JPS61138761A - 中空テ−プの形状安定化方法 - Google Patents

中空テ−プの形状安定化方法

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JPS61138761A
JPS61138761A JP25869484A JP25869484A JPS61138761A JP S61138761 A JPS61138761 A JP S61138761A JP 25869484 A JP25869484 A JP 25869484A JP 25869484 A JP25869484 A JP 25869484A JP S61138761 A JPS61138761 A JP S61138761A
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fabric
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ 発明の目的 産業上の利用分野 本発明は、洋服、下着、その他の縫製品において、補整
などのために芯材が挿入された状態で縫い付けられてい
るテープ状の布製品に関するものである。
従来の技術 従来、芯材を挿入するための中空部を有するテープを縫
製品に縫い付ける場合、まずこの中空テープをミシンで
縫い合せて製造し、これを縫製品に縫い付けてから芯材
となるワイヤー等を挿入するという手段が取られていた
例えばブラジャーにおいてはその湾曲した形状を保つた
め、°ブラジャーの上部の縁に沿って中空テープを縫い
付けてこの中空テープにワイヤーを挿入して補整してい
たのである。
従来のブラジャー用の中空テープは、例えば第3図に示
した様なものであった。
第3図(イ)は従来の中空テープの1例、第3図(ロ)
はその使用状態、を示した断面拡大図である。
この図の様に従来の中空テープ(1)は布地(a)を例
えば三つに折込んでその打合せ部を縫い糸(y)にて縫
製し、これを目的とする縫製品(この場合はブラジャー
)の表面の生地(b)などに縫製糸(Y)にて縫い付け
、そして芯材(S)を肌に接触する側に2枚の布地(a
)が重なる様にしてこの中空部(e)に挿入していたの
である。
なお、この机側に布地(a)を重ねるのは感触を良くす
るためと安全のためである。
発明が解決しようとする問題点 上記従来の中空テープにおいては、@3図(ロ)に示さ
れた様にテープの打合せ側において縫い目が2列になっ
て見た目に非常に醜く、縫製品の価値を大幅に低下させ
たのである。それは単に2列になることだけでも1列に
比べると美しさに欠けるのであるが、この2列の縫い目
が完全に平行になることは少なく、狭くなったり広くな
ったり或は重なったりして来るので、その醜さが一層目
立ちやすくなるからである。また、中空テープを製造す
るに際してもその打合せ部を縫い糸で縫製するため糸交
換、糸切れ発見などのために人手を必要とし完全に自動
化することは不可能であり、スピードも遅く能率化や省
力化を達成しにくいという大きな問題点を有していたの
である。
さらに第3図における従来の中空テープ(1)は芯材(
S)を挿入する際その中空テープ(1)の打合せ側の縫
い目の間隔から芯材(S)の先端が抜は出ることが多く
円滑な挿入が達成しにくいこと、或は縫製後も着用中の
運動などで芯材(S)が縫い目の間隔からはみ出して来
るなどの問題点も有していたのである。
この中空テープの打合せ部の縫製はこの中空テープの形
状を安定化させるためのものであり、この中空部に芯材
を挿入するのは、目的とする縫製品にこのテープを縫い
付けてからであり、したがって第3図(ロ)の様に縫製
品に縫い付けた後は縫い糸(y)は全く必要のないもの
となるのである。
なお、この中空テープの様な幾重にも折込んだものを本
体の縫製品に直接に折込みながら縫い込むことは不可能
で、どうしても予め中空テープの形状を安定化させて縫
い付けやすくしておくことが必要となるのである。
本発明者は、この中空テープの形状を安定化させる方法
として一ヒ記の様な従来の欠点の多い縫製による手段で
はなく、接着による手段を開発することを目的として種
々検討したところ、従来公知のウエルダー装置とか接着
剤塗布などの方法ではなく、非常に簡単に能率的にかつ
自動的に中空テープの形状を安定化させることができる
という本発明方法を見い出したのである。
口 発明の構成及び作用 本発明の構成は、芯材が挿入される中空部を有するテー
プであって、前記テープ用の布地の主材料が熱融着性繊
維であり、前記テープを縫製品に縫い付ける前に、前記
布地を前記テープの形状に折込んでからその打合せ部を
糸を通さないミシンにて空縫いすることによってその運
針の摩擦熱により仮接着させることを特徴とする中空テ
ープの形状安定化方法、を要旨とするものである。
問題点を解決するための手段 中空テープの形状安定化方法として縫製以外の方法を種
々検討したところ、従来誰もが着想したことのないミシ
ンの空縫いが、その運針の摩擦熱により熱融着を起こす
ことを見い出し、テープの材料として熱融着性繊維を用
い通常の縫製ミシンにて空縫いすることが上記問題点を
解決するためのきわめて有効な手段であることを知った
のである。
第1図(イ)は本発明方法にょる1実施例の中空テープ
、第1図(ロ)はその使用状態、を示した断面拡大図で
ある。
第2図は第1図(イ)の中空テープの実物大の平面図で
ある。
第1図(イ)の様に1例えば布地(a)を四つに折込ん
で、その打合せ部の縁に沿って糸を通さないミシンにて
空縫いしてやると、その運針部に針穴(h)が形成され
ると同時に、この運針の摩擦熱によって針穴(h)の周
辺が図の様に熱融着されて仮接着されるのである。
この仮接着により中空テープ(1)の形状が安定化され
、次の工程において目的とする縫製品の生地(b)に@
1図(ロ)の様に縫製糸(Y)によって縫製してもその
中空テープ(1)の形状は上記仮接着により安定に保持
されているのでその縫製が容易に達成できるのである0
本発明において中空テープ(1)の主材料は熱融着性繊
維であり、例えばポリアミド、ポリエステル、ポリオレ
フィンなどの合成Fa雄が好適に使用でき特にパイル織
物の様な起毛を有する布地が厚みがあって好ましい結果
が得られ、さらにこの様な起毛織物に他の布地(例えば
ナイロントリコット、不織布)等をポンディング加工し
たものを用いると一層すぐれた中空テープとなる。
なお、必ずしもこの布地の全材料が熱融着性繊維である
必要はなく、適宜他の繊維が配合されていてもよく、主
要繊維が熱融着性であればよいのである。
この熱融着性繊維を主材料とする布#(a)を中空部(
e)を形成する様に折込んで、その打合せ部をミシンに
て空縫いすることにより本発明が実施でき、この運針用
の針の太さは特に限定する必要はないが、7〜12番が
適当であり、とりわけ9〜10番の太さが望ましいもの
である。
またこの運針による針穴(h)の間隔は3〜7mm位が
好ましいものである。
本発明において、中空テープを折込んでからミシンにて
空縫いする場合に、その運針回数を3000〜7000
回/分として実施すると最初から10〜5cm位は摩擦
熱の蓄積は少なく中空テープは熱融着しないが、その後
は針の温度が150〜170”0位に達し、確実に仮接
着が達成され、そのスピードも15〜30m/分と非常
に速いものとなるのである。
なお、このスピードは針穴(h)の間隔と運針速度によ
り決定されることは勿論である。
第1図(ロ)に示した様に、縫製品の生地(b)に前記
した仮接着によって形状安定化した中空テープ(1)を
縫い付ける場合、第1図(イ)の針穴(h)に縫製糸(
Y)が重なる様にして縫製することが望ましいものであ
る。
また、この第1図(ロ)の様に、芯材(3)は布地(L
)が机側に3枚重なる様に中空部(e)に挿入してやれ
ば感触上及び安全上好ましい結果が得られるし、この芯
材(S)の両側に布地(a)の折返しがあるためこの芯
材(S)が挿入時に縫い目間隔から突き出ることもない
し、また着用時の連動によって芯材(S)がはみ出るこ
ともないのである。
実施例 ナイロン製のパイル織物にナイロントリコットをポンデ
ィング加工した貼合せ布を布地(fL)として使用し、
これを巾40mmの長い帯状にカットして、第1図(イ
)の様に四つに折込んで巾10+amの中空テープ(1
)の形状を作った。
この折込みテープの打合せ部を、太さ10番の針を装着
したミシンにて縫い糸を通さないで5mmの運針間隔で
5000回/分のスピードで空縫いした。
その結果、最初の70■だけは仮接着しなかったが、残
りの全部は運針の摩擦熱による熱融着によって仮接着が
達成され、その形状がきわめて安定なものとなった。
また、このテープの形状安定化の仮接着においてその加
ニスピードは25m/分と非常に速くきわめて能率的で
あり、しかも糸切れ発見や糸換えなどの作業が不必要で
あるため、人手は全く不要で完全に自動的に作業するこ
とができるものであった。従来の縫製方式ではボビンの
糸長は約50mであり、50m毎に糸交換を必要とし加
ニスピードも遅いと共に省力化が達成できないものであ
ったが1本実施例の方法はこれを大幅に改善できるもの
であった。
そしてこの形状を安定化させた中空テープ(1)をブラ
ジャーのと部に縫い付けたところ、その中空テープ(1
)の形状が仮接着により安定化しているので非常に縫製
しやすく、しかもその縫製による縫い目は中空テープ(
1)の両脇に1列づつしかなく、見た目にも従来の様に
2列ではないので乱れることもなく非常に美しいもので
あった。
さらにこの実施例においては、芯材(S)としてのワイ
ヤーを第1図C口)における位置に挿入するに際しても
その先端が縫い目間隔から突き出ることもなく、挿入作
業が楽でしかも着用時には机側に布地(a)が3重にな
っているため感触が良いと同時にワイヤーのはみ出しも
なく安全で、きわめて着心地の良いものであった。
ハ 発明の効果 以上、詳細に説明した様に本発明は、洋服、下着等の縫
製品に芯材挿入用の部品として使用される中空テープの
形状を安定化させるための仮接着方法であり、単にミシ
ンにて空縫いするというきわめて特異な発想より生れた
非常にユニークな発明であって、空縫いであるため加ニ
スピードがきわめて速く能率的であり、従来の様に糸切
れ発見や糸交換の必要がないので人手は全く不要で完全
自動化による省力化が達成できるという非常にすぐれた
効果を奏するものである。
しかも最終製品になった場合にその縫い目が従来の様に
2列になることはなく外観上非常にきれいであり、かつ
従来のテープ縫製式に要した縫い糸は全く不要で材料節
約による省資源化にも有効であるなど、種々なるすぐれ
た効果も発揮するのである・
【図面の簡単な説明】
第1図(イ)は本発明方法による1実施例の中空テープ
、第1図(ロ)はその使用状態、を示した断面拡大図で
ある。 第2図は第1図(イ)の中空テープの実物大の平面図で
ある。 第3図(イ)は従来の中空テープの1例、第3図(ロ)
はその使用状態、を示した断面拡大図である。 (a)・・・布地、(1)・・・中空テープ、(e)・
・・中空部、(h)・・・針穴、(b)・・・生地。 (Y)・・・縫製糸、(s)・・・芯材、(y)・・・
縫い糸

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、芯材が挿入される中空部を有するテープであって、
    前記テープ用の布地の主材料が 熱融着性繊維であり、前記テープを縫製品 に縫い付ける前に、前記布地を前記テープ の形状に折込んでからその打合せ部を糸を 通さないミシンにて空縫いすることによっ てその運針の摩擦熱により仮接着させるこ とを特徴とする中空テープの形状安定化方 法。
JP25869484A 1984-12-06 1984-12-06 中空テ−プの形状安定化方法 Granted JPS61138761A (ja)

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JPH0551697B2 JPH0551697B2 (ja) 1993-08-03

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