JPS61142373A - 可変容量ポンプ - Google Patents

可変容量ポンプ

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JPS61142373A
JPS61142373A JP59264260A JP26426084A JPS61142373A JP S61142373 A JPS61142373 A JP S61142373A JP 59264260 A JP59264260 A JP 59264260A JP 26426084 A JP26426084 A JP 26426084A JP S61142373 A JPS61142373 A JP S61142373A
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rotor
eccentric ring
center
pump
eccentricity
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Taizo Abe
泰三 阿部
Kenji Tsukahara
塚原 健次
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NipponDenso Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B49/00Control, e.g. of pump delivery, or pump pressure of, or safety measures for, machines, pumps, or pumping installations, not otherwise provided for, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B47/00
    • F04B49/12Control, e.g. of pump delivery, or pump pressure of, or safety measures for, machines, pumps, or pumping installations, not otherwise provided for, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B47/00 by varying the length of stroke of the working members
    • F04B49/123Control, e.g. of pump delivery, or pump pressure of, or safety measures for, machines, pumps, or pumping installations, not otherwise provided for, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B47/00 by varying the length of stroke of the working members by changing the eccentricity of one element relative to another element
    • F04B49/128Control, e.g. of pump delivery, or pump pressure of, or safety measures for, machines, pumps, or pumping installations, not otherwise provided for, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B47/00 by varying the length of stroke of the working members by changing the eccentricity of one element relative to another element by changing the eccentricity of the cylinders, e.g. by moving a cylinder block
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B1/00Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B1/04Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders in star- or fan-arrangement
    • F04B1/06Control
    • F04B1/07Control by varying the relative eccentricity between two members, e.g. a cam and a drive shaft
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B1/00Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B1/04Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders in star- or fan-arrangement
    • F04B1/06Control
    • F04B1/08Control regulated by delivery pressure

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ロータと偏心リング(いわゆるカムリング)
との偏心量を変更して吐出容量を制御する可変容量ポン
プに関するもので、例えば高圧の吐出圧を必要とする燃
料ポンプ等に用いて有効である。
(従来の技術) この種のポンプは、ロータに挿入されるベーン(ベーン
式ポンプ)、もしくはピストン(ロータリーピストン式
ポンプ)が偏心リングの内面を摺動する際に、ベーンも
しくはピストンによって区画形成されるポンプ室が容積
変動を繰り返し、流体を吸入、吐出する構造であって、
ロータと偏心リングの偏心量を変更することによってポ
ンプ室の容積変化量が変化してポンプの吐出容量を制御
するものである。(ベーン式ポンプは、例えば特開昭5
8−18582号公報等に開示されている。)ところが
、この種のポンプは以下の2つの相反する問題点があっ
た。これをラジアルピストンポンプを具体例として第5
図に基づいて説明する。
まず第1に、ピストン7によって容量変動を繰り返すポ
ンプ室即ちシリンダ室20が吐出ポート2Iに連通して
いるとき(A−Dの間)、ピストン7には吐出圧が作用
するためピストン7が偏心リング13を押圧する。その
結果、偏心リング13には偏心量が小さくなる方向、も
しくは逆方向に力が発生する。この力は、偏心リング1
3の揺動支点であるビン14を中心とする回転モーメン
トMとして作用する。このモーメントMは、吐出ポート
21に連通ずるシリンダ室20の数及びロータの回転角
に伴って変化し、第4図に示すように時計回り、反時計
回りに変化する。このモーメントMの平均値が時計回り
、もしくは反時計回りの回転モーメントとなると、制御
用のピストン18及びハネ17に負荷として作用する。
例えばモーメン)Mの平均値が、反時計回りの力になる
場合は、ポンプ吐出圧が上昇すると、偏心リング13が
反時計回り即ち偏心量が減少するように移動し、その結
果ポン1°の吐出容量が減少する。ゆえにポンプ吐出容
量は吐出圧に対して安定な制御ができないという問題が
ある。以上が第1の問題点である。
一方、ピストン7が吸入行程から上死点(シリンダ室2
0内の容積が最大となるピストン位置、以下T、D、C
という)を通り過ぎて吐出行程に切換る瞬間、すなわち
ロータ5が回転してシリンダ20の人口が吸入行程から
吐出行程(吸入ポート19から吐出ポート21)に切換
る瞬間、シリンダ20内の圧力は吸入圧力から吐出圧力
にステップ状に上昇しようとする。その瞬間、シリンダ
室20内に高圧流体が流入してサージ圧が発生し、シリ
ンダ室20内の圧力変動、あるいはピストン7を介して
偏心リング13への衝撃力となる。以上のことは、ポン
プの振動、騒音の原因となるので好ましくない。以上が
第2の問題点である。
上述の第1.第2の問題点は、特にポンプの吐出圧力が
高い場合には著しい問題となる。そこで、シリンダ室2
0がT、D、Cから吐出ポート21に切換るまでき区間
を延長する。すなわち、シリンダ室20が吐出ボー)2
1に連通ずる位置をAからBに変更することにより、シ
リンダ室20内の流体を予圧縮して圧力上昇させて、吐
出ポート21に吐出することによって第2の問題点を解
決しようとするものが考案されている。
ところが上述の如く第2の問題点を解決すると、第1の
問題点、即ち偏心リング13の回転モーメンI−Mの平
均値が反時計方向に増加して安定した容量制御ができな
いという問題が発生する。特に、ポンプ高回転域におい
て、シリンダ室20内の圧力変化は、シリンダ室20が
吐出ポート21と連通した位置あるいは、吐出終わり位
置DBよりも図中右方向にずれるため、偏心リング13
には反時計回りの大きな平均回転モーメントとして作用
する。また逆に第1の問題点を解決するためには、シリ
ンダ室20が吐出ポート21と連通ずる位置がT、D、
Cに近い方が有利である。
以上述べた様に、第1.第2の問題点は相反する問題で
、従来のものにおいては同時に解決できないものであっ
た。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は上述の点に鑑みてなされるものであって、その
目的はポンプの振動、騒音を低減し、且つ偏心リングに
作用する力を軽減して容量制御の安定性を計るものであ
る。
(問題点を解決するための手段) そこで本発明者らは上記問題点を解決するための種々の
検討を行なった結果、以下に記述する手段に考え至った
ものである。すなわちハウジング内に回転可能に設けら
れるロータと、このロータに対して移動可能に設けられ
る偏心リングと、前記ロータを回転させることにより容
量変動を繰り返して吸入ポートから流体を吸入し、吐出
ポートから流体を吐出するポンプ室とからなり、前記ロ
ータの回転中心と前記偏心リングの内周面の中心との偏
心量を変化させることにより吐出容量を制御する可変容
量ポンプにおいて、前記ロータの回転中心を、前記偏心
リングの内周面の中心が移動する際に描く中心軌跡に対
して、前記吐出ポートの設けられる方向に、所定偏心量
偏心させて配置したことを特徴とする。
(作 用) 上述の様にロータの回転中心を、偏心リングの中心が移
動する軌跡上より、吐出ポートの設けられる方向に所定
偏心量を偏心させて配置したことにより、ポンプ室の上
死点(T、D、C)が吐出ポートに対してロータの回転
方向と反対方向に移動することになる。すなわち、ポン
プ室が上死点から吐出ポートに連通ずるまでのロータの
回転角が大きくなる。従って、ポンプ室は予圧縮されて
ポンプ室内が圧力上昇した状態で、吐出ポートと連通ず
るため、先に説明した様にポンプの振動・騒音が低減す
る。また、ロータの回転中心の上記る 所定偏心量は、偏心リングに作用すへ力のベクトル総和
のうち、偏心リングを移動制御せしめる方向の分力の平
均が最小となるように設定されているものであるため、
偏心リングは安定した状態となり容量制御が正確に制御
される。
(実施例) 次に第1図、第2図、第3図に基づいて本発明の一実施
例を説明する。本実施例におけるポンプ部100はラジ
アルロータリーピストン式ポンプを示す。第1図は、第
2図、第3図の各部に対応した模式図で、各部材の位置
関係を示している。
シャフトlはハウジング2にベアリング3によって回転
自由に軸支されている。シャフト1の右端部は、ジヨイ
ント4によってロータ5の左端部のポンプシャフト6に
連結されている。
ロータ5には放射状に7本のピストン7が摺動可能に嵌
装されており、ハウジング2と一体的に固定されたバル
ブシャフト8を軸として回転する。
このロータ5の回転中心0(2)は、後述する様に偏心
リング13の中心軌跡0 (H)〜O(L)に対して、
吐出ポート21の設けられる方向(図中上方向)に所定
偏心量(e)偏心している(第1図(al参照)。ピス
トン7はそれぞれのバネ9によってロータ5の外方に向
かつて付勢され、ピストン7のそれぞれの先端はシュー
10を介してカムリング11に常に接している。カムリ
ンク11の内周及び外周は円筒面を成しており、外周は
多数のローラ12を介して偏心リング13の内周に回転
可能に嵌装されている。尚、カムリング11と偏心リン
グ13の内周面は同心円である。偏心リング13の上部
は、ハウジング2に固定されて支点部となるピン14を
中心として揺動可能に軸支されている。この偏心リング
13の揺動に伴なって、偏心リング13の中心0(V)
は、0(H)から0 (L)までの軌跡上を移動し、そ
の中心が0(H)にあるときロータ5の回転中心0(2
)との偏心1e(V)は最大(max)となり、その中
心がO(L)にあるとき偏心1e(V)は最小(0)と
なる。偏心リング13の下部即ちピン14と対向する位
置には、突起部であるプレート15が一体的に設けられ
、プレート15はスライダ16に設けられた溝部即ちス
リット16゛に摺動可能に係合している。
スライダI6はハウジング2内において、ロータ5の回
転軸及びバルブシャフト8の軸と略平行に摺動可能配設
されている。またスリンl−16’及びプレート15は
、スライダ16の摺動方向に対し浅い所定の角度を有し
ている。
スライダ16はハネ17によって常時第2図中右方へ付
勢されている。またスライダ16の第2図中右側はポン
プからの吐出圧によって制御される制御ピストン18が
当接している。制御ピストン■8はスライダ16と同軸
上にて摺動可能となっており、制御ピストン18によっ
てスライダ16は移動する。
次に、上述の構成に基づいてその作動を説明する。ロー
タ5がバルブシャフト8を中心として回転するとき、シ
ュー10の当接したカムリング11は摩擦力のためロー
タ5と同一方向に回転する。
このときカムリング11.偏心リング13の中心が、ロ
ータ5の回転中心0(2)に対して偏心量e (V)偏
心していると、ピストン7はハネ9とカムリング11の
作用によって偏心11e(V)の約2倍だけロータ5に
対して往復運動をする。
従って、ロータ5が第3図中時計廻り方向へ回転すると
き、約上半周においてバルブシャフト8に設けられた吸
入ポート19によりシリンダ室20へ流体を吸入し、約
上半周にてシリンダ室20からバルブシャフト8に設け
られた吐出ポート21へ流体を吐出する。つまり吸入口
22から入った流体は、ハウジングz内の空間23、ロ
ータ5に設けられた連通口24、吸入ポート19、シリ
ンダ室20、吐出ポート21、吐出口25より図示せぬ
負荷装置へと送られ、いわゆるポンプ作用を果たす。し
かも1回転当たりの吐出量は、シリンダ室20の容積変
化量即ちピストン7の往復運動量、つまり偏心リング1
3とロータ5との偏心jie  (V)に応じて決定さ
れるものである。
ところで、偏心リング13とカムリング11はプレート
15が係合するスライダ16によって位置が定まる。
常態(停止時)においてスライダ16はバネ17の作用
により第2図中右方へ位置している。
(ただし、第2図、第3図においては中間位置にあると
ころを示している。)従って、プレート15は第2図(
b)においてスリット16“の中での左端部162側へ
位置することになり、その結果偏心リング13は、ロー
タ5に対して最大の偏心量e (V)=maxを与えら
れる。この状態においてはポンプ吐出容量は最大となる
次にポンプが回転し、吐出が開始すると、吐出圧が上昇
する。吐出圧力は分岐管路26を経てピストン18の右
端面に作用し、ピストン18にはスライダ16を第2図
中左方へ押圧する力が発生する。さらに吐出圧力が上昇
し、ピストン18の左向きの力がバネ17の右向きの力
よりも大になると、スライダ16は左方へ移動せられる
。このときプレート15は軸直角方向には移動可能であ
るが、軸方向に対しては拘束されているために、プレー
ト15の保合位置にスリット16′の右端部16b方向
へ相対的に移動する。この時スリット16°は軸方向に
対して所定の浅い角度を有しているためにプレート15
は第3図において右方向へ移動せられる。その結果プレ
ート15と一体となっている偏心リング13は反時計廻
りに揺動し、偏心量e(V)が減少し、従ってポンプ吐
出容量が減少する。
つまり上記の作用によって、ポンプの吐出量が負荷装置
の流体の消費量を上回る場合には、吐出圧力が上昇し、
吐出量は消費量と一致するまで自動的に減少されるもの
である。また上記と逆に、ポンプの吐出量が負荷装置の
流体消費量を下回る場合には、その吐出圧力か減少し、
上述と逆に偏心リング13が時計廻りに揺動し、吐出量
と消費量が一致するまでポンプ吐出容量を増大させる。
この時の吐出圧力は、バネ17の作用力やピストン18
の有効受圧面積をパラメータとして定まる。
以上、具体的な一実施例に基づいて、その構成及びポン
プの作動について説明した。
次に、第1図に基づいて、その作用について説明する。
第1図は、第°2図、第3図の各部材に対応した模式図
で、同一部材には同一符号を付しである。尚、ピストン
バルブシャフトは省略しである。
第1図(a)、 (b)において、上述実施例に対応す
るロータ5は点0(2)中心とする実線円で、従来のロ
ータ5” は点0(1)を中心とする点線円で示しであ
る。
0(H)とO(L)は、偏心リング13の中心○(V)
(図示せず)がピン14を中心に揺動する際に描く中心
軌跡の始点と終点を示す。またロータ5の回転中心0(
2)は、従来の中心0(1)(軌跡0 (H) 〜O(
L)の上にあり、一般には0(L)と同一点にある)に
対して、もしくは偏心リング13が移動する際に描(軌
跡0 (H) 〜0 (L)に垂直に、吐出ポート(2
1)の設けられる方向(図中上方)へ所定偏心11(e
)偏心させである。よって、偏心リング13の中心が0
(H)〜O(L)まで揺動すると、ロータ5の中心0(
2)に対して偏心量e (V)が最大(maX)から最
小(0)まで変化して、先に説明した様に吐出容量が制
御される。第1図(a)が最大偏心量(max)のとき
を、第1図(blが最小偏心量(0)のときを各々示し
ている。
ここでロータ5,5”のシリンダ室(20)が、吐出ポ
ー)(21)と連通ずる区間いわゆる吐出行程を、便宜
上、吐出連通開始位置(以下P、 Sという)から連通
終了位W(以下P、Eという)とし、吸入ポー)(19
)と連通ずる区間いわゆる吸入行程を、便宜上、吸入連
通開始位置(以下E、Sという)から吸入連通終了位置
(以下E。
Eという)とする。またロータ5゛ もしくは5と、偏
心シリンダ13の位置関係によって決まる上死点(シリ
ンダ室(20)が最大容積となる点)、下死点(シリン
ダ室(20)が最小容積となる点)は、中心0(1)も
しくは0(2)と、偏心リング13の中心0(■)を結
ぶ線上になり、最大偏心iie (v)=ma xのと
きは、第1頭(a) (7)示す様に、各々T、 D、
 C(1) 、B、 D、 C(1)もしくはT、D、
C(2) 、B、D、C(2)となる。
従来のT、D、C(1) 、B、D、C(1)は、ロー
タ5′の中心0(1)が偏心リング13の軌跡0(H)
〜0(L)上にあるため、偏心リング13が移動しても
変化しないものであった。ところが、本発明のT、D、
C(2) 、B、D、C(2)は、ロータ5が軌跡0 
(H)〜O(L)上より所定偏心!(e)偏心している
ため、偏心リング13の変動に伴なって第1図(a)か
ら第1図(′b)まで、ロータ5の回転方向と反対方向
に移動する。
次に予圧縮について説明する。従来のロータ5゛の位置
では、シリンダ室(20)が予圧縮される区間は、T、
D、C(1)〜P、Sとなる。ところが、本発明のロー
タ5の位置では前記区間はT。
D、C(2)〜P、Sとなり、従来に比してその区間は
長くなる。従って、シリンダ室(20)内が圧力上昇し
た状態で吐出ポート(21)に連通ずるため、シリンダ
室(20)内にサージ圧が発生し難くなり振動・騒音が
低減する。
尚、偏心リング13の偏心1ie(V)が変化すること
により、T、D、C(2)はE、Eよりロータ5の回転
方向と反対方向に移動し、第1図(b)の如くになる場
合がある。このとき、予圧縮の区間は最大でE、E−P
、Sまでとなる。
また、吸入行程(E、S−E、E)の間に、T。
D、C(2)が位置するとき、シリンダ室(20)は、
E、S−T、D、C(2)において吸入ポート(19)
により流体を吸入し、T、D、C(2)〜E、Eにおい
て吸入ポート(19)へ吐出することになる。即ち、E
、S−T、D、C(2)の間に吸入される吸入量と、T
、D、C(2)〜E。
Eの間に吐出される吐出量の差が、シリンダ室(20)
の実質吸入量となる。また同様に、吐出行程(P、S−
P、E)の間、B、D、C(2)が位置するとき、′シ
リンダ室(20)の実質吐出量は、P、S−B、D、C
(2)の間の吐出量とB、 D、 C(2)〜P、 E
の間の吸入量の差になる。従って、偏心リング13とロ
ータ5の偏心量e (V)がOのとき、(実際は所定偏
心量eだけ両者は偏心している)吸入行程の上記実質吸
入量及び吐出行程の上記実質吐出量が各々Oとなるよう
に設定することにより、ポンプからの吐出容量0にする
ことができる。尚、偏心量e (V)がOでないときに
おいても、上述のように設定することにより、ポンプ吐
出容量はOにできることは言うまでもない。
また、ピストン(7)によってピン14を中心に偏心リ
ング13に作用する回転モーメントは、主に予圧縮の区
間と吐出行程の区間によって決まるものであるため、上
記区間における回転モーメントの平均値がOとなるよう
にロータ5の所定偏心量eを設定する。即ち、偏心リン
グ13の最大偏心量e (V)=maxにおける最適上
死点移動位置角度(従来の上死点<T、D、C(1)>
位置から、偏心リング13に作用する回転モーメントの
平均値がOとなる上死点(T、D、C(2)>位置まで
の、ロータ5の回転角度)をθとすると、上記ロータ5
の所定偏心量eは近似的にe=e(V)  ・tanθ
で求められる。
尚、第1図において、ロータ5の中心○(2)は、軌跡
0(H)〜O(L)上の点I  (1)より垂直上方向
へ所定偏心量eだけ偏心して配置したが、前述に限らず
とも、軌跡0(H)〜O(L)上より単に上方に所定偏
心量e゛だけ偏心している場合においても、上述実施例
において説明した様に作用することは言うまでもない。
さらに上述実施例においては、ラジアルロータリーピス
トン式のポンプを例にして説明したが、ベーン式ポンプ
においても同様に作用することは当業者にとって明らか
であろう。
また上述偏心リング13はピン14を中心に揺動すこと
により、偏心量e (V)を変化させるものであるが、
例えば特開昭57−5585号公報。
特開昭57−131889号公報等に開示されるもの(
偏心リングが一対の制御ピストンによって直線方向に揺
動するもの)や、特開昭57−73881号公報等に開
示されるもの等においても、同様に作用して効果を得る
ことができることは言うまでもない。また、上述のもの
に本発明を適用する場合は、ロータの所定偏心量eを以
下の様に設定する。即ち、偏心リングに作用する力の平
均合力が、偏心リングの直線移動する方向に対して垂直
となる方向へ向くように、最適の所定偏心量eを設定す
る。
(発明の効果) 上述の様にロータの回転中心を、偏心リングの中心が移
動する軌跡上より、吐出ポートの設けられる方向に所定
偏心量を偏心させて配置したことにより、ポンプ室の上
死点(T、D、C)が吐出ポートに対してロータの回転
方向と反対方向に移動することになる。すなわち、ポン
プ室が上死点から吐出ポートに連通ずるまでのロータの
回転角が大きくなる。従って、ポンプ室は予圧縮されて
ポンプ室内が圧力上昇した状態で、吐出ポートと連通ず
るため、先に説明した様にポンプの振動・騒音が低減す
る。また、ロータの回転中心の上記所定偏心量は、偏心
リングに作用すの力の平均が最小となるように設定され
ているものであるため、偏心リングは安定した状態とな
り容量制御が正確に制御される。従って、上述の様にロ
ータの回転中心を、偏心リングの中心が移動する軌跡上
より、吐出ポートの設けられる方向の所定偏心量だけ偏
心させて配置するという最も簡単な構成によってポンプ
の振動・騒音が著しく低減され、且つ容量制御が正確に
行なわれるという極めて有効な効果が得られる。発明者
らの実験によると、特に高吐出圧を要求されポンプにお
いては、騒音が約l。
dB(A)低減されるという実験データが得られている
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す要部模式図であって、
(a)は最大偏心量e (V)=ma xのときの図、
(blは最小偏心i1e (V) −〇のときの図であ
る。第2図は本発明のポンプの具体的実施例を示す断面
図で(alは縦断図、(blは第2図(alにおける1
−1線に沿う断面図である。第3図は第2図(a)にお
ける■−■線に沿う断面図、第4図は偏心リング13に
作用する回転モーメントMと、ロータ5の回転角の関係
を示す図、第5図は従来のものを示す要部模式図である

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ハウジング内に回転可能に設けられるロータと、こ
    のロータに対して移動可能に設けられる偏心リングと、
    前記ロータを回転させることにより容量変動を繰り返し
    て吸入ポートから流体を吸入し、吐出ポートから流体を
    吐出する複数のポンプ室とからなり、前記ロータの回転
    中心と前記偏心リングの内周面の中心との偏心量を変化
    させることにより吐出容量を制御する可変容量ポンプに
    おいて、前記ロータの回転中心を、前記偏心リングの内
    周面の中心が移動する際に描く中心軌跡に対して、前記
    吐出ポートの設けられる方向に、所定偏心量偏心させて
    配置したことを特徴とする可変容量ポンプ。 2、上記所定偏心量は、前記各々のポンプ室の圧力変化
    によって偏心リングに作用する力のベクトル総和のうち
    、偏心リングを移動制御せしめる方向の分力の平均が最
    小となるように設定される特許請求の範囲第1項記載の
    可変容量ポンプ。
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