解1象力を有する記録が可能な静
電記録体が得られる。。
さらに、本発明により、白色度が高く、熱安定性がすぐ
れ、また耐湿度特性もきわめてすぐれた静電記録体が得
られる。
れ、また耐湿度特性もきわめてすぐれた静電記録体が得
られる。
Claims (1)
- 支持体上に導電層および誘電層を順次設ける静電記録体
の製造法であって、粉末の比抵抗が10^4Ωcm以下
の二酸化錫粉末、酸化インジウム粉末および酸化亜鉛粉
末よりなる群から選んだ少なくとも1つを、高分子電解
質を含む結着剤と共に分散して導電層塗料を形成し、こ
の導電層塗料を前記支持体上に塗工して、前記導電層を
形成する工程を有する静電記録体の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20686085A JPS61143761A (ja) | 1985-09-19 | 1985-09-19 | 静電記録体の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20686085A JPS61143761A (ja) | 1985-09-19 | 1985-09-19 | 静電記録体の製造法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8559078A Division JPS5827494B2 (ja) | 1978-07-12 | 1978-07-12 | 静電記録体およびその製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61143761A true JPS61143761A (ja) | 1986-07-01 |
Family
ID=16530239
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20686085A Pending JPS61143761A (ja) | 1985-09-19 | 1985-09-19 | 静電記録体の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61143761A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0270032A2 (en) * | 1986-11-29 | 1988-06-08 | New Oji Paper Co., Ltd. | Electrostatic recording method |
JPH0854739A (ja) * | 1994-06-10 | 1996-02-27 | New Oji Paper Co Ltd | 静電記録体 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5125140A (ja) * | 1974-08-26 | 1976-03-01 | Tokyo Shibaura Electric Co | Denshikirokuyododenseishijitai |
-
1985
- 1985-09-19 JP JP20686085A patent/JPS61143761A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5125140A (ja) * | 1974-08-26 | 1976-03-01 | Tokyo Shibaura Electric Co | Denshikirokuyododenseishijitai |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP0270032A2 (en) * | 1986-11-29 | 1988-06-08 | New Oji Paper Co., Ltd. | Electrostatic recording method |
JPH0854739A (ja) * | 1994-06-10 | 1996-02-27 | New Oji Paper Co Ltd | 静電記録体 |
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