JPS61134427A - 掘削排土装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、主として上下水道の管渠工事の開削工法に
おける管布設のための溝掘削に使用される掘削、排土装
置に係り、さらにいえば、クラムシエルバケットにより
溝の掘削、排土を行なう構成の掘削排土装置に関する。

（従来技術） 従来、管渠工事の開削工法にお（する管布設のための溝
掘削は、一部手掘りによる場合もあるが。

多くはバックホー等多種多様な掘削機で行なっている。

が、そのいずれも占有スペースを大きくとり、かつ、ブ
ームの振り回し作業半径が太さいため、道路交通などに
大きな支障、制約が生じているのが通例であった。

（発明の目的） そこで、この発明の目的は、溝の上に跨がった形でコン
バクに使用でき、かつ、ブームの振り回しもないに等し
い形で掘削、排土を行なうことができ、従って、道路交
通などに支障、制約に与える度合が比較的小さい構成に
改良した掘削排土装置を提供することにある。

（発明の構成） 上記目的を達成するために、この発明の掘削装置は、 （イ）油圧ジヤツキ等により遠隔操作して開閉されるク
ラムシエルバケットと。

（ロ）先端部に前記クラムシエルバケットの支軸をピン
連結により屈折可能に取り付けてあって、同クラムシエ
ルバケットを所要のストローク直線的に昇降移動させる
昇降機構と、 （ハ）前記昇降機構を支持し、かつ、垂直方向に少なく
とも８０°位転回させる傾転機構と、（ニ）前記昇降機
構及び傾転機構を合一に架台上を溝の長手方向に略水平
に所要ストローク往復運動させる送り機構と。

により構成されている。

（実施例） さらに、図示した実施例により詳細に説明する。

第１図は、上下水道の管渠工事の開削工法における管布
設のための溝掘削に使用されているこの発明の掘削排土
装′ａ１１と、この掘削排土装置ｌの各機能部分の動力
源を搭載し同掘削排土装置ｌを牽引しその移動をコント
ロールする駆動車２）及び排土を運搬するダンプトラッ
ク３の位置付けとを示している。掘削排土装置１と駆動
車２は溝を跨ぐ配置とし、各々溝方向−列に並んでいる
０図中４は左右方向に掘削されたｆｉ１１５の形状を保
持するための設置された土留板である。

第２図〜第４図は、掘削排土装置ｌの詳細について示し
ている。

図中１０は２本の油圧シャツｅｌ＋　１１により開閉さ
れる構成のクラムシエルバケットである。その支軸１２
は、昇降機構Ａを構成する昇降ロッド１３の下端にピン
１４にて屈折可能に取り付けられている。

このタラムシエルパケット１０は、溝５の長手方向に約
１０００■■の長さをもつ細長い形状である。そして、
第５図に詳細を示しているとおり、左右一対のタラムシ
エル１０ａ　ｌＯｂが最大開くと、みぞはば（約５００
■■）よりも大きく、左右の土留板４゜４の外のり幅（
約８００■履）位まで掘削（オーバーカット）できる大
きさとされている。

従って、このクラムシエルバケット１０の先導掘削によ
り、土の抵抗は減殺され土留板４の圧入は非常に容易に
できるのである。

左右のクラムシェルｌｏａ　ｊｏｂは、支軸１２の下端
部にピン１５で連結されている。各油圧ジヤツキＬ１は
、支軸１２の上部にピン１８で取り付け、そのピストン
ロッドが各クラムシェル１０ａ　ＩＯｂとピン１７テ連
結されている。従って、油圧ジヤツキ１１の伸縮動作に
よりタラムシエルバラケトＩＯが開閉されるのである。

次に、昇降機構Ａについては、第６図と第７図に詳細を
示している。即ち、長さ２ＱＯＯｍｍ位の角パイプ構造
のスライドガイド１８中に、これに内接する角パイプで
あって全長が２２００ｍｍ位の昇降ロッド１３がテレス
コピックにはめ込まれ、往復移動自在とされ−ている（
第８図）、昇降ロッド１３の上端に、これを往復駆動す
る油圧ジヤツキ１３のピストンロッドが連結されている
。油圧ジヤツキ１９は、その上端部が、ジヤツキ反力台
を兼ねる可動支柱２０の上部に設けたブラケット２１に
ピン２２で取り付けられている。上記スライドガイド１
８は、可動支柱２０の前面の略下半部に溶接で一体的に
固着されている（ｙＳ８．９図）。

可動支柱２Ｇは、第８図に示したとおり、横断面が略矩
形の厚板状である。その両サイドには全長にわたり凸条
２０ａ　２０ａを有し、これが左右一対のガイドレール
２４．２４にて摺動自在に拘束保持されている。

ガイドレール２４は、凸条２０ａと同形の矩形溝を形成
して成るもので、長さが１７００−１位であり、主フレ
ーム２５に取り付は固定されている。主フレーム２５は
、鋼板を溶接で箱形に組立てたものであり、架台３０上
に突設したブラケット台３１．３１上のブラケット３２
にピン３３で回転自在に取り付は支持されている（第２
図、第３図）。

前記可動支柱２０の背面略中央部長手方向に、全長にわ
たりラック２Ｂが形成されている。他方、主フレーム２
５には、軸両端を油圧モータ２７ａ　２７ｂで回転駆動
されるビニオン２８を設置し、これが前記ラック２Ｂと
噛み合わされている。

つまり、上記クラムシエルバケット１０は、掘削作業時
には本来油圧シリンダ１ａで昇降される。が、場合によ
っては油圧モータ２７ａ　２７ｂで可動支柱２０を昇降
させ、もってクラムシエルバケット１０を一層大きなス
トロークで昇降させるのである。

図中２９ａ　２９ｂは、油圧ホース等の配設ガイドで、
主フレーム２５と可動支柱２Ｇの上端との間に連結され
ている。上方のＵ字形をなす配設ガイド２８ａは可撓性
を有している。

次に、傾転機構Ｂの構成としては、上述した如く昇降機
構Ａの主フレーム２５が左右のブラケット３２にピン３
３で回転自在に支持されていることに関連し、第９図に
示した如く油圧ジヤツキ３５の基部をブラケット台３１
の下底部３１ａにピン３Ｂで取り付け、ピストンロッド
３５ａの先端部は主フレーム２５の後背部に突設したブ
ラケット３７にピン３８で連結している。

従って、第７図に示した如く昇降機構Ａが垂直に立って
いる場合に、油圧ジヤツキ３５をその有効ストローク分
だけ収縮動作させると、昇降機構Ａは第２図に２点鎖線
で示したように略水平に寝る。このとき、クラムシエル
バケットｌＯは、ピン１４の位置で屈折した形となり、
あくまでも垂直に懸垂された状態を保つ。

そこで、昇降機構Ａの油圧ジヤツキ１８を伸長動作させ
、さらに必要によっては可動支柱２０を第２図の左方へ
前進動作させることにより、クラムシエルバケットＩＯ
は第１図の左方で待ち受けるダンプトラック３の荷台上
方に到達する。よって、同りラムシエルバケツ）１Ｇを
開くことにより、掴んで♂た掘削土を放出排土すること
ができる。

とりわけ、傾転機構Ｂは、昇降機構Ａを溝５の長手方向
と平行な垂直面（第１図、第２図の紙面と平行な面）に
おいてのみ転回可能に構成されている。必然、昇降機構
Ａは同垂直面と平行にのみ移動するから、通常道路に沿
って掘削される管渠工事の管ｌａ設のための溝掘削にお
いて、道路幅方向に突き出て振り回される物は何もなく
、ダンプトラック３、駆動車２共に溝方向−列に並べて
位置付は可能である。従って、道路交通に支障、制限を
加える度合はすこぶる小さい。

ところで、架台３０は、第４図の平面形状が左右方向の
長さ５０００ｓｓ位１幅が２１０＋１−一位の太ささと
され、その前後に移動用の車輪４０．４１が取り付けら
れ、四輪車として構成されている。但し、前輪４０は、
キングピン４２を中心として回動自在なステアリングア
ーム４３の両サイドに取り付け、舵取り檄構Ｅを構成し
ている。そして、ステアリングアーム４３の中央部に連
結器４４を設けてあり、これに駆動車２を連結するから
、牽引と移動のコントロールが行なえるのである。

他方、同じ架台３０の前後両側に、油圧シリンダ４５で
下向き垂直に駆動されるアウトリガ−４５が合計４本設
置されている。

つまり、車輪４０．４１により走行自在な架台３０は、
溝掘削に際してはアウトリガ−４６で差し上げて第２図
の如く車輪４Ｇ、４１を浮上させ、その作業位置が固定
される。

これに対し、一つの作業位置における溝掘削の可能範囲
を可及的に拡大するため、上記昇降機構Ａ及び傾転機構
Ｂを合一に架台３０上を第２図の左右方向（溝の長手方
向）略水平に約３０００ｍｍ位のストロークで往復移動
させる送り機構Ｃが設けられている。

即ち、架台３０には、その中央部長手方向に約８００濡
腸位の間隔で平行にガイドレール５０及びラック５１の
対を設け、その間を空所５２として形成している（第４
図）。

詳細は第６図に示しているとおり、架台３０を構成する
Ｈビーム３０ａの内側部分に綱板３０ｂを垂直に溶接し
、その内側面の比較的上方の位置に、上段側に角断面の
ガイドレール５０を、下段側にラック棒５１を取り付は
固定している。

他方、上記したブラケット台３１の下部は架台３Ｇの空
所５２内のはまり込む大きさ、形態としていると共に、
Ｈビーム３０ａの上下面と対向する位置には、前後、左
右に合計８個のガイドローラ５３・・・が設置され、各
々Ｈビーム３０＆の上下面に当接されている。また、ガ
イドレール５０の内側面と対向する位置にも、前後、左
右に合計４偏の振止めローラ５４・・・が設置され、各
々ガイドレール５０の内側面と当接されている。さらに
、ブラケット台３１上に下向きに設置した油圧モータ５
５の回転軸に取り付けたビニオン５Ｂが前記ラック５１
と噛み合わされている。

従って、油圧モータ５５を正逆いずれかの方向に回転さ
せると、昇降機構Ａは全体として第２図の左右方向に移
動する。よって、クラムシエルバケット１０による掘削
の進行を確認しつつ昇降機構Ａを第２図の実線位置から
漸次左方へ移動させてゆくことにより、架台３０の位置
を固定した一つの作業位置においてガイドレール５０及
びラック５１の有効長さく約３０００−態位、但しこの
限りではない、）の限度に溝を掘り進めることができる
のである。

（その他の実施例） クラムシエルバケツ）１０の支軸１２と昇降ロッド１３
とを連結したピン１４を抜き、昇降ロッド１３にバイブ
レータ又は振動コンパクタなどに交換すると、布設した
管の埋め戻し、締固め施工の作業に使用することができ
る。

（作用効果） 以上に詳述したとうり、この発明の掘削排土装置１は、
クラムシエルバケツ）１０を昇降機構Ａによって昇降さ
せ、傾転機構Ｂによって溝５と平行な垂直面で傾転させ
、掘削土は前方で待ち受けるダンプトラック等に放出す
ることができ、即ち、ブームの振り回しは全くないに等
しい形で掘削排土を効率良く行なうことができる。

従って、道路交通などに支障、制約に与える度合は極め
て小さい。

そして、掘削溝５内に人が入る必要は全くないので、施
工上の安全性が大幅に向上する。また。

作業場環境の改善にも貢献するのである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る掘削排土装置と、関連の駆動車
、ダンプトラック相互の位置付けを示した立面図、第２
図〜第４図は掘削排土装置の正面図と左側面図及び平面
図である。第５図はクラムシエルバケットの詳細図、第
６図と第７図は昇降機構、傾転機構および送り機構部分
を拡大して示した側面図と正面図、第８図は第７図の■
−■矢視断面図、第９図は第６図のＩＫ−ＩＸ矢視断面
図、である、　゛

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）（イ）ジャッキ（１１）で開閉されるクラムシエ
   ルバケット（１０）と、 （ロ）先端部に前記クラムシエルバケット（１０）を取
   り付けてあって同クラムシエルバケット（１０）を所要
   のストローク昇降させる昇降機構（Ａ）と、（ハ）昇降
   機構（Ａ）を支持し、かつ、垂直方向に少なくとも９０
   °転回させる傾転機構（Ｂ）と、（ニ）前記昇降機構（
   Ａ）及び傾転機構（Ｂ）を合一に架台（３０）上を略水
   平方向に所要のストローク往復移動させる送り機構（Ｃ
   ）と、 より成ることを特徴とする掘削排土装置。
2. （２）特許請求の範囲第１項に記載した昇降機構（Ａ）
   は、スライドガイド（１８）に案内されて移動する昇降
   ロッド（１３）を所要のストローク直線的に往復駆動す
   る油圧ジャッキ（１９）と、前記油圧ジャッキ（１９）
   の反力台を兼ねると共に前記スライドガイド（１８）と
   一体的に形成され往復移動自在に設置された可動支柱（
   ２０）と、及び前記可動支柱（２０）を移動させる手段
   （２６）、（２８）とより成り、昇降ロッド（１３）の
   先端部にクラムシエルバケット（１０）の支軸（１２）
   がピン（１４）で屈折可能に取り付けられている掘削排
   土装置。
3. （３）特許請求の範囲第１項に記載した傾転機構（Ｂ）
   は、昇降機構（Ａ）の主フレーム（２５）を、架台（３
   ０）上一定の高さ位置に設置したブラケット（３２）に
   ピン（３３）で回転自在に取り付け、ブラケット台（３
   １）に取り付けた油圧ジャッキ（３５）の他端を主フレ
   ーム（２５）とピン（３８）で連結した構成である掘削
   排土装置。
4. （４）特許請求の範囲第１項に記載した送り機構（Ｃ）
   は、架台（３０）に所定の間隔で平行に設置したガイド
   レール（５０）、（５０）に沿って傾転機構（Ｂ）のブ
   ラケット台（３１）を往復移動自在に搭載し、前記ガイ
   ドレール（５０）、（５０）に沿って平行に設置したラ
   ック（５１）と噛み合うピニオン（５６）を、前記ブラ
   ケット台（３１）上に設置したモータ（５５）で回転駆
   動する構成である掘削排土装置。
5. （５）特許請求の範囲第１項に記載した架台（３０）は
   、移動用の車輪（４０）、（４１）及び前記車輪（４０
   ）、（４１）を浮上させて位置を固定するアウトリガー
   （４５）並びに駆動車（２）と連結するための舵取り機
   構（Ｅ）、連結器（４４）を具備している掘削排土装置
   。