JPS61141388A - クッション部材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 （技術の分野） 本発明はクッション部材に関するものである。

詳しく述べると、自動車の座席等に使用される通気性お
よび耐久性が良好でかつシートフレーム等の支持体への
取付けが容易、確実に行えるクッション部材に関するも
のである。

（従来の技術） 従来、自動車等の車両に使用される座席としては、ポリ
エチレン、ポリプロピレン等のテープの平織物やパーム
ロック材等のクッション受材および該受材状にポリウレ
タンフォームを載置し、かつ該ポリウレタンフォームの
表面を表皮材で覆ってなる座席体をフレームに張設され
たスプリング上に載置されたものが主として使用されて
いる。

しかしながら、このような座席は、これらを構成する各
材料がいずれも通気性を有していないので通気性が悪く
、座乗者の体熱あるいは外気の熱を発散することができ
ず、座乗者に不快感を与えていた。また、前記座席体の
クッション材は主としてポリウレタンフォームが使用さ
れていたので、前記スプリング上に直接載置すると長期
間の使用によりポリウレタンフォームがスプリングとの
接触面において切断されることになる。このため、ポリ
ウレタンフォームとスプリングの直接接触を避けてパー
ムロック材やポリエチレンの不織布およびポリエチレン
ならびにポリプロピレンのヘラシャンクロス（平織）等
のクッション受材を介して使用されている。しかしなが
ら、このようなりッション受材を使用することは、コス
ト高となるだけでなく、クッション性をも低下させるこ
とになる他に、下部からの空気分散効果が得られない。

また、ポリウレタンは当該繊維クッション材より耐圧弾
五が悪いので良好なりッション性を保つには前記ポリウ
レタンフォーム層の厚さを大きくとる必要があり、ばね
受材の厚みと重なって座席全体が高くなり、これが車体
全体を高くするという欠点があった。

一方、比較的通気性の良好なりッション材としてパーム
ロック材よりなる基体の少なくとも一部表面に合成ｍ帷
短繊維のロック材をシート上表層体として一体的に接合
してなるクッション部材は公知である（特開昭５２−１
０１．１６４号）。

しかしながら、このようなりッション材は主とし７′＠
ｆｆ１ｌ＜　−１′Ｄｙ″”ｉ’　（１５ａ　ｔ；：　
ａｂ　＋、＝　Ｉｌｌ　Ｓ　＊　ｐ　　　。

く、しかも吸湿性であるために自動車等の軽量化上問題
があるばかりでなく、耐久性にも問題があっだ。特に長
期間使用すると、いわゆる「ヘタリＪ現象を生じて必要
なりッション性および硬さが低下するという欠点があっ
た。しかも、所望の通気性は得られないという欠陥があ
った。

本発明者らは、先に前記のごとき従来品の問題点を解消
するために、比較的大きなデニールの立体カールを有す
るポリエステルフィラメント短繊維を所定形状に圧縮形
成して得られるフィラメント成形体に接着剤を論じて該
フィラメント相互の接触点を結合してなる比較的硬度の
大きく且つ通気性の良い下層フィラメントクッション材
層上に、前記フィラメントより小さなデニールの立体カ
ールを有するポリエステル短繊維を所定形状に圧縮成形
して得られるフィラメント成形体に接着剤を施して該フ
ィラメント相互の接触点を結合してなる比較的硬度の小
さい上層フィラメントクッション材層を設けてなるクッ
ション部材を見出した（特願昭５８−１１８，７９７号
、特願昭５８−１１８．７９８号）。このクッション部
材は、非常に侵れた通気性おにび耐久性を有するもので
あり、自動車用座席等のシー１〜に好適に用いられるも
のであった。

一般に、車両用クッション部材をシートフレーム等の支
持体に確実に固定するためには、第９ａ。

ｂ図に示すように、クッション部材１０１には取付用の
フラップ部１０４が設けられている。しかしながら、上
記のごとき立体カールを有するポリエステルフィラメン
ト短ｍｅｉ集合体でのフラップ部の成形は非常に困難で
あった。それは、フラップ部の厚みが５〜２０１１１１
１１でかつ幅が５０〜１００ｍｎ１ｊ度であり、あらか
じめフラップ部を成形しておいても、圧縮時に型にひき
づられ、所望の形状を作ることがほとんど不可能であっ
たためである。

（発明の解決しようとする問題点） 従って本発明は、上記のごとき従来品の問題点を解消す
るためになされたものである。すなわち、本発明は、改
良されたクッション部材を提供することを目的とする。

本発明はまた、通気性および耐久性が良好でかつシート
フレーム等の支持体への取付けが容易、確実に行えるク
ッション部材を提供することを目的とするものである。

発明の構成 （問題点を解決するための手段） 上記諸口的は、比較的大きなデニールの立体カールを有
するポリエステルフィラメント短繊維を所定板状に圧縮
成形して得られるフィラメント成形体に接着剤を施して
該フィラメント相互の接触点を結合してべろ比較的硬度
の大きい下層フィラメントクッション材層上に、前記フ
ィラメントより小さなデニールの立体カールを有するポ
リエステルフィラメント短繊維を所定形状に圧縮成形し
て得られるフィラメント成形体に接着剤を施して該フィ
ラメント相互の接触点を結合してなる比較的硬度の小さ
い上層フィラメントクッション材層を積層し、該上層フ
ィラメントクッション材層と該下層フィラメントクッシ
ョン材層とのフィラメント相互の接触点を接着剤を施し
て、結合してなり、かつ該下層フィラメントクッション
材の端部位が下方に折り曲げられフラップ部を形成して
いることを特徴とするクッション部材により達成される
。

本発明はまた、下層フィラメントクッション材の端部位
を下方に折り曲げる角部には、溝切りが施しであるクッ
ション部材を示すものである。本発明はさらに、上層フ
ィラメントクッション材層は、そのフィラメントがモノ
フィラメントとして５０〜１，０００デニールであり、
かつ下層フィラメントクッション材層はそのフィラメン
トがモノフィラメントとして１００〜２，０００デニー
ルであるクッション部材を示すものである。

（作用） しかして本発明のクッション部材は、硬度を異にするポ
リエステルフィラメント成形体を上下二層に積層してな
るクッション部材のシートフレーム等の支持体へ固定す
るためのフラップ部を、下層フィラメントクッション材
層を板状に成形し、その端部を下方に折り曲げることに
より形成した、：□大よな特徴、。。ユ。よう、すわば
、該　　　　１１クッション部材のフラップ部は容易に
かつ確実に成形されるため、該クッション部材はフラッ
プ部によりシートフレーム等の支持体に簡単にかつ確実
に固定することが可能となる。

（発明の詳細な説明） 以下、本発明をさらに詳しく説明する。

第１ａ図および第１ｂ図に示すように本発明のクッショ
ン部材１は、板状の下層フィラメントクッション材ＷＩ
２上に所定形状に圧縮成形した上層フィラメントクッシ
ョン材層３を積層してなるものである。しかして板状の
下層フィラメントクッション材層２の端部位は、下方向
に折り曲げられ、シートフレーム等の支持体に固定する
ためのフラップ部４を形成しているものである。

上層フィラメントクッション材層３および下層フィラメ
ントクッション材層２を構成するポリエステルフィラメ
ントとは、上層フィラメントクッション材層３としては
その太さがモノフィラメントとして５０〜ｉ、ｏｏｏデ
ニール、好ましくは１００〜３００デニール、最も好ま
しくは１００〜２００デニールであり、また下層フィラ
メントクッション材層用としては、その太さがモノフィ
ラメントとして１００〜２，０００デニール、好ましく
は３００〜１．５００デニール、最も好ましくは４００
〜１，０００デニールで立体カールを有するフィラメン
トである。ここで立体カールとは、二方向性および三方
向性カール広義の立体カールを意味するが、好ましくは
三方向性立体カールフィラメントであり、例えば同一発
明者により特開昭５２−１４４．／１４８号公報に開示
されている方法および装置により第２図に示すような二
重撚りフィラメントＤをつくり、ついで所定寸法に切断
しかつ解撚して第３図に示すような三方向性立体カール
フィラメントＦが得られる。製綿後のフィラメントの長
さは２５〜２００ｍｍが好ましい。かくして、該フィラ
メントの部分は、ａ部においてｂ部を越えてコイルし、
Ｃの部分はｄの部分を越えてコイルする。しかしながら
、ｅの部分はｆの部分を越えてコイルするのではなくそ
の下にコイルする。かくして、ｅからｄのフィラメント
のセクションはらせんの二つの絡みないしコイルにある
。これは正しくは無方向性らせんとも呼ばれ得るもので
あり、またそのコイルの一方が他に対し無方向になった
時は調子が悪くなったらせん状の電話コードに非常に似
ている。

本発明によるクッション部材を構成する上下両層フィラ
メントクッション材層は嵩密度は０．０４〜０．４（１
／ｃｍ３好ましくは０．０５〜０．２０／ｃｍ３であり
、また、下層の嵩密度を上層の嵩密度より大きくとるこ
ともできるが通気性を失うようなことがあってもいけな
い。すなわち、この場合、ＨＩＦニールで嵩密度を上げ
るので弾性は高くなっても通気性が悪くなり、どうして
も「ヘタリ」を少なくするためには下層に弾性の高いも
のが必要であるため、嵩密度の割に通気度のよい太デニ
ール圧縮体を下層に組む必要がある。

上記のような立体カールを有するフィラメントを所定の
寸法にカットして製綿したのち経線しながら、所定形状
に圧縮成型し、接着剤でフィラメント相互の接触点を結
合したクッション材は、反発弾性が大きくかつ通気性が
ありクッション性が（慣れていることはすでに本発明音
らにより見出されており（特開昭５２−１５２，５７３
号）、まださらに製綿された立体カールを有する合成繊
維フィラメント集合体のフィラメント相互の各接触点が
接着剤で結合され１Ｃ構成のクッション材であって該ク
ッション材のフィラメントのカール形状が部分的に方向
性を有してそれぞれ伸縮変形して成形される種々の形状
の該カールフィラメントの部分的に密に絡み合う部分を
、荷重強さを出そうとする方向に形成させ、かつ該絡み
合い部を所要荷重強さに応じて分布させてなるフィラメ
ントロック材が更に優れた効果を有することも本発明者
らはさきに見出している（特開昭５４−１３８゜６６２
号）。従って、本発明における上層フィラメントクッシ
ョン材層３および下層フィラメントクッション材層２も
それぞれ上記のごとき構成とされることが望ましい。

従って本発明のクッション部材は例えば次のようにして
製造される。すなわち、特開昭５７−３ｊ７．４８１号
に述べられるように、立体カールを有するフィラメント
短ＩＩＮの集合体を搬送装置に供給し、該搬送装置を移
動させながら多数の針状物を立設してなる回転体を回転
させ前記針状物をフィラメント短繊維集合体に接触させ
て、所定部分を掻取ることにより上層フィラメントクッ
ション材層３を予備成形する。一方、下層フィラメント
クッション材層２も、特開昭５７−２１１．３８７号に
述べられるように、立体カールを有するフィラメント短
繊維の集合体を搬送装置に供給し、該搬送装置を移動さ
せながら多数の針状物を立設してなる回転体を回転させ
、前記針状物をフィラメント短繊維集合体に接触させて
、全面にわたって掻き取ることにより所定板状に成形さ
れる。このように予備成形された上層フィラメントクッ
ションＩ［３および下層フィラメントクッション材層２
はそれぞれ次に特開昭５７−２１１，３８７号に示され
るようにエンドレスベルトおよび／′またはローラまた
はその他の手段により圧縮して所定の嵩密度を有するフ
ィラメント集合体ブロックに成形し、必要に応じてさら
にこの成形体にバーブを備えた針により所定の釘密度と
なるようにニードリングを施す（あるいは圧縮成形前に
ラビングを施す。）次に上層フィラメントクッシミン材
層３および下層フィラメントクッション材層２にそれぞ
れあるいは両層を積層したのち接着剤液を噴霧あるいは
浸漬することにより付与し、接着剤のタレをきったのち
、第４ａ　、ｂ図に示すような所定の型中に入れる。型
内に入れる際には、最初に上層フィラメントクッション
材層３を下型５押し込み圧縮する。次に下層フィラメン
トクッション材層２を同様に下型５押し込み第５ａ　、
ｂ図に示すように所定形状の板材７等で圧縮する。ある
いは上層フィラメントクッション材層３と下層フィラメ
ント材層２とを同時に下型５内に入れてもよい。次に上
型６で圧縮し、熱風、例えば８０〜２００℃、好ましく
は１００〜１６０℃で約１０〜６０分間、好ましくは１
５〜４０分間加熱乾燥し、型より取出す。

この際使用される型は、金網、パンチングメタル、エキ
スバンドメタル等のように均一な空孔を有する薄肉の鉄
系素材で構成されていることが望ましい。例えばパンチ
ングメタルである場合、その空孔率が１０〜７０％、好
ましくは２０〜６０％、さらに好ましくは２５〜５０％
であることが、熱を型内にはさんだフィラメント成形体
の内部まですみやかにゆきわたらすことから望ましい。

また該型において、下型５および上型６の側部８は、フ
ラップ部を確実に形成できるように第６図に不すように
垂直であるかないしは第６ｂ図に示すように上方が広が
ったテーバ状とすることが望まれ、第６Ｃ図に示すよう
に下方に広がったテーパ状とづ゛るとフラップ部が充分
に形成されない恐れがあるために望ましくない。

また、上記製法とは、別に、上層フィラメントクッショ
ン材層３および下層フィラメントクッヨン材層２を型入
れずにそのまま個々にまたは積層した状態でベルトコン
ベヤー等の水平搬送装置を用いて熱風、赤外線または高
周波等を利用して加硫乾燥した後、下型に押し込み上型
で圧縮して固定しスチームセットしたのち型から取出し
水分除去の為所要時間熱風、赤外線または高周波等によ
り乾燥し、この際さらに必要に応じて接着剤を噴霧ある
いは浸漬等の手段により付与し、加硫乾燥を行う。

またさらに、接着剤が湿気硬化性接着剤である場合には
、上記と同様にして接着剤を付与し型内に入れ、水蒸気
存在下、例えば蒸気圧０．２〜５ｋ（３／ａｍ２　、好
ましくは０　、５〜３　ｋｃ＋／　ｃｍ２で、所定時間
例えば１〜１５分間、好ましくは２〜１０分間圧縮し接
着剤を湿気により硬化させ、所定時間経過後、型により
取り出し水分除去の為、熱風、赤外線または高周波等に
より乾燥する。

前記クッション材に使用される代表的な接着剤はスチレ
ン−ブタジェンゴム、アクリロニトリル−ブタジェンゴ
ム、クロロプレンゴム、ウレタンゴム等のごとき合成ゴ
ム、天然ゴム、ビニル系接着剤、酢酸ビニル系接着剤、
酢酸セルローズ系接着剤、アクリル系接着剤があり、ラ
テックスまたは溶液の形で使用される。　　　　　　　
　　　　　　　　１１この場合、前記接着剤を単独でま
たは併合して使用することができるが、最初に合成ゴム
系接着剤でフィラメントを相互に結合させ、ついで天然
ゴム系接着剤で処理すればさらに良好な結果が得られる
。すなわち、最初に合成ｍ維に対して良好な接着剤を有
する合成ゴム系接着剤でフィラメント相互の接触点の結
合を行い、ついで天然ゴム系接着剤で処理することによ
り、合成ゴム系接着剤による結合の固さ、クッション材
全体としての柔軟性、クッション材としてのヒステリシ
スロスおよび圧縮永久歪が改良されるのである。一方、
合成ゴム系接着剤を予め塗布することにより天然ゴム系
接着剤の合成繊維に対する比較的低い接着力が改善され
て増大するのである。なお、このとき合成ゴムラテック
スと天然ゴムラテックスの付着…は、はぼ同量が好まし
く、また合成付着量は従来の合成ゴムラステックスの付
１ｆｆｉとほぼ同量である。なお、接着剤の付着化は、
通常１０〜１５０ｇ／１００ｇ−フィラメント、好まし
くは５０〜１００（１／１００１Ｊ　−フィラメントで
ある。

以上のようにして、第ｉａ、ｂ図に示すようなフラップ
部４を有するポリニスデルフィラメント成形体積層構造
のクツシコン部材１が形成されるが、該クッション部材
１はさらに、第７ａ、Ｉ）図に示すように、その下層フ
ィラメントクッション材層２のフラップ部４を形成する
端部位を下方に折り曲げる角部に、溝９を切っておくこ
ともできる。溝９の形状は特に限定されず、例えば第７
ａ図に示すような■字形の溝、第７ｂに示すような細い
口字形の溝等、下層フィラメントクッション材層２の底
面部１０とフラップ部４との該クッション部材のシート
フレーム等への取付時における干渉を緩和しうるちので
あればよい。この溝９は通常、該クッション部材１の成
形後、カッター等による切断あるいはプレス等による打
法き等により成形される。

以上のようにして得られた本発明のクッション部材は、
必要個所を表皮体により覆って座席体１６として使用さ
れる。例えば第８図に示すようにクツシコン部材１の表
面部１１は、例えばナイロン、ポリエステル、アクリル
等の織物やメリヤス（好ましくは粗目の織布）等の通気
性表皮体１３で覆われる。一方、クッション部材の側面
部１２、フラップ部４および底面部１０はファブリック
、レザー、人工皮革等の表皮体１４で覆われる。しかし
て前記通気性表皮体１３と表皮体１４とが表面部１１の
周縁部において直接または玉縁部１５を介してＩＩＩＪ
、その他の方法により接合されている。しかしながら、
本発明のクッション部材は、かならずしも表皮体により
全面を覆う必要はなく、特に底面部９およびフラップ部
４はそのまま露出した状態で使用しても何らさしつかえ
ない。以上のごとき座席体１６は、座席のフレーム１７
に張１％された８字スプリング１８またはその他のスプ
リング、ベルト等の上に載置し、フラップ部４において
フレーム１７または８字スプリング１８等に固定して使
用される。

発明の効果 以上述べたように本発明は、比較的大きなデニールの立
体カールを有するポリエステルフィラメント短Ｉｌ維を
所定板状に圧縮成形して得られるフィラメント成形体に
接着剤を施して該フィラメント相互の接触点を結合して
なる比較的硬度の太きい下層フィラメントクッション材
層上に、前記フィラメントより小さなデニールの立体カ
ールを有するポリエステルフィラメント短４８維を所定
形状に圧縮成形して得られるフィラメント成形体に接着
剤を施して該フィラメント相互の接触点を結合してな邊
比較的硬度の小さい上層フィラメントクッションＵｆｆ
ｌを積層し、該上層フィラメントクッション材層と該下
層フィラメントクッション材層とのフィラメント相互の
接触点を接着剤を施して結合させてなり、かつ該下層フ
ィラメントクッション材の端部位が下方に折り曲げられ
てフラップ部を形成していることを特徴とするクッショ
ン部材であるから、シートフレーム等の支持体への取付
けが容易でかつ通気性および耐久性の良好なりッション
部材であり、しかも上下両層ともポリエステルフィラメ
ント成形体より構成されていために、任意のデニールを
用いて所定の嵩密度とする　　　　１ことができるため
、適度な座り心地のものを得ることができ、かつ８字バ
ネ等へのフィラメントの食込みを起すことがなく、しか
も軽量で安価なものとなる。またフラップ部は板状のフ
ィラメント成形体の端部を成形するものであるため、フ
レームおよびスプリング形状に合せて自由な形状に成形
することかできる。

【図面の簡単な説明】

第１ａ図は、本発明のクッション部材の一実施例の縦断
面図、第１ｂ図は同クッション部材の横断面図、第２図
は二重撚りをかけたフィラメントの部分的斜視図、第３
図は三方向性立体カールフィラメントの正面図、第４ａ
図は、本発明のクツシ す縦断面図、第５ｂは同状態の横断面図、第６図および
第６ｂ図は、本発明のクッション部材の成形に用いられ
るプレス型の好ましい態様の横断面図、第６Ｃ図は本発
明のクッション部材の成形に用いられるプレス型の好ま
しからざる態様の横断面図、第７ａ、ｂ図は本発明のク
ッション部材の別の実施例の部分拡大横断面図であり、
第８図は本発明のクッション部材の一実施例を用いた座
席体の取付状態における横断面図であり、第９ａ図は従
来のクッション部材の縦断面図であり、また第９ｂ図は
同クッション部材の横断面図である。 １・・・クッション部材、 ２・・・下層フィシメン１−クッション材層、３・・・
上層フィラメントクッション材層、４・・・フラップ部
。 特許出願人　　　　株式会社　高木化学研究所高島屋日
発工果株式会社 １！ＩＩＩＸＪ 第２図　　　第３ｗｉ 第４図 （Ｑ）　　　　　　　　　　　　　（ｂ）第５図 （０）　　　　　　（ｂ） 第６図 １８　　１７　　　　ｆυ 第９図 （（））　　　　　（ｂ）

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）比較的大きなデニールの立体カールを有するポリ
   エステルフィラメント短繊維を所定板状に圧縮成形して
   得られるフィラメント成形体に接着剤を施して該フィラ
   メント相互の接触点を接合してなる比較的硬度の大きい
   下層フィラメントクッション材層上に、前記フィラメン
   トより小さなデニールの立体カールを有するポリエステ
   ルフィラメント短繊維を所定形状に圧縮成形して得られ
   るフィラメント成形体に接着剤を施して該フィラメント
   相互の接触点を結合してなる比較的硬度の小さい上層フ
   ィラメントクッション材層を積層し、該上層フィラメン
   トクッション材層と該下層フィラメントクッション材層
   とのフィラメント相互の接触点を接着剤を施して結合さ
   せてなり、かつ該下層フィラメントクッション材の端部
   位が下方に折り曲げられてフラップ部を形成しているこ
   とを特徴とするクッション部材。
2. （２）下層フィラメントクッション材端部位を下方に折
   り曲げる角部には、溝切りが施してあることを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項に記載のクッション部材。
3. （３）上層フィラメントクッション材層は、そのフィラ
   メントがモノフィラメントとして５０〜１，０００デニ
   ールであり、かつ下層フィラメントクッション材層はそ
   のフィラメントがモノフィラメントとして１００〜２，
   ０００デニールである特許請求の範囲第１項または第２
   項に記載のクッション部材。