JPS6113541A - 透過形電子顕微鏡 - Google Patents

透過形電子顕微鏡

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JPS6113541A
JPS6113541A JP60134462A JP13446285A JPS6113541A JP S6113541 A JPS6113541 A JP S6113541A JP 60134462 A JP60134462 A JP 60134462A JP 13446285 A JP13446285 A JP 13446285A JP S6113541 A JPS6113541 A JP S6113541A
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image
imaging
crossover
electron
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ヴイルヘルム・エグレ
エフ・ピーター・オツテンスマイヤー
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/02Details
    • H01J37/04Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the discharge, e.g. electron-optical arrangement, ion-optical arrangement
    • H01J37/05Electron or ion-optical arrangements for separating electrons or ions according to their energy or mass
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/26Electron or ion microscopes; Electron or ion diffraction tubes

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  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、透過形電子顕微鏡を使用し物体を、電子エネ
ルギを濾過し結像させるため、電子線源から射出する電
子線が物体を照射し、物体が第1の結像工程から結像電
子エネルギスペクトロメータの入射像面へ結像され、か
つ同時に電子線源がこのスペクトロメータの入射クロス
オーバ点へ結像され、さらにスペクトロメータ中で、選
出可能なエネルギ領域の電子が濾去され、かつ濾過され
た物体像がスペクトロメータの射出像面から終像面へ結
像される方法および装置に関する。さらに本発明は、物
体回折図形のための相応する方法および装置に関する。
従来の技術 結像電子エネルギスペクトロメータを有する透過形電子
顕微鏡の大きい利点は、物体像のフントラストが、特定
のエネルギ領域の電子を選出することにより、常用の装
置の場合よりも著るしく改善されることである。このこ
とは、約100〜200 eVの範囲内に選出されたエ
ネルギ損失(△E)を有する、コントラスト増強されな
い極めて薄いプレパラートの場合最も明白に認められろ
。しかしまた、非弾性散乱の電子(エネルギ損失△E〉
0)が絞り去られることにより、純弾性散乱の電子(Δ
F=0)により生じた物体像は、濾過されなかった像と
比ベコントラストが明白に改善される。
結像電子エネルギスペクトロメータを有する透過形電子
顕微鏡のもう1つの大きい利点は、電子エネルギスペク
トロメータを透過せるエネルギ領域が、透過電子と物体
との相互作用、従って例えば原子殻におけるに一、L−
、M吸収に相応することにより、元素固有の物体像、す
なわち元素分布像を同時に相対的に大きい物体範囲から
形成することが可能なことである。従つて、薄い物体(
<:30nm)中の元素の定性的かつ、強度比および基
底の吸引(Abmug )を測定した場合は定石的な分
布図が、これまで他の分析技術で得られなかった極めて
大きい位置分解能(幻[]、5 nm )および最高の
検出感度(′8:32 X 10−”g)で得られるこ
とができる。最高の位置分解能および元素検出感度は、
生物学的および医学的研究でもまた材料科学でも極めて
重要である。
また電子線回折図形の場合、結像電子エネルギスペクト
ロメータが、非弾性散乱せる電子を絞り去ることにより
回折図形の鮮鋭な像を生じる。西ドイツ国特許明細書第
2028657号からは、物体像の濾過だけでなく回折
図形の濾過をも可能にした電子顕微鏡が公知である。こ
の場合、6つのレンズより成る第1の結像工程により、
スペクトロメータの入射像面(明細書中にB2で表示)
に回折図形の拡大像が形成され、かつ入射クロスオーバ
面(明細書中にB1で表示)に物体像が形成される。こ
の公知装置の欠点は、濾過された回折図形に1つの倍率
が可能であるにすぎず、かつ濾過された物体像にば、前
記明細書中に記載されていないがわずかな倍率変更が可
能であるにすぎず、かつ倍率変更に際し像の焦点調節の
ため対物レンズの励磁率が調整されなければならないこ
とである。
文献からは、透過形電子顕微鏡と結像電子エネルギスペ
クトロメータとの他の若干の組合せ□が公知であり、そ
れらのうち”ジャーナル・オプ・ウルトラストラフチャ
ー・リサーチ誌(J、 o、Ultrastructu
re Re5earch )第72巻、566頁(19
8’O年)のF、 P、オツテンスマイヤー(Otte
nsmeyer )およびJ、W、アンドリュー(A1
1dreW )による雑文が本願発明と最も近似する。
この雑文には、第1および第2の中間レンズを有する対
物レンズおよび投射レンズ間ニ、゛入射レンズ、実際の
プリズム−ミラー−プリズムスペクトロメータ〔キャス
タイング形(Castaing−Typ ) 〕および
射出レンズ、Lり成る結像スペクトロメータが配置され
た電子顕微鏡が記載されている。この装置は、全ての公
知の装置のうち最もフレキシブルな結像光学系を有する
。大体において倍率変更が、2つの中間レンズの励磁率
を変更することにより行なわれる。しかl〜なからこの
場合、電子線源の像位置および像(クロスオーバ)がス
ペクトロメータの前方で移動する。スペクトロメータの
入射レンズを相応に励磁することにより、クロスオーバ
が、実際のスペクトロメータに対し適当な位置に配置さ
れろ必要があろ;像位置は対物レンズな再焦点調節する
ことにより補正される。
同じ操作が必要なのは、電子線回折図形を結像するため
、対物レンズの後焦点面が、第1および第2の中間レン
ズの励磁率を変更することによりスペクトロメータ中へ
結像される場合である。スペクトロメータの結像口径の
制限が、対物レンズ後方の第1の中間像における視野絞
りにより行なわれる。
電T・顕微鏡および電子エネルギスペクトロメータのこ
の公知組合せは以下の欠点を有する:1、 倍率範囲が
中および高倍率(>30 Qx )に制限され;この範
囲が前述のはじめの電子顕微鏡と比べ係数2だけ上方へ
移動する。可能な倍率変更率が約150:1である。
2、それぞれの拡大工程のため、反復操作で、差当りク
ロスオーバの位置を維持するためスペクトロメータの入
射レンズが調節され、その後に像面焦点調節のため対物
レンズが再焦点調節される等々の必要がある。従って、
倍率変更は極めて時間がかがり、かつ従って感放射性物
体の場合は回復不能な放射線障害が生じる。
6、 スペクトロメータに有効な口径、すなわち入射像
面における視野絞りの像が、倍率変更の際に変動する。
従って、それぞれの拡大工程で、所望の像サイズ(写真
サイズ)への最適な適合を得るため、相応する視野絞り
が選択される必要がある。
4、 プリズム−ミラー−プリズム形(キャスタイング
形)の結像電子エネルギスペクトロメ一夕は明白な収差
を有し、この収差がエネルギ分解能を制限する。トロン
ト(Toronto )における第9回電子顕微鏡国際
会議(N1nth工nternati、ona]、 C
ongress on ElectronMjcros
copy )第1巻、40頁(1978年)のJ、W、
アンドリュ(Andrew ) 、F、p、オツ・テン
スマイヤー(Ottensmeyer )およびE、T
−チル(Martelし)による雑文からは、プリズム
の湾曲せる入射−および射出面により、平らな入射−お
よび射出面と比べ収差の明白な低減が可能であることが
公知であるが;但しこれにはこれらの面の有利な実施例
に関するa己載がない。
発明が解決しようとする問題点 従って、本発明の根底をなす課題は、結像電子エネルギ
スペクトロメータを有する透過形電子顕微鏡において、
倍率変更に際し調整(再焦点調節)を−必要とすること
なくできるだけ大きい倍率範囲を得ることである。さら
に、それぞれの検知装置の視野面に最適に適合せる際の
エネルギ分解能を選択するための、倍率に依存せざるス
ペクトロメータ開口絞りかつくり出されなければならな
い。また、同じ透過形電子顕微鏡を使用し、エネルギ濾
過された回折図形の結像が最低3:1の倍率変更率で可
能でなければならない。さらに本発明が有する課題は、
プリズム−ミラー−プリズム装置を有する電子エネルギ
スペクトロメータのエネルギ分解能を改善することであ
る。
問題点を解決するための手段 本発明によれば、前記課題は、特許請求の範囲第1項の
上意概念記載の方法から出発し、第1の結像工程を使用
し、不変の位置に存続する物体が最低8:1の倍率変更
率および低歪率で不断にスペクトロメータの入射像面に
結像され、かつ同時に電子線源の像が不断にスペクトロ
メータの入射クロスオーバ点に結像され、かつ第2の結
像工程を使用し、スペクトロメータの射出像面が一定の
倍率で終像面へ結像され、その場合この一定の倍率がた
んにそれぞれの検知装置の制限視野面に適合されること
により解決される。
物体回折図形を、電子エネルギな濾過し結像させる場合
、第1の結像工程を使用し、不変の位置に存続する物体
の回折図形が最低6:1の倍率変更率で不断にスペクト
ロメータの入射像面へ結像され、かつ同時に物体の像が
不断にこのスペクトロメータの入射クロスオーバ面へ結
像される。第2の結像工程を使用し、スペクトロメータ
の射出像面が一定の倍率で終像面へ結像され、その場合
この一定の倍率がたんに検知装置の制限視野面に適合さ
れる。
この方法の有利な実施例において、第1の結像工程が物
体の4つの中間像を形成し、そのうち第4の中間像が不
断にスペクトロメータの入射像面に結像され、かつ同時
に4つのクロスオーバ(電子線源の中間像)を形成し、
そのうち第4のクロスオーバが不断にスペクトロメータ
の入射クロスオーバ点に配置される。高および中程度の
倍率で、第2の中間像が実または虚であるとともに、他
の全ての中間像が不断に実であり:さらに第3のクロス
オーバが実また&:t、 teaであるとともに、他の
全てのクロスオーバが不断に実である。小さい倍率で、
第1の中間像が不断に実であり、第2の中間像が実また
は11戸であるとともに、最後の2つの中間像が不断に
実であり;さらに第2 :l:i 、t:び/または第
3のクロスオーバが実また&T、 し1舌であるととも
に、第1才5よび最後のクロス副−バが不断に実である
1゜物体回折図形のため、第1の結像工程が回折図形お
よびこの回折図形の3つの中間図形を形成し、そのうち
第3の中間像が不断にスペクトロメータの入射像面に配
置され、かつその場合全ての中間像が実である。同時に
、第1の結像工程が物体の4つの中間像を形成し、その
うち第4の中間像が不断にスペクトロメータの入射クロ
スオーバ而に配置され、その場合第2の中間像が不断に
虚であるとともに、他の全ての中間像が不断に実である
本発明による方法を実施するための透過彫型子顕微鏡に
おいて、第1の結像工程が4つの電子光学レンズ群から
形成され、これらレンズ群が、それぞれの拡大工程およ
びそれぞれのレンズに所1犯の励磁電流が固定された給
電ユニットに接Ml!さJlている。それぞれのレンズ
群は、1つまたばそJ1以上の電子光学レンズより成る
スペクトロメータ開口絞りが、スペクトロメータの入射
クロスオーバおよび入射像面間で入射像面の前方にでき
るだけ密接して配置され、かつスペクトロメータ開口な
いしはエネルギ分解能を選択するため変換可能な円形孔
を有する。
本発明の他の実施例は従属請求項から明白である。
実施例 以下に、本発明を図面実施例につき詳説する。
第1図において、10は透過形電子顕微鏡を表わし、そ
の電子線源11が陰極11aおよび加速電極11bより
成る。レンズ12aおよび12bが集束装置を形゛成上
;’12Cが集束絞りである。結像すべき物体1”3が
、交換可能に対物レンズOの内部に配置されかつこの対
物レンズにより中間像面B1へ、例えば中〜高倍率の場
合は視野絞り13aへ拡大結像される。そこからこの中
間像が、第1の結像工程14の他のレンズP1 + ”
2 + P3を経て、前方に開口絞り42が配置された
結像電子エネルギスペクトロメータ15へ結像される。
1:1結像形のスペクトロメータ15の出口に、スリッ
ト絞り43が配置され、この絞りを使用し選出可能なエ
ネルギ領域が絞り去られる。後続の第2の結像工程16
が、スペクトロメータ15の射出像を終像面17に結像
させる。一般に終像面には、螢光スクリーン17a5フ
イルム17bを有するカメラまたは場合により電子工学
的検知装置17Cが配置されている。
結像特性を正確に記載するため、はじめに公知のスペク
トロメータ15の電子光学的特性を記載するのが有利で
ある。第2図に、プリズム−ミラー−プリズム装置(キ
ャスタイング形)の原理的構造を示す。スペクトロメー
タ15は、その密閉面(複数)が磁気プリズム20の形
を右しかつ図甲面の上下に密接して配置された2つの磁
極シューを有する磁石により形成された磁気プリズム2
0」:り成る。このプリズムは、鏡面対称な2つの作用
範囲21および22および静電ミラー23を有する。光
軸24で開き角βで入射する電子線25が、作用範囲2
1により約90°ミラー23へ向は偏向され、このミラ
ーで反射される。引続きこの電子線25が、下部作用範
囲22中で約900偏向されかつスペクトロメータから
光軸24の方向へ射出する。正確な偏向角がそれぞれ電
子のエネルギに依存l〜、その結果分散面CAに、物体
を透過せる電子のエネルギのスペクトルが生じ、このス
ペクトルの1部分がスリットジョー43b、43Cによ
り絞り去られろことができる。スペクトロメータ15が
、入射像面BEを射出像面BAに寸度1:1で結像させ
かつ入射クロスオーバ点C8を分散面籟に結像させる。
スペクトロメータを電子顕微鏡中で、中1−分なく機能
させるため、スペクトロメータの前方に配置された電子
光学レンズにより、線源11の像が入射クロスオーバ点
C8へ結像されかつ物体13の像が入射像面B8へ結像
されろか、ないしは物体回折図形の場合、線源11の像
が入射像面BEへ結像されかつ物体像が入射クロスオー
バ面咋′へ結像されることが必要である。これら条件が
満たされた場合に限り、スペクトロメータによりアクロ
マチックな結像および最適なエネルギ濾過が行なわれろ
本発明によれば、これら条件なできるだけ大きい倍率範
囲で満たすため、第1の結像工程14が4つの電子光学
レンズ群0.P1.P2.P3から形成され、その場合
それぞれのレンズ群が1つまたはそれ以上のレンズから
成るもよく、かつその場合レンズ群0+ Pし +  
P2 + P3の電磁コイルを種々に励磁することによ
り、種々の倍率への切換えおよび物体結像から回折結像
へのおよびその逆の切換えが行なわれる。第6a図〜第
6d図に、種々の倍率範囲の物体結像の場合および回折
結像の場合に存在する結像−および照射光路を示す。
第3a図は、総倍率約25000x〜 250000xないしは第1の結像工程14による倍率
約300X〜3000xに対し、破線により照射光路お
よび実線により結像光路を示す。集束装置12により、
物体13が、その直径が集束絞り12Cにより定められ
るほぼ平行な電子線で照射される。第1のレンズ群0が
、物体13から実中間像B1、および電子線源11から
実中間像(クロスオーバ)C工を形成する。
第2のレンズ装置P1が実中間像B2および実クロスオ
ーバC2を形成し;第3のレンズ装置P2が実中間像B
3および実クロスオーバC3を形成する。最後に、レン
ズ装置P3が、スペクトロメータ15の入射面B9に物
体13の実中間像B4、およびスペクトロメータ15の
入射クロスオーバ点Cwに実クロスオーバC4を形成す
る。
この結像−および照射光路は、これらが最後の結像工程
前の中間像に至るまでわずかな数のレンズないしはレン
ズ装置を含有し、かつその最後の、中間像前のクロスオ
ーバ点が制限された一定の位置を有しないことにより、
公知の光路と異なる。決定的なのは、レンズ群01  
”1.1”2 + P3より成る同じ第1の結像工程1
4を使用し、第3b図〜第3d図に示した光路をも形成
されることである。
第3b図は、縮倍率250Ox〜25000Xないしは
第1の結像工程14による倍率約30x〜300Xに対
し、破線により照射光路および実線により結像光路を示
す。物体13の照射が第3a図に相応に行なわれ、かつ
第1のレンズ群Oが再び物体13の実中間像B1および
実クロスオーバC]を形成する。しかしなからこの場合
、第2のレンズ群P、ば、これが実クロスオーバC2を
形成するが但し物体13の虚中間像B2を形成するにす
ぎない程度にわずかに励磁される。その後に第6のレン
ズ群P2により、物体13の実中間像B3、但し虚りロ
スオーバC才が形成されるにすぎない。最後に、第4の
レンズ群P3が、スペクトロメータ15の入射像面BE
に物体13の実中間像B4、およびスペクトロメータ1
5の入射クロスオーバ点CEに実クロスオーバC4を形
成する。また第6b図に示l〜だ結像−および照射光路
ば、これらが最後の結像工程前の中間像にまでわずかな
数のレンズないしはレンズ装置を含有し、かつその中間
像前方の最後のクロスオーバ点が制限された一定の位置
を有しないことにより、公知の光路と異なる。
第6c図は、総倍率約IDOx〜200Dxないしは第
1の結像工程14の倍率約1.2X〜24Xに対l〜、
破線により照射光路および実線により結像光路を示す。
この場合、中間像B2にまでの光路が西ドイツ国特許明
細書 第2742264号に相応する。集束レンズは、第6a
図および第3b図に示I−だ状態と反対に、coで示し
た線源の中間像(クロスオーバ)が物体13の前方に、
それも詳しくは集束絞り12cの付近に配置されろよう
に励磁される。
第1のレンズ群0は、隣接するクロスオーバC1が視軒
絞り13a中に配置されかつ物体13により虚像禮が形
成されるにすぎない程度にわずかに励磁される。第2の
レンズ群P]が、物体13の実中間像B2および虚りロ
スオーバC士を形成する。第6のレンズ群P2により、
実中間像B3および実クロスオーバC3が形成され、か
つ第4のレンズ群P3により、物体13の実中間像B4
がスペクトロメータ15の入射像面BEに、および実ク
ロスオーバC4がスペクトロメータの入射クロスオーバ
点CEに形成される。
第6d図は、電子線回折図形の結像光路を示す。再び、
サンプル13の照射が第3a図および第3b図に相応に
行なわれる。レンズ群0が、物体13で散乱された電子
により物体回折像01′および物体像B、/を形成する
。物体13により散乱されなかった電子が実線の光路に
相応し、かつ物体13により散乱された電子が1点破線
の光路に相応する。第2のレンズ群Plが、物体回折図
形01′により回折中間像02”2形成し、かつ物体像
B]′により虚中間像B2′*を形成する。
その後に、第6のレンズ群P2により、実回折中間像0
3′および実物体中間像B3′が形成され、これらが第
4のレンズ群P3によりスペクトロメータの入射像面B
1および入射クロスオーバ面CE′へ結像される。
第6a図〜第3d図に示したそれぞれの光路に対し、無
数の拡大工程が可能である。その数は、たんに費用およ
び効用の問題である。決定的なのは、第3a図および第
3b図に示した物体像の光路を使用し、中間像B4およ
びクロスオーバ点C4の位置を固定しかつ一定とせる際
にそれぞれ所望の工程で約100:1の倍率変更率が可
能であることである。この倍率変更率が、第3C図に記
載せる光路により約2500=1に増大される。第6d
図で示した光路は、回折図形に対l〜、同じ第1の結像
工程14で20:1の倍率変更率を許容する。この際、
全ての場合に、物体13ないしは回折図形に対し明白に
それぞれ最大の倍率で実施される1回の焦点調節後に、
拡大工程間の任意の変更に際し調整ないしは再焦点調節
が不必要であることが達成される。0+ Pl +P2
 + P3で表わされたそれぞれのレンズ群は、1つま
たはそれ以上のレンズより成る。
種々の拡大工程の調節は、第4図中に41で示した制御
ユニットにより行なわれる。このユニットは、ケーブル
41d〜41gを経てレンズ0+ Pl + ”2 +
 P3のコイルに接続され、これらケーブルがこれらレ
ンズに、拡大工程で所要の励磁電流を供給する。このた
め制御ユニット41が拡大工程スイッチ41bを有し、
このスイッチを使用しそれぞれのレンズのそれぞれの拡
大工程で、アナログ制御により、例えば目標値−抵抗を
切換えることによりレンズ励磁電流が形成される。また
このことは、最新の技術的装置、例えば、目標値が電子
工学的定数記憶装置(E −、FROM )に記憶され
かつデジタル−アナログコンバークを経てレンズ励磁電
流に変換されるデジタル制御エレクトロニクスを使用し
ても可能である。さらにこの制御装置41には、物体結
像を回折結像におよびその逆に切換えるためのスイッチ
41c、および物体の鮮鋭度調節(焦点調節)用の平衡
調節装置41aが配置されている。
さらに第4図は、スペクトロメータ15の開口絞り42
の構造を略示する。この開口絞り42は、理想的にはス
ペクトロメータの入射像面BE。
に配置されるべきであった。このことがプリズム20の
磁極シューの圧熱が極めてわずかであるため機械的な理
由から殆んど不可能であるので、開口絞り42がプリズ
ム20の前方にできるだけ密接に配置されているが、こ
れは実際に十分である、それというのも電子線源の像が
入射クロスオーバ点CEでわずかに拡大される結果、不
断に開口絞り42の入射像面B0への鮮鋭に制限された
陰影結像が行なわれるからである。入射開口絞り42は
、顕微鏡カラム40シ通る真空密なブッシング42Cお
よび、選択的に光路中へ搬入されろことのできる、種々
の直径を有する円形絞り42a、42bより成る。
倍率調節が、第1の結像工程14によりスペクトロメー
タ開口絞り42の前方で行なわれ、かつスペクトロメー
タ15後の第2の結像工程16な使用し、たんに検知装
置17a、17b。
17Cの制限視野面に適合されるもう1つの一定倍率で
行なわれるにすぎないので、開口絞り42の作用が倍率
と無関係である。種々の直径な有する円形絞り42a、
42bが、種々の開き角βの調節を可能にする。さらに
後述するように、スペクトロメータ15の結像特性が円
形の入射−および射出面5L52.53により著るしく
改善されるにもかかわらず、分散面CAにおけるスペク
トロメータのエネルギ分解能が益々口径に依存する。従
って、種々の開き角が調節可能であることがスペクトロ
メータのエネルギ分解能の変更を可能にし、その結果こ
の分解能がそれぞれの検知装f)N17b、17cの制
限視野面に最適に適合されることができ、その場合β<
 10 mrarJでエネルギ分子P′l!能< 15
 c:V(ろ2) であるか、または極めて小さい(制限視野)絞りな選択
することによりエネルギ分解能が線源11のエネルギ巾
にまで改善されることができ、すなわち熱線源で0.8
 evの最低エネルギ巾にまで低減されることができる
さらに第4図には、スペクトロメータ15の分散面CA
に配置されたスリット絞り43が示されている。このス
リット絞り43は、顕微鏡カラム40に配置された絶縁
部材43aを通る真空密なブッシングを有する。2つの
スリットジョー43bおよび43Cが一緒におよび相互
に移動されることができ;これらは相互に絶縁されかつ
別々の導線43d、43eにより顕微鏡カラム40外側
の電流計43f、43gに接続されている。この装置を
使用し、物体像の1部分のスペクトルが絞り去られるこ
とも、またスペクトルの種々の部分の電子流が直接に測
定されることもできる。
第4図において、第1の結像工程14の下端に、スペク
トロメータ15の入射クロスオーバ点CE′に配置され
た偏向装置44が示されている。この偏向装置44を使
用し、第1の結像工程14から射出する電子線が、他の
いがなる結像パラメータにも影響されることなく、スペ
クトロメータ15の光軸24(第2図)へ正硝に指向さ
れることができる。
第1図および第4図に示すように、スペクトロメータ1
5に第2の結像工程16が引続く。
このものは2つの課題を有する: a)スペクトロメータ15の射出像面BAが、約80x
の一定の倍率で結像面17へ結像される。この場合この
一定の倍率が、たんに検知装置の制限視野面に、従って
結像螢光スクリーン17aに、写真撮影用フィルム17
bのサイズに、または電子工学的検知装置17Cの作用
面に適合される(第1図)。一般に、例えばファラデー
箱において、結像螢光スクリーンと比べ小である電子工
学的検知装置F?17cを使用した場合、第2の結像工
程16を一緒にしだ縮倍率は、勿論意図的に、電子光学
的検知装置17Cが結像面17における全体像から選択
された部分的範囲を包含するにすぎないように選択され
てもよい。従って例えば、総倍率25’ 0000 x
および検知装置直径2.5朋の場合、直径10nmの物
体範囲の(化学的)元素分析が可能であり、その場合同
時に直径において係数約50だけ大きい範囲が結像螢光
スクリーンでv17IIIIされることができ、かつそ
れとともに重要な範囲の容易な発見も、またこのような
精密分析のための範囲の、検知装置面への正確な配置を
も可能である。これにより、さもなければ例えば走査ゾ
ンデを使用し点照射した場合に生じる、物体汚染、整列
誤差、わずかな検出電流等のような苛点が回避される。
この場合、エネルギスペクトルを、スリットジョー43
b。
43Cの変動によるのではなく、文献〔ジャーナル・オ
デ・ウルトラストラフチャー・リサーチ誌(J、 o、
 UltrastruCture Re5earch 
)第72巻、3ろ6頁(1980年)のF、P、オ(ろ
5) ツテンスマイヤー(Ottensmeyer )および
J、W、アンドリュー(Andrev )による雑文〕
から公知であるように、電子線源11の加速電圧の変更
により形成するのが殊に有利である、それというのもこ
れにより大きいエネルギ領域が最適結像条件で得られる
ことができるからである。
b)また第2の結像工程16は、同じく前記a)項に記
載の文献から公知であるように2分散面CAに対し調節
され、その後に光路から移動せるスリットジョー43b
、43cで部分的範囲のスペクトルが結像面17に結像
される。この部分的スペクトルがフィルム17bで撮影
されてもよい。電子工学的検知装置17Cが使用されろ
場合、エネルギスペクトルを、電子線源11の加速電圧
を変更することにより形成するのがさらに有利である。
すでに電子工学的検知装置の寸法が小さいことによりエ
ネルギ分11fr能が十分でない場合、スリットジョー
431)、43Cが光路中へ移動されでもよい。この場
合、a)項と反対に物体13の全照射範囲の(化学的)
元素分析が実施される。この範囲が、例えば総倍率25
0000Xの場合直径約ろltmである。
第2の結像工程16は最低2つの投射レンズp4. 、
 p5から形成され、これらは相互に無関係にそれらの
レンズ強度が変更されることができる。第1のレンズP
4が、射出像面BAかまたは分散面CAを第2のレンズ
P5の物面へ結像させる。第2のレンズP5を使用し、
開口絞りの最適な適合が行なわれるか、またはスペクト
ル範囲の種々の結像サイズへの、例えば種々のカメラの
種々の写真サイズへの、もし <は検知装置の寸法への
適合が行なわれる。後者の検知装置は、例えば、ファラ
デー箱、シンチレータ−光電子増倍管複合装置、COD
アレーまたは、後接さ第1たビデオ受像管を有する透過
形螢光スクリーンであることができる。
第1圭°3よび第2の結像工程の有利な実施例に以下の
圧部およびレンズ焦点距離が挙げられ、その場合それぞ
れのレンズ装置に電子光学レンズが備えられる。
距離    0− Pし −=  92 mmPしP2
=  57mm P2〜F3”103龍 P3〜CF=  38mm P3〜BE二110朋 CA〜P4−26mm BA−P4 二’  98mm P4〜P5−54mm 焦点距離  0  ==、 2.6・・・・・・40龍
P]=7.5・・・・・・40朋 P2二6 −・−80mm P3 = 23・・・・・・52朋 Ps = 18 ・−−4A mrn P5” 3 −− 6 mm 第5図に、プリズム−ミラー−プリズムスペクトロメー
クの殊に有利な構造の特性表示に必要なパラメータを示
す。ハツチングを人、lまた而50が磁石の磁極シュー
の密閉面を示12、そ、11らの間を電子線25が通過
する。εが、入射電子線25の軸24およびプリズムへ
の入射点55の法線面54間の角度を表わし、かつRが
、プリズム中で偏向された電子線25の進路半径を表わ
す。入射点55と入射クロスオーバ点C8との距離が、
焦点距離f〕と1−で表わされる。
平らな入射−および射出面を有するキャスタイングプリ
ズムの三角形の代りに、入射面51が、半径T(1Q有
する凹円形線分の形を有する。ミラーへの射出面52が
、半径R2を有する凸円形線分の形を有する。同時に、
この湾曲面52が反射せる電子線の入射面であり、この
反射電子線が面53を経て再びプリズムから射出する。
fft 56に対称の構造により、目射出面53が再び
曲率半径R〕を有する。湾曲せる入射−および射出面5
1,52.53により、スペクトロメータの焦点調節特
性が図面平面でもまたこれと垂直な面でも著るしく改善
され、その結果開き角β約10 mradにまで2次収
差を無視することができる。
半径R1およびR2の殊に右利な寸度範囲が特許請求の
範囲第12項に記載されている。磁極シューの円形境界
面、従って入射−および射出面は、これらが簡単に製造
可能であるという利点を有する。焦点調節特性のもう1
つの改善が、磁極シューの非円形に湾曲せる境界面によ
り可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による装置の1実施例を略示する縦断面
図、第2図は第1図中の電子エネルギスペクトロメータ
の作動原理をその人力−および出力パラメータとともに
略示する系統図、第6a図〜第3d図は本発明による方
法のそれぞれ1実施例を示す光路図、第4図は第11′
4の装置の構造を部分的に詳示する縦断面1図、′J3
よび第5図は本発明による電子エネルギスペクトロメー
タの1実施例の構造を略示する縦断面図である。 10・・・透過形′重子顕微鏡、11・・電子線源、1
1a・・・陰極、lil+・・・加速電極、12・・・
集束(AO) 装N、12a−、12b・・・集束レンズ、12C・・
・集束絞り、13・・・物体、13a・・・視野絞り、
14・・・第1の結像工程、15・・・結像電子エネル
ギスペクトロメータ、16・・・第2の結像工、程、1
7・・・結像面、17a・・・螢光スクリーン、17b
・・・写真フィルム、17C・・・電子工学的検知装置
、20・・・磁気プリズム、21.22・・・有効範囲
、23・・・静電ミラー、24・・・スペクトロメータ
の光軸、25・・・電子線、40・・・顕微鏡カラム、
41・・・制御ユニツ)、41a・・・平衡調節スイッ
チ、41b・・・拡大工程スイッチ、4−!’c・・・
切換えスイッチ、41d〜41g・・□・ケーブル、4
2・・・開口絞り、42a、42b・・・円形絞り、’
42C・・・ブッシング、43・・・スリット絞り、4
3a・・・絶縁部材、43b、43C・・・スリットジ
ョー、43 d、  43 e−・・導線、43 t’
 +  43 g ”’電流計、44・・・偏向装置、
50・・・磁極シュー密閉面、51・・・入射面、52
・・・入射−および射出面、53・・・射出面、54・
・・法線面、55・・・入射点、56・・対称軸、O,
P」〜P3・・・第1結像工程のレンズ、P、、P5・
・・第2結像工程のレンズ、B工〜B4・・・中間像、
BE・・・入射像面、BA・・・射出像面、CO” C
4・・・クロスオーバ点舶・・・入射クロスオーバ点、
CF2・・・入射クロスオーバ面

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、透過形電子顕微鏡を使用し物体を、電子エネルギを
    濾過し結像させるため、電子線源から射出する電子線が
    物体を照射し、物体が第1の結像工程から結像電子エネ
    ルギスペクトロメータの入射像面へ結像され、かつ同時
    に電子線源がスペクトロメータの入射クロスオーバ点へ
    結像され、さらにスペクトロメータ中で、選出可能なエ
    ネルギ領域の電子が濾去され、かつ濾過された物体像が
    スペクトロメータの射出像面から第2の結像工程を経て
    終像面へ結像される方法において、第1の結像工程(1
    4)を使用し、不変位置に存続する物体(13)が最低
    8:1の倍率変更率でかつ低歪率で不断にスペクトロメ
    ータ(15)の入射像面(B_E)へ結像され、かつ同
    時に電子線源の像が不断にスペクトロメータ (15)の入射クロスオーバ点(C_E)へ結像され、
    かつ第2の結像工程(16)を使用し、スペクトロメー
    タ(15)の射出像面 (B_A)が一定の倍率で終像面(17)へ結像され、
    その場合この一定の倍率がたんにそれぞれの検知装置(
    17a、17b、17c)の制限視野面に適合されるこ
    とを特徴とする透過形電子顕微鏡を使用し物体を電子エ
    ネルギを濾過し結像する方法。 2、第1の結像工程(14)が物体(13)の4つの中
    間像(B_1、B_2、B_3、B_4)を形成し、そ
    のうち第4の中間像(B_4)が不断にスペクトロメー
    タ(15)の入射像面(B_E)に配置され、かつその
    場合第2の中間像が実(B_2)または虚(B^*_2
    )であるとともに、他の全ての中間像(B_1、B_3
    、B_4)が不断に実であり、かつ第1の結像工程(1
    4)が同時に電子線源(11)の4つの中間像、すなわ
    ちクロスオーバ(C_1、C_2、C_3、C_4)を
    形成し、そのうち第4のクロスオーバ(C_4)が不断
    にスペクトロメータ(15)の入射クロスオーバ点(C
    _E)に配置され、かつその場合第3のクロスオーバが
    実(C_3)または虚(C^*_3)であるとともに、
    他の全てのクロスオーバ(C_1、C_2、C_4)が
    不断に実であることを特徴とする、特許請求の範囲第1
    項記載の透過形電子顕微鏡を使用し物体を電子エネルギ
    を濾過し結像する方法。 3、第1の結像工程(14)が物体(13)の4つの中
    間像(B^*_1、B_2、B_3、B_4)を形成し
    、そのうち第4の中間像(B_4)が不断にスペクトロ
    メータ(15)の入射像面(B_E)に配置され、かつ
    その場合第1の中間像 (B_^*_1)が不断に虚でありかつ第2の中間像が
    実(B_2)または虚(B^*_2)であるとともに、
    後者2つの中間像(B_3、B_4)が不断に実であり
    、かつ第1の結像工程(14)が同時に電子線源(11
    )の4つの中間像、すなわちクロスオーバ(C_1、C
    _2、C_3、C_4)を形成し、そのうち第4のクロ
    スオーバ(C_4)が不断にスペクトロメータ(15)
    の入射クロスオーバ点(C_E)に配置され、かつその
    場合第2および/または第3のクロスオーバが実(C_
    2、C_3)または虚(C^*_2、c^*_3)であ
    るとともに、第1および最後のクロスオーバ (C_1、C_4)が不断に実であることを特徴とする
    、特許請求の範囲第1項記載の透過形電子顕微鏡を使用
    し物体を電子エネルギを濾過し結像する方法。 4、透過形電子顕微鏡を使用し物体回折図形を、電子エ
    ネルギを濾過し結像させるため、電子線源から射出する
    電子線が物体を照射し、第1の結像工程が、物体の回折
    図形を形成しかつ結像電子エネルギスペクトロメータの
    入射像面へ結像させかつ同時に物体をスペクトロメータ
    の入射クロスオーバ面へ結像させ、さらにスペクトロメ
    ータ中で、選出可能なエネルギ領域の電子が濾去され、
    かつ濾過された物体回折図形像がスペクトロメータの射
    出像面から第2の結像工程を経て終像面(17)へ結像
    される方法において、第1の結像工程(114)を使用
    し、不変位置に存続する物体(13)の回折像が最低3
    :1の倍率変更率で不断にスペクトロメータ(15)の
    入射像面(B_E)へ結像され、かつ同時に物体の像が
    不断にスペクトロメータ(15)の入射クロスオーバ面
    (C_E′)へ結像され、かつ第2の結像工程(16)
    を使用し、スペクトロメータ(15)の射出像面(B_
    A)が一定の倍率で終像面(17)へ結像され、その場
    合この一定の倍率がたんにそれぞれの検知装置 (17a、17b、17c)の制限視野面に適合される
    ことを特徴とする透過形電子顕微鏡を使用し物体回折像
    を電子エネルギを濾過し結像する方法。 5、第1の結像工程(14)が物体(13)の回折図形
    (C_1′)およびこの回折図形の3つの中間像(C_
    2′、C_3′、C_4′)を形成し、そのうち第3の
    中間像(C_4′)が不断にスペクトロメータ(15)
    の入射像面(B_E)に配置され、かつその場合全ての
    中間像が実であり、かつ第1の結像工程(14)が同時
    に物体の4つの中間像(B_1′、B_2′^*、B_
    3′、B_4′)を形成し、そのうち第4の中間像(B
    _4′)が不断にスペクトロメータ(15)の入射クロ
    スオーバ面(C_E′)に配置され、かつその場合第2
    の中間像(B_2′^*)が不断に虚であるとともに、
    他の全ての中間像(B_1′、B_3′、B_4′)が
    不断に実であることを特徴とする、特許請求の範囲第4
    項記載の透過形電子顕微鏡を使用し物体回折図形を電子
    エネルギを濾過し結像する方法。 6、透過形電子顕微鏡を使用し物体を、電子エネルギを
    濾過し結像させるため、電子線源から射出する電子線が
    物体を照射し、物体が第1の結像工程から結像電子エネ
    ルギスペクトロメータの入射像面へ結像され、かつ同時
    に電子線源がスペクトロメータの入射クロスオーバ点へ
    結像され、さらにスペクトロメータ中で、選出可能なエ
    ネルギ領域の電子が濾去され、かつ濾過された物体像が
    スペクトロメータの射出像面から第2の結像工程を経て
    終像面へ結像されるための、第1の結像工程 (14)を使用し、不変位置に存続する物体(13)が
    最低8:1の倍率変更率でかつ低歪率で不断にスペクト
    ロメータ(15)の入射像面(B_E)へ結像され、か
    つ同時に電子線源の像が不断にスペクトロメータ(15
    )の入射クロスオーバ点(C_E)へ結像され、かつ第
    2の結像工程(16)を使用し、スペクトロメータ(1
    5)の射出像面(B_A)が一定の倍率で終像面(17
    )へ結像され、その場合この一定の倍率がたんにそれぞ
    れの検知装置(17a、17b、17c)の制限視野面
    に適合される方法を実施する装置において、第1の結像
    工程(14)が4つの電子光学レンズ群(O、P_1、
    P_2、P_3)から形成され、これら電子光学レンズ
    群が、それぞれの拡大工程およびそれぞれのレンズに所
    要の励磁電流が固定された給電ユニット(41)に接続
    されていることを特徴とする透過形電子顕微鏡を使用し
    物体または物体回折図形を電子エネルギを濾過し結像す
    る装置。 7、それぞれのレンズ群(O、P_1、P_2、P_3
    )が1つまたはそれ以上の電子光学レンズから形成され
    ていることを特徴とする、特許請求の範囲第6項記載の
    透過形電子顕微鏡を使用し物体または物体回折図形を電
    子エネルギを濾過し結像する装置。 8、入射クロスオーバ面(C_E′)に偏向装置が配置
    され、この偏向装置により、第1の結像工程(14)か
    ら射出する電子線束がスペクトロメータ(15)の軸(
    24)に整列可能であることを特徴とする、特許請求の
    範囲第6項または第7項のいずれかに記載の透過形電子
    顕微鏡を使用し物体または物体回折図形を電子エネルギ
    を濾過し結像する装置。 9、スペクトロメータ(15)の入射クロスオーバ点(
    C_E)および入射像面(B_E)間に、変換可能な円
    形孔(42a、42b)を有する調節可能な開口絞り(
    42)が配置されていることを特徴とする、特許請求の
    範囲第6項から第8項までのいずれか1項に記載の透過
    形電子顕微鏡を使用し物体または物体回折図形を電子エ
    ネルギを濾過し結像する装置。 10、スペクトロメータ(15)の分散面(C_A)中
    にその巾が可変のスリット絞り(43)が配置され、こ
    のスリット絞りが、別々の計測線(43d、43e)が
    ケーシング(43a)を経て接続された、相互にかつケ
    ーシング (43a)と絶縁された2つのスリットジョー(43b
    、43c)から形成されていることを特徴とする、特許
    請求の範囲第6項から第9項までのいずれか1項に記載
    の透過形電子顕微鏡を使用し物体または物体回折図形を
    電子エネルギを濾過し結像する装置。 11、結像電子エネルギスペクトロメータ(15)がプ
    リズム−ミラー−プリズム装置であり、そのプリズム(
    20)が非平面の入射−および射出面(51、52、5
    3)を有することを特徴とする、特許請求の範囲第6項
    から第10項までのいずれか1項に記載の透過形電子顕
    微鏡を使用し物体または物体回折図形を電子エネルギを
    濾過し結像する装置。 12、入射−および射出面(51、52、53)が一定
    の曲率半径R_1およびR_2で形成され、それらの価
    が以下の範囲内: 1.0<R_1/R<1.35 0.8<R_2/R<1.8 にあり、但し入射する電子線(25)の光軸(24)お
    よび入射面(51)上の入射点 (55)における法線(54)間の角度εに以下の範囲
    : 40°<ε<55° が適用され、かつスペクトロメータの入射焦点距離(f
    _1)およびスペクトロメータの円曲面の半径(R)よ
    り成る指数に以下の価:f_1/R≧1.8 が適用されることを特徴とする、特許請求の範囲第11
    項記載の透過形電子顕微鏡を使用し物体または物体回折
    図形を電子エネルギを濾過し結像する装置。
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