JPS6114349Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は一般家庭において使用するハンデイタ
イプのハンドミキサーの収納装置に関するもので
ある。

従来例の構成とその問題点 従来のこの種のハンドミキサーは第１図に示す
ように本体１と、この本体１の下部に突出し、か
つ着脱自在な撹拌羽根２と、本体１より導出した
電源コード５を備えた構成となつており、しかも
本体１には電源コード５の処理部がなかつたため
収納時においては電源コード５を束ねるか、もし
くは本体１に巻きつけていた。しかしこの電源コ
ード５を束ねる構成では収納時に電源コード５の
出つぱりがありおさまりの悪いまま収納しなけれ
ばならない。一方、電源コード５を本体１に巻き
つけると、電源コード５の固定が不安定である。
また本体１に電源コード５の巻き付け部を形成す
ると、本体１が大きくなり、本体１がその分重く
なるという問題があつた。なお図中の３はスイツ
チ、４は撹拌羽根外し用の押ボタン、５′はプラ
グ、６は把手を示す。

考案の目的 本考案は、このような従来の問題点を解消し、
一般家庭で腕の力の弱い女性が使用することを考
え本体重量あるいは本体の大きさを変えることな
く電源コードの処理ができかつ収納面積を取らな
いハンドミキサー収納装置を提供するものであ
る。

考案の構成 前記目的を達成するため、本考案のハンドミキ
サー収納装置はハンドミキサー、このハンドミキ
サーの電源コードを処理するコード処理台を備
え、前記コード処理台は上面にハンドミキサー本
体の後部に嵌着自在な嵌合部を有し、かつ外周側
壁に複数の切欠きを設け、裏底面凹部に前記電源
コードのプラグ部を取付けれる嵌合部を設けた構
造としたものであり、ハンドミキサーを使用する
ときはハンドミキサーをコード処理台より取り外
して使用し、ハンドミキサーを収納するときはコ
ード処理台をハンドミキサー本体に取りつけ、電
源コードをコード処理台の一部に巻き付けた後該
コード処理台の外周側壁に設けた切欠き部を通し
先端のプラグ部を裏底面凹部に固定するもので収
納面積を広くとることがなく、かつ電源コードお
よびそのプラグ部の固定も簡単にかつ確実に処理
できるものである。

実施例の説明 以下、本考案の一実施例を第２図および第３図
に基づいて説明する。

図において１はハンドミキサーの本体、２は撹
拌羽根、３はスイツチ、４は撹拌羽根外し用の押
ボタン、５は電源コード、５′はプラグ、６は把
手であり、これらは前述のハンドミキサーと同様
に構成されている。７はコード処理台で上面にツ
メ７′を一体に有し、このツメ７′を本体１の把手
６の後部に弾性を利用し嵌着することにより本体
１を固定するものである。前記処理台７の外周側
壁には複数の切欠き部８を設けてあり、さらに裏
底面凹部には前記電源コード５先端のプラグ５′
を固定する嵌合部９を形成している。

上記構成において、ハンドミキサー使用時はコ
ード処理台７を本体１より外す。本体１を収納す
るときはコード処理台７を本体１に取り付け電源
コード５をツメ７′の外周に巻き付けたのち、コ
ード処理台７の外周側壁に設けた切欠き部８を通
し、コード処理台７の裏底面凹部に案内し、電源
コード５先端のプラグ５′を嵌合部９に嵌合す
る。

考案の効果 上記実施例の説明から明らかなように、本考案
のハンドミキサー収納装置は、特にコード処理台
を本体に嵌着自在に取り付けられ、電源コード先
端のプラグ部の固定を別部品を使用することなく
コード処理台の裏底面凹部に固定できる構造にし
たことにより、ハンドミキサー使用時は従来のコ
ード処理部がないときと同じく軽量・コンパクト
で、ハンドミキサー収納時はコードを巻き付け先
端のプラグ部を押込むだけで手軽にすつきりと処
理できるばかりでなく、本体を立てて収納できる
ため、収納面積を広く取らなく良いものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は一般のハンドミキサーの斜視図、第２
図は本考案の一実施例のハンドミキサー収納装置
の斜視図、第３図は同コード処理台の裏面斜視図
である。 １……本体、５……電源コード、５′……プラ
グ、７……コード処理台、７′……ツメ、８……
コード処理台の切欠き部、９……プラグ嵌合部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 電源コードを有するハンドミキサーとコード処
   理台よりなり、上記コード処理台は、上面にハン
   ドミキサー本体との嵌合部を有し外周側壁に複数
   の切欠きを設け裏底面凹部に前記電源コードのプ
   ラグ部を嵌着自在に取付けられる嵌合部を有する
   ハンドミキサー収納装置。