JPS6113433B2 - - Google Patents

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JPS6113433B2
JPS6113433B2 JP51137605A JP13760576A JPS6113433B2 JP S6113433 B2 JPS6113433 B2 JP S6113433B2 JP 51137605 A JP51137605 A JP 51137605A JP 13760576 A JP13760576 A JP 13760576A JP S6113433 B2 JPS6113433 B2 JP S6113433B2
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JP
Japan
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image
signal
circuit
response
television
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JP51137605A
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JPS5361915A (en
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Shiro Sugimura
Shoichi Sakuta
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Hokuryo Denko Co Ltd
Original Assignee
Hokuryo Denko Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hokuryo Denko Co Ltd filed Critical Hokuryo Denko Co Ltd
Priority to JP13760576A priority Critical patent/JPS5361915A/ja
Publication of JPS5361915A publication Critical patent/JPS5361915A/ja
Publication of JPS6113433B2 publication Critical patent/JPS6113433B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、テレビジヨン画像適視距離注意装
置、詳しくは、テレビジヨン受像機の画像映出
中、画像面前方に超音波・電波などの波動エネル
ギーを送波して一定以上画像面に近接した視聴者
を検知し、その視聴者が近接位置にいる間、画像
映出を妨害して視聴者に注意を促し、適視距離か
らのテレビジヨン視聴を強制する装置に関するも
のである。 テレビジヨン画像を至近距離で視聴している
と、眼精疲労を起し、特に子供の場合には仮性近
視の原因となる。従来、テレビジヨンの近接視聴
を抑制しようとする試みとしては、テレビジヨン
受像機の前面に、『赤』『青』『緑』の如く互に加
え合せると白色になる複数個の光点を一定の間隔
を保つて配置し、該光点が白色化して認識される
距離を適視距離として指示する装置(特公昭37−
8128号参照)や、ランドルト環状視標を応用した
適視距離指示装置(実公昭37−28432号参照)が
提案されている。 しかしながら、上記従来の適視距離指示装置
は、いずれも視聴者の自制力に依存して適視距離
を確保しようとするものであつて、現に至近距離
で視聴している者に何らの強制を加えるものでな
いことから、自制力の未発達な子供の視聴者には
意味がなさず、テレビ仮性近視の予防効果は殆ん
ど期待できなかつた。 本発明は、従来適視距離指示装置に上記の如き
欠点があるのに鑑してなされたもので、超音波・
電波などの波動エネルギーを利用してテレビジヨ
ン画像面前方に物体進入感知区域を形成し、この
物体進入感知区域内に視聴者が進入した場合、前
記波動エネルギーが当該視聴者に当つて反射探知
信号として帰還してくるのをキヤツチして応動回
路を動作させ、これに応動する画像妨害手段を介
してテレビジヨン受像機の画像映出に障害を生ぜ
しめるところのテレビジヨン画像適視距離注意装
置を実現するものである。 次に、第1図および第3図に示すブロツク線図
に基いて、本発明の基本的構成を説明すれば、本
発明は、テレビジヨン受像機の画像映出中に当該
画像面前方に探知信号を送波して所要範囲の物体
進入感知区域を形成する発信手段1と;前記物体
進入感知区域内に進入した物体が反射する反射探
知信号を受波し、これを感知信号として出力する
受信手段2と;前記受信手段2が感知信号を出力
した時にのみ応動指令信号を断続して出力する応
動回路3と;この応動回路3からの断続的な応動
指令信号を入力した時、これに応動して前記テレ
ビジヨン受像機のアンテナ信号入力を断続的に
「入」・「切」して、その画像映出を妨害する画像
妨害手段4とを包含するテレビジヨン画像適視距
離注意装置(以下、「第1の発明」): 並びに、同テレビジヨン画像適視距離注意装置
において、前記受信手段2と応動回路3との間に
遅延回路5を介在させ、受信手段2が一定時間以
上断続して感知信号を出力した時にのみ応動回路
3が動作するようにしたことを特徴とするテレビ
ジヨン画像適視距離注意装置(以下、「第2発
明」)に係るものである。 しかして、本発明のテレビジヨン画像適視距離
注意装置を実施するに当つては、テレビジヨン受
像機に一体に組み込むことも可能であるが、テレ
ビジヨン受像機の附属品として別体にしてもよ
い。別体にした場合には、既設テレビジヨン受像
機の制御も可能となる。 本発明においては、発信手段1として、通常超
音波や電波を送波する送波器が用いられる。ここ
に用いる送波器は、ハートレ発振回路、コルピツ
発振回路、マルチバイブレーター発振回路等の如
き周知の発振回路を内蔵するものでよく、超音波
振動子や送信アンテナの如き送波体1aより超音
波や電波を探知信号として送波しテレビジヨン受
像機画像前方に物体進入感知区域を形成する。こ
の場合、物体進入感知区域の範囲は、テレビジヨ
ン視聴の最短適視距離を考慮して送波器(発信手
段1)の出力を設定することにより任意に定める
ことができる。もつとも、物体進入区域の範囲限
定は、後述の受信手段2の感度設定や反射探知信
号の感知時間設定によつても可能であり、必ずし
も発信手段1の出力設定のみによらなければなら
ないわけではない。即ち、ここにいう『所要範囲
の物体進入感知区域』とは、能動的な発信手段1
と受動的な受信手段2との相対関係によつて規定
される空間的広がりのことである。尚、発信手段
1として超音波送波器を用いる場合には、好まし
くは、検出関係・通信関係に通常使用される18〜
60kHzの空中超音波を発信させるものとし、また
発信手段1として電波送波器を用いる場合には、
電波法による法的周波数割当が行われていない周
波数帯域の電波を発信させるのが好ましい。 受信手段2としては、上記発信手段1が送波す
る探知信号に対応する超音波や電波の受波器が用
いられる。この受信手段2としての受波器は、超
音波や電波を受波する超音波振動子・受信アンテ
ナよりなる受波体2aと、この受波体2aの出力
に同調する同調回路および増幅回路等で構成され
る。上記の物体進入感知区域の範囲は、受信手段
2の感度設定によつても限定することができ、こ
の場合には、受信手段2における受波体2aの出
力信号を減衰させるアツテネーター又は同調回路
若しくは増幅回路の能動素子の動作点を可変する
可変抵抗器を用いる。また、同物体進入感知区域
の範囲限定は、反射探知信号の感知時間設定によ
つても行うことができ、この場合には、探知信号
の近距離反射に適合するように、受信手段2の増
幅度を予め定められた時間関数に従つて変化させ
る周知の時間的感度制御回路を用いる。 応動回路3としては、周知のスイツチング回路
が用いられ、上記受信手段2よりの感知信号が入
力した時にのみ動作して応動指令信号を出力す
る。この応動回路3は、現実的には後出の画像妨
害手段4の具体的内容に応じて、必要な回路部品
が採択され統合されることにより構成される。 画像妨害手段4としては、例えば、テレビジ
ヨン受像機のアンテナ信号入力回路にリレーを設
置して、上記応動回路3から応動指令信号が送ら
れてきた時にアンテナ信号の入力をリレー接点出
遮断する手段、実公昭51−16187号に示される
テレビチヤンネル用ビート発振器を応動回路3に
接続して応動回路3が応動指令信号を出力した時
ビート信号を発生させてテレビジヨン受像機の画
像映出を妨害する手段、テレビジヨン受像機の
陰極線管のグリツト制御回路にリレー又は半導体
素子を設置して上記応動回路3から応動指令信号
が送られてきた時グリツドに印可される制御信号
の入力を該リレー接点又は半導体素子で遮断する
手段、液晶板の如き電流を通すことによつて、
光の透過を妨げる装置をテレビジヨン受像機のブ
ラウン管の前面に取り付けて上記応動回路3から
応動指令信号が送られた時応動して画像を見えな
くする手段等々の多種多様の画像妨害手段を採用
することができる。本発明者の数多くの実験・試
作結果によればの手段が、構成上、コスト面か
ら有利である。しかし、サービスエリア地域(送
信地点から受信地点までの電界強度がVHF・
54dB以上、UHF・70dB以上の地域)の如き強電
界地域においては、放送電波がテレビジヨン受像
機に直接混入し易く、このため、の手段を採つ
て、単にアンテナ信号入力を遮断しても所期の画
像妨害を起し得ないことがある。本発明者はかか
る事実に鑑み、更に研究を重ねた結果、の手段
を改良し、上記応動回路3を応動指令信号を断続
して出力させるように構成するとともに(例え
ば、無安定マルチバイブレーターの如き発振回路
を含ませる)、該応動回路から送られてくる応動
指令信号によつてテレビジヨン受像期のアンテナ
信号入力を断続的に「入」・「切」する手段を画像
妨害手段4として採ることとしたである。この手
段は、より具体的には、テレビジヨン受像機のア
ンテナ信号入力回路にリレーを設け、このリレー
の接点を応動回路から送られてくる断続する応動
指令信号よつて断続的に「入」・「切」させるもの
である。アンテナ信号入力回路を断続的に
「入」・「切」させるとテレビジヨン受像機のアン
テナ入力端子においては、レベルの異なつた放送
電波が微間隔で交互に連続して入力するため該受
像機内におけるAGC回路のAGC電圧が瞬時変化
し、ブラウン管による画像映出に強度の「チラツ
キ」が生じて画像妨害を起こすのであり、この画
像妨害の効果は強電界地域の内外を問わずに差別
なく一様に生ずるのである。 ところで、テレビジヨン視聴時においては、チ
ヤンネル切換、音量調整等の理由でしばしば画像
面近くに接近しなければならないことがある。こ
のような場合、画像映出に障害を発生させる必要
はなく、却つて画像映出が行われていないと番組
確認が行えないので不便である。そこで、このよ
うな具体的要求に応ずる手段として、本発明にお
いては受信手段2と応動回路3との間に遅延回路
5を設置する。ここに用いる遅延回路5として
は、例えば、電源の周波数を加算して計時するカ
ウンター回路や、受信手段2の出力波形を積分し
て計時する積分回路が用いられ、その遅延時間は
チヤンネル調整などに通常必要とする時間、例え
ば20秒前後に設定しておくとよい。 次に、本発明の実施例を示した第2図および第
4図に基いて、本発明テレビジヨン画像適視距離
注意装置の具体的構成を、その動作時の状態並び
に作用・効果とともに、更に詳細に説明する。
尚、第2図は第1の発明を示す回路図、第4図は
第2の発明を示す回路図である。 まず、第2図に示す第1の発明について説明す
る。 第2図において発信手段1は、超音波送波器と
して具体化されている。即ち、ここでは発信手段
1としての超音波送波器は、トランジスタQ1
同調トランスL1の1次捲線とコンデンサC1とよ
りなる超音波周波数領域の発振回路と、前記トラ
ンジスタQ1のベース固定バイアス抵抗である抵
抗R1と、前記発振回路の出力で励振される送信
体1aとしての送信用超音波振動素子Tとで構成
されている。ちなみに、前記発振回路の発振周波
は、
【式】の一般式に準拠して18 〜60kHzに設定しておくものとし、この発振回路
に給電が行われると、これが超音波周波を発振
し、同調トランスL1の2次捲線に発振電圧が誘
起され、送信用超音波振動子Tが励振してテレビ
ジヨン受像機(図示せず)の前面に超音波を探知
信号とする物体進入感知区域が形成される。 そこで、物体進入感知区域内に物体(視聴者)
が進入していない状態についていえば、受信手段
2においては、反射探知信号、即ち反射超音波を
受信体2aとしての受信用超音波振動素子Rによ
つて受波しない。したがつて、トランジスタQ2
のベースには入力がなく、トランジスタQ2とコ
ンデンサC4と同調トランスL2で構成する単同調
増幅回路にも入力がない。尚、抵抗R2はトラン
ジスタQ2のベースバイアス抵抗である。 従つて、同調トランスL2の二次捲線より出力
される超音波電気信号も発生せず、更にトランジ
スタQ3のベースに入力されない。トランジスタ
Q3のコレクタからの増幅された超音波電気信号
も出力されず検波トランスL3の二次側の捲線に
は何ら信号の発生はなく、従つてダイオードD1
により整流されコンデンサC6により積分される
ことがなく直流分レベルに変換される感知信号
『0』Vである。即ち、受信手段2は物体進入区
域に物体が存在しないときは感知信号を出力しな
い。 次に、応動回路3は、抵抗R21とトランジスタ
Q21とにより構成されており、トランジスタQ21
のベースに於いて上記感知信号が『0』Vである
ためトランジスタQ21は『不導通』となり、該ト
ランジスタQ21のコレクタからは応動指令信号が
出力されない。 次に、画像妨害手段4は、アンテナによつて受
信されるテレビジヨン信号を入力する端子4a,
4bとテレビジヨン受像機のアンテナ入力端子に
接続する端子4c,4dの間にテレビ信号を切り
変える常時閉接点Ry21-1,Ry21-2を有するリレー
Ry21によつて構成されており、上記応動回路3
の応動指令信号が入力しないため、上記Ry21
作動することはなく、従つてリレーの常時閉接点
Ry21-1,Ry21-2は『閉』の状態であり、アンテナ
によつて受信されたテレビジヨン信号はそのまま
テレビジヨン受像機のアンテナ端子へ入力され何
らテレビジヨン信号に障害を与えるものではな
く、つまり画像障害を発生しない。 以上のように物体進入感知区域に物体がない場
合はテレビジヨン受像機が受像する画面には注意
を与えるべく何ら画像障害を発生しないものであ
る。 次に、上記物体進入感知区域に物体が進入して
きた状態について述べると、上記受信手段2は送
信用超音波振動素子Tにより送波された探知信号
である超音波が進入した物体に反射し反射探知信
号として受信用超音波振動素子Rが感知し、受信
用超音波振動素子Rにより出力される超音波電気
信号は、上記単同調増幅回路のトランジスタQ2
のベースに入力する。すると、同調トランスL2
の二次捲線からは前記電気信号が増幅して出力さ
れ、これがトランジスタQ3のベースに入力され
て、そのコレクタから更に増幅された超音波電気
信号が出力され、検波トランスL3の一次捲線側
に入力される。そして、該検波トランスL3の二
次側の捲線に超音波電気信号が出力され、この出
力された電気信号がダイオードD1により整流さ
れ、ついでコンデンサC6により平滑化され直流
分レベルに変換され、感知信号として出力され
る。即ち、受信手段2は、物体進入区域に物体が
存在するときは感知信号を出力する。 次に、応動回路3はトランジスタQ21のベース
に於いて上記感知信号が入力されるためトランジ
スタQ21はR21を介し、バイアス電流が供給されて
『導通』となり、該トランジスタQ21のコレクタ
より応動指令信号を出力して次段の画像妨害手段
4に伝える。 次に、画像妨害手段4は上記応動回路3の『導
通』の応動指令信号を入力して上記リレーRy21
を作動する。従つて、リレーの常時閉接点
Ry21-1,Ry21-2は『開』の状態になり、アンテナ
により受信されたテレビジヨン信号はテレビジヨ
ン受像機のアンテナ端子へ入力されずテレビジヨ
ン信号に障害を与え画像障害を発生させるのであ
る。 次に、第4図に示す第2の発明について説明す
る。 第4図の回路図においても、発信手段1および
受信手段2については全く同一の構成が採られて
いる。そこで、物体進入感知区域に物体が進入し
ていない状態について述べると、受信手段2は送
信用超音波振動素子Tより送波された超音波が物
体進入感知区域の物体がないために該物体から反
射される超音波、即ち反射探知信号はなく、従つ
て受信体2aの受信用超音波振動素子Rには反応
せず、トランジスタQ2のベースには受信用超音
波振動素子Rより出力される超音波電気信号の入
力はなく、トランジスタQ2とコンデンサC4と同
調トランスL2で構成される単同調増幅回路にも
入力はない。従つて、同調トランスL2の二次捲
線より、超音波電気信号が出力されず、必然的に
トランジスタQ3にもバイアス電流が供給され
ず、トランジスタQ3、コンデンサC5、検波トラ
ンスL3の構成による増幅回路も作動しない。よ
つて、検波トランスL3の二次捲線側には、超音
波電気信号による誘起電圧が生じないため更にダ
イオードD1、コンデンサC6で構成される積分回
路にも検波トランスL3で誘起される超音波電気
信号の発生がないために、コンデンサC6には充
電がなされず、それゆえ、ダイオードD1のカソ
ードからは超音波電気信号を直流分変換した感知
信号も『0』V、即ち出力されないことになる。 次に、遅延回路5について述べると、前記受信
手段2から感知信号が出力されない時には、トラ
ンジスタQ31は抵抗R31を通しバイアス電流が供給
されないため不導通となり、他方抵抗R32を通し
トランジスタQ32はバイアス電流が供給されて導
通となる。従つて、コンデンサC31の電荷はトラ
ンジスタQ32を通し放電され、コンデンサC31の充
電電圧は『0』Vとなるため、ツエナー電位より
低くツエナーダイオードD31は『不導通』とな
り、トランジスタQ33はバイアス電流が供給され
ず『不導通』となつて次段のトランジスタQ34
ベースには抵抗R34を介してバイアス電流が供給
され、トランジスタQ34は『導通』となり、この
状態では遅延感知信号(遅延回路を経由した感知
信号をいう)を出力しない。 次に、応動回路3を説明する。 応動回路3は、トランジスタQ35,Q36、コン
デンサC32,C33、ダイオードD32、抵抗R36
R37,R38,R39により構成されるところの無安定
マルチバイブレーター回路と、抵抗R40、トラン
ジスタQ37により構成されるスイツチング回路よ
りなり前記遅延回路5の遅延感知信号がない時に
は無安定マルチバイブレーター回路の一方のトラ
ンジスタつまりトランジスタQ36のベースはレベ
ル『0』となり、発振が停止されてしまい、トラ
ンジスタQ36のコレクタ抵抗R39と抵抗R40を介し
て、トランジスタQ37のベースにバイアス電流が
給電されトランジスタQ37は『導通』となる。こ
の状態においては、トランジスタQ37のコレクタ
ーが『導通』であるため応動指令信号を出力しな
いことになる。 画像障害発生手段4は、アンテナによつて受信
されるテレビジヨン信号を入力する端子4a,4
bとテレビジヨン受像機のアンテナ端子に接続す
る端子4c,4dの間にテレビジヨン信号を切り
替える常時開接点Ry31-1、常時閉接点Ry31-2を有
するリレーRy31によつて構成されており、上記
応動回路3の応動指令信号を入力しない時には、
リレーRy31は作動した状態を継続する。即ち、
リレーRy31が作動した状態では、リレーRy31
常時開接点Ry31-1は『閉』となり、従つてテレビ
アンテナに受信されたテレビジヨン信号は遮断さ
れることなくテレビジヨン受像機のアンテナ端子
に伝えられリレーRy31の常時閉接点Ry31-2
『開』であり何らテレビジヨン信号に障害を与え
るものではなく、つまり画像障害を与えないもの
である。 以上のように、物体進入感知区域に物体が進入
しない場合はテレビジヨン受像機が受像する画面
には注意を与えるべく何ら画像障害が発生しない
のである。 ついで、物体進入感知区域に物体が進入した場
合について述べると、この場合には、受信手段2
は前述の第1発明におけるのと同様の反応動作を
して、コンデンサC6より平滑化され直流分レベ
ルに変換された感知信号を出力する。 このようにして受信手段2のコンデンサC5
り出力された感知信号は、抵抗R31を通じ遅延回
路5に入力される。かくして、感知信号は、抵抗
R31を通しトランジスタQ31のベースに入力しバイ
アス電流を供給するためトランジスタQ31が導通
状態となり、他方トランジスタQ31のコレクタに
接続されるところのトランジスタQ32のベースに
はバイアス電流が供給されないためトランジスタ
Q32は不導通状態となり、コンデンサC31は抵抗
R33を通じ充電される(コンデンサC31は感知信号
が入力している間は継続して充電が行なわれ
る)。コンデンサC31に充電が継続して行なわれて
ツエナダイオードD31のツエナ電位に達すると、
ツエナダイオードD31を介しトランジスタQ33のベ
ースに給電が行なわれ、トランジスタQ33は導通
状態となり、トランジスタQ34のベース電流が断
たれるためにトランジスタQ34は『不導通』とな
り、該トランジスタQ34のコレクタからは不導通
の信号つまり電源電圧に相当する遅延感知信号が
出力される。尚、遅延される遅延時間は、R33
C31の定数によつて設定するものであり、チヤン
ネル切換等の所要時間の関係から20秒位に設定し
ておく。このようにして出力された遅延感知信号
は、応動回路3に入力する。上記遅延出力信号を
入力するとまずダイオードD32を介してトランジ
スタQ36のベースに加えられるが、遅延感知信号
が電源電圧レベル相当であるため、トランジスタ
Q36のベースは拘束されずトランジスタQ35及び
トランジスタQ36は交互にスイツチングを繰り返
して発振を開始し、上記遅延感知信号の入力が継
続する限り発振を続ける。上記トランジスタQ36
のコレクタからは、抵抗R40を介しトランジスタ
Q37のベースにバイアス電流が供給され、トラン
ジスタQ36が『導通』・『不導通』を繰り返す毎に
トランジスタQ37も『不導通』・『導通』を繰り返
し該トランジスタQ37のコレクタより『不導
通』・『導通』の応動指令信号を出力する。この
『導通』・『不導通』の時間幅は抵抗R36〜R39の抵
抗値およびコンデンサC32,C33の容量により任意
に設定することができ、本発明者の実験では0.5
秒の時間幅が図面の『チラツキ』を発生させるう
えに有効であることが確認されている。 応動回路3のトランジスタQ37のコレクタより
出力された応動指令信号は、かくして画像妨害手
段4に入力する。即ち、前記応動回路3からの応
動指令信号によつて、Ry31は『動作』・『不動
作』を繰り返し行う。つまり、リレーRy31の常
時開接点Ry31-1が『開』のとき常時閉接点Ry31-2
は『閉』となり、常時開接点Ry31-1が『閉』のと
き閉接点は『開』となる如く、リレーRy31の動
作にともなつて『開』・『閉』を繰り返す。即ち、
テレビジヨン信号は常時開接点Ry31-1によつて伝
達されるアンテナより受信された通常の信号レベ
ルと常時閉接点Ry31-2によつて発生される接地さ
れた低い信号レベルとに繰り返し切りかえられテ
レビジヨン受像機に入力される。テレビジヨン受
像機においては信号レベルの急激な変動が行なわ
れるために安定した画像の映出が損なわれ視聴者
に注意を与えるものである。 本発明は、具体的には概ね上記のように構成さ
れ、上記の如き動作を通じてテレビジヨン画像面
に物体(視聴者)が異常接近した時、画像映出を
妨害するように作用して注意を促すものである
が、特に第2の発明におけるように遅延回路5を
受信手段2と応動回路3との間に介在した場合に
は、テレビジヨン受像機のチヤンネル切換・ボリ
ユーム調整・色彩調整などのために一時的に物体
進入感知区域内に進入する必要があるときに画像
を乱さず、また外部の雑音なども遮断できるので
有用である。遅延回路5を介在しない場合であつ
ても、一時的に物体進入感知区域内に入る必要が
あるときは、本装置の電源を切れば画像を乱すこ
とがない。 また、応動回路3に応動指令信号を断続して出
力する無安定マルチバイブレーターの如き発振回
路を含ませ、リレー接点によりテレビジヨン入力
信号を断続的に『入』・『切』するという手段は、
サービスエリア地域(送信地点から受信地点まで
の電界強度がVHF・54dB以上、UHF・70dB以上
の地域)の如き強電界地域において極めて有効で
ある。何故なら、強電界の地域においては、放送
電波がテレビジヨン受像機に直接混入し易く、従
つて単にアンテナ信号入力回路を遮断しただけで
は所期の画像障害を起し得ないことがあるからで
ある。ところが、アンテナ信号入力回路を断続的
に『入』・『切』すると、テレビジヨン受像機のア
ンテナ入力端子においては、レベルの異つた放送
電波が微間隔で交互に連続して入力するため、同
受像機内におけるAGC回路(図示せず)のAGC
電圧が瞬時変化し、ブラウン管による画像映出に
強度の『チラツキ』が生じることになるのであ
る。尚、上記の実施例における画像妨害手段4で
は、リレー接点によつてアンテナ信号の入力を断
続的に『入』・『切』する機構についてのみ述べて
いるが、同様の効果はフイルター又は半導体素子
(例えば、PINダイオード、トランジスタ等)に
よつても得ることができる。 以上説明したように、本発明テレビジヨン画像
適視距離注意装置は、視聴者が最短適視距離を越
えてテレビジヨン画像面に近接すると、テレビジ
ヨン受像機の画像映出に自動的に障害が発出して
視聴が不能となり、視聴者に適視距離まで後退す
ることを強制する。したがつて、本発明は、自制
力が未発達な子供の近接視聴抑制に極めて有効で
あり、テレビジヨン視聴に基因する仮性近視、そ
の他の眼機能低下の予防に大いに役立つものであ
る。 尚、本発明は、前述の実施例に限定されるもの
ではなく、『特許請求の範囲』第1項および第4
項に記載された技術的概念の範囲内で種々の変形
例を含むことはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明の実施例を示すもので、第1図
は第1の発明を表わすブロツク線図、第2図は同
発明の一具体例を表わす回路図、第3図は第2の
発明を表わすブロツク線図、第4図は同発明の一
具体例を表わす回路図である。 1……発信手段、2……受信手段、3……応動
回路、4……画像妨害手段、5……遅延回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 テレビジヨン受像機の画像映出中に当該画像
    面前方に探知信号を送波して所要範囲の物体進入
    感知区域を形成する発信手段1と;前記物体進入
    感知区域内に進入した物体が反射する反射探知信
    号を受波し、これを感知信号として出力する受信
    手段2と; 前記受信手段2が感知信号を出力した時にのみ
    応動指令信号を断続して出力する応動回路3と; この応動回路3からの断続的な応動指令信号を
    入力した時、これに応動して前記テレビジヨン受
    像機のアンテナ信号入力を断続的に「入」・「切」
    して、その画像映出を妨害する画像妨害手段4と
    を包含することを特徴としたテレビジヨン画像適
    視距離注意装置。 2 画像妨害手段4が、アンテナ信号入力回路に
    設けられたリレー接点である請求項1記載の、テ
    レビジヨン画像適視距離注意装置。 3 テレビジヨン受像機の画像映出中に当該画像
    面前方に探知信号を送波して所要範囲の物体進入
    感知区域を形成する発信手段1と;前記物体進入
    感知区域内に進入した物体が反射する反射探知信
    号を受波し、これを感知信号として出力する受信
    手段2と;前記受信手段2が感知信号を出力した
    時にのみ応動指令信号を断続して出力する応動回
    路3と;この応動回路3からの断続的な応動指令
    信号を入力した時、これに応動して前記テレビジ
    ヨン受像機のアンテナ信号入力を断続的に
    「入」・「切」して、その画像映出を妨害する画像
    妨害手段4とを包含するテレビジヨン画像適視距
    離注意装置において:前記受信手段2と応動回路
    3との間に遅延回路5を介在させ、受信手段2が
    一定時間以上断続して感知信号を出力した時にの
    み応動回路3が動作するようにしたことを特徴と
    するテレビジヨン画像適視距離注意装置。 4 画像妨害手段4が、アンテナ信号入力回路に
    設けられたリレー接点である請求項3記載の、テ
    レビジヨン画像適視距離注意装置。
JP13760576A 1976-11-15 1976-11-15 Device for noting optimum viewing distance of tv picture Granted JPS5361915A (en)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS601082U (ja) * 1982-12-20 1985-01-07 王 明聖 テレビ観賞安全装置

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JPS4918483U (ja) * 1972-05-18 1974-02-16

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