JPH0337786Y2 - - Google Patents

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JPH0337786Y2
JPH0337786Y2 JP1985114119U JP11411985U JPH0337786Y2 JP H0337786 Y2 JPH0337786 Y2 JP H0337786Y2 JP 1985114119 U JP1985114119 U JP 1985114119U JP 11411985 U JP11411985 U JP 11411985U JP H0337786 Y2 JPH0337786 Y2 JP H0337786Y2
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die
female
liquid
male
mold
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JP1985114119U
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はプレス機械、特に製品形状に成形した
雄型と成形加工する板材の下方に充満された液体
とによりプレス成形する液圧成形装置に関するも
のである。
(従来の技術) 対向液圧成形装置は製品形状に成形された雄型
の下方に液体を充満させた圧力室を設けた下型
(または雌型)を設けている。下型の上に成形加
工するための原材料として板材を載置させ、雄型
を上方から押し込むと、下型の上に載せられた板
材により圧力室が密閉されて液体の圧力が上型に
より押された板材に均等に加えられ、上型に沿つ
て板材を変形させることによりプレス成形が行な
われる。
この装置は液体を充満させる圧力室を備える点
が機械的プレス装置と異なるが、雄型だけで成形
加工ができるため、金型製作期間および経費の面
で有利となる。
(考案が解決しようとする問題点) 液圧成形装置を用いた加工法で、エンボス加工
あるいはキヤラクーライン等の細かな模様を明確
に打出すには、成形時の雄型の下降により板材が
押されて板材の雄型と反対側の面に液体圧が板材
の全面に均等に加えられるために、全体の圧力を
高圧にしなければならず、雄型を駆動する主ラム
の加圧力を非常に大きくする必要がある。このた
め設備費が高くなり、容量が大きくなる上に動作
時間が長くなつてサイクルタイムが増大し、生産
性が低下する。また、雌型を使用して直接に板材
に接触させて雄型と挾み、成型するには雌型の精
度が高くなければならず、雄型とのすり合せが必
要になり、金型の製作費および製作時間が増加
し、液体成形の利点がなくなるという問題点があ
つた。
本考案は上記問題点を解決した液圧成形装置を
提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記問題点を解決するための手段と
して、液圧成形装置を構成するにあたり、下ダイ
フエースの上部に上ダイフエースを載置し、両ダ
イフエース内に上方から雄型を下降するように挿
入し、前記両ダイフエースと雄型とで囲まれた空
間を液体を充填した空洞に形成し、該空洞内に雌
型を配置した液圧成形装置において、前記雌型に
所定の密度分布で液体排出孔を穿設し、前記雄型
が被加工物とともに下降する成形時に、該液体排
出孔を通る液体により生ずる圧力によつて、前記
被加工物と雌型との間に液圧空間が形成されるよ
うな構成としたものである。
(作用) 本考案は上記構成により、雄型の加工ストロー
クに伴なつて生じる液体の動きを雌型に穿設した
液体排出孔の大きさおよび密度を加減することで
制御し、微細な凹凸、稜線が必要な部分だけ動的
に高背圧を加えられるようにして、低容量、高速
な液圧成形装置で高精度な加工を可能にすること
ができるようになり、雌型が圧力制御用であるた
め、剛体型の場合のように雄雌両型の摺り合せ作
業を必要とするような高密度の型を必要とせず、
近似した形状の簡易な雌型を用意すれば良く、費
用的に安価ですみ、対向液圧成形の利点を最大限
に発揮できるようになる。
(実施例) 以下、本考案の図示実施例を説明する。
図で示すように、下ダイフエース1に圧力室と
なる空洞2を設け、その空洞2の中に雌型の支柱
3を配設し、支柱3の上に雌型4を載置し固定す
る。空洞2の中には加圧媒体として水を充満させ
る。下ダイフエース1の下端部には排出項5を設
け、リリーフバルブ6を接続する。下ダイフエー
ス1の外側面には溢れ出た水を受ける飛散防止板
7を周設する。下ダイフエース1の空洞2の真上
に雄型8が位置するように上ダイフエース9を配
置し、上ダイフエース9の摺動面10に沿つて雄
型8を上下動できるように嵌合させる。上ダイフ
エース9の下部外側面には飛散防止板7の外周を
被う上ダイフエース用の飛散防止板11を周設す
る。飛散防止板11は飛散防止板7と逆向きの形
状で、飛散防止板7の外周面が飛散防止板11の
内周面に嵌合できるようにする。
雌型4は成形品に近似した形状に成形した厚板
材に、曲率が大きな箇所に孔径の小さな液体排出
孔12を少数個穿孔し、曲率が小さな箇所に比較
的大きな孔径の液体排出孔13を多数個穿孔して
曲率が大きな位置で液圧が高くなり、曲率が小さ
な位置で液圧の上昇を抑制できるように形成す
る。この他に成形加工する板材14と雌型4との
間にウレタンゴム等の高弾性材料からなる流れ止
め(図示せず)を介装し、板材14と雌型4との
間の間隙方向に液体が流れることをせき止める隔
壁を形成する。
このように形成する雌型4は、板材14より降
伏強度と板厚の積の値が充分に大きくなるように
材料および形状を選択し、板材14の曲率が小さ
な部分、たとえば稜線先端の形状曲率が小さな成
形を要求される部分に、雄型と対向させて局部的
に配設する。
このような構成の液圧成形装置を使用すると、
ラムが下降して上ダイフエース9により下ダイフ
エース1との間に板材14を挾持し、その後雄型
8が上ダイフエース9の摺動面10に沿つて下降
して板材14を押圧する。下ダイフエース1の空
洞2に水が充満しているため板材14は雌型4と
接触することなく、ここに液圧空間が形成され
る。雄型8の下降により板材14は液圧空間にお
いて徐々に変形していき、その変形にしたがつて
さらに液圧が作用し、板材14は最終的に雄型8
の形状に嵌合した形状に変形して行く。最終形状
に近づくと雌型4が配設されている位置に近づ
き、雌型4と板材14との間において液体が押圧
され、必要な圧力上昇が生じ、液体排出孔12,
13より液体が排出されて圧力が所定圧力に維持
されて、板材14を局所的に高目の圧力によつて
雄型8側へ押圧し、微細な凹凸、稜線等を必要な
位置のものだけ高い精度で明確に加工する。
このようにして本実施例では、剛体型の場合の
うような雄型と雌型の摺り合せ作業を必要としな
い簡易な雌型4を用いて高精度な加工を必要とす
る箇所に局所的に配設すること、および雄型の加
工ストロークに伴なつて生じる液体の圧力を、雌
型4に穿設した液体排出孔12,13の大きさお
よび密度を加減して制御することにより、雄型8
側へ押圧する液圧を調節でき、微細な凹凸稜線等
が必要な部分に対して動的に高背圧を加えること
ができて、低容量、高速な液圧成形装置によつて
高精度加工が可能になる。
(考案の効果) 以上のように本考案は、液体排出孔を所定の密
度分布で穿設した雌型を局部的に配設し、この雌
型と板材との間に液圧空間が形成されるようにし
たものであるから、板材は雌型に接触することな
く、雌型を配設した箇所を高精度のプレス加工が
でき、高速低容量の対向液圧成形装置が実現し、
設備が安くなり、しかも加工のサイクルタイムが
短時間ですむ高精度対向液圧成形ができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案による液圧成形装置を示す縦断面図
である。 1……下ダイフエース、2……空洞、3……支
柱、4……雌型、12,13……液体排出孔、1
4……板材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下ダイフエースの上部に上ダイフエースを載置
    し、両ダイフエース内に上方から雄型を下降する
    ように挿入し、前記両ダイフエースと雄型とで囲
    まれた空間を液体を充填した空洞に形成し、該空
    洞内に雌型を配置した液圧成形装置において、前
    記雌型に所定の密度分布で液体排出孔を穿設し、
    前記雄型が被加工物とともに下降する成形時に、
    該液体排出孔を通る液体により生ずる圧力によつ
    て、前記被加工物と雌型との間に液圧空間が形成
    されるよう構成したことを特徴とする液圧成形装
    置。
JP1985114119U 1985-07-25 1985-07-25 Expired JPH0337786Y2 (ja)

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JPS6225014U JPS6225014U (ja) 1987-02-16
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6042411B2 (ja) * 1979-09-20 1985-09-21 日本オ−トメ−シヨン機器株式会社 差圧式漏れ検出方法及び装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6042411U (ja) * 1983-08-26 1985-03-26 株式会社 網野鉄工所 対向液圧成形装置

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JPS6225014U (ja) 1987-02-16

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