JPS61138714A - 獣毛状光沢を有するアクリル系繊維及びその製造方法 - Google Patents
獣毛状光沢を有するアクリル系繊維及びその製造方法Info
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- JPS61138714A JPS61138714A JP26131784A JP26131784A JPS61138714A JP S61138714 A JPS61138714 A JP S61138714A JP 26131784 A JP26131784 A JP 26131784A JP 26131784 A JP26131784 A JP 26131784A JP S61138714 A JPS61138714 A JP S61138714A
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- acrylic
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本発明は獣毛状光沢を有するアクリル系繊維及びその製
造方法に関するもので、更に詳しくはアクリル系共重合
体から成り、繊維横断面が楕円形状で楕円型の長軸対短
軸の比が10:1〜3:lで且つ繊維側面に条筋形状を
有する獣毛に酷似した光沢と外観及び風合に優れたアク
リル系uh維及びその製造方法に関するものである。本
発明の獣毛状光沢ををするアクリル系繊維の応用例とし
ては、−1えば天然毛皮調の立毛!al維構造物の立毛
部として特に好適に用いることができる。
造方法に関するもので、更に詳しくはアクリル系共重合
体から成り、繊維横断面が楕円形状で楕円型の長軸対短
軸の比が10:1〜3:lで且つ繊維側面に条筋形状を
有する獣毛に酷似した光沢と外観及び風合に優れたアク
リル系uh維及びその製造方法に関するものである。本
発明の獣毛状光沢ををするアクリル系繊維の応用例とし
ては、−1えば天然毛皮調の立毛!al維構造物の立毛
部として特に好適に用いることができる。
「従来の技術」 「発明が解決しようとする問題点j一
般に天然の毛皮は、体を保護するための繊度が太くて長
いガードヘヤーと、防寒の役目をする繊度の細くて短か
いダウンヘヤーが密集した構造からなっている。
般に天然の毛皮は、体を保護するための繊度が太くて長
いガードヘヤーと、防寒の役目をする繊度の細くて短か
いダウンヘヤーが密集した構造からなっている。
特にガードヘヤーは毛の側面にある鱗片状のヒダが屋根
瓦のように重なり合って、無数に存在している。この鱗
片状のヒダが毛皮独特の優れた光沢を呈示するものと考
えられる。またガードヘヤーの中央部で太く、先端と根
元で細くなっているために、光沢や視覚は太く見えるが
柔らかい風合を有するという特徴がある。
瓦のように重なり合って、無数に存在している。この鱗
片状のヒダが毛皮独特の優れた光沢を呈示するものと考
えられる。またガードヘヤーの中央部で太く、先端と根
元で細くなっているために、光沢や視覚は太く見えるが
柔らかい風合を有するという特徴がある。
従来、獣毛状合成繊維としては光沢調整剤を用いて繊維
側面の光沢を変える方法、繊維の先端部をテーパー化し
て天然毛皮の形態に類似させる方法、そして扁平断面繊
維を用いて太さ感と柔らかい風合を付与させる方法等が
提案されてきたが、未だ天然毛皮にはほど遠い光沢、外
観、そして風合のものしか得られていないというのが獣
毛状合成繊維の現状である。
側面の光沢を変える方法、繊維の先端部をテーパー化し
て天然毛皮の形態に類似させる方法、そして扁平断面繊
維を用いて太さ感と柔らかい風合を付与させる方法等が
提案されてきたが、未だ天然毛皮にはほど遠い光沢、外
観、そして風合のものしか得られていないというのが獣
毛状合成繊維の現状である。
「問題点を解決するための手段」
本発明者はかかる実情に鑑み、天然毛皮に類似した光沢
、外観と風合を有する獣毛状合成繊維を得るために鋭意
検討を重ねた結果、繊維横断面が楕円形状であり、繊維
側面に微細且つランダムな条筋形伏を備えせしめること
により、従来の獣毛状合成繊維が有していた上記欠点を
解消し、優れた光沢、高級な外観及び風合を付与させる
ことに成功したものである。
、外観と風合を有する獣毛状合成繊維を得るために鋭意
検討を重ねた結果、繊維横断面が楕円形状であり、繊維
側面に微細且つランダムな条筋形伏を備えせしめること
により、従来の獣毛状合成繊維が有していた上記欠点を
解消し、優れた光沢、高級な外観及び風合を付与させる
ことに成功したものである。
Wち、本発明はアクリル系共重合体から成り、繊維横断
面が楕円型形状であって、該楕円型の長軸対短軸の比が
101〜3:Iで且つ繊維側面に条筋形状を有すること
を特徴とする獣毛状光沢を有するアクリル系繊維及びそ
の製造方法を内容とするものである。
面が楕円型形状であって、該楕円型の長軸対短軸の比が
101〜3:Iで且つ繊維側面に条筋形状を有すること
を特徴とする獣毛状光沢を有するアクリル系繊維及びそ
の製造方法を内容とするものである。
本発明で用いるアクリル系共重合体は、アクリロニトリ
ルが85重量%以下含有する共重合体で、アクリロニト
リルと1種又は2種以上のビニル系単量体との共重合に
よって得られる。より好ましくは、アクリロニトリルが
30!i量%以上、60M量%以下よりなる共重合体が
望ましい、即ち、アクリロニトリルが30M量%未満と
なると、繊維の耐熱性及び染色性に悪影響が出てくる。
ルが85重量%以下含有する共重合体で、アクリロニト
リルと1種又は2種以上のビニル系単量体との共重合に
よって得られる。より好ましくは、アクリロニトリルが
30!i量%以上、60M量%以下よりなる共重合体が
望ましい、即ち、アクリロニトリルが30M量%未満と
なると、繊維の耐熱性及び染色性に悪影響が出てくる。
また、アクリロニトリルが60重量%を越えると、繊維
の剛性が強くなり獣毛状の柔軟な風合が出す、粗硬な風
合になる。ビニル系単量体としては、例えばアクリル酸
、メタクリル酸、塩化ビニル、塩化ビニリデン、酢酸ビ
ニルのようなビニルエステル、ビニルピロリドン、ビニ
ルピリジン及びモノアルキル置換体、アクリル酸エステ
ル、メタクリル酸エステル、アクリル酸アミド、メタク
リル酸アミド又はそれらのモノ及びジアルキル置換体、
スチレンスルホン酸、メタリルスルホン酸、又はこれら
の全屈塩類及びアミン塩類が挙げられる0本発明におい
ては、共重合し得るam体については余り厳密さは要求
されず、アクリロニトリルと共重合し得る通常のビニル
系単量体はいずれも使用することが出来る。このアクリ
ル系重合体を有tllli9媒、例えばアセトン、ジメ
チルホルムアミド、ツメチルアセタミド、ジメチルホル
ホキンド等の溶媒、また無機溶媒、例えば塩化亜鉛、硝
酸、ロダン塩等に溶解させて、重合体濃度が20i量%
以上の紡糸原液とするが、無機又は有機の顔料あるいは
紡縞、着色防止、耐光性等に効果のある安定剤等を紡糸
に支障をきたさない限り使用することも可能である。
の剛性が強くなり獣毛状の柔軟な風合が出す、粗硬な風
合になる。ビニル系単量体としては、例えばアクリル酸
、メタクリル酸、塩化ビニル、塩化ビニリデン、酢酸ビ
ニルのようなビニルエステル、ビニルピロリドン、ビニ
ルピリジン及びモノアルキル置換体、アクリル酸エステ
ル、メタクリル酸エステル、アクリル酸アミド、メタク
リル酸アミド又はそれらのモノ及びジアルキル置換体、
スチレンスルホン酸、メタリルスルホン酸、又はこれら
の全屈塩類及びアミン塩類が挙げられる0本発明におい
ては、共重合し得るam体については余り厳密さは要求
されず、アクリロニトリルと共重合し得る通常のビニル
系単量体はいずれも使用することが出来る。このアクリ
ル系重合体を有tllli9媒、例えばアセトン、ジメ
チルホルムアミド、ツメチルアセタミド、ジメチルホル
ホキンド等の溶媒、また無機溶媒、例えば塩化亜鉛、硝
酸、ロダン塩等に溶解させて、重合体濃度が20i量%
以上の紡糸原液とするが、無機又は有機の顔料あるいは
紡縞、着色防止、耐光性等に効果のある安定剤等を紡糸
に支障をきたさない限り使用することも可能である。
本発明における繊維横断面の楕円形状は、楕円型の長軸
対短軸の比が10・1〜3:lの範囲が好ましい、この
ことにより光の反射がランダムとなり獣毛の様な自然な
光沢及び冴えた色彩効果が付与される。より好ましくは
7・1〜3:lの範囲である。10:1の比より大きく
なると長袖部の曲率半径が大きくなり、繊維断面が扁平
に近くなり、光沢が出すぎる、剛性がなくなる、繊維が
割れ易くなる等の欠点が出てくる。また、3:1の比よ
りも小さくなると、繊維の太さ感がなく剛性が強くなり
、風合が硬くなる。
対短軸の比が10・1〜3:lの範囲が好ましい、この
ことにより光の反射がランダムとなり獣毛の様な自然な
光沢及び冴えた色彩効果が付与される。より好ましくは
7・1〜3:lの範囲である。10:1の比より大きく
なると長袖部の曲率半径が大きくなり、繊維断面が扁平
に近くなり、光沢が出すぎる、剛性がなくなる、繊維が
割れ易くなる等の欠点が出てくる。また、3:1の比よ
りも小さくなると、繊維の太さ感がなく剛性が強くなり
、風合が硬くなる。
次に、本発明の範囲の繊維横断面の楕円形状を第1図に
示す3図中のAA’、BB’をそれぞれ楕円の長軸、短
軸という、また、第1図のX、 Yの如く、A B
A’、 A B’Aの長軸側面の1部が平行となる楕
円形状、及び第1図のZの如く、円を1つの直径に垂直
な方向に一定の比に縮小(または拡大)して得られる楕
円形状が本発明の目的を満足させ得る楕円形状である。
示す3図中のAA’、BB’をそれぞれ楕円の長軸、短
軸という、また、第1図のX、 Yの如く、A B
A’、 A B’Aの長軸側面の1部が平行となる楕
円形状、及び第1図のZの如く、円を1つの直径に垂直
な方向に一定の比に縮小(または拡大)して得られる楕
円形状が本発明の目的を満足させ得る楕円形状である。
本発明の楕円型断面繊維の繊度は7〜50デニールの範
囲が好ましい、7デニ一ル未満であれば繊維側面中が小
さくなり、獣毛の太さ感がなく、一方、50デニールを
越えると太さ感は有るが風合が粗硬になる。
囲が好ましい、7デニ一ル未満であれば繊維側面中が小
さくなり、獣毛の太さ感がなく、一方、50デニールを
越えると太さ感は有るが風合が粗硬になる。
次に、m維側面の茶箱形状は長さ1〜50μ、巾0.0
1〜1.0μの範囲の微細な茶箱形状で繊維の軸方向に
ほぼ平行で、且つランダムに付与されていSことが望ま
しい、長さ50μ、中1,0μを越える茶箱形状になる
と、繊維側面が荒れ過ぎて光1尺が減少し、また長さ1
μ、巾0.O1μ未満の茶箱形状では金属光沢が出てく
るため獣毛状光沢は得られない。この様に、繊維断面の
楕円形状と繊維側面の茶箱形状による光の反射が相乗効
果となって、天然の獣毛に酷似した自然な光沢が得られ
る。
1〜1.0μの範囲の微細な茶箱形状で繊維の軸方向に
ほぼ平行で、且つランダムに付与されていSことが望ま
しい、長さ50μ、中1,0μを越える茶箱形状になる
と、繊維側面が荒れ過ぎて光1尺が減少し、また長さ1
μ、巾0.O1μ未満の茶箱形状では金属光沢が出てく
るため獣毛状光沢は得られない。この様に、繊維断面の
楕円形状と繊維側面の茶箱形状による光の反射が相乗効
果となって、天然の獣毛に酷似した自然な光沢が得られ
る。
次に、以上説明した獣毛状光沢を有するアクリル系繊維
を製造する方法について詳細説明する。
を製造する方法について詳細説明する。
即ち、本発明の第2の発明は、アクリル系共重合体に繊
維光沢調整剤として無機金属化合物と有機系重合体を併
用して含有させた紡糸原液を1式紡糸し、繊維横断面が
楕円型形状で楕円型の長軸対短軸の比が10=1〜3;
l且つ繊維側面に茶箱形状を有する繊維を得ることを特
徴とする獣毛状光沢を有するアクリル系繊維の製造方法
である。
維光沢調整剤として無機金属化合物と有機系重合体を併
用して含有させた紡糸原液を1式紡糸し、繊維横断面が
楕円型形状で楕円型の長軸対短軸の比が10=1〜3;
l且つ繊維側面に茶箱形状を有する繊維を得ることを特
徴とする獣毛状光沢を有するアクリル系繊維の製造方法
である。
本発明のgHB金属化合物は、酸化ケイ素(SiO2)
。
。
11に化チ97 (Ti02) 、酸化アルミニウム(
A1203 ) 。
A1203 ) 。
二酸化アンチモン(sb2o3 ) 、酸化マグ不ンウ
ム(MgO) 、酸化亜鉛(ZnO)等の金属化合物で
ある。また、有機系重合体は、アセチルセルローズ、ア
セチルプロピオニルセルローズ、アセチルブチリルセル
ローズ等のセルローズ誘導体である。
ム(MgO) 、酸化亜鉛(ZnO)等の金属化合物で
ある。また、有機系重合体は、アセチルセルローズ、ア
セチルプロピオニルセルローズ、アセチルブチリルセル
ローズ等のセルローズ誘導体である。
無機金属化合物は前記金庫化合物群より選ばれる1種又
は2種以上をアクリル系重合体に対して0.05〜5.
0部の範囲で添加する。より好ましくは0.1〜3.0
部の範囲である。O,OS部未満では所定の効果が発揮
されず、また5、0部を越える可紡性、繊維物性等に悪
影響を及ぼす1次に、有機系重合体は前記セルローズ誘
導体群より選ばれる1種又は2種以上をアクリル系重合
体に対して0゜05〜5.0部添加する。より好ましく
は0.1〜2゜0部の範囲である。0.05部未満では
所定の効果が発11されず、また5、0部を越えると、
繊維側面にフレバス状の裂は目が生し、且つ繊維断面中
に空孔が多発し、光沢が失われる傾向がある。
は2種以上をアクリル系重合体に対して0.05〜5.
0部の範囲で添加する。より好ましくは0.1〜3.0
部の範囲である。O,OS部未満では所定の効果が発揮
されず、また5、0部を越える可紡性、繊維物性等に悪
影響を及ぼす1次に、有機系重合体は前記セルローズ誘
導体群より選ばれる1種又は2種以上をアクリル系重合
体に対して0゜05〜5.0部添加する。より好ましく
は0.1〜2゜0部の範囲である。0.05部未満では
所定の効果が発11されず、また5、0部を越えると、
繊維側面にフレバス状の裂は目が生し、且つ繊維断面中
に空孔が多発し、光沢が失われる傾向がある。
本発明は無機金属化合物と有機系重合体を併用して添加
することが必須要件である。即ち、無機金属化合物は繊
維内部の光沢調整であり、有機系重合体は繊維側面の光
沢調整の働きをする0例えば無機金属化合物として酸化
チタンのみを添加した繊維は、−見艶が消えたように見
えても、繊維側面にピカピカした金属光沢が残って見え
、獣毛とはほど遠い光沢となる。また、有機系重合体と
してアセチルセルローズのみを添加した繊維は繊維側面
の金属光沢は解消されるが、繊維にフレバス状の裂は目
が出る欠点がある。この様に、これらの無機金属化合物
と有機系重合体を併用することにより繊維内部及び側面
から光沢fig!!することによって、獣毛に酷似した
光沢が得られる。
することが必須要件である。即ち、無機金属化合物は繊
維内部の光沢調整であり、有機系重合体は繊維側面の光
沢調整の働きをする0例えば無機金属化合物として酸化
チタンのみを添加した繊維は、−見艶が消えたように見
えても、繊維側面にピカピカした金属光沢が残って見え
、獣毛とはほど遠い光沢となる。また、有機系重合体と
してアセチルセルローズのみを添加した繊維は繊維側面
の金属光沢は解消されるが、繊維にフレバス状の裂は目
が出る欠点がある。この様に、これらの無機金属化合物
と有機系重合体を併用することにより繊維内部及び側面
から光沢fig!!することによって、獣毛に酷似した
光沢が得られる。
本発明の湿式紡糸は、紡糸原液を紡糸口金を通じて凝固
浴中に紡糸し、水洗、乾燥、速伸、熱処理するという通
常の湿式紡糸法による。
浴中に紡糸し、水洗、乾燥、速伸、熱処理するという通
常の湿式紡糸法による。
「作用」 「発明の効果」
本発明によって得られる獣毛状光沢を存するアクリル系
繊維は、fi+光沢が優れている、(2)冴えた色彩効
果が出る、+31 &1i維の太さ感がある、(4)剛
性がある、(5)風合が獣毛調である、等の特徴が相乗
的に発現され、天然獣毛に酷似した光沢及び外観と風合
を有する繊維が得られる。
繊維は、fi+光沢が優れている、(2)冴えた色彩効
果が出る、+31 &1i維の太さ感がある、(4)剛
性がある、(5)風合が獣毛調である、等の特徴が相乗
的に発現され、天然獣毛に酷似した光沢及び外観と風合
を有する繊維が得られる。
また、かかる獣毛状光沢を有するアクリル系繊維は、天
然毛皮調の立毛繊維構造物の立毛部として浅めで有用な
ものであり、且つその商品価値が著しく高められたもの
となる。
然毛皮調の立毛繊維構造物の立毛部として浅めで有用な
ものであり、且つその商品価値が著しく高められたもの
となる。
「実施例」 「比較例」
以下、実施例により本発明をより具体的に説明するが、
これらは−例にすき゛ず本発明がこれらの記載によって
何等限定されるものではない。
これらは−例にすき゛ず本発明がこれらの記載によって
何等限定されるものではない。
実施例1〜3.比較例1〜2
アクリロニトリル50!i量%、塩化ビニル49重量%
、及びスチレンスルホン酸ソーダ1重量%を共重合して
なる重合体をア七トンで熔解し、アクリル系共重合体に
対して酸化チタン0.3部及びアセチルセルローズ0.
3部を加えて、最終重合体濃度が25重量%となるよう
に紡糸原液を調整した。この原液を楕円型スリットの長
袖中0.55 mm、短軸0.13mm、孔数100ホ
ールの紡糸口金を用いて、25℃の30%アセトン水溶
液中に紡糸した。紡糸速度3.0m/sinで8秒間浸
漬した後、引続き同温度、同組成の浴中で2.7倍の延
伸をかけながら5秒間滞留させ、続いて80℃の熱水洗
浴に緊張状態で導き45秒間滞留させた。
、及びスチレンスルホン酸ソーダ1重量%を共重合して
なる重合体をア七トンで熔解し、アクリル系共重合体に
対して酸化チタン0.3部及びアセチルセルローズ0.
3部を加えて、最終重合体濃度が25重量%となるよう
に紡糸原液を調整した。この原液を楕円型スリットの長
袖中0.55 mm、短軸0.13mm、孔数100ホ
ールの紡糸口金を用いて、25℃の30%アセトン水溶
液中に紡糸した。紡糸速度3.0m/sinで8秒間浸
漬した後、引続き同温度、同組成の浴中で2.7倍の延
伸をかけながら5秒間滞留させ、続いて80℃の熱水洗
浴に緊張状態で導き45秒間滞留させた。
さらに得られた水洗糸を130℃の気流乾燥機内で乾燥
させた後、2.0倍の二次延伸及び145℃、5分間の
緊張熱処理を経て、繊度20デニール、長軸対短軸の比
4:lの楕円型断面繊維CAIを得た。このものに通常
の仕上処理を施してハイパイルに仕上げた。
させた後、2.0倍の二次延伸及び145℃、5分間の
緊張熱処理を経て、繊度20デニール、長軸対短軸の比
4:lの楕円型断面繊維CAIを得た。このものに通常
の仕上処理を施してハイパイルに仕上げた。
更に、第1表に記載の如く繊維光沢調整剤の無機金属化
合物、育機系重合体を変化させる以外は繊維(A)と同
様にして4種類の繊維(B−4)8作1!、且つハイパ
イル仕上げをした。このようにして得られた511類の
試作繊維(A−E)の特性結果を第1表に併記する。
合物、育機系重合体を変化させる以外は繊維(A)と同
様にして4種類の繊維(B−4)8作1!、且つハイパ
イル仕上げをした。このようにして得られた511類の
試作繊維(A−E)の特性結果を第1表に併記する。
第1表の結果より明らかなように、本発明品(A−C)
は、獣毛に酷(以した光沢、太さ感、剛性及び風合を有
し、従来の獣毛状合成繊維に比べて著しく高められた機
織である事が理解される。
は、獣毛に酷(以した光沢、太さ感、剛性及び風合を有
し、従来の獣毛状合成繊維に比べて著しく高められた機
織である事が理解される。
本発明品(A)の繊維の形状を示すもので、側面の走査
電子顕微鏡写真を第2図に示す。
電子顕微鏡写真を第2図に示す。
比較例3
実施例1の(A)と同じ紡糸原液を用いて、長方形スリ
ットの長袖中0.90mm、短軸中0.(18mm、ス
リットjl&100ホールの紡糸口金を用いて、実施例
1と同法で紡糸、乾燥及び緊張熱処理し、襟度20デニ
ール、長軸対短軸の比11:1の扁平繊維を得た。この
ものを実施例1と同様にハイパイルに仕上げたところ、
光沢が強すぎ、且つ剛性がなく、立毛調仕上りを示さず
、天然毛皮とはほど遠い光沢及び風合であった。
ットの長袖中0.90mm、短軸中0.(18mm、ス
リットjl&100ホールの紡糸口金を用いて、実施例
1と同法で紡糸、乾燥及び緊張熱処理し、襟度20デニ
ール、長軸対短軸の比11:1の扁平繊維を得た。この
ものを実施例1と同様にハイパイルに仕上げたところ、
光沢が強すぎ、且つ剛性がなく、立毛調仕上りを示さず
、天然毛皮とはほど遠い光沢及び風合であった。
第1UgJのX、Y、Zは、本発明の範囲の繊維横断面
の楕円形状の例を示す概略図である。AA’、BB’は
それぞれ楕円の長袖、短軸であり、t8弧内は長軸列石
軸の比を示す。 第2図は本発明品の繊維の形伏を示す側面の走査電子顕
微鏡写真である。 第1図 第2図
の楕円形状の例を示す概略図である。AA’、BB’は
それぞれ楕円の長袖、短軸であり、t8弧内は長軸列石
軸の比を示す。 第2図は本発明品の繊維の形伏を示す側面の走査電子顕
微鏡写真である。 第1図 第2図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、アクリル系共重合体から成り、繊維横断面が楕円型
形状であって、該楕円型の長軸対短軸の比が10:1〜
3:1で且つ繊維側面に条筋形状を有することを特徴と
する獣毛状光沢を有するアクリル系繊維。 2、アクリル系共重合体がアクリロニトリルを85重量
%以下含有する共重合体からなる特許請求の範囲第1項
記載のアクリル系繊維。 3、アクリル系共重合体に繊維光沢調整剤として無機金
属化合物と有機系重合体とを含有させた紡糸原液を湿式
紡糸し、繊維横断面が楕円型形状で、楕円型の長軸対短
軸の比が10:1〜3:1で且つ繊維側面に条筋形状を
有する繊維を得ることを特徴とする獣毛状光沢を有する
アクリル系繊維の製造方法。 4、無機金属化合物がSiO_2、TiO_2、Al_
2O_3、Sb_2O_3、MgO、ZnOからなる金
属化合物群より選ばれる1種又は2種以上をアクリル系
共重合体に対して0.05〜5.0部の範囲で添加する
特許請求の範囲第3項記載のアクリル系繊維の製造方法
。 5、有機系重合体がアセチルセルローズ、アセチルプロ
ピオニルセルローズ、アセチルブチリルセルローズから
なるセルローズ誘導体群より選ばれる1種又は2種をア
クリル系重合体に対して0.05〜5.0部の範囲で添
加する特許請求の範囲第3項記載のアクリル系繊維の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26131784A JPS61138714A (ja) | 1984-12-11 | 1984-12-11 | 獣毛状光沢を有するアクリル系繊維及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26131784A JPS61138714A (ja) | 1984-12-11 | 1984-12-11 | 獣毛状光沢を有するアクリル系繊維及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61138714A true JPS61138714A (ja) | 1986-06-26 |
Family
ID=17360119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26131784A Pending JPS61138714A (ja) | 1984-12-11 | 1984-12-11 | 獣毛状光沢を有するアクリル系繊維及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61138714A (ja) |
Cited By (2)
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CN112410898A (zh) * | 2020-11-26 | 2021-02-26 | 常熟市正太纺织有限公司 | 具有柔和高光泽度的仿毛皮纤维面料及其制备方法 |
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- 1984-12-11 JP JP26131784A patent/JPS61138714A/ja active Pending
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