JPS6114289B2 - - Google Patents

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JPS6114289B2
JPS6114289B2 JP13330382A JP13330382A JPS6114289B2 JP S6114289 B2 JPS6114289 B2 JP S6114289B2 JP 13330382 A JP13330382 A JP 13330382A JP 13330382 A JP13330382 A JP 13330382A JP S6114289 B2 JPS6114289 B2 JP S6114289B2
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JP
Japan
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oil
running
road surface
treatment agent
treatment
Prior art date
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JP13330382A
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English (en)
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JPS5924017A (ja
Inventor
Yoshitami Araki
Yasuo Terauchi
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TAISEI DORO KK
Original Assignee
TAISEI DORO KK
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  • Cleaning Of Streets, Tracks, Or Beaches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、一般道路のみならずオートレース走
路など広く各種自動車等の走路面に於る漏油処理
に関するものである。 自動車等の走路に於て排気孔から発散するエン
ジンオイルが走路面に飛散するほか、オイルパン
が破裂し又はオイル循環器のパイプの破損する車
輌事故や、2輪車の転倒事故等により屡々漏油事
故が発生する。斯る漏油事故は、自動車等のスリ
ツプ事故を招く危険があり、また漏油を放置すれ
ばこれが後続車によつて拡散され走路面のアスフ
アルト混合物を侵食し、走路面の破壊を早める虞
がある。 そこでオートレース走路等にあつてはレースを
中止し、人力によつてこれを拭き取つている。然
しながらこの様な漏油処理を行なうと、撤布され
た処理材が飛び散り、人体への悪影響を及ぼすほ
か、拭き取り、掃き取り作業に長時間を要する。
オートレース場ではレースの合間を縫つて限られ
た時間内に観客の見まもる中でこの作業を行なう
ため完全を期し難く、漏油が残留する危険がある
ばかりでなくレースの興趣を大幅に削ぐものであ
る。このため漏油箇所を通過するだけで機械的に
処理できる装置の出現が望まれていた。 また道路においても同様の事情で漏油を処理す
る機械装置を必要とする。特に高速道路等におい
て人力にて処理する際作業者が交通事故に遭う危
険性は高く、是非とも機械化することを要する。 本発明は以上の事情に鑑みなされたもので走路
面の漏油を人力によることなく迅速に処理し得る
漏油処理方法並びにその装置を提供することを目
的とする。 本発明の構成について説明するに先立ち、走路
面の漏油の状況を再現して漏油処理を施し、すべ
り低抗値の回復状況について行なつた実験につい
て述べる。はじめに走路面の漏油の状況について
観察すると、 走路面の漏油の種類はオートバイ、自動車等の
機種によつて植物性オイルが鉱物性オイルであ
る。漏油の規模は巾20cmから50cm、長さ30mから
60mが多く発生する。また漏油の程度は一面に撤
かれる場合、霧状に散布される場合等濃淡さまざ
まである。 かかる状況を踏えて、最も走路面に悪影響を及
ぼす漏油が一面に撤かれる状態を捉え、また表層
材としてセメントコンクリート舗装面よりも漏油
の影響を強く受けるアスフアルトコンクリート舗
装面を選んで漏油の状況を再現することとした。
すなわち表層材の配合は表−1に示すとおり、供
試体を作成した。
【表】 各供試体についてすべり低抗値の測定を行な
い、オリジナルとする。これらの供試体の一部に
は潤滑油を定量塗布してすべり抵抗値を測定し、
比較例とする。他の供試体にも同様に潤滑油を定
量塗布し、塗布後10分間経過後に表2に示す方法
で処理を行ない、各面についてすべり抵抗値の測
定を行なう。
【表】 その後の実験は処理剤として粉体を使用したが
液体を使用したかにより異なる。まず粉体の処理
剤を用いた供試体はその表面に残る塗布油と処理
剤との混合物を除去する手段として真空集塵機に
より吸引を行なつてから、供試体のすべり抵抗値
の測定を行なう。また液体の処理剤を用いた供試
体はこれを一夜室温にて放置して乾燥せしめた
後、表面のすべり抵抗値の測定を行なう。更に各
段階で目視により表面性状の観察を行なうことと
した。 この様にして比較例と実験例1〜6について各
2体ずつ行なつたすべり抵抗測定結果を表−3に
示す。
【表】 また、観察結果を表−4に示す。
【表】
【表】 実験の総括として (1) 潤滑油塗布後約38%に低下したすべり抵抗値
を拭取処理直後に、粉体の処理剤は85%強、液
体の処理剤は75%強まで回復できる。 (2) 粉体の処理剤は吸引を併用できることで、す
べり抵抗値を95%程度まで回復し得る。また粉
体間に有意差は認められない。 (3) 液体の処理剤は、乾燥後すべり抵抗値を95%
まで回復し得る。また液体間に有意差は認めら
れない。 以上の実験結果を踏まえて本発明者は走路面の
漏油処理方法として走路面の漏油箇所に処理剤を
散布し、次に油拭き取り布を前記走路面に押圧し
ながら揺動しつつ巻き取つて漏油を拭き取り、拭
き取り跡に清掃処理をしてなる方法が有効である
ことを確認した。尚清掃処理として粉体の処理剤
に対しては主として掻き揚げ及び吸引処理を行な
い、液体の処理剤に対しては主として乾燥処理を
行なう。またこの方法を実施して漏油処理と併せ
て走路面のゴミを清掃し得る装置として表−5に
掲げる装置の集合体としての漏油処理装置を想達
した。そこで、これらの装置を走行車体に装架し
て走行しながらまた場合によつては停車して、走
路面を単に通過するだけで機械的に迅速に油処理
をなすものである。
【表】 以下本発明に係る漏油処理装置を就いてその実
施例を示す図面に基づき説明をすると、第1図は
漏油処理装置としての走路清掃車1の全体側面
図、第2図は要部斜視図、第3図は部分拡大斜視
図である。走路清掃車1は走行車体2の前端にベ
ースフレーム3が着脱自在に取付けられ、ベース
フレーム3上にガイドフレーム4が門形をなす如
く立設される。ガイドフレーム4の内方にはリフ
トフレーム5が、該リフトフレーム5の両側面に
夫々ローラピン6にて回転自在に支持されたロー
ラー7,7,……,7を介して昇降動自在に装着
される。前記ベースフレーム3上に油圧ジヤツキ
のシリンダ8の一端が固着され、且つ該シリンダ
8のピストンロツド9はリフトフレーム5に対し
クレビス形式にて連結される。従つてシリンダ8
のピストンロツド9が伸縮作動をすると、リフト
フレーム5は昇降動をすることができる。 またリフトフレーム5の前方には左右の取り付
けアーム10a,10aが突設され、両取り付け
アーム10a,10aに対し横倒口字形のアーム
フレーム10bがフランジ11a,11bにより
分離自在に取り付けられ、取り付けアーム10
a,10a及びアームフレーム10bがリフトア
ーム10を成す。該リフトアーム10の両側には
左右のマスト12,12がその中央位置を中心に
して揺動自在に枢着される。両マスト12,12
の両端近傍はジヨイント棒13にて結合され、一
方リフトアーム10に固設したベース14にオー
ビツトモータ15が取付けられ、該オービツトモ
ータ15のクランクプーリ16に偏心して取付け
たクランクピン17と前記ジヨイント棒13とが
クランクシヤフト18にて連結される。従つてオ
ービツトモータ15が回転をすると、両マスト1
2,12は走路車体2の進行方向に平行な略垂直
面内で前後に揺動可能である。両マスト12,1
2の下端には両マスト12,12を相互に連結す
る如く薄形鋼を溶接して成る台枠19が装着され
る。台枠19上にはピローブロツク20,20,
……,20により油拭き取り布21の巻取り用の
ロール22及び繰り出し用のロール23が夫々回
転自在に保持される。一方台枠19に固設したベ
ース24にオービツトモータである巻取りモータ
25が取付けられ、該巻取りモータ25の出力軸
に着装したスプロケツト26と前記巻取り用のロ
ール22の軸に着装したスプロケツト27との間
にローラーチエーン28を介装する。従つて巻取
りモータ25が回転をすると、油拭き取り布21
は所定速度にてロール22に巻取られる。油拭き
取り布21としては濾過布を使用することができ
るが、他の材質の布状乃至帯状物を使用し得る。
なお29はロール23の軸と台枠19にて植設し
たブレーキピン30との間に張設してロール23
の回転に適度の制動圧を付加するスリツプ防止ブ
レーキである。 更に台枠19には油拭き取り布の押し板ユニツ
ト31が装着される(第3図)。押し板ユニツト
31は、下方に凸の円弧筒面をなすと共に下面に
フエルト32を貼付した底板33と、底板33の
前後に配置された油拭き取り布ガイドパイプ3
4,34と、該底板33及び油拭き取り布ガイド
パイプ34,34を一体的に連結する底板ブラケ
ツト35,35,35と、左右の底板ブラケツト
35,35から延設されたガイドレールベース用
のブラケツト36,36,……,36及びスプリ
ングベース用のブラケツト37,37と、前記底
板ブラケツト35,35,35及びブラケツト3
6,36,……,36上に載設されたガイドレー
ルベース38,38と、前記底板ブラケツト3
5,35,35及びブラケツト37,37上に載
設されたスプリングベース39,39と、前記ガ
イドレールベース38,38上に立設されたガイ
ドレール40,40,……,40と、前記スプリ
ングベース39,39上に立設され上端近傍に螺
子を螺設してなるスプリングガイド41,41
と、前記台枠19の左右内側に取付けられ且つ前
記ガイドレール40,40,……,40及びスプ
リングガイド41,41が貫通して上下移動自在
となすブラケツト42,42と、該ブラケツト4
2,42と前記スプリングベース39との間に圧
縮状態で介在するスプリング43,43と、スプ
リングガイド41,41のブラケツト42,42
に対する下降移動範囲を規制するためスプリング
ガイド41,41の上端近傍に螺合するナツト4
4,44並びにそのワツシヤ45,45とからな
る。而して油拭き取り布21はガイドパイプ3
4,34間で底板33のフエルト32の下面に接
するものである。 次にリフトアーム10には油処理用の粉末剤貯
蔵タンク46及び液体薬剤貯蔵タンク47が装架
される(第1図)。粉末剤貯蔵タンク46からは
走路面Rの直近上方まで一部可撓性のある粉末剤
移送用ホース48を延設する。該ホース48の上
端には撤布用ブロアー49、ホース48の下端に
はノズルカバー50を夫々設ける。一方液体薬剤
貯蔵タンク47からは走路面Rの直近上方まで一
部可撓性ある液体薬剤撤布用ホース51を延設
し、該ホース51の上端にはポンプ52を設け
る。なお、粉末剤貯蔵タンク46、液体薬剤貯蔵
タンク47などリフトアーム10に装架される諸
設備は、オービツトモータ15により揺動するマ
スト12,12やクランクシヤフト18等と干渉
しない位置に設けられるべきこと勿論である。 上記の如く走行車体2の前方に油処理剤を撤布
する装置と油拭き取り装置とを取り付けたが、本
実施例にあつては走行車体2に更に、走路面R上
の比較的大きなゴミなどを掻き揚げて除去するブ
ラツシング装置として掻き揚げブラシ53を設け
る。走路面R上の比較的小さな塵埃を除去する吸
引装置として、バキユームホース54と、該バキ
ユームホース54に接続したバキユームクリーナ
ー55と、これらに吸引力を付与するブロアー5
6を設ける。走行車体2の前端近傍には着脱自在
のフロントブラシ57を取付け可能であるが、油
拭き取り装置を使用する場合にフロントブラシ5
7の装着を省略してもよい。 また走行車体2の後方には牽引用ピン58を介
して台車59が連結される。台車59上には走路
面Rの水分を除去するための乾燥装置として熱風
ダクト60と、該熱風ダクト60に接続した熱風
発生機61と、油圧ポンプタンクアセンブリ62
並びに発電機ユニツト63を設ける。 なお64は走路清掃車1の運転席、65は該運
転席64に於いて上記諸装置を一括的に操作する
ための操作盤である。 次に走路清掃車1の作用について説明する。ま
ずシリンダ8の作動にてリフトアーム5を昇動せ
しめ、押し板ユニツト31を走路面Rの上方に引
き離した状態で、走路清掃車1を作業現場迄回送
する。作業現場に到着した後、シリンダ8の作動
にてリフトフレーム5を降動せしめ、油拭き取り
布21が押し板ユニツト31の底板33の下面に
於いて、スプリング43,43の押圧力により走
路面Rに対し所定圧にて圧接されるようにする。
そこで走路清掃車1を所定の速度にて走行させな
がら、粉末剤貯蔵タンク46及び液体薬剤貯蔵タ
ンク47から油処理剤を走路面R上に撤布しつ
つ、巻取りモータ25の駆動で油拭き取り布21
をロール22に巻き取り、且つオービツトモータ
15の駆動で押し板ユニツト31を前後に揺動さ
せると、走路面Rに飛散したオイルを拭き取るこ
とができる。なおタンク46から撤布する粉末の
油処理剤としては前述の実験結果から明らかな様
に粉状のロージン、石粉、大鋸屑などの他消石灰
その他各種の吸湿材を使用して効果があるが、こ
れに限定するものではない。粉末剤の撤布量はブ
ロワー49の風量により可変なし得る。またタン
ク47から撤布する液体の油処理剤としては前述
の実験結果から明らかな様に各種界面活性剤を使
用して効果があるがこれに限定するものではな
い。薬剤の撤布量はタンク47のバルブ(図示省
略)を開閉操作することにより可変なし得る。 この様にして油の拭き取り作業が終了すると漏
油は処理剤との混合物となつて拭き取り布に吸収
されるが、走路面上に残留する混合物を回収し併
わせて走路面のゴミを清掃するため次の作業を行
なう。即ちブラシ53で掻き上げて走路面R上に
浮いている固体、紙片等を吸い取り、次いでバキ
ユームホース54にて走路面Rのアスフアルトコ
ンクリートに付着した粉体を吸着する。更に熱風
ダクト60に送風される熱風により走路面Rに付
着した液体を乾燥させる。上記の手順を連続的に
実施することにより、走路面の漏油を除去して、
原状通りの滑り抵抗値までほぼ完全に回復するこ
とができる。しかもこの作業は走路清掃車が走行
するなりに進め得るから、手作業にて進めるのと
異なり目視し難い漏油を除去して残すこともな
い。またこの走路清掃車は、油処理剤を撤布する
装置と油拭き取り装置とがいずれもコンパクトで
あつて既存の清掃車体に取り付けて構成し得るも
のである。また油拭き取り布はクリーニングをし
て再使用が可能である。 以上本発明の漏油処理装置についてその実施例
を説明したが、本発明の漏油処理方法もまた以上
の説明から明らかとなるものである。このように
本発明は多数の人手を要せずに漏油を迅速且つ確
実に除去することができ、拭き取り作業の安全と
走路の交通乃至競技の安全を確保し得るものであ
り、且つ交通を著しく妨げたり競技の興趣を削ぐ
こともない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例に係る漏油処理装置を表
わし、第1図は側面図、第2図は要部斜視図、第
3図は押し板ユニツトの斜視図である。 1……走路清掃車、2……走行車体、8……シ
リンダ、12……マスト、15……オービツトモ
ータ、16……クランクプーリ、17……クラン
クピン、18……クランクシヤフト、21……油
拭き取り布、22,23……コール、31……押
し板ユニツト、43……スプリング、46……粉
末剤貯蔵タンク、47……液体薬剤貯蔵タンク、
48……粉末剤移送用ホース、49……撤布用ブ
ロアー、50……ノズルカバー、51……液体薬
剤撤布用ホース、52……ポンプ、R……走路
面。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 走路面の漏油箇所に処理剤を散布し、次に油
    拭き取り布を前記走路面に押圧しながら揺動しつ
    つ巻き取つて漏油を拭き取り、拭き取り跡に清掃
    処理をしてなる走路面の漏油処理方法。 2 前記処理剤として松脂粉、アスフアルト混合
    物用フイラー、大鋸屑、消石灰等の吸湿材のうち
    の1種又は複数種の粉体であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の走路面の漏油処理方
    法。 3 前記清掃処理として走路面上の漏油と処理剤
    との混合物を回転ブラシにより掻き揚げて収納所
    に収納し、該混合物の残留分を真空式集塵機にて
    吸収することを特徴とする特許請求の範囲第2項
    記載の走路面の漏油処理方法。 4 前記処理剤として界面活性剤の水溶液である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の走
    路面の漏油処理方法。 5 前記清掃処理として送風機によつて発熱機の
    熱風を走路面に吹き付けて乾燥せしめることを特
    徴とする特許請求の範囲第4項記載の走路面の漏
    油処理方法。 6 粉体の処理剤の貯蔵タンクと連続する粉体散
    布装置及び液体の処理剤の貯蔵タンクと連続する
    液体散布装置と、油拭き取り布を走路面に押圧し
    ながら揺動しつつ巻き取る油拭き取り装置と、拭
    き取り跡の漏油と処理剤との混合物を回転ブラシ
    で掻き揚げて収納所に収納する装置と、前記混合
    物の残留分を吸収する真空集塵装置と、発熱機と
    連続する送風機を備えた走路面乾燥装置と、発電
    機ユニツトとを走行車体に装架してなる走路面の
    漏油処理装置。
JP13330382A 1982-07-30 1982-07-30 走路面の漏油処理方法並びにその装置 Granted JPS5924017A (ja)

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