JPS6114299B2 - - Google Patents

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JPS6114299B2
JPS6114299B2 JP54159861A JP15986179A JPS6114299B2 JP S6114299 B2 JPS6114299 B2 JP S6114299B2 JP 54159861 A JP54159861 A JP 54159861A JP 15986179 A JP15986179 A JP 15986179A JP S6114299 B2 JPS6114299 B2 JP S6114299B2
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building
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building unit
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JPS5581949A (en
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Uiboo Jatsuku
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Publication of JPS6114299B2 publication Critical patent/JPS6114299B2/ja
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04BGENERAL BUILDING CONSTRUCTIONS; WALLS, e.g. PARTITIONS; ROOFS; FLOORS; CEILINGS; INSULATION OR OTHER PROTECTION OF BUILDINGS
    • E04B1/00Constructions in general; Structures which are not restricted either to walls, e.g. partitions, or floors or ceilings or roofs
    • E04B1/348Structures composed of units comprising at least considerable parts of two sides of a room, e.g. box-like or cell-like units closed or in skeleton form
    • E04B1/34815Elements not integrated in a skeleton
    • E04B1/3483Elements not integrated in a skeleton the supporting structure consisting of metal
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04BGENERAL BUILDING CONSTRUCTIONS; WALLS, e.g. PARTITIONS; ROOFS; FLOORS; CEILINGS; INSULATION OR OTHER PROTECTION OF BUILDINGS
    • E04B1/00Constructions in general; Structures which are not restricted either to walls, e.g. partitions, or floors or ceilings or roofs
    • E04B2001/0053Buildings characterised by their shape or layout grid
    • E04B2001/0076Buildings with specific right-angled horizontal layout grid
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04BGENERAL BUILDING CONSTRUCTIONS; WALLS, e.g. PARTITIONS; ROOFS; FLOORS; CEILINGS; INSULATION OR OTHER PROTECTION OF BUILDINGS
    • E04B1/00Constructions in general; Structures which are not restricted either to walls, e.g. partitions, or floors or ceilings or roofs
    • E04B1/348Structures composed of units comprising at least considerable parts of two sides of a room, e.g. box-like or cell-like units closed or in skeleton form
    • E04B2001/34892Means allowing access to the units, e.g. stairs or cantilevered gangways

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Rod-Shaped Construction Members (AREA)
  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はその組織がプレハブ建築ユニツトの重
ね合わせおよび並置によつて形成される建築物の
構造に関するものである。 建物を工場内で予じめ建造された要素によつて
建築することは周知である。この種の多数の建築
方式が既に提案され、使用されている。 特に「重フアブリケーシヨン」(“Heavy
fabrication”)を基礎とする各種の建築システム
は周知であり、ここではプレフアブ要素は主とし
て鉄筋コンクリート製のパネル、梁、または3次
元小室で構成されている。この場合、輸送および
取扱い価格がこの方式によつて作られた建物の全
価格の相当の割合いを占めている。従つて重プレ
フアブリケーシヨンはプレフアブ工場から建築現
場への距離がそんなに大きくない時にのみ利用可
能でかつ経済的である。ある距離以上になるか、
あるいは通信手段が貧弱なときは、輸送コストが
プレハブ要素によつて得られた長所を上回つてし
まう。 「軽プレハブ」(“light prefabrication”)に基
く各種の建築方式もまた周知である。これらの方
式は、主として金属プレハブ部品を使用するもの
であるが、これは屡々建築物の一部にしか使用さ
れず、これは特に「カーテンウオール」または
「フアツサードパネル」が関係する場合である。 それにも拘わらず若千個の公知の技術が完全
に、または殆んど完全に軽プレハブ部品によつて
作られた建物を建築することを可能にしている。
一般には、これらの公知技術は特別の建物、特に
高さの低い、主として平家建の建築に限定されて
いる。 本発明の1つの目的は急速かつ経済的に多階建
築物を、軽プレハブ技術を使用して、製造するこ
とであり、それは標準化された建築部品を使用す
るが、建築物のそれによつて作られる建築設計に
大きなフレキシビリテイを許し、従つてその建物
が各種の用途に向いている建物を製造することで
ある。 本発明の別の目的は、容易に量産でき、貯蔵お
よび輪送容易な、かつ容易に組立ておよび分解が
可能なそれほど高度でもない技術でできる、わず
かに変形した軽プレハブを使用して現場で組立て
ることによつて建物を製造することである。 本発明の別の目的は、地面レベルより上の部分
の建造は、使用されるプレハブ部品が単に相互間
でボルト締めできるため、何等の石工作業を必要
としない建築物を製作することである。 本発明のその他の目的は、一度建築されたのち
新しい用途に容易に変更ないし建増しができ、ま
たは居住者の新規ニーズまたは要求に合わせるこ
とができ、また、完全に解体して任意の場所に再
組立でさえもできる複数階の建物を製造すること
である。 本発明の別の目的は、その建築表現の極度のフ
レキシビリテイと温度調節の簡単かつ有効なシス
テムから、任意の領域ないし任意の気候条件にお
いて建築可能で、更に既存の道路、街路、交叉点
のレイアウトに対する完全な適応性のため任意の
既存都市敷地内に完全に合体せしめることができ
る建築物を作ることであり、これはその形状の多
様性およびその階数によるものである。 本発明のその他の目的は、建物の下でシステム
自身から来る技術的空所(technical cavity)中
に、建物に便宜を供する道路システムの地下に通
常埋設されているすべての水平都市基礎構造配管
およびケーブルを取込むことを非常に容易に行う
ことである。 本発明は、その目的としてごくわずか変化せし
めたプレハブ建築ユニツトの現場での組立による
建築物または建築物の組織用のシステムを有する
ことである。 本発明に成る各建物ユニツトはほぼ直角柱状の
形状を有し、以下の部品を有する。 (1) 広幅平坦金属材、金属形材、および木製梁か
ら選定された材料から形成された底部枠組で、
これらの部品は前記柱状体の横面にそつてこの
底部枠組の底部端が該柱状体の下方基面の側辺
を形成している。 (2) 広幅平坦金属材、金属形材および木製梁から
選定された材料で構成された上部枠組で、これ
らの材料は前記柱状体の側面にそつて、この上
部枠組の頂端部が前記柱状体の上部基面側辺を
形成する。 (3) V字型断面を有し金属および木材から選定さ
れた材料で作られた直立材、この直立材は上述
の底部および頂部枠組と結合され、各直立材は
その頂部が前記柱状体の垂直稜を形成し、その
フランジが前記柱状体の側面にそつて位置す
る。 ここに使用される殆んどの建築ユニツトはま
た、頂部水平壁および/または底部水平壁を有す
る。 頂部水平壁は上記上部枠組の頂端に接続された
板材から成り、この柱状体の上部基板を形成し、
この板材は自己支持形(self−supporting)で、
金属板、厚手ベニア材、および強化プラスチツク
材製ボードから選定された建築材料で作られ、従
つて上部枠組および頂部壁が全体として下方の抜
けた空箱を形成している。 底部水平壁は前記底部枠組の頂部に接続される
板材から成り、この板材は自己支持形で、金属
板、厚手ベニア材、および強化プラスチツク材ボ
ードから選定された材料で作られ、従つて底部枠
組および底部壁は全体として下方の抜けた空箱を
形成する。 本発明では以下に主として完全に金属(特に鉄
鋼)で作られた建築ユニツトに関連して説明す
る。 但し、本発明の建築ユニツトは完全に、または
部分的に木材で作られてもよい。 特に、木材と鋼材を同時に使用してもよい。こ
の場合、建築部品中の若千の構成要素(例えば頂
部および底部枠組および要求に応じて頂部および
底部壁)は木材で作り、その他の部品要素は鋼材
で作る。強化プラスチツク材を建築ユニツトの横
造の一部に、特に頂部水平壁の形成に使用しても
よい。 建築ユニツトの一般的形状はこれを作る材料の
如何に拘わらず同一である。建築ユニツトの構成
要素を接続する組立部材は当然相互接続すべき材
料に応じて選定すべきである。 建築ユニツトが底部水平壁を有するときは、こ
の底部壁に対してはその全周縁に小形の上方に向
いて底部壁の上面からわずかの高さに(例えば10
ミリ程度)突出した端部を設けることが好まし
い。 ある好ましい実施例においては、底部水平壁お
よび/又は頂部水平壁(これらの壁体が設けられ
る建築ユニツトの)は、建築ユニツトの垂直稜近
くに開口を有する。 建築ユニツトの底部水平壁および/または頂部
水平壁は、1個または複数個の、人間を通し得る
大きさの開口があるべきで、これらの開口は取外
し可能な取付パネルでふさいでおく。 以下の説明からわかる通り、別の建築ユニツト
は重なり合つた建築ユニツト間の往来(昇降機ま
たは階段による)を可能とする特別設計物であ
る。 頂部および底部壁の剛性は壁の一面に周知の方
法で固定したリブで構成される補強材によつて強
化することが好ましい。底部壁の補強材はその下
面に取付け、上部壁の補強材はその上面または下
面に取付けられる。 建築ユニツトの上部および下部枠組および垂直
材もまた、同様な補強材で強化してもよい。この
場合、これらの補強材は建築ユニツトの内方に向
いた面に固定し、建築ユニツトの何等の部分が建
築ユニツトが形成する柱状体の面から外に突出し
ない様にする。 好ましい実施例では、建築ユニツトは直角柱状
体の形状であり、これは1個の、同一の建築の構
築に使用されるすべての建築ユニツトのすべてに
共通の標準高さを有し、更に、ある特別の実施例
では、前記柱状体の基部の少くとも2側は使用さ
れる建築ユニツトのすべてに共通な規準長さまた
はこの規準長さの整数倍に等しい長さを有する。 建築ユニツトは工場で完全に作つて建築現場に
その形状で運搬してもよい。 好ましい実施例においては、建築ユニツトは周
知の方法で(例えばボルト締めまたは溶接で)工
場で予じめ下ごしらえされた以下の材料を組立て
ることによつて作られる。 1 上述の下部枠組および底部壁を備えるこの下
部枠組から選定された底部部分、 2 上述の上部枠組および頂部壁を備えるこの上
部枠組から選定された頂部部分、 3 建築ユニツトの直立材 特別の実施例においては建築ユニツトは矩形状
の基部を有する直角柱状体の形を有し、以下の工
場下ごしらえ済みの部品から公知の方法で現場組
立によつて作られる。 1 現場において、夫々が下部枠組と底部壁から
成る2個の等しい矩形部品を並置接続して成る
底部部品。 2 現場において、夫々が上部枠組と頂部壁から
成る2個の等しい矩形部品を並置接続して成る
頂部部品。 3 4個の直立材。 表現を簡単にするために本説明の以下の部分に
おいては本発明の建築ユニツトを「ユニツト」と
称することとする。 本発明はまた、その建造が少くとも1部重ね合
わされた、または並置されたユニツトのボルト締
めによつてなされる建築物を目的とするものであ
る。 特別の実施例においては、建築物はその底部面
で支持されずその1個またはそれ以上の側面で並
置ユニツトの1個またはそれ以上のユニツトにの
み固定されている1個または複数個のユニツトを
有する。 1つの好好ましい実施例においては、本発明の
建築物は相互間に間隙を有する積重ねまたは複数
個の積重ねを有し、各積重ねは相互に積重ねられ
たユニツトで形成され、各積重ねの各階は1個、
2個またはそれ以上の相互に接続されたユニツト
で構成され、スペーサ部分が各積重ね体の上部枠
組の頂部端とこれに重なるユニツトの下部枠組の
底部端との間に設けられ、その底面で支持されて
いないユニツトはその1個または複数個の側面で
この積重ね体を形成するユニツトの自由側面の1
個または複数個に固定される。 特別の実施例においては、前記スペーサ部分は
実際の建築ユニツトの一部を成し、これはユニツ
トの直立材の端部で形成され、これらの直立材は
下部枠組の下端を越えて、および/または上部枠
組の頂部端を越えて延長されている。 本発明の建築物の構造の有利な形式において
は、ユニツト、または少くともその内のどれかは
ユニツトの隅部に取付けられ、その全高にわたる
垂直ケーシングを備え、これに対応する底部およ
び/または頂部水平壁にはこれらの隅部ケーシン
グのこれらの水平壁と接する点に開口が設けら
れ、一つのユニツトの隅部ケーシングは適当な形
状をしたダクトでその上部および/または下部に
位置するユニツトの対応隅部ケーシングに接続さ
れ、相互に連結された隅部ケーシングが連続的な
垂直ケーシングを成している。 この様な連続的垂直ケーシングまたはその内の
どれかは、配管および/または配線を収める技術
的空所(tachnical casing)として使用すること
ができる。 これらの連続垂直ケーシングまたはそのうちの
どれかは家庭用暖炉の煙道として使用できる。 これらの連続垂直ケーシングまたはそのうちの
どれかは、室の通風または空気調節用の空気の送
風用としても使用できる。 本発明の建築物の一つの有用な形状において、
これらの連続垂直ケーシング、またはそのうちの
どれかが輻射熱空調設備の一部をなすが、これは
上述の連続垂直ケーシング中およびユニツトの内
部からおよび更に外気から隔壁で完全に隔離され
ているユニツトまたはユニツト群の水平壁間を隔
てる空所中の閉鎖巡還路中に適当な温度の空気の
環流を作ることによつて建物内部に適温を生じさ
せるものであり、連続垂直ケーシング中に設けら
れた開口は建物の違う階層のこれらのケーシング
と前記空所間の連絡路を形成し、建物の頂部レベ
ルにある出口を有する連続垂直ケーシングは1個
または複数個の出口導管(conduit)に接続さ
れ、ユニツト間の空所と連絡する多数の空気戻り
出口は建物の頂部レベルに設置されてすべての戻
り出口は1個または複数個の供給導管に接続さ
れ、供給および出口導管間に接続されたフアンが
閉回路中の空気の環流を行わせ、この空気は連続
垂直ケーシング中に吹込まれ、ユニツト間の空所
中を流れ、これらの空所から前記戻り出口を通つ
て出て行き、ヒータまたは冷凍機の熱交換機が前
記フアンの上流または下流で回路内に挿入されて
いる。 好ましい実施例においては、本発明の建物の最
下階に1個または複数個の技術トンネル
(technical−tunnal)が設けられ、その中には建
物に便宜を与える配線および配管が設置され、そ
れに建物の各階に便宜を供与する立上りおよび立
下り配管が接続され、各技術トンネルは基礎の上
に直接に設置され順次連なつて配列された一連の
ユニツトで構成される。 本発明のその他の特性および利点は、別紙図面
による本発明の1実施例についての以下の説明か
ら明瞭となる。 第1図ないし第6図、および第8図ないし第1
8図に示すユニツトは金属製、好ましくは鉄鋼製
である。その他の金属も使用できようが、通常価
格ないし機械的強度の点からして有利ではない。 なお注意すべきことは、本発明のユニツトは全
部木材で、または木材部品と鉄鋼部品との組合わ
せで作ることもできるということである。第19
図はこの種の構造を示す。 ユニツトのある部品(特に頂部水平壁)はまた
強化プラスチツク材で作つてもよい。 第1図は本発明による矩形の基面を有するユニ
ツトの主要部品を示す分解図である。このユニツ
トは下部枠組1、上部枠組2および4本の直立材
3を有する。 このユニツトは更に頂部水平壁4および/また
は底部水平壁5を有してもよい。以下に見る通
り、建築物の建造に使用されるユニツトの大部分
は頂部水平壁および底部水平壁の両者を有する。 各頂部水平壁に対して人の通行可能の1個また
はそれ以上の開口6を持たせ、取外し自在の取付
パネルで閉止できる様にすることは有用である。 ユニツトの各構成部品は金属、好ましくは鉄鋼
で作る。その他の金属もまた適当であるが、これ
らは通路価格またはその機械的強度の点から好ま
しくはない。 上述した部品の組合わせにより第2図に示す様
なユニツトを形成する。 各下部枠組1または上部枠組2は例えば幅広平
坦金属条4個の溶接による接続によつて作ること
ができる。各枠組はまた一回の溶接で、矩形を形
成するために適宜に折り曲げた平坦金属の単一幅
広片によつて作つても良い。 各直立材3はV字形断面図を有し、2個の平坦
材の幅広片を直角に溶接して、またはダブル幅の
平坦材の単一幅広片を直角に折り曲げて作ること
ができる。 頂部壁4は上部枠組2の頂部端に例えば溶接に
よつて接続された金属シートから成る。 底部壁5は下部枠組1に溶接によつてその上部
端近くに接続された金属シートから成る。然し、
特別の実施例においては、底部壁5は下部枠組1
の頂端と同一レベルには位置せずわずかに下方に
ずらし、下部枠組の頂部が底部壁5上に小突出
部、例えば10ミリ程度の高さの突出部を形成させ
る。この特別の配列による長所は以下述べる所で
ある。 第1図はまた、第2図に関連して説明する若干
の構造上の細部〔番号10、11、15、16お
よび19〕を示しているが、第2図は上に列挙さ
れた構成部品〔参照番号1ないし6〕を相互接続
することによつて作つたユニツトを示す。 本発明になるある種のユニツトにおいては、2
個所の相対向する側面開口は補強材8を備える重
い鋼板でできた補強パネル7で閉止される。第1
図は矩形状ユニツトの2個所の大側面の開口を閉
止するこの種のパネル7を示す。これらのパネル
7は、例えば溶接またはボルト止めで、直立材3
および下部枠組1および上部枠組2にユニツトの
側面から外方にはみ出すことなしに強固に取付け
られる。このパネル7はこれらの構成物に大きな
強度性をあたえるために、頂部および底部水平壁
の設けられていないある種のユニツトを強化する
ために主として設けられている。 ここで言及している補強用パネルは、後述の、
またこのユニツトおよびこれによつて構築された
建物を事実上何等補強するものではない軽量隔壁
と混同してはならない。 第2図に示すユニツトAは直角六面体の形状を
有する。この図において第1図に示す1ないし6
の各部品の再確認ができる。この図はまた、下部
枠組1はその底部に突出端9が上部枠組にはその
底部に突出端10がそれぞれ設けられ、直立材3
のフランジの垂直端には突出端11が設けられて
いることを示している。これらのすべての突出端
はユニツトの内部に向いた直角端部を形成する。
前記直方体の基面の長辺はこの基面の短辺の長さ
の2倍に等しい長さを有する。この特別な寸法採
りは建築ユニツトの接続に関して、特に2個のユ
ニツトAをその一方の短辺側面で第3のユニツト
Aの長辺側面と固定するというユニツトAの並置
を希望するときの様に、建築ユニツトを相互に接
続する場合に多くの利益を生ずる。 下部枠組1および上部枠組2、直立材3および
頂部壁4および底部壁5は、番号12ないし16
を付した補強材によつて補強されており、これら
の補強材は補強さるべき板材または幅広棒に溶接
された金属リブで構成することができ、これらの
補強材はこれらの金属条または幅広棒にボルト止
めされた金属形材(例えばL、UまたはC形材)
で構成してもよい。 頂部壁4中には補強材13に取巻かれ取外し自
在のパネルによつて閉止できるマンホール6があ
る。第2のマンホール6(例えば補強材14に対
して対称に配列)を所望に応じて頂部壁4内に設
けてもよい。 特に配管または配線を通過させる孔17が底部
壁5のレベルより下で下部枠組1に設けられてい
る。 例えば第2図に示す実施例においては、下部枠
組1の各短辺側にはこの枠組の垂直稜間の中央に
位置する単一孔17が設けられ、枠組の各長辺側
には2個の孔17が設けられている。 下部枠組1および上部枠組2には孔18が設け
てあり、並置されたユニツトを相互にボルト止め
することができる様になつている。第2図に示す
実施例においては、ユニツトAの各短辺側は建築
ユニツトの垂直稜近くに位置する9個の孔18の
4連が設けられている。ユニツトAの各長手側面
には9個の孔18の8連が設けられている。 孔17および18の配列は、2個のユニツトA
がその短辺側の1つで第3のユニツトAの長辺側
面に向つて置かれた時、(各短側面は長側面の半
分をカバーする)、接触状態にある面の孔17お
よび18が一致する様に配列されている。 変形した実施例においては(第2図には示して
ない)、直立材3のフランジに同様にしてボルト
孔が設けられている。 3角形状の開孔19がユニツトAの4垂直隅部
の各々の近くで頂部壁4および底部壁5に設けら
れている。前記開孔19中に引込まれる垂直隅部
ケーシングがユニツトAの各垂直隅部にそつてこ
の様にして設置される(第29図および30図参
照)。 この種の隅部ケーシングは、ユニツトAの垂直
稜に平行に直立材3の突出端11にその垂直端で
固着された矩形壁(図示せず)を取付けることに
よつて形成される。この矩形壁は、床面と天井の
全長にわたるものであるが、直立材3と上部枠組
2とともに3角形断面の隅部ケーシングを形成す
る。この様な隅部ケーシングを各ユニツトAの4
隅に設けることは一般に有利である。然し、これ
らのケーシングがある場所では希望されない場合
には、開孔19は取外し自在のパネルによつて閉
止される。 第3図に示すユニツトCは基礎または基礎床面
に直接に設置される様に設計されており、この基
礎上に周知の方法でアンカー止めされる。ユニツ
トCは第2図に示すユニツトAに類似している
が、底部壁5には2個のマンホール6が設けら
れ、底部壁5と基礎との間に這入り得る様になつ
ている。これらのマンホール6は補強材13によ
つて境され取外し自在のパネルで閉止される。更
に、ユニツトCの2短辺側面の開口はその高さの
大部分が補強材21で強化された重金属板で作ら
れたパネル20で閉止されている。 ユニツトCの用途およびパネル20の存在理由
については第20図および第22図に関連して後
述する。 変形実施例においては、ユニツトCの2短辺側
面はパネルCで完全に閉止されている。別の実施
例ではユニツトCの2短辺側面は開口のままで、
パネルは2長辺側面を閉止している(完全に、ま
たは相当の高さ迄)。 第4図は重ねられたユニツト間の通行用にらせ
ん階段の取付を可能とする様に設計されたユニツ
トDを示す。このユニツトDはユニツトAと類似
しているが、頂部壁4および底部壁5のそれぞれ
は半円形の切欠きを有する。 底部壁5の半円形切欠きは長辺側面の一方側に
位置しており、その中心はこの長辺側面の垂直稜
部間の中央に位置している。下部枠組1はこの開
口が設けられている点では中断している。半円形
に曲げられた幅広平坦板がこの切欠きのある壁部
5の端部につながつている。この幅広平坦板22
は壁5の端部および下部枠組1にこれが中断して
いる点で接続(例えば溶接)される。半円形切欠
きの両側で下部枠組1には一連のボルト孔23が
設けられている。ユニツトDの剛性はこの切欠き
領域において、同様半円形の切欠きを有する重い
強化板24によつて補強されている。壁5の下に
水平に位置するシート24は下部枠組1の底端お
よび幅広板22の底端部に接続(例えば溶接)さ
れる。補強シート24はまた底部壁5にこれにお
よびこれの下部に位置するシート24の端部に公
知の方法で固定され垂直に位置する板状金属部品
25によつて底部壁に接続されている。これらの
板状金属部品25の複数個は溶接によつて定位置
に固着することができるが、少くとも1個の部品
25においては取外し可能の方法で(例えばボル
ト止めで)下部枠組1の下部のボルト孔23に近
付き得る様に固定しておかねばならない。 頂部壁4の半円形切欠きは底部壁5のそれと同
軸上に垂直に位置している。壁4のこの切欠きの
周囲に同様な部品22および25が同様な要領で
配列、接続の上配置されている。 2個のユニツトDが適当な方法で並置される
と、半円形切欠きは相互に補完し合つて円形の開
口を形成して重ね合わされたユニツトD間の通路
としてのらせん階段の設置が可能となる。 らせん階段の最下部および最上部のために、ユ
ニツトDと類似してはいるが頂部壁または底部壁
のみが半円形切欠きを有するユニツトが提供され
る。ユニツトの底部部分または頂部部分のみがこ
の場合ユニツトAと同様である。 ユニツトAと同様にして、ユニツトCおよびユ
ニツトDに隅部ケーシングを取付けることができ
る。 第5図は建物の各階間の人員および物品の垂直
流通のための設備を人れることを主として設計さ
れたユニツトBを示す。第5図に示す例において
は、このユニツトBの中には階段が取付けられて
いる。ユニツトBの積重ねによつて階段用吹き抜
きを形成するが、ユニツトBの積重ねは昇降機ピ
ツトにも使用することができる。 ユニツトAと同様、ユニツトBは下部枠組1、
上部枠組2および4個の直立材3を有するが、頂
部および底部床はない。 内周全体にわたつて下部枠組1にはその頂部端
近くに位置する補強材26が取付けられている。
この補強材26は底部壁5がユニツトAに位置す
るレベルに位置する。 頂部においては上部枠組に内方に直角に向いた
突出端27が設けられている。 ユニツトBの2個の長辺側面は補強材8を取付
けた重い鋼板で作られた強化パネル7で閉止され
ている。これらのパネル7は例えば溶接またはボ
ルト止めによつて直立脚3および下部枠組1およ
び上部枠組2の突出端にしつかりと取付けられて
ユニツトBの剛性に寄与している。第5図におい
て2個のパネルの一方が一部破断の上図示されて
いる。 各ユニツトはユニツトBに等比される様に作ら
れるが、これらは底部壁付きでか〔ユニツトAの
壁5と同様〕あるいは頂部壁付き〔ユニツトAの
壁4と同様〕で作られる。この種のユニツトは階
段吹き抜けまたは昇降機ピツトの頂部または最底
階に使用される。 ユニツトBの積重ねが階段吹抜けに使用される
場合には、プレフアブされた踊場28をその中に
例えばボルト付けまたは溶接によつて取付ける。
踊場28の間にプレフアブされた梯子29(一階
当り2個)を固定する。中開踊場の側に位置する
ユニツトCの短辺側面は取付パネル(図示せず)
によつて閉止する。 第6図に示すユニツトJはその基面が正三角形
の直角柱状体の形状をしている。ユニツトJの構
造はユニツトAのそれと類似している。 ユニツトJは下部枠組30、上部枠組31の3
本の直立材32、頂部壁33および底部壁34を
有し、直立材32はV字状断面を有しその側面相
互間の角度が60度である。下部枠組30はその底
部に突出端9を有し、上部枠組31はその底部に
突出端10を有し、直立材32のフランジの垂直
端部には突出端11がある。これらのすべての突
出端部はユニツトJの内方に直角に向いている。 下部枠組30および上部枠組31、直立材3
2、および頂部壁33および底部壁34は番号1
5,16,35,36および37を付した補強材
により強化されている。頂部壁33中には円形の
補強材37により境されるマンホール38が設け
られ、ユニツトJの各側面はユニツトAの長側面
の長さと等しくまた2個の孔17が設けられて配
管または配線導入の便に供されているとともにボ
ルト孔18の8連がある。 第1図ないし第6図は例示として示した本発明
によるユニツトの若千種を示したものにすぎな
い。 第7図は本発明のユニツトの各種の形状を模式
的な平面図で大縮尺で示す。第7図に示すユニツ
トの殆んどについては詳細に図示ないし説明はし
ないが、それらの構造は前述のユニツトのそれと
類似している。 第7図に示すすべてのユニツトは直角柱状体の
形状を有し、好ましい実施例によれば、これらの
すべての柱状体は同一高さを有し、更にこれらの
柱状体の基面の少くとも2辺はすべてのユニツト
に共通の規準長さに等しい長さか、またはこの規
準長さの整数倍に等しい長さを有する。各柱状体
の高さは例えば3075ミリで前記の規準長さは2250
ミリである。これらの寸法は勿論制限的なもので
はなく例示のためのものである。 これらのすべてのユニツトは下部枠組、上部枠
組、と前記上部および下部枠組を接続する直立材
とを有する。これらの枠組は勿論柱状体の基面の
形状に対応しており、直立材は矢張りV字形断面
を有し各直立材はその稜部が柱状体の垂直稜部を
形成しそのフランジが柱状体の側面にそつて向い
ている様に配列されている。ある種のユニツトは
更に底部および頂部壁を有し、第7図中に、この
種のユニツトには斜線引きがしてある。 ユニツトA,B,C,DおよびEはすべて矩形
の基面を有し、この基面の短辺は「規準長」に等
しい長さを有し、基面の長辺は前記「規準長」の
2倍に等しい。ユニツトA,B,CおよびDにつ
いては第1図ないし第5図を参照してすでに説明
した。 ユニツトEはユニツトAと類似しているがその
頂部および底部壁中には重なり合つた建築ユニツ
ト間の通行用のらせん階段の設置ができる円形開
口を有する。 ユニツトF,GおよびHはそれぞれユニツト
A,BおよびEと類似しているが、これらは正方
形基面を有しその両辺は「規準長」に等しい長さ
を有する。 ユニツトJ,K,LおよびMはすべて正三角形
の形状の基面を有しその辺は「規準長」の2倍に
等しい長さを有する。 ユニツトJは第6図を参照して上に説明した。 ユニツトKはユニツトJに非常によく類似して
いるが頂部壁または底部壁がない。その下部枠組
30はその内面全体にその頂端部近くに位置する
補強材が設けられている。その上部枠組31はそ
の頂部に枠組31の内方に直角に向いて突出する
端部27を有する。 ユニツトLは基礎上にまたは基礎床上に直接に
設置する様に設計されているもので、ユニツトL
はユニツトJと非常に似ているがその底部壁中に
底部壁と基礎の間の空所に近接するための1個ま
たはそれ以上のマンホールを有する。 ユニツトMは同様ユニツトJに類似している
が、その頂部および底部壁中に円形の開口が設け
られており、これは重なり合つた建築ユニツト間
の通行用のらせん階段を収容することができる。 ユニツトNおよびPはまた正三角形の形の基面
を有するが、然しその基面の辺は「規準長」に等
しい長さを有する。その他に、ユニツトNとPと
はそれぞれユニツトJおよびMにそれぞれ類似し
ている。 ユニツトQとRは3辺が「規準長」に等しい長
さを有し、一方第4番目の辺がこの「規準長」の
2倍に等しい長さを有する等辺梯形の形状をして
いる。その他には、ユニツトQとRとはユニツト
JおよびMと類似しており、即ちユニツトQは頂
部および底部壁を有しユニツトRはらせん状階段
を納めるための円形開口を有する頂部および底部
壁を有する。 ユニツトSおよびTはその最短辺が「規準長」
に等しい長さを有し一方斜辺がこの「基準長」の
2倍に等しい長さを有する直角3角形の形状の基
面を有する。その他にはユニツトSおよびTはユ
ニツトJに類似している。 ユニツトUとWとは、ユニツトSおよびTと類
似しているが、その頂部および底部壁には半円形
状切欠きが設けられている。これらの半円形切欠
きは直角をはさむ2辺の面の内大きい辺上に位置
している。 ユニツトUおよびWの構造はユニツトDのそれ
と比較可能であり、第4図を参照することによつ
て容易に理解できる。適当な要領で並置したユニ
ツトUとユニツトWを結合すると、ユニツトMに
匹敵する構造を形成することは了解できよう。 ユニツトYと2は2等辺3角形の形状の基面を
有する。更に、これらのユニツトはユニツトJと
類似の構造を有する。ユニツトYはその等長2辺
が「規準長」の2倍に等しい長さを有する2等辺
3角形の形状の基面を有する。この3角形の第3
辺は構築上の要求によつて選択することができ
る。特定の実施例では、この第3辺は「基準長」
に等しい長さを有する。 ユニツトZは2等辺か「基準長」に等しい長さ
を有する2等辺3角形の形状を有する基面を有す
る。第3辺は要求に応じて選定してよい。 第7図に示す一連のユニツトは、これ限りとい
うものではない。別の形のユニツトが容易に考え
られる。これらのユニツトは非常に多数の組合わ
せで結合できて多くの多様化した建築物を建造す
ることができる。 建物を建造するのに第7図に示すすべてのユニ
ツトを手に人れる必要は全くない。ユニツトA,
BおよびCのみで多数のタイプの建築物を作るの
に充分である。 ユニツトのプレフアブを行うために、同一の部
品が各種の多数のユニツトを作るのに使用され
る。即ちユニツトAないしHの直立材はすべて同
一である。このことはユニツトJないしPについ
ても事実である。 好ましい実施例においては、工場でプレフアブ
生産された部品を公知の方法で接続することによ
つてユニツトが製造される。 例示として、第8図はボルト止めによる相互接
続によつて第2図に示すと同様なユニツトAの構
成ができるプレフアブ部品を示す。 これらのプレフアブ部品は、以下の4種であ
る。 1 枠組1と壁5を有する底部、 2 枠組2と壁4を有する頂部、 3 4個の直立材3 4 直立材3を底部および頂部に接続するための
8個のアングル39、このアングルは枠組と直
立材の内側に置く。 ボルト止めによつて相互接続ができる様にする
ために、直立材3にはその両端および各フランジ
上に一連の9個組ボルト孔18を設け、アングル
39には36のボルト孔を設ける。 枠組1および2の角の近くに位置する9個組孔
18の一連および直立材3の9個組孔の一連の中
には1個の孔18〔例えば各連の中央に位置する
孔〕がユニツトAの外側において皿もみ孔となつ
ている。 現場における組立に当つて、ユニツトAの部品
はまず各皿もみ孔に対する平頭ボルトを使用して
接続する。この様にしてユニツトAの側面より外
にはボルト頭部は突出しないこととなる。この様
にして作つた接続はユニツトをクレーンで持上げ
て建造中の建物中でそれが占拠すべき位置に置く
ことに関しては充分に丈夫である。 複数個のユニツトが建築物中の一つの同一の階
に並置されたとき、残つているボルト孔18が隣
接ユニツト間のボルト止めのために使用される
(第12図参照)。 第9図は貯蔵および輸送のための、第8図に示
すタイプのユニツトAの構成部品の詰め合せにつ
いての非常に有利な方法を示す。ユニツトAの底
部は平らな金属コンテナを形成する様に引つくり
返し、その中に4本の直立材3および8本のアン
グル39をを納め、建築に必要とするボルトナツ
トその他の付属品用の箱もこのコンテナ中に入れ
ることができ、ユニツトAの頂部は、ふたの形と
して底部上に置き、これによつて容易に貯蔵、輸
送可能のコンテナを形成する。道路輸送に当つて
は、3個ないし4個のこの種のコンテナをトラツ
クに3〜4個積込むことができる。 本発明のすべての建築ユニツトは第8図に示す
のと同様な方法で工場でプレフアブされた部品を
接続することによつて形成することができ、これ
らのユニツトの殆んどに対しては、部品は第9図
に示すのと同様な方法で積重ねることができる。 第10図は工場でプレフアブされた部品を接続
することによつてユニツトAを作る別の例を示
す。 この場合、プレフアブ部品は次の4種を有す
る。 1 ユニツトの長辺面をなす2個の大形垂直フレ
ーム40 2 ユニツトの短辺面をなす2個の小形垂直フレ
ーム41 3 4個のアングル42 4 頂部壁4および底部壁5 これらをボルト止めで接続可能とするために、
垂直フレーム40および41およびアングル42
にはボルト孔18が設けられ、その頂部には頂部
壁4のボルト止めによる固定のための突出端27
が設けられている。底部壁5は垂直フレーム40
および41の底部にある水平補強材43にボルト
止めされる。これらの補強材はフレーム40およ
び41の底部の頂端から下方にわずか下がつてい
る。 変形例においては、補強材43はフレーム40
および41の底部の頂端と同一面に位置する(従
つて直角で突出する端部を形成する)。この場合
壁5は上方に直角に突出する小端部を設ける。こ
の小突出端は例えば壁5の端部にそつて溶接また
はねじ止めされた小金属リブによつて成る。この
が組立てられ、壁5が補強材にボルト止めされる
と、これらの小突出端は垂直フレーム40および
41を形成する板と同一面上に位置する。 第10図に示すすべてのプレフアブ部品は貯蔵
および輸送のために容易に詰合わせ可能であるこ
とは了解されよう。 本発明によるすべての建築ユニツトは第10図
に示すのと同様な方法でプレフアブ部品を組立て
ることによつて製造することができる。 第11図はボルト止めによつて正方形の基面を
有する大型ユニツトA−2を作ることのできるプ
レフアブ部品を示し、このユニツトA−2の底部
は2部分で形成され、その各々はユニツトAの底
部部分に対応する(第8図に示すタイプ)。これ
らの2部分はその側面で36本のボルトで接続され
る。A−2の頂部部分は夫々がユニツトAの頂部
(第8図に示すタイプ)に相当する頂部部分の2
部分を接続することによつて、同様な方法で形成
される。 ユニツトAの場合と同様に、直立材3と底部お
よび頂部間の接続はアングル39を介してボルト
止めで行われる。ユニツトA−2の剛性はボルト
孔18を有する4個の幅広平板44によつて増加
する。各幅広平板は枠組1〔または枠組2〕の2
短辺の外面にボルト付けされて、これで接続され
る。 多階建ての建造に当つては、本発明の複数個の
ユニツトを任意に直接に積重ねることができる。
この場合、2個の積重ねられたユニツトは底部枠
組の突出端9および頂部枠組の突出端27〔また
は頂部壁4〕中にこの目的で設けられているボル
ト孔18を通過するボルトによつて相互に固定さ
れる。この作業法は然し例外的なものである、と
いうのは本明細書の残り部分から明白になるであ
ろうが、積重ねられたユニツトに対してスペーサ
の介挿の上で重なり合うことが一般に有利だから
である。この種の組立法を第12図に示すが、こ
れは拡大した詳細図で、(一部切欠)8個のユニ
ツトA(第8図に示すタイプ)の会合点でユニツ
トの組立方式を示し、4個のユニツトA(Aa,
Ab,Ac及びAd)が別の4個のユニツトA
(Ae,Af,AgおよびAh)の上にスペーサを介し
て重ね合わされている。ユニツトAaはユニツト
Ae上にあり、ユニツトAbはユニツトAf上にあ
り、ユニツトAcはユニツトAg上にあり、ユニツ
トAdはユニツトAh上に位置している。図面の理
解を容易にするために、各部品にはそれの属する
ユニツトに対応する参照文字を伴う参照番号が付
せられている。即ち、例えば、ユニツトAbの底
部壁は5b、ユニツトAfの頂部壁は4fと称す
ることとなる。ユニツトAhの部品は第12図中
には見られない。 4個の並置されたユニツトAの直立材3はエル
サレム式十字架状の形状を有する単一柱を形成す
る。 開口19bの近くでリブ45bが壁5bの頂面
に対して溶接されている。全ユニツトの底部壁5
には各開口19の近くにこの種のリブ45が設け
られている。リブ45および枠組1によつて壁5
上に形成された突出端は多くの長所を発揮する。
特にこれは壁5の上面上に散布された液体が隅部
ケーシングまたは並置枠組1の間に浸入すること
を防ぐ。リブ45は隅部ケーシングを形成するパ
ネルの固定用の支持点を形成する。枠組1で形成
される壁5上への突出端は並置ユニツト間の隙間
を閉止する任意のタイプのパネル(通常軽量隔
壁)の取付け用の特に好適な支持体を形成する。 スペーサ46は重ね合わされたユニツトAの間
に介挿される。こられのスペーサ46は矩形断面
の中空形片(金属製)で作られ、これらは一方の
ユニツトの突出端9とその下に位置するユニツト
Aの壁4の外部端の間に設置される。従つてスペ
ーサ46はユニツトAの全周辺上に位置する。別
の実施例では、スペーサ46はこれらのユニツト
の四隅近くのみに重ね合わせユニツト間に挿入さ
れる。スペーサ46の底部および頂部面にはボル
ト孔が設けられ、これはユニツトAの突出端9と
壁4に設けられたボルト孔18に対する。重ね合
わせユニツトAは、この様にしてねじ切り棒47
およびナツト48によつて相互に固着される。 好ましい実施例においては、同時に荷重分布に
も影響を及ぼす防音ジヨイントが相互接続された
ユニツトの接触面間に介挿される。この種のジヨ
イントは特にスペーサ46の上および/または下
に挿入してもよい。 第3図はユニツトAの構造の別の例(第2図,
8図および10図に示すものとわずかに相違す
る)で、本例では工場でプレフアブされた部品相
互を接続してユニツトAを作る。この場合プレフ
アブされた部品は下記5点である。 1 ユニツトの「下部枠組」を形成する2個の部
品49と2個の部品50、 2 ユニツトの「上部枠組」を形成する2個の部
品51と2個の部品52、 3 4本の直立材53、 4 1個の底部水平壁54、 5 1個の頂部水平壁55、 部品49,50,51および52はU字形断面
でその短い2平行枝はそれぞれ突出端9および2
6〔部品49および50に対し〕または突出端1
0および27〔部品51および52に対し〕をそ
れぞれ形成している。部品49および50中に開
孔17が形成されこれは特に配管またはケーブル
通過用である。 直立材53は鋼製アングルから成る。直立材5
3のフランジの垂直端はユニツトAの内部に向つ
て直角をなす突出端11が設けられている。これ
らの突出端11は直立材53のフランジの垂直端
を折曲げることによつても作ることができるが、
これはまた小形アングル材を直立材53の垂直端
のそれぞれにそつて溶接して形成することもでき
る(これらのフランジに対してこれはアングル材
の内角を形成する)。 底部水平壁54および頂部水平壁55は矩型の
鋼板を、ユニツトを形成するために各部品を組立
てたとき、このユニツトAの4垂直隅部のそれぞ
れの近くに開口19を形成する様に、その4隅部
を切除して作られた鋼板である。(第14図参
照)。 底板54は部品49および50で形成された
「下部枠組」の突出端26に溶接されるが、これ
はこの枠組の外側面の外へ突出し短い突出端を形
成(これらの側辺面に関し)し、その幅は直立材
53のフランジの厚さに等しい。 頂部壁55は「上部枠組」の突出端27に同様
に溶接される。 部品49,50,51および52および直立材
53はその両端部に一連のボルト孔18を設け、
これによつてボルトを使用して第14図に示すよ
うなユニツトAを形成のために各種部品の相互接
続を可能にし、また隣接ユニツトAを相互にボル
ト止めできるようにする。 直立材53のフランジは「上部および下部枠
組」の外面に対して位置を占める。 ユニツトAが組立てられると、第14図に見る
様に、直立材53の両端は「下部枠組」〔部品4
9および50〕の下端部以下に、また「上部枠
組」の頂端を越して〔部品51および52〕突出
する。これらの直立材53の突出場所は孔18の
列の少くとも1列分である。底部壁54および頂
部壁55の端部は直立材53の外面と同一線上に
ある。 「下部枠組」〔部品49および50〕の構成部
品の端部は相互間が接触していないことに注意す
る必要がある。この「下部枠組」は従つてその各
隅部で分断されている。このことは「上部枠組」
についても同様である。 補強材56が底部壁54および頂部壁55の下
面に溶接されている。これらの補強材56は好ま
しくはU字形材〔またはC字形材〕で作り、その
開口端を下方にする。 第14図に示すユニツトAは従つて非常に単純
な、安価な金属材料から作られる。更に、ごくわ
ずかの種類の部品が使用される。これらの部品
は、第15図に示すように以下の4種の材料で構
成される。 1 部品49,50,51および52、これらは
すべて1つの同一のタイプの金属U字形材から
得られる。「下部および上部枠組」の長、短両
辺を形成するために、このU字形材は単に所定
長さに切断されてボルト孔18をそこにあけ
る。更に、部品49および50はまたこれにあ
けられた孔17を有する。 2 直立材53、これらは全部等しく、1つの同
一形の形材を切断して得られる。直立材53に
は孔18をあける。2種の製造法が実際に使用
されるが、これは突出端11を有する幅広山形
の金属形材からか、または単純な幅広山形(突
出端なし)と2個の幅広山形材のフランジ端に
そつて溶接される小形山形材から突出端11を
形成してもよいからである。 3 底部壁54および頂部壁55、これらは金属
板を切断して得られる。出発材料は矩形の板材
で、これから四個の隅部を切除する。頂部壁に
対しては、開口6を同様切除する。 4 補強材56、これらはすべて1つの同一U字
断面形材(またはC字断面形材でもよい)から
切り取つて得られる。 「上部」および「下部」枠組、直立材53およ
ぴ補強材56を形成する形材はすべて平担棒また
は幅広平担棒の冷間圧延によつて製造することが
できる。 ユニツトAの底部は部品49,50,54およ
び56の溶接によつて作られる。ユニツトAの頂
部は同様にして部品51,52,55および56
から形成される。 次にユニツトAは底部、頂部および4本の直立
材53のボルト止めで形成される。ボルト止めに
よるこの組立てはプレフアブ部品を製造している
工場では行わず、建築現場またはその近くで行う
方が一般に有利である。底部および頂部および直
立材53は事実非常に容易に詰合わせてAのすべ
ての材料を小空間に取り込むことが容易にでき
る。 第16図は貯蔵および輸送のために、第14図
に示すタイプのユニツトAの部品の非常に有利な
詰合せ方法である。ユニツトAの底部を平らな金
属コンテナを成す様にひつくりかえし、その中に
四本の直立材53を置き、ボルト、ナツトその他
の建築物建造のために必要なその他の付属品用の
箱も同様このコンテナ中に入れ、このコンテナは
次いでふたつの様な役割をする頂部により閉止す
る。「底部および頂部枠組」はその隅部ではなれ
ているので、底部および頂部は容易にはめ込むこ
とができる。この様にして積込まれたユニツトA
の部品はコンテナ類似の形状をなし、これは貯蔵
および輸送が容易である。このコンテナの高さは
「枠組」の高さよりわずかに大きく、従つて路上
運搬のためには、このコンテナの5個ないし6個
がトラツク上に積載可能である。 ユニツトAの底部と頂部とをはめ合わせるため
に、「上部および下部枠組」をその四隅におい
て、はなしておく必要はない。変形実施例では
「上部および下部枠組」はその四隅のうちただ1
ケ所のみ、それぞれにはなしておく。その他の変
形実施例では「下部枠組」は完成、即ちどの隅部
もはなれていず、一方、「上部枠組」は対角隅2
ケ所がはなされている。 本発明のすべての建築物は第13図および第1
4図に図示された構造に類似した方法で建造する
ことができ、この種のユニツトの殆んどに対して
は部品類は第16図に示すのと類似の方法で詰合
わせすることができる。 第17図は正方形の基面を有する大型ユニツト
Aの形成がボルト組立によつて可能であるプレ
フアブ部品を示し、このユニツトAの底部は2
部分より成り、それぞれはユニツトAの底部(第
14図に示すタイプのもの)に相応するものであ
る。この2部分はボルト止めでその側部を連結す
る。この相互ボルト止めにはT型断面の2個の部
品57の使用が必要である。各部品57は矩形状
の鋼帯板58と、この鋼帯板の中央部にこれに垂
直に溶接した小形矩形鋼帯板59から成る。矩形
板58は直立材53のフランジの厚さに等しい厚
さを有し、矩形板59は直立材53のフランジの
厚さの2倍に等しい厚さを有する。 板58および59はボルト孔18が設けられて
おり、これは部品49および50のボルト孔18
に対応する様に配列されている。各部品の結合に
当つて、鋼帯板59〔部品57〕は部品50の間
に介挿され、一方鋼帯板58は部品49の外面上
に位置を占める。これらの部品は一連のボルトナ
ツトで接続する。 ユニツトAの頂部はユニツト〔第14図に示
すタイプ〕の頂部に相応する2個の部品を相互に
ボルト止めすることによつて、同様な方法で形成
される。これらの部品の相互ボルト止めに対して
はまた2個の部品57が必要である。 ユニツトAの頂部および底部は、第14図に
示すタイプのユニツトAに使用したのと同様な方
法で四本の直立材53で接続される。 第18図は4個のユニツトA(第14図に示す
タイプ)の会合点におけるユニツト接続方式を示
す大寸法詳細図(一部部品切除)であり、2個の
ユニツト(ArおよびAs)は別の2個のユニツト
(AtおよびMu)上に積重なつている。図示の各
部品はそれが属するユニツトに対応する参照文字
を付した参照番号が付してある。即ち、例えば、
ユニツトAsの底部壁は54sと呼ばれ、ユニツ
トAuの頂部壁は55uと称することとする。 直立材53sは部品49sおよび50sの底部
端の下まで突出している。直立材53uは部品5
1uおよび52uの頂端以上に突出している。直
立材53sと53uはカバー板60を介してボル
ト止めで接続されている。直立材53rおよび5
3tも同様な方法で接続されている(これは第1
8図では見えない)。直立材53rおよび53s
は孔18を通過する一連のボルトで接続されてい
る。直立材53tと53uも同様な方法で接続さ
れている。 開口19sの近くにリブ61sが底部壁54s
の上面に溶接またはねじ止めされている。ユニツ
トの全部の底部壁54は各開口19の近くにこの
種のリブ61が設けられている。 部品50rおよび50sは接触隣接状態ではな
いことが見られる。これらは実際に直立材53の
フランジの厚さの2倍に等しい距離だけ離れてい
る。部品52tと52uについても同様である。 反対に、底部壁54rと54sとは接触隣接状
態である。頂部壁55tおよび55uについても
同様である。 底部壁54rおよび54sの端部にそつて、そ
の上面に小形リブ62が固定されている。それら
の小形リブ62は例えば1辺1センチの正方形断
面の小形金属棒で、壁54に溶接またはねじ止め
されている。これらの小形リブ62は重合プラス
チツク材で作つてもよく、この場合、壁54に接
着結合する。 第19図は第18図に類似の詳細図であるが、
これは若千変つたタイプの4個のユニツトA
(Aw,Ax,AyおよびAz)の会合点での接続シス
テムを示している。ユニツトAw,Ax,Ay,Az
は第14図に示すユニツトAと類似の構造を有し
同一の直立材53(鋼製)を有する。但し、「上
部および下部枠組」および頂部および底部壁は木
製(従つて鋼ではない)である。「下部枠組」は
木製梁63および64から成り、「上部枠組」は
木製梁65および66でできている。底部壁67
および頂部壁68は極厚ベニア板で作られてい
る。壁67および68の剛性は木製または金属製
の補強材(図示せず)によつて強化されている。 その他の点ではユニツトAw,Ax,Ayおよび
AzはユニツトAr,As,AtおよびAuと類似して
おり、ユニツト相互の接続方式も同様である。 第20図は本発明の建築物の構成(未完成)の
例示である。この建築物の底部レベルは技術的ト
ンネル69で構成され、その中には配線および配
管70(水道、ガス、電気、廃水、等)で、建築
物に対するサービス用のものが設置され、これに
は建築物ユニツト対の積重ね体の間の空所に設置
された立上り管および立下げ管71が接続されて
いる。この技術的トンネル69は、公知の方法で
基礎床72に直接に順次並列配置されたユニツト
C(その1個のみが図中に見られる)の列によつ
て形成されている。ユニツトCは並列され対に接
続(その長辺面で)されており、となり合うユニ
ツトと対間には空所(例えば30センチ)がある。
取付シート金属パネルが隣接非接触ユニツトC間
を接続し、技術トンネル壁をなしている。ユニツ
トCの短辺側面を部分的に閉止するパネル20
〔第3図参照〕が技術トンネル69内への土砂の
侵入を防いでいる。然し、パネル20とユニツト
Cの上部枠組の間には開口があるので、技術トン
ネル69から地面とフアサードに位置する一階ユ
ニツト(上記積重ねを形成するユニツトに対して
片持梁状になつている)に位置する一階ユニツト
との間の空所に出ることが可能である。 ユニツトCの各対はサブアセンブリ積重ね物を
有し、その各々は2個のユニツトAまたは2個の
ユニツトDを並置接続して作られている。1種
の、同一の積重ねのユニツトが積重なつている
が、各ユニツトの上部枠組とこの上に重なるユニ
ツトの下部枠の下端との間には空所を残しておく
(第12図,18図および第19図参照)。 上記積重ね体のサブアセンブリの自由側に、片
持梁体に2個の相互接続されたユニツトで同様形
成されたサブアセンブリを取付ける。これらのサ
ブアセンブリの大部分は2個のユニツトAを接続
して作る。片持梁体に取付けたこれらのサブアセ
ンブリの若千は然しユニツトAとユニツトBを接
続している。別のユニツトBと一列上に垂直に配
列されたユニツトBは階段吹抜けを形成する。 この建築物中で前記積重ね体のサブアセンブリ
はすべて相互間が離隔している。片持梁状に取付
けられたサブアセンブリはその自重およびその重
ね合わされた荷重からする歪力をこれらが固定さ
れている積重ねサブアセンブリのみに加えること
となる。これらの片持梁状サブアセンブリは相互
間が離隔している。片持梁状サブアセンブリ間を
へだてる空所はすべてそれぞれ連結されており、
積重ねサブアセンブリ間に形成された空所とも連
結されており、参照番号で示す連続的空所を形
成する。 第21図ないし第25図は直交グリツドに従つ
て配列された矩型基部を有するユニツト(A,
B,C,DおよびE)の多数の可能な組合わせを
模式的に示す。 第21図は下部構造が水平床73と2個の鉄筋
コンクリート製の垂直壁74を有し、これが全建
築物支持の役をする。建物の最下層はユニツトの
一連から成り、各連はその短辺側面で相互接続さ
れた3個のユニツトで形成され、これらの3ユニ
ツトのシリーズ夫々がその両端が壁部74上に位
置する「ブリツジ」構造を形成している。各シリ
ーズの両側に位置するユニツトは参照番号75で
示してある。2個のユニツト75の間にはユニツ
ト76があり、その短辺側面で2個のユニツト7
5に接続している。2個のユニツト75と1個の
ユニツト76から構成されたシリーズは2個のユ
ニツト77と1個のユニツト78とから成りユニ
ツト75と76と同様な方法で接続されている3
ユニツトのシリーズの積重ねが荷重されている。
これらの3ユニツトのシリーズはスペーサ46を
介して積重ねられ、相互にユニツトの自由短辺側
面の存在する側面でのみ支持されている。3ユニ
ツトの各シリーズは「ブリツジ」構造をなしその
両端がその直下のシリーズの両端上に乗り、その
直上のシリーズの両端を支持している。第21図
に示す構造は水平垂直両方向に延長可能である。 水平床面73と壁74は基礎部分中にトンネル
を形成し、これは特に、中間支持点なしの自動車
用ガレージとして使用することができる。 想像上、第21図に示す建物を、夫々が「ブリ
ツジ」構造に位置する3個の底部レベルユニツト
〔2個のユニツト75および1個のユニツト7
6〕とこの3個のユニツト上に位置するすべての
ユニツトから成る「部分」に分類することができ
る。好ましい実施例においては、上記「部分」間
に、またはその内のある所に空所を残しておく。 ある特別の実施例においては、これらの「部
分」は2つづつボルト止めされるが、空所は「部
分」の並置対の間に残しておく。この配列は隣接
する「部分」間または少くともその中のどれかの
間に参照番号で示す空所を形成する。これらの
空所は重なり合つたユニツト間に存在する空所と
連通している。これらの空所は多くの長所をもた
らす。特に、これは隣接ユニツト群間にすぐれた
防音を生じさせる。これはまた、隣接ユニツトの
グループ間の膨張収縮接手として作用し、従つて
それらのユニツトの製造許容差およびその組立許
容差の補償を可能とする。また、すべての種類の
水平および垂直配管および配線をこの空所内に
格納することを可能とする。ある好ましい実施例
ではこの空所は建物内部に適当な温度をもたら
す輻射温度調整装置のダクトを形成する。前述の
(第2図に関連して)隅部ケーシングはこの種の
温度調和システムの重要な部分を構成する。 この温度調和システムは実際には閉回路内、前
記隅部ケーシング内およびユニツトまたはユニツ
ト群の壁間をへだてる空所内に適当な温度の空
気の還流を生じさせることから成る。この種の閉
路を示るために、この空所は隔壁によつてユニ
ツト内部および外気から完全に遮断しておく。こ
れらの隔壁はフアサードパネルと建物の頂部およ
び底部レベルの適当な点に位置する取付パネルか
ら成る。相互に分離したユニツト間に水平通路を
設ける場合には、垂直空所はこれらの空所を
乗り越す適当のタイプの接続ケーシングでユニツ
トの内部と絶縁される。前述の連続垂直隅部ケー
シングに設けられた開口がこれを建物内の各階で
前述の空所とつないでいる。好ましくは建物の
頂部に設置された熱交換機(ヒーターまたは冷凍
機)で適温になされた空気がこの連続垂直ケーシ
ングGV中に吹込まれ、そこで、これはこの連続
垂直ケーシングGVに設けられた開口を介して逃
出して建物の各レベルの空所に配分される。こ
れらの空所内にある空気は建物の頂部に昇り、こ
こに戻り出口がけてあり、ここから空気は前記の
熱交換機に戻り、フアンを通つて空気還流を生じ
させる。 第22図は底部が2個の技術トンネルを有する
建物を示し、その中には建物で使用する配線及び
配管が取付けられいる。それぞれの技術トンネル
は順次並置され直接に基礎上に設置されたユニツ
トCの列で構成される。各ユニツトCは矩形ユニ
ツト79がスペーサ46の介挿の下に積重なつて
いる。これらのユニツト79群の間にユニツト8
0が位置しその短辺側面でユニツト79の短辺側
面に当接取付され、これらのユニツト80は一対
のユニツト79の間の「ブリツジ」配列で配置さ
れている。ユニツト81はユニツト79に対して
片持梁状に取付けられている。これらのユニツト
81はその短辺側面でユニツト79の短辺側面に
取付けられている。ユニツト80および81は地
面上に直接設置されずまた相互に重なり合つても
いない。ユニツトCとこのC上に積上げられたユ
ニツト79のみが従つてこの様にして構成された
構造の荷重および総合荷重を支持して建物の基礎
にこれを伝達し、片持ユニツト81または「ブリ
ツジ」ユニツト82はその自重およびその総合荷
重をそれらが固定されているユニツト79のみに
歪力を及ぼしている。 ユニツトCの短辺側面を一部閉止しているパネ
ル20が土砂のこの技術トンネルT.C内に侵入す
ることを防いでいる。然し、これらのパネルとユ
ニツトCの上部枠組2との間には若千の開口があ
るので、技術トンネルT.Cから地面と一階ユニツ
ト80および81の間にある空所に這入ることが
できる。 第21図に示す建築物と同様、第22図に示す
建築物は重ね合わされたユニツト間に存在してい
る空所と連通している空所で相互間が隔てら
れた「部分」に分割される。これらの空所が前
述した長所をもたらす。 第23図は並置、積重ねをされた〔スペーサ4
6を介挿して〕矩形ユニツト82から成り、平行
「部分」を形成する様になつている建物を示す。
一般に、これらのユニツト列は空所でへだてら
れたこれらの「部分」の2個で構成されている。
建物の端部に位置するユニツト列のみが単一「部
分」をなしている。ユニツトの各シリーズは厚い
中空の支持壁を形成して床面83の支持体の作用
をする。これらの床面83は実際には空隙84で
へだてられた2枚の平行な水平壁で構成されてい
る。空所と84の組合わせにより前述したもの
と類似の温度調和システムを作り出すことができ
る。 第24図は2連の矩型ユニツト85から成る建
物を示し、この両連は厚い、中空の支持壁の一種
を形成し、ルーフイングまたはプラツトフオーム
を取付け得る梁86の支持物として作用する。第
24図に示すこの種の建築物は、特に、車庫、ス
ポーツホール等として役立つ。これらの中空壁は
人員および物品がその中を水平および垂直に流通
することができ、垂直および水平配管配線をその
中に取付けることができると言う長所をもたら
す。 第21,22,23図および第24図は、すべ
て矩形基部を有するユニツトで構成されている。
これらの建物の構成に使用された殆んどのユニツ
トはユニツトAである。然し、らせん階段の取付
けを希望する場合には、これらのユニツトA中の
若干はユニツトEまたはユニツトDでおき替え
る。更に、垂直に一直線上に配置するユニツト列
のあるものはこの様にして階段吹抜けまたは昇降
機ピツチを形成する様にユニツトBで構成しても
よい。 第25図は矩形の基面(ユニツトA,B,C,
DおよびEから選択して)を有するユニツト8
7、3角形状基面(ユニツトJ,K,LおよびM
から選択)を有する大型ユニツト88、3角形状
基面を有する(ユニツトNとPから選択)小型ユ
ニツト89および梯形基面を有する(ユニツトQ
とRから選択)ユニツト90を組立てて建造した
建物の斜視図である。既述の建築物と同様、これ
らのあるユニツトは積重ねられ、その間にスペー
サ46があり、空所が作られている。 第26図ないし第28図は本発明のユニツトに
よつて製作し得る建築物の若千のタイプの模式平
面図である。 第26図は矩形基面を有するユニツト87のみ
によつて、直角グリツド状に配列して作られた建
築物を示し、この模式平面図は例えば第21図に
示す建物に対応するものである。 第27図は、矩形の基面を有するユニツト87
によつて建造された建築物の別のタイプを示すが
平面上での水平グリツド上でのオフセツト有する
可能性を有するものを図示している。この種のオ
フセツトは、垂直オフセツトを所望により付加え
ることができるが、これは垂直空所で分離され
ているユニツト積重ね間で容易に行なうことがで
き、建物を道路システムおよび地面のレベル曲線
にあわせることを可能とする。 第28図は建物複合物
(Architechtualcomplex)の模式平面図である。
この種の複合物の構成は矩形基面を有するユニツ
ト(ユニツトA,B,C,DおよびEから選
定)、3角形状基面を有する大型ユニツト88
(ユニツトJ,K,LおよびMから選定)、3角形
状基面を有する小型ユニツト89(ユニツトNと
Pから選定)および梯形基面を有するユニツト9
0(ユニツトQおよびRから選定)の使用をする
ことが見られる。この建築物の部品ユニツトの若
千は片持梁ないし「ブリツジ」配列のいずれかを
取つてもよい。建築ユニツトのある群は空所を取
囲んで採光中庭91を形成している。 本発明のユニツトによつて作られる建築物の構
成はフアサードおよびルーフイングから成るカバ
ーリングによつて完成される。 フアサードは勿論建築物の周辺に位置するユニ
ツトの垂直面に平行である。これは全構造を閉じ
込めて所望およびその適当位置に応じて、これと
建築物の周辺セルとの間の空所を設けるか、設け
ないかするが、この空所は積重ねられたユニツト
の間に位置する空所とつながつており、また、利
用できるならば、建物の「部分」間の空所ともつ
ながつている。これらのフアサードは軽量の材料
で作ることができ、この場合、公知の方法で建物
の周辺部にあるユニツトに固定されるか、すべて
のユニツトの垂直壁に設けられている多数のボル
ト孔を使うのが好ましい。 これらの軽量フアサードはごく普通の材料を使
用して職人によつて好みに委せて作つてもよいが
最近のカーテンウオールによつて作つてもよい。 バルコニ、テラスまたは巡還通路
(circulationpassageway)は建物の周辺部にある
ユニツトに取付けることができるが、これはフア
サードを通り越す固定用部品によつてなされる。 然しフアサードは重量材料例えば石工によつて
作つてもよい。この場合、これらは周辺部ユニツ
トに、またはその近くに作るべきで、それ用に使
用する基礎上に乗せなければならない。 1個または複数個のルーフイングが頂部階ユニ
ツトで施行し、建物が片持梁または「ブリツジ」
配列になつているときは、一般にルーフイングは
これらのユニツトで支えられるでべきではなく、
順次重なり合つたユニツトの重ね合わせのみに支
持されることが好ましい。これらのルーフイング
は非常に多くの形状を持つことができるとともに
広い範囲の材料で作ることができるが、これらは
地域、気候および建物の形状に依存する。 雨水は直接に外部に流出しても、または好まし
くは空所VIまたは隅部ケーシング中に設置され
た垂直配管に導いてもよい。 第29図および第30図は第20図に示すタイ
プの建物の温度調節設備中の空気の強制還流を模
式的に示す。熱交換機92(ヒータまたは冷凍
機)によつて適当な温度にされた空気は出口導管
CDを通つて連続垂直ケーシングGV中を下る。ケ
ーシングGVで送ばれた空気は建築ユニツトの隅
部ケーシング相互間を接続するダクトに設けられ
た孔93を通つてもれ、この空気はこの様にして
空所内で建物の全階に配分される。空所内に
含まれる空気は建物の頂部に昇り、そこには空気
還流出口(図示せず)が取付けられており、この
出口は建物の頂部で隣接ユニツト間の空所を閉止
している金属シートに接続されている。〔空所
中を上昇する空気は第29図中では破線で、第3
0図中では波状線で示してある。〕 全還流路は1個または複数個の供給導管CAに
接続されてい。供給導管CAで送ばれて来た空気
は空気の還流を行うフアン(図示せず)を通過し
て熱交換機92に戻る。 空所はユニツトの内部からも外部大気からも
完全に遮断されているべき(隔壁で)であること
は明らかに重要なことである。建物の頂部では、
空気還流出口が取付けてある金属シートが空所
と、ルーフイングTと頂部階ユニツト間に含まれ
る空間の間の隔壁を形成する。所望により、屋根
の下の空所に対し温度調節設備の空気還流システ
ム中に参加させることも可能である。これは特
に、適当な点に、調整した空気出口を出口導管
CDに、空気還流出口を供給導管CAに適当な点で
接続することによつてなされる。これによつて、
熱交換機92を通過した空気の一部がルーフイン
グTと最上階のユニツトの間の空所に還流し、こ
れらのユニツトの天井を適当な温度にする。 建物の一階の下に連続水平隔壁94を形成する
熱絶縁パネルは一階を形成する建築ユニツトの突
出端9に、この突出端9と隔壁94の間に間隔
(例えば10センチ)を保つ金属固定具によつて固
定される。この様にして一階建築ユニツトの床下
に吹込まれた空気はこれらの突出端の下を通つて
空所中を上昇することができる。 第29図および30図に示す実施例においては
フアサードFが位置する側面には隅部ケーシング
がない。フアサードFの近くに位置する開口19
〔建築ユニツトAの頂部壁4および底部壁5中
の〕は取付パネル95で閉止する。 この実施例はほんの例示であることに注意すべ
きである。 本発明の最重要な特徴は本発明によるユニツト
によつて作られた建物の構成に使用される付加部
品のすべてについて、標準化とプレフアブ性を推
進するということが分る(ルーフイング、フアサ
ード、隔壁、付帯設備等々について)。 これらのすべての付加部品の最も普通には単な
る取付であるこれらの利用は、本発明から来る特
性によつて特に容易ならしめられるが、その中で
空所と隅部ケーシングが重要な役を演ずる。 本発明がもたらす経済的利益を生ずるのはこれ
らのすべての要素および建築ユニツトそれ自体の
簡単性と経済性の組合わせである。 建築ユニツトは、建物構成のためにクレーンを
使用して適当位置に設置する前に地上においてフ
アサード用部品、隔壁、各種配管配線および各種
機器の取付けもできる。この作業は戸外現場にお
いて組立ライン方式で行うことが可能である。 本発明は図示および説明した実施例に限定され
るべきものではなく、多数の変形が本発明の特許
請求の範囲を外れることなく可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のユニツトの分解図であり、第
2図は下方から斜めに見た平行透視図で示す矩形
基面を有するユニツトを示し、第3図は基礎部
(basement)中の技術トンネルの形成用に設計さ
れた矩形基面を有するユニツトを同様な方法で示
し、第4図は頂部および底部壁に半円形切込みが
設けられているユニツトを下方から斜めに見た平
行透視図であり、第5図は梯子と踊場を備えたユ
ニツトを同様な方法で示すものであり、第6図は
3角形状基面を有し頂部および底部水平壁を設け
たユニツトを同様な方式で示すものであり、第7
図は平面図として小形に縮尺して示す本発明のユ
ニツトの各種形状を模式的に示すものであり、第
8図はボルト止めによる組立により第2図に示す
ものと類似のユニツトを形成することのできるプ
レフアブ部微を示す分解図であり、第9図は貯蔵
および輸送のために第8図に示すユニツトの構成
部品の有利な詰合わせ方法を示すものであり、第
10図はボルト止め組立て第2図に示すものと類
似のユニツトの形成ができる別のプレフアブ部品
を示す別の分解図であり、第11図はボルト止め
組立によつて正方形基面を有する大型ユニツトの
構成を可能とするプレフアブ部品(第8図に示す
ユニツトを形成するのに使用するものと類似な)
を示す分解図であり、第12図は同一タイプの別
の4個のユニツト上にスペーサを介挿して重ね合
わせた4個のユニツト(第8図に示すタイプの)
の会合点におけるユニツトの組立システムを示す
拡大縮尺(部品一部切除)の詳細図であり、第1
3図は第2図に示すものと類似のユニツトの形式
を可能とする別のプレフアブ部品を示す分解図
(第8図および第10図のそれと類似の)であ
り、第14図はこの部品を組立後のこのユニツト
を下方から斜めに見た平行透視図で示すものであ
り、第15図は第14図に示すタイプのユニツト
を作るのに使用する構造部品の5形式を示し、第
16図は貯蔵および輸送の目的のために第1図に
示すユニツトの構成部品の有用な詰合わせ方法を
示し、第17図はボルト止め組立てにより正方形
の基面を有する大型ユニツトの形成を可能とする
プレフアブ部品(第14図に示すユニツトの形成
に使用するものと類似の)を示す分解図であり、
第18図は同一タイプの別の2個のユニツトと積
重ねられた2個のユニツト(第14図に示すタイ
プの)の会合点におけるユニツトの組立システム
を示す拡大詳細図(一部切欠)であり、第19図
は第18図と類似な詳細図であり、その組立ユニ
ツトはむしろ第14図に類似のものであるが、そ
の上部および下部枠組およびその頂部および底部
壁は木製(従つて鋼製ではない)ものを示し、第
20図は本発明によつて構築された建築物の構成
を示す平行斜視図(一部分解)であり、第21図
ないし第25図は建築物の形状のためにユニツト
の多数の可能な組合わせの若千を示す平行透視模
式図(同様な縮尺)であり、第26図ないし第2
8図は本発明のユニツトによつて構成することの
できる建築物の若千のタイプの模式平面図であ
り、第29図および第30図は本発明による熱調
和設備中での空気巡還の模式図であり、第29図
は建物のフアサードに直角な垂直面での断面であ
り、第30図は第29図のXXX−XXX面での建
築物の一部の断面である。 1,30……下部枠組、2,31……上部枠
組、3,32,53……直立材、4,33,55
……頂部水平壁、5,34,54……底部水平
壁、8,12,13,14,15,16,26,
35,36,37,49,56……補強材、19
……垂直ケーシング、46……スペーサ、69…
…技術トンネル、70……配管、71……配管立
上り、72……基礎、75,76,77,78,
79,80,81,82,85,87,88,8
9,90……建築ユニツト、84,……空所、
92……熱交換機。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 直角柱状体を成す金属構造体から成り、該構
    造体が下記(a)〜(e)のものから成るプレハブ式の建
    築ユニツト。 (a) 上記直角柱状体の側面に沿つて配置された幅
    広平坦条であつて、該平坦条の下端が上記直角
    柱状体の底部基面の辺を形成する下部枠組。 (b) 上記直角柱状体の側面に沿つて配置された幅
    広平坦条であつて、該平坦条の上端が上記直角
    柱状体の頂部基面の辺を形成する上部枠組。 (c) V字状断面を有し、上記下部枠組および上記
    上部枠組を接続し、稜部が上記直角柱状体の垂
    直稜を形成し、そのフランジが上記直角柱状体
    の側面を成す直立材。 (d) 金属板から成り、上記下部枠組の上端に取付
    けられ、下部枠組とともに底部の開いたあき箱
    を形成するように自己支持されている底部水平
    壁。 (e) 上記直角柱状体の頂部面を形成する金属板か
    ら成り、上記上部枠組の上端に取付けられ、該
    上部枠組とともに底部の開いたあき箱を形成す
    るように自己支持されている頂部水平壁。 2 下部枠組の底部、上部枠組の底部、および直
    立材のフランジの垂直端には建築ユニツトの内部
    方向に直角に向う突出端が設けられていることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の建築ユ
    ニツト。 3 下部枠組の頂部、および上部枠組の頂部には
    前枠組の内部に向つて直角に向いた突出端が設け
    られていることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項または第2項に記載の建築ユニツト。 4 底部水平壁は前記下部枠組に該枠組の頂部端
    よりも下方に取付けられ、下部枠組の頂部は底部
    壁の端部に沿つた小さな上向突出端を形成してい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項または
    第2項に記載の建築ユニツト。 5 底部水平壁は下部枠組の頂部に取付けられて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至
    第3項のいずれかに記載の建築ユニツト。 6 底部水平片壁にはその上面に該底部壁の周辺
    に沿つて設けられた小さな突出端が設けられてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第5項に記載
    の建築ユニツト。 7 前記下部枠組の底部水平壁のレベルの下に配
    管および/または配線の通過を可能にしている1
    個または複数個の開孔を有している特許請求の範
    囲第1項乃至第6項のいずれかに記載の建築ユニ
    ツト。 8 底部水平壁および/または頂部水平壁は建築
    ユニツトの垂直稜線近くに開口が設けられている
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第7
    項のいずれかに記載の建築ユニツト。 9 底部水平壁および/または頂部水平壁は人間
    の通過を可能とする大きさの1個または複数個の
    開口を有し、該開口は取外し自在に取付けられた
    パネルによつて閉止可能であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項乃至第8項のいずれかに記
    載の建築ユニツト。 10 底部水平壁および/または頂部水平壁は重
    ね合わされた建築ユニツト間の通行用のらせん階
    段の取付を可能とする円形開口を有することを特
    徴とする特許請求の範囲第1項乃至第9項のいず
    れかに記載の建築ユニツト。 11 底部水平壁および/または頂部水平壁は、
    中心が前記柱状体の水平端に位置する半円形切欠
    を有し、前記下部枠組および/または上部枠組を
    形成している幅広平坦条はこれが取付けられる切
    欠付き水平壁の端部に従う様に成型され、前記切
    欠きの位置および直径は、この種の切欠きを有す
    る建築ユニツトが適当な要領に並置されたとき、
    半円形切込みが相互補完して重ね合わされた建築
    ユニツト間の通路用のらせん階段の取付を可能と
    することを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至
    第10項のいずれかに記載の建築ユニツト。 12 金属板および/または幅広平坦条に公知の
    方法で固定された金属リブから成る補強材を有
    し、底部水平壁の補強材はその下面に取付けら
    れ、建築ユニツト上に設けられたすべての補強材
    はこれらが前記建築ユニツトで形成される柱状体
    の側面を越えて突出しない様に配列されているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第11
    項のいずれかに記載の建築ユニツト。 13 前記下部枠組は1個またはそれ以上の角で
    途切れていることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項乃至第12項のいずれかに記載の建築ユニツ
    ト。 14 前記上部枠組は1個またはそれ以上の角で
    途切れていることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項乃至第13項のいずれかに記載の建築ユニツ
    ト。 15 1個のまた同一の建物の建造に使用される
    すべての建築ユニツトに共通な標準高さを有する
    直角柱状の形状を有し、該柱状体においてその基
    面の少くとも2辺は使用された建築ユニツトのす
    べてに共通な規準長に等しいかまたは該基準長の
    整数倍に等しい長さを有することを特徴とする特
    許請求の範囲第1項乃至第14項のいずれかに記
    載のユニツト。 16 工場であらかじめ製造しかつ現場で組立て
    られた下記の部品から成ることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項乃至第15項のいずれかに記載
    の建築ユニツト。 (a) 底部壁を備えた下部枠組。 (b) 頂部壁を備えた上部枠組。 (c) 4本の垂直材。 17 矩形の基面を有する直角柱状の形状を有
    し、工場であらかじめ製造されかつ現場において
    組立てられた下記の建築部品から成ることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項乃至第16項のいず
    れかに記載の建築ユニツト。 (a) 下部枠組と底部壁とを夫々有する2個の同等
    の矩形部材を現場において並置接続して作つた
    底部。 (b) 上部枠組と頂部壁とを夫々有する2個の同等
    の矩形状部材を現場において並置接続して作つ
    た頂部。 (c) 4本の直立材。 18 直角柱状体を成す金属構造体から成り、該
    構造体が下記の(a)〜(e)のものから成るプレハブ式
    の建築ユニツトをボルト止めによつて積重ねおよ
    び/または並置することによつて少くとも1部が
    構成されている建築物。 (a) 上記直角柱状体の側面に沿つて配置された幅
    広平坦条であつて、該平坦条の下端が上記直角
    柱状体の底部基面の辺を形成する下部枠組。 (b) 上記直角柱状体の側面に沿つて配置された幅
    広平坦条であつて、該平坦条の上端が上記直角
    柱状体の頂部基面の辺を形成する上部枠組。 (c) V字状断面を有し、上記下部枠組および上記
    上部枠組を接続し、稜部が上記直角柱状体の垂
    直稜を形成し、そのフランジが上記直角柱状体
    の側面を成す直立材。 (d) 金属板から成り、上記下部枠組の上端に取付
    けられ、下部枠組とともに底部の開いたあき箱
    を形成するように自己支持されている底部水平
    壁。 (e) 上記直角柱状体の頂部面を形成する金属板か
    ら成り、上記上部枠組の上端に取付けられ、該
    上部枠組とともに底部の開いたあき箱を形成す
    るように自己支持されている頂部水平壁。 19 前記建築物ユニツトの1個または複数個が
    その底面で支承されていず、並置建築物素子の1
    個または複数個の側面にのみその1個または複数
    個の側面が固定されていることを特徴とする特許
    請求の範囲第18項に記載の建築物。 20 相互に重なり合つた建築ユニツトで形成さ
    れ相互間が離隔している積重ねまたは複数個の積
    重ねで構成され、各積重ねの各階は1個の建築ユ
    ニツトまたは並置の上相互にボルト止めされた2
    個またはそれ以上の建築ユニツトで構成され、ス
    ペーサが各積重ねの各建築ユニツトの上部枠組の
    頂端とこれに積上げられた建築ユニツトの下部枠
    組の底部端間に空所を形成し、その底面で支承さ
    れていない建築ユニツトはその1個または複数個
    の側面で前記積重ねを形成する建築ユニツトの1
    個または複数個の自由側面に対して固定されてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第19項に記
    載の建築物。 21 前記スペーサは建築ユニツト自身の一部を
    なし建築ユニツトの直立材の端部で形成され、こ
    れらの直立材は前記下部枠組の下部以下に延在し
    および/または前記上部枠組の頂端より上に延在
    していることを特徴とする特許請求の範囲第20
    項に記載の建築物。 22 建築ユニツトの垂直材又は少なくともその
    あるものの中には、垂直材の突縁部にそれらの垂
    直縁によつて固定された矩形の壁を備え、ユニツ
    トの隅部にその全高にわたつて垂直ケーシングが
    形成され、前記底部および/または頂部水平壁は
    前記隅部ケーシングがこれらの水平壁に導入され
    る点において開口が設けられ、建築ユニツトの隅
    部ケーシングは適宜形状のダクトによつてその上
    部または下部に位置する建築ユニツトの対応隅部
    ケーシングに接続され、相互に結合された隅部ケ
    ーシングはこれにより連続垂直ケーシングを形成
    することを特徴とする特許請求の範囲第18項乃
    至第21項のいずれかに記載の建築物。 23 前記連続垂直ケーシング、またはそのある
    ものは配管および/または配線を内蔵する技術ケ
    ーシングとして使用されることを特徴とする特許
    請求の範囲第22項に記載の建築物。 24 前記連続垂直ケーシング、またはそのある
    ものは家庭用暖炉の煙突として使用されることを
    特徴とする特許請求の範囲第22項または第23
    項に記載の建築物。 25 前記連続垂直ケーシング、またはそのある
    ものは室内の換気用または空気調和用の空気を送
    るのに使用されることを特徴とする特許請求の範
    囲第22項乃至第24項のいずれかに記載の建築
    物。 26 前記連続垂直ケーシング、またはそのある
    ものは、前記連続垂直ケーシング内および建築ユ
    ニツトまたは建築ユニツト群の壁をへだてる空所
    内に閉回路で適当な空気還流を発生することによ
    る建築物内部に好適な温度を発生させる輻射形温
    度調和設備の一部を形成し、前記空所は建築ユニ
    ツトの内部および外気から隔壁により完全に隔離
    され、前記連続垂直ケーシング内に設けられた開
    孔はケーシングを建物の各階で前記空所と連通状
    態とし、建築物の最上階に終端する連続垂直ケー
    シングは1個または複数個の出口導管に接続さ
    れ、建築ユニツト間空所と連通する複数個の空気
    還流出口が建物の最上階に取付けられ、これらの
    すべての空気還流出口は1個または複数個の供給
    導管に接続され、供給導管と出口導管の間に取付
    けられたフアンが閉回路内に空気還流をもたら
    し、空気は連続垂直ケーシング内に吹込まれ、建
    築ユニツト間の空所を流れてこれらの空所内を通
    過して前記空気還流出口に戻り、ヒータまたは冷
    凍機の熱交換機が前記フアンの上流または下流に
    挿入されていることを特徴とする特許請求の範囲
    第22項乃至第25項のいずれかに記載の建築
    物。 27 建物の最下階は1個または複数個の技術ト
    ンネル(technical tunnel)を有し、その中に建
    物に供する配線および配管が取付けられ、該配線
    または配管には建物の各階に供する立上り、およ
    び立下がり配管が接続され、各技術トンネルは基
    礎に直接乗つた相互に隣接して配置された一連の
    建築ユニツトから成ることを特徴とする特許請求
    の範囲第18項乃至第26項のいずれかに記載の
    建築物。
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ZA796670B (en) 1980-11-26
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