JPS61143198A - 装飾板の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、ネームプレート、バッジ及びシールなどに
使用する装飾板の製造方法、詳しくは生地部材の外表面
に金属層を転写させ、この転写金属層により記号、文字
などの表示体を形成すると共に、該表示体の外周囲に塗
料などの印刷層を形成して成る装飾板の製造方法に関す
る。

（従来の技術） 従来この種装飾板の製造方法として、例えば特公昭５Ｅ
ｆ−９７０８号公報に記載されたものが知られており、
この公報のものは、生地部材の外表面に表示体と対応す
る接着層を印刷すると共に、金属層を支持材に一体に形
成して成る複合材を用い、該複合材の金属層側を前記生
地部材の接着層側に熱圧着し、この複合材の前記接着層
と対応する金属層を前記接着層を介して前記生地部材側
に転写させ、該転写金属層により前記表示体を形成する
ごとくしている。

（発明が解決しようとする問題点） ところで前記のごとき装飾板を実用化するにあっては、
前記生地部材に金属層の転写による表示体だけではなく
、該表示体の外周囲に塗料などの印刷層を形成する必要
があるのであり、斯くのごとき装飾板を前記従来の製造
手段で製造することは、次のような理由でできなかった
のである。

即ち、前記生地部材には、前記印刷層により凹凸が形成
される関係上、前記接着層を前記生地部材上に正確に形
成するためには、ロール印刷手段などの採用が困難で、
前記接着層はスクリーン印刷手段により形成する必要が
あるのであるが、このスクリーン印刷手段を採用すると
きには、その製造特性上前記生地部材が静電気を帯び易
く、つまりスクリーン印刷時にスクリーン版と前記生地
部材との接触により該生地部材に静電気が発生し易く、
この静電気により前記生地部材に塵芥などが付着するの
であり、しかるに前記生地部材に転写すべく用いられる
複合材の金属層は、普通蒸着またはスパッタリングなど
の手段で形成され、その厚みはオングストローム単位で
あるため、前記塵芥が前記金属層の転写時に該金属層の
一部を破損し、製品ロスが多くて、到底採用することが
できなかったのである。

本発明は以上のごとき問題点に鑑みて成したもので、そ
の目的は、前記印刷層と接着層とを分離させることによ
り、つまり前記印刷層を前記生地部材側に、また前記接
着層を前記複合材側にそれぞれ分離させて形成すること
により、前記生地部材と複合材に前記印刷層及び接着層
を形成するにあたって、大量生産可能なロール印刷手段
などの採用を可能となし、製品ロスを招くことなく、良
品を大量に製造することができる装飾板の製造方法を提
供することにある。

（問題点を解決するための手段） 本発明は前記目的を達成するために、支持材に金属層を
一体に形成して成る複合材を用い、該複合材の前記金属
層側に、表示体と対応する接着層を形成し、前記複合材
の金属層側を前記生地部材の印刷層側に当接させて圧着
することにより、前記接着層と対応する前記金属層を前
記接着層を介して前記生地部材の印刷層側に転写させる
ごとくしたのである。

（実施例） 以下本発明にかかる装飾板の製造方法を図面の実施例に
よって説明する。

先ず、第１図に示すごとく、プラスチックシートなどか
ら成る生地部材（１）の外表面に、後述する表示体の外
周囲を覆う塗料などの印刷層（２）を印刷手段で形成す
る。

また支持体（３）の外表面にアルミニウムなとの金属層
（４）を一体□に形成して成る複合材（５）を用い、該
複合材（５）の前記金属層（４）側に、前記生地部材（
１）に形成する表示体（７）と対応すべく接着層（６）
を印刷手段で形成するのである。

前記のごとく生地部材（１）側に印刷層（２）を、また
前記複合材（５）側に接着層（６）をそれぞれ分離して
形成することにより、前記生地部材（１）への印刷層（
２）の印刷、また前記複合材（５）への接着層（６）の
印刷手段として、それぞれロール印刷手段が採用可能と
なり、このロール印刷手段の採用により、塵芥の付着を
招いたりすることなく、良品を大量生産することができ
るのである。

次に、第２図に示すごとく、前記生地部材（１）に前記
複合材（５）を、該複合材（５）の接着層（６）が前記
生地部材（１）の印刷層（２）を形成しない部分と対向
するごとく当接させ、前記複合材（５）の外部から加圧
するのである。

しかして前記複合材（５）の接着層（６）を、前記生地
部材（１）の印刷層（２）間に加圧接着一体化させた後
、前記複合材（５）を剥離するのであり、すると第３図
に示すごとく、前記接着層（６・）と対応する前記複合
材（５）の金属層（４）が、前記接着層（６）を介して
前記生地部材（−〇− １）側で前記印刷層（２）間に転写され、この転写金属
層（４）により表示体（７）が形成されるのであり、ま
た前記生地部材（１）側に転写されない他の金属層（４
）は、前記複合材（５）の剥離時に該複合材（５）と共
に取除かれるのである本発明を実施するにあたっては、
第１図に示した前記生地部材（１）への印刷層（２）の
印刷と、前記複合材（５）における金属層（４）への接
着層（６）の印刷とをロール印刷手段で同時に行い、こ
れら生地部材（１）と複合材（５）とを加圧ロール間に
連続的に供給し、該ロール間で第２図に示した前記生地
部材（１）と複合材（５）との加圧を行い、この後前記
複合材（５）の剥離を連続的に行うのであり、斯くして
第３図に示した装飾板を連続製造するのである。

前記金属層（４）の転写による表示体（７）と、該表示
体（７）の外周囲を覆う前記印刷層（２）とを前記生地
部材（１）の外表面に表出させ、これら表示体（７）と
印刷層（２）とを表面として使用することも可能である
が、前記生地部材（１）及び前記接着層（６）をそれぞ
れ透明材料で形成し、この生地部材（１）の前記印刷層
（２）及び表示体（７）とは反対を表面として用いるこ
ともでき、斯くするときには前記印刷層（２）と表示体
（７）かそれぞれ前記生地部材（１）及び接着層（６）
を透過して外部に表出され、外観に優れたものとなるの
である。

前記金属層（４）により形成される表示体（７）には、
使用時に表面となる部分に、記号又は文字などを印刷す
るのである。

（発明の効果） 以上説明したごとく本発明では、生地部材の外表面に薄
肉の金属層を転写させ、この転写金属層により記号、文
字なとの表示体を形成する七共に、該表示体における前
記転写金属層の外周囲に塗料などの印刷層を形成して成
る装飾板を製造するにあたって、支持材に金属層を一体
に形成して成る複合材を用い、該複合材の前記金属層側
に、表示体と対応する接着層を形成し、前記複合材の金
属層側を前記生地部材の印刷層側に当接させて圧着する
ことにより、前記接着層と対応する前記金属層を前記接
着層を介して前記生地部材の印刷層側に転写させるごと
くしたから、前記生地部材と複合材に前記印刷層及び接
着層を形成するにあたって、大量生産可能なロール印刷
手段などの採用が可能となり、しかも塵芥などの前記生
地部材への付着を招いたりすることがなくなって、製品
ロス少なく、良品を大量に製造することができるに至っ
たのである。

【図面の簡単な説明】

第１乃至第３図は本発明にかかる装飾板の製造方法を示
す図面である。 （１）・・・生地部材 （２）・・・印刷層 （３）・・・支持材 （４）・・・金属層 一〇− （５）・・・複合材 （６）・・・接着層 （７）・・・表示体

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 生地部材（１）の外表面に薄肉の金属層（４）を転写さ
   せ、この転写金属層（４）により記号、文字などの表示
   体（７）を形成すると共に、該表示体（７）の外周囲に
   塗料などの印刷層（２）を形成して成る装飾板の製造方
   法であって、支持材（３）に前記金属層（４）を一体に
   形成して成る複合材（５）を用い、該複合材（５）の前
   記金属層（４）側に、前記表示体（７）と対応する接着
   層（６）を形成し、前記複合材（５）の金属層（４）側
   を前記生地部材（１）の印刷層（２）側に当接させて圧
   着することにより、前記接着層（６）と対応する前記金
   属層（４）を前記接着層（６）を介して前記生地部材（
   １）の印刷層（２）側に転写させるごとくしたことを特
   徴とする装飾板の製造方法。