JPS61135441A - プレス成形方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はシリコーン等の高粘性物質の背圧を利用してプ
レス成形した後の成形品を離型する方法に関する。

（従来の技術） 一般に金属板を所定形状に成形するには一対の金型間に
て金属板を加圧するｆ段が用いられている。しかしなが
ら、深絞り形状の製品を得るには凸型φ門型のいずれを
も高精度に製作しなくてはならず、また高精度に製作で
きたとしても金属板の厚みのバラツキ等により、成形時
に亀裂、シワ等が発生する。

このため、特公昭３Ｂ−２００１０号の如く、ダイス内
に液を充填し、或いは特公昭５５−２１８０３号の如く
バッグ内に液を充填し、この液圧を利用して複雑形状の
製品を成形する方法が知られている。しかしながら、斯
る液圧成形法にあっては液圧のコントロールが困難で液
漏れ等を考慮した取扱いも面倒という不利がある。

また、Ｌ記液圧に代え、ゴム等の弾性体をダイス内に設
けたものとして特公昭５７−５５４９３号が挙げられる
。しかしながら、ゴム等の弾性体は液圧に比べ、ポンチ
形状に対する弾性体の変形が追従性に劣るため、複雑形
状の製品を成形する場合、亀碧、シワ等が発生１．易い
という問題がある。

そこで本出願人は特願昭５８−２４１６４４号として。

ポンチと対向するダイスのキャビティ内に急激な外力に
よって流動性を失い、外力を小さくすると再び流動性を
回復する性質を有する高粘性物質を充填し、この高粘性
物質を密封するプレッシャシートとポンチとの間で金属
板などの被加工物を加圧成形する手段を提案した。

その構成を第５茜に基づいて説明すると、ＯＴ動ダイベ
ース（１００）にダイス（１０１）を取付け、このダイ
ス（ｌｏｔ）に形成したキャビティ（１０２）内にシリ
コーン等のダイラタンシー性を有する高粘性物質（１０
３）を充填し、この高粘性物質（１０３）をプレッシャ
シー）　（１０４）にて密封し、一方固定ダイベース（
１０５）にポンチ（ｔｏｅ）を取付け、ポンチ（１０Ｂ
）の周囲に昇降自在なブランクホルダー（１Ｇ？）を配
し、グイフェースプレート（１０８）。

（ｔｏ９）間で被加工物（曽）を保持した状態のまま可
動グイベース（１０Ｇ）を下降し、ポンチ（ｔｏｅ）を
相対的にキャビティ（１０２）内に進入せしめ、この進
入に伴いポンチ（１０Ｂ）とプレッシャシート（１０４
）間で被加工物（Ｗ）を加圧成形するようにしたもので
ある。

（発明が解決しようとする問題点） ｌ−述したプレス成形機にて被加工物を絞り成形する場
合には、成形品を離型する場合に問題が生じる。

即ち、ブランクホルダー（１Ｇ？）はグイフェースプレ
ート（１０８）、（１０９）間で被加工物（Ｗ）を挟持
すべく上方へ付勢されている。したがって成形後に、可
動ダイベース（１００）を上昇せしめダイス（ｌｏｔ）
をこれにつれて−上昇させるとブランクホルダー（１０
７）も上昇する。その結果、成形品もその一面がプレッ
シャシート（１０７）に密着したまま上昇する。

ところで、高粘性物ｆｉ（ｌｏａ）として用いるシリコ
ーン等はグイラタンシー性を有する。したがってキャビ
ティ（１０２）内からポンチ（ｔｏｌｌ）が外れると高
粘性物質（１０３）に作用する外力がなくなるので再び
流動性を回復しフラットな形状に戻ろうとする。その結
果、成形品が第５図に示すように変形してしまい、精度
のよい成形品が得られないおそれがある。

（問題点を解決するための手段） ヒ記問題点を解決すべく本発明は、ダイスのキャビティ
内に充填した高粘性物質を密封するプレッシャシートと
、ポンチとの間で、被加工物をプレス成形して成形品と
した後　成形品の一面をポンチに密着せしめた状態でダ
イスをポンチから相対的に離間せしめ１次いで成形品の
周縁部を支持するブランクホルダーをポンチに対して相
対的に移動せしめ、高粘性物質の澄動性回復による影響
かないように１２で離型するようにした。

（実施例） 以ドに本発す１の実施例を添付図面にノルづいて説明す
る。

：ＪＳ１図は本発明方法を実施するためのプレス成形機
の縦断面図であり、プレス成形＊　（１）の可動ダイベ
ース（２）　′Ｆ面にはダイス（３）を取付けている。

ダイス（３）には下方に開口するキャビティ（４）（成
形部）が形成され、キャビティ（０内には排出管（５）
の一端、圧力計（６）の一端及び成形圧ＩＩａ調整用の
ロフト（７）の一端がそれぞれ臨むとともに、キャビテ
ィ（０内には高粘性物質（８）が充填されている。この
高粘性物！　（８）は急激な外力の作用によって流動性
を失い、外力を小さくすることで再び流動性を回復する
というグイラタンシー性を有するものとし、例えば二液
形シリコーン或いは塩化ビニルシーラント等を用いる。

また、キャビティ（０の開口部はウレタンシートなどを
２枚重ねたプレッシャシート（３）にて閉塞され、高粘
性物質（８）をキャビティ（０内に密封している。そし
てプレッシャシート（９）はダイス（３）下面つまりキ
ャビティ（４）の開口部周縁とグイフェースプレー）　
（１０）Ｈ面との間で挟持されている。即ち、プレッシ
ャシート（９）の周囲には環状の厚肉部（８ａ）が形成
され、この厚肉部（９ａ）がダイス下面に設けた溝部（
３ａ）及びグイフェースプレー）　（ｔｏ）　ｈ面に設
けた溝部（１０ａ）内に嵌り込むようにして挟持される
。またグイフェースプレート（１０）の中央部にはキャ
ビティ（４）の開口部に倣った開口部（１１）が形成さ
れ、この開口！（１１）を形成することで後述するポン
チがキャビティ（４）内に進入する際にポンチとダイフ
ェースプレートでｌＯ）とがモ渉しないようにしている
。

一方、成形４２（１）の固定ダイベース（１２）にはポ
ンチ（■３）が取付けられ、ポンチ（！３）の上半部の
表面形状は［１的とする製品形状となっており、プレス
成形の際に被加工物（Ｗ）との間で密封空間を形成する
四部には貫通孔（１４）を開口せしめ、成形時に該′乍
間が高圧とならないようにし、精度の良い成形品を得る
ようにしている。そして、ポンチ（１３）の１，１囲に
はブランクホルダー（１５）が設けられている。

このブランクホルダー（１５）のｈ面には被層「物（貿
）を前記ダイス（３）に固着したグイフェースプレート
（ｌＯ）との間で挟持するグイフェースプレート（１８
）が固着され、またブランクホルダー（１５）はその−
ド面をもってロッド（１７）、（１７）　ｈ端に支持さ
れている。そして、ロー２ド（１７）、（１７）は支持
板（１日）ヒに植設され、この支持板（１８）はシリン
ダユニッｈ　（１９）のロッド（２０）先端部に取付け
られるとともに、図示しないスプリングによってに方に
付勢されている。

またシリンダユニット（１９）の内部はピストン（２１
）にてヒ部室（Ｓｌ）及び下部室（Ｓ２）に区画され。

これら室（Ｓｌ）　、　（Ｓ？）は開閉弁（２２）によ
って連通・遮断される構造となっている。

以Ｈの如き構成のプレス成形機（１）を用いて被加工物
（Ｗ）をプレス成形する場合について述べる。

先ず、プレス成形を行うには、予め最終成形圧を設定し
ておく必要があるため、被層り物（Ｗ）をダイフェース
プレー）　（１８）トに截置しない状態で、ダイス（３
）を下死点まで下降せしめ、この下降中にポンチ（１３
）がキャビティ（４）内に進入してキャビティ（４）内
の圧が上昇するが、排出管（５）の弁（５ａ）を開閉し
てキャビティ（４）内の高粘性物質（８）の一部を外部
に排出するとともに、微調整用ノロラド（７）をキャビ
ティ（４）内に進退せしめて下死点におけるキャビティ
（０内の圧、つまりｍ綿成形圧力を設定しておく。

而る後、第１図の状態から開閉弁（２２）を開の状態に
し　可動ダイベース（２）を下降せしめ、ポンチ（１３
）をダイス（３）のキャビティ（４）内に相対的に進入
せしめる。すると、グイフェースプレート（１０）下面
とグイフェースプレート（１６）上面との間で被層［物
（Ｗ）の周縁部が保持され、且つブランクホルダー（１
５）はスプリングによってと方へ付勢されているので、
スプリングの脅発力に抗して被層〔物（Ｗ）はグイフェ
ースプレート（１Ｇ）、（ＩＳ）間に挟持されたまま下
降し、これにつれ、シリンダユニ・ソト（１９）の下部
室（Ｓ？）の作動油は弁（２２）を通ってト部室（Ｓ＋
）に流入する。そして、ダイス（３）の下降に伴って、
ポンチ（１３）のト端部は被層［物（Ｗ）を成形しつつ
プレッシャシート（！ＩＩ）ヲ介してキャビティ（４）
内に相対的に進入する。その結果、高粘性物質（８）は
ポンチ（１４）のト端部の形状に倣って変形し、最終的
には第２図に示す如く被層゛「物（１１）はポンチ（１
４）とプレッシャシート（９）との間で加圧成形、つま
り高粘性物質（８）の背圧によて成形せしめられる。そ
して、ダイス（３）が上死点の位置まできたら１川閉弁
（２２）を閉じ、ブランクホルダー（１５）を口７り状
態にする。

而る後、成形後の被加工物（ｗ）（成形品）を雌型する
わけであるが、その手順は第３図及び第４図に示すよう
にする。

先ず第３図に示す如く、開閉弁（２２）を閉じたまま、
可動ダイベース（２）を上昇せしめる。すると、開閉弁
（２２）は閉じられているのでブランクホルダー（１５
）はロック状態にあり、成形品は上昇することなく、そ
の下面をポンチ（１３）表面に密着した状態で残り、ダ
イス（３）のみが１昇する。

そ１７て、第４図に示すように可動ダイベース（２）の
１−昇に伴ってダイス（３）がある程度１−昇したなら
ば、開閉弁（２２）を開とする。すると、ブランクホル
ダー（１５）のロック状態が解除され、支持板（１８）
はスプリングによってヒ方へ付勢されているので、ブラ
ンクホルダー（１５）は上昇し、これにつれ成形品も上
昇し、ポンチ（１３）から成形品が離型する。

尚、図示例にあっては可動ダイベース（２）にダイス（
３）を、固定ダイベース（１２）にポンチ（１３）を取
付けた例を示したが、可動ダイベース（２）にポンチ（
１３）を、固定ダイベース（１２）にダイス（３）全取
付けるようにしてもよい、この場合の離型は成形品の一
面をポンチ（１３）に密着せしめたまま、ポンチ（１３
）と一体重に上昇せしめることとなる。要はｆａ型時に
高粘性物質の流動性回復による影響がないようにすれば
よい。

また、ブランクホルダー（１５）をスプリングによって
Ｌ方へ付勢する例を示したが、ポンプ等によって強制的
にシリンダユニット（ｉｌｌ）のヒ部室（Ｓｌ）及びド
部室（Ｓ？）に作動油を供給するようにすれば、スプリ
ングは不要となる。

（発明の効果） 以ヒに説明した如く本発明によれば、グイラタンシー性
を有する高粘性物質を充填や密封したダイスと、このダ
イスに対向するポンチとの間で被加工物を成形した後、
成形後の被加工物の一面をポンチから相対的に滓すよう
にしたので、高粘性物質のグイラタンシー性、つまり外
力が作用しなくなると流動性を回復する性質によって成
形後の製品が変形することがない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るけ型方法を実施するプレス成形機
の成形前の状態を示す縦断面図、第２図は同プレス成形
機の成形完了時の状態を示す要部縦断面図、第３図は離
型開始時の状態を示す第１図と同様の縦断面図、第４図
は離型完了時の状態を示す第２図と同様の要部縦断面図
、第５図は一般的な離型手段を採用した場合の不具合を
説明したプレス成形機の要部縦断面図である。 尚５図面中、（１）はプレス成形機、（２）は可動ダイ
ベース、（３）はダイス、（０はキャビティ、（８）は
高粘性物Ｗ、　（９）はプレッシャシート。 （１２）は固定ダイ、（１３）はポンチ、（１５）はブ
ランクホルダー、（１９）はシリンダユニット、（２２
）は開閉弁、（Ｗ）は被層「物である。 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ダイスのキャビティ内に充填した高粘性物質をプレッシ
   ャシートにて密封し、このプレッシャシートとポンチと
   の間で該高粘性物質の背圧を利用して被加工物を加圧成
   形して成形品とし、この成形品の一面をポンチに密着せ
   しめたままダイスをポンチから相対的に離間せしめ、次
   いで成形品の周縁部を支持するブランクホルダーをポン
   チに対して相対的に移動し、ポンチから成形品を離型せ
   しめるようにしたプレス成形における成形品の離型方法
   。